JPH0340367B2 - - Google Patents
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- JPH0340367B2 JPH0340367B2 JP56138849A JP13884981A JPH0340367B2 JP H0340367 B2 JPH0340367 B2 JP H0340367B2 JP 56138849 A JP56138849 A JP 56138849A JP 13884981 A JP13884981 A JP 13884981A JP H0340367 B2 JPH0340367 B2 JP H0340367B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cover glass
- slide glass
- glass
- suction
- slide
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B21/00—Microscopes
- G02B21/34—Microscope slides, e.g. mounting specimens on microscope slides
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Analytical Chemistry (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Optics & Photonics (AREA)
- Microscoopes, Condenser (AREA)
- Sampling And Sample Adjustment (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
(この発明の技術分野)
この発明は顕微鏡標本、所謂プレパラートの作
成に際してスライドグラス上に載置された試料を
カバーグラスで覆つて封入する装置に関し、特に
カバーグラスとして硬質のカバーグラスを使用す
る装置に関するものである。
成に際してスライドグラス上に載置された試料を
カバーグラスで覆つて封入する装置に関し、特に
カバーグラスとして硬質のカバーグラスを使用す
る装置に関するものである。
(この発明の背景)
例えば病理検査のためのプレパラートを作成す
るには、まず試料(病理検査をする組織)をスラ
イドグラスの上に載置して染色したのち、当該試
料を固定し、かつその変質を防止するために液体
の封入剤を上記試料の近傍のスライドグラス上に
満たし、その上からカバーグラスを覆せるように
している。
るには、まず試料(病理検査をする組織)をスラ
イドグラスの上に載置して染色したのち、当該試
料を固定し、かつその変質を防止するために液体
の封入剤を上記試料の近傍のスライドグラス上に
満たし、その上からカバーグラスを覆せるように
している。
病院等に於いて、多数のプレパラートを同時に
作成するときは、染色の過程で使用され、かつ封
入剤の溶剤として使用されるキシレンは人体に有
害であるため、その蒸気を多量に吸い込むことを
防止するため及びプレパラート作成時間の短縮の
ために、一般にはプレパラート自動作成装置が使
用される。
作成するときは、染色の過程で使用され、かつ封
入剤の溶剤として使用されるキシレンは人体に有
害であるため、その蒸気を多量に吸い込むことを
防止するため及びプレパラート作成時間の短縮の
ために、一般にはプレパラート自動作成装置が使
用される。
(従来の技術)
硬質カバーグラスを使用する従来のプレパラー
ト自動作成装置に於ける試料の封入方法は次のよ
うにして行なわれている。
ト自動作成装置に於ける試料の封入方法は次のよ
うにして行なわれている。
すなわち、上下運動する台の上にカバーグラス
を置き、そのカバーグラス表面に封入剤を滴下し
ておき、また別の行程ではスライドグラス上に試
料を貼付して染色し、このようにして試料が貼付
されたスライドグラスを、その試料貼付面を下に
して上記カバーグラスを載置した台の上方に位置
させたのち上記台を垂直上方に移動させることに
よりカバーグラスでスライドグラスの試料貼付面
を覆うようにしていた。
を置き、そのカバーグラス表面に封入剤を滴下し
ておき、また別の行程ではスライドグラス上に試
料を貼付して染色し、このようにして試料が貼付
されたスライドグラスを、その試料貼付面を下に
して上記カバーグラスを載置した台の上方に位置
させたのち上記台を垂直上方に移動させることに
よりカバーグラスでスライドグラスの試料貼付面
を覆うようにしていた。
(従来の技術が有する問題点)
顕微鏡用のプレパラートの作成に際しては、カ
バーグラスで試料を封入する際には封入部分に気
泡が混入すると、試料の検査に於いて誤つた判断
をする原因となり、又プレパラートを長期間保存
する必要がある場合にはプレパラートに封入され
た試料が気泡内の空気で酸化される原因となる。
そのため上記試料の封入時には気泡が混入されな
いようにしなければならない。しかしながら上記
従来のプレパラート自動作成装置の試料封入行程
によると、上記カバーグラスと上記スライドグラ
スとが平行を保つて相互に接近し封入する構造で
あるため、気泡の放出路が閉ざされ、プレパラー
トの試料封入部分に気泡が混入する場合がしばし
ば見受けられる。
バーグラスで試料を封入する際には封入部分に気
泡が混入すると、試料の検査に於いて誤つた判断
をする原因となり、又プレパラートを長期間保存
する必要がある場合にはプレパラートに封入され
た試料が気泡内の空気で酸化される原因となる。
そのため上記試料の封入時には気泡が混入されな
いようにしなければならない。しかしながら上記
従来のプレパラート自動作成装置の試料封入行程
によると、上記カバーグラスと上記スライドグラ
スとが平行を保つて相互に接近し封入する構造で
あるため、気泡の放出路が閉ざされ、プレパラー
トの試料封入部分に気泡が混入する場合がしばし
ば見受けられる。
(この発明の目的)
この発明は以上述べた従来の問題点を解決すべ
くなされたものであり、顕微鏡用プレパラートの
試料封入部分に気泡が混入することがない顕微鏡
用標本の封入装置を得ることを目的とする。
くなされたものであり、顕微鏡用プレパラートの
試料封入部分に気泡が混入することがない顕微鏡
用標本の封入装置を得ることを目的とする。
(この発明の概要)
上記目的のためにこの発明ではカバーグラスを
吸着する吸着手段と、この吸着手段との間にある
間隔をもち、かつ先端が上記吸着手段の吸着面よ
り突出して設定され、上記カバーグラスを弾圧可
動的に押圧する押圧手段とで上記カバーグラスを
スライドグラスの試料貼付面に対して傾斜状に保
持し、試料を貼付し、かつ封入個所の端部分に封
入剤を滴下したスライドグラスを上記傾斜状に保
持したカバーグラスの下方に位置させたのち上記
カバーグラスを傾斜保持されたまま垂直下方に下
降させ、上記カバーグラスの端部分が上記スライ
ドグラスに接したのちは上記押圧手段で上記端部
分を弾圧的に押圧することによつて上記カバーグ
ラスをその弾性限界内で湾曲せしめ、更に吸着手
段が下降していつてカバーグラスの湾曲が徐々に
なくなつていく過程に於いて、上記カバーグラス
を上記端部分から押圧的に徐々に上記スライドグ
ラスに当接していくようにした。
吸着する吸着手段と、この吸着手段との間にある
間隔をもち、かつ先端が上記吸着手段の吸着面よ
り突出して設定され、上記カバーグラスを弾圧可
動的に押圧する押圧手段とで上記カバーグラスを
スライドグラスの試料貼付面に対して傾斜状に保
持し、試料を貼付し、かつ封入個所の端部分に封
入剤を滴下したスライドグラスを上記傾斜状に保
持したカバーグラスの下方に位置させたのち上記
カバーグラスを傾斜保持されたまま垂直下方に下
降させ、上記カバーグラスの端部分が上記スライ
ドグラスに接したのちは上記押圧手段で上記端部
分を弾圧的に押圧することによつて上記カバーグ
ラスをその弾性限界内で湾曲せしめ、更に吸着手
段が下降していつてカバーグラスの湾曲が徐々に
なくなつていく過程に於いて、上記カバーグラス
を上記端部分から押圧的に徐々に上記スライドグ
ラスに当接していくようにした。
(この発明の実施例)
以下、図面によりこの発明の実施例を説明す
る。
る。
図面はいずれもこの発明の実施例を説明する図
で、第1図はこの発明の実施例に係る顕微鏡用標
本の封入装置の断面図、第2図A〜Eは上記封入
装置によりスライドグラス上に試料を封入する行
程をA〜Eの順に従つて示した図である。
で、第1図はこの発明の実施例に係る顕微鏡用標
本の封入装置の断面図、第2図A〜Eは上記封入
装置によりスライドグラス上に試料を封入する行
程をA〜Eの順に従つて示した図である。
各図に於いて、1は吸着保持部、2はスライド
グラスの載置台、3はスライドグラス、4はカバ
ーグラス、5は封入剤、6は封入する標本(試
料)である。
グラスの載置台、3はスライドグラス、4はカバ
ーグラス、5は封入剤、6は封入する標本(試
料)である。
吸着保持部1に於いて、101は保持基体、1
02は吸着パツト、103は管体、104は押圧
棒、105は押圧体、106はスプリング、10
7はナツトである。
02は吸着パツト、103は管体、104は押圧
棒、105は押圧体、106はスプリング、10
7はナツトである。
まず第1図において本発明の実施例に係る標本
自動封入装置の要部の構成を説明する。吸着保持
部1に於いて、保持基体101はカバーグラス4
(第2図参照)の吸着機構を構成する構体(吸着
パツト102及び管体103)を取付ける吸着機
構取付部101Aと、カバーグラス4を弾圧的に
押圧する押圧機構を構成する構体(押圧棒10
4、押圧体105、スプリング106及びナツト
107)を弾圧可動的に取付ける押圧機構取付部
101Bとが一体となつて構成される。
自動封入装置の要部の構成を説明する。吸着保持
部1に於いて、保持基体101はカバーグラス4
(第2図参照)の吸着機構を構成する構体(吸着
パツト102及び管体103)を取付ける吸着機
構取付部101Aと、カバーグラス4を弾圧的に
押圧する押圧機構を構成する構体(押圧棒10
4、押圧体105、スプリング106及びナツト
107)を弾圧可動的に取付ける押圧機構取付部
101Bとが一体となつて構成される。
吸着機構取付部101Aには吸気孔101aが
貫通して設けられており、また押圧機構取付部1
01Bにはその中心部分に押圧棒挿通孔101b
が貫通して設けられている。
貫通して設けられており、また押圧機構取付部1
01Bにはその中心部分に押圧棒挿通孔101b
が貫通して設けられている。
吸着パツト102は、例えばシリコンゴムのよ
うな軟質弾力部材を中空で略円錐台形状に形成し
て構成される。
うな軟質弾力部材を中空で略円錐台形状に形成し
て構成される。
管体103は例えばナイロンチユーブのように
簡単には潰れず、かつ可撓性のある部材で構成さ
れる。
簡単には潰れず、かつ可撓性のある部材で構成さ
れる。
押圧棒104は保持基体101の押圧棒挿通孔
101bに可動的に挿通可能な外径を有する円柱
部分104aと、該円柱部分104aの外径より
太い外径に形成され中央に凹部104cを有する
円柱部分104bとによつて一体に構成され反対
の端部分104dにはねじ山が切つてある。
101bに可動的に挿通可能な外径を有する円柱
部分104aと、該円柱部分104aの外径より
太い外径に形成され中央に凹部104cを有する
円柱部分104bとによつて一体に構成され反対
の端部分104dにはねじ山が切つてある。
押圧体105は比較的硬めのゴム等で形成さ
れ、押圧棒104の凹部104cに嵌合固定され
ており、中央部分が球状に盛り上つて押圧棒10
4の円柱部分104bから露出している。
れ、押圧棒104の凹部104cに嵌合固定され
ており、中央部分が球状に盛り上つて押圧棒10
4の円柱部分104bから露出している。
スプリング106は内径が押圧棒104の円柱
部104aの応径より大きく、円柱部分104b
の外径より小さいコイルスプリングで構成されて
いる。
部104aの応径より大きく、円柱部分104b
の外径より小さいコイルスプリングで構成されて
いる。
ナツト107は例えばダブルナツトで構成さ
れ、押圧棒104の端部分104dの任意の個所
でねじ込み固定できるように構成されている。
れ、押圧棒104の端部分104dの任意の個所
でねじ込み固定できるように構成されている。
保持基体101の吸着機構取付部101Aには
その吸気孔101aの上方開口部分101cに管
体103が、下方開口部分101dに吸着パツト
102が、それぞれ結合部分で気密に(空気が洩
れないように)嵌合固定される。図には示されて
いないが管体103の他端は例えば電磁弁のよう
な開閉手段を介して真空ポンプ(カバーグラスを
吸着でき、かつ破損しない程度の真空度のポン
プ)に接続されている。
その吸気孔101aの上方開口部分101cに管
体103が、下方開口部分101dに吸着パツト
102が、それぞれ結合部分で気密に(空気が洩
れないように)嵌合固定される。図には示されて
いないが管体103の他端は例えば電磁弁のよう
な開閉手段を介して真空ポンプ(カバーグラスを
吸着でき、かつ破損しない程度の真空度のポン
プ)に接続されている。
また押圧機構取付部101Bには次のようにし
て押圧機構が取付けられている。すなわち、押圧
棒104をその円柱部分104aにスプリング1
06を挿通した後、端部分104d側から押圧棒
挿通孔101bに挿通し、ナツト107をねじ込
み固定する。
て押圧機構が取付けられている。すなわち、押圧
棒104をその円柱部分104aにスプリング1
06を挿通した後、端部分104d側から押圧棒
挿通孔101bに挿通し、ナツト107をねじ込
み固定する。
ナツト107は、例えばダブルナツトで構成さ
れていて押圧棒104の端部分104dの任意の
個所で固定できるようになつており、押圧体10
5の突出長、すなわち押圧体105の先端と吸着
パツト102の吸着面との間の間隔Xを調整でき
るようになつている。
れていて押圧棒104の端部分104dの任意の
個所で固定できるようになつており、押圧体10
5の突出長、すなわち押圧体105の先端と吸着
パツト102の吸着面との間の間隔Xを調整でき
るようになつている。
上記間隔Xはカバーグラス4をスライドグラス
3上に押圧したときの当該カバーグラス4の撓み
(第2図c参照)がその弾性限界を越えないよう
な長さに設定される。
3上に押圧したときの当該カバーグラス4の撓み
(第2図c参照)がその弾性限界を越えないよう
な長さに設定される。
次に第2図A〜Eにより標本自動封入装置の封
入動作行程を説明する。
入動作行程を説明する。
第2図A〜Eに示す行程の前段の行程に於い
て、スライドグラス3には標本となる試料6がそ
の上面に貼付されて染色され、全面がキシレン
(図示せず)で濡らした状態で載置台2の上面に
載置保持される。その後、試料6の近傍のスライ
ドグラス3の一端部分上面に封入剤5が滴下され
る。封入剤5は、カバーグラス4とスライドグラ
ス3とを接着するとともに試料6を外気から遮断
し試料6の変質を防止するものであり、接着剤を
例えばキシレンに溶かして成る液体である。
て、スライドグラス3には標本となる試料6がそ
の上面に貼付されて染色され、全面がキシレン
(図示せず)で濡らした状態で載置台2の上面に
載置保持される。その後、試料6の近傍のスライ
ドグラス3の一端部分上面に封入剤5が滴下され
る。封入剤5は、カバーグラス4とスライドグラ
ス3とを接着するとともに試料6を外気から遮断
し試料6の変質を防止するものであり、接着剤を
例えばキシレンに溶かして成る液体である。
また、第2図A〜Eに示す行程の上記とは別の
前段の工程に於いて、一枚のカバーグラス4が吸
着保持部1によつて吸着保持される。すなわち、
カバーグラス4は、管体103を介して図示しな
い真空ポンプによつて上記吸着バツト102に吸
着パツト102内の空気が抜かれることによりそ
の一端側で吸着保持され、更に他の一端側は押圧
機構によつてスライドグラス3の面と直交する方
向に押し出されて吸着端側より下方に指向してお
り、このようにして当該カバーグラス4は吸着保
持部1に傾斜した姿態で保持される。吸着パツト
102は軟質弾力部材で形成されているためカバ
ーグラス4を傾斜させても、それを吸着したまま
変形するので当該カバーグラス4が脱落すること
はなく、またカバーグラス4に傷がつくようなこ
ともなく、また、後で説明する第2図B〜Dの各
行程に於いても、吸着パツト102はカバーグラ
ス4の姿態の変化に良く追従して当該カバーグラ
ス4を吸着保持し続ける。
前段の工程に於いて、一枚のカバーグラス4が吸
着保持部1によつて吸着保持される。すなわち、
カバーグラス4は、管体103を介して図示しな
い真空ポンプによつて上記吸着バツト102に吸
着パツト102内の空気が抜かれることによりそ
の一端側で吸着保持され、更に他の一端側は押圧
機構によつてスライドグラス3の面と直交する方
向に押し出されて吸着端側より下方に指向してお
り、このようにして当該カバーグラス4は吸着保
持部1に傾斜した姿態で保持される。吸着パツト
102は軟質弾力部材で形成されているためカバ
ーグラス4を傾斜させても、それを吸着したまま
変形するので当該カバーグラス4が脱落すること
はなく、またカバーグラス4に傷がつくようなこ
ともなく、また、後で説明する第2図B〜Dの各
行程に於いても、吸着パツト102はカバーグラ
ス4の姿態の変化に良く追従して当該カバーグラ
ス4を吸着保持し続ける。
以上に述べた2つの前段行程が同時又は別個に
終了すると、載置台2又は吸着保持部1が移動し
て第2図Aに示すようにスライドグラス3とカバ
ーグラス4とが対向する。このとき、第2図Aに
示すようにスライドグラス3とカバーグラス4と
は、スライドグラス3上の封入剤滴下されている
一端部分がスライドグラス4の下方部分と対向す
るような位置関係に設定され、ここで載置台2は
ぐらつかないように固定される。尚、第2図Aに
示す行程及び後述する第2図Dまでの行程では吸
着パツト102内の空気は管体103を介して真
空ポンプによつて抜かれており、カバーグラス4
は引続き(第2図Dの行程の終了まで)吸着保持
部1に保持される。
終了すると、載置台2又は吸着保持部1が移動し
て第2図Aに示すようにスライドグラス3とカバ
ーグラス4とが対向する。このとき、第2図Aに
示すようにスライドグラス3とカバーグラス4と
は、スライドグラス3上の封入剤滴下されている
一端部分がスライドグラス4の下方部分と対向す
るような位置関係に設定され、ここで載置台2は
ぐらつかないように固定される。尚、第2図Aに
示す行程及び後述する第2図Dまでの行程では吸
着パツト102内の空気は管体103を介して真
空ポンプによつて抜かれており、カバーグラス4
は引続き(第2図Dの行程の終了まで)吸着保持
部1に保持される。
次の行程では第2図Bに示すように、吸着パツ
ト102と押圧棒104(押圧体105)とによ
りカバーグラス4を傾斜状に吸着したまま、支持
基体101が矢印B方向に下降し(載置台2が矢
印Bとは反対方向に上昇するようにしてもよいが
以下の説明では支持基体101が下降移動するも
のとして説明する。)、最初にカバーグラス4の下
方端部分がスライドグラス3に接触し封入剤5が
その間に拡がる。この瞬間にはカバーグラス4の
傾斜角は第2図Aに示す場合と同じである。
ト102と押圧棒104(押圧体105)とによ
りカバーグラス4を傾斜状に吸着したまま、支持
基体101が矢印B方向に下降し(載置台2が矢
印Bとは反対方向に上昇するようにしてもよいが
以下の説明では支持基体101が下降移動するも
のとして説明する。)、最初にカバーグラス4の下
方端部分がスライドグラス3に接触し封入剤5が
その間に拡がる。この瞬間にはカバーグラス4の
傾斜角は第2図Aに示す場合と同じである。
支持基体101が更に矢印B方向に下降すると
棒104に弾圧力を付与しているスプリング10
6の弾性力はカバーグラス4の弾性力(カバーグ
ラス4は硬質であることにより若干の弾性力を有
する。)より大きく設定されており、そのために
第2図Cに示すようにカバーグラス4はその一端
側で吸着パツト102に吸着保持部されたまま、
その他端側が押圧体105により押されて矢印C
方向に湾曲する。この湾曲は押圧体105による
カバーグラス4の被押圧部分が封入剤5を挟んで
スライドグラス3と密接した時点で最大となる。
そして、このとき封入剤5は押し出されるように
して試料6に向つて拡がつていき、やがて試料6
を浸す状態となる。
棒104に弾圧力を付与しているスプリング10
6の弾性力はカバーグラス4の弾性力(カバーグ
ラス4は硬質であることにより若干の弾性力を有
する。)より大きく設定されており、そのために
第2図Cに示すようにカバーグラス4はその一端
側で吸着パツト102に吸着保持部されたまま、
その他端側が押圧体105により押されて矢印C
方向に湾曲する。この湾曲は押圧体105による
カバーグラス4の被押圧部分が封入剤5を挟んで
スライドグラス3と密接した時点で最大となる。
そして、このとき封入剤5は押し出されるように
して試料6に向つて拡がつていき、やがて試料6
を浸す状態となる。
次に支持基体101が更に矢印B方向に下降し
ていくと、カバーグラス4の湾曲が徐々に少なく
なつていき、封入剤5はスライドグラス3とカバ
ーグラス4の間に更に拡がつていく。支持基体1
01の矢印B方向への下降は第2図Dに示すよう
にカバーグラス4の吸着パツト102による被保
持部分がスライドグラス3と封入剤5を挟んで密
接するまで続き、第2図Dに示す状態となるとカ
バーグラス4の湾曲がなくなる。このカバーグラ
ス4の湾曲が徐々になくなつていく過程に於い
て、カバーグラス4の弾性力による復元力がスラ
イドグラス3とカバーグラス4の間の空気(封入
剤5に混入している気泡)を外部に押し出すよう
に作用する。また、第2図Cより第2図Dに至る
までの間、押圧棒104はスプリング106を圧
縮し、そのままの位置にとどまる。すなわち、相
対的には保持基体101に対して矢印D方向に上
昇する。
ていくと、カバーグラス4の湾曲が徐々に少なく
なつていき、封入剤5はスライドグラス3とカバ
ーグラス4の間に更に拡がつていく。支持基体1
01の矢印B方向への下降は第2図Dに示すよう
にカバーグラス4の吸着パツト102による被保
持部分がスライドグラス3と封入剤5を挟んで密
接するまで続き、第2図Dに示す状態となるとカ
バーグラス4の湾曲がなくなる。このカバーグラ
ス4の湾曲が徐々になくなつていく過程に於い
て、カバーグラス4の弾性力による復元力がスラ
イドグラス3とカバーグラス4の間の空気(封入
剤5に混入している気泡)を外部に押し出すよう
に作用する。また、第2図Cより第2図Dに至る
までの間、押圧棒104はスプリング106を圧
縮し、そのままの位置にとどまる。すなわち、相
対的には保持基体101に対して矢印D方向に上
昇する。
第2図Dの状態に至ると、カバーグラス4とス
ライドグラス3との間には、全面に封入剤5が拡
散して満たされ、試料6は封入剤6によつてカバ
ーグラス4とスライドグラス3の間に封入され
る。第2図Dに至るまでの行程が終了したところ
で図示しない電磁弁を真空ポンプ側から大気側に
切換えると、管体103を介して吸着パツト10
2に空気が流入してスライドグラス4は吸着パツ
ト102による吸着が解かれる。尚、このとき吸
着パツト102とスライドグラス4との分離を確
実にするために管体103を介して吸着パツト1
02内に若干量の空気を吹き込むようにしてもよ
い。スライドグラス4の吸着保持部1による吸着
保持が解かれると、第2図Eに示すように支持基
体101は、矢印E方向に垂直に上昇して停止す
る。押圧棒104はスプリング106の復元力に
よつて保持基体101に対して矢印F方向に復帰
し、吸着保持部1はカバーグラス4を吸着保持す
る前の状態に戻る。
ライドグラス3との間には、全面に封入剤5が拡
散して満たされ、試料6は封入剤6によつてカバ
ーグラス4とスライドグラス3の間に封入され
る。第2図Dに至るまでの行程が終了したところ
で図示しない電磁弁を真空ポンプ側から大気側に
切換えると、管体103を介して吸着パツト10
2に空気が流入してスライドグラス4は吸着パツ
ト102による吸着が解かれる。尚、このとき吸
着パツト102とスライドグラス4との分離を確
実にするために管体103を介して吸着パツト1
02内に若干量の空気を吹き込むようにしてもよ
い。スライドグラス4の吸着保持部1による吸着
保持が解かれると、第2図Eに示すように支持基
体101は、矢印E方向に垂直に上昇して停止す
る。押圧棒104はスプリング106の復元力に
よつて保持基体101に対して矢印F方向に復帰
し、吸着保持部1はカバーグラス4を吸着保持す
る前の状態に戻る。
(この発明の他の実施態様)
カバーグラスを吸着保持するには、上記吸着パ
ツト102、電磁弁及び真空ポンプの組合せによ
る機構の他に例えば吸盤を使用することもでき
る。
ツト102、電磁弁及び真空ポンプの組合せによ
る機構の他に例えば吸盤を使用することもでき
る。
すなわち、軟質弾性部材(例えばシリコンゴム
等)を中空状半球形(椀形状)に形成して構成し
た吸盤を前記吸着パツト102に代つて使用し、
当該吸盤の中空部分に貫通して空気孔を設けて当
該空気孔を例えば電磁弁のような開閉手段で開閉
できるようにし、カバーグラスを吸着保持する際
は、上記開閉手段を閉じておいてカバーグラスに
上記吸盤を押し付けて吸着するようにし、吸着し
たカバーグラスを外す際には上記開閉手段を開い
て吸盤内中空部分に空気を導入し吸盤の吸着力を
打ち消すようにすればよい。
等)を中空状半球形(椀形状)に形成して構成し
た吸盤を前記吸着パツト102に代つて使用し、
当該吸盤の中空部分に貫通して空気孔を設けて当
該空気孔を例えば電磁弁のような開閉手段で開閉
できるようにし、カバーグラスを吸着保持する際
は、上記開閉手段を閉じておいてカバーグラスに
上記吸盤を押し付けて吸着するようにし、吸着し
たカバーグラスを外す際には上記開閉手段を開い
て吸盤内中空部分に空気を導入し吸盤の吸着力を
打ち消すようにすればよい。
(この発明の効果)
実施例を掲げて以上に説明した処から明らかな
ように、本発明によれば標本となる試料の封入に
際し、カバーグラスを傾斜して保持し、スライド
グラスの封入剤滴下部分から徐々にカバーグラス
を重ね合わせるようにしており、しかもその際カ
バーグラスが湾曲されており、当該湾曲を元に戻
しながら徐々に封入作業が行なわれるため、カバ
ーグラスの復元力(弾性力)がスライドグラスと
カバーグラスとの間の空気を押し出すように作用
し、気泡の混入が全くないプレパラートの作成が
可能となり、本発明は極めて顕著な効果を奏する
ものである。
ように、本発明によれば標本となる試料の封入に
際し、カバーグラスを傾斜して保持し、スライド
グラスの封入剤滴下部分から徐々にカバーグラス
を重ね合わせるようにしており、しかもその際カ
バーグラスが湾曲されており、当該湾曲を元に戻
しながら徐々に封入作業が行なわれるため、カバ
ーグラスの復元力(弾性力)がスライドグラスと
カバーグラスとの間の空気を押し出すように作用
し、気泡の混入が全くないプレパラートの作成が
可能となり、本発明は極めて顕著な効果を奏する
ものである。
図面はいずれもこの発明の実施例を示す図であ
り、第1図はこの発明の実施例に係る顕微鏡用標
本の封入装置の断面図、第2図A〜Eは第1図に
示す封入装置の動作行程を示した図である。 主な記号、1…吸着保持部、101…支持基
体、102…吸着パツト、104…押圧棒、10
5…押圧体、106…スプリング、2…載置台、
3…スライドグラス、4…カバーグラス、5…封
入剤、6…標本(試料)。
り、第1図はこの発明の実施例に係る顕微鏡用標
本の封入装置の断面図、第2図A〜Eは第1図に
示す封入装置の動作行程を示した図である。 主な記号、1…吸着保持部、101…支持基
体、102…吸着パツト、104…押圧棒、10
5…押圧体、106…スプリング、2…載置台、
3…スライドグラス、4…カバーグラス、5…封
入剤、6…標本(試料)。
Claims (1)
- 1 試料を貼付し、試料の貼付個所近傍に封入剤
を滴下したスライドグラスを載せる載置台と、こ
の載置台上のスライドグラスの上方にカバーグラ
スを吸着して保持する手段であつて、吸着部が軟
質弾力部材で形成されて吸着機構と、スライドグ
ラスの封入剤滴下個所に対面する側のカバーグラ
スの端部をスライドグラスの方向に押し出して上
記吸着機構によるカバーグラスの保持姿態をスラ
イドグラス面に対して傾斜状にする押圧機構と、
上記吸着機構が固定的に取付けられ、かつ上記押
圧機構がスライドグラス面と直交する方向に弾圧
可動的に取付けられた支持基体を有し、上記支持
基体又は上記載置台を、スライドグラス面と直交
し、かつスライドグラスとカバーグラスとが互い
に近づく方向に移動させていく過程において、カ
バーグラスの上記押圧機構による押圧点側の端部
がスライドグラス面に接したのち、カバーグラス
が上記吸着機構によつて吸着されたまま上記押圧
機構でスライドグラス面に弾圧されることによつ
てその弾性限界内で湾曲され、上記支持基体又は
上記載置台が更に移動していくに従つて上記カバ
ーグラスの湾曲が徐々に除かれていきながら当該
カバーグラスが、上記押圧機構で弾圧された側の
端部から上記吸着機構によつて吸着保持された端
部の方向に向つてスライドグラス面に徐々に密着
されていくようにした顕微鏡用標本の封入装置。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP56138849A JPS5840519A (ja) | 1981-09-03 | 1981-09-03 | 顕微鏡用標本の封入方法 |
| US06/409,129 US4428793A (en) | 1981-08-25 | 1982-08-18 | Preparation method for a microscopic specimen and a device therefor |
| GB08224422A GB2107680B (en) | 1981-08-25 | 1982-08-25 | Method and apparatus for lifting sheets of sheet material or for lowering them onto surfaces |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP56138849A JPS5840519A (ja) | 1981-09-03 | 1981-09-03 | 顕微鏡用標本の封入方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5840519A JPS5840519A (ja) | 1983-03-09 |
| JPH0340367B2 true JPH0340367B2 (ja) | 1991-06-18 |
Family
ID=15231603
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP56138849A Granted JPS5840519A (ja) | 1981-08-25 | 1981-09-03 | 顕微鏡用標本の封入方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5840519A (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH08334444A (ja) * | 1995-06-09 | 1996-12-17 | Matsuura Denki Kk | 薄板貼り付け装置 |
| US6568447B1 (en) | 1999-05-11 | 2003-05-27 | Kabushiki Kaisha Tiyoda Seisakusho | Cover glass adhering device |
| JP5234460B2 (ja) * | 2008-12-24 | 2013-07-10 | 独立行政法人国立循環器病研究センター | 観察体の観察台及び観察方法 |
| JP5611363B2 (ja) * | 2009-11-13 | 2014-10-22 | ベンタナ メディカル システムズ, インコーポレイテッド | 調整可能な体積を収容する薄膜処理装置 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US3833449A (en) * | 1972-10-04 | 1974-09-03 | Miles Lab | Automatic coverslipper apparatus |
| JPS5620599B2 (ja) * | 1973-05-18 | 1981-05-14 | ||
| JPS53144761A (en) * | 1977-05-23 | 1978-12-16 | Saitorogisuka Sentoraruraborat | Method and equipment of fixing piece of cover on slide holding microscope specimen |
-
1981
- 1981-09-03 JP JP56138849A patent/JPS5840519A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5840519A (ja) | 1983-03-09 |
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