JPH0349602B2 - - Google Patents
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- JPH0349602B2 JPH0349602B2 JP57501036A JP50103682A JPH0349602B2 JP H0349602 B2 JPH0349602 B2 JP H0349602B2 JP 57501036 A JP57501036 A JP 57501036A JP 50103682 A JP50103682 A JP 50103682A JP H0349602 B2 JPH0349602 B2 JP H0349602B2
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- drying
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- circulation
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01D—SEPARATION
- B01D53/00—Separation of gases or vapours; Recovering vapours of volatile solvents from gases; Chemical or biological purification of waste gases, e.g. engine exhaust gases, smoke, fumes, flue gases, aerosols
- B01D53/26—Drying gases or vapours
- B01D53/263—Drying gases or vapours by absorption
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A23—FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
- A23F—COFFEE; TEA; THEIR SUBSTITUTES; MANUFACTURE, PREPARATION, OR INFUSION THEREOF
- A23F3/00—Tea; Tea substitutes; Preparations thereof
- A23F3/16—Tea extraction; Tea extracts; Treating tea extract; Making instant tea
- A23F3/22—Drying or concentrating tea extract
- A23F3/28—Drying or concentrating tea extract by spraying into a gas stream
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A23—FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
- A23F—COFFEE; TEA; THEIR SUBSTITUTES; MANUFACTURE, PREPARATION, OR INFUSION THEREOF
- A23F5/00—Coffee; Coffee substitutes; Preparations thereof
- A23F5/08—Methods of grinding coffee
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A23—FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
- A23F—COFFEE; TEA; THEIR SUBSTITUTES; MANUFACTURE, PREPARATION, OR INFUSION THEREOF
- A23F5/00—Coffee; Coffee substitutes; Preparations thereof
- A23F5/24—Extraction of coffee; Coffee extracts; Making instant coffee
- A23F5/26—Extraction of water soluble constituents
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A23—FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
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- A23F5/00—Coffee; Coffee substitutes; Preparations thereof
- A23F5/24—Extraction of coffee; Coffee extracts; Making instant coffee
- A23F5/28—Drying or concentrating coffee extract
- A23F5/34—Drying or concentrating coffee extract by spraying into a gas stream
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01D—SEPARATION
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- B01D11/02—Solvent extraction of solids
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- General Chemical & Material Sciences (AREA)
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- Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
Description
[産業上の利用分野]
この発明はインスタントコーヒーのように天然
材料から取り出される溶解容易な乾燥抽出物の製
造方法および装置に関するものである。 [従来の技術] インスタントコーヒーの製造に際しては、一般
に、コーヒーのいり豆は粉砕機により0.5〜3mm
の大きさに粉砕され、粉砕されたいり豆は多数の
連設された抽出塔又はパーコレーターからなる抽
出装置の中に供給される。次に、いり豆は高圧力
下で導かれた熱水又は水蒸気と混合されることに
よりコーヒーの抽出液として浸出し、抽出塔の内
部が新しいコーヒーで満たされる。そして、抽出
塔の出口においては、抽出液の濃度は30%以上に
上昇し、これが10℃程度までに冷却された後に乾
燥塔の上端部に導かれ、そこから内部に噴霧され
る。それと同時に、乾燥塔の上端部から内部に熱
空気が導入され、噴霧された液滴が激しく撹拌さ
れるとともに、乾燥塔の内部に設けた螺旋状の板
に沿つて下降し、これによつて水分の大部分が蒸
発される。そして、これによつて生成されるコー
ヒーの粉末は、後の工程に設けられた集塵装置に
より空気中から捕収される。 ところで、抽出液の他の乾燥方法として凍結乾
燥法が知られている。この方法は、コーヒー抽出
液を氷結して高真空および高温下に保持すること
によつて、氷結物に含まれる水分を水蒸気として
除去し(昇華)、これによつて、溶解容易なコー
ヒーの粒子を得るものである。 また、抽出物の乾燥に際しては、上述したよう
な方法の代わりにインスタント化を行うこともあ
る。この方法では、抽出物は、溶液、乳濁液、懸
濁液、ペーストあるいはこれらに類する形態とさ
れ、そのような液または固体の状態から直ちに粉
末に乾燥される。また、その粉末が水に解けにく
い場合には、粉末に水分が加えられて再度乾燥さ
れることもある。 [発明が解決しようとする課題] しかしながら、従来のインスタントコーヒーの
製造方法においては、いずれの乾燥方法をとつて
見ても多くの設備投資および操業費用を必要と
し、また、コーヒー粉末の歩留りはたかだか37%
程度にしかならないという欠点があつた。しか
も、抽出物の乾燥が高温かつ高圧下で行われるた
め、特に、コーヒーの生命というべき芳香が著し
く損なわれてしまうという欠点もあつた。 [発明の目的] この発明は上記欠点を解決するためになされた
もので、設備費用および操業費用を割安にするこ
とができるのは勿論のこと、コーヒー粉末の歩留
りを向上させることができ、しかも、味や芳香が
劣化するのを防止することができる乾燥抽出物の
製造方法を提供することを目的としている。具体
的には、本発明は、インスタントコーヒーの製造
への適用により、歩留りを45%まで高め、従来の
インスタントコーヒーよりも優れた芳香を有する
インスタントコーヒーを製造する技術を提供する
ことを目的とするものである。 [課題を解決するための手段] この発明は、天然材料を超微細に粉砕する工程
と、粉砕された天然材料に水などの溶媒を複数回
混合し、天然材料と溶媒との混合物を1回の混合
毎に濾過することにより、各濾過毎に濃度が段階
的に低くなる抽出溶液を浸出し、この抽出溶液を
濃度別に貯蔵する第1抽出工程と、新たな天然材
料を用い上記各抽出溶液を溶媒として上記第1抽
出工程と同じ工程を溶媒の濃度の高い順番に行う
処理を少なくとも1回行う第2抽出工程と、この
第2抽出工程で得られた最も濃度の高い抽出溶液
を乾燥させて粉末化する乾燥工程とを具備したも
ので、各第1および第2抽出工程において少なく
とも各抽出溶液の中で最も濃度の高い抽出溶液を
抽出する際に、抽出溶液をほぼ室温とすることを
特徴とするものである。 天然材料の粒子の大きさは、抽出器内で堆積さ
れる天然材料の層の厚さによつて適宜変更され
る。粒子の大きさは、歩留まりやコーヒーの芳香
に影響を与えるため100μm以下とされ、望まし
くは1〜50μmに細かく粉砕される。また、抽出
器の濾過担体上に堆積される天然材料の層の厚さ
は1〜200mmとされ、望ましくは20〜40mmとされ、
抽出は材料側を高圧にするか又は抽出養液側を低
圧にして行われる。 芳香および味覚に富む天然材料を処理する場合
に、材料を非加熱状態で2段階に粉砕することが
望ましい。第1段階で材料を粗く粉砕した後に第
2段階で細かく粉砕することにより超微細な粒子
を得ることができ、そのような粒子で抽出を行う
ことにより歩留まりを向上させることができる。 材料の粉砕は湿式で行うことも可能である。こ
の場合、粉砕用のミルに抽出溶液を加えても良
い。 本発明の従来技術に対する優位点は、歩留まり
を向上させることができる一方において、天然材
料がコーヒーなどのように味覚及び芳香に富む場
合に、それらを可能な限り損なわないことにあ
る。 すなわち、本発明では、同じ材料で複数回抽出
を行つて濃度が段階的に異なる溶液を抽出するこ
とによつて、各抽出毎に最適な温度設定を行うこ
とができる。特に、少なくとも最も濃度の高い溶
液を抽出する際の抽出温度を室温としているか
ら、抽出物質を最も多く含む溶液が低い温度で抽
出され、味覚や芳香が熱によつて損なわれること
が少ない。 したがつて、歩留まりの向上と芳香等の維持と
いう目的を両立させるためには、濃度が低くなる
につれて抽出溶液の温度を高くするのが望まし
い。 抽出溶液の温度は、最高濃度のもので15〜30℃
とされ、最低濃度のもので60〜100℃または100℃
以上とされる。このような温度範囲のもとで抽出
を行うことにより、芳香等をより効果的に維持す
ることができるとともに溶液の加熱に伴うエネル
ギーコストを少なくすることができ、しかも、60
%という高い歩留まりを得ることができる。 さらに、本発明の他の特徴は、抽出溶液を乾燥
脱水する際に発生する水蒸気を凝縮させて溶媒と
して使用することにある。これによつて、蒸留水
の製造コストを低減することができる。 また、天然材料を粉砕する際に芳香物、たとえ
ばコーヒーの香りを含む物質が材料から放出され
るので、このような芳香物は気流移送により乾燥
工程に供給され、乾燥抽出物に加えられる。 [実施例] 以下、図面を参照しながら本発明をインスタン
トコーヒーの製造に適用した例について説明す
る。第1図は、インスタントコーヒーを製造する
に際しての、コーヒー豆の焙焼から最終製品の包
装直前までの工程を行う装置の全体図、第2図は
コーヒーの抽出液の乾燥工程を行う装置の概略
図、第3図は第2図に示す乾燥装置の回転吸着器
の断面図、第4図は第2図に示す乾燥装置におい
て液体のコーヒー抽出物の導入に用いられる分散
ノズルを示す横断面図である。なお、第1図に示
す工程には原則として第2図に示す乾燥工程が含
まれている。 本発明の製造方法の概略を説明すると以下の通
りである。 まず、緑のコーヒー豆がコーヒーいり器1に供
給され、その中で公知の方法により培煎されてコ
ーヒー独特の芳香が与えられる。いり豆は次に公
知の冷却装置2で冷却され、ロールミル3により
比較的粗い粒子に粉砕される。次に、いり豆は芳
香物吸収装置4に導入され、次にボールミル5中
においてコロイド状に細かく粉砕される。超微粒
に粉砕されたコーヒーは、抽出装置の平床濾過抽
出器6の中に導入される。なお、平床濾過抽出器
6には、互いに連設された複数の容器7a〜7l
が連結されている。 抽出装置における次の抽出プロセスは、いわゆ
る向流抽出によるコーヒー中の抽出物質の抽出で
ある。この抽出プロセスは、容器7a…内の抽出
物質の濃度勾配を調節するための調整抽出プロセ
ス(第1抽出工程)と、次の乾燥工程へ送るため
の抽出が連続的に行われる主抽出プロセス(第2
抽出工程)とからなつている。 調整抽出プロセスにおいては、前処理により生
成された新鮮な水(溶媒、望ましくは蒸留水)が
平床濾過抽出器6の下方から内部に導入され、新
しく内部に充填されたコーヒー粉を盛り上げてこ
れと混合され、次に、コーヒーが平床濾過器6中
の下部に浸出する。浸出したコーヒーは、まず、
容器7bに貯蔵される。次に、上記と同様に平床
濾過器6へ水が供給され、浸出したコーヒーは容
器7cに貯蔵される。このようにして浸出したコ
ーヒーは容器7bから容器7lまで連続的に貯蔵
され、各容器7b…内のコーヒーの濃度は濾過の
回数を重ねる毎に薄くなつてゆく。したがつて、
容器7bには最も濃度の高いコーヒーが貯蔵さ
れ、容器7c,7dと段階的に濃度が低くなつて
容器7lには最も濃度の低いコーヒーが貯蔵され
ることになる。コーヒーの温度は熱交換器8によ
つて高められ、より低い濃度の場合により高く設
定される。 容器7b…内のコーヒーが一定の濃度勾配と一
定の温度勾配に達したとき、主抽出プロセスが開
始される。主抽出プロセスは、まず、容器7bに
貯蔵された最高の濃度を有するコーヒーを平床濾
過器6に導入することから始まる。このとき、平
床濾過器6の内部には新しいコーヒー粉が入れら
れている。次に、平床濾過器6においてコーヒー
がさらに高い濃度となつて浸出し、このコーヒー
は容器7aに送給される。次に、2番目に高い濃
度を有する容器7cのコーヒーが平床濾過器6に
導入され、2回目の濾過が行われる。この濾過に
より浸出したコーヒーの濃度は、容器7b内に貯
蔵されていたコーヒーの濃度とほぼ等しくなる。
同様にして、容器7dから容器7lに貯蔵されて
いたコーヒーが順番に平床濾過器6に導入され、
1つ若い番号の容器に貯蔵されていたコーヒーと
ほぼ等しい濃度とされて該容器に貯蔵される。 容器7aに貯蔵される最高濃度のコーヒーは、
濾過器または分離器9を通つて脱水機10に供給
される。 ここで、容器7lは上記工程により空になる
が、この容器7l内には、乾燥工程で得られた水
蒸気の凝縮物(蒸留水)、平床濾過器6において
浸出する残留液体あるいは必要に応じて新たな蒸
留水が満たされ、このような液体によつて容器7
bまで満たされた後に前述の調整抽出プロセスが
開始される。 容器7aから取り出される液状コーヒーは、脱
水機10の内部の乾燥媒体中に分散され、底に多
孔質層となつて沈澱する。なお、乾燥媒体として
は空気または不活性ガスが用いられる。この乾燥
ガスは、回転可能の吸着器(一般には内部にシリ
カゲルが充てんされている)11によつて脱水さ
れる。一方、脱水によつて湿つたシリカゲルは、
加熱され乾燥したガスによつて脱水され、再生さ
れる。吸着器11に脱水され、さらに吸着器11
から脱水されてできた水分を含むガスは、熱交換
器12に通され、熱交換器12内での凝縮物は抽
出用溶媒として利用される。 脱水機10において集積された抽出物の多孔質
層は、回転可能な分離装置に粒状物に分解され、
脱水機10から取り出されて芳香物捕集装置13
に供給される。コーヒーいり器1、冷却装置2お
よびロールミル3中に材料から放出される芳香物
は、芳香物捕集装置4に吸収され、配管経路中を
空気搬送されて芳香物捕集装置13内に供給され
る。なお、芳香物が加えられたコーヒー粉はその
後袋詰めされる。 以上は、インスタントコーヒーの製造原理であ
るが、本発明の実施例については以下に詳述す
る。 コーヒーいり豆は、冷却装置2の中でふるいに
かけられた後、ロールミル3によつて比較的粗く
粉砕される。その後、陶磁器で構成されたボール
ミル5の中で超微細に粉砕される。なお、ボール
ミル5の内部は完全に無味無臭とされている。ボ
ールミル5の内部に設けられたふるい器の目は
100μm以下、望ましくは1〜20μとされている
が、粉砕されてできるコーヒー粒子の直径は2〜
20μとなる。この粒径は、コーヒー粉が速やかに
コロイド状となる上で重要である。ボールミル5
での粉砕は乾式でも湿式でも良い。湿式の場合に
は、コーヒー粉に高い濃度のコーヒー溶液あるい
は蒸留水を加えて行われる。 本発明をインスタントコーヒーの製造方法に適
用する場合には、各工程においてコーヒー豆ある
いは粉から放出される芳香物(コーヒーの芳香を
含んだ物質)が捕集され、配管経路中で気流搬送
されて最終製品としてのコーヒー粉に加えられ
る。すなわち、倍煎、冷却およびロールミル3で
の粉砕という一連の処理においてコーヒーの芳香
が放出され、芳香物捕集装置に吸引捕集される。
捕集された芳香物は不活性ガスによつて第1図中
破線で示す経路をたどつて芳香物捕集装置13に
供給される。 超微細に粉砕されたコーヒー粉からコーヒー溶
液を抽出する工程は、平床濾過器6と、これに連
結された一連の容器7を基本構成とする抽出装置
によつて行われる。この実施例では12個の容器が
連設され、それぞれ7aから7lまでの符号を付
してある。各容器7a〜7lの下端部には開閉弁
14がそれぞれ連結され、開閉弁14には導管1
5が連結されている。導管15には、送り出しポ
ンプ21、開閉弁22および熱交換器8が介装さ
れ、導管15の端末は、平床濾過抽出器6の底に
設けられた開口部16に連結されている。これに
よつて、各容器7a…に貯蔵される溶液が平床濾
過抽出器6に供給されるようになつている。 導管15の送り出しポンプ22と熱交換器8と
の中間部には別の導管23が連結され、この導管
23は、開閉弁24を介装させて容器7a…の上
端部に連結されており、平床濾過抽出器6の抽出
溶液が各容器7a…に導入されるようになつてい
る。また、導管23には、送り出しポンプ25と
開閉弁26a,26bが介装され、その端末には
さらに別の導管27が連結されている。この導管
27には、開閉弁29と溶媒容器28とが連結さ
れており、溶媒を各容器7a…に供給するように
なつている。また、各容器7a…と開閉弁14と
の間では途中に開閉弁18を介装させた導管17
が分岐させられ、この導管17には、途中に送り
出しポンプ20と分離容器9を介装させた収集本
管19が連結されている。この収集本管19は、
分離容器9を3つの脱水機10に連結している。 一方、導管15の平床濾過抽出器6と熱交換器
8との間には開閉弁30a,30bが介装され、
それらの間にも分離容器31と、この分離容器3
1に溶液を導入する2つの真空ポンプ32が連結
されている。 ここで、平床濾過抽出器6は、内部が気密に設
けられるハウジング33により主として構成され
ている。ハウジング33の底部近くには、六角形
または三角形の蜂の巣状の格子34が水平に配置
され、格子34の上には、単子織物から構成され
た瀘紙35が載置されている。また、ハウジング
33の上部にはモータ36が取り付けられ、モー
タ36の出力軸には撹拌機37が取り付けられて
いる。撹拌機37は、コーヒー粉と溶媒とを撹拌
するものであるが、コーヒー粉の沈澱物が乾燥し
て表面に裂け目ができたときに、表面をなでつけ
て平滑にするという機能も有している。 なお、単糸織物35としては、ポリプロピレ
ン、ポリエステル又はポリアミド繊維が使用さ
れ、目幅10〜40μの織物とされる。また、平床濾
過抽出器6へ溶媒等の導入は、格子34の下方か
ら行われる。 次に、セツト容器群7内のコーヒー濃度の調整
を目的として行われる調整抽出プロセスは次のよ
うにして行われる。 まず、超微細に粉砕されたコーヒー粉が平床濾
過器6の濾過剤35の上に載置される。ここで、
湿式粉砕の場合には、コーヒー粉の沈澱物の高さ
あるいはコーヒー粉の堆積高さは1〜200mm、望
ましくは10〜30mmとされる。これは、コーヒー粉
の層が厚いと、液体の分離が困難になるととも
に、分離に長時間を要するからである。一方、容
器7b〜7lの内部には、貯蔵容器28に蓄えら
れていた溶媒としての水が供給される。この水
は、イオン交換法により純粋化されたものよりも
蒸留水であることが望ましい。容器7bに貯蔵さ
れていた水は、導管15を通つて平床濾過抽出器
6の下部から内部に導入され、上記コーヒー粉を
上方へ向けて吹き上げる。この際、コーヒー粉内
の可溶性物質が水に溶解する。この溶解を促進す
るために、コーヒー粉は水とともに撹拌器37に
よつて激しく混合される。次に、分離容器31と
セツト容器群7とを接続する導管15に介装され
た開閉弁30bが閉鎖される。この状態で、コー
ヒーは平床濾過抽出器6の瀘紙35を通つて下部
に浸出する。そして、コーヒーの浸出が終わつた
ら、弁30aが開いた後にポンプ32が起動し、
分離容器31にコーヒーが吸引されて一時的に貯
蔵される。水分が抜けた後のコーヒー粉は、瀘紙
35の上に濾過ケーキとして堆積しており、徐々
に乾燥して表面に割れ目が生じる。この割れ目
は、表面が撹拌器37によつてなでつけられるこ
とにより消失する。平床濾過抽出器6において浸
出したコーヒーが分離容器31に完全に吸引され
ると弁30aは閉じられる。一方、弁22が閉じ
られるとともに弁30bが開けられ、ポンプ25
により分離器31内のコーヒーが容器7bに戻さ
れる。次に、容器7cに貯蔵されていた水が平床
濾過抽出器6の内部に下部から導入され、上記と
同様にしてコーヒーにして容器7cに戻される。
この場合のコーヒーの濃度は、2回目の濾過のた
め容器7bのものよりも低くなつている。このよ
うにして、残りの容器7dから容器7lまでにコ
ーヒーが貯蔵される。こうして各容器7b…内に
貯蔵されたコーヒーの濃度は、容器7bから7l
に移るにしたがつて段階的に低くなつている。 次に、平床濾過器6内に残つたコーヒー粉のか
すが取り出され、代わりに新しいコーヒー粉が補
給される。そして、容器7b〜7l内のコーヒー
を溶媒として2回目の濾過が行われる。 すなわち、容器7b内のコーヒーは、平床濾過
器6に導入され、新しく補給されたコーヒー粉と
混合され、より高い濃度を持つコーヒーとして浸
出した後に再び容器7bに戻される。同様にし
て、容器7cから7l内のコーヒーについても混
合および濾過が行われ、全てのコーヒーの濃度が
高められる。このように、新しいコーヒー粉とコ
ーヒーの混合物による濾過が複数回行われ、容器
7lのコーヒーの濃度が40%まで高められるとコ
ーヒー濃度の調整が終了する。このような濾過工
程において、各容器7b…のコーヒーの温度は、
容器7bが最も低く、7c,7.…へと移るにし
たがつて段階的に高くなるように設定される。そ
の温度設定は水蒸気を導入し得るように構成され
た熱交換器8にコーヒーを通すことによつて行わ
れる。なお、このような濾過工程における各コー
ヒーの温度と、最初から最後までの各濾過工程に
おける濃度は表に示してある。 コーヒー濃度調整が終了すると、次のようにし
て主抽出プロセスが行われる。主抽出プロセス
は、容器7b内のコーヒーと新しいコーヒー粉と
の混合物を濾過し、コーヒーの濃度を最終的な目
標値にまで高める工程であつて、濃度が高められ
たコーヒーは容器7aに貯蔵される。 ここで、コーヒー豆の粉砕が湿式で行われる場
合には、容器7aのコーヒーは、平床濾過器6で
はなくてボールミル5に導入され、未だ粉砕され
ていないコーヒー豆と混合される。そして、粉砕
工程の最終段階で、超微粒のコーヒー粉とコーヒ
ーとが混ざり合つたスラリーが生成され、このス
ラリーは平床濾過器6に上部から導入される。ス
ラリー内の液体分すなわち濃縮されたコーヒー
は、ポンプ32の起動により瀘紙35を通つて強
制的に浸出させられる。スラリー内の固形分は瀘
紙35の上面に留まり、ケーキ状に堆積する。こ
の堆積物は水分が除去されるにしたがつてその固
さを増す。一方、平床濾過器6から浸出したコー
ヒーは、容器7aに貯蔵される。容器7bに貯蔵
されていたコーヒーの濃度は、最初40%であつた
が、この抽出により濃度は50%まで高められる。 次に、容器7cのコーヒーは、平床濾過抽出器
6の下部に設け開口部16から導入され、瀘紙3
5上の固形分を吹き上げてこれと混ざり合う。こ
の場合、コーヒーが瀘紙35の下側から導入され
るため、瀘紙35の目詰りが防止される。また、
撹拌器37が作動されてコーヒーとコーヒー粉と
が撹拌され、コーヒーの濃度が上昇する。このよ
うにして濃縮されたコーヒーは、容器7bに貯蔵
される。このようにして、容器7dから7lのコ
ーヒーは次々に濃縮され、1つ若い番号の隣の容
器に貯蔵される。 表に示すように、主抽出プロセスにより得られ
たコーヒーの濃度は、最後の調整抽出プロセスで
一つ若い番号の容器のコーヒーがもつ濃度とほぼ
等しくなる。表は、複数回行われる調整抽出プロ
セス後の容器7a…のコーヒーの温度および濃度
を示すものである。ここで、使用されているコー
ヒーは、ロブスタとアラビカ(商標)を1:1で
混合したもので、水との混合比は1:5とされて
いる。なお、溶媒としてのコーヒーの温度は、平
床濾過抽出器6へ向かうときに通過する熱交換器
8によつて調整される。また、前述のように、容
器7lには、乾燥プロセスにおいて生成する水蒸
気が凝縮してできた蒸留水および新たに用意した
蒸留水が加えられる
材料から取り出される溶解容易な乾燥抽出物の製
造方法および装置に関するものである。 [従来の技術] インスタントコーヒーの製造に際しては、一般
に、コーヒーのいり豆は粉砕機により0.5〜3mm
の大きさに粉砕され、粉砕されたいり豆は多数の
連設された抽出塔又はパーコレーターからなる抽
出装置の中に供給される。次に、いり豆は高圧力
下で導かれた熱水又は水蒸気と混合されることに
よりコーヒーの抽出液として浸出し、抽出塔の内
部が新しいコーヒーで満たされる。そして、抽出
塔の出口においては、抽出液の濃度は30%以上に
上昇し、これが10℃程度までに冷却された後に乾
燥塔の上端部に導かれ、そこから内部に噴霧され
る。それと同時に、乾燥塔の上端部から内部に熱
空気が導入され、噴霧された液滴が激しく撹拌さ
れるとともに、乾燥塔の内部に設けた螺旋状の板
に沿つて下降し、これによつて水分の大部分が蒸
発される。そして、これによつて生成されるコー
ヒーの粉末は、後の工程に設けられた集塵装置に
より空気中から捕収される。 ところで、抽出液の他の乾燥方法として凍結乾
燥法が知られている。この方法は、コーヒー抽出
液を氷結して高真空および高温下に保持すること
によつて、氷結物に含まれる水分を水蒸気として
除去し(昇華)、これによつて、溶解容易なコー
ヒーの粒子を得るものである。 また、抽出物の乾燥に際しては、上述したよう
な方法の代わりにインスタント化を行うこともあ
る。この方法では、抽出物は、溶液、乳濁液、懸
濁液、ペーストあるいはこれらに類する形態とさ
れ、そのような液または固体の状態から直ちに粉
末に乾燥される。また、その粉末が水に解けにく
い場合には、粉末に水分が加えられて再度乾燥さ
れることもある。 [発明が解決しようとする課題] しかしながら、従来のインスタントコーヒーの
製造方法においては、いずれの乾燥方法をとつて
見ても多くの設備投資および操業費用を必要と
し、また、コーヒー粉末の歩留りはたかだか37%
程度にしかならないという欠点があつた。しか
も、抽出物の乾燥が高温かつ高圧下で行われるた
め、特に、コーヒーの生命というべき芳香が著し
く損なわれてしまうという欠点もあつた。 [発明の目的] この発明は上記欠点を解決するためになされた
もので、設備費用および操業費用を割安にするこ
とができるのは勿論のこと、コーヒー粉末の歩留
りを向上させることができ、しかも、味や芳香が
劣化するのを防止することができる乾燥抽出物の
製造方法を提供することを目的としている。具体
的には、本発明は、インスタントコーヒーの製造
への適用により、歩留りを45%まで高め、従来の
インスタントコーヒーよりも優れた芳香を有する
インスタントコーヒーを製造する技術を提供する
ことを目的とするものである。 [課題を解決するための手段] この発明は、天然材料を超微細に粉砕する工程
と、粉砕された天然材料に水などの溶媒を複数回
混合し、天然材料と溶媒との混合物を1回の混合
毎に濾過することにより、各濾過毎に濃度が段階
的に低くなる抽出溶液を浸出し、この抽出溶液を
濃度別に貯蔵する第1抽出工程と、新たな天然材
料を用い上記各抽出溶液を溶媒として上記第1抽
出工程と同じ工程を溶媒の濃度の高い順番に行う
処理を少なくとも1回行う第2抽出工程と、この
第2抽出工程で得られた最も濃度の高い抽出溶液
を乾燥させて粉末化する乾燥工程とを具備したも
ので、各第1および第2抽出工程において少なく
とも各抽出溶液の中で最も濃度の高い抽出溶液を
抽出する際に、抽出溶液をほぼ室温とすることを
特徴とするものである。 天然材料の粒子の大きさは、抽出器内で堆積さ
れる天然材料の層の厚さによつて適宜変更され
る。粒子の大きさは、歩留まりやコーヒーの芳香
に影響を与えるため100μm以下とされ、望まし
くは1〜50μmに細かく粉砕される。また、抽出
器の濾過担体上に堆積される天然材料の層の厚さ
は1〜200mmとされ、望ましくは20〜40mmとされ、
抽出は材料側を高圧にするか又は抽出養液側を低
圧にして行われる。 芳香および味覚に富む天然材料を処理する場合
に、材料を非加熱状態で2段階に粉砕することが
望ましい。第1段階で材料を粗く粉砕した後に第
2段階で細かく粉砕することにより超微細な粒子
を得ることができ、そのような粒子で抽出を行う
ことにより歩留まりを向上させることができる。 材料の粉砕は湿式で行うことも可能である。こ
の場合、粉砕用のミルに抽出溶液を加えても良
い。 本発明の従来技術に対する優位点は、歩留まり
を向上させることができる一方において、天然材
料がコーヒーなどのように味覚及び芳香に富む場
合に、それらを可能な限り損なわないことにあ
る。 すなわち、本発明では、同じ材料で複数回抽出
を行つて濃度が段階的に異なる溶液を抽出するこ
とによつて、各抽出毎に最適な温度設定を行うこ
とができる。特に、少なくとも最も濃度の高い溶
液を抽出する際の抽出温度を室温としているか
ら、抽出物質を最も多く含む溶液が低い温度で抽
出され、味覚や芳香が熱によつて損なわれること
が少ない。 したがつて、歩留まりの向上と芳香等の維持と
いう目的を両立させるためには、濃度が低くなる
につれて抽出溶液の温度を高くするのが望まし
い。 抽出溶液の温度は、最高濃度のもので15〜30℃
とされ、最低濃度のもので60〜100℃または100℃
以上とされる。このような温度範囲のもとで抽出
を行うことにより、芳香等をより効果的に維持す
ることができるとともに溶液の加熱に伴うエネル
ギーコストを少なくすることができ、しかも、60
%という高い歩留まりを得ることができる。 さらに、本発明の他の特徴は、抽出溶液を乾燥
脱水する際に発生する水蒸気を凝縮させて溶媒と
して使用することにある。これによつて、蒸留水
の製造コストを低減することができる。 また、天然材料を粉砕する際に芳香物、たとえ
ばコーヒーの香りを含む物質が材料から放出され
るので、このような芳香物は気流移送により乾燥
工程に供給され、乾燥抽出物に加えられる。 [実施例] 以下、図面を参照しながら本発明をインスタン
トコーヒーの製造に適用した例について説明す
る。第1図は、インスタントコーヒーを製造する
に際しての、コーヒー豆の焙焼から最終製品の包
装直前までの工程を行う装置の全体図、第2図は
コーヒーの抽出液の乾燥工程を行う装置の概略
図、第3図は第2図に示す乾燥装置の回転吸着器
の断面図、第4図は第2図に示す乾燥装置におい
て液体のコーヒー抽出物の導入に用いられる分散
ノズルを示す横断面図である。なお、第1図に示
す工程には原則として第2図に示す乾燥工程が含
まれている。 本発明の製造方法の概略を説明すると以下の通
りである。 まず、緑のコーヒー豆がコーヒーいり器1に供
給され、その中で公知の方法により培煎されてコ
ーヒー独特の芳香が与えられる。いり豆は次に公
知の冷却装置2で冷却され、ロールミル3により
比較的粗い粒子に粉砕される。次に、いり豆は芳
香物吸収装置4に導入され、次にボールミル5中
においてコロイド状に細かく粉砕される。超微粒
に粉砕されたコーヒーは、抽出装置の平床濾過抽
出器6の中に導入される。なお、平床濾過抽出器
6には、互いに連設された複数の容器7a〜7l
が連結されている。 抽出装置における次の抽出プロセスは、いわゆ
る向流抽出によるコーヒー中の抽出物質の抽出で
ある。この抽出プロセスは、容器7a…内の抽出
物質の濃度勾配を調節するための調整抽出プロセ
ス(第1抽出工程)と、次の乾燥工程へ送るため
の抽出が連続的に行われる主抽出プロセス(第2
抽出工程)とからなつている。 調整抽出プロセスにおいては、前処理により生
成された新鮮な水(溶媒、望ましくは蒸留水)が
平床濾過抽出器6の下方から内部に導入され、新
しく内部に充填されたコーヒー粉を盛り上げてこ
れと混合され、次に、コーヒーが平床濾過器6中
の下部に浸出する。浸出したコーヒーは、まず、
容器7bに貯蔵される。次に、上記と同様に平床
濾過器6へ水が供給され、浸出したコーヒーは容
器7cに貯蔵される。このようにして浸出したコ
ーヒーは容器7bから容器7lまで連続的に貯蔵
され、各容器7b…内のコーヒーの濃度は濾過の
回数を重ねる毎に薄くなつてゆく。したがつて、
容器7bには最も濃度の高いコーヒーが貯蔵さ
れ、容器7c,7dと段階的に濃度が低くなつて
容器7lには最も濃度の低いコーヒーが貯蔵され
ることになる。コーヒーの温度は熱交換器8によ
つて高められ、より低い濃度の場合により高く設
定される。 容器7b…内のコーヒーが一定の濃度勾配と一
定の温度勾配に達したとき、主抽出プロセスが開
始される。主抽出プロセスは、まず、容器7bに
貯蔵された最高の濃度を有するコーヒーを平床濾
過器6に導入することから始まる。このとき、平
床濾過器6の内部には新しいコーヒー粉が入れら
れている。次に、平床濾過器6においてコーヒー
がさらに高い濃度となつて浸出し、このコーヒー
は容器7aに送給される。次に、2番目に高い濃
度を有する容器7cのコーヒーが平床濾過器6に
導入され、2回目の濾過が行われる。この濾過に
より浸出したコーヒーの濃度は、容器7b内に貯
蔵されていたコーヒーの濃度とほぼ等しくなる。
同様にして、容器7dから容器7lに貯蔵されて
いたコーヒーが順番に平床濾過器6に導入され、
1つ若い番号の容器に貯蔵されていたコーヒーと
ほぼ等しい濃度とされて該容器に貯蔵される。 容器7aに貯蔵される最高濃度のコーヒーは、
濾過器または分離器9を通つて脱水機10に供給
される。 ここで、容器7lは上記工程により空になる
が、この容器7l内には、乾燥工程で得られた水
蒸気の凝縮物(蒸留水)、平床濾過器6において
浸出する残留液体あるいは必要に応じて新たな蒸
留水が満たされ、このような液体によつて容器7
bまで満たされた後に前述の調整抽出プロセスが
開始される。 容器7aから取り出される液状コーヒーは、脱
水機10の内部の乾燥媒体中に分散され、底に多
孔質層となつて沈澱する。なお、乾燥媒体として
は空気または不活性ガスが用いられる。この乾燥
ガスは、回転可能の吸着器(一般には内部にシリ
カゲルが充てんされている)11によつて脱水さ
れる。一方、脱水によつて湿つたシリカゲルは、
加熱され乾燥したガスによつて脱水され、再生さ
れる。吸着器11に脱水され、さらに吸着器11
から脱水されてできた水分を含むガスは、熱交換
器12に通され、熱交換器12内での凝縮物は抽
出用溶媒として利用される。 脱水機10において集積された抽出物の多孔質
層は、回転可能な分離装置に粒状物に分解され、
脱水機10から取り出されて芳香物捕集装置13
に供給される。コーヒーいり器1、冷却装置2お
よびロールミル3中に材料から放出される芳香物
は、芳香物捕集装置4に吸収され、配管経路中を
空気搬送されて芳香物捕集装置13内に供給され
る。なお、芳香物が加えられたコーヒー粉はその
後袋詰めされる。 以上は、インスタントコーヒーの製造原理であ
るが、本発明の実施例については以下に詳述す
る。 コーヒーいり豆は、冷却装置2の中でふるいに
かけられた後、ロールミル3によつて比較的粗く
粉砕される。その後、陶磁器で構成されたボール
ミル5の中で超微細に粉砕される。なお、ボール
ミル5の内部は完全に無味無臭とされている。ボ
ールミル5の内部に設けられたふるい器の目は
100μm以下、望ましくは1〜20μとされている
が、粉砕されてできるコーヒー粒子の直径は2〜
20μとなる。この粒径は、コーヒー粉が速やかに
コロイド状となる上で重要である。ボールミル5
での粉砕は乾式でも湿式でも良い。湿式の場合に
は、コーヒー粉に高い濃度のコーヒー溶液あるい
は蒸留水を加えて行われる。 本発明をインスタントコーヒーの製造方法に適
用する場合には、各工程においてコーヒー豆ある
いは粉から放出される芳香物(コーヒーの芳香を
含んだ物質)が捕集され、配管経路中で気流搬送
されて最終製品としてのコーヒー粉に加えられ
る。すなわち、倍煎、冷却およびロールミル3で
の粉砕という一連の処理においてコーヒーの芳香
が放出され、芳香物捕集装置に吸引捕集される。
捕集された芳香物は不活性ガスによつて第1図中
破線で示す経路をたどつて芳香物捕集装置13に
供給される。 超微細に粉砕されたコーヒー粉からコーヒー溶
液を抽出する工程は、平床濾過器6と、これに連
結された一連の容器7を基本構成とする抽出装置
によつて行われる。この実施例では12個の容器が
連設され、それぞれ7aから7lまでの符号を付
してある。各容器7a〜7lの下端部には開閉弁
14がそれぞれ連結され、開閉弁14には導管1
5が連結されている。導管15には、送り出しポ
ンプ21、開閉弁22および熱交換器8が介装さ
れ、導管15の端末は、平床濾過抽出器6の底に
設けられた開口部16に連結されている。これに
よつて、各容器7a…に貯蔵される溶液が平床濾
過抽出器6に供給されるようになつている。 導管15の送り出しポンプ22と熱交換器8と
の中間部には別の導管23が連結され、この導管
23は、開閉弁24を介装させて容器7a…の上
端部に連結されており、平床濾過抽出器6の抽出
溶液が各容器7a…に導入されるようになつてい
る。また、導管23には、送り出しポンプ25と
開閉弁26a,26bが介装され、その端末には
さらに別の導管27が連結されている。この導管
27には、開閉弁29と溶媒容器28とが連結さ
れており、溶媒を各容器7a…に供給するように
なつている。また、各容器7a…と開閉弁14と
の間では途中に開閉弁18を介装させた導管17
が分岐させられ、この導管17には、途中に送り
出しポンプ20と分離容器9を介装させた収集本
管19が連結されている。この収集本管19は、
分離容器9を3つの脱水機10に連結している。 一方、導管15の平床濾過抽出器6と熱交換器
8との間には開閉弁30a,30bが介装され、
それらの間にも分離容器31と、この分離容器3
1に溶液を導入する2つの真空ポンプ32が連結
されている。 ここで、平床濾過抽出器6は、内部が気密に設
けられるハウジング33により主として構成され
ている。ハウジング33の底部近くには、六角形
または三角形の蜂の巣状の格子34が水平に配置
され、格子34の上には、単子織物から構成され
た瀘紙35が載置されている。また、ハウジング
33の上部にはモータ36が取り付けられ、モー
タ36の出力軸には撹拌機37が取り付けられて
いる。撹拌機37は、コーヒー粉と溶媒とを撹拌
するものであるが、コーヒー粉の沈澱物が乾燥し
て表面に裂け目ができたときに、表面をなでつけ
て平滑にするという機能も有している。 なお、単糸織物35としては、ポリプロピレ
ン、ポリエステル又はポリアミド繊維が使用さ
れ、目幅10〜40μの織物とされる。また、平床濾
過抽出器6へ溶媒等の導入は、格子34の下方か
ら行われる。 次に、セツト容器群7内のコーヒー濃度の調整
を目的として行われる調整抽出プロセスは次のよ
うにして行われる。 まず、超微細に粉砕されたコーヒー粉が平床濾
過器6の濾過剤35の上に載置される。ここで、
湿式粉砕の場合には、コーヒー粉の沈澱物の高さ
あるいはコーヒー粉の堆積高さは1〜200mm、望
ましくは10〜30mmとされる。これは、コーヒー粉
の層が厚いと、液体の分離が困難になるととも
に、分離に長時間を要するからである。一方、容
器7b〜7lの内部には、貯蔵容器28に蓄えら
れていた溶媒としての水が供給される。この水
は、イオン交換法により純粋化されたものよりも
蒸留水であることが望ましい。容器7bに貯蔵さ
れていた水は、導管15を通つて平床濾過抽出器
6の下部から内部に導入され、上記コーヒー粉を
上方へ向けて吹き上げる。この際、コーヒー粉内
の可溶性物質が水に溶解する。この溶解を促進す
るために、コーヒー粉は水とともに撹拌器37に
よつて激しく混合される。次に、分離容器31と
セツト容器群7とを接続する導管15に介装され
た開閉弁30bが閉鎖される。この状態で、コー
ヒーは平床濾過抽出器6の瀘紙35を通つて下部
に浸出する。そして、コーヒーの浸出が終わつた
ら、弁30aが開いた後にポンプ32が起動し、
分離容器31にコーヒーが吸引されて一時的に貯
蔵される。水分が抜けた後のコーヒー粉は、瀘紙
35の上に濾過ケーキとして堆積しており、徐々
に乾燥して表面に割れ目が生じる。この割れ目
は、表面が撹拌器37によつてなでつけられるこ
とにより消失する。平床濾過抽出器6において浸
出したコーヒーが分離容器31に完全に吸引され
ると弁30aは閉じられる。一方、弁22が閉じ
られるとともに弁30bが開けられ、ポンプ25
により分離器31内のコーヒーが容器7bに戻さ
れる。次に、容器7cに貯蔵されていた水が平床
濾過抽出器6の内部に下部から導入され、上記と
同様にしてコーヒーにして容器7cに戻される。
この場合のコーヒーの濃度は、2回目の濾過のた
め容器7bのものよりも低くなつている。このよ
うにして、残りの容器7dから容器7lまでにコ
ーヒーが貯蔵される。こうして各容器7b…内に
貯蔵されたコーヒーの濃度は、容器7bから7l
に移るにしたがつて段階的に低くなつている。 次に、平床濾過器6内に残つたコーヒー粉のか
すが取り出され、代わりに新しいコーヒー粉が補
給される。そして、容器7b〜7l内のコーヒー
を溶媒として2回目の濾過が行われる。 すなわち、容器7b内のコーヒーは、平床濾過
器6に導入され、新しく補給されたコーヒー粉と
混合され、より高い濃度を持つコーヒーとして浸
出した後に再び容器7bに戻される。同様にし
て、容器7cから7l内のコーヒーについても混
合および濾過が行われ、全てのコーヒーの濃度が
高められる。このように、新しいコーヒー粉とコ
ーヒーの混合物による濾過が複数回行われ、容器
7lのコーヒーの濃度が40%まで高められるとコ
ーヒー濃度の調整が終了する。このような濾過工
程において、各容器7b…のコーヒーの温度は、
容器7bが最も低く、7c,7.…へと移るにし
たがつて段階的に高くなるように設定される。そ
の温度設定は水蒸気を導入し得るように構成され
た熱交換器8にコーヒーを通すことによつて行わ
れる。なお、このような濾過工程における各コー
ヒーの温度と、最初から最後までの各濾過工程に
おける濃度は表に示してある。 コーヒー濃度調整が終了すると、次のようにし
て主抽出プロセスが行われる。主抽出プロセス
は、容器7b内のコーヒーと新しいコーヒー粉と
の混合物を濾過し、コーヒーの濃度を最終的な目
標値にまで高める工程であつて、濃度が高められ
たコーヒーは容器7aに貯蔵される。 ここで、コーヒー豆の粉砕が湿式で行われる場
合には、容器7aのコーヒーは、平床濾過器6で
はなくてボールミル5に導入され、未だ粉砕され
ていないコーヒー豆と混合される。そして、粉砕
工程の最終段階で、超微粒のコーヒー粉とコーヒ
ーとが混ざり合つたスラリーが生成され、このス
ラリーは平床濾過器6に上部から導入される。ス
ラリー内の液体分すなわち濃縮されたコーヒー
は、ポンプ32の起動により瀘紙35を通つて強
制的に浸出させられる。スラリー内の固形分は瀘
紙35の上面に留まり、ケーキ状に堆積する。こ
の堆積物は水分が除去されるにしたがつてその固
さを増す。一方、平床濾過器6から浸出したコー
ヒーは、容器7aに貯蔵される。容器7bに貯蔵
されていたコーヒーの濃度は、最初40%であつた
が、この抽出により濃度は50%まで高められる。 次に、容器7cのコーヒーは、平床濾過抽出器
6の下部に設け開口部16から導入され、瀘紙3
5上の固形分を吹き上げてこれと混ざり合う。こ
の場合、コーヒーが瀘紙35の下側から導入され
るため、瀘紙35の目詰りが防止される。また、
撹拌器37が作動されてコーヒーとコーヒー粉と
が撹拌され、コーヒーの濃度が上昇する。このよ
うにして濃縮されたコーヒーは、容器7bに貯蔵
される。このようにして、容器7dから7lのコ
ーヒーは次々に濃縮され、1つ若い番号の隣の容
器に貯蔵される。 表に示すように、主抽出プロセスにより得られ
たコーヒーの濃度は、最後の調整抽出プロセスで
一つ若い番号の容器のコーヒーがもつ濃度とほぼ
等しくなる。表は、複数回行われる調整抽出プロ
セス後の容器7a…のコーヒーの温度および濃度
を示すものである。ここで、使用されているコー
ヒーは、ロブスタとアラビカ(商標)を1:1で
混合したもので、水との混合比は1:5とされて
いる。なお、溶媒としてのコーヒーの温度は、平
床濾過抽出器6へ向かうときに通過する熱交換器
8によつて調整される。また、前述のように、容
器7lには、乾燥プロセスにおいて生成する水蒸
気が凝縮してできた蒸留水および新たに用意した
蒸留水が加えられる
【表】
次に、容器7aに貯蔵されたコーヒーは、適当
なときに後工程である乾燥プロセスに供給され
る。この乾燥プロセスは、第2図に示す脱水機1
0によつて行われる。 脱水機10は、ハウジング40を有している。
ハウジング40の内部には、耐食性がありかつ無
味無臭の材料からなり、格子または多数の孔を有
する板から構成された支持体41が配置されてい
る。支持体41の上面には、無味無臭の合成樹脂
単糸から構成された目の大きさ5〜30μmの織物
42が取り付けられている。また、ハウジング4
0の天井には、鉛直線回りに回転可能な噴霧装置
43が取り付けられている。噴霧装置は、垂直管
44とこの垂直管44の下端部から水平芳香へ延
在する2つの横管45を有している。横杆45の
下面には、複数の噴出ノズル46が設けられてい
る。噴出ノズル46としては、回転型または分散
型が使用される。 第4図は分散型ノズルの例を示す側断面図であ
る。この図に示す分散型ノズル46は、その下端
部に塩水状をなすバケツ47が形成され、バケツ
47は、固定された撹拌器48の回りを回転でき
るように構成されている。そして、高濃度のコー
ヒーは、撹拌器48の内部を通つてバケツ47に
達して空気または他のガスと混合され、その混合
物がバケツ47の内壁を立ち上がつて半径方向に
向かう開口部から外部に放出できるようになつて
いる。 噴霧装置43からコーヒーが噴霧されると、織
物42の上にゆつくりと落下する。このとき、噴
霧装置43は回転しており、コーヒーは脱水され
ながら織物の上に堆積する。同時に、低温の乾燥
ガスがハウジング40の底部から内部に導入さ
れ、堆積しようとするコーヒーを上方へ吹き上げ
る。堆積層が厚くなると、今度はハウジング40
の上方から乾燥ガスが導入され、堆積層は多孔質
のケーキ状となる。 乾燥ガスの導入のために導管系50が設けられ
ている。導管系50には複数の弁51が介装され
ており、脱水された乾燥ガスをハウジング40の
上方から又は下から支持体41及び織物42を通
して導入し得るようになつている。また、乾燥ガ
スは、ハウジング40に入る濾過器52内を通過
し、また、その供給は送風器53によつて脱水は
吸着器11によつて行われる。 乾燥プロセスについてさらに詳細に説明すると
以下の通りである。 まず、乾燥ガスを第2図中矢印54の上方へ向
けて支持体41及び織物42を通してハウジング
40内に導入しながら、上方からコーヒーの液体
を噴霧する。コーヒーは脱水されながら落下する
とともに、織物42の近傍で吹き上げられる。し
ばらくすると、吹き上げが鎮静化して織物42の
上に目のこまかい多孔質の層が堆積する。する
と、今度は乾燥ガスがハウジング40の上方から
導入され、コーヒーは多数の層となつて堆積す
る。この層の数は最終的には10〜1000とされる。
なお、堆積層の構成の終わり近くでは、乾燥ガス
として極端に脱水され低温とされた気体が用いら
れる。 コーヒーの層が所定の高さに達すると、堆積層
を粉砕して粒状とする処理が行われる。このため
に、ハウジング40内には、移動可能なカツタ6
2が配置されている。カツタ62は、螺旋状また
は傾斜した複数のブレードを有する構造とされ
る。カツタ62による粉砕でコーヒー層は粒状物
と粉末に分解され、これらは適当な吸引装置によ
り捕集される。吸引装置としては、多数のスリツ
トを有する管が用いられ、この管は上記カツタ6
2に併設される。捕集されたコーヒーの粉末等
は、真空掃除機に類する機構を有するシステムに
よつて行われる。 ここで、噴霧装置43とし第4図に示すノズル
46を使用する場合には、ノズル46はハウジン
グ40の天井に複数取り付けられる。ノズル64
は、間欠的にまたは連続的に運転され。間欠運転
の場合には、噴霧間隔は噴霧され堆積した層が乾
燥し得るように設定される。また、連続運転の場
合には、噴霧されたコーヒー溶液が速やかに貫挿
し得るように、その噴霧量が調整される。 なお、コーヒーの処理量が少ない場合にはノズ
ル46は1つであつても差し支えない。 コーヒーの粒状物の形態は、それを搬出する方
法により影響を受け、搬出方法を適宜選定するこ
とにより、例えば、凍結乾燥によつて製造される
粒状物にほぼ等しくすることが可能である。上記
方法により製造されたコーヒーは、味や香り等の
化学的性質のみならず、物理的特性においても従
来のコーヒーとは異なつているのである。 ところで、ハウジング40の内部では、粒状物
の他に前述したような粉末も生じる。この粉末
は、ハウジング40の内壁面に塵として堆積する
ため、ハウジング40の内壁を機械的装置により
振動させて払い落とされる。これによつて、粉末
は粒状物ともとに捕集されることになる。 上記実施例では、固定されたハウジング40に
より脱水器10を構成しているが、例えばエアー
マツトによつて壁を構成したものを用いても良
い。このような構成では、エアーマツトの内部の
圧力を小刻みに変動させることにより粉末を払い
落とすことができる。この場合において、エアー
マツトの表面にテフロン加工を施すのが望まし
い。 次に、乾燥ガスを脱水するための吸着器11の
構成について説明する。 吸着器11は中空円筒状をなし、その内部に
は、第3図に示すように、扇形をなす複数の室が
連設されている。扇形の室の内部にはシリカゲル
が充填され、各室と中心部分とは分離壁55によ
つて隔てられている。そして、乾燥ガスは、各室
を通過することによりシリカゲルで脱水されるよ
うになつている。 乾燥ガスは、第2の循環56から供給される不
活性ガスであつて、第1の循環50によつて構成
された循環系を流通するようになつている。使用
する室は切替装置によつて任意に選択し得るよう
になつている。この実施例では、吸着器11には
全部で16個の室が連設され、いくつかの室の内部
のシリカゲルが使用し得る状態とされている。 第3図において、3つの室Aのシリカゲルは使
用し得るよ準備されている状態である。室Bは第
1の循環50の途中に並列に接続されており、乾
燥ガスは、全部が一旦集められて3つの脱水器1
0に分岐するようになつている。室Cは、第1の
循環50内において流通すべき乾燥ガスを補充し
得るように接続されており、特に、乾燥ガスをハ
ウジング40の底から吹き上げる段階において脱
水に供される。 一方、室Bを通つた乾燥ガスの一部は、ハウジ
ングの天井側から噴き出して、乾燥プロセスに供
される。室Bの残りのガスは、A室のグループの
うちA1およびA2に導入される。このガスは、A1
およびA2のシリカゲルから水分を脱水するため
に使用される。そこには、第2の循環から供給さ
れる高温の乾燥ガスが導入され、例えば、室A2
内の温度は約160℃とされ、このような高温乾燥
ガスによつて脱水が達成される。 水分を含んだガスは、室Aを出た後に熱交換器
12に通され、内部の熱が放出される。また、熱
の放出は第2の循環56から供給されるガスに対
しても行われる。 また、第2の循環には、タービン57の高温の
排気ガスが導入され、この排気ガスは、純化機5
8および濾過器59を通つて純化され、これに不
活性ガスが補充される。また、このガスの送風は
通風機60によつてなされる。 シリカゲルの再生に用いられる第2の循環56
からのガスは、第3の循環61に送られ、熱交換
器12を通る。 乾燥プロセスの1つのサイクルが終了したら、
吸着器11は第3図中矢印63の方向に回転し、
使用される室が一つづつずれる。吸着器11内で
のガス循環のための通路は、適当な回転すべり弁
の切替により確保される。 脱水器10から取り出された乾燥したコーヒー
の固形物は、芳香物捕集装置13に送られる。ま
た、この中には、コーヒー豆の粉砕工程において
材料から放出された芳香を含んだ物質が加えら
れ、コーヒーの芳香が高められる。 なお、本発明は上記実施例に限定されるもので
はなく、以下のような種々の変更が可能である。 すなわち、ボールミルの代わりにコロイドミ
ル、ロールミル、多数のピンを有する円盤状粉砕
器あるいは振動ミルが使用される。ただし、それ
らの装置は無味無臭であること、原材料の離脱が
容易であることが要求される。 また、コーヒー容器は外部に対して密閉された
ものでなくても良いが、外部と密閉することによ
り芳香をより充分に維持することができる。 また、コーヒーの抽出は全て室温で行うように
しても良い。この場合、歩留まりは低下するが、
コーヒーの芳香と味は高められる。さらに、コー
ヒーの温度を所定値に設定するために、熱交換器
の代わりに加熱装置を用いても良い。 ところで、乾燥プロセスのハウジングの大きさ
は、300〜800g/m2/時間の出来高となるように
その大きさが設定される。 [発明の効果] 以上のように本発明によれば、コーヒーなどの
味と芳香とを損なうことなく抽出固形分を製造す
ることができ、しかも高い歩留まりを確保するこ
とができるという効果が得られる。
なときに後工程である乾燥プロセスに供給され
る。この乾燥プロセスは、第2図に示す脱水機1
0によつて行われる。 脱水機10は、ハウジング40を有している。
ハウジング40の内部には、耐食性がありかつ無
味無臭の材料からなり、格子または多数の孔を有
する板から構成された支持体41が配置されてい
る。支持体41の上面には、無味無臭の合成樹脂
単糸から構成された目の大きさ5〜30μmの織物
42が取り付けられている。また、ハウジング4
0の天井には、鉛直線回りに回転可能な噴霧装置
43が取り付けられている。噴霧装置は、垂直管
44とこの垂直管44の下端部から水平芳香へ延
在する2つの横管45を有している。横杆45の
下面には、複数の噴出ノズル46が設けられてい
る。噴出ノズル46としては、回転型または分散
型が使用される。 第4図は分散型ノズルの例を示す側断面図であ
る。この図に示す分散型ノズル46は、その下端
部に塩水状をなすバケツ47が形成され、バケツ
47は、固定された撹拌器48の回りを回転でき
るように構成されている。そして、高濃度のコー
ヒーは、撹拌器48の内部を通つてバケツ47に
達して空気または他のガスと混合され、その混合
物がバケツ47の内壁を立ち上がつて半径方向に
向かう開口部から外部に放出できるようになつて
いる。 噴霧装置43からコーヒーが噴霧されると、織
物42の上にゆつくりと落下する。このとき、噴
霧装置43は回転しており、コーヒーは脱水され
ながら織物の上に堆積する。同時に、低温の乾燥
ガスがハウジング40の底部から内部に導入さ
れ、堆積しようとするコーヒーを上方へ吹き上げ
る。堆積層が厚くなると、今度はハウジング40
の上方から乾燥ガスが導入され、堆積層は多孔質
のケーキ状となる。 乾燥ガスの導入のために導管系50が設けられ
ている。導管系50には複数の弁51が介装され
ており、脱水された乾燥ガスをハウジング40の
上方から又は下から支持体41及び織物42を通
して導入し得るようになつている。また、乾燥ガ
スは、ハウジング40に入る濾過器52内を通過
し、また、その供給は送風器53によつて脱水は
吸着器11によつて行われる。 乾燥プロセスについてさらに詳細に説明すると
以下の通りである。 まず、乾燥ガスを第2図中矢印54の上方へ向
けて支持体41及び織物42を通してハウジング
40内に導入しながら、上方からコーヒーの液体
を噴霧する。コーヒーは脱水されながら落下する
とともに、織物42の近傍で吹き上げられる。し
ばらくすると、吹き上げが鎮静化して織物42の
上に目のこまかい多孔質の層が堆積する。する
と、今度は乾燥ガスがハウジング40の上方から
導入され、コーヒーは多数の層となつて堆積す
る。この層の数は最終的には10〜1000とされる。
なお、堆積層の構成の終わり近くでは、乾燥ガス
として極端に脱水され低温とされた気体が用いら
れる。 コーヒーの層が所定の高さに達すると、堆積層
を粉砕して粒状とする処理が行われる。このため
に、ハウジング40内には、移動可能なカツタ6
2が配置されている。カツタ62は、螺旋状また
は傾斜した複数のブレードを有する構造とされ
る。カツタ62による粉砕でコーヒー層は粒状物
と粉末に分解され、これらは適当な吸引装置によ
り捕集される。吸引装置としては、多数のスリツ
トを有する管が用いられ、この管は上記カツタ6
2に併設される。捕集されたコーヒーの粉末等
は、真空掃除機に類する機構を有するシステムに
よつて行われる。 ここで、噴霧装置43とし第4図に示すノズル
46を使用する場合には、ノズル46はハウジン
グ40の天井に複数取り付けられる。ノズル64
は、間欠的にまたは連続的に運転され。間欠運転
の場合には、噴霧間隔は噴霧され堆積した層が乾
燥し得るように設定される。また、連続運転の場
合には、噴霧されたコーヒー溶液が速やかに貫挿
し得るように、その噴霧量が調整される。 なお、コーヒーの処理量が少ない場合にはノズ
ル46は1つであつても差し支えない。 コーヒーの粒状物の形態は、それを搬出する方
法により影響を受け、搬出方法を適宜選定するこ
とにより、例えば、凍結乾燥によつて製造される
粒状物にほぼ等しくすることが可能である。上記
方法により製造されたコーヒーは、味や香り等の
化学的性質のみならず、物理的特性においても従
来のコーヒーとは異なつているのである。 ところで、ハウジング40の内部では、粒状物
の他に前述したような粉末も生じる。この粉末
は、ハウジング40の内壁面に塵として堆積する
ため、ハウジング40の内壁を機械的装置により
振動させて払い落とされる。これによつて、粉末
は粒状物ともとに捕集されることになる。 上記実施例では、固定されたハウジング40に
より脱水器10を構成しているが、例えばエアー
マツトによつて壁を構成したものを用いても良
い。このような構成では、エアーマツトの内部の
圧力を小刻みに変動させることにより粉末を払い
落とすことができる。この場合において、エアー
マツトの表面にテフロン加工を施すのが望まし
い。 次に、乾燥ガスを脱水するための吸着器11の
構成について説明する。 吸着器11は中空円筒状をなし、その内部に
は、第3図に示すように、扇形をなす複数の室が
連設されている。扇形の室の内部にはシリカゲル
が充填され、各室と中心部分とは分離壁55によ
つて隔てられている。そして、乾燥ガスは、各室
を通過することによりシリカゲルで脱水されるよ
うになつている。 乾燥ガスは、第2の循環56から供給される不
活性ガスであつて、第1の循環50によつて構成
された循環系を流通するようになつている。使用
する室は切替装置によつて任意に選択し得るよう
になつている。この実施例では、吸着器11には
全部で16個の室が連設され、いくつかの室の内部
のシリカゲルが使用し得る状態とされている。 第3図において、3つの室Aのシリカゲルは使
用し得るよ準備されている状態である。室Bは第
1の循環50の途中に並列に接続されており、乾
燥ガスは、全部が一旦集められて3つの脱水器1
0に分岐するようになつている。室Cは、第1の
循環50内において流通すべき乾燥ガスを補充し
得るように接続されており、特に、乾燥ガスをハ
ウジング40の底から吹き上げる段階において脱
水に供される。 一方、室Bを通つた乾燥ガスの一部は、ハウジ
ングの天井側から噴き出して、乾燥プロセスに供
される。室Bの残りのガスは、A室のグループの
うちA1およびA2に導入される。このガスは、A1
およびA2のシリカゲルから水分を脱水するため
に使用される。そこには、第2の循環から供給さ
れる高温の乾燥ガスが導入され、例えば、室A2
内の温度は約160℃とされ、このような高温乾燥
ガスによつて脱水が達成される。 水分を含んだガスは、室Aを出た後に熱交換器
12に通され、内部の熱が放出される。また、熱
の放出は第2の循環56から供給されるガスに対
しても行われる。 また、第2の循環には、タービン57の高温の
排気ガスが導入され、この排気ガスは、純化機5
8および濾過器59を通つて純化され、これに不
活性ガスが補充される。また、このガスの送風は
通風機60によつてなされる。 シリカゲルの再生に用いられる第2の循環56
からのガスは、第3の循環61に送られ、熱交換
器12を通る。 乾燥プロセスの1つのサイクルが終了したら、
吸着器11は第3図中矢印63の方向に回転し、
使用される室が一つづつずれる。吸着器11内で
のガス循環のための通路は、適当な回転すべり弁
の切替により確保される。 脱水器10から取り出された乾燥したコーヒー
の固形物は、芳香物捕集装置13に送られる。ま
た、この中には、コーヒー豆の粉砕工程において
材料から放出された芳香を含んだ物質が加えら
れ、コーヒーの芳香が高められる。 なお、本発明は上記実施例に限定されるもので
はなく、以下のような種々の変更が可能である。 すなわち、ボールミルの代わりにコロイドミ
ル、ロールミル、多数のピンを有する円盤状粉砕
器あるいは振動ミルが使用される。ただし、それ
らの装置は無味無臭であること、原材料の離脱が
容易であることが要求される。 また、コーヒー容器は外部に対して密閉された
ものでなくても良いが、外部と密閉することによ
り芳香をより充分に維持することができる。 また、コーヒーの抽出は全て室温で行うように
しても良い。この場合、歩留まりは低下するが、
コーヒーの芳香と味は高められる。さらに、コー
ヒーの温度を所定値に設定するために、熱交換器
の代わりに加熱装置を用いても良い。 ところで、乾燥プロセスのハウジングの大きさ
は、300〜800g/m2/時間の出来高となるように
その大きさが設定される。 [発明の効果] 以上のように本発明によれば、コーヒーなどの
味と芳香とを損なうことなく抽出固形分を製造す
ることができ、しかも高い歩留まりを確保するこ
とができるという効果が得られる。
第1図ないし第4図は本発明の一実施例を示す
もので、第1図はコーヒーの製造工程の該略を示
すブロツク図、第2図は乾燥工程の該略を示すブ
ロツク図、第3図は吸着器の詳細を示す平面図、
第4図は抽出溶液を噴霧するためのノズルを示す
側断面図である。 3,5……粉砕装置、6……濾過器、7……容
器、10……乾燥装置、11……吸着器、35…
…濾過剤。
もので、第1図はコーヒーの製造工程の該略を示
すブロツク図、第2図は乾燥工程の該略を示すブ
ロツク図、第3図は吸着器の詳細を示す平面図、
第4図は抽出溶液を噴霧するためのノズルを示す
側断面図である。 3,5……粉砕装置、6……濾過器、7……容
器、10……乾燥装置、11……吸着器、35…
…濾過剤。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 天然材料を超微細に粉砕する工程と、粉砕さ
れた天然材料に水などの溶媒を複数回混合し、天
然材料と溶媒との混合物を1回の混合毎に濾過す
ることにより、各濾過毎に濃度が段階的に低くな
る抽出溶液を浸出し、この抽出溶液を濃度別に貯
蔵する第1抽出工程と、新たな天然材料を用い上
記各抽出溶液を溶媒として上記第1抽出工程と同
じ処理を溶媒の濃度の高い順番に行う工程を少な
くとも1回行う第2抽出工程と、この第2抽出工
程で得られた最も濃度の高い抽出溶液を乾燥させ
て粉末化する乾燥工程とを具備してなり、上記各
第1および第2抽出工程において少なくとも各抽
出溶液の中で最も濃度の高い抽出溶液を抽出する
際に、抽出溶液をほぼ室温とすることを特徴とす
る乾燥抽出物の製造方法。 2 前記乾燥工程は、乾燥気体の通過を許容し乾
燥されて生じた粉末を通過させない支持体42の
下側から乾燥気体を吹き上げるとともに、上記支
持体42の上方から前記抽出溶液を噴霧すること
によつて抽出溶液を固形化し、これを上記支持体
42の上面に層状に堆積させる工程と、堆積した
固形物を粉末に分解する工程と、吸着器11によ
つて気体から湿気を吸着して乾燥気体を生成し、
この乾燥気体を上記支持体42へ供給する工程
と、上記抽出溶液の乾燥に供されて湿気を含んだ
気体を熱交換器12へ送給し、気体に含まれる湿
気を凝縮させてその凝縮物を前記溶媒に加える工
程とを具備することを特徴とする特許請求の範囲
第1項に記載の乾燥抽出物の製造方法。 3 前記粉砕工程において、天然材料は100μ以
下、とくに1〜50μの粒径をもつ粒子にこまかく
粉砕され、層の高さは1から200mm、とくに20〜
40mmの濾過媒体上に置かれ、圧力によりとくに低
圧で抽出溶液は材料から濾過剤を通して分離する
ことを特徴とする特許請求の範囲第1項又は第2
項記載の一つによる方法。 4 前記粉砕工程は、無味無臭の装置3,5の中
で室温において2段階で行われ、その第1段階に
おいて天然材料はあらく粉砕され、第2段階であ
らく粉砕した材料を超微細に粉砕することを特徴
とする特許請求の範囲第3項記載の方法。 5 前記粉砕工程のうち超微細粉砕は、抽出液体
の添加の下に湿式粉砕として行なうことを特徴と
する特許請求の範囲第4項記載の方法。 6 前記粉砕工程のうち、超微細粉砕は、抽出残
部の添加の下に湿式粉砕として行うことを特徴と
する特許請求の範囲第4項記載の方法。 7 前記抽出は、15℃から30℃で行われることを
特徴とする特許請求の範囲第1項ないし第6項の
いずれか一つによる方法。 8 前記抽出工程は、相対的により高い濃度の溶
液による抽出が15℃から30℃の抽出温度で行わ
れ、相対的により低い濃度の溶液による抽出が60
℃から100℃又はそれ以上の抽出温度で行われる
ことを特徴とする特許請求の範囲第1項ないし第
7項の一つによる方法。 9 前記乾燥工程は、乾燥された抽出物を堆積さ
せて行われ、この堆積層の高さは10〜200mmまた
は10〜100mmであることを特徴とする特許請求の
範囲第1項ないし第8項のいずれか一つによる方
法。 10 脱水され粉末化された乾燥抽出物をガス状
の乾燥剤にさらし、粉末の塊集を行わせることを
特徴とする特許請求の範囲第9項記載の方法。 11 前記乾燥工程において、支持体41,42
上の抽出粉末層を抽出溶液に散布することにより
粉末の塊集を行なう工程を具備することを特徴と
する特許請求の範囲第9項記載の方法。 12 前記乾燥工程において、脱水化された溶液
を不活性ガス又は空気の添加によつて泡立てる工
程を具備することを特徴とする特許請求の範囲第
10項又は第11項記載の方法。 13 前記乾燥工程は、天然材料が揮発しやすい
芳香物質を含有するときに前記粉砕工程において
天然材料から放出された芳香物質を抽出し、乾燥
に供給する工程を具備することを特徴とする特許
請求の範囲第1項ないし第12項のいずれか一つ
による方法。 14 前記天然材料は、コーヒー、茶、薬草、散
形花ポツプ、香辛料のような芳香物質及び味覚物
質豊富な材料であることを特徴とする特許請求の
範囲第1項ないし第13項のいずれかに記載の方
法。 15 天然材料を超微細に粉砕する粉砕装置3,
5と、この粉砕装置3,5によつて粉砕された天
然材料が供給されるとともに、この天然材料に溶
媒が複数回混合され、天然材料と溶媒との混合物
を1回の混合毎に網目の幅が1〜30μmの濾過剤
35で濾過することにより、各濾過毎に濃度が段
階的に低くなる抽出溶液を浸出する濾過器6と、
この濾過器6によつて濾過された天然材料の抽出
溶液をその濃度別に貯蔵する複数の容器7a〜7
lと、上記抽出溶液のうち最高濃度のものが供給
され、供給された抽出溶液を乾燥する乾燥装置1
0と、この乾燥装置10に乾燥気体を供給すると
ともに、乾燥装置10から戻された気体中の湿気
を凝縮させる吸着器11とを具備し、上記吸着器
11は、上記湿気の凝縮により生じた蒸留水を溶
媒として上記濾過器6に供給し得るように濾過器
6に連結されていることを特徴とする乾燥抽出物
の製造装置。 16 前記粉砕装置は、超微細粉砕のためのボー
ルミル5を有し、ボール及び内部おおいが無味無
臭の材料で構成されたことを特徴とする特許請求
の範囲第15項記載の装置。 17 前記ボールミルのボール及び内部おおいが
陶磁器、セラミツク、合成樹脂からなり、又はテ
フロン被覆を施したことを特徴とする特許請求の
範囲第16項記載の装置。 18 前記濾過器は、平床ろ過抽出器とされ、そ
の分離剤35が単糸織物からなることを特徴とす
る特許請求の範囲第15項から第17項記載の一
つによる装置。 19 濾過器6は、密閉又は開放ハウジング33
を有し、分離剤35の下部に溶液の入口及び出口
のための開口16を有し、各溶液は天然材料のな
かから分離剤を通つて下へ貫流しみちびかれるこ
とを特徴とする特許請求の範囲第18項記載の装
置。 20 前記乾燥装置10はハウジング40を有
し、このハウジング40内には、支持体41,4
2が水平にかつ平板状又は格子状となるように配
置され、さらに、垂直軸のまわりを回転する分配
腕45が配置され、この分配腕45の下部には、
抽出溶液を噴出するノズル46が配置されている
ことを特徴とする特許請求の範囲第15項から第
19項記載の一つによる装置。 21 前記ハウジング10には、抽出溶液を噴出
するための一つ又はそれ以上の固定ノズルが配置
されていることを特徴とする特許請求の範囲第1
5項から第19項記載の一つによる装置。 22 前記ノズルは、抽出溶液を分散して噴出し
得るように構成されることを特徴とする特許請求
の範囲第20項又は第21項記載の装置。 23 前記ノズルは、固定された撹拌器48のま
わりを回転するバケツ47を有し抽出溶液をバケ
ツ47から半径方向へ噴射し得るように構成され
ていることを特徴とする特許請求の範囲第22項
記載の装置。 24 前記支持体は、剛性を有する波形の穴あき
板又は格子で構成され、その上面にあみ目の幅が
5から30μである単糸織物でおおわれていること
を特徴とする請求の範囲第20項から第23項記
載の一つによる装置。 25 前記ハウジング40は、その壁部が柔軟性
があり内部に圧力空気が充てんされるエアーマツ
トで構成され、エアーマツト内部の圧力を変化さ
せて表面のちりを払い落とし得るように構成され
ていることを特徴とする特許請求の範囲第15項
から第24項記載の一つによる装置。 26 前記ハウジングの壁部は、可動性のエアー
マツトにより構成されることを特徴とする請求の
範囲第15項から第24項記載の一つによる装
置。 27 二つ又はそれ以上の乾燥装置は共通の脱湿
装置とガス状乾燥剤に対して連結されることを特
徴とする請求の範囲第15項から第26項記載の
一つによる装置。 28 特にシリカゲル、高活性ゲルによる吸着器
11は乾燥剤乾燥のために非常に狭い吸着剤とし
て仕事をすることを特徴とする請求の範囲第27
項記載の装置。 29 前記乾燥装置は、ガスを脱湿して乾燥ガス
を生成するための垂直円筒形の吸着器11を有
し、この吸着器11には、多くの扇形状室に分離
壁によつて細分されて各室に高活性シリカゲルが
充填されるとともに、前記ハウジングとの間で乾
燥ガスを循環させる第1の循環50と、前記シリ
カゲルを乾燥させるための熱をシリカゲルにに供
給する第2の循環56が接続されていることを特
徴とする特許請求の範囲第27項又は第28項記
載の一つによる装置。 30 前記吸着器11の室は、4つのグループ
A,B,C,Dに分割され、グループAのなかの
シリカゲルが乾燥されている間、他のグループの
室B,C,Dのシリカゲルは前記乾燥装置のハウ
ジングに接続されていることを特徴とする特許請
求の範囲第29項記載の装置。 31 1回の乾燥工程が終了する間に、グループ
Aのシリカゲルの準備を行い得るように他の3つ
のグループB,C,Dの室が各々3つの乾燥装置
に接続されることを特徴とする特許請求の範囲第
30項記載の装置。 32 前記吸着器11は、円周方向へ回転可能に
構成され、各グループの室(AからDまで)のシ
リカゲルが順番に準備され得るようになされてい
ることを特徴とする特許請求の範囲第31項記載
の装置。 33 前記吸着器11の各室と前記第1の循環5
0および第2の循環50との接続は、回転すべり
弁により切り替えられるように構成されているこ
とを特徴とする特許請求の範囲第32項記載の装
置。 34 前記吸着器11は、その垂直軸のまわりを
回転可能にとりつけられそれ自身回転すべり弁と
して機能し得るように構成されていることを特徴
とする特許請求の範囲第32項記載の装置。 35 前記第1の循環50は、外部とのガスのや
りとりがなされない閉じられた循環回路とされて
いることを特徴とする請求の範囲第15項から第
34項記載の一つによる装置。 36 前記第2の循環56は外部とガスのやりと
りが行われる開放された循環回路とされるととも
に、内部にタービンの排ガスにより加熱されたガ
スが供給され、前記吸着器11の吸着剤の再生の
ために供されるように構成されていることを特徴
とする特許請求の範囲第35項記載の装置。 37 前記第2の循環56のガスの熱交換は、閉
じられた第3の循環61を通して生じることを特
徴とする特許請求の範囲第36項記載の装置。 38 前記第3の循環61での熱交換は熱交換器
12のなかで生じることを特徴とする請求の範囲
第37項記載の装置。 39 前記第1の循環50および第3の循環61
のなかでの濡れ損失は第2の循環から補充される
ことを特徴とする特許請求の範囲第33項記載の
装置。 40 第1及び第2の循環50,56においてガ
スの最適状態は一部は媒体の直接影響により、一
部は混合媒体によつて生じることを特徴とする特
許請求の範囲第15項から第39項記載までの一
つによる装置。 41 多くの熱交換器12からの熱は第2の循環
56から取り入れられ、第2の熱交換器12は第
3の循環61に放出し、第3の熱交換器は第1循
環50の冷媒体により吸着器により冷却されるこ
とを特徴とする特許請求の範囲第40項記載の装
置。 42 前記熱交換器は、内部で生じた凝縮物が抽
出用溶媒として使用されるように前記抽出装置に
接続されていることを特徴とする特許請求の範囲
第41項記載の装置。 43 前記粉砕装置は、天然材料から放出される
芳香物質を前記乾燥装置に供給し得るように乾燥
装置に接続されていることを特徴とする特許請求
の範囲第15項ないし第42項のいずれか一つに
よる装置。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| DE19813110020 DE3110020A1 (de) | 1981-03-16 | 1981-03-16 | Verfahren und anlage zur herstellung von sofort loeslichen trockenextrakten aus natuerlichen stoffen |
| DE3110020.1 | 1981-03-16 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS58500399A JPS58500399A (ja) | 1983-03-17 |
| JPH0349602B2 true JPH0349602B2 (ja) | 1991-07-30 |
Family
ID=6127365
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP57501036A Granted JPS58500399A (ja) | 1981-03-16 | 1982-03-11 | 乾燥抽出物の製造方法および装置 |
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| Country | Link |
|---|---|
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| JP (1) | JPS58500399A (ja) |
| AU (1) | AU8270882A (ja) |
| DE (2) | DE3110020A1 (ja) |
| IT (1) | IT1228578B (ja) |
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| CN109771976A (zh) * | 2019-01-16 | 2019-05-21 | 梁振冬 | 一种冷热多级交替干燥塔和干燥方法 |
| IT202100018554A1 (it) * | 2021-07-14 | 2023-01-14 | Poppi Clementino S P A | Impianto ceramico perfezionato |
| GB2637783A (en) * | 2024-02-05 | 2025-08-06 | Douwe Egberts Bv | Micro-ground coffee powder and method for its manufacture |
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|---|---|---|---|---|
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| FR1001374A (fr) * | 1946-04-26 | 1952-02-22 | Gourmets | Procédé et installation pour la fabrication d'extraits notamment de café ou autresapplications |
| US2788276A (en) * | 1953-04-01 | 1957-04-09 | Standard Brands Inc | Spray drying foamed material |
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