JPH0337933B2 - - Google Patents
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- JPH0337933B2 JPH0337933B2 JP63190817A JP19081788A JPH0337933B2 JP H0337933 B2 JPH0337933 B2 JP H0337933B2 JP 63190817 A JP63190817 A JP 63190817A JP 19081788 A JP19081788 A JP 19081788A JP H0337933 B2 JPH0337933 B2 JP H0337933B2
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Landscapes
- Brushes (AREA)
- Measurement Of The Respiration, Hearing Ability, Form, And Blood Characteristics Of Living Organisms (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
(イ) 産業上の利用分野
この発明は、例えば犯罪現場に残された指紋を
採取する際に使用される指紋採取用除電ブラシに
関する。
採取する際に使用される指紋採取用除電ブラシに
関する。
(ロ) 従来の技術
第4図は、従来の指紋採取用ブラシを示す斜視
図である。
図である。
従来の指紋採取用ブラシ9は、一定長さを有す
る棒軸状の持ち手部91先端にハケ部92を形成
し、このハケ部92は多数の非導電性繊維材93
から構成されている。多数の非導電性繊維材93
は、例えば動物性繊維の毛、或いは合成繊維等の
非導電性糸状のものが使用され、各非導電性繊維
材93は基端が止め金具94により持ち手部91
の先端に止着されている。
る棒軸状の持ち手部91先端にハケ部92を形成
し、このハケ部92は多数の非導電性繊維材93
から構成されている。多数の非導電性繊維材93
は、例えば動物性繊維の毛、或いは合成繊維等の
非導電性糸状のものが使用され、各非導電性繊維
材93は基端が止め金具94により持ち手部91
の先端に止着されている。
指紋の採取には、指紋が付着する部材に応じて
各種の指紋採取薬が使用される。指紋採取薬とし
て、通常は酸化アルミニウムの微粉末が使用され
るが、この他に例えばアンチモン、グラフアイ
ト、光明丹、石松子、エオシン或いはフクシン等
の粉末が用いられる。指紋採取に際しては、犯罪
現場において、持参した(携行した)指紋採取薬
(アルミナ微粉末)を指紋採取用ブラシの先端ハ
ケ部に付着させ、このハケ部にて指紋が付着して
いるであろう部材(ガラス面、陶器面、金属器
具、硬質紙、或いは塗料を施した壁面等の部材)
表面に、アルミナ微粉末を塗布する。これによ
り、白色の指紋(指肪分が付着した指紋を構成す
る隆線)が部材表面に顕出する。この顕出した指
紋は、透明の粘着テープ(或いはゼラチン紙)に
転写し採取する。
各種の指紋採取薬が使用される。指紋採取薬とし
て、通常は酸化アルミニウムの微粉末が使用され
るが、この他に例えばアンチモン、グラフアイ
ト、光明丹、石松子、エオシン或いはフクシン等
の粉末が用いられる。指紋採取に際しては、犯罪
現場において、持参した(携行した)指紋採取薬
(アルミナ微粉末)を指紋採取用ブラシの先端ハ
ケ部に付着させ、このハケ部にて指紋が付着して
いるであろう部材(ガラス面、陶器面、金属器
具、硬質紙、或いは塗料を施した壁面等の部材)
表面に、アルミナ微粉末を塗布する。これによ
り、白色の指紋(指肪分が付着した指紋を構成す
る隆線)が部材表面に顕出する。この顕出した指
紋は、透明の粘着テープ(或いはゼラチン紙)に
転写し採取する。
(ハ) 発明が解決しようとする課題
指紋採取者が、犯罪現場に赴く際、採取薬を携
帯する。この時、持ち歩き時の振動等によりケー
ス内に収容される採取薬(アルミナ微粉末)が摩
擦等で帯電する。このため、静電気が帯電したア
ルミナ微粉末を指紋採取用ブラシのハケ部に付着
させ、指紋の上に塗布する時、静電気の影響で鮮
明な指紋がとれない不利があつた。例えば、静電
気の帯電した粉体がハケ部の毛に強く吸着して、
指紋上に適正状態で引つつかない場合、或いは指
紋が付着した部材(例えば金属ノブ)の材質表面
の電気的性格によつて、鮮明な指紋を顕出し得な
い場合がある。この例として、例えば指紋の付着
した部材表面が、粉体に帯電する静電気と同質の
電気(プラス電気或いはマイナス電気)を帯びて
いる場合、電気的な反発により指紋上に粉体が適
正状態で引つつかない。或いは逆に、指紋の付着
した部材表面が粉体に帯電する静電気と異質の電
気を帯びている場合、電気的な吸着により指紋を
形成する隆線間の溝にまで粉体が強く吸着して隆
線の境界が明確とならず、鮮明な指紋を顕出し得
ない等の不利があつた。
帯する。この時、持ち歩き時の振動等によりケー
ス内に収容される採取薬(アルミナ微粉末)が摩
擦等で帯電する。このため、静電気が帯電したア
ルミナ微粉末を指紋採取用ブラシのハケ部に付着
させ、指紋の上に塗布する時、静電気の影響で鮮
明な指紋がとれない不利があつた。例えば、静電
気の帯電した粉体がハケ部の毛に強く吸着して、
指紋上に適正状態で引つつかない場合、或いは指
紋が付着した部材(例えば金属ノブ)の材質表面
の電気的性格によつて、鮮明な指紋を顕出し得な
い場合がある。この例として、例えば指紋の付着
した部材表面が、粉体に帯電する静電気と同質の
電気(プラス電気或いはマイナス電気)を帯びて
いる場合、電気的な反発により指紋上に粉体が適
正状態で引つつかない。或いは逆に、指紋の付着
した部材表面が粉体に帯電する静電気と異質の電
気を帯びている場合、電気的な吸着により指紋を
形成する隆線間の溝にまで粉体が強く吸着して隆
線の境界が明確とならず、鮮明な指紋を顕出し得
ない等の不利があつた。
この発明は、以上のような課題を解消させ、指
紋採取薬(アルミナ微粉末)の静電気を積極的に
除電することで、常に鮮明な指紋を採取し得る指
紋採取用除電ブラシを提供することを目的とす
る。
紋採取薬(アルミナ微粉末)の静電気を積極的に
除電することで、常に鮮明な指紋を採取し得る指
紋採取用除電ブラシを提供することを目的とす
る。
(ニ) 課題を解決するための手段及び作用
この目的を達成させるために、この発明の指紋
採取用除電ブラシでは、次のような構成としてい
る。
採取用除電ブラシでは、次のような構成としてい
る。
指紋採取用除電ブラシは、持ち手部の先端にハ
ケ部を備えたブラシであつて、ハケ部は多数の非
導電性繊維材に対し、多数の導電性繊維材を分散
状に混合配備して成り、この導電性繊維材は一価
の銅イオンを吸着させたアクリル系繊維の表面に
導電膜を形成して構成されている。
ケ部を備えたブラシであつて、ハケ部は多数の非
導電性繊維材に対し、多数の導電性繊維材を分散
状に混合配備して成り、この導電性繊維材は一価
の銅イオンを吸着させたアクリル系繊維の表面に
導電膜を形成して構成されている。
このような構成を有する指紋採取用除電ブラシ
では、比較的長尺な非導電性繊維材に対し、短尺
な導電性繊維材を混合状に分散配備することで、
ハケ部を構成している。つまり、導電性繊維材の
先端を非導電性繊維材に対し持ち手部側へ後退さ
せた状態に設定している。指紋採取に際しては、
従来同様に、ハケ部先端に指紋採取薬(アルミナ
微粉末)を接合させ付着させる。つまり、長尺な
非導電性繊維材の先端部に、アルミナ微粉末が付
着する。この時、短尺な導電性繊維材の先端が、
静電気に帯電したアルミナ粉体に接近し、コロナ
放電という微弱な放電現象によりアルミナ粉体に
帯電する静電気を除電する。導電性繊維材は、一
価の銅イオンを吸着させたアクリル系繊維の表面
に導電膜を施したもので構成されている。この導
電膜は、一価の銅イオンを吸着させたアクリル系
繊維を、例えばハイドロサルフアイト物質を含む
還元性水溶液で加熱処理した結果、硫化銅状の膜
となつている。つまり、金属的な複合導電層とな
つている。導電性繊維材は、このような繊維(つ
まり、アクリルニトリル−硫化銅複合体による金
属含有有機導電性繊維)を糸状にしたもので、構
成されている。従つて、このようなハケ部(導電
性繊維材)を、静電気に帯電する粉体に接近させ
る時、導電性繊維材との間に絶縁物(空気)を介
してコロナ放電現象が生じ、粉体に帯電する静電
気が放電する。これは、導電性繊維材、つまりア
クリル系繊維表面の導電膜(硫化銅膜)は、微視
的な凹凸粗面となつている。従つて、静電気を帯
びた粉体と、導電性繊維材とは、電気的にそれぞ
れ対向する一対の電極と見做すことが出来る。こ
の両電極間は、導電性繊維表面(導電膜)が凹凸
粗面であるため、両電極間距離にバラツキがあ
り、且つ両電極間の電界強さが異なり、不均質電
界(不平等電界)となる。このため、両電極間に
火花放電が生じる前に、コロナ放電という微弱な
放電現象が生じる。つまり、両電極間に介在する
空気の絶縁性が崩れ、粉体の静電気が放電する。
従つて、単にブラシのハケ部を粉体に接離させる
だけの通常どおりの作業で、粉体に帯電する静電
気が積極的に除電される。かくして、常に鮮明な
指紋の採取を実現し得る。
では、比較的長尺な非導電性繊維材に対し、短尺
な導電性繊維材を混合状に分散配備することで、
ハケ部を構成している。つまり、導電性繊維材の
先端を非導電性繊維材に対し持ち手部側へ後退さ
せた状態に設定している。指紋採取に際しては、
従来同様に、ハケ部先端に指紋採取薬(アルミナ
微粉末)を接合させ付着させる。つまり、長尺な
非導電性繊維材の先端部に、アルミナ微粉末が付
着する。この時、短尺な導電性繊維材の先端が、
静電気に帯電したアルミナ粉体に接近し、コロナ
放電という微弱な放電現象によりアルミナ粉体に
帯電する静電気を除電する。導電性繊維材は、一
価の銅イオンを吸着させたアクリル系繊維の表面
に導電膜を施したもので構成されている。この導
電膜は、一価の銅イオンを吸着させたアクリル系
繊維を、例えばハイドロサルフアイト物質を含む
還元性水溶液で加熱処理した結果、硫化銅状の膜
となつている。つまり、金属的な複合導電層とな
つている。導電性繊維材は、このような繊維(つ
まり、アクリルニトリル−硫化銅複合体による金
属含有有機導電性繊維)を糸状にしたもので、構
成されている。従つて、このようなハケ部(導電
性繊維材)を、静電気に帯電する粉体に接近させ
る時、導電性繊維材との間に絶縁物(空気)を介
してコロナ放電現象が生じ、粉体に帯電する静電
気が放電する。これは、導電性繊維材、つまりア
クリル系繊維表面の導電膜(硫化銅膜)は、微視
的な凹凸粗面となつている。従つて、静電気を帯
びた粉体と、導電性繊維材とは、電気的にそれぞ
れ対向する一対の電極と見做すことが出来る。こ
の両電極間は、導電性繊維表面(導電膜)が凹凸
粗面であるため、両電極間距離にバラツキがあ
り、且つ両電極間の電界強さが異なり、不均質電
界(不平等電界)となる。このため、両電極間に
火花放電が生じる前に、コロナ放電という微弱な
放電現象が生じる。つまり、両電極間に介在する
空気の絶縁性が崩れ、粉体の静電気が放電する。
従つて、単にブラシのハケ部を粉体に接離させる
だけの通常どおりの作業で、粉体に帯電する静電
気が積極的に除電される。かくして、常に鮮明な
指紋の採取を実現し得る。
(ホ) 実施例
第1図は、この発明に係る指紋採取用除電ブラ
シの具体的な一実施例を示す斜視図である。
シの具体的な一実施例を示す斜視図である。
指紋採取用除電ブラシ1は、公知のように持ち
手部2と、この持ち手部2の先端に形成されたハ
ケ部3とから構成される。
手部2と、この持ち手部2の先端に形成されたハ
ケ部3とから構成される。
持ち手部2は、例えば合成樹脂材或いは木材等
により、一定長さを有する丸棒状に形成されてい
る。この発明の特徴は、上記ハケ部3を多数の非
導電性繊維材4に対し、多数の導電性繊維材5を
分散状に混合配備した点にある。非導電性繊維材
4は、従来と同様に、動物性繊維(例えば「リ
ス」の毛)或いは合成繊維の糸状等の非導電性の
資材が使用され、比較的長尺に設定している。こ
の発明の特徴である導電性繊維材5は、第2図で
示すように実施例では短尺に設定し、先端を非導
電性繊維材4より持ち手部2側へ後退させた状態
で、止め金具6を介してそれぞれ基端を持ち手部
2の先端に止着させてある。
により、一定長さを有する丸棒状に形成されてい
る。この発明の特徴は、上記ハケ部3を多数の非
導電性繊維材4に対し、多数の導電性繊維材5を
分散状に混合配備した点にある。非導電性繊維材
4は、従来と同様に、動物性繊維(例えば「リ
ス」の毛)或いは合成繊維の糸状等の非導電性の
資材が使用され、比較的長尺に設定している。こ
の発明の特徴である導電性繊維材5は、第2図で
示すように実施例では短尺に設定し、先端を非導
電性繊維材4より持ち手部2側へ後退させた状態
で、止め金具6を介してそれぞれ基端を持ち手部
2の先端に止着させてある。
上記、導電性繊維材5は、アクリル系繊維に一
価の銅イオンを吸着させる。つまり、アクリル系
繊維中のニトリル基(CN基)と銅イオンをイオ
ン結合させる。そして、この銅イオンを吸着した
アクリル系繊維を還元性水溶液で加熱処理する。
還元性水溶液としては、例えばハイドロサルフア
イト物質(例えばソジユームハイドロサルフアイ
ト(NaSO4)〕が使用される。これにより、繊維
表面には極めて薄い導電膜51が形成される。こ
の導電膜51は、硫化銅状の膜となつている。つ
まり、金属的な複合導電層となつている。導電性
繊維材5は、このような極めて細い短繊維(つま
り、アクリロニトリル−硫化銅複合体による金属
含有有機導電性繊維)を糸状に紡糸して構成して
いる。
価の銅イオンを吸着させる。つまり、アクリル系
繊維中のニトリル基(CN基)と銅イオンをイオ
ン結合させる。そして、この銅イオンを吸着した
アクリル系繊維を還元性水溶液で加熱処理する。
還元性水溶液としては、例えばハイドロサルフア
イト物質(例えばソジユームハイドロサルフアイ
ト(NaSO4)〕が使用される。これにより、繊維
表面には極めて薄い導電膜51が形成される。こ
の導電膜51は、硫化銅状の膜となつている。つ
まり、金属的な複合導電層となつている。導電性
繊維材5は、このような極めて細い短繊維(つま
り、アクリロニトリル−硫化銅複合体による金属
含有有機導電性繊維)を糸状に紡糸して構成して
いる。
このような構成を有する指紋採取用除電ブラシ
を使用して、指紋採取作業を実行する場合は、仮
に指紋採取薬(アルミナ微粉末)7が静電気に帯
電していると仮定すると、従来同様にブラシ1の
ハケ部3先端を、静電気に帯電するアルミナ粉体
7に接合させ付着させる。つまり、長尺な非導電
性繊維材4の先端部に、アルミナ微粉末7が付着
する。この時、短尺な導電性繊維材5の先端が、
静電気に帯電したアルミナ粉体7に接近し、コロ
ナ放電という微弱な放電現象によりアルミナ粉体
7に帯電する静電気を除電する。これは、導電性
繊維材(アクリロニトリル−硫化銅複合体)5を
構成するアクリ系繊維の表面の導電膜(金属的な
硫化銅膜)51の表面が、微視的に凹凸粗面とな
つている。従つて、静電気を帯びた粉体7と、導
電性繊維材5とは電気的に、それぞれ対向する一
対の電極と見做すことが出来る。この両電極間
(静電気の帯電した粉体7と、金属的な複合導電
層をもつ導電性繊維材5)は、導電性繊維材表面
(導電膜51)が凹凸粗面であるため、両電極5,
7間距離にバラツキがあり、且つ両電極5,7間
の電界強さが異なり、不均質電界(不平等電界)
となる。このため、両電極5,7間(高い電荷を
持たない導電性繊維材5と、高い電荷を持つ粉体
7との間)に火花放電が生じる前に、コロナ放電
という微弱な放電現象が生じる。つまり、両電極
5,7間に介在する空気の絶縁性が崩れ、粉体7
の静電気が空中へ放電する。従つて、単にブラシ
1のハケ部3を粉体7に接離させるだけの通常ど
おりの作業で、粉体7に帯電する静電気が除電さ
れる。かくして、ハケ部3の非導電性繊維材4に
粉体7を付着させ、第3図で示すように、このハ
ケ部3の先端にて指紋付着部材8表面を摩るだけ
で、白色の鮮明な指紋8aを顕出し得る。
を使用して、指紋採取作業を実行する場合は、仮
に指紋採取薬(アルミナ微粉末)7が静電気に帯
電していると仮定すると、従来同様にブラシ1の
ハケ部3先端を、静電気に帯電するアルミナ粉体
7に接合させ付着させる。つまり、長尺な非導電
性繊維材4の先端部に、アルミナ微粉末7が付着
する。この時、短尺な導電性繊維材5の先端が、
静電気に帯電したアルミナ粉体7に接近し、コロ
ナ放電という微弱な放電現象によりアルミナ粉体
7に帯電する静電気を除電する。これは、導電性
繊維材(アクリロニトリル−硫化銅複合体)5を
構成するアクリ系繊維の表面の導電膜(金属的な
硫化銅膜)51の表面が、微視的に凹凸粗面とな
つている。従つて、静電気を帯びた粉体7と、導
電性繊維材5とは電気的に、それぞれ対向する一
対の電極と見做すことが出来る。この両電極間
(静電気の帯電した粉体7と、金属的な複合導電
層をもつ導電性繊維材5)は、導電性繊維材表面
(導電膜51)が凹凸粗面であるため、両電極5,
7間距離にバラツキがあり、且つ両電極5,7間
の電界強さが異なり、不均質電界(不平等電界)
となる。このため、両電極5,7間(高い電荷を
持たない導電性繊維材5と、高い電荷を持つ粉体
7との間)に火花放電が生じる前に、コロナ放電
という微弱な放電現象が生じる。つまり、両電極
5,7間に介在する空気の絶縁性が崩れ、粉体7
の静電気が空中へ放電する。従つて、単にブラシ
1のハケ部3を粉体7に接離させるだけの通常ど
おりの作業で、粉体7に帯電する静電気が除電さ
れる。かくして、ハケ部3の非導電性繊維材4に
粉体7を付着させ、第3図で示すように、このハ
ケ部3の先端にて指紋付着部材8表面を摩るだけ
で、白色の鮮明な指紋8aを顕出し得る。
また、この導電性繊維材5を備えたハケ部3
は、それ自体の帯電を防止し得るため、ハケ部3
を指紋付着部材8表面に擦り付ける際に発生する
虞れがある静電気を除電するから、ハケ部3に
塵、埃等の不純物が付着する虞れが全くなく、一
層鮮明な指紋の採取が実現できる。更に、導電性
繊維材5は、一価の銅イオンを吸着させたアクリ
ル系繊維を環元処理して金属性導電膜51を形成
したものであるため、耐洗液性があり、ハケ部3
は洗浄によつても除電効果を失うことがない。
は、それ自体の帯電を防止し得るため、ハケ部3
を指紋付着部材8表面に擦り付ける際に発生する
虞れがある静電気を除電するから、ハケ部3に
塵、埃等の不純物が付着する虞れが全くなく、一
層鮮明な指紋の採取が実現できる。更に、導電性
繊維材5は、一価の銅イオンを吸着させたアクリ
ル系繊維を環元処理して金属性導電膜51を形成
したものであるため、耐洗液性があり、ハケ部3
は洗浄によつても除電効果を失うことがない。
尚、実施に際しては、第1図或いは第2図で示
すように、導電性繊維材5と同様の資材にて形成
した放電用紐52を、導電性繊維材5の基端に接
続し、止め金具6より外方へ引き出し状に配備し
ても良い。この放電用紐52を配備することで、
仮にコロナ放電以上の帯電電荷が連続して発生す
る場合であつても、有効な静電気を除電し得る。
また、実施に際しては、持ち手部2の表面に導電
性インクで導体印刷を施してもよく、この場合ア
ース効果を一層高めることが出来る。
すように、導電性繊維材5と同様の資材にて形成
した放電用紐52を、導電性繊維材5の基端に接
続し、止め金具6より外方へ引き出し状に配備し
ても良い。この放電用紐52を配備することで、
仮にコロナ放電以上の帯電電荷が連続して発生す
る場合であつても、有効な静電気を除電し得る。
また、実施に際しては、持ち手部2の表面に導電
性インクで導体印刷を施してもよく、この場合ア
ース効果を一層高めることが出来る。
(ヘ) 発明の効果
この発明では、以上のように、多数の非導電性
繊維材に対し、一価の銅イオンを吸着させたアク
リル系繊維より成る多数の導電性繊維材を分散状
に混合配備させてハケ部を構成させることとした
から、携帯時の振動摩擦等によつて帯電した指紋
採取薬(粉体)に対し、ハケ部を採取薬に接離さ
せる通常作業のもとで、粉体に帯電する静電気を
コロナ放電現象により積極的に除電することが出
来る。
繊維材に対し、一価の銅イオンを吸着させたアク
リル系繊維より成る多数の導電性繊維材を分散状
に混合配備させてハケ部を構成させることとした
から、携帯時の振動摩擦等によつて帯電した指紋
採取薬(粉体)に対し、ハケ部を採取薬に接離さ
せる通常作業のもとで、粉体に帯電する静電気を
コロナ放電現象により積極的に除電することが出
来る。
従つて、従来のような指紋採取薬が帯びた静電
気の影響で、鮮明な指紋を採取し得ない等の不利
が解消され、指紋の付着する部材の電気的な性格
の如何に拘らず、常に鮮明な指紋採取を実現し得
る等、発明目的を達成した優れた効果を有する。
気の影響で、鮮明な指紋を採取し得ない等の不利
が解消され、指紋の付着する部材の電気的な性格
の如何に拘らず、常に鮮明な指紋採取を実現し得
る等、発明目的を達成した優れた効果を有する。
第1図は、実施例指紋採取用除電ブラシを示す
斜視図、第2図は、実施例指紋採取用除電ブラシ
のハケ部を示す要部拡大説明図、第3図は、実施
例指紋採取用除電ブラシで指紋を採取する状態を
示す説明図、第4図は、従来の指紋採取用ブラシ
を示す斜視図である。 1:ブラシ本体、2:持ち手部、3:ハケ部、
4:非導電性繊維材、5:導電性繊維材、51:
導電膜。
斜視図、第2図は、実施例指紋採取用除電ブラシ
のハケ部を示す要部拡大説明図、第3図は、実施
例指紋採取用除電ブラシで指紋を採取する状態を
示す説明図、第4図は、従来の指紋採取用ブラシ
を示す斜視図である。 1:ブラシ本体、2:持ち手部、3:ハケ部、
4:非導電性繊維材、5:導電性繊維材、51:
導電膜。
Claims (1)
- 1 持ち手部の先端にハケ部を備えたブラシであ
つて、ハケ部は多数の非導電性繊維材に対し、多
数の導電性繊維材を分散状に混合配備して成り、
この導電性繊維材は一価の銅イオンを吸着させた
アクリル系繊維の表面に導電膜を形成してなるこ
とを特徴とする指紋採取用除電ブラシ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63190817A JPH0241140A (ja) | 1988-07-30 | 1988-07-30 | 指紋採取用除電ブラシ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63190817A JPH0241140A (ja) | 1988-07-30 | 1988-07-30 | 指紋採取用除電ブラシ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0241140A JPH0241140A (ja) | 1990-02-09 |
| JPH0337933B2 true JPH0337933B2 (ja) | 1991-06-07 |
Family
ID=16264248
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63190817A Granted JPH0241140A (ja) | 1988-07-30 | 1988-07-30 | 指紋採取用除電ブラシ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0241140A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2007111943A2 (en) | 2006-03-22 | 2007-10-04 | W. R. Grace & Co.-Conn. | Transparent coatings |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5189188B2 (ja) * | 2011-07-11 | 2013-04-24 | 日本蚕毛染色株式会社 | ブラシ用繊維、該ブラシ用繊維を用いたブラシ、およびブラシ用繊維の製造方法 |
-
1988
- 1988-07-30 JP JP63190817A patent/JPH0241140A/ja active Granted
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2007111943A2 (en) | 2006-03-22 | 2007-10-04 | W. R. Grace & Co.-Conn. | Transparent coatings |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0241140A (ja) | 1990-02-09 |
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