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JPH0351802B2 - - Google Patents
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JPH0351802B2 - - Google Patents

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JPH0351802B2
JPH0351802B2 JP59191242A JP19124284A JPH0351802B2 JP H0351802 B2 JPH0351802 B2 JP H0351802B2 JP 59191242 A JP59191242 A JP 59191242A JP 19124284 A JP19124284 A JP 19124284A JP H0351802 B2 JPH0351802 B2 JP H0351802B2
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fabric
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Masao Matsui
Hiroshi Naito
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Kanebo Ltd
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Kanebo Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野 本発明は防塵衣に関する。精密工業、半導体、
医薬品、食品などの製造工程において、又病院や
微生物を取扱う分野において所謂クリーンルーム
がめざましく発展しており、これらのクリーンル
ーム内の作業衣として防塵性の優れた衣服が必要
とされているが本発明はその防塵衣に関するもの
である。 従来の技術 防塵衣の必要な性能としては、(イ)塵通過阻止能
が高いこと。(ロ)塵が付着し難く落易いこと、(ハ)発
塵性が低いこと、(ニ)制電性が優れていること、(ホ)
耐薬品性に優れていることなど総合的な性能が要
求される。防塵衣に用いられる素材としては、例
えば特開昭55−30436号実施例に見るようにポリ
エチレンテレフタレートが多いが、制電性の見地
からは不満足なものである。 発明が解決しようとする問題点 制電性の見地からは、制電剤を混合した制電ポ
リエステル繊維を用いることが好ましい。しか
し、一般にポリエステルに耐摩耗性が不充分で摩
擦によつて切断したりフイブリル化し、それ自体
が発塵する傾向があるが、この傾向は制電剤を混
合した制電ポリエステル繊維において更に著し
い。すなわち制電性と防塵性とは相反する性格が
ある。 本発明の目的は制電性及び発塵性が共にすぐれ
た改善された防塵衣を提供することにある。 問題を解決するための手段 本発明の防塵衣は、(イ)布地がポリエステル連続
フイラメント平織物からなり、(ロ)該平織物は経糸
及び緯糸の1方が浮き(浮糸)、他方が沈む(沈
糸)構造を有し、且つ(ハ)沈糸は制電剤を混合され
た制電繊維であり、浮糸は非制電繊維であること
を特徴とする。 ここでポリエステルは特に限定されないが、例
えばポリエチレンテレフタレート(以下PETと
記す)、ポリブチレンテレフタレート(以下PBT
と記す)、それらに少量(51%以下、特に10%以
下)の第3成分を共重合又は混合した変性体が好
適である。 織組織は平織でなければならない。防塵衣用の
布は、埃通過阻止の観点から空隙の少ない組織を
必要とする。空隙の量は通気度で評価し得る。通
気度はJIS L−1096(1979)A法(フラジール法)
によつて測定する。綾織物では通気度は通常20
ml/cm3/秒以上であるが、緻密な平織物では10
ml/cm3/秒以下とすることが容易である。通気度
は10ml/cm3/秒以下が好ましく、5ml/cm3/秒以
下が特に好ましく、2ml/cm3/秒が最も好まし
い。しかしながら通気度が小さすぎると着用感が
劣るので、0.1ml/cm3/秒以上、特に0.3ml/cm3
秒以上が好ましい。通気度の低い布は細い繊維
(例えば単糸3d以下、特に0.1〜2d)を高密度で製
織したり、高い収縮率(例えば面積収縮率10%以
上、特に20〜50%)で収縮することにより得られ
る。更に必要があればカレンダー加工等で布を押
圧して緻密化することが出来る。平織物の別の特
長は表面が平滑で埃の付着性が低いこと、耐摩耗
性及び摩擦帯電性が優れていることにある。 制電繊維に混合する制電剤としては、ポリエチ
レンオキシドなどのポリアルキレンエーテル及び
その誘導体、共重合体(例えばエーテル/エステ
ルブロツク共重合体)が好適であり、更にそれら
に水酸基、アミノ基、カルボキシル基、スルホン
基及びそれらの金属塩等の極性基を導入したり、
極性基を有する有機化合物を混用(併用)するこ
とも好ましい。混合構造としては、制電剤がポリ
エステル(マトリクス)中に微細な粒子状(多く
の場合針状粒子)で分散されている流状混合も用
いられるが、本発明者等が特公昭47−49766号公
報に開示したような、繊維横断面では制電剤が微
細な多数の点状(星雲状)に分散し、長さ方向に
は実質的に連続した線状の構造を有するものが制
電性に優れ、従つて少量の混合率で充分な制電性
が得られるので最も好ましい。例えばポリエチレ
ンオキシド系の非イオンポリマーの場合1〜5%
程度、それにアルキルベンゼンスルホン酸ソーダ
等のイオン性化合物を10〜20%混用した場合は
0.1〜2%程度、すなわち粒状混合に較べて1/2〜
1/10程度の混合率で優れた制電性が得られる。 しかしながら、制電剤を混合したポリエステル
繊維は、未混合品に較べて摩擦等によつてフイブ
リル化し発塵の原因となる傾向がやゝ強い。この
傾向は制電剤の混合率が大きいほど強い(従つて
連続線状混合が好ましい)。いずれにせよ制電繊
維は摩耗に対する抵抗性がやゝ劣る場合が多いの
で、沈み糸に用い、浮糸は耐摩耗性の優れた非制
電糸を用いる。 第1図は本発明に用いる平織の斜視説明図であ
る。図において1は浮糸であり2は沈糸である。
第2図は第1図織物の浮糸1方向の断面図であ
り、第3図は沈糸2方向の断面図である。第2図
において点線10〜10′は浮糸の表面であり、
点線20−20′は沈糸の表面である。面10−
10′と面20−20′との距離Aを「浮き高さ」
と記す。 一般に平織は経糸と緯糸の一方が沈み他方が浮
く構造ではなく、Aは零に近い場合が多い。しか
し織織時の張力及び経糸と緯糸の太さ(硬さ)な
どを変えて、浮き高さAを10μm以上、特に20〜
100μmとすることが出来、沈糸が外部の物体と
接触し損傷する確率を大巾に低減することが出来
る。すなわち経糸又は緯糸の1方の製織時の張力
を大きくすることにより、それを沈糸とすること
が出来る。同様に一方の糸を他方より多く収縮さ
せることにより、或いはより太く(硬く)するこ
とによりそれを沈み糸とすることが出来る。更に
上記3つの方法(高張力、高収縮、太糸)の2つ
以上を組合せて一層浮き高さを大きくすることが
出来る。 浮糸は非制電ポリエステル繊維である。浮糸は
耐摩耗性の優れていることが望ましい。例えば、
PET、PBTなどのホモポリマーの他、それらに
第3成分を共重合したり、混合して摩擦係数を低
減させたり、耐摩耗性を改善したものが好まし
い。摩擦係数(例えば対金属摩擦係数)を低減さ
せる成分としては、パラフイン、ポリオレフイ
ン、ポリアルキレンエーテル、アルキル基を有す
る化合物、有機シリコン化合物(例えばポリオル
ガノシロキサンなど)、有機弗素化合物(例えば
ポリ弗化エチレン誘導体その他)などの1種又は
2種以上の併用があげられる。混合率は0.001〜
10%程度、特に0.1〜5%が好適なことが多い。 布地は制電性でなければならない。制電ポリエ
ステル繊維を緯糸に用いた織物はかなり優れた制
電性を有するが、更に高度の制電性が必要な場合
は導電性繊維を併用することが出来る。導電性繊
維としては金属繊維、金属メツキ繊維、金属化合
物(半導体など)その他の導電性物質(比抵抗
107Ω・cm以下)からなる導電層を表面や内部に
有する繊維、導電性粒子又は高い導電性を有する
成分を混合した樹脂からなる導電層を表面又は内
部に有する繊維などがあげられる。導電性粒子と
しては、カーボンブラツク、金属粒子、金属化合
物粒子、金属又は金属化合物の薄層を表面に有す
る粒子などがあげられる。中でも導電性粒子を含
む導電層と繊維形成性のポリマーからなる保護層
とが接合された複合繊維が最も好適である。導電
性繊維の長さ1cm当りの電気抵抗は1011Ω以下が
好ましく、108Ω以下が最も好ましい。 導電性繊維は、制電性繊維又は非制電性繊維と
合糸又は合撚して、緯糸又は/及び経糸に例えば
一定間隔で交編することが出来る。導電性繊維の
制電効果は、コロナ放電による除電作用によるも
ので、布地の帯電圧を一定値(コロナ放電開始電
圧)以下に保持する。これに対して制電剤を混合
した制電性繊維は、電荷の伝導拡散(接地)によ
る放電(減衰)効果を有する。両者を併用するこ
とにより、帯電圧をより低い一定値以下に抑え、
且つ早く減衰せしめることが出来る。 布地の帯電性は、静電気による塵埃、微生物の
吸着を防ぐ目的の他、半導体を取扱う工業におい
て半導体を静電気による破損や疲労を防止するた
めに必要である。このため布地を木製の台上に置
き、綿、羊毛又はアクリル繊維からなる摩擦布で
充分摩擦した後、台から引離した時の帯電圧(絶
対値)が6KV以下であることが好ましく、特に
3KV以下が好ましく、2KV以下が最も好ましい。
摩擦帯電の測定法は本発明者等が特開昭56−
48550号公報に開示した方法、特に同公報第2図
又は第3図に開示した装置によつて正確に測定す
ることが出来る。試料調整及び測定の雰囲気は25
℃、40%RHとする。(JIS L−1094(1980)B
法、所謂ロータリイスタチツクテスタによる摩擦
帯電圧の測定は誤差が大きく再現性に劣り好まし
くない)上記本発明者等が開示した方法で測定し
た帯電圧E(ボルト)と、フアラデーケージ法に
よつて測定した単位面積当りの布の電気量Q(ク
ーロン/m2)との間には、帯電圧8KV以下の領
域でQ=3×1010Eの関係が成立つことが確かめ
られている。すなわち帯電圧6KVは約1.8μC/
m2、3KVは0.9μC/m2、2KVは0.6μC/m2の電荷
密度に相当する。 編織物の発塵性の測定方法を第4図に示す。材
料21は上端を支持棒22に固定され、下端に荷
重23を取付けられ一定の張力が加えられる。一
方回転板24に複数個の摩擦補25が取付けられ
その表面は摩擦布26によつて覆われている。回
転板24が矢印方向に回転すると、試料21は摩
擦布26によつて間欠的に摩擦され、発生した塵
は空気吸引口27より吸引され粒子カウンター2
8により測定される。29は高性能をフイルター
で塵埃を除去された清浄空気の入口であり、30
はケースである。摩擦布8を省略すれば試料と摩
擦棒との摩擦による発塵を評価出来る。摩擦棒は
金属、セラミツクス、樹脂等を目的に応じて用い
ればよいが、一般に耐摩耗性の優れたものがよ
く、形も自由であるが、丸棒が一般的である。摩
擦布も任意であるが、耐摩耗性の優れたナイロ
ン、ポリエステルなどが好ましい。また26を試
料とし、21を摩擦布とすることも出来る。 以下の実施例では、試料は巾6cmとし、超音派
(溶融)切断により切断面の発塵を防止し、二つ
に折り(巾3cm)背面中央に切断部が来るように
取付け、荷重は60gとする。同じく摩擦棒は直径
8mm、長さ6cm、硬質アルミナ磁器で摩擦布は顔
料を含まぬナイロン6の40d/10fのトリコツト
(編物)を巾5cmに超音波切断したもので、切断
面が試料に接触しないように取付ける。円板11
の回転速度は30rpm(摩擦回数180回/分)とす
る。試料は清浄な水で洗浄しクリーンルーム中で
乾燥したものを用いる。測定装置まクリーンルー
ム(クリーンベンチではよい)内に設置する。粒
子カウンター15の空気吸引速度は0.5/分で
ある。 以下の実施例において部、%等は特記しない限
り重量比率とする。 実施例 分子量18000のPETを溶融し、紡糸口金内で静
止混合器で制電剤を連続混合し、285℃、直径
0.25mmのオリフイスから紡糸し、冷却、結油し
つゝ150m/分の速度で巻取り、80℃で3.3倍に延
伸し、150℃緊張熱処理して、150d/48fの制電糸
Y1を得た。制電剤は分子量7000のポリエチレン
オキシドとPETとの92/8共重合体で分子量35000
のものに、15%ドデシルベンゼンスルホン酸ナト
リウムを混合したものである。静止混合器は、特
開昭47−34166に開示されたもの(ケニツクス型)
12素子を直列に接続したもので、本発明者等が特
公昭47−49766に開示した混合器と同様の機能を
有している。なお制電剤を更に微細に分散するた
め紡糸オリフイスの手前に220メツシユのステン
レス鋼金鋼フイルターを設けた。制電剤は、繊維
横断面内で微細な多数の点状に分散し、長さ方向
には大部分が実質的に連続している。 Y1と同様にして得た75d/36fの制電糸をY2と
する。同じく通常のPET(非制電)延伸糸で
150d/48fのものをY3とし、75d/36fのものを
Y4とする。 更に、紡糸時にシリコン油(ポリメチルフエニ
ルシロキサン)を0.2%混合したPET(非制電)延
伸糸で150d/48fのものをY5とし、75d/36fのも
のをY6とする。なお沸水収縮率は制電糸が11%、
非制電糸は8%である。 Y4を経糸とし、但し織物1cm間隔に1本、ポ
リエステル導電繊維(鐘紡“ベルトロン”20d/
6f)を合糸したY4を配し、緯糸にY1を用いて得
た織物をF1とする。F1は、緯糸が経糸より太く、
張力が高く、且つ高収縮率であるために沈み、経
糸が浮いており、浮き高さは51μm、通気度は1.2
ml/cm3/秒、摩擦布羊毛での帯電圧(最高値)は
−1.8KVであつた。 F1とほヾ同様にして、但しY6を経糸に、Y1を
緯糸にして得織物をF2とする。F2の浮き高さは
55μmである。 比較のためY2を経糸に、Y1を緯糸に用いた織
物をF3とし、Y4を経糸に、Y3を緯糸に用いたも
のをF4とする。F3及びF4の浮き高さは夫々20μ
m、23μmであつた。 各織物の通気度、摩擦帯電圧、摩擦発塵性の測
定結果を第1表に示す。発塵性は摩擦開始後28分
後から32分後までの粒子数の平均で、粒径(μ
m)5以上、2以上、1以上、0.5以上、0.3以上
に区分して計数した。(有効数字3桁、四捨五入)
【表】
【表】 発明の効果 第1表から明らかのように、本発明品は制電性
及び防塵性が共に優れている。これは沈糸に制電
糸を用い、浮糸に非制電糸を用いたために得られ
るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明防塵衣の衣地の斜視説明図、第
2図は浮糸方向の断面図、第3図は沈糸方向の断
面図である。第4図は発塵性の測定方法の説明図
である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 (イ) 布地がポリエステル連続フイラメント平
    織物からなり、 (ロ) 該平織物は経糸及び緯糸の一方が浮き(浮
    糸)他方が沈む(沈糸)構造を有し、且つ (ハ) 沈糸は制電剤を混合された制電繊維であり、
    浮糸は比制電繊維である。 ことを特徴とする防塵衣。 2 浮糸の表面と沈糸の表面の平均間隔(浮き高
    さ)が20〜100μmである特許請求の範囲第1項
    記載の防塵衣。 3 非制電繊維の表面積の50%以上を占める成分
    が、パラフイン、ポリオレフイン、ポリアルキレ
    ンエーテル、アルキル基を有する化合物、有機シ
    リコン化合物及び有機弗素化合物の群から選ばれ
    た少なくとも1種の滑剤を含有し摩擦係数を低減
    せしめられたポリエステルよりなる。特許請求の
    範囲第1項記載の防塵衣。
JP59191242A 1984-09-11 1984-09-11 防塵衣 Granted JPS6170004A (ja)

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JPH01221547A (ja) * 1988-03-01 1989-09-05 Teijin Ltd 無塵衣用織物

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