JPH0339673B2 - - Google Patents
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- JPH0339673B2 JPH0339673B2 JP57028870A JP2887082A JPH0339673B2 JP H0339673 B2 JPH0339673 B2 JP H0339673B2 JP 57028870 A JP57028870 A JP 57028870A JP 2887082 A JP2887082 A JP 2887082A JP H0339673 B2 JPH0339673 B2 JP H0339673B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- yeast
- immobilized
- porous carrier
- producing
- polymerization
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Immobilizing And Processing Of Enzymes And Microorganisms (AREA)
- Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は増殖能を有する酵母固定化物およびそ
の製造方法に関する。
の製造方法に関する。
石油に代る新しいエネルギー源として醗酵法に
よるエタノールの製造に関心が高まつている。し
かしながら、エタノールは酵母を用いて糖から生
産されて来たが、回分式反応であり、またその醗
酵反応速度も遅く、今や連続生産および反応高速
化の技術が要望されている。
よるエタノールの製造に関心が高まつている。し
かしながら、エタノールは酵母を用いて糖から生
産されて来たが、回分式反応であり、またその醗
酵反応速度も遅く、今や連続生産および反応高速
化の技術が要望されている。
近年、酵母を含む微生物の固定化法が検討さ
れ、合成または天然高分子物質を坦体として用い
る固定化法が提案されている。本願発明者等も微
生物や酵素をモノマーと混合し低温で放射線重合
を行うことによつて、本来の活性をあまり失うこ
となしにこれらの微生物や酵素を有効に固定化す
る方法をすでに提案した。本願発明者等のこの提
案の方法を含めて、所謂包括法による固定化法に
おいては、微生物や酵素などを重合性単量体また
は温度を上げて溶解した天然高分子に混合し、こ
れを光または放射線照射、触媒の使用または冷却
などの手段を用いて固化して固定化物を作る方法
が採用されている。従つて、このような従来の包
括法においては、微生物や酵素は固定化担体の製
造の過程にすでに存在し固定化反応によつて失活
する怖れがある。
れ、合成または天然高分子物質を坦体として用い
る固定化法が提案されている。本願発明者等も微
生物や酵素をモノマーと混合し低温で放射線重合
を行うことによつて、本来の活性をあまり失うこ
となしにこれらの微生物や酵素を有効に固定化す
る方法をすでに提案した。本願発明者等のこの提
案の方法を含めて、所謂包括法による固定化法に
おいては、微生物や酵素などを重合性単量体また
は温度を上げて溶解した天然高分子に混合し、こ
れを光または放射線照射、触媒の使用または冷却
などの手段を用いて固化して固定化物を作る方法
が採用されている。従つて、このような従来の包
括法においては、微生物や酵素は固定化担体の製
造の過程にすでに存在し固定化反応によつて失活
する怖れがある。
本発明の目的は、酵母の固定化においてこのよ
うな失活の怖れがないばかりではなく、坦体の表
面または内部で増殖し単位体積当りの数が固定化
時よりもはるかに高くそれによつて活性が著しく
高められた増殖能を有する酵母固定化物を提供す
ることであり、さらにこのような酵母固定化物の
製造方法を提供することである。
うな失活の怖れがないばかりではなく、坦体の表
面または内部で増殖し単位体積当りの数が固定化
時よりもはるかに高くそれによつて活性が著しく
高められた増殖能を有する酵母固定化物を提供す
ることであり、さらにこのような酵母固定化物の
製造方法を提供することである。
本願発明者等は、この目的達成のため鋭意研究
の結果、酵母の非存在下で種々の手段によつてま
づ多孔質担体を作製し、この多孔質担体を酵母を
含む培養液中で振とうして酵母を多孔性担体の表
面に吸着させ、次にそのまま振とうを続けること
によつて、酵母を増殖させながら固定化する方法
を開発し本発明の多孔質担体上に固定された増殖
能を有する酵母固定化物及び水または非重合性溶
媒を含む重合性単量体を室温以下において重合し
多孔質担体を作製し、該担体を水で十分に膨潤さ
せた後、酵母培養液中で振とうして担体表面に酵
母を吸着せしめ、さらに酵母培養液中で振とうす
ることから成る増殖能を有する酵母固定化物の製
造方法に到達した。
の結果、酵母の非存在下で種々の手段によつてま
づ多孔質担体を作製し、この多孔質担体を酵母を
含む培養液中で振とうして酵母を多孔性担体の表
面に吸着させ、次にそのまま振とうを続けること
によつて、酵母を増殖させながら固定化する方法
を開発し本発明の多孔質担体上に固定された増殖
能を有する酵母固定化物及び水または非重合性溶
媒を含む重合性単量体を室温以下において重合し
多孔質担体を作製し、該担体を水で十分に膨潤さ
せた後、酵母培養液中で振とうして担体表面に酵
母を吸着せしめ、さらに酵母培養液中で振とうす
ることから成る増殖能を有する酵母固定化物の製
造方法に到達した。
このように本発明の方法は、酵母の非存在下で
種々の化学反応によつて固定化担体をまづ作製
し、次に酵母の存在下で少量の重合性単量体を
種々の化学反応によつて重合させるか、または重
合性単量体、化学反応を全く使用しないで固定化
する。従つて本発明の方法は、担体を作る際に酵
母がすでに存在し反応によつて酵母が失活しやす
い従来の包括法に比較して、酵母の失活が少ない
という利点がある。また固定化時に存在した酵母
のみを利用する従来の大部分の方法に対して、本
発明は固定化物の表面または内部で酵母を増殖さ
せて、酵母の単位体積当りの数を固定化時よりも
はるかに高くし、それによつて固定化物の活性を
著しく高めるという特徴を有する。
種々の化学反応によつて固定化担体をまづ作製
し、次に酵母の存在下で少量の重合性単量体を
種々の化学反応によつて重合させるか、または重
合性単量体、化学反応を全く使用しないで固定化
する。従つて本発明の方法は、担体を作る際に酵
母がすでに存在し反応によつて酵母が失活しやす
い従来の包括法に比較して、酵母の失活が少ない
という利点がある。また固定化時に存在した酵母
のみを利用する従来の大部分の方法に対して、本
発明は固定化物の表面または内部で酵母を増殖さ
せて、酵母の単位体積当りの数を固定化時よりも
はるかに高くし、それによつて固定化物の活性を
著しく高めるという特徴を有する。
本発明においては、多孔性担体の適度な柔軟性
は吸着した酵母を活発に増殖させ、酵母の増殖に
よる酵母の体積の増加を受け入れる受容性を担体
が持つ為に不可欠であり、担体を作る素材の撰沢
および、作製した多孔性担体を水に長期間浸して
十分膨潤させることにより達成される。また多孔
性担体の孔の大きさは酵母の大きさの制限から5
Å以上であることが望ましい。
は吸着した酵母を活発に増殖させ、酵母の増殖に
よる酵母の体積の増加を受け入れる受容性を担体
が持つ為に不可欠であり、担体を作る素材の撰沢
および、作製した多孔性担体を水に長期間浸して
十分膨潤させることにより達成される。また多孔
性担体の孔の大きさは酵母の大きさの制限から5
Å以上であることが望ましい。
次に、本発明の方法を具体的に説明する。
まづ、本発明の方法に使用される重合性単量体
は下記の〔A〕群に属し単独で室温〜低温におい
ても結晶化せず安定な過冷却状態になる1種以上
の単量体、もしくは、それ自体は過冷却性を有し
ないが〔Å〕群単量体と30%以下で混合する時混
合した単量体全体として過冷却性を保持するごと
き〔B〕群の単量体である: 〔A〕 群単量体: ヒドロキシエチルメタクリレート、ヒドロキ
シエチルアクリレート、ヒドロキシプロピルメ
タクリレート、ヒドロキシプロピルアクリレー
ト、ヒドロキシブチルメタクリレート、ヒドロ
キシブチルアクリレート、ヒドロキシペンチル
メタクリレート、ヒドロキシペンチルアクリレ
ート、ヒドロキシヘキシルメタクリレート、ヒ
ドロキシヘキシルアクリレート、ヒドロキシヘ
プチルメタクリレート、ヒドロキシヘプチルア
クリレート、グリシジルメタクリレート、グリ
シジルアクリレート、ジエチレングリコールジ
メタクリレート、ジエチレングリコールジアク
リレート、テトラエチレングリコールジメタク
リレート、テトラエチレングリコールジアクリ
レート、ポリエチレングリコールジメタクリレ
ート、ポリエチレングリコールジアクリレー
ト、エチレングリコールジメタクリレート、エ
チレングリコールジアクリレート、プロピレン
グリコールジメタクリレート、プロピレングリ
コールジアクリレート、ジプロピレングリコー
ルジメタクリレート、ジプロポレングリコール
ジアクリレート、ポリプロピレングリコールジ
メタクリレート、ポリプロピレングリコールジ
アクリレート、ブチレングリコールジメタクリ
レート、ブチレングリコールジアクリレート、
ペンタンジオールジメタクリレート、ペンタン
ジオールジアクリレート、ヘキサンジオールメ
タクリレート、ヘキサンジオールジアクリレー
ト、ヘプタンジオールジメタクリレート、ヘプ
タンジオールジアクリレート、ネオペンチルグ
リコールジメタクリレート、ネオペンチルグリ
コールジアクリレート、トリメチロールエタン
トリメタクリレート、トリメチロールエタント
リアクリレート、トリメチロールプロパントリ
メタクリレート、トリメチロールプロパントリ
アクリレート、グリセロールモノメタクリレー
ト、グリセロールモノアクリレート、グリセロ
ールジメタクリレート、グリセロールジアクリ
レート、グリセロールトリメタクリレート、グ
リセロールトリアクリレート、ジエチルアミノ
エチルメタクリレート、ジエチルアミノエチル
アクリレート、ジエチルアミノブチルメタクリ
レート、ジエチルアミノブチルアクリレート、
ジメチルアミノエチルメタクリレート、ジメチ
ルアミノエチルアクリレート、ジメチルアミノ
ブチルメタクリレート、ジメチルアミノブチル
アクリレート、ベンジルメタクリレート、メト
キシポリエチレングリコールメタクリレート、
メトキシポリエチレングリコールアクリレー
ト、エトキシポリエチレングリコールメタアク
リレート、エトキシポリエチレングリコールア
クリレート、メトキシプロピレングリコールメ
タクリレート、メトキシプロピレングリコール
アクリレート、エトキシプロピレングリコール
メタクリレート、エトキシプロピレングリコー
ルアクリレート、等。
は下記の〔A〕群に属し単独で室温〜低温におい
ても結晶化せず安定な過冷却状態になる1種以上
の単量体、もしくは、それ自体は過冷却性を有し
ないが〔Å〕群単量体と30%以下で混合する時混
合した単量体全体として過冷却性を保持するごと
き〔B〕群の単量体である: 〔A〕 群単量体: ヒドロキシエチルメタクリレート、ヒドロキ
シエチルアクリレート、ヒドロキシプロピルメ
タクリレート、ヒドロキシプロピルアクリレー
ト、ヒドロキシブチルメタクリレート、ヒドロ
キシブチルアクリレート、ヒドロキシペンチル
メタクリレート、ヒドロキシペンチルアクリレ
ート、ヒドロキシヘキシルメタクリレート、ヒ
ドロキシヘキシルアクリレート、ヒドロキシヘ
プチルメタクリレート、ヒドロキシヘプチルア
クリレート、グリシジルメタクリレート、グリ
シジルアクリレート、ジエチレングリコールジ
メタクリレート、ジエチレングリコールジアク
リレート、テトラエチレングリコールジメタク
リレート、テトラエチレングリコールジアクリ
レート、ポリエチレングリコールジメタクリレ
ート、ポリエチレングリコールジアクリレー
ト、エチレングリコールジメタクリレート、エ
チレングリコールジアクリレート、プロピレン
グリコールジメタクリレート、プロピレングリ
コールジアクリレート、ジプロピレングリコー
ルジメタクリレート、ジプロポレングリコール
ジアクリレート、ポリプロピレングリコールジ
メタクリレート、ポリプロピレングリコールジ
アクリレート、ブチレングリコールジメタクリ
レート、ブチレングリコールジアクリレート、
ペンタンジオールジメタクリレート、ペンタン
ジオールジアクリレート、ヘキサンジオールメ
タクリレート、ヘキサンジオールジアクリレー
ト、ヘプタンジオールジメタクリレート、ヘプ
タンジオールジアクリレート、ネオペンチルグ
リコールジメタクリレート、ネオペンチルグリ
コールジアクリレート、トリメチロールエタン
トリメタクリレート、トリメチロールエタント
リアクリレート、トリメチロールプロパントリ
メタクリレート、トリメチロールプロパントリ
アクリレート、グリセロールモノメタクリレー
ト、グリセロールモノアクリレート、グリセロ
ールジメタクリレート、グリセロールジアクリ
レート、グリセロールトリメタクリレート、グ
リセロールトリアクリレート、ジエチルアミノ
エチルメタクリレート、ジエチルアミノエチル
アクリレート、ジエチルアミノブチルメタクリ
レート、ジエチルアミノブチルアクリレート、
ジメチルアミノエチルメタクリレート、ジメチ
ルアミノエチルアクリレート、ジメチルアミノ
ブチルメタクリレート、ジメチルアミノブチル
アクリレート、ベンジルメタクリレート、メト
キシポリエチレングリコールメタクリレート、
メトキシポリエチレングリコールアクリレー
ト、エトキシポリエチレングリコールメタアク
リレート、エトキシポリエチレングリコールア
クリレート、メトキシプロピレングリコールメ
タクリレート、メトキシプロピレングリコール
アクリレート、エトキシプロピレングリコール
メタクリレート、エトキシプロピレングリコー
ルアクリレート、等。
〔B〕 群単量体:
酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、酪酸ビニ
ル、メチルメタクリレート、メチルアクリレー
ト、エチルメタクリレート、エチルアクリレー
ト、プロピルメタクリレート、プロピルアクリ
レート、ブチルメタクリレート、ブチルアクリ
レート、ペンチルメタクリレート、ペンチルア
クリレート、ヘキシルメタクリレート、ヘキシ
ルアクリレート、ラウリルメタクリレート、ラ
ウリルアクリレート、ステアリルメタクリレー
ト、ステアリルアクリレート、スチレン、ビニ
ルトルエン、スルフオン化スチレン、アクリル
酸、メタクリル酸、アミノスチレン、ビニルピ
ロリドン、アクリルアミド、メタクリルアミ
ド、メチレンビスアクリルアミド、メチロール
アクリルアミド、アクリロニトリル、メタクリ
ロニトリル、ジア リ ルフタレート、イタコ
ン酸、無水マレイン酸、ジアリルイソフタレー
ト、コハク酸ジアリル、イタコン酸ジアリル、
ジビニルベンゼン、トリアリルジアヌレート、
等。
ル、メチルメタクリレート、メチルアクリレー
ト、エチルメタクリレート、エチルアクリレー
ト、プロピルメタクリレート、プロピルアクリ
レート、ブチルメタクリレート、ブチルアクリ
レート、ペンチルメタクリレート、ペンチルア
クリレート、ヘキシルメタクリレート、ヘキシ
ルアクリレート、ラウリルメタクリレート、ラ
ウリルアクリレート、ステアリルメタクリレー
ト、ステアリルアクリレート、スチレン、ビニ
ルトルエン、スルフオン化スチレン、アクリル
酸、メタクリル酸、アミノスチレン、ビニルピ
ロリドン、アクリルアミド、メタクリルアミ
ド、メチレンビスアクリルアミド、メチロール
アクリルアミド、アクリロニトリル、メタクリ
ロニトリル、ジア リ ルフタレート、イタコ
ン酸、無水マレイン酸、ジアリルイソフタレー
ト、コハク酸ジアリル、イタコン酸ジアリル、
ジビニルベンゼン、トリアリルジアヌレート、
等。
次に、本発明に使用される非重合性溶媒は下
記のごとき〔C〕群の溶媒である: 〔C〕 群: アセトン、メチルエチルケトン、エチレング
リコールジエチルエーテル、ギ酸メチル、ギ酸
エチル、酢酸メチル、グリコールカルボネー
ト、酢酸エチル、エチレングリコールモノメチ
ルエーテルのアセタート、エチレングリコール
モノエチルエーテルのアセタート、グリコール
ジアセテート、グリコールモノメチルエーテ
ル、グリコールモノエチルエーテル、グリコー
ルモノブチルエーテル、ジエチレングリコー
ル、ジエチレングリコールモノメチルエーテ
ル、ジエチレングリコールモノエチルエーテ
ル、メチルアルコール、エチルアルコール、n
−プロピルアルコール、イソプロピルアルコー
ル、エチレングリコール、sec−ブチルアルコ
ール、等。
記のごとき〔C〕群の溶媒である: 〔C〕 群: アセトン、メチルエチルケトン、エチレング
リコールジエチルエーテル、ギ酸メチル、ギ酸
エチル、酢酸メチル、グリコールカルボネー
ト、酢酸エチル、エチレングリコールモノメチ
ルエーテルのアセタート、エチレングリコール
モノエチルエーテルのアセタート、グリコール
ジアセテート、グリコールモノメチルエーテ
ル、グリコールモノエチルエーテル、グリコー
ルモノブチルエーテル、ジエチレングリコー
ル、ジエチレングリコールモノメチルエーテ
ル、ジエチレングリコールモノエチルエーテ
ル、メチルアルコール、エチルアルコール、n
−プロピルアルコール、イソプロピルアルコー
ル、エチレングリコール、sec−ブチルアルコ
ール、等。
〔A〕群及び〔B〕群に示す重合性単量体を、
水または〔C〕群に示す非重合性溶媒と混合し
て、室温以下において光または電離性放射線の照
射による重合反応によつて高分子の多孔質担体を
作る。次にこの多孔質担体を水に数日間浸してお
き、水で十分膨潤させたのち、高圧蒸気滅菌器な
どで滅菌することが望ましい。
水または〔C〕群に示す非重合性溶媒と混合し
て、室温以下において光または電離性放射線の照
射による重合反応によつて高分子の多孔質担体を
作る。次にこの多孔質担体を水に数日間浸してお
き、水で十分膨潤させたのち、高圧蒸気滅菌器な
どで滅菌することが望ましい。
上記のように作製した多孔性担体を酵母培養液
中で振とうとすることにより、酵母が多孔性担体
の表面に効果的に吸収固定化する。酵母が吸着固
定化した多孔性担体をそのまま更に酵母培養液中
で振とうによつて好気的な酵母の増殖に適した条
件を保つことにより、吸着した酵母は増殖しなが
ら多孔性担体内部に侵入する。以上の過程を経て
酵母は活発な増殖状態を保ちながら多孔性担体の
表面および内部に固定化される。酵母が増殖しな
がら多孔性担体内部に侵入する際に、多孔性担体
が適度な柔軟性を持つことは不可欠で、この柔軟
性によつて担体内部の細孔の壁が適当に変形する
ことにより酵母の増殖による酵母の体積の増加を
受ける入れる。
中で振とうとすることにより、酵母が多孔性担体
の表面に効果的に吸収固定化する。酵母が吸着固
定化した多孔性担体をそのまま更に酵母培養液中
で振とうによつて好気的な酵母の増殖に適した条
件を保つことにより、吸着した酵母は増殖しなが
ら多孔性担体内部に侵入する。以上の過程を経て
酵母は活発な増殖状態を保ちながら多孔性担体の
表面および内部に固定化される。酵母が増殖しな
がら多孔性担体内部に侵入する際に、多孔性担体
が適度な柔軟性を持つことは不可欠で、この柔軟
性によつて担体内部の細孔の壁が適当に変形する
ことにより酵母の増殖による酵母の体積の増加を
受ける入れる。
本発明の方法を実施するたにあたつて重合反応
温度として採用される温度は室温25℃ないし−
196℃である。
温度として採用される温度は室温25℃ないし−
196℃である。
本発明の方法を実施するにあたつて酵母は例え
ばPH4〜5の糖、ペプトン、酵母抽出液、食塩を
含む前培養液で培養した状態で使用される。
ばPH4〜5の糖、ペプトン、酵母抽出液、食塩を
含む前培養液で培養した状態で使用される。
本発明の方法において、採用される線源は低圧
または高圧水銀灯からの光、X線、ガンマ線、ベ
ータ線、電子線、α線、化学用原子炉からの混合
放射線、使用済み燃料、核分裂生成物からのガン
マ線のいずれでも良い。照射線量は多孔質担体を
作製するための照射においては酵母に光や放射線
が照射されることがないためその選択は比較的自
由であるが、重合性単量体を少なくとも50%以上
硬化させるに必要な1×104R以上の照射を行な
う。放射線の場合、1×103〜109R/時の線量率
で1×104R〜1×107Rの照射線量が望ましい。
または高圧水銀灯からの光、X線、ガンマ線、ベ
ータ線、電子線、α線、化学用原子炉からの混合
放射線、使用済み燃料、核分裂生成物からのガン
マ線のいずれでも良い。照射線量は多孔質担体を
作製するための照射においては酵母に光や放射線
が照射されることがないためその選択は比較的自
由であるが、重合性単量体を少なくとも50%以上
硬化させるに必要な1×104R以上の照射を行な
う。放射線の場合、1×103〜109R/時の線量率
で1×104R〜1×107Rの照射線量が望ましい。
本発明の方法における光または電離性放射線の
照射による重合の代りにレドツクス触媒またはそ
の他の触媒を用いて重合を行うことができる。し
かしながら、光または電離性放射線による照射重
合では触媒重合の場合におけるごとき触媒残査な
どが固定化物中に残る可能性が全くなく酵母の増
殖により良好に行われる。また照射重合では重合
が短時間に簡単に行われ、さらに種々の単量体の
組み合わせで多種類の性質を広い範囲に亘つて変
えることができる。
照射による重合の代りにレドツクス触媒またはそ
の他の触媒を用いて重合を行うことができる。し
かしながら、光または電離性放射線による照射重
合では触媒重合の場合におけるごとき触媒残査な
どが固定化物中に残る可能性が全くなく酵母の増
殖により良好に行われる。また照射重合では重合
が短時間に簡単に行われ、さらに種々の単量体の
組み合わせで多種類の性質を広い範囲に亘つて変
えることができる。
以下実施例により本発明をより具体的に説明す
る。実施例において生成したエタノールはアルコ
ールデヒドロゲナーゼを用いて定量した。
る。実施例において生成したエタノールはアルコ
ールデヒドロゲナーゼを用いて定量した。
実施例 1
単量体として2ヒドロキシエチルアクリレート
(HEA)5mlとメトキシポリエチレングリコール
メタクリレート(M−23G)5mlに水を20ml加
え、十分混合した後、−78℃で 60Coからのr線を
1×106R照射して多孔性担体を作り、小片に細
断してから水中にて4日間振とうして十分水に膨
潤させた。酵母を好気的条件、30℃で1%グルコ
ース、0.1%糖密、0.5%ペプトン、0.3%酵母エキ
ス、0.3%麦芽エキスを含む前培養培地で24時間
前培養し、この酵母の前培養液1mlを12%グルコ
ース、1%糖密、0.15%酵母エキス、0.25%
NH4Cl、0.55%K2HPO4、0.025%MgSO4・
7H2O、0.1%NaCl、0.001%CaCl2及び0.3%乳酸
を含む完全培地20mlに混合した。水に膨潤した多
孔質担体を酵母を含む完全培地に投入し、振とう
によつて好気的条件を保つた。一定期間好気的条
件を保つた後、固定化物の一部を等量の完全培地
とおだやかに振とうして発酵反応によりエタノー
ルを製造させ、その最初の1時間で生成するアル
コール量をもつて固定化物の活性の指標とした。
別に固定化担体を加えること以外は全く同様の操
作で得た固定化していない酵母の完全培地サスペ
ンシヨン小量と同体積の完全培地の混合物によつ
ても固定化物と同様に活性を測定した。その結果
を第1図に比較して示す。好気的条件による培養
が続くと固定化物の活性(曲線A)は急速に高く
なり、固定化していない酵母(曲線B)の活性の
13倍に達し、20日以上その高い活性が維持され
た。また第2図に固定化物による発酵反応を1時
間で止めずにすべての糖がエタノールに転換する
まで反応を行なわせた結果を示す。固定化物(曲
線A)では150分で100%エタノール収率が得られ
るが、同時間内に固定化していない酵母(曲線
B)では10%しかエタノール収率が得られず、こ
のような固定化しない酵母に対し、はるかに高い
活性が固定化酵母において得られた。
(HEA)5mlとメトキシポリエチレングリコール
メタクリレート(M−23G)5mlに水を20ml加
え、十分混合した後、−78℃で 60Coからのr線を
1×106R照射して多孔性担体を作り、小片に細
断してから水中にて4日間振とうして十分水に膨
潤させた。酵母を好気的条件、30℃で1%グルコ
ース、0.1%糖密、0.5%ペプトン、0.3%酵母エキ
ス、0.3%麦芽エキスを含む前培養培地で24時間
前培養し、この酵母の前培養液1mlを12%グルコ
ース、1%糖密、0.15%酵母エキス、0.25%
NH4Cl、0.55%K2HPO4、0.025%MgSO4・
7H2O、0.1%NaCl、0.001%CaCl2及び0.3%乳酸
を含む完全培地20mlに混合した。水に膨潤した多
孔質担体を酵母を含む完全培地に投入し、振とう
によつて好気的条件を保つた。一定期間好気的条
件を保つた後、固定化物の一部を等量の完全培地
とおだやかに振とうして発酵反応によりエタノー
ルを製造させ、その最初の1時間で生成するアル
コール量をもつて固定化物の活性の指標とした。
別に固定化担体を加えること以外は全く同様の操
作で得た固定化していない酵母の完全培地サスペ
ンシヨン小量と同体積の完全培地の混合物によつ
ても固定化物と同様に活性を測定した。その結果
を第1図に比較して示す。好気的条件による培養
が続くと固定化物の活性(曲線A)は急速に高く
なり、固定化していない酵母(曲線B)の活性の
13倍に達し、20日以上その高い活性が維持され
た。また第2図に固定化物による発酵反応を1時
間で止めずにすべての糖がエタノールに転換する
まで反応を行なわせた結果を示す。固定化物(曲
線A)では150分で100%エタノール収率が得られ
るが、同時間内に固定化していない酵母(曲線
B)では10%しかエタノール収率が得られず、こ
のような固定化しない酵母に対し、はるかに高い
活性が固定化酵母において得られた。
第1図及び第2図は実施例1において得られた
酵母固定化物の活性を固定化されていない酵母の
活性と比較したグラフである。 第1図において、横軸は培養時間(hr)、縦軸
はアルコール濃度(%)である。第2図におい
て、横軸は発酵時間(分)、縦軸はアルコール収
率(%)である。
酵母固定化物の活性を固定化されていない酵母の
活性と比較したグラフである。 第1図において、横軸は培養時間(hr)、縦軸
はアルコール濃度(%)である。第2図におい
て、横軸は発酵時間(分)、縦軸はアルコール収
率(%)である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 重合性単量体を水または非重合性溶液中に分
散状態において混合し室温以下の温度において重
合して有機高分子多孔質担体を作製し、該多孔質
担体を、水で十分に膨潤させた後、酵母培養液中
で振とうして表面に酵母を吸着固化させ、酵母が
吸着固定化した該多孔質担体をそのままさらに酵
母培養液中で振とうして好気的な酵母の増殖に適
した条件を保つことによつて、酵母を増殖状態に
保ちながら該多孔質担体の表面および内部に吸着
固定化させることから成る増殖能を有する酵母固
定化物の製造方法。 2 該重合は光または電離性放射線の照射によつ
て行われる第1項の増殖能を有する酵母固定化物
の製造方法。 3 電離性放射線の照射による重合の場合は、照
射線量は1x103〜1x109R時の線量率で1x104〜
1x107Rである第2項の増殖能を有する酵母固定
化物の製造方法。 4 該重合は触媒の存在において行われる第1項
の増殖能を有する酵母固定化物の製造方法。 5 該触媒はレドツクス触媒である第4項の増殖
能を有する酵母固定化物の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2887082A JPS58146280A (ja) | 1982-02-26 | 1982-02-26 | 増殖能を有する酵母固定化物の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2887082A JPS58146280A (ja) | 1982-02-26 | 1982-02-26 | 増殖能を有する酵母固定化物の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS58146280A JPS58146280A (ja) | 1983-08-31 |
| JPH0339673B2 true JPH0339673B2 (ja) | 1991-06-14 |
Family
ID=12260410
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2887082A Granted JPS58146280A (ja) | 1982-02-26 | 1982-02-26 | 増殖能を有する酵母固定化物の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS58146280A (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP2247718B1 (en) | 2008-01-30 | 2019-01-16 | Asterias Biotherapeutics, Inc. | Synthetic surfaces for culturing stem cell derived cardiomyocytes |
| SG188096A1 (en) | 2008-01-30 | 2013-03-28 | Geron Corp | Synthetic surfaces for culturing stem cell derived oligodendrocyte progenitor cells |
| US8354274B2 (en) * | 2008-01-30 | 2013-01-15 | Geron Corporation | Synthetic surfaces for culturing cells in chemically defined media |
| NZ704219A (en) * | 2009-05-20 | 2016-01-29 | Xyleco Inc | Bioprocessing |
| CN108002545B (zh) * | 2017-12-07 | 2021-04-20 | 深圳先进技术研究院 | 污染物降解方法 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB2004300B (en) * | 1977-09-14 | 1982-08-04 | Corning Glass Works | High surface low volume biomass composites |
-
1982
- 1982-02-26 JP JP2887082A patent/JPS58146280A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS58146280A (ja) | 1983-08-31 |
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