JPH0341528B2 - - Google Patents
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- JPH0341528B2 JPH0341528B2 JP18808086A JP18808086A JPH0341528B2 JP H0341528 B2 JPH0341528 B2 JP H0341528B2 JP 18808086 A JP18808086 A JP 18808086A JP 18808086 A JP18808086 A JP 18808086A JP H0341528 B2 JPH0341528 B2 JP H0341528B2
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- Heat Treatment Of Articles (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
a 産業上の利用分野
本発明は、鉄道軌道等に使用されるレールを高
周波誘導加熱コイルにて加熱する方法に関し、さ
らに詳しくは、断面が漸変するレール頭部を焼入
れ等のために高周波誘導加熱する方法に関するも
のである。
周波誘導加熱コイルにて加熱する方法に関し、さ
らに詳しくは、断面が漸変するレール頭部を焼入
れ等のために高周波誘導加熱する方法に関するも
のである。
b 従来の技術
鉄道軌道等に使用されるレールには、大別し
て、頭部断面が一定な定尺レール1(第4図参
照)と、分岐器や軌道伸縮継目等に使用されるト
ングレールやガードレール等の如く頭部断面が長
手方向及び上下方向に亘つて漸変するいわゆるP
レール(ポイント・レール)2(第5図参照)が
ある。この種のレール1,2の製造に際しては、
多くの場合、頭部1a,2aの表面強化のために
焼入処理を施こす必要がある。
て、頭部断面が一定な定尺レール1(第4図参
照)と、分岐器や軌道伸縮継目等に使用されるト
ングレールやガードレール等の如く頭部断面が長
手方向及び上下方向に亘つて漸変するいわゆるP
レール(ポイント・レール)2(第5図参照)が
ある。この種のレール1,2の製造に際しては、
多くの場合、頭部1a,2aの表面強化のために
焼入処理を施こす必要がある。
定尺レール1の頭部1aを焼入処理するための
加熱方法としては、高周波誘導加熱コイルを用い
た方法が従来より確立されている。従来では、第
4図に示すように、高周波誘導加熱コイル3を定
尺レール1の頭部1aから所定の間隔を隔てた位
置に配設し、これら両者を前記定尺レール1の長
手方向に沿つて相対的に移動させることにより、
頭部1aをその長手方向の全体に亘つて高周波誘
導加熱するようにしている。ところで、従来より
用いられている前記加熱コイル3は、直方体の所
定の辺部に沿つて延びる一連の連続構成体から成
り、互いに対向して平行状に延びる一対のコイル
辺部4a,4bと、コイル辺部4a,4bに対し
て直交する方向に延びる一対のコイル辺部5a,
5bと、これらのコイル辺部4a,4b及び5
a,5bの端部間に配設された4つのコイル辺部
6a,6b,6c,6dとから構成されている。
そして、コイル辺部4a,4bはレール1の頭部
1aの両側面1bに対応するようにレール1の長
手方向に沿つて平行に配設される一方、コイル辺
部5a,5bは、前記頭部1aの頂面1cに対応
するようにレール1の長手方向と直交する方向に
沿つて配置されるようになつている。なお、加熱
コイル3には、高周波電源7から所定周波数の高
周波誘導電流が供給されるようになつている。
加熱方法としては、高周波誘導加熱コイルを用い
た方法が従来より確立されている。従来では、第
4図に示すように、高周波誘導加熱コイル3を定
尺レール1の頭部1aから所定の間隔を隔てた位
置に配設し、これら両者を前記定尺レール1の長
手方向に沿つて相対的に移動させることにより、
頭部1aをその長手方向の全体に亘つて高周波誘
導加熱するようにしている。ところで、従来より
用いられている前記加熱コイル3は、直方体の所
定の辺部に沿つて延びる一連の連続構成体から成
り、互いに対向して平行状に延びる一対のコイル
辺部4a,4bと、コイル辺部4a,4bに対し
て直交する方向に延びる一対のコイル辺部5a,
5bと、これらのコイル辺部4a,4b及び5
a,5bの端部間に配設された4つのコイル辺部
6a,6b,6c,6dとから構成されている。
そして、コイル辺部4a,4bはレール1の頭部
1aの両側面1bに対応するようにレール1の長
手方向に沿つて平行に配設される一方、コイル辺
部5a,5bは、前記頭部1aの頂面1cに対応
するようにレール1の長手方向と直交する方向に
沿つて配置されるようになつている。なお、加熱
コイル3には、高周波電源7から所定周波数の高
周波誘導電流が供給されるようになつている。
しかして、定尺レール1の頭部1aを加熱する
場合には、定尺レール1と加熱コイル3とを第4
図に示す如き対応関係をもつて配置し、加熱コイ
ル3に電源7から高周波誘導電流を供給すると共
に、例えば定尺レール1をその長手方向に沿つて
矢印A方向に移動させる。これにより、定尺レー
ル1の頭部1aは、加熱コイル3との間に生じる
近接効果にて、その長手方向の全体に亘つて高周
波誘導加熱される。
場合には、定尺レール1と加熱コイル3とを第4
図に示す如き対応関係をもつて配置し、加熱コイ
ル3に電源7から高周波誘導電流を供給すると共
に、例えば定尺レール1をその長手方向に沿つて
矢印A方向に移動させる。これにより、定尺レー
ル1の頭部1aは、加熱コイル3との間に生じる
近接効果にて、その長手方向の全体に亘つて高周
波誘導加熱される。
定尺レール1に関しては、その長手方向の全て
の箇所での断面形状が一定であるため、定尺レー
ル1が移動しても加熱コイル3と定尺レール1の
両側面1b及び頭頂面1cとの間の間隔は常に一
定である。そのため、定尺レール1の頭部1aを
上述の加熱コイル3にて均一に高周波誘導加熱す
ることができる。
の箇所での断面形状が一定であるため、定尺レー
ル1が移動しても加熱コイル3と定尺レール1の
両側面1b及び頭頂面1cとの間の間隔は常に一
定である。そのため、定尺レール1の頭部1aを
上述の加熱コイル3にて均一に高周波誘導加熱す
ることができる。
c 発明が解決しようとする問題点
しかしながら、Pレール2に関しては、その頭
部2aの断面形状が第6図、第7図及び第8図に
示すようにレール2の長手方向の各々の箇所で漸
変するため、定尺レール1の場合のような従来の
高周波誘導加熱方法では、均一な加熱を行なうこ
とができなかつた。
部2aの断面形状が第6図、第7図及び第8図に
示すようにレール2の長手方向の各々の箇所で漸
変するため、定尺レール1の場合のような従来の
高周波誘導加熱方法では、均一な加熱を行なうこ
とができなかつた。
すなわち、第9図に示すようにPレール2の頭
部2aを単に加熱コイル3内を通過させるだけで
は、頭部2aのうち頭巾が狭い先端箇所(巾狭部
9a)に対しては、頭部2aの片方の側面8(鉄
道車両の車輪が当接する側の面)と加熱コイル3
のコイル辺部4a,6a,6bとの間のギヤツプ
が過大となつて両者間の電気的結合が非常に悪く
なり、ひいては加熱効率が大巾に低減されるた
め、所定の温度(例えば、800℃)以上の加熱に
必要な高周波電力を投入できないという問題点が
あつた。なお、あえて高周波電力を増加せしめる
と、加熱コイル3における損失が大巾に増大し
て、加熱コイル3の損傷を招いてしまうこととな
る。
部2aを単に加熱コイル3内を通過させるだけで
は、頭部2aのうち頭巾が狭い先端箇所(巾狭部
9a)に対しては、頭部2aの片方の側面8(鉄
道車両の車輪が当接する側の面)と加熱コイル3
のコイル辺部4a,6a,6bとの間のギヤツプ
が過大となつて両者間の電気的結合が非常に悪く
なり、ひいては加熱効率が大巾に低減されるた
め、所定の温度(例えば、800℃)以上の加熱に
必要な高周波電力を投入できないという問題点が
あつた。なお、あえて高周波電力を増加せしめる
と、加熱コイル3における損失が大巾に増大し
て、加熱コイル3の損傷を招いてしまうこととな
る。
また、レール頭部の加熱処理工程における所望
加熱深さ及び加熱温度に関しては、一般に、その
表面より15mm以上の範囲を800℃以上の温度に加
熱することが必須不可欠の条件である。この条件
を満足するためには、高周波誘導電流のいわゆる
「深透深さ」が約15mm前後となる周波数(約1K
Hz)の電源を選定するのが最適である。しかしP
レール2の先端の巾狭部9aの肉厚(頭頂巾)t
は例えば最小で1mm程度と小さいため、上述のよ
うな周波数1KHzの電源では、第10図に示す如
く臨界周波数以下となり800℃以上の高周波誘導
加熱を施すことができない。このため、Pレール
2の全長に亘つて例えば1KHzの同一周波数の電
源で800℃以上に均一加熱することが不可能であ
つた。
加熱深さ及び加熱温度に関しては、一般に、その
表面より15mm以上の範囲を800℃以上の温度に加
熱することが必須不可欠の条件である。この条件
を満足するためには、高周波誘導電流のいわゆる
「深透深さ」が約15mm前後となる周波数(約1K
Hz)の電源を選定するのが最適である。しかしP
レール2の先端の巾狭部9aの肉厚(頭頂巾)t
は例えば最小で1mm程度と小さいため、上述のよ
うな周波数1KHzの電源では、第10図に示す如
く臨界周波数以下となり800℃以上の高周波誘導
加熱を施すことができない。このため、Pレール
2の全長に亘つて例えば1KHzの同一周波数の電
源で800℃以上に均一加熱することが不可能であ
つた。
本発明は上述の如き実状に鑑みてなされたもの
であつて、その目的はPレールの如く頭部断面形
状が漸変するものであつても、常に均一加熱をす
ることが可能なレールの高周波誘導加熱方法を提
供することにある。
であつて、その目的はPレールの如く頭部断面形
状が漸変するものであつても、常に均一加熱をす
ることが可能なレールの高周波誘導加熱方法を提
供することにある。
d 問題点を解決するための手段
上述の如き問題点を解決するために、本発明で
は、頭部断面が漸変するレールと高周波誘導加熱
コイルとを相対移動させることによつて前記レー
ルの頭部を高周波誘導加熱するに際し、前記レー
ルの頂面及び片方の側面と前記加熱コイルとの間
のギヤツプを常に一定に保持するようにしてい
る。
は、頭部断面が漸変するレールと高周波誘導加熱
コイルとを相対移動させることによつて前記レー
ルの頭部を高周波誘導加熱するに際し、前記レー
ルの頂面及び片方の側面と前記加熱コイルとの間
のギヤツプを常に一定に保持するようにしてい
る。
以下、本発明の一実施例に付き第1図〜第3図
を参照して説明する。
を参照して説明する。
第1図は、本発明に係る加熱方法を実施する高
周波誘導加熱装置10を示すものであつて、本装
置10は、一連の連続構成体から成る高周波誘導
加熱コイル11と、この加熱コイル11に1KHz
の周波数の高周波誘導電流を供給する高周波電源
12と、加熱コイル11をPレール13の巾方向
(矢印B方向)に水平移動可能に支持するロー
ラ・アセンブリ14とから構成されている。
周波誘導加熱装置10を示すものであつて、本装
置10は、一連の連続構成体から成る高周波誘導
加熱コイル11と、この加熱コイル11に1KHz
の周波数の高周波誘導電流を供給する高周波電源
12と、加熱コイル11をPレール13の巾方向
(矢印B方向)に水平移動可能に支持するロー
ラ・アセンブリ14とから構成されている。
上述の加熱コイル11は、Pレール13の頭部
13aの両側面15,16に対して平行に対応配
置される直線状のコイル辺部11a,11bと、
これらのコイル辺部11a,11bの各両端にお
いてほぼ直角に上方へ向けて屈曲されたコイル辺
部11c,11d及び11e,11fと、前記頭
部13aの頂面17に対応するようにこれらのコ
イル辺部11c〜11fの上端において互いに近
づく方向にほぼ直角に屈曲された等長のコイル辺
部11g,11h及び11i,11jと、Pレー
ル13の長手方向に沿つて前記頂面17と対向す
るようにコイル辺部11g,11jの他端におい
て互いに近づく方向にほぼ直角に屈曲されたコイ
ル辺部11k,11lと、コイル辺部11h,1
1iの他端においてほぼ直角に屈曲されて前記頂
面17に対向して平行に延びる等長のコイル辺部
11m,11nと、これらのコイル辺部11m,
11nに連続しかつ前記コイル辺部11m,11
nの先端間を斜めに横切るコイル辺部11pとか
ら構成されている。そして、前記コイル辺部11
k,11lの先端に高周波電源12のリード線1
2a,12bが接続されており、この電源12か
ら加熱コイル11に1KHzの周波数の高周波誘導
電流が供給されるようになつている。
13aの両側面15,16に対して平行に対応配
置される直線状のコイル辺部11a,11bと、
これらのコイル辺部11a,11bの各両端にお
いてほぼ直角に上方へ向けて屈曲されたコイル辺
部11c,11d及び11e,11fと、前記頭
部13aの頂面17に対応するようにこれらのコ
イル辺部11c〜11fの上端において互いに近
づく方向にほぼ直角に屈曲された等長のコイル辺
部11g,11h及び11i,11jと、Pレー
ル13の長手方向に沿つて前記頂面17と対向す
るようにコイル辺部11g,11jの他端におい
て互いに近づく方向にほぼ直角に屈曲されたコイ
ル辺部11k,11lと、コイル辺部11h,1
1iの他端においてほぼ直角に屈曲されて前記頂
面17に対向して平行に延びる等長のコイル辺部
11m,11nと、これらのコイル辺部11m,
11nに連続しかつ前記コイル辺部11m,11
nの先端間を斜めに横切るコイル辺部11pとか
ら構成されている。そして、前記コイル辺部11
k,11lの先端に高周波電源12のリード線1
2a,12bが接続されており、この電源12か
ら加熱コイル11に1KHzの周波数の高周波誘導
電流が供給されるようになつている。
一方、上述のローラ・アセンブリ14は、一対
の回転ローラ18,19にて構成されており、こ
れらの回転ローラ18,19は圧縮空気又は油圧
によつて鉄道車両の車輪のフランジが当接する側
のPレール13の側面15及び頂面17に附勢力
f1,f2にてそれぞれ転動自在に圧着されている。
なお、ローラ・アセンブリ14と加熱コイル11
とは図外の連結部材にて一体的に連結されてい
る。また、本実施例においては、高周波電源12
から供給される高周波電力、及びPレール13の
移動速度を数段階に切換えるための制御機構(図
示せず)が設けられており、Pレール13の形状
及び材質等に応じてこれらを適宜選定できるよう
になつている。
の回転ローラ18,19にて構成されており、こ
れらの回転ローラ18,19は圧縮空気又は油圧
によつて鉄道車両の車輪のフランジが当接する側
のPレール13の側面15及び頂面17に附勢力
f1,f2にてそれぞれ転動自在に圧着されている。
なお、ローラ・アセンブリ14と加熱コイル11
とは図外の連結部材にて一体的に連結されてい
る。また、本実施例においては、高周波電源12
から供給される高周波電力、及びPレール13の
移動速度を数段階に切換えるための制御機構(図
示せず)が設けられており、Pレール13の形状
及び材質等に応じてこれらを適宜選定できるよう
になつている。
次に、このような構成の高周波誘導加熱装置1
0を用いてPレール13を加熱する方法に付き説
明する。
0を用いてPレール13を加熱する方法に付き説
明する。
まず、加熱すべきPレール13を第1図に示す
ように本装置10に対応配置する。すなわち、加
熱コイル11のコイル辺部11a,11b間にP
レール13の頭部13aを配置すると共に、第2
図a,bに示すように、回転ローラ18及び19
を前記頭部13aの側面15及び頂面17に圧着
係合させた状態とする。これによつて、Pレール
13に対する加熱コイル11の相対位置が規制さ
れるため、第3図a,bに示すように、加熱コイ
ル11のコイル辺部11aはPレール13の側面
15に対して所定のギヤツプL1(例えば5〜12
mm)をもつて対応配置され、加熱コイル11のコ
イル辺部11m,11k等は、Pレール13の頂
面17に対して高さ方向に所定のギヤツプL2(5
〜20mm)をもつて対応配置される。しかして、高
周波電源12から加熱コイル11に1KHzの周波
数の高周波誘導電流を供給すると共に、Pレール
13をその長手方向(矢印A方向)に沿つて移動
させることにより、Pレール13の頂部13aを
高周波誘導加熱する。
ように本装置10に対応配置する。すなわち、加
熱コイル11のコイル辺部11a,11b間にP
レール13の頭部13aを配置すると共に、第2
図a,bに示すように、回転ローラ18及び19
を前記頭部13aの側面15及び頂面17に圧着
係合させた状態とする。これによつて、Pレール
13に対する加熱コイル11の相対位置が規制さ
れるため、第3図a,bに示すように、加熱コイ
ル11のコイル辺部11aはPレール13の側面
15に対して所定のギヤツプL1(例えば5〜12
mm)をもつて対応配置され、加熱コイル11のコ
イル辺部11m,11k等は、Pレール13の頂
面17に対して高さ方向に所定のギヤツプL2(5
〜20mm)をもつて対応配置される。しかして、高
周波電源12から加熱コイル11に1KHzの周波
数の高周波誘導電流を供給すると共に、Pレール
13をその長手方向(矢印A方向)に沿つて移動
させることにより、Pレール13の頂部13aを
高周波誘導加熱する。
なお、この場合、高周波電力及びPレール13
の移動速度(送り速度)は図外の制御機構の働き
により段階的に切換えられる。すなわち、Pレー
ル13が巾広部20から巾狭部21にかけて加熱
コイル11を通過する際の一例を挙げると、第1
図において、R1で示す区間(最も巾広の部分)
では280KW,10mm/S、区間R2では250KW,8
mm/S、区間R3では220KW,7mm/S、区間R4
では180KW,6mm/S、区間R5では150KW,5
mm/Sである。
の移動速度(送り速度)は図外の制御機構の働き
により段階的に切換えられる。すなわち、Pレー
ル13が巾広部20から巾狭部21にかけて加熱
コイル11を通過する際の一例を挙げると、第1
図において、R1で示す区間(最も巾広の部分)
では280KW,10mm/S、区間R2では250KW,8
mm/S、区間R3では220KW,7mm/S、区間R4
では180KW,6mm/S、区間R5では150KW,5
mm/Sである。
この際、回転ローラ18及び19は所定の附勢
力f1,f2にてPレール13の側面15及び頂面1
7に常時圧着しているため、高周波誘導加熱装置
10がPレール13の巾広部20から巾狭部21
にかけて相対的に移動されるのに伴つてローラ・
アセンブリ14及び加熱コイル11はPレール1
3の巾方向(矢印B方向)に水平に偏倚される。
その結果、加熱コイル11のコイル辺部11aが
Pレール13の側面15に追従動作し、これらの
間のギヤツプL1は常に保たれることとなる。
力f1,f2にてPレール13の側面15及び頂面1
7に常時圧着しているため、高周波誘導加熱装置
10がPレール13の巾広部20から巾狭部21
にかけて相対的に移動されるのに伴つてローラ・
アセンブリ14及び加熱コイル11はPレール1
3の巾方向(矢印B方向)に水平に偏倚される。
その結果、加熱コイル11のコイル辺部11aが
Pレール13の側面15に追従動作し、これらの
間のギヤツプL1は常に保たれることとなる。
本実施例によれば、Pレール13の側面15を
1KHzの電源で800℃以上の温度に加熱し得るよう
に15mm以上の肉厚部分に対応する位置に加熱コイ
ル11のコイル辺部11aを配置し、かつ、Pレ
ール13と加熱コイル11のコイル辺部11aと
の間の電気的結合を改善するためにローラ・アセ
ンブリ14を設けてPレール13の側部15との
間のギヤツプL1を所望の一定間隔(5〜12mm)
に保持するようにしたので、当該部分に必要な高
周波電力を投入し得てこの部分を800℃以上の所
要温度に高周波誘導加熱することができる。しか
も、上述のように、コイル辺部11aに対応する
部分を800℃以上に加熱できるので、当該部分か
らの熱伝導と、加熱コイル11のコイル辺部11
g,11i,11k,11n等との間に生じる近
接効果による加熱作用との相乗効果によつて、P
レール13の頭部13aのうち巾が約15mm以下の
部分(従来では、1KHzの電源では500℃程度しか
加熱し得なかつた部分)の表面付近についても
800℃以上の温度に加熱することができる。それ
に加えて、Pレール13の頭部断面形状が小さく
なるのに従つて高周波電力及びPレール13の移
動速度を適宜設定するようにしているので、Pレ
ール13の断面漸変部の全長に亘つて例えば900
〜1050℃に均一加熱することができる。なお、断
面漸変部に連なる定尺レール部分の加熱も第3図
bに示すように同一の加熱コイル11にて均一加
熱することができきる。
1KHzの電源で800℃以上の温度に加熱し得るよう
に15mm以上の肉厚部分に対応する位置に加熱コイ
ル11のコイル辺部11aを配置し、かつ、Pレ
ール13と加熱コイル11のコイル辺部11aと
の間の電気的結合を改善するためにローラ・アセ
ンブリ14を設けてPレール13の側部15との
間のギヤツプL1を所望の一定間隔(5〜12mm)
に保持するようにしたので、当該部分に必要な高
周波電力を投入し得てこの部分を800℃以上の所
要温度に高周波誘導加熱することができる。しか
も、上述のように、コイル辺部11aに対応する
部分を800℃以上に加熱できるので、当該部分か
らの熱伝導と、加熱コイル11のコイル辺部11
g,11i,11k,11n等との間に生じる近
接効果による加熱作用との相乗効果によつて、P
レール13の頭部13aのうち巾が約15mm以下の
部分(従来では、1KHzの電源では500℃程度しか
加熱し得なかつた部分)の表面付近についても
800℃以上の温度に加熱することができる。それ
に加えて、Pレール13の頭部断面形状が小さく
なるのに従つて高周波電力及びPレール13の移
動速度を適宜設定するようにしているので、Pレ
ール13の断面漸変部の全長に亘つて例えば900
〜1050℃に均一加熱することができる。なお、断
面漸変部に連なる定尺レール部分の加熱も第3図
bに示すように同一の加熱コイル11にて均一加
熱することができきる。
以上、本発明の一実施例に付き述べたが、本発
明は既述の実施例に限定されるものではなく、本
発明の技術的思想に基いて各種の変形及び変更が
可能である。
明は既述の実施例に限定されるものではなく、本
発明の技術的思想に基いて各種の変形及び変更が
可能である。
例えば、既述の実施例においては、Pレール1
3を送り移動するように構成したが、Pレール1
3を固定し、加熱コイル11及びローラ・アセン
ブリ14をPレール13の長手方向に沿つて移動
させるようにしてもよい。また、既述の実施例に
おいては、高周波誘導電流の「浸透深さ」が約15
mm前後の周波数すなわち1KHzの電源12を用い
たが実験の結果、その周波数は約600Hz〜10KHz
の範囲内であれば適宜変更しても既述の如き均一
加熱が可能であることが確かめられている。な
お、電源の周波数を10KHz以上とした場合には、
Pレール13を所望の深さまで加熱しようとする
とレール表面のオーバーヒートがさけられず、ま
たPレール13と加熱コイル11との間のギヤツ
プを小さくしてやらなければ充分な近接効果が働
かないので、前記ギヤツプの管理をより厳密に行
なわなければならない不都合を生じる。一方、電
源の周波数を600Hz以下とした場合には、いわゆ
るズブ加熱にはよいが、Pレール13の巾狭部2
1の表面加熱を効果的に行なうことができない。
3を送り移動するように構成したが、Pレール1
3を固定し、加熱コイル11及びローラ・アセン
ブリ14をPレール13の長手方向に沿つて移動
させるようにしてもよい。また、既述の実施例に
おいては、高周波誘導電流の「浸透深さ」が約15
mm前後の周波数すなわち1KHzの電源12を用い
たが実験の結果、その周波数は約600Hz〜10KHz
の範囲内であれば適宜変更しても既述の如き均一
加熱が可能であることが確かめられている。な
お、電源の周波数を10KHz以上とした場合には、
Pレール13を所望の深さまで加熱しようとする
とレール表面のオーバーヒートがさけられず、ま
たPレール13と加熱コイル11との間のギヤツ
プを小さくしてやらなければ充分な近接効果が働
かないので、前記ギヤツプの管理をより厳密に行
なわなければならない不都合を生じる。一方、電
源の周波数を600Hz以下とした場合には、いわゆ
るズブ加熱にはよいが、Pレール13の巾狭部2
1の表面加熱を効果的に行なうことができない。
e 発明の効果
以上の如く、本発明は、断面が漸変するレール
頭部の頂面及び片方の側面と高周波誘導加熱コイ
ルとの間のギヤツプを常に一定に保持して、高周
波誘導加熱を行なうようにしたものであるから、
前記レール頭部の頂面及び片方の側面と加熱コイ
ルとの間の電気的結合が常に良好に保たれること
となり、頭頂部巾が狭い部分から広い部分の全体
に亘つて均一に加熱することができる。従つて、
本発明に係る高周波誘導加熱方法により、例えば
Pレールの頭部の加熱処理を効果的に行なうこと
ができる。
頭部の頂面及び片方の側面と高周波誘導加熱コイ
ルとの間のギヤツプを常に一定に保持して、高周
波誘導加熱を行なうようにしたものであるから、
前記レール頭部の頂面及び片方の側面と加熱コイ
ルとの間の電気的結合が常に良好に保たれること
となり、頭頂部巾が狭い部分から広い部分の全体
に亘つて均一に加熱することができる。従つて、
本発明に係る高周波誘導加熱方法により、例えば
Pレールの頭部の加熱処理を効果的に行なうこと
ができる。
第1図〜第3図は本発明の一実施例を示すもの
であつて、第1図は本発明に係る方法を実施する
ために用いられる高周波誘導加熱装置の概略斜視
図、第2図aはPレールの頭部の巾狭部とロー
ラ・アセンブリとの位置関係を示す断面図、第2
図bはPレールの頭部の巾広部とローラ・アセン
ブリとの位置関係を示す断面図、第3図aはPレ
ールの頭部の巾狭部と加熱コイルとの位置関係を
示す断面図、第3図bはPレールの頭部の巾広部
と加熱コイルとの位置関係を示す断面図、第4図
は定尺レールの斜視図、第5図はPレールの斜視
図、第6図は第5図における−線断面図、第
7図は第5図における−線断面図、第8図は
第5図における−線断面図、第9図は従来の
方法でPレールの頭部を高周波誘導加熱する場合
を示す斜視図、第10図は鋼材の肉厚と、臨界周
波数と、加熱温度との関係を示すグラフである。 10……高周波誘導加熱装置、11……高周波
誘導加熱コイル、11a〜11p……コイル辺
部、12……高周波電源、13……Pレール(ポ
イント・レール)、13a……頭部、14……ロ
ーラ・アセンブリ、15,16……側面、18,
19……回転ローラ、20……巾広部、21……
巾狭部。
であつて、第1図は本発明に係る方法を実施する
ために用いられる高周波誘導加熱装置の概略斜視
図、第2図aはPレールの頭部の巾狭部とロー
ラ・アセンブリとの位置関係を示す断面図、第2
図bはPレールの頭部の巾広部とローラ・アセン
ブリとの位置関係を示す断面図、第3図aはPレ
ールの頭部の巾狭部と加熱コイルとの位置関係を
示す断面図、第3図bはPレールの頭部の巾広部
と加熱コイルとの位置関係を示す断面図、第4図
は定尺レールの斜視図、第5図はPレールの斜視
図、第6図は第5図における−線断面図、第
7図は第5図における−線断面図、第8図は
第5図における−線断面図、第9図は従来の
方法でPレールの頭部を高周波誘導加熱する場合
を示す斜視図、第10図は鋼材の肉厚と、臨界周
波数と、加熱温度との関係を示すグラフである。 10……高周波誘導加熱装置、11……高周波
誘導加熱コイル、11a〜11p……コイル辺
部、12……高周波電源、13……Pレール(ポ
イント・レール)、13a……頭部、14……ロ
ーラ・アセンブリ、15,16……側面、18,
19……回転ローラ、20……巾広部、21……
巾狭部。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 頭部断面が漸変するレールと高周波誘導加熱
コイルとを相対移動させることによつて前記レー
ルの頭部を高周波誘導加熱するに際し、前記レー
ルの頂面及び片方の側面と前記加熱コイルとの間
のギヤツプを常に一定に保持するようにしたこと
を特徴とするレールの高周波誘導加熱方法。 2 前記加熱コイルに対応するレール部分の断面
形状に応じて、前記加熱コイルに供給する高周波
電力と、前記相対移動の速度とをそれぞれ変化さ
せるようにしたことを特徴とする特許請求の範囲
第1項に記載のレールの高周波誘導加熱方法。 3 前記レールの片方の側面を加熱する前記加熱
コイルのコイル辺部を、前記コイル辺部に供給さ
れる高周波誘導電流にて所望の温度に加熱し得る
ような肉厚のレール部分に対応する位置に配置す
るようにしたことを特徴とする特許請求の範囲第
1項又は第2項に記載のレールの高周波誘導加熱
方法。 4 前記レールの頂面に対応するように前記レー
ルの長手方向に沿つて延びる複数のコイル辺部を
有する高周波誘導加熱コイルを用い、前記加熱コ
イルが前記レールの巾方向に偏倚したときにも前
記レールの頂面を前記複数のコイル辺部にて加熱
するようにしたことを特徴とする特許請求の範囲
第1項〜第3項のうち何れか1項に記載のレール
の高周波誘導加熱方法。 5 前記加熱コイルに供給する電源の周波数を
600Hz〜10KHzとしたことを特徴とする特許請求
の範囲第1項〜第4項のうち何れか1項に記載の
レールの高周波誘導加熱方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18808086A JPS6345321A (ja) | 1986-08-11 | 1986-08-11 | レ−ルの高周波誘導加熱方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18808086A JPS6345321A (ja) | 1986-08-11 | 1986-08-11 | レ−ルの高周波誘導加熱方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6345321A JPS6345321A (ja) | 1988-02-26 |
| JPH0341528B2 true JPH0341528B2 (ja) | 1991-06-24 |
Family
ID=16217352
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18808086A Granted JPS6345321A (ja) | 1986-08-11 | 1986-08-11 | レ−ルの高周波誘導加熱方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6345321A (ja) |
Families Citing this family (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH03219022A (ja) * | 1990-01-24 | 1991-09-26 | Nippon Steel Corp | レールの高周波誘導加熱法 |
| JPH04218404A (ja) * | 1990-08-31 | 1992-08-10 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | チューブレスラジアルタイヤ |
| JP2767501B2 (ja) * | 1991-04-11 | 1998-06-18 | 横浜ゴム株式会社 | 乗用車用空気入りラジアルタイヤ |
| JP2767502B2 (ja) * | 1991-04-12 | 1998-06-18 | 横浜ゴム株式会社 | 乗用車用空気入りラジアルタイヤ |
| JP4675681B2 (ja) * | 2005-05-31 | 2011-04-27 | 株式会社峰製作所 | 特殊断面レールの連続頭部硬化熱処理方法及び熱処理装置 |
| KR100760657B1 (ko) | 2006-05-29 | 2007-09-20 | 정운경 | 선형운동 레일 열처리 장치 |
| US9040882B2 (en) * | 2007-09-12 | 2015-05-26 | Inductotherm Corp. | Electric induction heating of a rail head with non-uniform longitudinal temperature distribution |
| CN102296501A (zh) * | 2011-06-16 | 2011-12-28 | 中国农业大学 | 无缝线路锁定轨温预处理系统 |
| CA2941217C (en) * | 2014-04-08 | 2018-10-30 | Nippon Steel & Sumitomo Metal Corporation | Heat treatment device, heat treatment method, and rail steel |
-
1986
- 1986-08-11 JP JP18808086A patent/JPS6345321A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6345321A (ja) | 1988-02-26 |
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Legal Events
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