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JPH0349980B2 - - Google Patents
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JPH0349980B2 - - Google Patents

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JPH0349980B2
JPH0349980B2 JP58228468A JP22846883A JPH0349980B2 JP H0349980 B2 JPH0349980 B2 JP H0349980B2 JP 58228468 A JP58228468 A JP 58228468A JP 22846883 A JP22846883 A JP 22846883A JP H0349980 B2 JPH0349980 B2 JP H0349980B2
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JP
Japan
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less
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steel
heat
Prior art date
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JP58228468A
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Mikio Yamanaka
Keiichi Oomura
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Nippon Steel Corp
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Nippon Steel Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野 本発明は高温の廃ガスから熱を回収し、あるい
は反応用のガスを加熱するために用いられる熱交
換器用鋼材に関する。 従来技術および問題点 近年エネルギー価格の高騰により製鉄、非鉄金
属、ガラス等の溶融炉、熱処理炉、塵芥焼却炉、
産業廃棄物の高温処理装置等の多量の熱を発生す
る装置においては廃ガスの熱を利用して、熱交換
器で燃焼用の空気や燃料ガスを予熱して炉の熱効
率を向上させることが通常行われる。また各種の
プラントで反応用のガスを加熱する装置として熱
交換器が使われているが、この場合も最近では燃
料費の節減のために熱源として硫黄分の多い重油
や廃油等の低価格のものが好んで使用される。こ
のような熱交換器にあつては燃料や被処理物に含
まれるS、Cl、C、P、Na、K等の単体又は化
合物に起因する各種の高温腐食や各種の高温腐食
や侵食が材料の損傷を速める。このため、従来の
熱交換器では、ステンレス鋼便覧(昭和49年417
頁)などで知られるフエライト系耐熱ステレス鋼
のシクロマル(Cr−Si−Al鋼)が使用されるこ
とが多かつた。このシクロマルは比較的耐高温腐
食性は良好であるものゝフエライト系ステンレス
鋼の本質的な欠点として高温強度が低く、材料温
度が高くなると部材の強度不足による変形が激し
くなるため材料温度は850℃以下に規制する必要
があり、このため被加熱ガスの温度を700℃以上
にすることはできなかつた。したがつて熱源とな
るガス温が高過ぎる場合は空気で希釈して温度を
下げて使用していた。 一方高温強度の高いオーステナイト系耐熱ステ
ンレス鋼や合金例えばSUS310Sやインコロイ800
も熱交換器用材として使われるが、これらの材料
の耐高温腐食性は不充分であるため、この場合
は、高温腐食の防止のうえから、前記のような温
度規制が必要であつた。すなわち既存の鋼材では
熱交換器用鋼材として充分な耐高温腐食性と高温
強度の双方を兼ねそなえた材料はなかつた。 本発明者らは先に特公昭55−43498号報、特公
昭56−11302号公報などにより耐酸化性の優れた
オーステナイト系ステンレス鋼の提案を行つてい
る。これらの鋼材は高温の酸化性雰囲気中では優
れた耐酸化性を示し、且つオーステナイト鋼とし
ての高い高温強度を示すものゝ、熱交換器のよう
に腐食性の物質が鋼材表面に付着したり、雰囲気
中の酸素量が充分でない場合に浸炭や窒化を生じ
易く、これが鋼材の耐高温腐食性を劣化させ、熱
交換器に使用した場合に不都合の生じるケースも
多くみられた。 発明の構成・作用 本発明者らはかかる実状に鑑み、熱交換器用材
として適する材料の検討を更に進めた結果以下の
組成のものが熱交換器用材料としてきわめて優れ
ていることを知見した。 すなわち本発明の第1のものは重量%で、 C:0.2%以下 Si:2%以下 Mn:3%以下 Cr:9〜25% Ni:12〜45% Al:5%超〜8% を含み、夫々で0.1%以下のCa、Y、希土類元素
を1種又は2種以上含み金属組織が主としてオー
ステナイト相であることを特徴する熱交換器用鋼
材である。 また本発明の第2のものは第1のものに加え
て、5%以下のMo、5%以下のW、10%以下の
Coの1種又は2種以上を合計で15%以下含むも
のである。更に本発明の第3、第4のものは第
1、第2のものに加えて夫々5%以下のCuを含
むものである。 以下に本発明を詳細に説明する。 まず本発明において成分を前記の如く限定した
理由を述べると、 Cはオーステナイト系ステンレス鋼においてオ
ーステナイト相を安定化し、常温・高温の強度を
確保するのに必要であるが、0.2%を超えると熱
間加工性や常温での加工性・靭性が劣化するので
上限を0.2%とした。 Siは通常の耐熱鋼においては耐酸化性の向上に
役立つが、本発明鋼においてはAl2O3皮膜の形成
により耐酸化性を維持するのでSiの添加は特に必
要としないばかりか2.0%を超えてSiが存在する
とSiO2層がAl2O3皮膜の形成を妨げるためその上
限を2.0%とした。 Mnはオーステナイト形成元素であるが、3.0%
を超えて添加すると耐酸化性が劣化するうえ硬く
なり過ぎるのでその上限を3.0%とした。 CrはAl2O3皮膜の安定な形成と密着性の確保に
必要不可欠な元素でそのために9%以上の添加を
必要とする。しかながら25%を超えて添加すると
材料の靭性が劣化するうえ、使用中脆化も促進さ
れるのでその上限を25%とした。 Niは金属組織をオーステナイト相とするため
に必要な基本元素で、CrやAlの添加量が本発明
成分の下限値であつても最低12%の添加を必要と
する。しかしながら45%を越えると熱間加工性も
劣化するうえ高価になるので、成分範囲を12〜45
%とした。 次に本発明鋼材においては5%超〜8%のAl
を含有することが最大の特徴である。すなわち前
記のSUS310Sやインコロイ800のようなオーステ
ナイト系ステンレス鋼では高温でCr2O3を主体と
する皮膜が鋼表面に生成されるのに対し、このよ
うな高Al含有鋼材とすることによつてAl2O3と主
体とする皮膜が高温で生成される。Cr2O3を主体
とする皮膜はかなりの量の酸化鉄を含み熱交換器
で問題となる腐食性物質に対する耐高温腐食性が
充分でないが、上記の如くAl2O3を主体とする皮
膜は鋼材に少量含まれる後述のCa、Y、希土類
元素の1種以上の効果も加わつてその耐高温腐食
性はきわめて良好で熱交換器に使用された場合に
熱源ガスとともに飛来する種々の腐食性物質に対
して容易には侵されない。この場合本発明鋼材の
表面に前記のように耐高温腐食性の優れたAl2O3
皮膜を形成するためにはAlは5%超の添加が必
要であるので下限を5%超とした。しかしながら
8%を超えて添加すると鋼の靭性・延性が著しく
劣化するのでその上限を8%とした。 Ca、Y、希土類元素はいずれも本発明鋼にお
いてその1種又は2種以上を添加することによつ
て熱間加工性とAl2O3皮膜の安定性の改善に効果
があるが、これらの元素は0.1%を超えて添加す
ると、かえつて熱間加工性をそこなうのでその上
限を0.1%とした。また、ここでいう希土類元素
(REM)とは原子番号57〜71番のランタニド系元
素を指す。 以上が本発明鋼材の具体的成分であるが本発明
においては、このほか高温強度とクリープ強度を
さらに向上せしめるためにMo、W、Coの1種以
上を、またさらに耐露点腐食性の改善を期待して
Cuを添加することできる。 まずMo、W、Coはいずれも高温強度とクリー
プ強度の改善に効果があるが高価でもあり、
Mo、Wについては夫々で5%、Coについては10
%、合計で15%を超えて添加してもその効果はそ
れほど増さないので上記の如く上限を設定した。 Cuは熱交換器の温度が下がつたときの耐露点
腐食性を向上させるために添加するが、5.0%を
超えて添加すると熱間加工性や高温靭性が急速に
劣化するのでその上限を5.0%とした。 また本発明鋼材においてはその金属組織が主と
してオーステナイト相であることを重要な骨子の
一つとするものである。即ちオーステナイト相を
主体とする組織とするのはこれによつて従来多用
されてきたフエライト系ステンレス鋼のシクロマ
ルに比べてその高温強度が高く、高温で変形しに
くくなるからである。すなわち、1000℃でのシク
ロマルの耐力は約1Kg/mm2であるのに対し、本発
明鋼においてはオーステナイト相を主体とするこ
とによつてC含有量の低いものすなわち比較的高
温強度が低いものでも、耐力は5Kg/mm2以上とな
り、この値はシクロマルの700℃での耐力に相当
する。 かゝる成分・組織を有する本発明鋼材を熱交換
器に使用した場合には、SUS310Sのようなオー
ステナイト系ステンレス鋼を使用した場合の高温
腐食からの温度制約と、シクロマルを使用した場
合の高温変形からの温度制約の両者が緩和される
結果、熱交換器の伝熱面の温度を従来のものより
100〜300℃高くすることができ、より高効率の熱
交換器を提供することが可能になる。 なお本発明鋼の金属組織は主としてオーステナ
イト相であることは前述の通りであるが、熱交換
器用部材としての設計応力から許される範囲内で
β相(NiAl)の析出相を含むデルタフエライト
相を40%まで含むことができる。但し特に常温で
の加工性や高温強度を重視する場合はデルタフエ
ライト相の上限を10%とすることが望ましい。 次に実施例により本発明の効果をさらに具体的
に説明する。 実施例 1 第1表に示すA〜Sの各成分(重量%)の鋼を
25Kgの真空溶解により溶製し、鋼塊の一部をを鍛
造、熱延、焼鈍の工程を過て7mm厚の熱延中板に
仕上げた。機械加工により5t×30w×500lの試験片
をこの中板から切り出し、一端に8〓の穴をあけ、
ガラス溶融炉の煙道に27日間つるし、自重による
伸びとガラス原料からくるNa2O、K2Oまた燃料
中のSとこれらが反応して生じたNa2SO4
K2SO4等の付着溶融塩による耐高温腐食性を調べ
た。試験片をつるした場所のガス温は900〜1000
℃で平均で960℃で、酸素濃度は4〜6%である。
第2表にこれらの結果を示すが、クリープ伸びは
試験による試料の長手方向の伸び長さを試験前の
試験片の長さ500mmに対する100分率で示した。高
温腐食による重量減は試験後に軽くサンドブラス
トをかけてスケールを除去し試験前後の試験片の
重量変化を試験前の試験片の表面積で除したもの
である。但し、Bのシクロマルは、全体として30
%以上伸びたうえ、つり下げ穴の周辺部で異常に
伸びて破断・脱落したため諸データーの採取はで
きなかつた。一方SUS310Sとインコロイ800は、
クリープ伸びについては1%前後の小さな伸びを
示すにとゞまつたが、ガラス原料から来る塩によ
る高温腐食減量が大きく、板厚にして2〜3mmも
損耗していた。これに対して本発明鋼材はいずれ
もクリープ伸びはSUS310Sと同等又はそれ以下
で、ガラス原料による高温腐食量もSUS310Sに
比較してはるかに少なかつた。このことは本発明
鋼材がこのような苛酷な環境にあつても熱交換器
用鋼材として、伝熱面の温度を900〜1000℃にと
つても充分に使用に耐えることを示す。
【表】
【表】
【表】 発明の効果 本発明合金は以上詳述したように、高温強度と
耐高温腐食性の双方に優れ、上記実施例が示す通
り、本発明はきわめて熱交換効率の高い熱交換器
の製造を可能にするもので、高温炉の省エネルギ
ー率の向上に寄与するところが大きい。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 C:0.2重量%以下 Si:2重量%以下 Mn:3重量%以下 Cr:9〜25重量% Ni:12〜45重量% Al:5%超〜8重量% Ca、Y、希土類元素の1種又は2種以上:
    夫々の元素で0.1重量%以下 を含み、金属組織が主としてオーステナイト相で
    あることを特徴とする熱交換器用鋼材。 2 C:0.2重量%以下 Si:2重量%以下 Mn:3重量%以下 Cr:9〜25重量% Ni:12〜45重量% Al:5%超〜8重量% Ca、Y、希土類元素の1種又は2種以上:
    夫々の元素で0.1重量%以下 5重量%以下のMo、5重量%以下のW、及び
    10重量%以下のCoの1種又は2種以上:合計15
    重量%以下 を含み、金属組織が主としてオーステナイト相で
    あることを特徴とする熱交換器用鋼材。 3 C:0.2重量%以下 Si:2重量%以下 Mn:3重量%以下 Cr:9〜25重量% Ni:12〜45重量% Al:5%超〜8重量% Ca、Y、希土類元素の1種又は2種以上:
    夫々の元素で0.1重量%以下 Cu:5重量%以下 を含み、金属組織が主としてオーステナイト相で
    あることを特徴とする熱交換器用鋼材。 4 C:0.2重量%以下 Si:2重量%以下 Mn:3重量%以下 Cr:9〜25重量% Ni:12〜45重量% Al:5%超〜8重量% Ca、Y、希土類元素の1種又は2種以上:
    夫々0.1重量%以下 5重量%以下のMo、5重量%以下のW、及び
    10重量%以下のCoの1種又は2種以上:合計で
    15重量%以下 Cu:5重量%以下 を含み、金属組織が主としてオーステナイト相で
    あることを特徴とする熱交換器用鋼材。
JP22846883A 1983-12-05 1983-12-05 熱交換器用鋼材 Granted JPS60121258A (ja)

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