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JPH0337720B2 - - Google Patents
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JPH0337720B2 - - Google Patents

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JPH0337720B2
JPH0337720B2 JP57058370A JP5837082A JPH0337720B2 JP H0337720 B2 JPH0337720 B2 JP H0337720B2 JP 57058370 A JP57058370 A JP 57058370A JP 5837082 A JP5837082 A JP 5837082A JP H0337720 B2 JPH0337720 B2 JP H0337720B2
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signal
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bypass
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の分野〕 本発明は、原子炉で発生されるエネルギーから
電力を発生する電力供給装置に関する。特に本発
明は原子炉の誤つた(spurious)トリツプを阻止
する原子炉トリツプ装置に関する。
〔従来技術〕
具体的な概念での本発明の理解を容易にする意
図から、本明細書での説明は主として加圧水型原
子炉(PWR)により熱エネルギーが発生される
電力供給装置を対象とするが、しかしながら本発
明は、沸騰水型原子炉(BWR)、液体−金属冷
却およびガス冷却原子炉を含め他の型の原子炉に
も適用可能であり、したがつて、このような他の
型の原子炉への本発明もしくはその原理の適用も
本発明の範囲内に包摂されるものであることを述
べて置く。
本発明が対象とする電力供給装置は、原子炉に
加えて、原子炉により発生される熱エネルギーを
電気エネルギーに変換するための要素を備えてい
る。典型例としては、加圧水型原子炉の場合の主
たる要素は、加圧器、蒸気発生器、タービン、発
電機復水器およびそれらに関連した部分である。
原子炉およびこれらの要素から成る原子炉系統
は、動作中、それぞれが1つまたは2つ以上のパ
ラメータを有する副系統を具備している。このよ
うなパラメータとしては18またはそれ以上の数の
パラメータが挙げられよう。これらパラメータの
中で最も注目すべきパラメータは、中性子束、原
子炉によつて発生される出力、原子炉冷却材温
度、加圧器の水位および圧力、蒸気発生器の給水
レベルおよび蒸気の圧力、給水流量その他が挙げ
られる。また、スイツチが閉じているか開いてい
るかのようなスイツチの状態またはポンプが作動
しているか休止しているかのようなポンプの状態
等の絶対的(categorical)パラメータをも挙げ
ることができよう。これらパラメータは高い信頼
度で監視もしくはモニタすることが必要であり、
この目的から、各パラメータをモニタするために
複数個の同様のセンサが設けられている。各パラ
メータに1つ以上のセンサを使用すれば余分なも
のとなるが、この余分の使用は最適な信頼性を達
成する意図から慣用的に採用されている。各パラ
メータを監視もしくはモニタする同様のセンサの
集合を、本明細書ではセンサの群もしくは組と称
することにする。
一般に、1つの群にはn個のセンサがあると想
定してよい。或る1つのセンサの試験中とか保守
中とかあるいはまた該センサが動作不能になつた
場合には、該センサは使用から外される。このよ
うに使用から外されるセンサは、本明細書ではバ
イパスされるとか側路されると表現する。バイパ
スもしくは側路の場合には、関連のパラメータ即
ち関連の群の側路されていないセンサだけがこの
パラメータの監視に利用可能である。使用中のセ
ンサが異常パラメータを感知すると、制御棒が原
子炉の炉心内に完全に挿入されて、原子炉の中性
子束を充分に減少することにより原子炉が熱出力
を供給するのを阻止する。なお本発明の範囲内
で、制御棒を挿入することに加えてシム(shim)
を増大するかあるいはまたシムだけを充分に増大
することにより中性子束を減少するようにしても
よい。この動作は、本明細書では、原子炉をトリ
ツプするあるいはまた電力供給装置をトリツプす
ると称している。なお本明細書においては、回路
遮断器のトリツプもしくは引外しと言う表現も使
われているが、遮断器のトリツプもしくは引外し
を原子炉のトリツプを意味するものととられては
ならないことは言うまでもない。実際原子炉は、
同様のセンサからなる群のうちの1つのセンサが
異常パラメータを感知した場合にはトリツプされ
ない。その理由は、1つのセンサによる誤りの
(spurious)または過渡的な異常感知に対してト
リツプが行なわれるのは望ましくないからであ
る。このような誤つたもしくはスプリアスなトリ
ツプは非合理的なほどに運転停止時間を増大す
る。側路されていないセンサの数がmよりも大き
い場合にトリツプを行なうためには、一般に、1
つのセンサ群に属する少なくともm個の側路され
ていない同様のセンサによつて異常パラメータが
感知されなければならないとすることができよ
う。1つの群に属する側路されていないセンサの
数がmより小さいかまたは等しい場合に、トリツ
プを行なうためには異常パラメータは1だけ少な
い数の側路されていないセンサによつて感知され
なければならない。数mは定数であつてもあるい
はまた使用から外されるセンサの関数として変わ
る変数であつてもよい。
典型例として、1つの群内のセンサの個数nを
4としmを2とする。側路されていない同様のセ
ンサの数が2である場合には、唯1つのセンサに
よる異常パラメータの感知によりトリツプが発生
され、そして側路されていないセンサの数が1で
ある場合には、自動的にトリツプが行なわれる。
センサならびに該センサと協働してセンサが感
知する信号に応答する要素は、トリツプ論理チヤ
ンネルに群別化される。この群別は構造的な性質
のもとしてもよいし、あるいはまた混成した機能
を実行する実際の要素と関連しての機能的な性質
のものにしてもよい。同様のセンサの群と同数の
チヤンネル、即ち一般的にはn個のチヤンネルが
設けられる。通常、各チヤンネルはそれぞれ異な
つたパラメータを感知する同様でないセンサを1
つづつ有している。典型例として4つのチヤンネ
ルを設けることができる。
原子炉は回路遮断器を開成もしくは引外しする
ことによりトリツプ(緊急停止)される。パラメ
ータ毎のセンサの数の2倍の数の回路遮断器が設
けられる。即ち一般的に2n個の回路遮断器が設
けられる。遮断器のコンタクタ(接触器)は、原
子炉のトリツプのためには2m個のコンタクタを
開かねばならないように相互接続される。典型例
として、パラメータ毎の4つのセンサおよび4つ
のチヤンネルを設けることができる。したがつて
8つの遮断器が設けられ、そして遮断器は2つず
つ各チヤンネルによつて制御される。遮断器のコ
ンタクタ(接触器)は原子炉のトリツプを行なう
ためには4つのコンタクタが開成すなわち引外さ
れねばならないように接続される。1つの群に属
する1つのセンサが異常パラメータを感知した時
に生ずる作用は、本明細書では、原子炉の部分的
トリツプと称している。
本発明の理解を容易にする意図から、本発明の
以下の説明は、パラメータ毎に4つのセンサから
なる群が設けられ、したがつて4つのチヤンネル
が設けられ、そして原子炉のトリツプは「2アウ
ト・オブ・4構成」(“two out four
configuration”)で作動される装置に限定するこ
とにする。しかしながらパラメータ毎に4個以上
のセンサを含むセンサ群の使用ならびに上記の構
成とは異なつた原子炉トリツプ構成が本発明の範
囲内で可能であることは理解に難くない。
[従来技術の問題点] 1つの群に属するセンサのうちの1つが側路さ
れた場合には、この側路で原子炉の部分的トリツ
プ状態が生じないようにすることが必要である。
もしこのような部分的トリツプ状態が生ずると、
同じ群の別のセンサによる異常パラメータの感
知、即ち唯1つのセンサによる異常パラメータの
感知で原子炉がトリツプされてしまうからであ
る。
1つもしくは2つ以上のセンサが側路されてい
るにも拘わらず、原子炉の誤つたトリツプを惹起
することなく、感知および原子炉のトリツプの信
頼性を確保することが望ましい。
[該問題点に対する従来の解決手段とその問題
点] より一般的に述べると、原子炉電力供給システ
ムのパラメータの監視は、原子炉の停止時間を最
小限度にしつつ、原子力分野で要求される信頼性
をもつて行うのが望ましい。1つの側路から生ず
る部分的トリツプは、バイパスされたセンサを含
むチヤンネルに属する遮断器に並列に付加的な遮
断器を閉成することで阻止する構成が提案されて
いる。しかしながらこのような構成では8つの付
加もしくは補助遮断器が必要となり複雑になるば
かりか設備費およひ保守費が高くつく。
[発明の概要] 発明の目的 原子炉の電力供給装置におけるパラメータ・セ
ンサの側路が、原子炉の部分的トリツプと同じ作
用もしくは効果を有するのを、簡単な仕方でかつ
設備および保守費用を廉価にして阻止するのが望
ましい。また、複雑でなく低費用で設置でき、し
かも低費用で保守が可能であつて、1つのパラメ
ータ・センサの側路が原子炉の部分的トリツプと
いう効果を有するのを阻止するための手段を原子
炉電力供給装置に具備するのが望ましい。従つて
本発明の1つの目的は、従来の欠点を克服する目
的で、改良された原子炉トリツプ装置を提供する
ことにある。
発明の手段 上の目的から、1つのセンサの側路で、該セン
サのチヤンネル、即ち該センサを局部センサとし
て備えているチヤンネルにより制御される遮断器
の引外しまたは開成を阻止するようにした原子炉
電力供給装置が提案される。これは、バイパスも
しくは側路が生じた際に遮断器の引外しコイルの
制御部への実際の引外し信号の流れを遮断もしく
は阻止することにより達成される。典型例とし
て、遮断器の不足電圧リレーのコイルの制御部へ
の引外し信号を阻止することができる。具体的に
は、不足電圧リレーは、装置の正常運転もしくは
正常動作時には付勢された状態に維持される。こ
のリレーはトリツプ信号の印加で減勢される。或
るセンサが側路されると、このリレーを減勢する
信号が阻止される。なお不足電圧リレーならびに
その他のリレーは、このコイルを電流が流れてい
る場合に「付勢されている」と称することにす
る。また、リレーのコイルを通しての電流の流れ
の中断もしくは遮断またはリレーのコイルを通し
ての電流の流れの開始でのリレーの動作を、リレ
ーは「作動される」と称する。
発明の効果 この阻止機能には、付加的な回路遮断器を付加
することにより装置を複雑にする必要がないとい
う利点の他に、他の重要な利点をもたらす。即
ち、1つの群の1つのセンサおよび該1つのセン
サが含まれているチヤンネルと、同じ群に属する
他のセンサおび該他のセンサがそれぞれ含まれて
いる他のチヤンネルとの連動もしくは相互結合が
容易であるという利点である。従つて、側路され
たセンサの数に依存して、原子炉をトリツプする
のに要求される実際のトリツプの数を容易に制御
することができる。この機能によればまたエラー
検出が容易になる。
発明の作用 本発明の好ましい実施例によれば、異なつたセ
ンサ群の各群のセンサは、1つの群に属するただ
1つのセンサの側路もしくはバイパスで該センサ
を局部センサとして有するチヤンネルの遮断器の
部分的トリツプを阻止している間に同じ群の他の
センサの側路が生じた場合に、部分的トリツプを
発生するように連動もしくは相互結合されるので
ある。言い換えるならば、1つのセンサがその局
部チヤンネルにおいて側路されていて且つ同じ群
に属するセンサがもう1つだけ側路された場合、
これら2つのセンサの側路で、これらチヤンネル
の1つに含まれる回路遮断器を引外して、それに
より原子炉の部分的トリツプを発生するのであ
る。この部分的トリツプ自体は原子炉のトリツプ
を惹起するものではない。このようにして、遮断
器構成は、どれ程多くの側路もしくはバイパスが
試みられてもそれには関係なく、(単一の異常検
出に関して)「安全な」状態ち留まる。
上に述べた思想は計算機、典型的にはマイクロ
コンピユータまたはマイクロプロセツサによつて
実現される。各原子炉トリツプ機能(または密接
に関連のある機能の小さな群)は、パラメータ信
号入力を受けて、プロセス状態が原子炉トリツプ
を要求する場合に原子炉トリツプ・デマンドを発
生する計算ユニツトとして取り扱われる。既に述
べたように、それぞれが1対の原子炉トリツプ遮
断器を有する4つの余分な「チヤンネル」が設け
られる。従つて合計8つの遮断器は、任意2対の
遮断器の開成で原子炉のトリツプを行なうような
仕方で相互接続される。典型例として、原子炉の
トリツプは原子炉の制御棒駆動部を減勢して炉心
内に制御棒を挿入することにより達成される。引
外し遮断器段階におけるこの2アウト・オブ4
(2/4)採択論理(voting logic)に加えて、個々
のトリツプ機能の各々、例えば加圧器の高圧によ
る原子炉トリツプという機能には、それ自身のた
めの2/4採択論理(voting logic)が設けられ、
従つて、原子炉のトリツプを開始するためには同
じ機能のプロセス・センサ間に一致が要求され
る。
バイパス機能を実現する機能レベル2/4採択論
理を実行するトリツプ論理装置が設けられる。既
に述べたように、2/4の採択論理は、1つのバイ
パスが存在する場合に2/3に変換され、2つのバ
イプスがあれば1/2に変換される。原子炉は2つ
より多い数のバイパスもしくは側路でトリツプさ
れる。
2/4採択論理を実行するために、単一のプロセ
ツサ(またはマイクロプロセツサ)ベースのトリ
ツプ論理計算機サブシステムを備えたトリツプ論
理システムを制御装置が有するべきであることが
提起されてきた。2/4論理はこのシステムにより、
18またはそれ以上のパラメータの各々に対し次の
論理式に従つて実行される。
TRIP(トリツプ)=PARTIAL TRIP(部分的トリツ
プ)and (×)TRIP ENABLE(トリツプ可能化)or(+
)GLOBAL TRIP(包括的トリツプ) ここに、 PARTIAL TRIP=1つのチヤンネルにおけるトリツ
プ機能出力 TRIP ENABLE=他の3つの残りのチヤンネルから
の1/3の部分的トリツプ GLOBAL TIRP=他の3つのチヤンネルからの2/3の
部分的トリツプ である。
上式中、1/3は「3のうちの1つ(1in3)」と読
むべきであり、そして2/3は「3のうちの2つ
(2in3)」と読むべきである。バイパス論理を含む
ように拡張されたこれらの論理式は次の3つの段
階で実現される。
1 トリツプ論理計算機は分離されたデータ・リ
ンクにより他のチヤンネルからの部分的トリツ
プを受けて、トリツプ可能化信号および(また
は)包括的トリツプ信号を発生する。
2 トリツプ可能化信号と部分的トリツプ信号と
の論理積を論理モジユールによつて求める(各
パラメータ毎に1つの論理モジユールが設けら
れる)。
3 ステツプ2の結果または包括的トリツプを、
オア・ゲートを介してトリツプ母線に取り出
し、この母線を典型例として接地電位に引き下
げ、それにより遮断器バイパス制御部で原子炉
トリツプ遮断器の不足電圧リレーコイルを減勢
する。
単一のプロセツサを有するトリツプ論理システ
ムには、トリツプ論理計算機のこの単一のプロセ
ツサが故障した場合に、包括的トリツプならびに
全てのトリツプ可能化命令がこのプロセツサによ
つて発生されているために、当該チヤンネルにお
ける原子炉トリツプの発生が阻止されるという欠
点を有する。しかしながら、本発明を履行する上
で、単一故障基準の観点からこのことは重要では
ない。何故ならばトリツプ論理計算機は4つのチ
ヤンネルの各々に冗長計算機を有しており、原子
炉のトリツプを作動するには計算機のうちの2つ
の計算機しか必要とされないからである。しかし
ながら、プロセツサに用いられる印刷配線回路板
の寿命は100000時間より短いと推定されるので、
3.4×10-7のトリツプ故障確率という要件を満た
す信頼性の目標を達成するためには、システムに
用いられているトリツプ論理計算機の連続的試験
が必要となる。なおこの信頼性の目標もしくは信
頼度は、装置がこのような装置に通常要求される
信頼性を有することを確保するために設定したも
のである。
本発明の好ましい実施例においては、各チヤン
ネルを制御するために双対プロセツサ・トリツプ
論理計算機システムが設けられる。1つのプロセ
ツサは包括的トリツプ命令を発生し、他のプロセ
ツサはトリツプ可能化命令を発生する。他のチヤ
ンネルに対する状態の伝送の信頼性を高めるため
に、データ・リンク送信器は通信モジユールから
動かされてトリツ論理計算機の1つにより直接駆
動される。双対プロセツサ計算機の充分な信頼度
という利点を達成するためには、データ伝送機能
がトリツプ可能化命令の発生とは独立しているこ
と、従つて、包括的トリツプ命令を発生するプロ
セツサが状態情報を集めて他のチヤンネルに伝送
することが必要であることは、故障ツリー分析
(Fault Tree Analysis)により判明している。
トリツプ論理計算機と通信モジユールとの間の接
続は、トリツプ論理システム状態を表示のために
プラント計算機に与えかつ自動試験システムに与
える共有メモリ・カードにより維持される。この
ような機能分割に加えて、遮断器バイパス制御部
の作動は、その状態の収集から分離され、それに
より、単一の故障で自動バイパスが作動すること
が阻止されると共に、他のチヤンネルが該バイパ
スもしくは側路の「面倒をみる」ことが阻止され
る。
[実施例] 本発明の構成ならびにその動作もしくは運転方
法および追加の目的や利点に関し本発明の一層明
確な理解を得るために、以下、添付図面を参照し
て説明する。
第1図に示した装置は、複数個の蒸気発生器1
3および15と熱的に熱交換関係で設けられてい
る原子炉11を備えた原子炉電力供給装置であ
る。それぞれポンプ18および20を備えている
一次ループ17および19は熱的に原子炉11お
よび各蒸気発生器13および15を相互接続す
る。典型的には加圧水である冷却材は原子炉11
の炉心(図示せず)および蒸気発生器13,15
の各々の一次コイル22を流れる。各一次ループ
17および19により炉心から発生される熱で各
蒸気発生器13および15内の水が気化される。
二次ループ21および23はそれぞれ蒸気発生器
13および15と組合つている。また冷却材の圧
力を制御するためにループ17には加圧器24が
接続されている。
第1図に示した電力供給装置はまたタービン2
5および該タービン25により駆動される発電機
27を有する。各二次ループ21および23は各
蒸気発生器13および15からの蒸気を循環し
て、タービン25を駆動するための第1の分岐路
29およびタービン25からの給水を対応の蒸気
発生器13および15に循環するための第2の分
岐路31を有している。タービン25に加えて分
岐路31には共通に、タービン25からの流体を
凝縮するための復水器33および復水ポンプ35
が設けられている。各給水分岐路31はまた給水
ポンプ39を備えている。上に簡略に述べた典型
的な原子炉電力供給装置は、Ernest A.Parziale
等の米国特許第4104117号明細書に開示されてい
る。
本発明自体は、第1図に示した装置のプロセ
ス・パラメータによつて表示される異常運転の生
起時に原子炉11をトリツプすることに関する。
原子炉11は、駆動部60により炉心に出し入れ
可能である制御棒61を有している。原子炉をト
リツプすべき時には、駆動部60を作動(典型的
には減勢)し、それによつて制御棒61を炉心内
に注入する。制御棒駆動部は、典型的には、電動
−発電装置63から付勢される。この装置63の
モータMは発電機27または他の適当な電源から
駆動される。発電機Gは回路遮断器または断路組
立体64を介して駆動部60に電力を供給する。
回路遮断器64は原子炉トリツプ論理チヤンネ
ルC,C,CおよびCによつて制御され
る。これら4つの余分のチヤンネルにより、制御
には所望の信頼性が与えられる。チヤンネルC
ないしCの各々は、原子炉11のいろいろなパ
ラメータを感知する複数個のセンサおよび(また
は)原子炉によつて発生される熱エネルギを電力
に変換する要素13,15,17,19,25,
33等々の状態に応答する。特に各パラメータに
対し4つのセンサからなる群が設けられている。
各群の各センサはその状態情報をそれぞれの異な
つたチヤンネルに入力する。典型的には18個また
はそれ以上のパラメータが感知される。なお第1
図を不必要に複雑化するのを避けるために、この
図にはこれらセンサのうちのいくつかのものしか
示されておらず、そして多くの場合には実際上存
在する4つのセンサのうち2つのセンサだけを示
すに留めておいた。図示されているこれらセンサ
は中性子束検出器51、原子炉冷却材流量センサ
52、加圧器圧力センサ53、原子炉冷却材温度
センサ54および蒸気発生器給水レベル・センサ
55である。センサ51ないし55および他のセ
ンサの各々は、その状態を1つのチヤンネルC
,C,CまたはCに入力する。入力され
る状態は、正常であるか、異常であるか、あるい
はまた側路される状態である。チヤンネルCな
いしCの各々は、その局部センサの各々の情報
だけではなく、他の3つのチヤンネルの遠隔セン
サの各々の情報をも受ける。この情報は、光フア
イバ導体を介してチヤンネル間を流れる。この相
互接続を表示するために、第1図には線P,P
,PおよびPの群が示されている。これら
線の各々は、感知されるパラメータの数に対応す
る数の信号が多重化されて伝送される単一の光フ
アイバ導体を表わす。なおPの後に付したローマ
数字は、同じローマ数字で識別されているチヤン
ネルCないしCからの信号の流れであること
を表わす。チヤンネルCないしCの各々から
他のチヤンネルには、一方のチヤンネルから他方
のチヤンネルへ全ての感知情報を搬送する1つの
光フアイバ導体と、他方のチヤンネルから一方の
チヤンネルに全ての情報を搬送するもう1つの光
フアイバ導体とが設けられている。
チヤンネルCないしCの各々は、遮断器組
立体64の1対の断路コンタクタ(接触器)6
6,68,70および72をそれぞれ制御する。
発電機Gを駆動部60から切り離すためには、2
組の遮断器即ち4つのコンタクタもしくは接触器
の開成が要求される。例えば、コンタクタもしく
は接触器66だけを開らく場合には、電流は発電
機Gからコンタクタ68、導体74、コンタクタ
70および72、導体76を経て駆動部60に流
れる。コンタクタもしくは接触器70が開成され
る場合には、電流の流れは発電機Gからコンタク
タ68および66ならびに導体78,72,76
を経て駆動部60に流れる。2組のコンタクタ例
えば66および68の開成で、導体76に給電す
る代替分岐路双方が遮断される。
第2図は、センサが原子炉のトリツプ装置を制
御する仕方ならびにセンサがその感知機能におい
て連動される仕方を基本的に示す抽象的な論理ダ
イヤグラムである。説明の便宜上、4つのチヤン
ネル全てにおいて1つのセンサ、即ち加圧器圧力
センサだけを示すに留めた。チヤンネルCの機
能要素が示されている。他のチヤンネルC,C
およびCも類似の機能要素を有している。チ
ヤンネルCは複数個のゲートG1,G2,G
3,……を各パラメータ毎に別々に備えている。
チヤンネルのゲートに直接接続されるセンサは、
本明細書において、当該チヤンネルに対し局部的
なセンサであるという意味から「局部」センサと
称する。局部センサは図示のようにゲートG1,
G2,G3に接続されており、これらセンサは異
なつたパラメータを感知する。各ゲートG1,…
…はまた、他のチヤンネルC,CおよびC
から同じ群に属する他のセンサの状態情報をも受
ける。これら他のセンサは、各チヤンネルに対し
遠隔センサと称することにする。情報は、光フア
イバ導体P,P,Pを介して供給され、従
つてチヤンネル間には電気的な相互作用はない。
各ゲートにはまた、各センサ毎にバイパス情報即
ち側路情報が供給される。特に、各ゲートG1等
は4つのセンサ信号および4つのバイパス信号
(側路信号)を受ける。局部信号入力および局部
バイパス入力はSLおよびBLで示されており、そ
して遠隔入力はそれぞれSRおよびBRで示されて
いる。各ゲートG1等は、適当数のセンサが対応
の異常パラメータを感知した場合、あるいはまた
対応のパラメータを感知している遠隔センサの1
つおよび局部センサが側路されているという情報
をゲートが受けた場合に、出力信号「論理1」を
発生する。
いずれのセンサも側路されていない場合には、
ゲートは、ゲートG1に関して示したように2/4
ベースで動作する。1つのセンサが側路されてい
る場合には、側路されているセンサはサービス状
態から取り外ずされ、それにより入力数は1だけ
減少する。1つのセンサが側路されている場合に
は、3つのセンサ入力が残つており、ゲートは2/
3ベースで動作する。2つのセンサが側路されて
いる場合には、ゲートは1/2ベースで動作し、そ
して3つの入力が側路されている場合にはゲート
は0/1ベースで動作する。
1つのチヤンネル内の1つまたは2つ以上のセ
ンサが側路される場合があり得るし、あるいはま
た1つのチヤンネル内の全てのセンサが側路され
る場合もあり得る。なお18もしくはそれ以上のセ
ンサを設けることもできる。1つのチヤンネルの
全てのセンサが側路されている場合には、この側
路は本明細書において「包括的な」バイパスもし
くは側路と称することにする。各チヤンネルのゲ
ートG1等々の出力はオア回路O,O等々に
供給される。オア回路Oの出力は原子炉トリツ
プ・ゲートGに供給される。このゲートGは2/4
ベースで動作する。原子炉トリツプ・ゲートGは
4つのチヤンネルから信号を受け、これら4つの
信号は各チヤンネルで監視しているパラメータの
正常性または異常性に関する情報を与えると共
に、これら4つの情報はチヤンネルの側路状態も
しくはバイパス状態に関する情報を与える。説明
を簡易にするために、ゲートGは或るチヤンネル
内の或るパラメータの異常感知または或るチヤン
ネル内の側路の感知に対して「1」信号を受け、
そしてパラメータの正常感知またはチヤンネル内
にバイパスが存在しない場合に「0」信号を受け
るものと仮定する。センサ入力はSC,SC,
SCおよびSCで示されており、そして側路も
しくはバイパス入力はB,B,BおよびB
で示されている。
4つのチヤンネルのセンサが異常パラメータを
感知しない場合には、入力SCないしSCには
「0」が入力される。チヤンネルにバイパスもし
くは側路が存在しない場合には、BないしB
には「0」が入力される。原子炉はトリツプされ
ずそして装置の運転は正常である。チヤンネルC
の局部センサだけが異常パラメータを感知し、
他方バイパスもしくは側路は存在しないと仮定す
る。この場合にはゲートG1の入力SLには「1」
が入力され、そして他のチヤンネルの対応のゲー
ト(図示せず)の遠隔SR入力には「1」が入力
される。ゲートG1および他のゲートの出力は
「0」であり、原子炉はトリツプされない。チヤ
ンネルCの局部センサおよび例えばチヤンネル
Cから到来する信号を感知するチヤンネルC
の遠隔センサが、側路が存在しない状態で、異常
パラメータを感知したと仮定すると、ゲートG1
の入力SLおよび1つの入力SRは「1」信号を受
け、そしてもう1つのチヤンネルのゲートの入力
SLおよび入力SRも「1」を受け、そして残りの
他の2つのチヤンネルのゲートのSR入力は「1」
信号を受ける。このようにして入力端SCない
しSCは論理「1」信号を受け、原子炉はトリ
ツプされる。
次に、チヤンネルCの局部センサが側路もし
くはバイパスされているものと仮定する。ゲート
G1およびGを介してのトリツプ信号の入力は阻
止される。トリツプ信号は他の3つのチヤンネル
を介して入力することができ、構成は2/3となる。
1つのチヤンネルに局部バイパスおよび遠隔バイ
パスが入力されることにより、対応のもう1つの
チヤンネルに対してもそれぞれ遠隔バイパスおよ
び局部バイパスが入力され、これにより該1つの
チヤンネルへの局部入力および遠隔入力は阻止さ
れると共に、対応のもう1つのチヤンネルへの遠
隔入力および局部入力も阻止される。この場合に
は、ゲートGの入力端BないしBの1つに
「1」が入力され、原子炉の部分的トリツプを表
わす。他の2つのチヤンネルのうちの1つのチヤ
ンネルにおけるトリツプから、ゲートGにさらに
「1」が入力されると、原子炉はトリツプされる。
構成は1/2となる。遠隔および局部バイパスが3
つのチヤンネルに入力されると、2つの入力B
ないしBに「1」が入力され、原子炉はトリツ
プされる。構成は0/1となる。
第3図は、トリツプが行なわれた典型的な原子
炉トリツプ論理チヤンネルをいささか詳細に示
す。このチヤンネルはチヤンネルCであると仮
定している。トリツプ機能はモジユールによつて
行なわれる。トリツプ・モジユール・ユニツト7
7および論理モジユール・ユニツト78が設けら
れている。トリツプ・モジユール・ユニツトは複
数のモジユール79を備えており、各モジユール
は1つのパラメータ・センサに応答する。なお第
3図には例示の目的で、モジユール79によつて
感知される複数のパラメータが示されている。ト
リツプ・モジユール79はアナログ・ハードウエ
アでも、あるいはまたデイジタル・ハードウエア
でも実現することができる。各トリツプ・モジユ
ール79は、典型的には、「開コレクタ」トラン
ジスタ(図示せず)から引き出される出力端80
を備えている。出力端80に発生されるトリツプ
信号は本明細書では部分的トリツプ信号と称す
る。この部分的トリツプ信号は、1群のセンサの
うちのただ1つのセンサが異常パラメータを感知
した場合に発生されるものである。出力端80か
ら発生される各信号は、論理モジユール・ユニツ
ト78に供給される。この論理モジユール・ユニ
ツトは2/4採択機能を行なう。
論理モジユール・ユニツト78は、それぞれモ
ジユール79と協働する複数個のモジユール86
を有している。各モジユール・リレー(リレーコ
イルは示されていない)は、対応の出力端80か
らの信号により作動可能である。各リレーは、通
常閉じている接点(常閉)81を有している。接
点81は、他のチヤンネルの1つC,Cまた
はCにおける包括的トリツプに関する情報に応
答して作動可能であるリレー84の常閉接点83
を介してトリツプ母線82に接続されている。リ
レー84を作動するための包括的トリツプ信号は
「デツドマン」(“dead−man”)タイマ85を介
して伝送される。このタイマは、そのタイミング
がトリツプ論理計算機システムにより周期的に再
開始されない場合に、包括的トリツプによりトリ
ツプ遮断器の開成を惹起する。各モジユール86
はまた他のリレー(コイルは示されていない)を
有している。このリレーは他のチヤンネルC,
CまたはCにおけるトリツプ情報に応答して
作動される。このトリツプは他のチヤンネルの場
合には「部分的トリツプ」と称されるが、チヤン
ネルCの場合には「トリツプ可能化(trip−
enable)」と称する。他のリレーの各々は常閉接
点87を有している。各接点87は接点81と並
列に接続されている。並列の接点81および87
を有する各リレー対は同じ異常パラメータに応答
する。トリツプ母線82は抵抗器88を介して接
地されており、そして接点81および(または)
87を介し(但し閉じている場合)ならびに接点
83を介して大地よりも高い電位例えば5Vがト
リツプ母線82に印加される。デイジタル的に
は、この電位の作用はトリツプ母線に「1」を印
加することに等価である。トリツプ母線は、1対
の並列接点81および87双方を開くかまたは接
点83を開くことにより接地される。デイジタル
的にはこの接地の効果はトリツプ母線82に
「0」を印加することに等価である。1対のもし
くは複数対の並列接点における接点81の開成お
よび他の1対もしくは複数対の並列接点における
接点87の開成では、このトリツプ母線82は接
地されない。このことは本発明の重要な特徴であ
る。何故ならば、この構成により、複数の異なつ
たセンサのスプリアスな異常応答に対してトリツ
プ母線が可能化されないことが確保されるからで
ある。論理モジユール78の各モジユール86に
は手動バイパス・スイツチSWBが関連して設け
られている。任意のスイツチSWBが閉じると、
関連のモジユールのリレーが作動して、その接点
81および87が開らき、トリツプ母線は接地さ
れる。総合手動スイツチSWV1を閉じることに
より同じ効果が達成される。
トリツプ母線82は、バイパス・ユニツト89
の論理部90に接続されている。典型的には、バ
イパス・ユニツト89は印刷配線回路板である。
バイパス論理部90の出力でトランジスタQ1
(第9図)が制御される。このトランジスタQ1
のエミツタ−コレクタ出力は常閉手動スイツチ
SW13を介して不足電圧コイル149に供給さ
れる。この不足電圧コイル149は回路遮断器ユ
ニツト64のコンタクタ66(第1図)を制御す
る。不足電圧コイル149が減勢されている場合
には、コンタクタ(接触器)66は開いている。
部分的トリツプ入力および手動バイパスに関す
る状態情報は論理モジユール・ユニツト78から
トリツプ論理計算機システム91に伝送される。
この計算機システム91は、ウエスチングハウス
(Westinghouse)社のISD「Q」シリーズの印刷
配線回路板から構成されたマイクロプロセツサ・
ベースの計算機システムである。この計算機シス
テムは、個々の論理モジユール86からの入力を
受けると共に、他のチヤンネルC,C,C
の計算機からも、分離されたデータ・リンクを介
して入力を受け、論理が必要とされる事項を実行
して、出力を論理モジユール86に供給し、2/4
採決論理を完了する働きをなす。個々の論理モジ
ユール86からの情報に加えて、「包括的」トリ
ツプ信号が発生される。「包括的」トリツプのた
めの唯一の入力はトリツプ論理計算機システム9
1から導出される。
トリツプ論理計算機システム91は、デイジタ
ル入力部QDI1、計算機QMC1、該計算機QMC
1と関連のメモリQME1、データ・リンク・ト
ランシーバQMD1およびQMD2ならびにデイ
ジタル出力部QDO1を備えている。部分的トリ
ツプおよびバイパス情報は、母線92および93
を介してデイジタル入力部QDI1に入力される。
この情報は、全てのセンサに対するデータを含
む。母線94は入力部QDI1に試験情報を供給す
る。デイジタル入力部QDI1はこの試験情報を計
算機QMC1に伝送し、この計算機で該情報は処
理され、その結果はチヤンネルC,C,C
に伝送するためにメモリQME1に格納される。
この情報は、共有メモリQMSおよび通信モジユ
ール95のデータ・リンク・トランシーバQMD
を介して伝送される。データ・リンク・トランシ
ーバQMD1およびQMD2は、マルチプレクサ
としての動作をなし、チヤンネルC,Cおよ
びCからの情報を受け選別する。このデータは
メモリQME1に記憶され、計算機QMC1により
処理されそしてデイジタル出力部QDO1を介し
て伝送される。トリツプ可能化信号は母線96を
介して伝送され、包括的トリツプ信号は母線97
を介して伝送される。計算機QMC1はまた試験
信号を処理して、その結果得られる情報を母線9
8を介して伝送する。バイパス・ユニツトは、母
線99を介して遠隔バイパスに関する情報を受け
ると共に母線100を介して局部バイパスに関す
る情報を受ける。
バイパス・ユニツト89の状態に関する情報は
通常モジユール95を介してチヤンネルC,C
およびCに伝送される。このモジユールは、
マイクロプロセツサ・ベースの計算機システムで
あつて、デイジタル入力部QDI、計算機QMC、
メモリQMEおよびデイジタル出力部QMDを有す
る。デイジタル出力部QMDはマルチプレクサと
しての働きをなし、メモリQMEおよびQME1内
の情報をチヤンネルC,CおよびCに伝送
する。
チヤンネルCないしCの各々の論理モジユ
ール・ユニツト78は、トリツプ母線82を接地
する能力を有している。この場合には関連の原子
炉トリツプ・コンタクタ(接触器)66ないし7
2が開らかれる。従つてトリツプ母線は、論理モ
ジユール・ユニツト78の出力に関し、第2図に
示したOIに等価のオアとしての機能をなす。
チヤンネルC,C,C,Cの部分トリ
ツプはそれぞれA、B、C、Dで表わすとする。
部分トリツプの2/4構成は次の論理式によつて
与えられる。
2/4(A、B、C、D)=A・B+A ・C+A・D+B・C+B・D+C・D 上式中点(・)は論理積動作を表わし、そして
プラス(+)は論理和動作を表わす。上式は次の
ように書き換えることができる。
部分的トリツプは、1組のセンサのうちの1つ
が異常である場合に対応する。トリツプ可能化は
他のセンサが異常である場合に対応する。論理計
算機自体のチヤンネルCからの部分的トリツプ
はAで表わされる。この部分的トリツプは上記の
書き直した式では1回しか現われておらず、他の
部分的トリツプの1/3との論理積を取られる。こ
の論理積機能は論理モジユールによつて実行さ
れ、「トリツプ可能化」と称する他の部分的トリ
ツプの1/3を表わす入力はトリツプ論理計算機9
1によつて与えられる。論理式の残余の部分はA
以外の2/3の他の部分的トリツプに等価であり、
包括的トリツプを用いて実現される。トリツプ母
線にはただ1つの包括的トリツプ入力しか与えら
れないので、個々のトリツプ機能のための包括的
トリツプの全ては、トリツプ論理計算機により論
理和演算されて、単一の出力が与えられる。
本発明の実施においては、固体論理素子または
論理ゲートを用いることができる。以下の説明に
おいては、これら素子もしくはゲートの入力およ
び出力を表わすのに、高レベルまたは低レベルを
用いず「1」または「0」で表わすことにする。
「1」入力または出力は2.4Vもしくはそれより高
い入力または出力であり、そして「0」入力また
は出力は0.4Vまたはそれより低い入力または出
力である。
第4図は、チヤンネルC,CおよびCに
おける部分的トリツプおよびバイパスを組み合せ
ることによりチヤンネルCに伝送されるトリツ
プ可能化信号を発生するための論理回路を示す。
各チヤンネルは信号をゲートするためのアンド・
ゲート101を有している。チヤンネルCない
しCに部分的トリツプが存在する場合には、
「1」が部分的トリツプ端子102に入力される。
またバイパスがある場合には「1」がバイパス端
子103に入力される。端子103の信号「0」
または「1」は否定回路もしくはNOT回路10
4を介してアンド回路もしくはAND回路101
に印加される。チヤンネル例えばチヤンネルC
にバイパスが存在しない場合には、その端子10
3には「0」が印加され、そのAND101の入
力には「1」が印加される。またこのチヤンネル
Cに部分的トリツプがある場合には、アンド回
路101の出力、オア回路105の出力およびオ
ア回路106の出力には「1」信号が現われて、
トリツプ可能化信号がチヤンネルCに供給され
る。いずれかのチヤンネルC,CまたはC
にバイパスがあれば、対応のアンド回路の入力に
「0」が印加される。部分的トリツプの情報の伝
送は阻止される。端子103は2/3ゲート107
の入力端に接続されている。チヤンネルCない
しCのうち少くとも2つのチヤンネルにバイパ
スがあると、ゲート107の出力端には「1」が
発生され、オア回路106の入力端には「1」が
印加され、そしてチヤンネルCにトリツプ可能
化信号が供給される。また試験信号「1」をオア
回路106に印加して、模擬試験トリツプ可能化
信号を発生することもできる。
第5図は、包括的トリツプを発生するための論
理回路を示す。この図には、アンド回路101に
加えて、部分的トリツプおよびバイパスもしくは
側路のための入力端子102および103、チヤ
ンネルCないしCのための否定回路104、
2/3ゲート107およびチヤンネルCのための
バイパス端子108が示されている。端子103
にバイパスのための「1」信号が存在しない場合
には、部分的トリツプを表わす任意の端子102
の「1」信号は、対応のアンド回路101の出力
端ならびにオア回路109の対応の入力端および
出力端に「1」信号を発生する。従つてアンド回
路111の入力端110には「1」信号が加わ
る。チヤンネルCないしCのバイパス端子1
03およびチヤンネルCのバイパス端子108
は、2/4ゲート112および3/4ゲート113に入
力として接続されている。チヤンネルCないし
Cのうちの2つにバイパスがあると、ゲート1
12の出力に「1」信号が発生され、そしてアン
ド回路111の入力端114に「1」信号が発生
する。また警報回路115も可能化される。入力
端110および114に「1」信号が印加される
と、アンド回路111の出力端には「1」信号が
現われて、そしてオア回路117の入力端116
に「1」信号が印加される。オア回路119の入
力端118には「1」信号が印加され、それによ
り包括的トリツプであることを表わす信号が出さ
れる。4つのチヤンネルCないしCのうち3
つのチヤンネルにバイパスがある場合には、ゲー
ト113の3つの入力端に「1」信号が印加され
て、該ゲート113の出力は「1」信号となり、
オア・ゲート117の入力端120およびオア・
ゲート119の入力端118に「1」信号が印加
され、包括的トリツプであること表わす信号が発
生される。
第6図は制御要素がリレーである論理モジユー
ル86R(第3図)を示す。各チヤンネルCな
いしCは、監視されるパラメータの数に等しい
数の類似のモジユールを備えている。なおモジユ
ール86RはチヤンネルCのモジユールである
と仮定する。各モジユール86Rは、関連のトリ
ツプ・モジユール79Rに発生される部分的トリ
ツプに応答するリレーK1を備えている。また、
トリツプ可能化信号に応答するリレーK2および
包括的トリツプ信号に応答するリレーK3が設け
られている。リレーK1,K2およびK3はそれ
ぞれ、常閉接点1K1,1K2および1K3を有
している。リレーK1はトランジスタQ5により
トリツプ・モジユール79Rから制御される。ト
ランジスタQ5は部分的トリツプが存在しない場
合に導通している。リレーK1は付勢され、接点
1K1は閉じている。リレーK1が付勢される
と、異常センサが存在しないことを表わす信号
が、ホトトランジスタQ8を介してLED(発光ダ
イオード)13により発生される。LED13お
よびトランジスタQ8はデイジタル入力回路QDI
1に設けられている。トリツプ・モジユール79
Rに接続されたセンサの状態情報はメモリQME
1に入力される。リレーK2およびK3は、その
付勢電流をデイジタル出力回路QDO1(第3図)
内のトランジスタQ6およびQ7から受ける。デ
イジタル出力回路QDO1は、その情報を、マル
チプレクサQMD1ないしQMD2、メモリQME
1、計算機QMC1および汎用入/出力母線12
2を含むマイクロプロセツサ91を介して他のチ
ヤンネルCないしCから受ける。デイジタル
出力回路QDO1は、リレーK2のための付勢電
流を制御するトランジスタQ6およびリレーK3
の付勢電流を制御するトランジスタQ7を備えて
いる。トランジスタQ6およびQ7は、トリツプ
可能化または包括的トリツプ信号が存在しない場
合に導通状態にある。リレーK2およびK3が付
勢されると、その接点1K2および1K3が閉じ
る。トランジスタQ6およびQ7は、トリツプ・
モジユール79Rによつて感知されるパラメータ
と同じパラメータを感知するチヤンネルCない
しC内のセンサに応答して制御される。
接点1K1,1K2,1K3が閉じると、ナン
ド回路もしくはゲート1Fの入力端124に
「1」信号が印加される。複バイパスが存在しな
い場合には、複バイパス・トリツプ入力端126
に「1」信号が加わる。入力端128には試験用
のパルスが印加される。ナンド回路IF(第9図の
ナンド回路Fと比較されたい)の出力端には、1
つのセンサによる関連のパラメータの異常の感知
または複バイパスによるトリツプでないことを表
わすパルスが現われる。局部センサにより、パラ
メータが異常であると感知されると、トランジス
タQ5は不導通状態にされ、リレーK1は付勢さ
れ、接点1K1は開らく。これは部分的トリツプ
である。これはナンド回路IFには何ら作用を及
ぼさない。と言うのは接点1K2および1K3が
閉じた状態に留まつているからである。しかしな
がらLED13は減勢され、そしてトランジスタ
Q7を介して部分的トリツプを表わす情報が爾後
処理のためにQME1に入力される。ここで同じ
パラメータを感知するセンサが、やはり異常を感
知するチヤンネルCないしCのセンサである
と仮定する。この場合には、計算機システム91
は、QDO1にトリツプ可能化信号を伝送し、ト
ランジスタQ6を不導通にする。そこでリレーK
2は減勢されて、接点1K2は開らく。すると、
ナンド・ゲート1Fの入力端125は+5Vの端
子から切り離されて、「0」信号が抵抗器88を
介してこの端子に印加される。入力端128に加
えられるパルスの流れは阻止され、ゲート1Fの
出力端には「1」信号が現われる。かくしてトリ
ツプ状態を表わす信号が発生され、コンタクタも
しくは接触器66が開らかれる。
チヤンネルCないしCにおける包括的トリ
ツプの場合にはトランジスタQ7は不導通にさ
れ、リレーK3は減勢され、接点1K3は開らか
れ、そしてナンド回路1Fの入力端124には
「0」信号が印加され、それにより上に述べたよ
うな結果となる。
手動バイパス・スイツチSWBRは閉ざされて
いる。リレーK2は、トランジスタQ7の状態に
関係なく、ダイオード2D1およびSWBRを介
して導通状態に維持され、チヤンネルCのため
の回路遮断器の引外しは禁止されている。また+
24Vの極からLED12,SWBRを経てアースに
電流が流れ、局部的バイパスであることを表わ
す。LED14はまたSWBRを介して付勢されて、
ホトトランジスタQ9を介し局部的バイパスであ
るという情報を計算機システムに入力する。
試験母線130が設けられている。この母線は
全ての論理モジユール86Rに対して共通であ
る。試験母線130を接地するために常開接点1
Kが設けられている。試験母線が接地されると、
リレーK2はトランジスタQ6に関係なく2D
1,2D2,130,1Kを介してアースに至る
回路により付勢された状態に維持される。かくし
て、試験母線はバイパス信号を全ての論理モジユ
ールに供給する。そこで計算機QMC1は、全て
のバイパス状態入力を読み取ることができること
を確めることができる。ダイオード2D2は試験
母線130をバイパス・スイツチSWBRから分
離している。
第7図には、第6図に示したリレー装置と同じ
目的を達成するための固体デバイスが示されてい
る。このデバイスはチヤンネルCの1部をなす
ものと仮定する。固体デバイスは、トランジスタ
−トランジスタ論理によつて実現されている。第
7図のデバイスは、1つのパラメータのセンサお
よび対応の論理モジユール86Sに応答してのト
リツプ・モジユール79Sの動作を取扱うもので
ある。このトリツプ・モジユールはモジユール7
9Rと同じモジユールであつてよい。モジユール
86Sの外部に設けられている要素は、リレー装
置(第6図)の場合と同じものであつて、同じ仕
方で動作する。
トランジスタQ5が導通状態である時には、ナ
ンド・ゲート1Aの入力端132には「0」信号
が印加され、そしてトランジスタQ6が導通の時
にはナンド・ゲート1Aの入力端134に「0」
信号が印加される。いずれの場合にも、トリツプ
母線82およびナンド・ゲート1Fの入力端12
4に「1」信号が印加される。バイパス・ユニツ
ト89の動作は正常である。トランジスタQ5お
よびQ6が両者共に不導通状態になると、ナン
ド・ゲート1Aの入力端132および134には
「1」信号が印加され、そしてその出力には「0」
信号が現われて、トリツプ母線およびナンド・ゲ
ート1Fの入力端124に印加される。そこで遮
断器が引き外ずされる。
トランジスタQ7は包括的トリツプでない場合
には不導通状態にある。従つてトリツプ母線82
ならびにナンド・ゲート1Fの入力端124には
「1」信号が印加される。トランジスタQ7が導
通になると、トリツプ母線82には「0」信号が
現われる。従つてゲート1Fの入力端124には
「0」信号が印加されてその出力端には「1」が
現われ、関連の遮断器が引き外ずされる。
トランジスタQ5が導通の時には、ナンド・ゲ
ート1Eの入力端には「0」が印加され、その出
力端には「1」信号が現われて、駆動トランジス
タQ10のベースに印加される。そこで電流が
LED13およびトランジスタQ10を経て流れ
る。LED13で発生される信号はホトトランジ
スタQ8に入射して、接続されているセンサ79
Sが異常パラメータを感知しなかつたことを表わ
す信号が発生される。駆動トランジスタQ10
は、論理モジユール86Sを、デイジタル入力回
路QDI1のより高い電圧レベルから分離するため
に設けられているものである。トランジスタQ5
が不導通になると、ゲート1Eの入力には「1」
信号が加えられて、その出力は「0」信号とな
る。トランジスタQ10は不導通にされる。
LED13が減勢され、他のチヤンネルCない
しCには、トリツプ・モジユール79Sのセン
サが異常パラメータを感知したことを表わす信号
が与えられる。
手動バイパス・スイツチSWBSが開らかれる
と、ナンド・ゲート1Cの入力には「1」信号が
加えられて、その出力は「0」信号となり、他方
ゲート1Bの出力は「1」信号となる。しかしな
がらトランジスタQ6が導通している限り、ゲー
ト1Aの入力134は「0」レベルに留まる。ま
たナンド・ゲート1Gの入力も「1」信号であ
り、その出力は「0」信号となり、この「0」信
号は駆動トランジスタQ11に印加される。
LED14は不導通状態にあり、QDI1はホトト
ランジスタQ9を介して、89Sに手動バイパス
が存在しないことを表わす情報を伝達する。トラ
ンジスタQ11は、トランジスタQ10と同じ分
離機能を果す。
スイツチSWBSが閉ざされると、ナンド・ゲー
ト1Cの入力には「0」信号が与えられて、その
出力には「1」信号が表われ、そしてナンド・ゲ
ート1Bの出力端には「0」信号が現われる。ト
ランジスタQ6はバイパス(側路)される。また
ナンド・ゲート1Gの入力には「0」が加えら
れ、その出力端には「1」信号が現われる。トラ
ンジスタQ11は導通状態にあり、LED14は
ホトトランジスタQ9を介してバイパスであるこ
との信号を発生する。またLED15は付勢され、
バイパスの局部表示を与える。
試験母線136はナンド・ゲート10によりス
イツチSWBSから分離されている。通常、試験母
線136は接点1Lを介して接地されている。ナ
ンド・ゲート1Dの入力には「0」信号が与えら
れ、その出力は「1」信号となり、ナンド・ゲー
ト1Gの入力に与えられる。ナンド・ゲート1G
の出力は「0」信号となり、トランジスタQ11
およびLED14は導通しない。試験が要求され
ると、接点1Lが開らかれる。ゲート1Dの入力
には「1」信号が与えられ、その出力は「0」信
号となつて、ゲート1Gの入力に与えられる。そ
こでゲート1Gの出力は「1」信号となる。トラ
ンジスタQ11およびLEDは導通して試験であ
ることを表わす信号を発生する。ナンド・ゲート
1Dの出力信号「0」で、LED15は導通状態
になり、試験の局部表示を発生する。
トリツプ論理回路は、全電力供給回路の1部で
あるので、トリツプ論理回路が正常に動作するこ
とを確めるためには周期的に試験をしなければな
らない。部分的トリツプ、トリツプ可能化および
包括的トリツプ入力の組み合せを循環的に与える
ことにより、トリツプ作用が適正に行なわれるか
どうかの検証がなされる。この目的でトリツプ可
能化母線および包括的トリツプ母線に試験信号入
力が与えらえる(第4図および第5図のオア・ゲ
ート106および119を参照)。
試験母線130(第6図)および136(第7
図)はそれぞれ全論理モジユール86Rおよび8
6Sに接続されている。これら母線の制御によ
り、トリツプ論理計算機システム91がバイパス
状態を読み取ることができることの検証もしくは
確認が可能となる。
部分的トリツプを読み取る能力(即ち部分的ト
リツプを読み取ることができること)は、部分的
トリツプ出力が状態を変えるトリツプ・モジユー
ルの機能試験中に検査することができる。トリツ
プ論理計算機システム内部に設けられている論理
デバイスは、計算機に模擬データ・リンク入力を
入れ、全ての可能な論理組合せを循環的に実行す
ることにより試験される。
上述の全ての試験は本来周期的なものであつ
て、自動試験システムによつて行なわれる。これ
ら試験に加えて、機能不全が生じた場合に該機能
不全を検出して、警報装置を作動するためにトリ
ツプ論理デバイスの或る種の連続的試験が行なわ
れるようになつている。このようにすれば装置の
迅速な保守が可能となり、その信頼性が改善され
る。これら試験には通常のパリテイ・チエツク、
和チエツク等が含まれ、これらチエツクは通常デ
ータ・リンクおよびデイジタル処理で行なわれる
が、しかしながらまた或る種のハードウエア試験
デバイスも用いられる。第8図はトリツプ論理計
算機の動作能力を連続的にチエツクするための試
験回路を示す。
本質的にパルス発生器であるタイマ138は交
互に「1」および「0」信号をトリツプ論理計算
機システム91のデイジタル入力回路QDI1に入
力する。計算機システム91はこれらの信号を読
み取り、その出力に同じ信号を発生しなければな
らない。タイマ138により最初に「0」が伝送
され、出力母線140に「0」信号が現われたと
仮定する。「1」が最初に伝送される場合にはア
ンド・ゲート144の入力端142に「1」信号
が印加される。否定回路146を介して入力端1
48には「1」信号が与えられる。アンド・ゲー
ト144はそこでその出力に「1」信号を発生
し、オア・ゲート152を介してタイマ150を
起動する。またアンド・ゲート158の入力端1
56には否定回路160を介して「0」信号が与
えられる。そこでアンド・ゲート158は「0」
信号を出力する。例えば20m秒内に、母線140
に「1」信号が現われない時には、タイマ150
は時間切れとなつて警報装置154を作動する。
タイマ150が時間切れになる前に母線140
に「1」信号出力が現われると、アンド・ゲート
158の入力端162には「1」信号が与えられ
るが、入力端156には「0」信号が与えられる
ので、アンド・ゲート158の出力端には「0」
信号が現われる。母線140の信号が「1」であ
る時には、アンド・ゲート144の入力端148
には否定回路146を介して「0」信号が与えら
れ、そしてアンド・ゲート144の出力端には
「0」信号が現われて、オア・ゲート152を介
しタイマ150には「0」信号が与えられ、そこ
でタイマ150はタイミング・パルス発生を停止
し、リセツトする。次に、タイマ138が「0」
を発生すると、母線140には今度は「1」信号
が現われて、入力端162に印加される。また否
定回路160を介し入力端156には「1」信号
が与えられる。アンド・ゲート158の出力端に
は「1」信号が現われ、オア・ゲート152を介
しタイマ150は再びタイミング信号の発生を開
始する。20m秒内に母線140上に「0」信号が
現われると、アンド・ゲート158の出力端に
「0」信号が発生し、タイマ150を停止して、
リセツトする。「0」信号が入力されない場合に
は、警報装置154が作動される。タイマ138
によつて発生される「1」および「0」パルスは
少くとも、タイマ150のタイミング期間と同じ
長さでなければならない。典型的には20m秒であ
る。
トリツプ機能段階で2/4採決論理を実行できる
ことに加えて、上述のトリツプ論理装置は、交互
に、該トリツプ機能を側路して全体的保護装置も
しくはシステムの論理を実行することができる。
この全体的保護システムにおいては、或るチヤン
ネルに単一の部分的トリツプが生ずると、他のチ
ヤンネルを顧慮する必要なく、当該チヤンネルの
トリツプ遮断器が開らかれる。何等かの理由で2
つのチヤンネルに引外し即ちトリツプが生ずる
と、原子炉はトリツプされる。この型式の保護シ
ステムの主たる欠点は、スプリアスなトリツプが
原因でプラントもしくは発電所の稼動率が低下す
る傾向があることである。本発明によるトリツプ
論理装置は、トリツプ論理計算機ソフトウエア
を、トリツプ可能化出力が通常「可能化」状態
(出力トランジスタQ6が不導通)となるように
変更した場合に、この論理を実行することができ
る。例えば或る故障が感知されると、部分的トリ
ツプ入力で直接遮断器を開くことができる。包括
的トリツプ論理装置は上述のものと同じであつ
て、個々のバイパス状態信号は各チヤンネル毎の
トリツプ機能バイパス状態およびトリツプ遮断器
バイパス状態の論理和(オア)である。
第9図は、第3図のバイパス・ユニツト89を
実現するための固体論理デバイス89Lを示す
(第6図および第7図をも参照されたい)。この論
理デバイスは、1つのチヤンネル(ここではCI
とする)のための論理装置である。なおこの場合
にはバイパス信号だけが相互固定(インターロツ
ク)されるものとして示されている。トリツプ信
号は上述のトリツプ母線を介して別々に供給され
る。
,およびは、他の3
つのチヤンネルC,C,Cからチヤンネル
Cへ情報を伝達する光フアイバ上の信号を識別
する簡略記号である。は、チヤンネル
Cのための自動局部バイパス情報を伝達するハ
ード・ワイヤ論理信号を表わす。
簡略記号の上に引いた線(バー)は低「0」の
真理値論理を意味する。即ち簡略記号によつて表
わされる信号が存在する場合には、導体に「0」
が印加される。線もしくはバーが付けられていな
い簡略記号は高レベル即ち「1」の真理値を表わ
す。従つて簡略記号で識別された信号が存在する
時には、関連の導体の信号レベルは「1」であ
る。なお「1」とか「0」はパルスもしくは信号
レベルであつてよいことは言う迄もない。例えば
チヤンネルC内のセンサがバイパスされる場合
には、には「0」レベルが印加される。
試験を行なう場合には、TESTのレベルは「1」
である。複バイパスを表わす簡略記号
MULTBYPは、チヤンネルCにおける複バイ
パス情報の状態を表わす。が「0」
である場合には、チヤンネルCは局部バイパス
および遠隔バイパスの情報を受けている。即ち
「0」レベルのおよび少くとも1つの
「1」レベルの,またはが存在する。
バイパス状態を表わす簡略信号は、当
該チヤンネルに関する局部バイパス情報の状態を
識別する。が「0」レベルであると、
これはチヤンネルCにただ1つの局部バイパス
が存在することを意味する。チヤンネルCの
LOCBYP信号を遠隔信号として受けるチヤン
ネルC,CまたはCの端子は、こ
れらチヤンネルに、に入力されるのと
同じ信号を与える。
,および信号は、計算機を介して
各遠隔チヤンネルC,CおよびCから導出
される。ならびに,ま
たははそれ自身のチヤンネルから導出される。
MULTBYPは計算機に入力される。また
BYSTAT信号も計算機に入力される。計算機は
この信号を対応の遠隔入力に与える。
BYPACK(バイパス認知)信号は計算機に入力
され、そしてTEST(試験)信号が計算機から発
生される。信号がチヤンネルに入力され
る。
信号は装置のコンソール(図示せ
ず)でオペレータによつて入力される。
MANTRP信号は、LOCBYPの局部バイパス信
号が「0」であつても、当該チヤンネルによつて
制御される遮断器を引き外す。局部バイパスはス
イツチSW1を閉じることによつて手動で入力す
ることができる。
バイパスや試験が存在しない場合には、
,およびならびにナンド回路Aの対応の入
力端121,123および125には「1」信号
が加えられる。ナンド回路Bの入力端27の信号
は「0」であり、その出力信号は「1」となつ
て、ナンド・ゲートAの入力端129に印加され
る。ナンド・ゲートAの出力は「0」信号であ
る。BYPACKは「0」レベルを有する。計算機
システム95(第3図)には、チヤンネルCが
チヤンネルC、チヤンネルCまたはチヤンネ
ルCにおける部分的バイパスに関する情報を受
けていないことが報知される。またナンド・ゲー
トDの入力端131には「0」信号が印加され、
その出力端には「1」信号もしくはレベルが現わ
れて、ナンド・ゲートHの入力端133に印加さ
れる。ナンド・ゲートCの入力端153,163
および164にも「1」信号が印加され、そして
ナンド・ゲートEの入力端135には「0」信号
が印加される。さらにナンド・ゲートEの出力端
には「1」信号が現われて、ナンド・ゲートGの
入力端137に印加される。が不在の場合
には、ナンド・ゲートEの入力端139には信号
「1」が印加される(第6図および第7図参照)。
タイマT1は、典型例として、毎秒10個の5m秒
「0」パルスもしくはレベルで中断される「1」
レベルのペデスタルを有する信号を発生する。タ
イマT1は本質的にはパルス発生器である。タイ
マT1によつて発生される「0」パルス間で、ナ
ンド・ゲートFの入力端111には「1」レベル
が印加され、その出力信号は「0」レベルとな
る。ナンド・ゲートGの入力端143には「0」
レベルが印加され、その出力信号は「1」レベル
となつてナンド・ゲートHの入力端145に印加
される。(手動トリツプ)の不在の場
合には、ナンド・ゲートHの入力端47には
「1」レベルが印加され、その出力信号は「0」
レベルとなる。増幅器A1の入力端には「0」レ
ベルが印加され、その出力信号は「1」信号とな
る。トランジスタQ1は導通し、不足電圧リレー
コイル149を付勢する。この結果コイル149
によつて制御され、コンタクタ66(第1図)を
有する遮断器の引外しは阻止される。
タイマT1の各5m秒パルスで、ナンド・ゲー
トFの入力端41には「0」レベルが印加され
る。ナンド・ゲートFの出力端には「1」パルス
が現われ、そしてナンド・ゲートHの入力端14
5には「0」パルスが印加されて、その出力には
「1」パルスが現われる。増幅器A1の出力は5
m秒の期間中「0」レベルになり、そしてこの期
間中トランジスタQ1は不導通状態にある。この
不導通期間は、非常に短かく、コイル149を減
勢することはなく、遮断器の引外しは阻止され
る。パルスはパルス変成器TR1およびシユミツ
ト・トリガSTを介して、再トリガ可能なワンシ
ヨツト・マルチバイブレータMVに供給されて、
該マルチバイブレータを作動し、該マルチバイブ
レータMVの出力は「0」レベルになる。典型例
として、マルチバイブレータMVのタイミング周
期は約110m秒である。マルチバイブレータMV
の動作は次のとおりである。即ちの「0」出力
が、5m秒パルス間の間隔に重なり、その結果と
して、5m秒パルスが印加されており、しかも印
加されている間に限りは「0」レベルに留まる
ように動作する。ナンド・ゲートKの入力端15
1には「0」レベルが印加されて、その出力信号
は「1」レベルとなる。「1」レベルの
BYSTATは、チヤンネルCに局部バイパスが
存在しないことを表わす。他のチヤンネルC,
C,Cのには「1」レベルが与えら
れる。
局部バイパスが生じた場合には、は
「0」レベルとなり、ナンド・ゲートCの入力端
153に印加される。ナンド・ゲートCの出力レ
ベルは「1」となつて、ナンド・ゲートDの入力
端155およびナンドゲートEの入力端135も
「1」レベルとなる。ナンド・ゲートDは影響を
受けない。しかしながらナンド・ゲートEの出力
は「0」レベルとなり、ナンド・ゲートGの入力
端137には「0」レベルが与えられ、そして該
ナンド・ゲートGの出力端には「1」レベルが現
われて、ナンド・ゲートHの入力端145に与え
られる。ナンド・ゲートHの出力は「0」レベル
となつて、増幅器A1の入力に与えらえ、該増幅
器A1の出力は「1」レベルとなる。トランジス
タQ1は導通し、遮断器は、部分的バイパスのよ
うに、引外しを阻止される。
ナンド回路Gはゲートとしての働きをなす。
TRIP信号がナンド回路Fの入力端139に入力
されると、該ゲートFの出力端には「1」が発生
しそしてナンド回路Gの入力端143には「1」
信号が入力される。入力端137に「0」信号が
印加されると、は阻止され、トリツプの発
生も阻止される。またタイマT1からの5m秒パ
ルスもこのナンド・ゲートの通過を禁止される。
従つてマルチバイブレータMVの入力端157に
はパルスは印加されず、その出力端には「1」
レベルが発生し、ナンド・ゲートもしくは回路K
の入力端151に印加される。5m秒パルスが存
在しない場合には、インバータA3の入力信号は
「0」レベルであつて、その出力端には「1」信
号が発生し、ナンド・ゲートKの入力端152に
印加される。ナンド・ゲートKの出力端に現われ
る信号は「0」レベルであつて、は局
部バイパスを表わす。チヤンネルC,C,C
内の対応の導体には「0」信号が入力
される。ナンド・ゲートAの出力、従つてまた出
力端子BYPACKには「1」信号が現われる。チ
ヤンネルCないしCへのバイパス信号
の入力が受認される。
次に局部バイパスは存在せず、他のチヤンネル
C,CまたはCのいずれかに遠隔バイパス
が存在もしくは発生した場合を想定する。
,またはは論理「0」になり、そしてナン
ド・ゲートAの入力端121,123または12
5のいずれか1つの入力も「0」レベルとなる。
従つてナンド・ゲートAの出力端には「1」信号
が現われ、BYBECKが計算機95に入力され
て、バイパスが確認される。ナンド・ゲートDの
入力端131には「1」信号が印加されるが、そ
の入力端135には「0」信号が印加されている
ので、出力には変りはない。既に述べたように、
チヤンネルCの動作は該チヤンネルCに局部
バイパスが存在しない場合、他のチヤンネルに局
部バイパスが存在してもそれによる影響を受ける
ことはない。
次にチヤンネルC,CおよびCの1つに
局部バイパスが存在し且つそれに加えてチヤンネ
ルCに局部バイパスが存在する場合を想定す
る。このような条件下では、ナンド・ゲートDの
入力端131および155には「1」レベルの信
号が印加され、該ゲートの出力端には「0」レベ
ルが発生する。従つては「0」レベ
ルとなり、計算機95には、複バイパスが通報さ
れ、警報器が可能化される。ナンド・ゲートHの
入力端133には、「0」レベルが印加され、そ
の出力端には「1」信号が現われて、増幅器A1
の入力端に印加される。増幅器A1の出力端には
「0」レベルの信号が現われ、トランジスタQ1
のベースに印加される。
トランジスタQ1はそこで不導通にされて、コ
ンタクタ(接触器)66(第1図参照)が開らか
れる。タイマT1からのパルスは阻止され、マル
チバイブレータMVの出力端には「1」レベル
が表われる。しかしながら、ナンド・ゲートHの
出力が「1」レベルであるので、インバータA3
には「1」信号が印加され、その出力端には
「0」信号が現われて、ナンド・ゲートKの入力
端152に印加される。は「1」レベ
ルで、チヤンネルC,CおよびCの
も「1」レベルとなる。チヤンネルCに局部
バイパスおよび遠隔バイパスが入力された場合に
は、チヤンネルCのが「1」でない
場合遠隔バイパスを表わす「0」信号は他のチヤ
ンネルC,C,Cのに入力される
点に注意されたい。さらにこれら他のチヤンネル
のうちの1つ、例えばCもチヤンネルCにお
ける遠隔バイパスに対応する局部バイパスに対し
て「0」レベルを受ける。その結果この他のチヤ
ンネル即ちこの例ではCの遮断器のトリツプが
生じ、原子炉はトリツプされる。他方チヤンネル
Cのから「1」レベルがチヤンネル
Cのに入力されると、このトリツプも
しくは引外しは阻止される。
バイパスがない場合には、装置は2/4トリツプ
構成となる。そこで、チヤンネルCの
LOCBYPに「0」レベルが入力され、他のバイ
パスもしくは側路は存在しない場合を想定する。
このような条件下においては、チヤンネルCに
対するの入力は阻止されるが、チヤンネル
C,CまたはCに対しては阻止されない。
後者の3つのチヤンネルの2つにトリツプが入力
されると、原子炉はトリツプされる。言い換える
ならば、装置は2/3トリツプ構成となる。論理の
状態は次のとおりである。チヤンネルCの
LDCBYPは「0」で、チヤンネルC,Cお
よびCのは「0」。
次にチヤンネルCのが「0」とな
つた場合について考察する。チヤンネルCの
BYINおよびは「0」レベルとなり、
チヤンネルC内の遮断器の引き外しが行なわ
れ、原子炉の部分的トリツプが行なわれる。チヤ
ンネルCのは、チヤンネルCの
BYINに「1」レベルを入力する。チヤンネル
Cの遮断器の引き外しは行なわれない。チヤン
ネルCのの論理「0」レベルは、チ
ヤンネルCにおけるを阻止し続ける。原
子炉をトリツプするために、を入力するこ
とができるチヤンネルとしては2つのチヤンネル
CおよびCが残つている。従つて装置は1/2
構成となる。論理の状態は次のとおりである。チ
ヤンネルCのは「0」で、
は「1」、チヤンネルCのおよび
BYINは「0」、チヤンネルCおよびCの
BYINは「1」、チヤンネルCおよびCの
BYINは「0」。
最後に、チヤンネルCのが「0」
の場合を想定する。チヤンネルCのお
よびが「0」となると、チヤンネルC
の遮断器は引き外される。チヤンネルCおよ
びCの遮断器の引き外しで、原子炉はトリツプ
される。を入力することができるチヤンネ
ルとしてはチヤンネルCが残つているだけであ
る。従つて回路構成は0/1となる。
或るチヤンネルにおける局部バイパスおよび遠
隔バイパスによる原子炉11の部分的トリツプ
(第1図)と、2つの異常状態にあつて、バイパ
スされていないセンサから生ずるトリツプとを区
別するのが有意味である。原子炉11をトリツプ
するためには、同様のセンサのバイパスの組合せ
もしくは集合から生じる2つの部分的トリツプが
必要である。後者の場合には、原子炉をトリツプ
するのに、2つのバイパスされていないセンサに
よる異常の感知に由る1つのトリツプだけが要求
される(第2図参照)。
試験(TEST)入力端子は、ナンド回路C,
D,HおよびK、インバータA1、トランジスタ
Q1、変成器TR1、シユミツト・トリガTおよ
びマルチバイブレータMVの完全性を試験する働
きをなす。この試験は、模擬バイパス即ちシミユ
レートされたバイパスとして、LOCBYPが「0」
レベルで、TESTを「1」レベルとして実施され
る。この場合にはナンド・ゲートCの入力端15
3に「1」レベル信号が印加される。遠隔バイパ
スは無く、従つて,およびは「1」
で、入力端121,123および125のレベル
も「1」レベルであると想定する。TESTが
「1」レベルになると、5m秒パルスはナンド・
ゲートBを通ることができるが、入力端153が
「0」レベルにあるために、これらパルスはナン
ド・ゲートCを通ることはできない。しかしなが
らパルスはナンド・ゲートAの入力端129には
印加され、このナンド・ゲートの入力端121,
123および125が「1」レベルにある場合に
は、これらパルスはナンド・ゲートDの入力端1
31に印加される。従つてナンド・ゲートCの出
力は「1」レベルとなつて、ナンド・ゲートDの
入力端155に印加される。パルスはナンド・ゲ
ートD,H、トランジスタQ1、変成器TR1お
よびマルチバイブレータMVを通り、ナンド・ゲ
ートKの出力端に「1」レベルの信号を発生す
る。は「0」で模擬試験であることを
表わすが、は実際のバイパス(側路)
ではないことを表わす。
が模擬「0」レベルではなく、
BYIN,またはのいずれか1つまたは2つ
以上が模擬「0」レベルになると、パルスはナン
ド・ゲートCの入力端163を経て、やはり、局
部バイパスではないことを表示する。
手動による局部バイパスの場合には、スイツチ
SW1を接地して、ナンド・ゲートCの入力端1
65に「0」レベルを印加し、その出力端に
「1」レベル信号を発生する。トランジスタQ1
はが「0」レベルの場合と同様に導通
し続ける。また、の伝送は、局部バイパス
の場合と同様に、ナンド・ゲートGの入力端13
7に「0」レベルが印加されて、阻止される。ま
たは「0」レベルとなつて、バイパス
(側路)を表示する。
2つのセンサが異常動作もしくは運転を検出す
ると、は「0」レベルになる。ナンド・ゲ
ートFの入力端139には「0」レベルが印加さ
れ、タイマT1からのパルスの通過は阻止され
る。ゲートFの出力端には「1」レベルが現われ
て、ナンド・ゲートGの入力端143に印加され
る。この時点で、局部バイパス(側路)が存在し
ない場合には、ナンド・ゲートGの入力端137
も「1」レベルにあつて、その出力は「0」レベ
ルである。ナンド・ゲートHの入力端145は
「0」レベルで、その出力端には「1」レベル信
号が現われて、インバータA1の入力端に印加さ
れる。該インバータの出力には「0」レベルが現
われ、トランジスタQ1は不導通になり、遮断器
は引き外される。
インバータA3を介し、ナンド・ゲートKの入
力端65には「0」レベルが印加され、該ゲート
Kの出力端には「1」信号が現われる。局部バイ
パスを表わすからの信号は禁止され
る。
局部バイパスが存在しない場合には、ナンド・
ゲートGの入力端137の信号レベルは「0」で
ある。の通過は阻止される。このことは、
局部センサが保守または試験のために外されてい
る場合とか、あるいは故障している場合にトリツ
プ即ち引外しを阻止するのに必要である。試験バ
イパス信号は、システムが適正に動作しているこ
とを検証するために、に印加することが
できる。
第10図は、第9図に示した固体デバイスによ
つて実行されるのと同じ動作を行なうためのリレ
ー装置を示す。動作は、電源の+25V極と端子2
14,219,228,223および237間に
それぞれ接続されているコイルを有するリレー1
Rないし5Rによつて実行される。リレーのうち
の1つが付勢されると、対応の端子は接地され
る。リレー1Rないし5Rの機能は第10図に示
されている。リレーコイルに並列に接続されてい
るダイオード1D9ないし1D13は、これらコ
イルがオンまたはオフに切換される際に該コイル
に生ずる電圧過渡現象および該コイルにおける振
動を抑圧するためのものである。このようにして
制御トランジスタに対する損傷ならびにチヤタリ
ングは抑圧される。ハツチングを引いて示されて
いるコイルを有するリレー2Rおよび4Rは、装
置の通常の動作中に付勢される。接点2R1およ
び4R1は開いている。トリツプ母線271の接
点2R1を介しての接地接続路も開いている。遠
隔バイパス確認母線273のための接地接続路も
開いている。端子236および220は、トラン
ジスタQ3のコレクタが通常トリツプ母線271
に接続されるように接続されている。
トリツプ母線271はまた、その端子204を
接地端子206に接続するかあるいはまた端子2
05を接地端子207に接続することにより接地
することもできる。この二重接続は信頼性を達成
するための余分もしくは冗長である。この接続は
第11図に示した装置によつて制御される。
第11図は、8つの異なつたプロセス・パラメ
ータを感知する8つのセンサに応答しての1つの
チヤンネル、例えばCの制御を図解するもので
ある。なお、第11図に示した制御装置は、第6
図に示した装置の代りに用いることができる。典
型的な例として、18のプロセス・パラメータが感
知され、したがつてこの1つのチヤンネルには他
のセンサのための同様の制御が付加的に設けられ
ている。リレー6Rないし3Rはそれぞれ別々の
1つのセンサに応答する。リレーに並列に設けら
れているダイオードD10ないしD17は振動を
抑圧する働きをなす。通常はリレー6Rないし1
3Rが付勢されている。これらリレーのための回
路は類似であるので、リレー6Rのための回路に
関してだけ詳細に説明する。リレー6Rのコイル
は、電源の+25V極から、該コイルを介して、接
地されている端子209ならびにダイオードD1
を介して、やはり接地されている端子210に延
びる回路で付勢される。全べてのリレー6Rない
し13Rは付勢されているので、全べての接点6
R1ないし13R1は開いている。接地されてい
る端子206および207に接続されている母線
277は、端子204および205ならびにトリ
ツプ母線271に接続されている母線275から
分離されている。
バイパスまたは異常センサ検出が無い場合の正
常の動作中は、トリツプ母線271は接地されて
いない。トランジスタQ2のベースおよびエミツ
タは、電源の+27V極から抵抗器R683、ダイ
オード1D8,1D7,1D6、トランジスタQ
2のベースおよびエミツタを介してアースに立つ
ている回路に接続されている。また、アースから
ダイオード1D5、抵抗器R24を経て電源の−
12V極に到る回路が設けられている。これら回路
の電圧は、トランジスタQ2のベースに+0.7V
が加わり、したがつて該トランジスタQ2が+
25V極から遮断器の遠隔トリツプ・スイツチ14
R1および14R2、チヨークM1、抵抗器R
0、遮断器の引き外しコイルUV、チヨークM
2、トランジスタQ2のコレクタおよびエミツタ
を経てアースに到る回路で導通するように選ばれ
ている。トリツプ・コイルUVは付勢されてお
り、遮断器は閉じている。サイリスタMA1およ
びMA2はチヨークM1,M2とアースとの間に
接続されている。これらチヨークおよびサイリス
タは、例えばスパイクから生ずるような無線周波
数擾乱を抑圧する働きをなす。
端子238と239間に典型的にはそれぞれ
0.6ミリ秒の持続期間を有する3つのパルスから
なるパルス列を印加することにより直列試験を行
なう。これらパルス列は典型的には、毎秒3回印
加することができる。パルス列は、トランジスタ
Q3のベースとエミツタとの間に印加する。通常
このトランジスタは、アースからダイオード1D
14、抵抗器R337−1を経て電源の−12V極
に流れる電流により不導通状態に保持されてい
る。パルス列は、パルスを印加した時に降服する
ツエナーダイオードZ31−1を介してトランジ
スタQ3のベースとエミツタとの間に印加する。
これらパルスによつてトランジスタQ3は導通状
態になる。
トランジスタQ3が導通すると、パルス列は+
25V極から抵抗器R28−1、導体271、端子
220、端子336、リレー5Rの常閉接点5R
2、トランジスタQ3のコレクタおよびエミツ
タ、アース、ダイオード1D5および抵抗器R2
4を介して電源の−12V極に流れる。パルス列の
各パルスは、トランジスタQ2を、不足電圧リレ
ーUVが付勢された状態に留まることができるほ
ど短かい期間だけ不導通にする。この結果一連の
中断もしくは遮断が、+25V極から導体279、
遠隔トリツプ・スイツチ1R1および14R2、
チヨークM1、抵抗器R68−1、パルス列受信
部281、抵抗器R68−2、チヨークM2およ
びトランジスタQ2のコレクタおよびエミツタを
経てアースに到る回路に生ずる。パルス列は、チ
ヨークM1およびM2ならびにサイリスタMA1
およびMA2によつて実質的に影響を受けること
はない。
受信部281は、抵抗器R1およびLED11
により分路されているダイオードD100および
D101を有している。直列試験中、LED11
は一連の光パルスを発生し、これらパルスはホト
トタンジスタQ4に入射する。該ホトトランジス
タQ4は光パルス列を電気パルス列に変換し、電
気パルス列は当該チヤンネルと関連の計算機に情
報として伝送される。
局部バイパス・リレー3Rが付勢されると、電
流は+25V極から、LED10、ダイオード1D
2、ダイオード1D18および端子228を経て
アースに流れる。LED10が付勢されて、局部
バイパスであることを表わす信号を発生する。電
流はまた端子227を経て流れ、計算機システム
95に局部バイパスを通報する。スイツチSW2
によつて発生される手動バイパスの場合にも類似
の動作が行なわれる。
リレー3Rが付勢されると、常閉接点3R1は
開らかれ、常開接点3R2および3R3が閉ざさ
れる。接点3R1で、抵抗器R68−3はトリツ
プ母線271から切り離される。しかしながらト
ランジスタQ2には+25V極から制御電流が供給
されておつて、トランジスタQ2は、バイパスが
生ずる前と同様に、+25V極から抵抗器R68−
3およにダイオード1D6,1D7,1D8を介
して導通状態を維持する。他のチヤンネルに類似
のセンサの局部バイパスがない場合には、遠隔チ
ヤンネルバイパスは存在しないことになり、リレ
ー4Rは付勢された状態に留まり、接点4R1は
開いた状態に留まる。トランジスタQ2は導通状
態を続け、コイルUVは付勢された状態に留ま
り、遮断器の引き外しを阻止する。
リレー3Rの完全性を試験するために、リレー
5Rを付勢し、接点5R2を開き、そして接点5
R1を閉ざす。接点5R2で、トランジスタQ3
は端子236および220から切り離される。接
点5R1で、トランジスタQ3はトランジスタQ
2の制御回路にパルス列を印加し続けるように接
続される。受信部281が直列試験パルス列を検
出すると、リレー3Rの完全性が確認される。
遠隔バイパスが生じると、リレー4Rは減勢さ
れ、接点4R1は再び閉ざされる。端子31は接
地され、遠隔バイパスが確認される。この時点で
局部バイパスも存在する場合には、リレー3Rが
付勢されて導体283は接地され、トランジスタ
Q2は不導通にされて遮断器は引き外される。1
つのチヤンネル例えばCに局部バイパスが存在
すると、他のチヤンネルCないしCの遠隔バ
イパス・リレー4Rは減勢される。例えばチヤン
ネルCに局部バイパスがあると、この極部バイ
パスの情報が計算機システムのメモリQME1に
入力され、チヤンネルCにおける遠隔バイパス
の入力は阻止される。
包括的なトリツプの場合には、リレー2Rが減
勢されて、接点2R1は再び閉ざされ、導体28
3は接地される。トランジスタQ2は不導通状態
になる。包括的トリツプ前に例えばチヤンネルC
に局部バイパスが生ずると、他のチヤンネルに
おいて、リレー3Rが作動されて、接点3R1が
開き、トランジスタQ2は不導通になるのを阻止
される。即ち入力は禁止される。
試験母線285はリレー1Rおよび3Rを付勢
することにより可能化される。接点1R1および
3R3は閉ざされて、端子208が接地され、他
のチヤンネルにおける遠隔バイパスが入力され
る。
トリツプ母線271の動作は、リレー13R
(第11図参照)を介して、通常付勢されている
リレー6Rにより制御される。リレー6Rの動作
についてだけ考察する。端子209および210
は接地されている。部分的トリツプが生ずると、
言い換えるならば、1つのセンサにより1つの異
常パラメータが検出されると、端子210はアー
スから切り離され、計算機は端子211を介して
部分的トリツプの情報を受ける。計算機メモリが
同じパラメータのためのセンサに関し別の局部的
トリツプの情報を記憶している場合には、トリツ
プ可能化信号が印加されて、端子209はアース
から切り離され、リレー6Rは減勢されて、接点
6R1は再び閉ざされる。導体277は導体27
5への接続により接地され、そしてトリツプ導体
271も接地されて、トランジスタQ2は減勢さ
れる。かくして遮断器は引き外される。なお抵抗
器R68−3は500Ωであり、他方抵抗器R28
−1は10KΩであるので、ダイオード1D16は
導通している点に注意されたい。
スイツチSW3ないしSW10は対応のセンサ
に対するこの動作を無効にすることができる。こ
れらスイツチは閉ざされると、対応のリレー6R
ないし13Rを接地して、対応の接点を永久的に
開成する。スイツチSW3ないしSW10のいず
れかが閉ざされると、このことは対応のLED2
ないしLED9により発生される信号で表示され
る。またセンサ制御リレーR6にバイパスが生じ
た場合にも、端子212が接地されて、端子20
9および210を介してのトリツプは無効にされ
る。
第12図は、2つのマイクロプロセツサ・ベー
スのトリツプ論理計算機システム301および3
03が論理モジユール86および各チヤンネルの
バイパス・ユニツト89と相互接続されている装
置を示す。
マイクロプロセツサ301は、データ・リン
ク・トランシーバQMD3およびQMD4を有し
ており、これらデータ・リンク・トランシーバ
は、情報がチヤンネルCによつて受け取られて
いると仮定した場合に、遠隔チヤンネルC,C
およびCから受けるデータを伝送するマルチ
プレクサとしての働きをなす。マイクロプロセツ
サ301はまた計算機QMC2およびそのメモリ
QME2ならびにデイジタル出力回路QD02を備
えている。計算機QMC2は汎用入/出力母線3
05を介して出力回路QD02に接続されてい
る。デイジタル出力回路QD02は、母線309
を介して論理モジユール86にトリツプ可能状態
信号を供給する。また、バイパス装置89へ供給
する必要がある場合には、母線311を介して作
動信号を供給する。
マイクロプロセツサ303は、デイジタル入力
回路QDI3、デイジタル出力回路QD03、計算
機QMC3およびそれに関連のメモリQME3なら
びにデータ・リンク・トランシーバQMD5およ
びQMD6を備えている。トランシーバQMD5
およびQMD6は、遠隔チヤンネルCないしC
に伝送される情報のためのマルチプレクサとし
ての働きをなす。デイジタル入力回路QD13
は、母線313を介してバイパス・ユニツト89
からバイパス状態信号を受け、母線313を介し
て部分的トリツプ状態信号を受け、そして母線3
17を介して論理モジユールからバイパス信号を
受ける。トリツプ時にチヤンネルCの部分的ト
リツプ信号は、チヤンネルCないしCで受け
られた場合に有効になる。デイジタル出力回路
QD03は母線319およびトリツプ母線88を
介して包括的トリツプ状態信号を供給する。この
マイクロプロセツサ303においては情報の流れ
は2つの方向に生ずる。即ちチヤンネルCない
しCからマルチプレクサQMD5およびQMD
6を介してバイパス・ユニツトに向かう方向と、
論理モジユール86およびバイパス・ユニツトか
らマルチプレクサQMD5およびQMD6を介し
てチヤンネルCないしCに向かう方向であ
る。計算機QMC3への情報および該計算機から
の情報は、汎用もしくは両方向入/出力母線30
7を経て流れる。
マイクロプロセツサ303は本質的に、通信モ
ジユール95(第3図参照)の構成要素を備えて
いる。デイジタル出力回路QD03は、両方向通
信を可能にするために付加されたものである。
第13図は、第12図に示したトリツプ論理装
置のパラメータを用いての信頼性検査の結果を示
すグラフである。1つの計算機に生ずる故障と故
障との間の平均時間が単位を時間として横軸に目
盛られており、そして故障の確率で表わした装置
の信頼性は縦軸にとられている。なお週間試験お
よび月間試験が示されている。
図から明らかなように、データ・リンクおよび
バイパス・ユニツトは連続的に試験した。故障を
検出する試験の有効性もしくは効率はデータ・リ
ンクの場合50%であり、バイパス・ユニツトの場
合90%であつた。計算機は周期的に試験した。い
ずれの場合にも上側の曲線は修理に8時間を要し
た状態を表わし、下側の曲線は修理に4時間を要
した状態を表わす。
この実験から得た結論として、トリツプ論理計
算機を連続的に試験しない場合でも、装置の3.4
×10-7という信頼度は、WISD「Q」シリーズ・
カードの一次推定値の範囲内にあるWISD「Q」
シリーズのカード平均時間に充分匹敵し得る。
以上本発明の好ましい実施例を開示したが、こ
の実施例に関し数多くの変更が可能であることは
言うまでもない。従つて本発明はこの実施例に限
定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を図解する回路略図、
第2図は第1図に示した本発明の実施例がどのよ
うに機能するかを蓋然的に示す抽象的なブロツク
ダイヤグラム、第3図はパラメータ・センサから
受ける情報を処理する原子炉トリツプ論理チヤン
ネルの主たる要素を示すブロツクダイヤグラム、
第4図はトリツプ可能化機能がどのようにして発
生されるかを図解する論理模式図、第5図は包括
的トリツプが発生される仕方を図解する論理模式
図、第6図は第3図に示したような原子炉トリツ
プ論理チヤンネルの論理を実現するためのリレー
装置の回路略図、第7図は原子炉トリツプ論理チ
ヤンネルの論理を実行するための固体デバイスの
論理模式図、第8図は原子炉トリツプ論理計算機
の連続試験のための装置を図解する論理模式図、
第9図はバイパス制御を固体デバイスを用いて実
現する実施例を示す論理模式図、第10図はリレ
ー装置を用いてバイパス制御を実現する回路の回
路略図、第11図は第10図に示したリレー制御
装置と協働し、リレーから構成されている装置の
遮断器のための引き外し論理回路略図、第12図
は原子力発電プラントの計算機故障の慣用の低確
率を保証することができる原子炉トリツプ論理チ
ヤンネルの重要な特徴を示すブロツクダイヤグラ
ム、そして第13図は第12図に示したトリツプ
論理を実行する計算機のパラメータを用いての信
頼性試験の結果を示すグラフである。 11……原子炉、13,15……蒸気発生器、
17,19……一次ループ、18,20……ポン
プ、21,23……二次ループ、22……一次コ
イル、24……加圧装置、25……タービン、2
7……発電機、29,31……分岐路、33……
復水器、35……復水ポンプ、39……給水ポン
プ、51……中性子束検出器、52……流量セン
サ、53……圧力センサ、54……温度センサ、
55……給水レベル・センサ、60……駆動部、
61……制御棒、63……電動−発電装置、64
……回路遮断器、66,68,70,72……接
触器、77,79……トリツプ・モジユール・ユ
ニツト、76,86……論理モジユール・ユニツ
ト、82,96,97,98,99,100……
母線、84……リレー、85……タイマ、90…
…論理部、91,301,302……計算機シス
テム、95……通信モジユール、101,111
……アンド・ゲート、104,146,160…
…否定回路、105,106,109,117,
119……オア回路、107……2/3ゲート、
112……2/4ゲート、113……3/4ゲー
ト、115,154……警報回路、122……
入/出力回路、130,136,285……試験
母線、138,150……タイマ、140……出
力母線、144,158……アンド・ゲート、1
52……オア・ゲート、271……トリツプ母
線、281……受信部、301,303……マイ
クロプロセツサ、305,307……入/出力母
線。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 原子炉系統が複数の副系統を含み、該副系統
    の各々が監視されるべき1つまたは2つ以上のパ
    ラメータを有している原子炉トリツプ装置におい
    て、 前記原子炉に接続されて作動された時に前記原
    子炉をトリツプするトリツプ手段と、 前記パラメータの各々を監視するための1群の
    同様のセンサと、 各群の前記センサの各々に接続されて、センサ
    の試験または保守の場合もしくはセンサが故障ま
    たは動作不能等になつた時に前記センサの各々を
    側路するための側路手段と、 前記原子炉をトリツプさせるために必要な、異
    常パラメータを感知したセンサの数を、前記セン
    サの各群ごとにトリツプ用センサ数として決定す
    るトリツプ用センサ数決定手段であつて、側路さ
    れていないセンサの数が、群内のセンサの全数よ
    りも小さい所定数よりも大きい場合には前記トリ
    ツプ用センサ数を該所定数に等しいように決定
    し、側路されていないセンサの数が前記所定数以
    下である場合には、前記トリツプ用センサ数を該
    側路されていないセンサ数よりも少なくとも1つ
    少ない数に等しいように決定する前記トリツプ用
    センサ数決定手段と、 前記1群のセンサの内の、前記トリツプ用セン
    サ数決定手段により決定された数のセンサが、異
    常パラメータを感知したとき、前記トリツプ手段
    をして前記原子炉をトリツプせしめるように作動
    するトリツプ手段作動手段と、 を備えたことを特徴とする原子炉トリツプ装置。
JP57058370A 1981-04-09 1982-04-09 Reactor trip device Granted JPS57179691A (en)

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