JPH0337706B2 - - Google Patents
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- JPH0337706B2 JPH0337706B2 JP58183161A JP18316183A JPH0337706B2 JP H0337706 B2 JPH0337706 B2 JP H0337706B2 JP 58183161 A JP58183161 A JP 58183161A JP 18316183 A JP18316183 A JP 18316183A JP H0337706 B2 JPH0337706 B2 JP H0337706B2
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- Japan
- Prior art keywords
- hap
- chromatography
- reaction
- water
- specific surface
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01J—CHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
- B01J20/00—Solid sorbent compositions or filter aid compositions; Sorbents for chromatography; Processes for preparing, regenerating or reactivating thereof
- B01J20/02—Solid sorbent compositions or filter aid compositions; Sorbents for chromatography; Processes for preparing, regenerating or reactivating thereof comprising inorganic material
- B01J20/04—Solid sorbent compositions or filter aid compositions; Sorbents for chromatography; Processes for preparing, regenerating or reactivating thereof comprising inorganic material comprising compounds of alkali metals, alkaline earth metals or magnesium
- B01J20/048—Solid sorbent compositions or filter aid compositions; Sorbents for chromatography; Processes for preparing, regenerating or reactivating thereof comprising inorganic material comprising compounds of alkali metals, alkaline earth metals or magnesium containing phosphorus, e.g. phosphates, apatites, hydroxyapatites
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Inorganic Chemistry (AREA)
- Analytical Chemistry (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Solid-Sorbent Or Filter-Aiding Compositions (AREA)
- Peptides Or Proteins (AREA)
Description
本発明はクロマトグラフイー用ヒドロキシアパ
タイトに関するものである。 ヒドロキシアパタイト(以下、ヒドロキシアパ
タイトをHApと略記する)は、一般にCa10
(PO4)6(OH)2で表わされる化合物で、骨や歯の
無機質と組成が近似していることから、近年バイ
オセラミツクス用の材料として注目されている。 さらには、アルコールの脱水等に用いられる触
媒、蛍光体材料、無機イオン交換体及びHApの
もつ生体親和性の良さを利用して、タンパク質、
核酸、酸素、ウイルス等の高分子物質の分離を目
的としたクロマトグラフイー用の充填剤としての
用途が有望視されている。 この中で、クロマトグラフイー用の充填剤とし
てのHApの利用は、近年の遺伝子交換技術等の
生化学分野の発達に伴つて増加する趨勢にある。 従来のクロマトグラフイー用HApは、A.
Tise/Iius,et.al.,により発表された、水溶性
のカルシウム塩と水溶性のリン酸塩を反応させる
湿式合成法(Arch.Biochem.Biophys.,65=,
132(1956))をもとに適宜改良を加えた方法で製
造されたものが一般的である。これらは現在のと
ころ、クロマトグラフイー用としての性能がすぐ
れているといわれているものであつて、つぎのよ
うな物性を示すのが通常である。 Ca/P比 1.4〜1.55 X線回折 回折ピークが弱い。 比表面積 60〜120m2/g 粒 形 薄板状結晶 しかし、このようなHApを製造する従来の方法
は、試料の調整、PH管理、撹拌状態、温度管理等
の反応及びその後の後処理等に非常に煩雑な操作
を必要とする。 しかも、この方法の再現性は乏しく、HApを
合成することさえ非常に困難であることも事実で
ある。さらには、この方法を工業的にスケールア
ツプすると、フラスコ実験と比較してその再現性
が著しく乏しくなり、工業的実施には不向きな方
法である。 その上、得られた前記物性のHApは、リン酸
ナトリウム緩衝液中で冷所保存しなければ、その
物性を維持できない。 以上のように物性のすぐれたクロマトグラフイ
ー用のHApは従来公知の方法では定量的に合成
することが困難であり、製造上の難点から高価な
ものとなつている。そのため、HApは生体高分
子用充填剤として、すぐれた吸着性が知られてい
るにも拘らず、他の生体高分子用充填剤と比較し
て使用頻度が極度に少なく、限られた分野で使用
されているのが実情である。 本発明者等は、クロマトグラフイー用として品
位のすぐれたHApについて鋭意検討した結果、
従来知られているHApとは全く異なる、すなわ
ち、X線回折的に結晶性にすぐれ、比表面積が15
m2/g以下という小さな値を示すにも拘らず、ク
ロマトグラフイー用としてすぐれた性能を持つた
HApを見出し、本発明に到つた。 すなわち、本発明はクロマトグラフイー用ヒド
ロキシアパタイトであつて比表面積が15m2/g以
下で、六角柱状結晶集合体であることを特徴とす
るものであり、本発明のHApは、通常のオープ
ンカラムや高速液体クロマトグラフ用の充填剤と
して使用可能なものである。本発明のHApの諸
物性はつぎのようである。 Ca/P比 1.30〜1.90 X線回折 回折ピークが強い。 比表面積 5〜15m2/g 粒 形 六角柱状結晶集合体 本発明のHApは、上記のように良好な結晶性
を示し、また比表面積も小さい。その上、物性の
経時変化が少ない。このような特性は従来のクロ
マトグラフイー用HApがX線回折では回折ピー
クが弱く、また比表面積も60m2/g以上で薄板状
結晶であるものとは異なる。 従来のクロマトグラフイー用HApは比表面積
が大きいほど、その吸着量も大きいという点を利
用したものである。したがつて、従来はクロマト
グラフイー用HApは、その比表面積が60m2/g
以上大きなものが賞用されてきた。比表面積の小
さなHApは吸着量および回収率が比表面積の大
きいものと比較して、大きく低下するということ
が知られている(M.Spencer,etol,J.
Chromatog.,166,423〜434(1978))。 しかしながら、本発明のHApは、比表面積が
5〜15m2/gと従来の常識からはクロマトグラフ
イー用充填剤としては不向きと考えられるにもか
かわらず、すぐれた性能を示すものである。 本発明のクロマトグラフイー用HApはリン酸
および/またはそのカルシウム塩とカルシウム化
合物を有機溶媒を含む反応媒体中で反応させる方
法により得ることができる。 この方法において原料として使用されるリン酸
および/またはそのカルシウム塩としては
H3PO4,HPO3,H4P2O7,P2O5,Ca
(H2PO4)2・H2O,CaHPO4,CaHPO4・2H2O,
Ca3(PO4)2等が、またカルシウム化合物としては
CaCl2,CaO,Ca(OH)2,Ca(NO3)2,CaCO3,
Ca(COO)2等が好適である。しかしながら、これ
らの化合物は、使用可能な原料の一例であつて、
これらに限定する必要はない。また使用する原料
の純度が高い程純度が高い製品が得易く、クロマ
トグラフイー用の充填剤として好ましいが、特に
限定する趣旨のものではない。 これらの原料化合物は反応時のカルシウムとリ
ンとの比がCa/Pの原子比で1.3〜1.9、好ましく
は1.45〜1.75の範囲となるように2種以上の化合
物を使用する。 反応に使用する有機溶媒は、例えば、ベンゼ
ン、トルエン、キシレン、ペンタン、オクタン、
デカン、各種石油ナフサや工業ガソリン等の芳香
族及び脂肪族炭化水素類、iso−ブタノール、n
−アミルアルコール等のアルコール類、エチルエ
ーテル、エチルブチルエーテルや各種セロソルブ
類、カルビトール類等のエーテル類、メチルエチ
ルケトン、メチルイソブチルケトン等のケトン類
が挙げられる。このような有機溶媒を、反応条
件、目的に応じ適宜選択して使用する。 有機溶媒の使用量は、その種類、反応時の原料
の種類、反応時の撹拌条件などによりそれぞれ適
正値が異なるが、いずれの条件においてもスラリ
ー濃度として50%以下となる量を添加することが
望ましい。 反応を実施するには、リン酸および/またはそ
のカルシウム塩とカルシウム化合物とを所望の
Ca/P比に予め反応槽内に仕込み、適度の水を
添加しスラリー化する。次に有機溶媒を加え加熱
還流する。還流時間としては約2時間もあれば十
分である。なお加熱還流時間及び反応槽への有機
溶媒を含む原料の仕込順序は通常上記の通り実施
されるが必ずしもこれに限定する必要はない。 加熱終了後は生成したHApが析出しスラリー
状となつているのでこれを分離すればよい。分離
方法は通常実施される別のみによる方法と、水
を有機溶媒と共に蒸発させた後にHApを別す
る方法が適用できる。特に後者では留出した水と
有機溶媒に相当する容量の有機溶媒を加えながら
反応を行い、この操作により反応系内の水分が実
質上除去された後有機溶媒とHApを別により
分離する方法である。 この方法によれば比較的低温度で、単純な操作
により短時間で再現性良く、またスケールアツプ
に対する再現性も充分であり、クロマトグラフイ
ー用としてその物性がすぐれた粉末のHApを得
る事ができる。 既述の様に従来のクロマトグラフイー用HAp
の製造方法が再現性に乏しく、煩雑な操作を必要
するのに対し、前記の方法では有機溶媒を共存さ
せ、低温で反応を行い、得られた結晶を別、乾
燥する方法であるので、製造装置も簡素でかつ安
価なものですみ、単純な操作ですぐれた物性をも
つた粉末のHApが得られ、工業的に大きな価値
がある。 以下、本発明を実施例および参考例により詳し
く説明する。 実施例 1 リン酸水素カルシウム・2水塩(CaHPO4・
2H2O)103.2g、水酸化カルシウム(Ca(OH)2)
29.6g、水100g、n−ヘキサン350gを1のフ
ラスコに仕込み、撹拌しながら昇温させ還流温度
(63℃)以下で約2時間加熱した後、反応系内の
水分とn−ヘキサンを蒸発させ留出したn−ヘキ
サンと水に相当する容量のn−ヘキサンを系内に
加えながら反応を行つた。反応が進行するに従つ
て内温が上昇し、内温が68℃を越えた時点で加熱
を中止して、冷却後生成物を溶媒より別し、こ
れを乾燥して白色の粉末を得た。この粉末のX線
回折図を第1図に示す。 第1図より明らかなように回折角度2θ=31.7、
32.2、32.8に主ピークを有し、ASTMカード9−
432に記載のHApの特性回折ピークと一致した。
粒形は球状もしくはそれに類似した形状を示し、
微細な六角柱状結晶の集合したものである。また
物性分析結果を第2表に示す。 実施例 2〜4 リン酸1カルシウム・1水塩、無水リン酸2カ
ルシウム、リン酸2カルシウム・2水塩、水酸化
カルシウム、炭酸カルシウム、水、有機溶媒を第
1表に示した条件で仕込み、第1表以外の条件に
ついては、実施例1と同様な操作によりHApを
得た。その物性を第2表に示す。 実施例 5 実施例1を50倍スケールアツプしてその再現性
を確認した。 リン酸水素カルシウム・2水塩5.16Kg、水酸化
カルシウム1.48Kg、水5Kg、n−ヘキサン17.5Kg
を50のステンレス製反応槽へ仕込み、以下は実
施例1と同様の操作で反応を行つた。 その結果第2表に示す物性を与え、クロマトグ
ラフイー用充填剤としても良い性能を示した。 比較例 従来法によるHAp合成法(A.Tiselius,et.al
の方法Arch.Biochem.Biophys.,65,132
(1956))。 3のフラスコへ0.5mol/のCaCl2水溶液1
と0.5mol/のNa2HPO4水溶液1を毎分
120滴の割合で同時に滴下し、撹拌棒でゆつくり
と撹拌しながら反応を行つた。滴下終了後、上澄
みをデカンテーシヨンにより除去し、残留した沈
殿物を4回、各々2の蒸溜水で洗浄した。次に
この沈殿物に2の蒸溜水を入れ、さらに40重量
%のNaOHを50ml加えた後1時間煮沸した。冷
却後再びデカンテーシヨンにより上澄み液を除
き、再度2の蒸溜水で4回洗浄した。次にPH
6.8の0.01mol/リン酸ナトリウム緩衝液を2
加え沸騰する直前まで加熱した。この操作を2度
繰返すが、沸騰時間は各々5分と15分にした。次
にPH6.8の0.001mol/のリン酸ナトリウム緩衝
液を2加え2度沸騰(15分間)させた。 この様にして得られたHApはPH6.8の
0.001mol/のリン酸ナトリウム緩衝液に入れ、
冷蔵庫中にて保存した。 その結果第2表に示す物性のHApを得た。 実施例 6 実施例1,5および比較例で得られたHApを
用い、以下に示すカラムクロマトの操作手順に従
つて牛血清アルブミンの分離を行つた。
タイトに関するものである。 ヒドロキシアパタイト(以下、ヒドロキシアパ
タイトをHApと略記する)は、一般にCa10
(PO4)6(OH)2で表わされる化合物で、骨や歯の
無機質と組成が近似していることから、近年バイ
オセラミツクス用の材料として注目されている。 さらには、アルコールの脱水等に用いられる触
媒、蛍光体材料、無機イオン交換体及びHApの
もつ生体親和性の良さを利用して、タンパク質、
核酸、酸素、ウイルス等の高分子物質の分離を目
的としたクロマトグラフイー用の充填剤としての
用途が有望視されている。 この中で、クロマトグラフイー用の充填剤とし
てのHApの利用は、近年の遺伝子交換技術等の
生化学分野の発達に伴つて増加する趨勢にある。 従来のクロマトグラフイー用HApは、A.
Tise/Iius,et.al.,により発表された、水溶性
のカルシウム塩と水溶性のリン酸塩を反応させる
湿式合成法(Arch.Biochem.Biophys.,65=,
132(1956))をもとに適宜改良を加えた方法で製
造されたものが一般的である。これらは現在のと
ころ、クロマトグラフイー用としての性能がすぐ
れているといわれているものであつて、つぎのよ
うな物性を示すのが通常である。 Ca/P比 1.4〜1.55 X線回折 回折ピークが弱い。 比表面積 60〜120m2/g 粒 形 薄板状結晶 しかし、このようなHApを製造する従来の方法
は、試料の調整、PH管理、撹拌状態、温度管理等
の反応及びその後の後処理等に非常に煩雑な操作
を必要とする。 しかも、この方法の再現性は乏しく、HApを
合成することさえ非常に困難であることも事実で
ある。さらには、この方法を工業的にスケールア
ツプすると、フラスコ実験と比較してその再現性
が著しく乏しくなり、工業的実施には不向きな方
法である。 その上、得られた前記物性のHApは、リン酸
ナトリウム緩衝液中で冷所保存しなければ、その
物性を維持できない。 以上のように物性のすぐれたクロマトグラフイ
ー用のHApは従来公知の方法では定量的に合成
することが困難であり、製造上の難点から高価な
ものとなつている。そのため、HApは生体高分
子用充填剤として、すぐれた吸着性が知られてい
るにも拘らず、他の生体高分子用充填剤と比較し
て使用頻度が極度に少なく、限られた分野で使用
されているのが実情である。 本発明者等は、クロマトグラフイー用として品
位のすぐれたHApについて鋭意検討した結果、
従来知られているHApとは全く異なる、すなわ
ち、X線回折的に結晶性にすぐれ、比表面積が15
m2/g以下という小さな値を示すにも拘らず、ク
ロマトグラフイー用としてすぐれた性能を持つた
HApを見出し、本発明に到つた。 すなわち、本発明はクロマトグラフイー用ヒド
ロキシアパタイトであつて比表面積が15m2/g以
下で、六角柱状結晶集合体であることを特徴とす
るものであり、本発明のHApは、通常のオープ
ンカラムや高速液体クロマトグラフ用の充填剤と
して使用可能なものである。本発明のHApの諸
物性はつぎのようである。 Ca/P比 1.30〜1.90 X線回折 回折ピークが強い。 比表面積 5〜15m2/g 粒 形 六角柱状結晶集合体 本発明のHApは、上記のように良好な結晶性
を示し、また比表面積も小さい。その上、物性の
経時変化が少ない。このような特性は従来のクロ
マトグラフイー用HApがX線回折では回折ピー
クが弱く、また比表面積も60m2/g以上で薄板状
結晶であるものとは異なる。 従来のクロマトグラフイー用HApは比表面積
が大きいほど、その吸着量も大きいという点を利
用したものである。したがつて、従来はクロマト
グラフイー用HApは、その比表面積が60m2/g
以上大きなものが賞用されてきた。比表面積の小
さなHApは吸着量および回収率が比表面積の大
きいものと比較して、大きく低下するということ
が知られている(M.Spencer,etol,J.
Chromatog.,166,423〜434(1978))。 しかしながら、本発明のHApは、比表面積が
5〜15m2/gと従来の常識からはクロマトグラフ
イー用充填剤としては不向きと考えられるにもか
かわらず、すぐれた性能を示すものである。 本発明のクロマトグラフイー用HApはリン酸
および/またはそのカルシウム塩とカルシウム化
合物を有機溶媒を含む反応媒体中で反応させる方
法により得ることができる。 この方法において原料として使用されるリン酸
および/またはそのカルシウム塩としては
H3PO4,HPO3,H4P2O7,P2O5,Ca
(H2PO4)2・H2O,CaHPO4,CaHPO4・2H2O,
Ca3(PO4)2等が、またカルシウム化合物としては
CaCl2,CaO,Ca(OH)2,Ca(NO3)2,CaCO3,
Ca(COO)2等が好適である。しかしながら、これ
らの化合物は、使用可能な原料の一例であつて、
これらに限定する必要はない。また使用する原料
の純度が高い程純度が高い製品が得易く、クロマ
トグラフイー用の充填剤として好ましいが、特に
限定する趣旨のものではない。 これらの原料化合物は反応時のカルシウムとリ
ンとの比がCa/Pの原子比で1.3〜1.9、好ましく
は1.45〜1.75の範囲となるように2種以上の化合
物を使用する。 反応に使用する有機溶媒は、例えば、ベンゼ
ン、トルエン、キシレン、ペンタン、オクタン、
デカン、各種石油ナフサや工業ガソリン等の芳香
族及び脂肪族炭化水素類、iso−ブタノール、n
−アミルアルコール等のアルコール類、エチルエ
ーテル、エチルブチルエーテルや各種セロソルブ
類、カルビトール類等のエーテル類、メチルエチ
ルケトン、メチルイソブチルケトン等のケトン類
が挙げられる。このような有機溶媒を、反応条
件、目的に応じ適宜選択して使用する。 有機溶媒の使用量は、その種類、反応時の原料
の種類、反応時の撹拌条件などによりそれぞれ適
正値が異なるが、いずれの条件においてもスラリ
ー濃度として50%以下となる量を添加することが
望ましい。 反応を実施するには、リン酸および/またはそ
のカルシウム塩とカルシウム化合物とを所望の
Ca/P比に予め反応槽内に仕込み、適度の水を
添加しスラリー化する。次に有機溶媒を加え加熱
還流する。還流時間としては約2時間もあれば十
分である。なお加熱還流時間及び反応槽への有機
溶媒を含む原料の仕込順序は通常上記の通り実施
されるが必ずしもこれに限定する必要はない。 加熱終了後は生成したHApが析出しスラリー
状となつているのでこれを分離すればよい。分離
方法は通常実施される別のみによる方法と、水
を有機溶媒と共に蒸発させた後にHApを別す
る方法が適用できる。特に後者では留出した水と
有機溶媒に相当する容量の有機溶媒を加えながら
反応を行い、この操作により反応系内の水分が実
質上除去された後有機溶媒とHApを別により
分離する方法である。 この方法によれば比較的低温度で、単純な操作
により短時間で再現性良く、またスケールアツプ
に対する再現性も充分であり、クロマトグラフイ
ー用としてその物性がすぐれた粉末のHApを得
る事ができる。 既述の様に従来のクロマトグラフイー用HAp
の製造方法が再現性に乏しく、煩雑な操作を必要
するのに対し、前記の方法では有機溶媒を共存さ
せ、低温で反応を行い、得られた結晶を別、乾
燥する方法であるので、製造装置も簡素でかつ安
価なものですみ、単純な操作ですぐれた物性をも
つた粉末のHApが得られ、工業的に大きな価値
がある。 以下、本発明を実施例および参考例により詳し
く説明する。 実施例 1 リン酸水素カルシウム・2水塩(CaHPO4・
2H2O)103.2g、水酸化カルシウム(Ca(OH)2)
29.6g、水100g、n−ヘキサン350gを1のフ
ラスコに仕込み、撹拌しながら昇温させ還流温度
(63℃)以下で約2時間加熱した後、反応系内の
水分とn−ヘキサンを蒸発させ留出したn−ヘキ
サンと水に相当する容量のn−ヘキサンを系内に
加えながら反応を行つた。反応が進行するに従つ
て内温が上昇し、内温が68℃を越えた時点で加熱
を中止して、冷却後生成物を溶媒より別し、こ
れを乾燥して白色の粉末を得た。この粉末のX線
回折図を第1図に示す。 第1図より明らかなように回折角度2θ=31.7、
32.2、32.8に主ピークを有し、ASTMカード9−
432に記載のHApの特性回折ピークと一致した。
粒形は球状もしくはそれに類似した形状を示し、
微細な六角柱状結晶の集合したものである。また
物性分析結果を第2表に示す。 実施例 2〜4 リン酸1カルシウム・1水塩、無水リン酸2カ
ルシウム、リン酸2カルシウム・2水塩、水酸化
カルシウム、炭酸カルシウム、水、有機溶媒を第
1表に示した条件で仕込み、第1表以外の条件に
ついては、実施例1と同様な操作によりHApを
得た。その物性を第2表に示す。 実施例 5 実施例1を50倍スケールアツプしてその再現性
を確認した。 リン酸水素カルシウム・2水塩5.16Kg、水酸化
カルシウム1.48Kg、水5Kg、n−ヘキサン17.5Kg
を50のステンレス製反応槽へ仕込み、以下は実
施例1と同様の操作で反応を行つた。 その結果第2表に示す物性を与え、クロマトグ
ラフイー用充填剤としても良い性能を示した。 比較例 従来法によるHAp合成法(A.Tiselius,et.al
の方法Arch.Biochem.Biophys.,65,132
(1956))。 3のフラスコへ0.5mol/のCaCl2水溶液1
と0.5mol/のNa2HPO4水溶液1を毎分
120滴の割合で同時に滴下し、撹拌棒でゆつくり
と撹拌しながら反応を行つた。滴下終了後、上澄
みをデカンテーシヨンにより除去し、残留した沈
殿物を4回、各々2の蒸溜水で洗浄した。次に
この沈殿物に2の蒸溜水を入れ、さらに40重量
%のNaOHを50ml加えた後1時間煮沸した。冷
却後再びデカンテーシヨンにより上澄み液を除
き、再度2の蒸溜水で4回洗浄した。次にPH
6.8の0.01mol/リン酸ナトリウム緩衝液を2
加え沸騰する直前まで加熱した。この操作を2度
繰返すが、沸騰時間は各々5分と15分にした。次
にPH6.8の0.001mol/のリン酸ナトリウム緩衝
液を2加え2度沸騰(15分間)させた。 この様にして得られたHApはPH6.8の
0.001mol/のリン酸ナトリウム緩衝液に入れ、
冷蔵庫中にて保存した。 その結果第2表に示す物性のHApを得た。 実施例 6 実施例1,5および比較例で得られたHApを
用い、以下に示すカラムクロマトの操作手順に従
つて牛血清アルブミンの分離を行つた。
【表】
【表】
HAp10gを500mlのビーカーにとり、イオン交
換水(これより水と略する)を静かに加え、ゆつ
くり撹拌する。10分静置後デカンテーシヨンす
る。この操作を上澄みが清澄になる迄繰りかえ
す。その後1cm〓のクロマト用のガラスカラムに
懸濁したHApを重層する(高さ10〜12cm)。その
後カラムの洗浄を水で行い同時に流速の測定を行
う(約10ml/hrになる様に充填する)。次に1重
量%になる様水に溶かした牛血清アルブミンを1
mlHApカラムに吸着させる。この時の操作はす
べて室温で行う。次に吸着させた牛血清アルブミ
ンを分離する為リン酸ナトリウム緩衝液(PH6.8)
で展開を行なう。溶出液は重量分画型のフラクシ
ヨンコレクターで収集する(1試験管あたり2.5
gの溶出液)。得られた溶出液の吸光度は紫外部
280nmで測定した。これより得られた結果を図
3〜5に示す。第3図、第4図から本発明の
HApはすぐれた分解能を示し、吸脱着にすぐれ
るのに対し、比較例の従来法に従つて合成した
HApは第5図から回収率が劣ることが明らかで
ある。 実施例 7 内径8mm、長さ10cmの高速液体クロマトグラフ
イー用カラム実施例1により得られたHApを5
Kg/cm2の圧で充填し、充填終了後高速液体クロマ
トグラフ装置にこのカラムを装置した。このカラ
ムの分離能の評価は、参考例1と同様に牛血清ア
ルブミンの分離により行つた。 溶出液はリン酸ナトリウム緩衝液(PH6.8)を
用い、流速は1ml/minになる様に圧力を1.5
Kg/cm2に調整した。得られた溶出液の吸光度は紫
外部280nmで測定した。これより得られたクロマ
トグラムを第6図に示す。これから本発明の
HApは高速液体クロマトグラフイーに対しても
優れた分解能を示すことが明らかである。
換水(これより水と略する)を静かに加え、ゆつ
くり撹拌する。10分静置後デカンテーシヨンす
る。この操作を上澄みが清澄になる迄繰りかえ
す。その後1cm〓のクロマト用のガラスカラムに
懸濁したHApを重層する(高さ10〜12cm)。その
後カラムの洗浄を水で行い同時に流速の測定を行
う(約10ml/hrになる様に充填する)。次に1重
量%になる様水に溶かした牛血清アルブミンを1
mlHApカラムに吸着させる。この時の操作はす
べて室温で行う。次に吸着させた牛血清アルブミ
ンを分離する為リン酸ナトリウム緩衝液(PH6.8)
で展開を行なう。溶出液は重量分画型のフラクシ
ヨンコレクターで収集する(1試験管あたり2.5
gの溶出液)。得られた溶出液の吸光度は紫外部
280nmで測定した。これより得られた結果を図
3〜5に示す。第3図、第4図から本発明の
HApはすぐれた分解能を示し、吸脱着にすぐれ
るのに対し、比較例の従来法に従つて合成した
HApは第5図から回収率が劣ることが明らかで
ある。 実施例 7 内径8mm、長さ10cmの高速液体クロマトグラフ
イー用カラム実施例1により得られたHApを5
Kg/cm2の圧で充填し、充填終了後高速液体クロマ
トグラフ装置にこのカラムを装置した。このカラ
ムの分離能の評価は、参考例1と同様に牛血清ア
ルブミンの分離により行つた。 溶出液はリン酸ナトリウム緩衝液(PH6.8)を
用い、流速は1ml/minになる様に圧力を1.5
Kg/cm2に調整した。得られた溶出液の吸光度は紫
外部280nmで測定した。これより得られたクロマ
トグラムを第6図に示す。これから本発明の
HApは高速液体クロマトグラフイーに対しても
優れた分解能を示すことが明らかである。
第1図および第2図は実施例1および比較例に
よつて得られたHApのX線回折図をそれぞれ示
すものである。第3図は実施例1に従つて得られ
たHApにより実施例6の操作法に従つて牛血清
のクロマトグラフイー分離を行つた結果を示すグ
ラフである。第4図は実施例5に従つて得られた
HApにより実施例6の操作法に従つて牛血清の
クロマトグラフイー分離を行つた結果を示すグラ
フである。第5図は比較例に従つて得られた
HApにより実施例6の操作法に従つて牛血清の
クロマトグラフイー分離を行つた結果を示すグラ
フである。第6図は参考例2により得られた牛血
清アルブミンの分離クロマトグラムである。
よつて得られたHApのX線回折図をそれぞれ示
すものである。第3図は実施例1に従つて得られ
たHApにより実施例6の操作法に従つて牛血清
のクロマトグラフイー分離を行つた結果を示すグ
ラフである。第4図は実施例5に従つて得られた
HApにより実施例6の操作法に従つて牛血清の
クロマトグラフイー分離を行つた結果を示すグラ
フである。第5図は比較例に従つて得られた
HApにより実施例6の操作法に従つて牛血清の
クロマトグラフイー分離を行つた結果を示すグラ
フである。第6図は参考例2により得られた牛血
清アルブミンの分離クロマトグラムである。
Claims (1)
- 1 比表面積が5〜15m2/gの範囲であり、かつ
六角柱状結晶集合体であることを特徴とするクロ
マトグラフイー用ヒドロキシアパタイト。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58183161A JPS60143762A (ja) | 1983-10-03 | 1983-10-03 | クロマトグラフイ−用ヒドロキシアパタイト |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58183161A JPS60143762A (ja) | 1983-10-03 | 1983-10-03 | クロマトグラフイ−用ヒドロキシアパタイト |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60143762A JPS60143762A (ja) | 1985-07-30 |
| JPH0337706B2 true JPH0337706B2 (ja) | 1991-06-06 |
Family
ID=16130860
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP58183161A Granted JPS60143762A (ja) | 1983-10-03 | 1983-10-03 | クロマトグラフイ−用ヒドロキシアパタイト |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60143762A (ja) |
Families Citing this family (15)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| US5039408A (en) * | 1986-07-05 | 1991-08-13 | Asahi Kogaku Kogyo K.K. | Packing material for liquid chromatography |
| US5441635A (en) * | 1986-07-05 | 1995-08-15 | Asahi Kogaku Kogyo Kabushiki Kaisha | Packing material for liquid chromatography |
| JPH07104332B2 (ja) * | 1986-07-05 | 1995-11-13 | 旭光学工業株式会社 | カラム用充填剤 |
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| USRE35340E (en) * | 1986-07-05 | 1996-10-01 | Asahi Kogaku Kogyo K.K. | Packing material for liquid chromatography |
| US5129905A (en) * | 1988-04-20 | 1992-07-14 | Norian Corporation | Methods for in situ prepared calcium phosphate minerals |
| US5047031A (en) * | 1988-04-20 | 1991-09-10 | Norian Corporation | In situ calcium phosphate minerals method |
| JPH0743358B2 (ja) * | 1988-05-16 | 1995-05-15 | 三井東圧化学株式会社 | 液体クロマトグラフィー用充填材及びカラム |
| JPH0832551B2 (ja) * | 1989-06-24 | 1996-03-29 | 旭光学工業株式会社 | 多孔質リン酸カルシウム系化合物粒子及びその製造方法 |
| JPH04303766A (ja) * | 1991-03-30 | 1992-10-27 | Kobe Steel Ltd | 液体クロマトグラフィー用分離材の表面細孔形成法 |
| US5728463A (en) * | 1992-08-07 | 1998-03-17 | Kanto Kagaku Kabushiki Kaisha | Stationary phase material for chromatography |
| DE607459T1 (de) * | 1992-08-07 | 1995-04-20 | Kanto Kagaku | Material für chromatografische stationäre phase. |
| CN1035869C (zh) * | 1993-12-15 | 1997-09-17 | 中国科学院化工冶金研究所 | 均相沉淀制备球形羟基磷灰石的方法 |
| FR2885525B1 (fr) * | 2005-05-13 | 2009-09-18 | Urodelia Sa | Medicament notamment anti-cancereux, destine a des traitements par immunotherapie, en particulier autologue |
-
1983
- 1983-10-03 JP JP58183161A patent/JPS60143762A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60143762A (ja) | 1985-07-30 |
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