JPH0336762B2 - - Google Patents
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- JPH0336762B2 JPH0336762B2 JP9233485A JP9233485A JPH0336762B2 JP H0336762 B2 JPH0336762 B2 JP H0336762B2 JP 9233485 A JP9233485 A JP 9233485A JP 9233485 A JP9233485 A JP 9233485A JP H0336762 B2 JPH0336762 B2 JP H0336762B2
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Landscapes
- Silicon Compounds (AREA)
Description
<産業上の利用分野>
本発明は、耐摩耗性と共に摩擦性を高めるため
にゴム、樹脂などに添加され、しかも靭性にも悪
影響を与えない添加物として好適な球状シリカ粉
末の製造方法に関する。 <従来技術と問題点> ゴム、樹脂などにシリカ粉末を添加すると耐摩
耗性が大幅に向上することが知られており、広く
利用されている。一般にこのような添加物として
は比表面積30m2/g以上の微細粉が使用されてい
る。ところが耐摩耗性の他に高摩耗性即ち摩擦力
が大きい性質を賦与する場合はむしろ比較的粒度
が粗く、平均粒径1.0〜100μのシリカ粉末が用い
られる。次にシリカの形状としては球形が好まし
い。これは球形のほうが樹脂に含有されやすく、
含有量を多くできるからである。特にエポキシ樹
脂に含有させてLSIの封止剤として用いる場合に
はシリカの含有量が大きくしかもシリカの純度が
高いことが必要である。更にシリカ粉末には空孔
が無いことも求められる。空孔が存在すると空孔
中のガスが樹脂等に悪影響を与えるおそれがあ
る。 シリカ粉末を得るには一般に天然の珪石を粉砕
する方法と、人工的にシリカ粉末を合成する方法
とがある。ところが天然の珪石を粉砕してシリカ
粉末を得る方法は粒度を揃えることが難しく、ま
た形状も不規則であり、SiOの純度も低い。一
方、人工的にシリカ粉末を合成する方法には
()ケイ酸塩と酸の中和反応によつて生ずる沈
澱を用いる方法、()四塩化ケイ素と水蒸気と
を気相で反応させる方法、等がある。ところがこ
のような合成方法によつて得られるシリカ粉末は
高純度の粉末が得られるものの比表面積は30m2/
g以上であり、靭性や摩擦性を高める為に添加さ
れるものとしては粒度が微細に過ぎる。このため
従来は上記合成方法によつて得られた微細なシリ
カ粉末を1000℃以上の高温で焼成したものや、一
旦溶融したシリカ塊等を必要とする粒度まで粉砕
して所定のシリカ粉末を得ている。しかしこの方
法によつて得られるシリカ粉末は粉砕して粒度を
揃えるため形状が不規則であり、かつ粒度分布も
広い。このためこのシリカ粉末をゴム、樹脂に添
加すると靭性に著しい悪影響を及ぼすという問題
がある。 <発明の構成> 本発明は、微細なシリカ粉末を溶媒に分散させ
て噴霧乾燥することによりシリカ粉末を個々に適
度な粒度に凝集させ、これを所定温度にて焼成し
好適な粒度の球状シリカとすることにより上記従
来技術の問題を解消している。即ち、本発明によ
れば、シリカ粉末を水または有機溶媒に分散させ
た後、このスラリーを噴霧乾燥し、800〜1200℃
の温度範囲で焼成することを特徴とする球状シリ
カの製造方法が提供される。 本発明においては、まずシリカ粉末を水または
有機溶媒に分散する。この分散媒としては、水の
他、アルコール類、ケトン類等の有機溶媒のうち
適度な沸点を有するものを使用できる。またこれ
らの分散媒に低温で分解、揮発するような可溶性
の樹脂を少量添加してもよい。この樹脂は結合剤
として役立ち焼成時間を短くする効果がある。分
散手段は特に制限されない。例えば撹拌している
分散媒中にシリカ粉末をそのまま徐々に添加して
もよい。尚、ボールミル、サンドグライダー等を
用いれば短時間で高濃度のスラリーを得ることが
できる。 原料として用いるシリカ粉末は比表面積30m2/
g以上が好ましい。この粒度より粗いと分散媒に
分散し難くなる。 スラリーの濃度は特に限定されないが分散媒に
対してシリカ粉末を5〜30重量%とすると良い。
スラリーの濃度は造粒粉ひいては焼成後の粉末粒
度に影響するので、得ようとする粉末の粒径によ
つて定めれば良い。尚、濃度が高過ぎると粘度が
高くなりすぎ噴霧できない。一方、濃度が低すぎ
ると多量のスラリーを用いる必要があり製造効率
が悪くなる。 次に、このスラリーを噴霧乾燥する。用いる噴
霧乾燥機は、二流体ノズルを用いる型式、遠心噴
霧の型式などいずれのものでも構わない。上記ス
ラリーは噴霧されることにより適度な大きさの粒
子に凝集して造粒される。 噴霧乾燥された粉末はサイクロン等で捕集し、
その後焼成する。焼成温度は800〜1200℃である。
800℃より低いと造粒粒子内における焼結速度が
小さいため、如何に長時間焼成しても空孔の残存
する粉末しか得られない。一方焼成温度が1200℃
を越えると造粒粉どうしでの焼成が起こり始める
ので粉末が必要以上に粗大化し、かつ粒度も不均
一になる。焼成時間は原料となるシリカ粉末の粒
度や焼成温度によつて異なるが、通常3〜20時間
程度焼成すれば空孔のない球状のシリカ粉末を得
ることができる。 <発明の効果> 本発明の方法で製造されるシリカ粉末は平均粒
径が1.0〜100μであり、耐摩耗性と共に摩擦性を
高めるためにゴム、樹脂などに添加される添加物
として好適である。さらに本発明で得られるシリ
カ粉末は球状であり、粒度も均一であるためゴ
ム、樹脂に添加しても靭性に悪影響を及ぼすこと
も無い。即ち、本発明のシリカ粉末は粒子が均一
な球形を有しているため樹脂等に分散させた場合
に均一な分散状態となる。従つて不定形のシリカ
と比較すると同量を樹脂に添加した場合、靭性の
低下が少なく、従来の不定形シリカに比べてより
多量のシリカを添加できるので樹脂等の対摩耗
性、高摩擦性をより一層向上できる。 <実施例> 第1表に示すシリカ粉末50gを分散媒に分散さ
せて所定濃度のスラリーを調製した。次いでこの
スラリーを直径0.4mmの孔を持つ二流体ノズルよ
り約5c.c./分の速度で噴霧した。同時に噴霧乾燥
機での入口温度が200℃の空気を0.5m3/分の割合
で流入し、噴霧された凝集粒子の分散媒を蒸発さ
せて、造粒粉を形成した。この造粒粉をサイクロ
ンで回収し、その後表中に示す雰囲気、温度およ
び時間で焼成した。 原料として使用したシリカ粉末の比表面積、分
散媒の種類、分散濃度、焼成時間および得られた
シリカ粉末の性状を第1表に纒めて示す。 第1表から明らかなように本発明の方法によつ
て得られたシリカ粉末はいずれも平均粒径が8〜
46μ、比表面積0.35〜0.09m3/gであり、摩擦性
を高めるために好適な粒度を有していることが判
る。更にこのシリカ粉末の形状はいずれも球形な
いし略球形であり、粒度分布も均一に揃つてお
り、ゴム、樹脂の靭性にも悪影響のないものであ
る。 <比較例> 第2表に示す比表面積のシリカ粉末を用い、第
2表に示す所定の温度および時間で焼成した。得
られたシリカ粉末の性状を第2表に纒めて示す。 第2表から明らかなように、原料のシリカ粉末
が3.25m2/gの比表面積のものは得られるシリカ
粉末に多数の空孔が存在する。また焼成温度が
1250℃、750℃のものも空孔が顕著にみとめられ、
しかもその一部は形状も不定である。
にゴム、樹脂などに添加され、しかも靭性にも悪
影響を与えない添加物として好適な球状シリカ粉
末の製造方法に関する。 <従来技術と問題点> ゴム、樹脂などにシリカ粉末を添加すると耐摩
耗性が大幅に向上することが知られており、広く
利用されている。一般にこのような添加物として
は比表面積30m2/g以上の微細粉が使用されてい
る。ところが耐摩耗性の他に高摩耗性即ち摩擦力
が大きい性質を賦与する場合はむしろ比較的粒度
が粗く、平均粒径1.0〜100μのシリカ粉末が用い
られる。次にシリカの形状としては球形が好まし
い。これは球形のほうが樹脂に含有されやすく、
含有量を多くできるからである。特にエポキシ樹
脂に含有させてLSIの封止剤として用いる場合に
はシリカの含有量が大きくしかもシリカの純度が
高いことが必要である。更にシリカ粉末には空孔
が無いことも求められる。空孔が存在すると空孔
中のガスが樹脂等に悪影響を与えるおそれがあ
る。 シリカ粉末を得るには一般に天然の珪石を粉砕
する方法と、人工的にシリカ粉末を合成する方法
とがある。ところが天然の珪石を粉砕してシリカ
粉末を得る方法は粒度を揃えることが難しく、ま
た形状も不規則であり、SiOの純度も低い。一
方、人工的にシリカ粉末を合成する方法には
()ケイ酸塩と酸の中和反応によつて生ずる沈
澱を用いる方法、()四塩化ケイ素と水蒸気と
を気相で反応させる方法、等がある。ところがこ
のような合成方法によつて得られるシリカ粉末は
高純度の粉末が得られるものの比表面積は30m2/
g以上であり、靭性や摩擦性を高める為に添加さ
れるものとしては粒度が微細に過ぎる。このため
従来は上記合成方法によつて得られた微細なシリ
カ粉末を1000℃以上の高温で焼成したものや、一
旦溶融したシリカ塊等を必要とする粒度まで粉砕
して所定のシリカ粉末を得ている。しかしこの方
法によつて得られるシリカ粉末は粉砕して粒度を
揃えるため形状が不規則であり、かつ粒度分布も
広い。このためこのシリカ粉末をゴム、樹脂に添
加すると靭性に著しい悪影響を及ぼすという問題
がある。 <発明の構成> 本発明は、微細なシリカ粉末を溶媒に分散させ
て噴霧乾燥することによりシリカ粉末を個々に適
度な粒度に凝集させ、これを所定温度にて焼成し
好適な粒度の球状シリカとすることにより上記従
来技術の問題を解消している。即ち、本発明によ
れば、シリカ粉末を水または有機溶媒に分散させ
た後、このスラリーを噴霧乾燥し、800〜1200℃
の温度範囲で焼成することを特徴とする球状シリ
カの製造方法が提供される。 本発明においては、まずシリカ粉末を水または
有機溶媒に分散する。この分散媒としては、水の
他、アルコール類、ケトン類等の有機溶媒のうち
適度な沸点を有するものを使用できる。またこれ
らの分散媒に低温で分解、揮発するような可溶性
の樹脂を少量添加してもよい。この樹脂は結合剤
として役立ち焼成時間を短くする効果がある。分
散手段は特に制限されない。例えば撹拌している
分散媒中にシリカ粉末をそのまま徐々に添加して
もよい。尚、ボールミル、サンドグライダー等を
用いれば短時間で高濃度のスラリーを得ることが
できる。 原料として用いるシリカ粉末は比表面積30m2/
g以上が好ましい。この粒度より粗いと分散媒に
分散し難くなる。 スラリーの濃度は特に限定されないが分散媒に
対してシリカ粉末を5〜30重量%とすると良い。
スラリーの濃度は造粒粉ひいては焼成後の粉末粒
度に影響するので、得ようとする粉末の粒径によ
つて定めれば良い。尚、濃度が高過ぎると粘度が
高くなりすぎ噴霧できない。一方、濃度が低すぎ
ると多量のスラリーを用いる必要があり製造効率
が悪くなる。 次に、このスラリーを噴霧乾燥する。用いる噴
霧乾燥機は、二流体ノズルを用いる型式、遠心噴
霧の型式などいずれのものでも構わない。上記ス
ラリーは噴霧されることにより適度な大きさの粒
子に凝集して造粒される。 噴霧乾燥された粉末はサイクロン等で捕集し、
その後焼成する。焼成温度は800〜1200℃である。
800℃より低いと造粒粒子内における焼結速度が
小さいため、如何に長時間焼成しても空孔の残存
する粉末しか得られない。一方焼成温度が1200℃
を越えると造粒粉どうしでの焼成が起こり始める
ので粉末が必要以上に粗大化し、かつ粒度も不均
一になる。焼成時間は原料となるシリカ粉末の粒
度や焼成温度によつて異なるが、通常3〜20時間
程度焼成すれば空孔のない球状のシリカ粉末を得
ることができる。 <発明の効果> 本発明の方法で製造されるシリカ粉末は平均粒
径が1.0〜100μであり、耐摩耗性と共に摩擦性を
高めるためにゴム、樹脂などに添加される添加物
として好適である。さらに本発明で得られるシリ
カ粉末は球状であり、粒度も均一であるためゴ
ム、樹脂に添加しても靭性に悪影響を及ぼすこと
も無い。即ち、本発明のシリカ粉末は粒子が均一
な球形を有しているため樹脂等に分散させた場合
に均一な分散状態となる。従つて不定形のシリカ
と比較すると同量を樹脂に添加した場合、靭性の
低下が少なく、従来の不定形シリカに比べてより
多量のシリカを添加できるので樹脂等の対摩耗
性、高摩擦性をより一層向上できる。 <実施例> 第1表に示すシリカ粉末50gを分散媒に分散さ
せて所定濃度のスラリーを調製した。次いでこの
スラリーを直径0.4mmの孔を持つ二流体ノズルよ
り約5c.c./分の速度で噴霧した。同時に噴霧乾燥
機での入口温度が200℃の空気を0.5m3/分の割合
で流入し、噴霧された凝集粒子の分散媒を蒸発さ
せて、造粒粉を形成した。この造粒粉をサイクロ
ンで回収し、その後表中に示す雰囲気、温度およ
び時間で焼成した。 原料として使用したシリカ粉末の比表面積、分
散媒の種類、分散濃度、焼成時間および得られた
シリカ粉末の性状を第1表に纒めて示す。 第1表から明らかなように本発明の方法によつ
て得られたシリカ粉末はいずれも平均粒径が8〜
46μ、比表面積0.35〜0.09m3/gであり、摩擦性
を高めるために好適な粒度を有していることが判
る。更にこのシリカ粉末の形状はいずれも球形な
いし略球形であり、粒度分布も均一に揃つてお
り、ゴム、樹脂の靭性にも悪影響のないものであ
る。 <比較例> 第2表に示す比表面積のシリカ粉末を用い、第
2表に示す所定の温度および時間で焼成した。得
られたシリカ粉末の性状を第2表に纒めて示す。 第2表から明らかなように、原料のシリカ粉末
が3.25m2/gの比表面積のものは得られるシリカ
粉末に多数の空孔が存在する。また焼成温度が
1250℃、750℃のものも空孔が顕著にみとめられ、
しかもその一部は形状も不定である。
【表】
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 シリカ粉末を水または有機溶媒に分散させた
後、このスラリーを噴霧乾燥し、800〜1200℃の
温度範囲で焼成することを特徴とする球状シリカ
粉末の製造方法。 2 特許請求の範囲第1項の製造方法であつて、
水または有機溶媒に分散するシリカ粉末の比表面
積が30m2/g以上である方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9233485A JPS61251509A (ja) | 1985-05-01 | 1985-05-01 | 球状シリカ粉末の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9233485A JPS61251509A (ja) | 1985-05-01 | 1985-05-01 | 球状シリカ粉末の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61251509A JPS61251509A (ja) | 1986-11-08 |
| JPH0336762B2 true JPH0336762B2 (ja) | 1991-06-03 |
Family
ID=14051492
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9233485A Granted JPS61251509A (ja) | 1985-05-01 | 1985-05-01 | 球状シリカ粉末の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS61251509A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2545282B2 (ja) * | 1989-04-17 | 1996-10-16 | 日東化学工業株式会社 | 球状シリカ粒子の製造方法 |
-
1985
- 1985-05-01 JP JP9233485A patent/JPS61251509A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61251509A (ja) | 1986-11-08 |
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