JPH0342354B2 - - Google Patents
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- JPH0342354B2 JPH0342354B2 JP63038358A JP3835888A JPH0342354B2 JP H0342354 B2 JPH0342354 B2 JP H0342354B2 JP 63038358 A JP63038358 A JP 63038358A JP 3835888 A JP3835888 A JP 3835888A JP H0342354 B2 JPH0342354 B2 JP H0342354B2
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Description
[産業上の利用分野]
本発明は合成繊維用吸水性付与剤および方法に
関する。 [従来の技術] 従来、合成繊維の吸水性付与法として、合成繊
維からなる繊維構造物にテレフタル酸および/ま
たはイソフタル酸からなるジカルボン酸成分とア
ルキレングリコールおよびポリアルキレングリコ
ールからなるグリコール成分から主として構成さ
れるポリエーテルエステルを付着させる方法が知
られている(たとえば特公昭53−43238号公報)。 [発明が解決しようとする問題点] しかし、これらのものの吸水性に耐久性はな
く、洗濯により吸水性は低下するといつた問題点
がある。 [問題点を解決するための手段] 本発明者は耐久性を有する吸水性付与剤および
付与方法について鋭意検討した結果本発明に到達
した。 有機ジイソイアネート(A)と、オキシエチレン基
含有ポリエーテルジオール(b1)からなる高分子
ジオール(B)と、鎖伸長剤(C)とからのポリウレタン
樹脂であつて、該樹脂中のオキシエチレン含量が
20〜80重量%、該樹脂中の鎖伸長剤含量が2〜30
重量%であるものからなる合成繊維用吸水性付与
剤。または有機ジイソシアネート(A)と、オキシエ
チレン基含有ポリエーテルジオール(b1)および
他の高分子ジオール(b2)(以下、記載の簡略化
を計るため(b2)の使用がされる場合を「必要に
より他の高分子ジオール(b2)」と記載する)か
らなる高分子ジオール(B)と、鎖伸長剤(C)とからの
ポリウレタン樹脂であつて、該樹脂中のオキシエ
チレン含量が20〜80重量%、他の高分子ジオール
含量が高分子ジオール中の50重量%まで、該樹脂
中の鎖伸長剤含量が2〜30重量%であるものから
なる合成繊維用吸水性付与剤並びに、有機ジイソ
シアネート(A)と、オキシエチレン基含有ポリエー
テルジオール(b1)および必要により他の高分子
ジオール(b2)からなる高分子ジオール(B)と、鎖
伸長剤(C)とからのポリウレタン樹脂であつて、該
樹脂中のオキシエチレン含量が20〜80重量%、他
の高分子ジオール含量が高分子ジオール(B)中の0
〜50重量%、該樹脂中の鎖伸長剤含量が2〜30重
量%であるものからなるポリウレタン樹脂溶液に
合成繊維を浸漬し、湿式処理することを特徴とす
る合成繊維の吸水性付与方法である。 本発明におけるオキシエチレン基含有ポリエー
テルジオール(b1)としては、ポリエチレンオキ
シド重合物(ポリエチレンエーテルグリコール)、
エチレンオキシドとプロピレンオキシド又はテト
ラヒドロフランとのブロツク及び/又はランダム
共重合物のなかで、エチレンオキシドを通常、50
重量%以上含むもの及びこれらの二種以上の混合
物が挙げられる。好ましいのはポリエチレンエー
テルグリコール(以下PEGと略記)である。
(b1)の平均分子量は通常500〜5000、好ましくは
1000〜3000である。 本発明において必要により使用される他の高分
子ジオール(b2)としては、オキシエチレン基含
有ポリエーテルジオール(b1)以外のポリエーテ
ルジオール、ポリエステルジオール及びこれらの
混合物が挙げられる。 オキシエチレン基含有ポリエーテルジオール
(b1)以外のポリエーテルジオールとしてはポリ
プロピレンエーテルグリコール、ポリテトラメチ
レンエーテルグリコール、ポリテトラメチレン−
プロピレン(ブロツク及び/又はランダム)エー
テルグリコール、及びエチレンオキシドを50重量
%未満含むエチレンオキシドとプロピレンオキシ
ド又はテトラヒドロフランのブロツク及び/又は
ランダム共重合物及びこれらの二種以上の混合物
が挙げられる。 ポリエステルジオールとしては、低分子ジオー
ル及び/又は分子量1000以下のポリエーテルジオ
ールとジカルボン酸とを反応させて得られる縮合
ポリエステルジオールや、ラクトンの開環重合に
より得られるポリラクトンジオールなどが含まれ
る。 上記低分子ジオールとしてはエチレングリコー
ル、ジエチレングリコール、プロピレングリコー
ル、ジプロピレングリコール、1,4−,1,3
−ブタンジオール、ネオペンチルグリコール、
1,6−ヘキサンジオール、1,8−オクタメチ
レンジオール、アルキルジアルカノールアミン、
環状基を有する低分子ジオール類[例えば特公昭
45−1474号公報記載のもの:ビス(ヒドロキシメ
チル)シクロヘキサン、m−及びp−キシリレン
グリコール、ビス(ヒドロキシエチルベンゼン、
1,4−ビス(2−ヒドロキシエトキシ)ベンゼ
ン、4,4′−ビス(2−ヒドロキシエトキシ)−
ジフエニルプロパン(ビスフエノールAのエチレ
ンオキシド付加物)等]、及びこれらの2種以上
の混合物が挙げられる。 分子量1000以下のポリエーテルジオールとして
は、前記ポリエーテルジオール例えばポリエチレ
ングリコール、ポリテトラメチレンエーテルグリ
コール、ポリプロピレングリコール、トリエチレ
ングリコール;及びこれらの2種以上の混合物が
挙げられる。 又、ジカルボン酸としては脂肪族ジカルボン酸
(コハク酸、アジピン酸、セバシン酸、グルタル
酸、アゼライン酸、マレイン酸、フマル酸など)、
芳香族ジカルボン酸(テレフタル酸、イソフタル
酸など)及びこれらの2種以上の混合物が挙げら
れる。ラクトンとしてはε−カプロラクトンが挙
げられる。 ポリエステルジオールは通常の方法、例えば低
分子ジオール及び/又は分子量1000以下のポリエ
ーテルジオールを、ジカルボン酸もしくはそのエ
ステル形成性誘導体[例えば無水物(無水マレイ
ン酸、無水フタル酸など)、低級エステル(テレ
フタル酸ジメチルなど)、ハライド等]と、また
はその無水物及びアルキレンオキシド(例えばエ
チレンオキシド及び/又はプロピレンオキシド)
とを反応(縮合)させる、あるいは開始剤(低分
子ジオール及び/又は分子量1000以下のポリエー
テルジオール)にラクトンを付加させることによ
り製造することができる。 これらのポリエステルジオールの具体例として
は、ポリエチレンアジペート、ポリブチレンアジ
ペート、ポリヘキサメチレンアジペート、ポリネ
オペンチルアジペート、ポリエチレンプロピレン
アジペート、ポリエチレンブチレンアジペート、
ポリブチレンヘキサメチレンアジペート、ポリジ
エチレンアジペート、ポリ(ポリテトラメチレン
エーテル)アジペート、ポリエチレンアゼレー
ト、ポリエチレンセバケート、ポリブチレンアゼ
レート、ポリブチレンセバケート、ポリカプロラ
クトンジオール;及びこれらの2種以上の混合物
が挙げられる。また、ポリカーボネートジオール
も使用できる。 これら他の高分子ジオール(b2)の平均分子量
(水酸基価測定による)は通常500〜5000、好まし
くは700〜4000である。 高分子ジオール(B)における(b1)と(b2)の重
量比は通常100:0〜50:50、好ましくは100:0
〜70:30である。(b1)が上記範囲より小さいと
ポリウレタン樹脂の吸水性が小さくなる。 またオキシエチレン含量はポリウレタン樹脂
中、通常20〜80重量%、好ましくは30〜70重量%
である。オキシエチレン基が20%より小さいとポ
リウレタン樹脂の吸水性が小さくなり、80%より
大きいとポリウレタン樹脂の親水性が大きくな
り、洗濯による脱落が起こり易くなり耐久性が悪
くなる。 本発明における有機ジイソシアネート(A)として
は、芳香族ジイソシアネート(4,4′−ジフエニ
ルメタンジイソシアネート、2,4−および/ま
たは2,6−トリレンジイソシアネート、ナフタ
レン−1,5−ジイソシアネートなど)、芳香脂
肪族ジイソシアネート(キシリレンジイソシアネ
ートなど)、脂肪族ジイソシアネート(ヘキサメ
チレンジイソシアネート、リジンジイソシアネー
トなど)、脂環式ジイソシアネート(イソホロン
ジイソシアネート、水添化4,4′−ジフエニルメ
タンジイソシアネートなど)などが挙げられる。
詳細は特開昭53−42294号公報に記載されている。
これらのうち成膜性を考慮すると、好ましいのは
芳香族ジイソシアネートであり、特に好ましいの
は4,4′−ジフエニルメタンジイソシアネート
(以下MDIと略記)である。 本発明における鎖伸長剤(C)としては、特開昭53
−42294号公報に記載のもの、たとえば低分子ジ
オール[エチレングリコール、プロピレングリコ
ール、1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサ
ンジオール、ビス(ヒドロキシメチル)シクロヘ
キサン、1,4−ビス(2−ヒドロキシエトキ
シ)ベンゼン、4,4′−ビス(2−ヒドロキシエ
トキシ)ジフエニルプロパンなど]、脂肪族ジア
ミン(エチレンジアミンなど)、脂環式ジアミン
(イソホロンジアミン、4,4′−ジアミノジシク
ロヘキシルメタンなど)、芳香族ジアミン(4,
4′−ジアミノジフエニルメタンなど)、芳香脂肪
族ジアミン(キシリレンジアミンなど)、アルカ
ノールアミン(エタノールアミンなど)、ヒドラ
ジン、ジヒドラジツド(アジピン酸ジヒドラジツ
ドなど)などおよびこれらの二種以上の混合物が
挙げられる。 これらのうち好ましいものは低分子ジオールで
あり、とくに好ましいものはエチレングリコール
(以下、EGと略記)、1,4−ブタンジオール、
1,6−ヘキサンジオールおよびこれらの二種以
上の混合物である。 本発明における鎖伸長剤(C)はポリウレタン樹脂
中に通常2〜30重量%、好ましくは4〜25重量%
である。鎖伸長剤(C)の含量が上記範囲より大きい
と吸水性が小さくなり、上記範囲より小さいとポ
リウレタン樹脂の親水性が大きくなり、洗濯によ
る脱落が起こり易くなり耐久性が悪くなる。 ポリウレタン樹脂において、有機ジイソシアネ
ート(A)と高分子ジオール(B)および鎖伸長剤(C)との
割合(当量比)は、通常有機ジイソシアネートイ
(A)からのイソシアネート基:高分子ジオール(B)お
よび鎖伸長剤(C)からの活性水素含有基=0.9〜
1:1、1:1、好ましくは実質的に1である。
割合が上記通常の範囲外の場合には実用的に有用
な物性を有するポリウレタン樹脂を製造すること
が難しい。 ポリウレタン樹脂は、通常の方法で製造でき、
例えば有機ジイソシアネート(A)と高分子ジオール
(B)と鎖伸長剤(C)とを同時に反応させるワンシヨツ
ト法や、有機ジイソシアネート(A)と高分子ジオー
ル(B)とを先に反応させた後、鎖伸長剤(C)を続けて
反応させるプレポリマー法があげられる。 製造は、イソシアネート基に対して不活性な溶
媒の存在下又は非存在下で行うことができる。溶
媒の存在下で行う場合の適当な溶媒としては、ア
ミド系溶媒[ジメチルホルムアミド(以下DMF
と略記)ジメチルアセトアミドなど]、スルホキ
シド系溶媒(ジメチルスルホキシドなど)などの
水溶性溶媒が挙げられる。実用上好ましいもの
は、DMFである。 反応温度は当該業界においてウレタン化反応を
行う際通常採用される温度と同じでよく、溶媒を
使用する場合は通常20〜100℃、好ましくは50〜
80℃であり、溶媒を使用しない場合は通常20〜22
℃、好ましくは150〜200℃である。 反応を促進させるため、通常のウレタン反応に
おいて使用されるアミン系触媒(トリエチルアミ
ン、N−エチルモルホリン、トリエチレンジアミ
ンなど)、錫系触媒(トリメチルチンラウレート、
ジブチルチンジラウレートなど)を使用してもよ
い。 さらに必要があれば、重合停止剤例えば1価ア
ルコール(メタノール、ブタノール、シクロヘキ
サノールなど)、1価アミン(メチルアミン、ジ
メチルアミン、ジブチルアミン、シクロヘキシル
アミンなど)などを使用することもできる。 ポリウレタン樹脂の製造は通常当該業界におい
て採用されている製造装置で行うことができる。
又溶剤を使用しない場合はニーダーやエクストル
ーダーなどの製造装置を用いることができる。 このようにして製造されるポリウレタン樹脂と
しては30重量%(固形分)DMF溶液として測定
した溶液粘度が通常1000〜1000000CPS/20℃で
あり実用上好ましいのは10000〜200000CPS/20
℃である。 本発明により得られるポリウレタン樹脂は、合
成繊維の耐久性ある吸水性付与剤として使える。
合成繊維としてはポリエステル(以下PETと略
記)、ナイロン、アクリルなどが挙げられる。そ
の形態としては、糸、不織布、織布、編布、起毛
布など(以下、基体と略記)が挙げられる。 本発明の、吸水性付与法としては例えばPET、
ナイロン、アクリルなどの糸及びこれらを主体に
加工された基体を本発明によつて得られるポリウ
レタンの溶液に浸漬し、湿式処理することによつ
て行うことができる。 基体を浸漬するポリウレタンの溶液の濃度は通
常1〜20重量%、好ましくは5〜15重量%であ
り、またそのときの粘度は通常1〜10000CPS/
20℃である。好ましくは10〜2000CPS/20℃であ
る。 また、基体に付着させるポリウレタン樹脂(固
形分)の量は人工皮革や合成皮革と比べて少ない
ほうが好ましく、基体に対して通常1〜20重量
%、好ましくは5〜10重量%である。1%未満で
は吸水性が不足し、20%を越えると風合いが硬く
なり、後加工し難くなる。 湿式処理に用いる凝固浴(非溶媒)には水、エ
チレングリコール、グリセリン、エチレングリコ
ールモノエチルエーテル、ヒドロキシエチルアセ
テート及びこれらの二種以上の混合物が使用でき
る。また上記非溶媒と前述の溶媒との混合物(混
合割合:通常、90:10〜30:70)も使用できる。
これらのうちで好ましいものは水と溶媒(好まし
いのはDMF)との混合物および水である。 湿式処理の方法は通常の方法、たとえばポリウ
レタンの溶液に浸漬した基体を凝固浴中へ浸漬す
る方法、水蒸気により凝固させる方法、水蒸気に
より部分凝固させ次いで凝固浴中へ浸漬する方
法、ポリウレタン溶液に非溶剤を加えてコロイド
状分散液とした中に基体を浸漬し、凝固浴中へ浸
漬する方法などがある。通常の湿式処理の方法は
米国特許第3284274号明細書第10〜11欄記載の(a)、
(b)、(c)、(d)の方法としても記載されている。 湿式処理後は通常の方法で脱落剤、洗浄(水、
メタノール等により)乾燥される。脱溶剤促進に
アニオン、ノニオン、カチオン又は両性の界面活
性剤を使用することもできる。又英国特許第
1168872号記載の方法により架橋処理を行うこと
もできる。 [実施例] 以下、実施例により本発明をさらに説明する
が、本発明はこれらに限定されるものではない。 実施例 1 分子量が2000PEGとEGとMDIからなるポリウ
レタン樹脂で、該樹脂中のオキシエチレン含量が
44%、鎖伸長剤含量が10%であるポリウレタン樹
脂のDMF溶液からなる本発明の付与剤Aを得た。 実施例 2 分子量が600のPEGとEGとイソホロンジイソ
シアネートと4,4′−ジアミノジシクロヘキシル
アミンからなるポリウレタン樹脂で、該樹脂中の
オキシエチレン含量が31%、鎖伸長剤含量が25%
であるポリウレタン樹脂のDMF溶液からなる本
発明の付与剤Bを得た。 実施例 3 分子量が2000のPEGと分子量が2000のエチレ
ンアジペートからなる高分子ジオールとEGと
MDIからなるポリウレタン樹脂で、該樹脂中の
オキシエチレン含量が23%、鎖伸長剤が9%で、
かつエチレンアジペート含量が高分子ジオール中
の50%であるポリウレタン樹脂のDMF溶液から
なる本発明の付与剤Cを得た。 比較例 1 分子量が2000のPEGとMDIからなるポリウレ
タン樹脂で、該樹脂中のオキシエチレン含量が89
%であるポリウレタン樹脂のDMF溶液からなる
付与剤イを得た。 比較例 2 分子量が2000のPEGと分子量が2000のエチレ
ンアジペートからなる高分子ジオールとEGと
MDIからなるポリウレタン樹脂で、該樹脂中の
オキシエチレン含量が19%、鎖伸長剤含量が8%
で、かつエチレンアジペート含量が高分子ジオー
ル中の70%であるポリウレタン樹脂のDMF溶液
からなる付与剤ロを得た。 比較例 3 分子量が2000のエチレンアジペートとEGと
MDIからなるポリウレタン樹脂で、該樹脂中の
鎖伸長剤含量が6%であるポリウレタン樹脂の
DMF溶液からなる付与剤ハを得た。 比較例 4 テレフタル酸85モル%とイソフタル酸15モル%
とエチレングリコールとからなるエステル単位に
対し、ポリエチレングリコール単位を30重量%含
有するポリエーテルエステルを20重量%含有する
水溶液からなる付与剤ニを得た。 実施例4〜6、比較例7〜11 (吸水加工) 実施例1〜3および比較例1〜3で得られた樹
脂溶液からなる付与剤をDMFにて希釈し、樹脂
固形分10%の溶液を作成した。 これにPET不織布(200g/m2、約1デニー
ル)を浸漬し、100%の絞り率で絞つた後、約20
℃の10%DMF水溶液中に5分間浸漬して凝固さ
せ、さらに50〜60℃の温水中で20分間浸漬後、
120℃で10分間乾燥した。 一方、比較例4で得られた樹脂溶液からなる付
与剤を水にて希釈し、樹脂固形分10%の溶液を作
成した。 これに上記と同じPET不織布を浸漬し、100%
の絞り率で絞つた後、120で10℃分間乾燥した。 上記で得られた浸漬加工PET不織布上に、ス
ポイトで水を1滴落し、その水滴が完全に不織物
に吸収させるまでの時間を測定した。 更に中性洗剤1g/を含んだ40℃の水の入つ
た家庭用洗濯機で上記浸漬加工PET不織布を約
300分洗濯した後、約20℃の水で10分洗浄した後、
100℃で10分間乾燥した。 吸水速度のテスト結果は表−1のとおりであつ
た。
関する。 [従来の技術] 従来、合成繊維の吸水性付与法として、合成繊
維からなる繊維構造物にテレフタル酸および/ま
たはイソフタル酸からなるジカルボン酸成分とア
ルキレングリコールおよびポリアルキレングリコ
ールからなるグリコール成分から主として構成さ
れるポリエーテルエステルを付着させる方法が知
られている(たとえば特公昭53−43238号公報)。 [発明が解決しようとする問題点] しかし、これらのものの吸水性に耐久性はな
く、洗濯により吸水性は低下するといつた問題点
がある。 [問題点を解決するための手段] 本発明者は耐久性を有する吸水性付与剤および
付与方法について鋭意検討した結果本発明に到達
した。 有機ジイソイアネート(A)と、オキシエチレン基
含有ポリエーテルジオール(b1)からなる高分子
ジオール(B)と、鎖伸長剤(C)とからのポリウレタン
樹脂であつて、該樹脂中のオキシエチレン含量が
20〜80重量%、該樹脂中の鎖伸長剤含量が2〜30
重量%であるものからなる合成繊維用吸水性付与
剤。または有機ジイソシアネート(A)と、オキシエ
チレン基含有ポリエーテルジオール(b1)および
他の高分子ジオール(b2)(以下、記載の簡略化
を計るため(b2)の使用がされる場合を「必要に
より他の高分子ジオール(b2)」と記載する)か
らなる高分子ジオール(B)と、鎖伸長剤(C)とからの
ポリウレタン樹脂であつて、該樹脂中のオキシエ
チレン含量が20〜80重量%、他の高分子ジオール
含量が高分子ジオール中の50重量%まで、該樹脂
中の鎖伸長剤含量が2〜30重量%であるものから
なる合成繊維用吸水性付与剤並びに、有機ジイソ
シアネート(A)と、オキシエチレン基含有ポリエー
テルジオール(b1)および必要により他の高分子
ジオール(b2)からなる高分子ジオール(B)と、鎖
伸長剤(C)とからのポリウレタン樹脂であつて、該
樹脂中のオキシエチレン含量が20〜80重量%、他
の高分子ジオール含量が高分子ジオール(B)中の0
〜50重量%、該樹脂中の鎖伸長剤含量が2〜30重
量%であるものからなるポリウレタン樹脂溶液に
合成繊維を浸漬し、湿式処理することを特徴とす
る合成繊維の吸水性付与方法である。 本発明におけるオキシエチレン基含有ポリエー
テルジオール(b1)としては、ポリエチレンオキ
シド重合物(ポリエチレンエーテルグリコール)、
エチレンオキシドとプロピレンオキシド又はテト
ラヒドロフランとのブロツク及び/又はランダム
共重合物のなかで、エチレンオキシドを通常、50
重量%以上含むもの及びこれらの二種以上の混合
物が挙げられる。好ましいのはポリエチレンエー
テルグリコール(以下PEGと略記)である。
(b1)の平均分子量は通常500〜5000、好ましくは
1000〜3000である。 本発明において必要により使用される他の高分
子ジオール(b2)としては、オキシエチレン基含
有ポリエーテルジオール(b1)以外のポリエーテ
ルジオール、ポリエステルジオール及びこれらの
混合物が挙げられる。 オキシエチレン基含有ポリエーテルジオール
(b1)以外のポリエーテルジオールとしてはポリ
プロピレンエーテルグリコール、ポリテトラメチ
レンエーテルグリコール、ポリテトラメチレン−
プロピレン(ブロツク及び/又はランダム)エー
テルグリコール、及びエチレンオキシドを50重量
%未満含むエチレンオキシドとプロピレンオキシ
ド又はテトラヒドロフランのブロツク及び/又は
ランダム共重合物及びこれらの二種以上の混合物
が挙げられる。 ポリエステルジオールとしては、低分子ジオー
ル及び/又は分子量1000以下のポリエーテルジオ
ールとジカルボン酸とを反応させて得られる縮合
ポリエステルジオールや、ラクトンの開環重合に
より得られるポリラクトンジオールなどが含まれ
る。 上記低分子ジオールとしてはエチレングリコー
ル、ジエチレングリコール、プロピレングリコー
ル、ジプロピレングリコール、1,4−,1,3
−ブタンジオール、ネオペンチルグリコール、
1,6−ヘキサンジオール、1,8−オクタメチ
レンジオール、アルキルジアルカノールアミン、
環状基を有する低分子ジオール類[例えば特公昭
45−1474号公報記載のもの:ビス(ヒドロキシメ
チル)シクロヘキサン、m−及びp−キシリレン
グリコール、ビス(ヒドロキシエチルベンゼン、
1,4−ビス(2−ヒドロキシエトキシ)ベンゼ
ン、4,4′−ビス(2−ヒドロキシエトキシ)−
ジフエニルプロパン(ビスフエノールAのエチレ
ンオキシド付加物)等]、及びこれらの2種以上
の混合物が挙げられる。 分子量1000以下のポリエーテルジオールとして
は、前記ポリエーテルジオール例えばポリエチレ
ングリコール、ポリテトラメチレンエーテルグリ
コール、ポリプロピレングリコール、トリエチレ
ングリコール;及びこれらの2種以上の混合物が
挙げられる。 又、ジカルボン酸としては脂肪族ジカルボン酸
(コハク酸、アジピン酸、セバシン酸、グルタル
酸、アゼライン酸、マレイン酸、フマル酸など)、
芳香族ジカルボン酸(テレフタル酸、イソフタル
酸など)及びこれらの2種以上の混合物が挙げら
れる。ラクトンとしてはε−カプロラクトンが挙
げられる。 ポリエステルジオールは通常の方法、例えば低
分子ジオール及び/又は分子量1000以下のポリエ
ーテルジオールを、ジカルボン酸もしくはそのエ
ステル形成性誘導体[例えば無水物(無水マレイ
ン酸、無水フタル酸など)、低級エステル(テレ
フタル酸ジメチルなど)、ハライド等]と、また
はその無水物及びアルキレンオキシド(例えばエ
チレンオキシド及び/又はプロピレンオキシド)
とを反応(縮合)させる、あるいは開始剤(低分
子ジオール及び/又は分子量1000以下のポリエー
テルジオール)にラクトンを付加させることによ
り製造することができる。 これらのポリエステルジオールの具体例として
は、ポリエチレンアジペート、ポリブチレンアジ
ペート、ポリヘキサメチレンアジペート、ポリネ
オペンチルアジペート、ポリエチレンプロピレン
アジペート、ポリエチレンブチレンアジペート、
ポリブチレンヘキサメチレンアジペート、ポリジ
エチレンアジペート、ポリ(ポリテトラメチレン
エーテル)アジペート、ポリエチレンアゼレー
ト、ポリエチレンセバケート、ポリブチレンアゼ
レート、ポリブチレンセバケート、ポリカプロラ
クトンジオール;及びこれらの2種以上の混合物
が挙げられる。また、ポリカーボネートジオール
も使用できる。 これら他の高分子ジオール(b2)の平均分子量
(水酸基価測定による)は通常500〜5000、好まし
くは700〜4000である。 高分子ジオール(B)における(b1)と(b2)の重
量比は通常100:0〜50:50、好ましくは100:0
〜70:30である。(b1)が上記範囲より小さいと
ポリウレタン樹脂の吸水性が小さくなる。 またオキシエチレン含量はポリウレタン樹脂
中、通常20〜80重量%、好ましくは30〜70重量%
である。オキシエチレン基が20%より小さいとポ
リウレタン樹脂の吸水性が小さくなり、80%より
大きいとポリウレタン樹脂の親水性が大きくな
り、洗濯による脱落が起こり易くなり耐久性が悪
くなる。 本発明における有機ジイソシアネート(A)として
は、芳香族ジイソシアネート(4,4′−ジフエニ
ルメタンジイソシアネート、2,4−および/ま
たは2,6−トリレンジイソシアネート、ナフタ
レン−1,5−ジイソシアネートなど)、芳香脂
肪族ジイソシアネート(キシリレンジイソシアネ
ートなど)、脂肪族ジイソシアネート(ヘキサメ
チレンジイソシアネート、リジンジイソシアネー
トなど)、脂環式ジイソシアネート(イソホロン
ジイソシアネート、水添化4,4′−ジフエニルメ
タンジイソシアネートなど)などが挙げられる。
詳細は特開昭53−42294号公報に記載されている。
これらのうち成膜性を考慮すると、好ましいのは
芳香族ジイソシアネートであり、特に好ましいの
は4,4′−ジフエニルメタンジイソシアネート
(以下MDIと略記)である。 本発明における鎖伸長剤(C)としては、特開昭53
−42294号公報に記載のもの、たとえば低分子ジ
オール[エチレングリコール、プロピレングリコ
ール、1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサ
ンジオール、ビス(ヒドロキシメチル)シクロヘ
キサン、1,4−ビス(2−ヒドロキシエトキ
シ)ベンゼン、4,4′−ビス(2−ヒドロキシエ
トキシ)ジフエニルプロパンなど]、脂肪族ジア
ミン(エチレンジアミンなど)、脂環式ジアミン
(イソホロンジアミン、4,4′−ジアミノジシク
ロヘキシルメタンなど)、芳香族ジアミン(4,
4′−ジアミノジフエニルメタンなど)、芳香脂肪
族ジアミン(キシリレンジアミンなど)、アルカ
ノールアミン(エタノールアミンなど)、ヒドラ
ジン、ジヒドラジツド(アジピン酸ジヒドラジツ
ドなど)などおよびこれらの二種以上の混合物が
挙げられる。 これらのうち好ましいものは低分子ジオールで
あり、とくに好ましいものはエチレングリコール
(以下、EGと略記)、1,4−ブタンジオール、
1,6−ヘキサンジオールおよびこれらの二種以
上の混合物である。 本発明における鎖伸長剤(C)はポリウレタン樹脂
中に通常2〜30重量%、好ましくは4〜25重量%
である。鎖伸長剤(C)の含量が上記範囲より大きい
と吸水性が小さくなり、上記範囲より小さいとポ
リウレタン樹脂の親水性が大きくなり、洗濯によ
る脱落が起こり易くなり耐久性が悪くなる。 ポリウレタン樹脂において、有機ジイソシアネ
ート(A)と高分子ジオール(B)および鎖伸長剤(C)との
割合(当量比)は、通常有機ジイソシアネートイ
(A)からのイソシアネート基:高分子ジオール(B)お
よび鎖伸長剤(C)からの活性水素含有基=0.9〜
1:1、1:1、好ましくは実質的に1である。
割合が上記通常の範囲外の場合には実用的に有用
な物性を有するポリウレタン樹脂を製造すること
が難しい。 ポリウレタン樹脂は、通常の方法で製造でき、
例えば有機ジイソシアネート(A)と高分子ジオール
(B)と鎖伸長剤(C)とを同時に反応させるワンシヨツ
ト法や、有機ジイソシアネート(A)と高分子ジオー
ル(B)とを先に反応させた後、鎖伸長剤(C)を続けて
反応させるプレポリマー法があげられる。 製造は、イソシアネート基に対して不活性な溶
媒の存在下又は非存在下で行うことができる。溶
媒の存在下で行う場合の適当な溶媒としては、ア
ミド系溶媒[ジメチルホルムアミド(以下DMF
と略記)ジメチルアセトアミドなど]、スルホキ
シド系溶媒(ジメチルスルホキシドなど)などの
水溶性溶媒が挙げられる。実用上好ましいもの
は、DMFである。 反応温度は当該業界においてウレタン化反応を
行う際通常採用される温度と同じでよく、溶媒を
使用する場合は通常20〜100℃、好ましくは50〜
80℃であり、溶媒を使用しない場合は通常20〜22
℃、好ましくは150〜200℃である。 反応を促進させるため、通常のウレタン反応に
おいて使用されるアミン系触媒(トリエチルアミ
ン、N−エチルモルホリン、トリエチレンジアミ
ンなど)、錫系触媒(トリメチルチンラウレート、
ジブチルチンジラウレートなど)を使用してもよ
い。 さらに必要があれば、重合停止剤例えば1価ア
ルコール(メタノール、ブタノール、シクロヘキ
サノールなど)、1価アミン(メチルアミン、ジ
メチルアミン、ジブチルアミン、シクロヘキシル
アミンなど)などを使用することもできる。 ポリウレタン樹脂の製造は通常当該業界におい
て採用されている製造装置で行うことができる。
又溶剤を使用しない場合はニーダーやエクストル
ーダーなどの製造装置を用いることができる。 このようにして製造されるポリウレタン樹脂と
しては30重量%(固形分)DMF溶液として測定
した溶液粘度が通常1000〜1000000CPS/20℃で
あり実用上好ましいのは10000〜200000CPS/20
℃である。 本発明により得られるポリウレタン樹脂は、合
成繊維の耐久性ある吸水性付与剤として使える。
合成繊維としてはポリエステル(以下PETと略
記)、ナイロン、アクリルなどが挙げられる。そ
の形態としては、糸、不織布、織布、編布、起毛
布など(以下、基体と略記)が挙げられる。 本発明の、吸水性付与法としては例えばPET、
ナイロン、アクリルなどの糸及びこれらを主体に
加工された基体を本発明によつて得られるポリウ
レタンの溶液に浸漬し、湿式処理することによつ
て行うことができる。 基体を浸漬するポリウレタンの溶液の濃度は通
常1〜20重量%、好ましくは5〜15重量%であ
り、またそのときの粘度は通常1〜10000CPS/
20℃である。好ましくは10〜2000CPS/20℃であ
る。 また、基体に付着させるポリウレタン樹脂(固
形分)の量は人工皮革や合成皮革と比べて少ない
ほうが好ましく、基体に対して通常1〜20重量
%、好ましくは5〜10重量%である。1%未満で
は吸水性が不足し、20%を越えると風合いが硬く
なり、後加工し難くなる。 湿式処理に用いる凝固浴(非溶媒)には水、エ
チレングリコール、グリセリン、エチレングリコ
ールモノエチルエーテル、ヒドロキシエチルアセ
テート及びこれらの二種以上の混合物が使用でき
る。また上記非溶媒と前述の溶媒との混合物(混
合割合:通常、90:10〜30:70)も使用できる。
これらのうちで好ましいものは水と溶媒(好まし
いのはDMF)との混合物および水である。 湿式処理の方法は通常の方法、たとえばポリウ
レタンの溶液に浸漬した基体を凝固浴中へ浸漬す
る方法、水蒸気により凝固させる方法、水蒸気に
より部分凝固させ次いで凝固浴中へ浸漬する方
法、ポリウレタン溶液に非溶剤を加えてコロイド
状分散液とした中に基体を浸漬し、凝固浴中へ浸
漬する方法などがある。通常の湿式処理の方法は
米国特許第3284274号明細書第10〜11欄記載の(a)、
(b)、(c)、(d)の方法としても記載されている。 湿式処理後は通常の方法で脱落剤、洗浄(水、
メタノール等により)乾燥される。脱溶剤促進に
アニオン、ノニオン、カチオン又は両性の界面活
性剤を使用することもできる。又英国特許第
1168872号記載の方法により架橋処理を行うこと
もできる。 [実施例] 以下、実施例により本発明をさらに説明する
が、本発明はこれらに限定されるものではない。 実施例 1 分子量が2000PEGとEGとMDIからなるポリウ
レタン樹脂で、該樹脂中のオキシエチレン含量が
44%、鎖伸長剤含量が10%であるポリウレタン樹
脂のDMF溶液からなる本発明の付与剤Aを得た。 実施例 2 分子量が600のPEGとEGとイソホロンジイソ
シアネートと4,4′−ジアミノジシクロヘキシル
アミンからなるポリウレタン樹脂で、該樹脂中の
オキシエチレン含量が31%、鎖伸長剤含量が25%
であるポリウレタン樹脂のDMF溶液からなる本
発明の付与剤Bを得た。 実施例 3 分子量が2000のPEGと分子量が2000のエチレ
ンアジペートからなる高分子ジオールとEGと
MDIからなるポリウレタン樹脂で、該樹脂中の
オキシエチレン含量が23%、鎖伸長剤が9%で、
かつエチレンアジペート含量が高分子ジオール中
の50%であるポリウレタン樹脂のDMF溶液から
なる本発明の付与剤Cを得た。 比較例 1 分子量が2000のPEGとMDIからなるポリウレ
タン樹脂で、該樹脂中のオキシエチレン含量が89
%であるポリウレタン樹脂のDMF溶液からなる
付与剤イを得た。 比較例 2 分子量が2000のPEGと分子量が2000のエチレ
ンアジペートからなる高分子ジオールとEGと
MDIからなるポリウレタン樹脂で、該樹脂中の
オキシエチレン含量が19%、鎖伸長剤含量が8%
で、かつエチレンアジペート含量が高分子ジオー
ル中の70%であるポリウレタン樹脂のDMF溶液
からなる付与剤ロを得た。 比較例 3 分子量が2000のエチレンアジペートとEGと
MDIからなるポリウレタン樹脂で、該樹脂中の
鎖伸長剤含量が6%であるポリウレタン樹脂の
DMF溶液からなる付与剤ハを得た。 比較例 4 テレフタル酸85モル%とイソフタル酸15モル%
とエチレングリコールとからなるエステル単位に
対し、ポリエチレングリコール単位を30重量%含
有するポリエーテルエステルを20重量%含有する
水溶液からなる付与剤ニを得た。 実施例4〜6、比較例7〜11 (吸水加工) 実施例1〜3および比較例1〜3で得られた樹
脂溶液からなる付与剤をDMFにて希釈し、樹脂
固形分10%の溶液を作成した。 これにPET不織布(200g/m2、約1デニー
ル)を浸漬し、100%の絞り率で絞つた後、約20
℃の10%DMF水溶液中に5分間浸漬して凝固さ
せ、さらに50〜60℃の温水中で20分間浸漬後、
120℃で10分間乾燥した。 一方、比較例4で得られた樹脂溶液からなる付
与剤を水にて希釈し、樹脂固形分10%の溶液を作
成した。 これに上記と同じPET不織布を浸漬し、100%
の絞り率で絞つた後、120で10℃分間乾燥した。 上記で得られた浸漬加工PET不織布上に、ス
ポイトで水を1滴落し、その水滴が完全に不織物
に吸収させるまでの時間を測定した。 更に中性洗剤1g/を含んだ40℃の水の入つ
た家庭用洗濯機で上記浸漬加工PET不織布を約
300分洗濯した後、約20℃の水で10分洗浄した後、
100℃で10分間乾燥した。 吸水速度のテスト結果は表−1のとおりであつ
た。
【表】
比較例11は付与剤なしで無浸漬PET不織布。
[発明の効果]
本発明の付与剤におけるポリウレタン樹脂は、
従来、合成皮革、人工皮革および織物コーテイン
グ用として使用されるポリエーテル系またはポリ
エステル系ポリウレタン樹脂に比べ、吸水性がす
ぐれているという特長を有する。 また、合成繊維の吸水加工剤として、公知のテ
レフタル酸および/またはイソフタル酸からなる
ジカルボン酸成分とアルキレングリコールおよび
ポリアルキレングリコール成分からなるグリコー
ル成分から主として構成されるポリエーテルエス
テルと比べ耐久性がすぐれているという特長を有
する。 上記効果を奏することから本発明の付与剤で加
工された合成繊維は吸水性の要するフイルターや
帆布、テントや壁装材などの結露防止剤など産業
資材として有用である。
従来、合成皮革、人工皮革および織物コーテイン
グ用として使用されるポリエーテル系またはポリ
エステル系ポリウレタン樹脂に比べ、吸水性がす
ぐれているという特長を有する。 また、合成繊維の吸水加工剤として、公知のテ
レフタル酸および/またはイソフタル酸からなる
ジカルボン酸成分とアルキレングリコールおよび
ポリアルキレングリコール成分からなるグリコー
ル成分から主として構成されるポリエーテルエス
テルと比べ耐久性がすぐれているという特長を有
する。 上記効果を奏することから本発明の付与剤で加
工された合成繊維は吸水性の要するフイルターや
帆布、テントや壁装材などの結露防止剤など産業
資材として有用である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 有機ジイソシアネート(A)と、オキシエチレン
基含有ポリエーテルジオール(b1)からなる高分
子ジオール(B)と、鎖伸長剤(C)とからのポリウレタ
ン樹脂であつて、該樹脂中のオキシエチレン含量
が20〜80重量%、該樹脂中の鎖伸長剤含量が2〜
30重量%であるものからなる合成繊維用吸水性付
与剤。 2 有機ジイソシアネート(A)と、オキシエチレン
基含有ポリエーテルジオール(b1)および他の高
分子ジオール(b2)からなる高分子ジオール(B)
と、鎖伸長剤(C)とからのポリウレタン樹脂であつ
て、該樹脂中のオキシエチレン含量が20〜80重量
%、他の高分子ジオール含量が高分子ジオール中
の50重量%まで、該樹脂中の鎖伸長剤含量が2〜
30重量%であるものからなる合成繊維用吸水性付
与剤。 3 有機ジイソシアネート(A)と、オキシエチレン
基含有ポリエーテルジオール(b1)からなる高分
子ジオール(B)と、鎖伸長剤(C)とからのポリウレタ
ン樹脂であつて、該樹脂中のオキシエチレン含量
が20〜80重量%、該樹脂中の鎖伸長剤含量が2〜
30重量%であるものからなるポリウレタン樹脂溶
液に合成繊維を浸漬し、湿式処理することを特徴
とする合成繊維の吸水性付与方法。 4 有機ジイソシアネートAと、オキシエチレン
基含有ポリエーテルジオール(b1)および他の高
分子ジオール(b2)からなる高分子ジオール(B)
と、鎖伸長剤(C)とからのポリウレタン樹脂であつ
て、該樹脂中のオキシエチレン含量が20〜80重量
%、他の高分子ジオール含量が高分子ジオール中
の50重量%まで、該樹脂中の鎖伸長剤含量が2〜
30重量%であるものからなるポリウレタン樹脂溶
液に合成繊維を浸漬し、湿式処理することを特徴
とする合成繊維の吸水性付与方法。 5 ポリウレタン樹脂を合成繊維に対して1〜20
重量%付与する請求項3または4に記載の方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63038358A JPH01213481A (ja) | 1988-02-19 | 1988-02-19 | 合成繊維用吸水性付与剤および方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63038358A JPH01213481A (ja) | 1988-02-19 | 1988-02-19 | 合成繊維用吸水性付与剤および方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01213481A JPH01213481A (ja) | 1989-08-28 |
| JPH0342354B2 true JPH0342354B2 (ja) | 1991-06-26 |
Family
ID=12523057
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63038358A Granted JPH01213481A (ja) | 1988-02-19 | 1988-02-19 | 合成繊維用吸水性付与剤および方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH01213481A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010215918A (ja) * | 2010-05-14 | 2010-09-30 | Komatsu Seiren Co Ltd | 耐久性のある透湿性防水シート用ポリウレタン樹脂組成物、透湿性防水シートおよびその製造方法 |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4477091B1 (ja) | 2009-03-19 | 2010-06-09 | イチカワ株式会社 | 抄紙用フェルト |
| JP4545221B1 (ja) * | 2009-07-03 | 2010-09-15 | イチカワ株式会社 | 抄紙方法 |
-
1988
- 1988-02-19 JP JP63038358A patent/JPH01213481A/ja active Granted
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010215918A (ja) * | 2010-05-14 | 2010-09-30 | Komatsu Seiren Co Ltd | 耐久性のある透湿性防水シート用ポリウレタン樹脂組成物、透湿性防水シートおよびその製造方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01213481A (ja) | 1989-08-28 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |