JPH0345051B2 - - Google Patents
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- JPH0345051B2 JPH0345051B2 JP56059102A JP5910281A JPH0345051B2 JP H0345051 B2 JPH0345051 B2 JP H0345051B2 JP 56059102 A JP56059102 A JP 56059102A JP 5910281 A JP5910281 A JP 5910281A JP H0345051 B2 JPH0345051 B2 JP H0345051B2
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Description
本発明は、トルエンの塩素化によつて核塩素化
トルエンを製造するにあたり、特にパラ位に対す
る極めて高い選択性を与える新規な助触媒を使用
することに係るものである。 トルエンの塩素化により核塩素化トルエンを製
造することは、従来よく知られており工業的にも
極めて重要なものである。この塩素化反応は、通
常塩化アンチモン、塩化第二鉄、塩化アルミニウ
ムのようなルイス酸触媒の存在下に行なわれ、モ
ノ塩素化物、多塩素化物およびこれらの位置異性
体が生成する他、条件によつては塩化ベンジルの
生成を伴う。モノクロロトルエンの製造条件で
は、主生成物は、o−クロロトルエン(以下
OCTと略記する)およびp−クロロトルエン
(以下PCTと略記する)であり、副生成物として
少量のm−クロロトルエン(以下MCTと略記す
る。)、ジクロロトルエンおよび塩化ベンジルなど
を含有する場合がある。 主生成物であるOCTとPCTのうち、OCTは比
較的利用価値が少ないのに対し、PCTは工業薬
品、農薬、医薬の原料として広い利用価値を有
し、工業的に極めて重要な製品の一つである。し
たがつて、モノクロロトルエンの製造に際して
は、PCTとOCTとの生成比、すなわちモノクロ
ロトルエンに対するPCTの比率を0.5%でも大き
くすることが経済的に大きな課題であり、この目
的のため従来から塩素化条件、触媒の選択につい
て多大の努力が払われて来た。 たとえば、米国特許第3000975号にはチタン、
スズ、ジルコニウムの塩素化物を触媒とする方法
(PCT/OCT=23/75)が、米国特許第3226447
には鉄、アルミニウム、アンチモンのハロゲン化
物とメルカプト酢酸のような有機硫黄化合物とを
組合せた触媒を使用する方法(PCT/OCT=
31.5/38.0)が記載されている。さらにオランダ
特許出願第6511488号にはFeCl3とS2Cl2との触媒
系を、米国特許第3317617号にはPtO2触媒を、フ
ランス特許第1491143号には鉄触媒にSOCl2、
CS2ZnSなど無機硫黄化合物を助触媒として併用
した触媒が、フランス特許第1491144号にはルイ
ス酸触媒にセレンまたはチオフエン、ジメチルチ
オフエン等有機硫黄化合物を使用する触媒が記載
されており、それぞれ改善の効果を示している。 このほか、特公昭50−34009号にはセレンまた
はセレンのハロゲン化物、酸化物と鉄とを組合せ
た触媒系が記載され(PCT/モノクロロトルエ
ン=52.1〜52.6%)、さらに特開昭52−19631号に
はルイス酸にチアンスレンを助触媒とする触媒が
(PCT/モノクロロトルエン=50.5%)、特開昭52
−19630号には同じくポリクロロチアンスレンを
助触媒とする触媒が(PCT/モノクロロトルエ
ン=55.9%)、特開昭53−44529号、および特開昭
53−87323号には同じく電子求引性置換基と電子
供与性置換基を有するチアンスレン化合物を助触
媒とする触媒が(PCT/モノクロロトルエン=
56〜59%)記載されている。 さらに特開昭56−5139号には2−、3−、7
−、8−位に水素原子、電子吸引性基又は電子供
与性基を有するフエノキサチン化合物が開示され
ている。 上記の方法によれば、確かにPCTとOCTとの
生成比を大にする改善の効果が認められる。しか
し、これらのうちには生成比の向上が期待した程
大きくない触媒も含まれており、また工業的見地
から高価で不適当なもの、助触媒の合成が困難な
もの、低収率に留まるもの、入手が困難なものな
どが含まれ、これらはたとえPCTの選択性が大
きくても工業的に採用するには困難が伴う。 本発明の目的は、トルエンの直接核塩素化を行
うための改良された方法を提供することである。 すなわち、モノクロロトルエンの製造に当り、
パラ選択性の極めて高い助触媒を使用することに
より工業的に有利なPCTの製造方法を提供する
ことにある。 本発明者等は、既に、特願昭55−01350号とし
て、アルキル置換および非置換ハロゲン化フエノ
キサチン化合物を助触媒として使用する核塩素化
トルエンの製造方法を出願したが、さらに鋭意研
究の結果、特定のジフエニルエーテルから合成さ
れるフエノキサチン化合物、またはさらに塩素化
して得られる塩素化フエノキサチン化合物が、こ
とに低温反応においては特異的にパラ選択性の高
い助触媒能を有することを見い出し本発明に至つ
た。 すなわち本発明は、ルイス酸を触媒とするトル
エンの核塩素化において、一般式 (式中、Rは1位および/または3位のメチル基
を、mは0〜2の整数を表わし、Xはmが0の場
合は塩素原子を、mが1〜2の場合は水素原子を
表わす)によつて表わされるフエノキサチン化合
物を塩素化することによつて得られる全置換塩素
数1.4〜3.5の塩素化フエノキサチン化合物を助触
媒として使用することを特徴とするトルエンの核
塩素化方法を提供するものである。 本発明で用いる主触媒はルイス酸であり、一般
に既知触媒が使用可能である。塩素化反応時にル
イス酸を形成し、またはその機能を示すものも含
まれる。普通元素状アンチモン、鉄、およびアン
チモン、鉄、アルミニウム、錫、チタンなどのハ
ロゲン化物、オキシハロゲン化物、酸化物、硫化
物、カルボニル化合物さらに有機金属化合物等が
挙げられる。代表的なものは、三塩化アンチモ
ン、五塩化アンチモン、三酸化アンチモン、オキ
シ塩化アシチモン、塩化第二鉄、硫化鉄、塩化ア
ルミニウム、四塩化錫などであり、特に三塩化ア
ンチモン、五塩化アンチモン、塩化第二鉄などが
最も好ましい。 本発明方法に用いられる塩素化前のフエノキサ
チン化合物を具体的に示すと、6,9−ジメチル
−2,8−ジクロロフエノキサチン、3,6,9
−トリメチル−8−クロロフエノキサチン、およ
び1,3,6,9−テトラメチル−8−クロロフ
エノキサチンがあげられる。またこれらのうち
Rn基のmが1の場合、すなわち3−メチルのも
のは硫黄による環化反応の際に、メチル基がSの
ペリ位にある1,6,9−トリメチル−8−クロ
ロフエノキサチンの生成があり得るが、この化合
物も本発明に用いることができる。 これら助触媒としてのフエノキサチン化合物の
一般的な製造法の一例をあげると、2−クロロ−
p−キシレンを臭素化して得た2−クロロ−5−
ブロモ−p−キシレンを、実験化学講座第19巻
182頁、またはケミカルアブストラクツ
(Chemical Abstracts)第65巻、10530f(1966)
等に記載されている方法に準じ、本発明のフエノ
キサチン化合物に適合する置換フエノール、例え
ばm−クレゾールと反応させ、生成した2,5,
3′−トリメチル−4−クロロジフエニルエーテル
を減圧蒸留によつて分取する。ひき続きこれを原
料にしてオーガニツク・シンセシズ・コレクテイ
ブボリユーム(Organic Syntheses.Col.Vol.)第
2巻485頁に記載の方法に準じ、塩化アルミニウ
ムを触媒に硫黄、または塩化硫黄と反応させて
1,6,9−トリメチル−8−クロロフエノキサ
チンまたは3,6,9−トリメチル−8−クロロ
フエノキサチンを合成することができる。 フエノキサチン化合物をさらに塩素化するには
必要に応じ反応に不活性な溶媒、例えばニトロベ
ンゼン等を用い、ルイス酸触媒の存在下に反応せ
しめる。ルイス酸触媒はフエノキサチン化合物に
対し0.001〜5%の範囲で使用し、塩素は求める
塩素化度に必要な当量ないしその若干の過剰量
を、50゜〜150℃、好ましくは70゜〜120℃の温度範
囲下で導入することによつて、求める塩素化度の
塩素化フエノキサチン化合物を合成することがで
きる。このようにさらに塩素化することにより塩
素化する前のフエノキサチン化合物よりさらに優
れた助触媒能を付与することができる。 本発明にかかる塩素化する前のフエノキサチン
化合物の具備すべき条件は、6,9−ジメチル−
8−クロロフエノキサチンの1位および/または
3位にメチル基を、このメチル基のない場合は2
位に塩素原子を有することによつてはじめてパラ
選択性の卓越した助触媒能を発揮する。 塩素化フエノキサチンの全置換塩素数は1.4〜
3.5の範囲でその効果は顕著である。全置換塩素
数の異なる、即ち塩素化度の異なる混合物であつ
ても差支えない。全置換塩素数が3.7以上になる
とその効果は著しく低下する。 上記主触媒と助触媒との使用量は、かなりの範
囲で変えることができる。主触媒ルイス酸の使用
量は、トルエンに対し約0.005重量%から約5%
であり、助触媒と主触媒の使用重量比は、0.05:
1ないし20:1の範囲で使用できるが、PCT生
成比率の向上および経済的観点から主触媒は、ト
ルエンに対し約0.01重量%から約1重量%、助触
媒と主触媒の使用重量比は0.2:1ないし5:1
で使用するのが好ましい。 本発明の主触媒と助触媒とを使用して塩素化す
る場合、その反応温度は0℃以下から沸点以下の
各温度条件で行なうことができる。 しかし一般には0℃ないし80℃が選ばれ、さら
に本発明の助触媒は、特に低温度においてパラ位
の高選択性を示す特徴があることから0℃ないし
40℃で実施するのが好適である。 本発明方法においては、反応系を減圧または加
圧系でも行いうるが、ほぼ大気圧下で実施するの
が好ましい。また溶剤の存在下でも行ないうるが
特に溶剤を存在させる必要性は見当らない。また
回分式、連続式のいずれでも実施できる。 本発明方法によれば、PCTとOCTとの生成比
は優に1.1を超える。PCTとモノクロロトルエン
との生成比で示すと55%ないし条件により60%を
超すかつて例のない好結果が得られる。 さらに本発明の助触媒を用いれば、PCT、
OCT以外の副生物、例えばMCTの生成も少な
く、かつ塩化ベンジルの副生もごく僅かで条件に
よつては殆んど皆無となる。助触媒の製造も、い
わゆる公知の容易な方法で実施でき、本発明の助
触媒は、PCTを効率良く工業的に製造するのに
適しており、その価値はきわめて高いものであ
る。 以下実施例を掲げ本発明を説明する。なお実施
例中、部は特記しない限り重量部を示す。 参考例 1 2−クロロ−5−ブロモ−p−キシレンの合成 還流冷却器、温度計、撹拌機および滴下ロート
を付した1の四口フラスコに2−クロロ−p−
キシレン(b.p.183〜184℃)400部、無水塩化ア
ルミニウム2部を仕込み、35〜60℃で臭素360部
を5時間かけて滴下し反応させた。反応液に水を
加えて水洗脱触媒し、のち油層を冷却した。析出
した結晶を濾過し、メタノールで洗浄してm.p.60
〜64℃の2−クロロ−5−ブロモ−p−キシレン
377部を得た。 参考例 2 2,5,3′−トリメチル−4−クロロジフエ
ニルエーテルの合成 還流冷却器、温度計、撹拌機を付した300mlの
四口フラスコにm−クレゾール45部と苛性カリと
の反応物と参考例1で得た2−クロロ−5−ブロ
モ−p−キシレン80部、沃化加里2部、および銅
粉0.5部を仕込み170〜200℃で10時間反応させた。
この後反応液に100mlのトルエンを加えて濾過し、
不溶物を除き、次いで油層を稀苛性ソーダ水溶液
および水で各1回洗浄、分液後減圧下に蒸留して
163〜170℃/4mmHgにて2,5,3′−トリメチ
ル−4−クロロジフエニルエーテルの留分58部を
得た。 参考例 3 3,6,9−トリメチル−8−クロロフエノ
キサチンの合成 上記四口フラスコに滴下ロートを付し、2,
5,3′−トリメチル−4−クロロジフエニルエー
テル40部、カ粒状塩化アルミニウム2部を仕込
み、50〜90℃にて塩化硫黄15.2部を約3時間かけ
て滴下した。反応終了後、反応液に水100ml、ジ
クロロエタン80mlを加え、ジクロロエタン溶解分
のみを採取したのちジクロロエタンを留去、さら
に減圧濃縮して粘性のある3,6,9−トリメチ
ル−8−クロロフエノキサチンの組製品を得た。 参考例 4 塩素化3,6,9−トリメチル−8−クロロ
フエノキサチンの合成 上記参考例3で得た粗製フエノキサチン化合物
30部を、滴下ロートの替りに塩素導入管を付した
前記四口フラスコに仕込み、さらにニトロベンゼ
ン36部、五塩化アンチモン0.5部を加え、内温90
〜110℃下で塩素導入速度0.2〜0.4部/分の条件
で塩素化し塩素化度の異なる塩素化3,6,9−
トリメチル−8−クロロフエノキサチン(以下塩
素化3,6,9−トリメチル−8−クロロ−PX
と略記する)を合成した。 塩素化反応液は窒素ガスで曝気してから、少量
のトルエンと多量のメタノールを加え、析出した
結晶を濾別乾燥して助触媒に用いた。またすべて
の試料につき別の洗浄処理を行つて充分無機物を
除き、それぞれ塩素分析を実施して平均塩素含有
量を算出した。 実施例 1,2 トルエンの塩素化反応には、管径40mm、管の長
さ500mmのガラス容器に温度計、還流冷却器、塩
素吹込管を付した反応器を用いた。トルエン仕込
量460ml、主触媒に三塩化アンチモン500ppm、助
触媒には前記参考例4で得た塩素化3,6,9−
トリメチル−8−クロロ−PXを500ppmを加え、
塩素吹込速度1.2部/分で塩素化した。 この結果を第1表に示す。実施例1〜2は、参
考例4においてフエノキサチン化合物の平均塩素
含有量を変えた例であり、以下表における反応液
組成はガスクロマトグラフイーで定量分析した値
である。 平均塩素含有量とは全置換塩素数のことであ
り、前記参考例4の塩素分析から求めた平均値で
ある。 なおPCTと分離困難なm−クロロトルエンの
生成率は別の分析条件により定量したところ、実
施例2の場合、PCTに対して約0.4%であつた。
また実施例2において塩化ベンジルの生成量は反
応液中、検出限界以下であつた。 比較例 1〜5 参考例1〜4に記載の方法に準じて種々の異な
るフエノキサチン化合物を合成し、それらをさら
に塩素化したものの助触媒能を本発明の助触媒と
対比するため比較例1〜3として第1表に示し
た。また2,3,7,8−テトラクロロフエノキ
サチンおよび3−メチル−2,7,8−トリクロ
ロフエノキサチンのそれぞれを同様に助触媒とし
た結果を比較例4,5として第1表に示す。トル
エンの塩素化条件はいずれも実施例1,2と同様
である。なお原料の置換ジフエニルエーテルの構
造と物性も第1表に併せ示した。
トルエンを製造するにあたり、特にパラ位に対す
る極めて高い選択性を与える新規な助触媒を使用
することに係るものである。 トルエンの塩素化により核塩素化トルエンを製
造することは、従来よく知られており工業的にも
極めて重要なものである。この塩素化反応は、通
常塩化アンチモン、塩化第二鉄、塩化アルミニウ
ムのようなルイス酸触媒の存在下に行なわれ、モ
ノ塩素化物、多塩素化物およびこれらの位置異性
体が生成する他、条件によつては塩化ベンジルの
生成を伴う。モノクロロトルエンの製造条件で
は、主生成物は、o−クロロトルエン(以下
OCTと略記する)およびp−クロロトルエン
(以下PCTと略記する)であり、副生成物として
少量のm−クロロトルエン(以下MCTと略記す
る。)、ジクロロトルエンおよび塩化ベンジルなど
を含有する場合がある。 主生成物であるOCTとPCTのうち、OCTは比
較的利用価値が少ないのに対し、PCTは工業薬
品、農薬、医薬の原料として広い利用価値を有
し、工業的に極めて重要な製品の一つである。し
たがつて、モノクロロトルエンの製造に際して
は、PCTとOCTとの生成比、すなわちモノクロ
ロトルエンに対するPCTの比率を0.5%でも大き
くすることが経済的に大きな課題であり、この目
的のため従来から塩素化条件、触媒の選択につい
て多大の努力が払われて来た。 たとえば、米国特許第3000975号にはチタン、
スズ、ジルコニウムの塩素化物を触媒とする方法
(PCT/OCT=23/75)が、米国特許第3226447
には鉄、アルミニウム、アンチモンのハロゲン化
物とメルカプト酢酸のような有機硫黄化合物とを
組合せた触媒を使用する方法(PCT/OCT=
31.5/38.0)が記載されている。さらにオランダ
特許出願第6511488号にはFeCl3とS2Cl2との触媒
系を、米国特許第3317617号にはPtO2触媒を、フ
ランス特許第1491143号には鉄触媒にSOCl2、
CS2ZnSなど無機硫黄化合物を助触媒として併用
した触媒が、フランス特許第1491144号にはルイ
ス酸触媒にセレンまたはチオフエン、ジメチルチ
オフエン等有機硫黄化合物を使用する触媒が記載
されており、それぞれ改善の効果を示している。 このほか、特公昭50−34009号にはセレンまた
はセレンのハロゲン化物、酸化物と鉄とを組合せ
た触媒系が記載され(PCT/モノクロロトルエ
ン=52.1〜52.6%)、さらに特開昭52−19631号に
はルイス酸にチアンスレンを助触媒とする触媒が
(PCT/モノクロロトルエン=50.5%)、特開昭52
−19630号には同じくポリクロロチアンスレンを
助触媒とする触媒が(PCT/モノクロロトルエ
ン=55.9%)、特開昭53−44529号、および特開昭
53−87323号には同じく電子求引性置換基と電子
供与性置換基を有するチアンスレン化合物を助触
媒とする触媒が(PCT/モノクロロトルエン=
56〜59%)記載されている。 さらに特開昭56−5139号には2−、3−、7
−、8−位に水素原子、電子吸引性基又は電子供
与性基を有するフエノキサチン化合物が開示され
ている。 上記の方法によれば、確かにPCTとOCTとの
生成比を大にする改善の効果が認められる。しか
し、これらのうちには生成比の向上が期待した程
大きくない触媒も含まれており、また工業的見地
から高価で不適当なもの、助触媒の合成が困難な
もの、低収率に留まるもの、入手が困難なものな
どが含まれ、これらはたとえPCTの選択性が大
きくても工業的に採用するには困難が伴う。 本発明の目的は、トルエンの直接核塩素化を行
うための改良された方法を提供することである。 すなわち、モノクロロトルエンの製造に当り、
パラ選択性の極めて高い助触媒を使用することに
より工業的に有利なPCTの製造方法を提供する
ことにある。 本発明者等は、既に、特願昭55−01350号とし
て、アルキル置換および非置換ハロゲン化フエノ
キサチン化合物を助触媒として使用する核塩素化
トルエンの製造方法を出願したが、さらに鋭意研
究の結果、特定のジフエニルエーテルから合成さ
れるフエノキサチン化合物、またはさらに塩素化
して得られる塩素化フエノキサチン化合物が、こ
とに低温反応においては特異的にパラ選択性の高
い助触媒能を有することを見い出し本発明に至つ
た。 すなわち本発明は、ルイス酸を触媒とするトル
エンの核塩素化において、一般式 (式中、Rは1位および/または3位のメチル基
を、mは0〜2の整数を表わし、Xはmが0の場
合は塩素原子を、mが1〜2の場合は水素原子を
表わす)によつて表わされるフエノキサチン化合
物を塩素化することによつて得られる全置換塩素
数1.4〜3.5の塩素化フエノキサチン化合物を助触
媒として使用することを特徴とするトルエンの核
塩素化方法を提供するものである。 本発明で用いる主触媒はルイス酸であり、一般
に既知触媒が使用可能である。塩素化反応時にル
イス酸を形成し、またはその機能を示すものも含
まれる。普通元素状アンチモン、鉄、およびアン
チモン、鉄、アルミニウム、錫、チタンなどのハ
ロゲン化物、オキシハロゲン化物、酸化物、硫化
物、カルボニル化合物さらに有機金属化合物等が
挙げられる。代表的なものは、三塩化アンチモ
ン、五塩化アンチモン、三酸化アンチモン、オキ
シ塩化アシチモン、塩化第二鉄、硫化鉄、塩化ア
ルミニウム、四塩化錫などであり、特に三塩化ア
ンチモン、五塩化アンチモン、塩化第二鉄などが
最も好ましい。 本発明方法に用いられる塩素化前のフエノキサ
チン化合物を具体的に示すと、6,9−ジメチル
−2,8−ジクロロフエノキサチン、3,6,9
−トリメチル−8−クロロフエノキサチン、およ
び1,3,6,9−テトラメチル−8−クロロフ
エノキサチンがあげられる。またこれらのうち
Rn基のmが1の場合、すなわち3−メチルのも
のは硫黄による環化反応の際に、メチル基がSの
ペリ位にある1,6,9−トリメチル−8−クロ
ロフエノキサチンの生成があり得るが、この化合
物も本発明に用いることができる。 これら助触媒としてのフエノキサチン化合物の
一般的な製造法の一例をあげると、2−クロロ−
p−キシレンを臭素化して得た2−クロロ−5−
ブロモ−p−キシレンを、実験化学講座第19巻
182頁、またはケミカルアブストラクツ
(Chemical Abstracts)第65巻、10530f(1966)
等に記載されている方法に準じ、本発明のフエノ
キサチン化合物に適合する置換フエノール、例え
ばm−クレゾールと反応させ、生成した2,5,
3′−トリメチル−4−クロロジフエニルエーテル
を減圧蒸留によつて分取する。ひき続きこれを原
料にしてオーガニツク・シンセシズ・コレクテイ
ブボリユーム(Organic Syntheses.Col.Vol.)第
2巻485頁に記載の方法に準じ、塩化アルミニウ
ムを触媒に硫黄、または塩化硫黄と反応させて
1,6,9−トリメチル−8−クロロフエノキサ
チンまたは3,6,9−トリメチル−8−クロロ
フエノキサチンを合成することができる。 フエノキサチン化合物をさらに塩素化するには
必要に応じ反応に不活性な溶媒、例えばニトロベ
ンゼン等を用い、ルイス酸触媒の存在下に反応せ
しめる。ルイス酸触媒はフエノキサチン化合物に
対し0.001〜5%の範囲で使用し、塩素は求める
塩素化度に必要な当量ないしその若干の過剰量
を、50゜〜150℃、好ましくは70゜〜120℃の温度範
囲下で導入することによつて、求める塩素化度の
塩素化フエノキサチン化合物を合成することがで
きる。このようにさらに塩素化することにより塩
素化する前のフエノキサチン化合物よりさらに優
れた助触媒能を付与することができる。 本発明にかかる塩素化する前のフエノキサチン
化合物の具備すべき条件は、6,9−ジメチル−
8−クロロフエノキサチンの1位および/または
3位にメチル基を、このメチル基のない場合は2
位に塩素原子を有することによつてはじめてパラ
選択性の卓越した助触媒能を発揮する。 塩素化フエノキサチンの全置換塩素数は1.4〜
3.5の範囲でその効果は顕著である。全置換塩素
数の異なる、即ち塩素化度の異なる混合物であつ
ても差支えない。全置換塩素数が3.7以上になる
とその効果は著しく低下する。 上記主触媒と助触媒との使用量は、かなりの範
囲で変えることができる。主触媒ルイス酸の使用
量は、トルエンに対し約0.005重量%から約5%
であり、助触媒と主触媒の使用重量比は、0.05:
1ないし20:1の範囲で使用できるが、PCT生
成比率の向上および経済的観点から主触媒は、ト
ルエンに対し約0.01重量%から約1重量%、助触
媒と主触媒の使用重量比は0.2:1ないし5:1
で使用するのが好ましい。 本発明の主触媒と助触媒とを使用して塩素化す
る場合、その反応温度は0℃以下から沸点以下の
各温度条件で行なうことができる。 しかし一般には0℃ないし80℃が選ばれ、さら
に本発明の助触媒は、特に低温度においてパラ位
の高選択性を示す特徴があることから0℃ないし
40℃で実施するのが好適である。 本発明方法においては、反応系を減圧または加
圧系でも行いうるが、ほぼ大気圧下で実施するの
が好ましい。また溶剤の存在下でも行ないうるが
特に溶剤を存在させる必要性は見当らない。また
回分式、連続式のいずれでも実施できる。 本発明方法によれば、PCTとOCTとの生成比
は優に1.1を超える。PCTとモノクロロトルエン
との生成比で示すと55%ないし条件により60%を
超すかつて例のない好結果が得られる。 さらに本発明の助触媒を用いれば、PCT、
OCT以外の副生物、例えばMCTの生成も少な
く、かつ塩化ベンジルの副生もごく僅かで条件に
よつては殆んど皆無となる。助触媒の製造も、い
わゆる公知の容易な方法で実施でき、本発明の助
触媒は、PCTを効率良く工業的に製造するのに
適しており、その価値はきわめて高いものであ
る。 以下実施例を掲げ本発明を説明する。なお実施
例中、部は特記しない限り重量部を示す。 参考例 1 2−クロロ−5−ブロモ−p−キシレンの合成 還流冷却器、温度計、撹拌機および滴下ロート
を付した1の四口フラスコに2−クロロ−p−
キシレン(b.p.183〜184℃)400部、無水塩化ア
ルミニウム2部を仕込み、35〜60℃で臭素360部
を5時間かけて滴下し反応させた。反応液に水を
加えて水洗脱触媒し、のち油層を冷却した。析出
した結晶を濾過し、メタノールで洗浄してm.p.60
〜64℃の2−クロロ−5−ブロモ−p−キシレン
377部を得た。 参考例 2 2,5,3′−トリメチル−4−クロロジフエ
ニルエーテルの合成 還流冷却器、温度計、撹拌機を付した300mlの
四口フラスコにm−クレゾール45部と苛性カリと
の反応物と参考例1で得た2−クロロ−5−ブロ
モ−p−キシレン80部、沃化加里2部、および銅
粉0.5部を仕込み170〜200℃で10時間反応させた。
この後反応液に100mlのトルエンを加えて濾過し、
不溶物を除き、次いで油層を稀苛性ソーダ水溶液
および水で各1回洗浄、分液後減圧下に蒸留して
163〜170℃/4mmHgにて2,5,3′−トリメチ
ル−4−クロロジフエニルエーテルの留分58部を
得た。 参考例 3 3,6,9−トリメチル−8−クロロフエノ
キサチンの合成 上記四口フラスコに滴下ロートを付し、2,
5,3′−トリメチル−4−クロロジフエニルエー
テル40部、カ粒状塩化アルミニウム2部を仕込
み、50〜90℃にて塩化硫黄15.2部を約3時間かけ
て滴下した。反応終了後、反応液に水100ml、ジ
クロロエタン80mlを加え、ジクロロエタン溶解分
のみを採取したのちジクロロエタンを留去、さら
に減圧濃縮して粘性のある3,6,9−トリメチ
ル−8−クロロフエノキサチンの組製品を得た。 参考例 4 塩素化3,6,9−トリメチル−8−クロロ
フエノキサチンの合成 上記参考例3で得た粗製フエノキサチン化合物
30部を、滴下ロートの替りに塩素導入管を付した
前記四口フラスコに仕込み、さらにニトロベンゼ
ン36部、五塩化アンチモン0.5部を加え、内温90
〜110℃下で塩素導入速度0.2〜0.4部/分の条件
で塩素化し塩素化度の異なる塩素化3,6,9−
トリメチル−8−クロロフエノキサチン(以下塩
素化3,6,9−トリメチル−8−クロロ−PX
と略記する)を合成した。 塩素化反応液は窒素ガスで曝気してから、少量
のトルエンと多量のメタノールを加え、析出した
結晶を濾別乾燥して助触媒に用いた。またすべて
の試料につき別の洗浄処理を行つて充分無機物を
除き、それぞれ塩素分析を実施して平均塩素含有
量を算出した。 実施例 1,2 トルエンの塩素化反応には、管径40mm、管の長
さ500mmのガラス容器に温度計、還流冷却器、塩
素吹込管を付した反応器を用いた。トルエン仕込
量460ml、主触媒に三塩化アンチモン500ppm、助
触媒には前記参考例4で得た塩素化3,6,9−
トリメチル−8−クロロ−PXを500ppmを加え、
塩素吹込速度1.2部/分で塩素化した。 この結果を第1表に示す。実施例1〜2は、参
考例4においてフエノキサチン化合物の平均塩素
含有量を変えた例であり、以下表における反応液
組成はガスクロマトグラフイーで定量分析した値
である。 平均塩素含有量とは全置換塩素数のことであ
り、前記参考例4の塩素分析から求めた平均値で
ある。 なおPCTと分離困難なm−クロロトルエンの
生成率は別の分析条件により定量したところ、実
施例2の場合、PCTに対して約0.4%であつた。
また実施例2において塩化ベンジルの生成量は反
応液中、検出限界以下であつた。 比較例 1〜5 参考例1〜4に記載の方法に準じて種々の異な
るフエノキサチン化合物を合成し、それらをさら
に塩素化したものの助触媒能を本発明の助触媒と
対比するため比較例1〜3として第1表に示し
た。また2,3,7,8−テトラクロロフエノキ
サチンおよび3−メチル−2,7,8−トリクロ
ロフエノキサチンのそれぞれを同様に助触媒とし
た結果を比較例4,5として第1表に示す。トル
エンの塩素化条件はいずれも実施例1,2と同様
である。なお原料の置換ジフエニルエーテルの構
造と物性も第1表に併せ示した。
【表】
【表】
第1表から、実施例1,2と比較例1〜3との
対比から6,9−ジメチル−8−クロロの置換基
の必要性、およびそれに付随して併せ有すべきX
−、R−基の有無、位置、及び有する全置換塩素
数によつて効果が著しく異なることが判る。さら
に比較例4,5との対比から、公知助触媒よりト
ルエンの塩素化におけるパラ選択性は驚くべき改
善のなされることが明白である。 実施例 3〜6 参考例1〜4に準じて2,5−ジメチル−4,
4′−ジクロロジフエニルエーテルおよび2,5,
3′,5′−テトラメチル−4−クロロジフエニルエ
ーテルを合成し、各々6,9−ジメチル−2,8
−ジクロロフエノキサチン、および1,3,6,
9−テトラメチル−8−クロロフエノキサチンと
し、さらにこれらを塩素化して助触媒に使用し
た。実施例1,2と同様にしてトルエンを塩素化
した結果を第2表に示す。 比較例 6 本発明の助触媒と対比するため塩素化1,3,
9−トリメチル−8−クロロ−PXを参考例1〜
4に準じて合成し、実施例1、2と同様にしてト
ルエンを塩素化した結果を第2表に示す。
対比から6,9−ジメチル−8−クロロの置換基
の必要性、およびそれに付随して併せ有すべきX
−、R−基の有無、位置、及び有する全置換塩素
数によつて効果が著しく異なることが判る。さら
に比較例4,5との対比から、公知助触媒よりト
ルエンの塩素化におけるパラ選択性は驚くべき改
善のなされることが明白である。 実施例 3〜6 参考例1〜4に準じて2,5−ジメチル−4,
4′−ジクロロジフエニルエーテルおよび2,5,
3′,5′−テトラメチル−4−クロロジフエニルエ
ーテルを合成し、各々6,9−ジメチル−2,8
−ジクロロフエノキサチン、および1,3,6,
9−テトラメチル−8−クロロフエノキサチンと
し、さらにこれらを塩素化して助触媒に使用し
た。実施例1,2と同様にしてトルエンを塩素化
した結果を第2表に示す。 比較例 6 本発明の助触媒と対比するため塩素化1,3,
9−トリメチル−8−クロロ−PXを参考例1〜
4に準じて合成し、実施例1、2と同様にしてト
ルエンを塩素化した結果を第2表に示す。
【表】
【表】
実施例5と比較例6との対比から6位のメチル
基のごとく本発明で限定した置換基の有無によつ
てPCTの選択率が大巾に異なることが判る。な
お実施例3と4から本発明の助触媒は低温の塩素
化においてより有効であり、また実施例6からフ
エノキサチン化合物は混合物であつても高水準の
パラ選択性を示すことが判つた。 実施例 7〜10 参考例1〜4に準じて3,6,9−トリメチル
−8−クロロフエノキサチンを合成、ひき続き塩
素化して得た塩素化3,6,9−トリメチル−8
−クロロ−PXを助触媒とし、この量、平均塩素
含有量、および主触媒の種類、反応温度を変えた
以外は実施例1,2と同様にしてトルエンを塩素
化した。これらの結果を第3表に示す。 比較例 7〜9 参考例1〜4に準じて、3−メチルジフエニル
エーテルから塩素化3−メチル−PXを合成し、
実施例7、8、10と対比するため、これらとほゞ
同様にして、トルエンの塩素化を行つた。これら
の結果を第3表に併記した。
基のごとく本発明で限定した置換基の有無によつ
てPCTの選択率が大巾に異なることが判る。な
お実施例3と4から本発明の助触媒は低温の塩素
化においてより有効であり、また実施例6からフ
エノキサチン化合物は混合物であつても高水準の
パラ選択性を示すことが判つた。 実施例 7〜10 参考例1〜4に準じて3,6,9−トリメチル
−8−クロロフエノキサチンを合成、ひき続き塩
素化して得た塩素化3,6,9−トリメチル−8
−クロロ−PXを助触媒とし、この量、平均塩素
含有量、および主触媒の種類、反応温度を変えた
以外は実施例1,2と同様にしてトルエンを塩素
化した。これらの結果を第3表に示す。 比較例 7〜9 参考例1〜4に準じて、3−メチルジフエニル
エーテルから塩素化3−メチル−PXを合成し、
実施例7、8、10と対比するため、これらとほゞ
同様にして、トルエンの塩素化を行つた。これら
の結果を第3表に併記した。
【表】
第3表の結果から、本発明の助触媒は特願昭55
−013050号の例より好結果が得られ、しかも特に
低温反応の塩素化条件ではPCTの選択性が顕著
に向上することが判る。
−013050号の例より好結果が得られ、しかも特に
低温反応の塩素化条件ではPCTの選択性が顕著
に向上することが判る。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 ルイス酸を触媒とするトルエンの核塩素化に
おいて、一般式 (式中、Rは1位および/または3位のメチル基
を、mは0〜2の整数を表わし、Xはmが0の場
合は塩素原子を、mが1〜2の場合は水素原子を
表わす)によつて表わされるフエノキサチン化合
物を塩素化することによつて得られる全置換塩素
数1.4〜3.5の塩素化フエノキサチン化合物を助触
媒として使用することを特徴とするトルエンの核
塩素化方法。
Priority Applications (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP56059102A JPS57175133A (en) | 1981-04-21 | 1981-04-21 | Nulear chlorinating method of toluene |
| US06/368,759 US4444983A (en) | 1981-04-21 | 1982-04-15 | Process for the nuclear chlorination of toluene |
| DE198282103317T DE63384T1 (de) | 1981-04-21 | 1982-04-20 | Verfahren zur kernchlorierung von toluol. |
| DE8282103317T DE3261594D1 (en) | 1981-04-21 | 1982-04-20 | Process for the nuclear chlorination of toluene |
| EP82103317A EP0063384B1 (en) | 1981-04-21 | 1982-04-20 | Process for the nuclear chlorination of toluene |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP56059102A JPS57175133A (en) | 1981-04-21 | 1981-04-21 | Nulear chlorinating method of toluene |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS57175133A JPS57175133A (en) | 1982-10-28 |
| JPH0345051B2 true JPH0345051B2 (ja) | 1991-07-09 |
Family
ID=13103623
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP56059102A Granted JPS57175133A (en) | 1981-04-21 | 1981-04-21 | Nulear chlorinating method of toluene |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS57175133A (ja) |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS565139A (en) * | 1979-06-28 | 1981-01-20 | Ihara Chem Ind Co Ltd | Chlorination catalyst for alkylbenzene nucleus |
| JPS56110630A (en) * | 1980-02-07 | 1981-09-01 | Hodogaya Chem Co Ltd | Preparation of chlorinated toluene |
-
1981
- 1981-04-21 JP JP56059102A patent/JPS57175133A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS57175133A (en) | 1982-10-28 |
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