JPH0351935B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0351935B2 JPH0351935B2 JP60014600A JP1460085A JPH0351935B2 JP H0351935 B2 JPH0351935 B2 JP H0351935B2 JP 60014600 A JP60014600 A JP 60014600A JP 1460085 A JP1460085 A JP 1460085A JP H0351935 B2 JPH0351935 B2 JP H0351935B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- retainer
- bar
- surface area
- epicyclic
- piece
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H25/00—Gearings comprising primarily only cams, cam-followers and screw-and-nut mechanisms
- F16H25/04—Gearings comprising primarily only cams, cam-followers and screw-and-nut mechanisms for conveying rotary motion
- F16H25/06—Gearings comprising primarily only cams, cam-followers and screw-and-nut mechanisms for conveying rotary motion with intermediate members guided along tracks on both rotary members
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Friction Gearing (AREA)
- Retarders (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、エピサイクリツク減速機、すなわち
変速機に関し、特にエピサイクリツク減速機のエ
ピトロコイド状、及びハイポトロコイド状に形成
された1組の共役レース間に円柱コロを適切な間
隔を保つて維持するためのリテーナに関するもの
である。
変速機に関し、特にエピサイクリツク減速機のエ
ピトロコイド状、及びハイポトロコイド状に形成
された1組の共役レース間に円柱コロを適切な間
隔を保つて維持するためのリテーナに関するもの
である。
本発明は米国特許第4643047号、及び同第
4584904号に関連しているので本発明書では必要
程度にこれらの特許を説明する。
4584904号に関連しているので本発明書では必要
程度にこれらの特許を説明する。
エピサイクリツク減速機ではエピトロコイド状
及びハイポトロコイド状に形成したレース間に保
持されるコロの位置を良好に制御することは、装
置に最適な性能を得る上で最も重要なことであ
る。従つて、コロの軸方向、及び半径方向の位置
は、エピサイクリツク減速機の運転中にリテーナ
によつて正確に制御しなければならない。加え
て、リテーナの構造は、レースが減速機の最適性
能を達成し得るように設計する上でレースの構造
を制限してはならない。
及びハイポトロコイド状に形成したレース間に保
持されるコロの位置を良好に制御することは、装
置に最適な性能を得る上で最も重要なことであ
る。従つて、コロの軸方向、及び半径方向の位置
は、エピサイクリツク減速機の運転中にリテーナ
によつて正確に制御しなければならない。加え
て、リテーナの構造は、レースが減速機の最適性
能を達成し得るように設計する上でレースの構造
を制限してはならない。
また、円柱コロの位置を適正に制御するために
用いるリテーナは、エピトロコイド状、及びハイ
ポトロコイド状に形成したレース上の対向ローブ
が最も近接した地点でローブ相互がほぼ接触する
ように形成するのが望ましい。レースをこのよう
に形成しておくと、円柱コロがレース間でトルク
を最大に伝達し得るようになる。従つて、リテー
ナの構造は、円柱コロの大きさを最小にすること
ができるように、比較的大きくて中空の円柱コロ
よりも比較的小さな中実な円柱コロを使用し得る
ようになつているのが望ましい。中実のコロは中
空のコロよりも経済的に製造することができる。
加えて、リテーナは好ましくはレースの駆動及び
被駆動面のいかなる部分とも実質的に接触すべき
ではない。
用いるリテーナは、エピトロコイド状、及びハイ
ポトロコイド状に形成したレース上の対向ローブ
が最も近接した地点でローブ相互がほぼ接触する
ように形成するのが望ましい。レースをこのよう
に形成しておくと、円柱コロがレース間でトルク
を最大に伝達し得るようになる。従つて、リテー
ナの構造は、円柱コロの大きさを最小にすること
ができるように、比較的大きくて中空の円柱コロ
よりも比較的小さな中実な円柱コロを使用し得る
ようになつているのが望ましい。中実のコロは中
空のコロよりも経済的に製造することができる。
加えて、リテーナは好ましくはレースの駆動及び
被駆動面のいかなる部分とも実質的に接触すべき
ではない。
従つて、本発明の目的は、円柱コロが互いに等
間隔を保つて置かれるように、1組のエピトロコ
イド状、及びハイポトロコイド状に形成した共役
レースを含むエピサイクリツク減速装置内で円柱
コロを適切な間隔を置いた関係に維持するための
リテーナを提供することにある。
間隔を保つて置かれるように、1組のエピトロコ
イド状、及びハイポトロコイド状に形成した共役
レースを含むエピサイクリツク減速装置内で円柱
コロを適切な間隔を置いた関係に維持するための
リテーナを提供することにある。
本発明の今一つの目的は、このような変速機に
従来の中実コロを使用し得るようにするリテーナ
を提供することにある。
従来の中実コロを使用し得るようにするリテーナ
を提供することにある。
本発明の更に今一つの目的は、コロの位置を正
確に制御するとともにコロの軸方向位置を巧みに
設定するリテーナを提供することにある。
確に制御するとともにコロの軸方向位置を巧みに
設定するリテーナを提供することにある。
本発明の更に今一つの目的は、比較的簡単な成
形技術を利用することによつてプラスチツク又は
金属材料からモールド、又は鋳造して得られる簡
単にして経済的な2部片からなるリテーナを提供
することにある。
形技術を利用することによつてプラスチツク又は
金属材料からモールド、又は鋳造して得られる簡
単にして経済的な2部片からなるリテーナを提供
することにある。
本発明の更に今一つの目的は、最大トルクが円
柱コロによつてレース間で伝達されるように、1
組の共役レースの対向ローブをこれらが最も近接
した地点で相互にほぼ接触させるようにするリテ
ーナを提供することにある。
柱コロによつてレース間で伝達されるように、1
組の共役レースの対向ローブをこれらが最も近接
した地点で相互にほぼ接触させるようにするリテ
ーナを提供することにある。
上記の目的、及び更にその他の目的は、複数の
バーによつて相互に連結される頂面、及び底面を
有する第1リテーナ片を含み、これらのバーが
各々第1バー、及び第2バーからなる複数対に形
成かつ配置されるリテーナによつて達成される。
第1バー、及び第2バーは対向する第1湾曲面を
有し、これらの第1湾曲面の間で円柱コロの1つ
が回転可能に保持される。各バーは更に第2面と
第3面を有し、これら第2面、及び第3面は相互
に対向して連続的に先細になり、各バーがクサビ
状形状を具えるように頂部で合流する。
バーによつて相互に連結される頂面、及び底面を
有する第1リテーナ片を含み、これらのバーが
各々第1バー、及び第2バーからなる複数対に形
成かつ配置されるリテーナによつて達成される。
第1バー、及び第2バーは対向する第1湾曲面を
有し、これらの第1湾曲面の間で円柱コロの1つ
が回転可能に保持される。各バーは更に第2面と
第3面を有し、これら第2面、及び第3面は相互
に対向して連続的に先細になり、各バーがクサビ
状形状を具えるように頂部で合流する。
好ましくは、各バーの第2面、及び第3面は、
これらの面が減速装置のいずれのレースにも接触
しないように、十分大きい量で対向しながら先細
になる。しかし、幾つかの実施例では、リテーナ
をプラスチツクのような比較的柔らかい材料から
作るなら、第2面、又は第3面の一部分が20゜乃
至70゜間の角度でレースの一方を駆動するカムの
頂部死点の位置からずれた地点でレースの一方、
又は両方に接触してもよい。
これらの面が減速装置のいずれのレースにも接触
しないように、十分大きい量で対向しながら先細
になる。しかし、幾つかの実施例では、リテーナ
をプラスチツクのような比較的柔らかい材料から
作るなら、第2面、又は第3面の一部分が20゜乃
至70゜間の角度でレースの一方を駆動するカムの
頂部死点の位置からずれた地点でレースの一方、
又は両方に接触してもよい。
各コローの一端面は第1リテーナ片の底面に対
して接触し、各コロの反対側の端面は第1リテー
ナ片の頂面に取付けられた第2リテーナ片の表面
に接触する。第1リテーナ片の底面、ならびにコ
ロの端面の1つに対向する第2リテーナ片の表面
は複数のローブを有し、これらのローブは摩擦を
減少し得るように各コロの円柱軸線上の位置で円
柱コロ80の端面に接触する。
して接触し、各コロの反対側の端面は第1リテー
ナ片の頂面に取付けられた第2リテーナ片の表面
に接触する。第1リテーナ片の底面、ならびにコ
ロの端面の1つに対向する第2リテーナ片の表面
は複数のローブを有し、これらのローブは摩擦を
減少し得るように各コロの円柱軸線上の位置で円
柱コロ80の端面に接触する。
以下エピサイクリツク式減速装置について説明
する。
する。
第1図は米国特許第4584904号に開示されてい
るエピサイクリツク減速装置の断面図である。第
1図に示すエピサイクリツク減速装置は、それぞ
れ第1減速と第2減速を達成するために第1組の
共役レース、72,53と第2組の共役レース9
2,56を用いる。各組の共役レースは各組の共
役レースの対向する第1面区域72,53と、対
向する第2面区域92,56間にトルクを伝達す
るために共役レース間に配置された複数の円柱コ
ロ80を有する。第1図の変速機に使用する第1
組の共役レースの第1、第2面区域72,53の
形状は第2図に示され、その詳細は先に引用した
米国特許第4584904号に述べられており、その製
造方法は前記米国特許第4643047号、及び第
4584904号に説明されている。
るエピサイクリツク減速装置の断面図である。第
1図に示すエピサイクリツク減速装置は、それぞ
れ第1減速と第2減速を達成するために第1組の
共役レース、72,53と第2組の共役レース9
2,56を用いる。各組の共役レースは各組の共
役レースの対向する第1面区域72,53と、対
向する第2面区域92,56間にトルクを伝達す
るために共役レース間に配置された複数の円柱コ
ロ80を有する。第1図の変速機に使用する第1
組の共役レースの第1、第2面区域72,53の
形状は第2図に示され、その詳細は先に引用した
米国特許第4584904号に述べられており、その製
造方法は前記米国特許第4643047号、及び第
4584904号に説明されている。
第1図では第1歯車70が固定ハウジング20
に固着され、第1歯車70は運転中はステータと
して機能する。第1歯車70の第1面区域72は
トロコイド状曲面で形成される。第1面区域は同
様にトロコイド状の曲面で形成される第2面区域
53に対向する。この第2面区域53は第2歯車
50の第1歯車要素52に形成される。第1、第
2対向面区域72,53は第1組の共役レースか
らなる。
に固着され、第1歯車70は運転中はステータと
して機能する。第1歯車70の第1面区域72は
トロコイド状曲面で形成される。第1面区域は同
様にトロコイド状の曲面で形成される第2面区域
53に対向する。この第2面区域53は第2歯車
50の第1歯車要素52に形成される。第1、第
2対向面区域72,53は第1組の共役レースか
らなる。
第2歯車50は軸受32のリングによつて入力
軸10に形成された偏心カム30に軸承される。
入力軸10はハウジング20内に収容され、コロ
軸受11によつて回転し得るように支持される。
軸受11は入力軸10を出力軸60の延長部から
分離する。更に偏心カム30と入力軸10は軸受
31によつてハウジング20に対して支持される
とともに軸受33によつて出力歯車90に対して
も支持される。
軸10に形成された偏心カム30に軸承される。
入力軸10はハウジング20内に収容され、コロ
軸受11によつて回転し得るように支持される。
軸受11は入力軸10を出力軸60の延長部から
分離する。更に偏心カム30と入力軸10は軸受
31によつてハウジング20に対して支持される
とともに軸受33によつて出力歯車90に対して
も支持される。
入力軸10が回転すると、第2歯車50は偏心
カム30によつて軌道運動を行うようになる。入
力軸10が回転するときに変速機を平衝させるた
めに一対の釣合いおもり40が入力軸10上のカ
ム30の最も高い偏心部分に設けられる。第2歯
車50の軌道速度は入力軸10の回転速度に比例
する。加えて、軸受32があることによつて、第
2歯車50は入力軸10と偏心カム30によつて
与えられる軌道運動から独立して第2歯車の軸線
を中心にして回転することができる。第2図に示
すレースの位置から明らかなように、第2図のカ
ム30の頂部死点半径方向位置は矢印136と整
列している。カム30が完全に1回転すると、カ
ムの頂部死点位置も1回転しレース53,72も
1回転して両者が最も接近する区間134に到達
する。
カム30によつて軌道運動を行うようになる。入
力軸10が回転するときに変速機を平衝させるた
めに一対の釣合いおもり40が入力軸10上のカ
ム30の最も高い偏心部分に設けられる。第2歯
車50の軌道速度は入力軸10の回転速度に比例
する。加えて、軸受32があることによつて、第
2歯車50は入力軸10と偏心カム30によつて
与えられる軌道運動から独立して第2歯車の軸線
を中心にして回転することができる。第2図に示
すレースの位置から明らかなように、第2図のカ
ム30の頂部死点半径方向位置は矢印136と整
列している。カム30が完全に1回転すると、カ
ムの頂部死点位置も1回転しレース53,72も
1回転して両者が最も接近する区間134に到達
する。
円柱コロ80はリテーナ96によつて第1組の
共役レースの第1と第2対向面区域72,53間
に間隔を置いた関係に維持され、円柱コロ80
は、ステータ・レース72とその共役レース53
間でトルクを伝達する。第2歯車50は第1歯車
要素52と第2歯車要素54が得られるようにそ
の半径方向外周で二又にされた略円板状要素であ
り、レース53は第1歯車要素52に形成され
る。第2歯車要素54は、同様に出力歯車要素9
0に形成されるトロコイド状に形成された面92
に対向するトロコイド状に形成された外面56を
有する。面56,92は第2組の共役レースを形
成し、更に面56,92間でトルクを伝達し得る
ように、付加的な円柱コロ80が面56,92間
で付加的なリテーナ96によつて相互に間隔を保
つた状態で保持される。出力歯車要素90は出力
軸60に連結され、軸受要素29が出力歯車90
をハウジング20に対して支持する。
共役レースの第1と第2対向面区域72,53間
に間隔を置いた関係に維持され、円柱コロ80
は、ステータ・レース72とその共役レース53
間でトルクを伝達する。第2歯車50は第1歯車
要素52と第2歯車要素54が得られるようにそ
の半径方向外周で二又にされた略円板状要素であ
り、レース53は第1歯車要素52に形成され
る。第2歯車要素54は、同様に出力歯車要素9
0に形成されるトロコイド状に形成された面92
に対向するトロコイド状に形成された外面56を
有する。面56,92は第2組の共役レースを形
成し、更に面56,92間でトルクを伝達し得る
ように、付加的な円柱コロ80が面56,92間
で付加的なリテーナ96によつて相互に間隔を保
つた状態で保持される。出力歯車要素90は出力
軸60に連結され、軸受要素29が出力歯車90
をハウジング20に対して支持する。
入力軸10が回転すると、偏心カム30は第2
歯車50に軌道運動を行わせ、第2歯車50は第
1と第2対向面区域72,53間のコロ係合によ
つて第1減速度で回転させられる。出力歯車90
とその関連の出力軸60は同様に第2組の共役レ
ース92,56間のコロ係合による第2減速速度
で回転させられる。
歯車50に軌道運動を行わせ、第2歯車50は第
1と第2対向面区域72,53間のコロ係合によ
つて第1減速度で回転させられる。出力歯車90
とその関連の出力軸60は同様に第2組の共役レ
ース92,56間のコロ係合による第2減速速度
で回転させられる。
第2図は複数の円柱コロ80を介して第2歯車
50の第1歯車要素52の第2面区域53に係合
される第1歯車、すなわちステータ70の第1面
区域72を略示する。図示されているように、第
1面区域72と第2面区域53は共役トロコイド
状に形成され、一方の面区域はエピトロコイド状
に形成され、他方の面区域はハイポトロコイド状
に形成される。第2図に示した実施例では、ステ
ータ70の第1面区域72はハイポトロコイド状
に形成され、第1歯車要素52の第2面区域53
は、エピトロコイド状に形成される。
50の第1歯車要素52の第2面区域53に係合
される第1歯車、すなわちステータ70の第1面
区域72を略示する。図示されているように、第
1面区域72と第2面区域53は共役トロコイド
状に形成され、一方の面区域はエピトロコイド状
に形成され、他方の面区域はハイポトロコイド状
に形成される。第2図に示した実施例では、ステ
ータ70の第1面区域72はハイポトロコイド状
に形成され、第1歯車要素52の第2面区域53
は、エピトロコイド状に形成される。
留意すべき点は、第1面区域72と第2面区域
53は、真の意味でトロコイド曲線、特に真の意
味でエピトロコイド曲線とハイポトロコイド曲線
を具えるように形成されていない。なぜならコロ
80が第1面区域72と第2面区域53間でトル
クを伝達するとき、各円柱コロ80の中心軸線が
正しいトロコイド曲線路に沿つて進行移動するよ
うに形成されているからである。円柱コロ80は
有限直径を有するから、第1面区域72と第2面
区域53は各円柱コロの中心軸線から必然的に離
隔するので必然的に正しいトロコイド曲線路から
僅かにずれた形状を有している。しかし、面区域
72,53の形状は、円柱コロ80の半径がゼロ
に近づくと、正しいトロコイド曲線、特に真のハ
イポトロコイド曲線と真のエピトロコイド曲線に
近づく。
53は、真の意味でトロコイド曲線、特に真の意
味でエピトロコイド曲線とハイポトロコイド曲線
を具えるように形成されていない。なぜならコロ
80が第1面区域72と第2面区域53間でトル
クを伝達するとき、各円柱コロ80の中心軸線が
正しいトロコイド曲線路に沿つて進行移動するよ
うに形成されているからである。円柱コロ80は
有限直径を有するから、第1面区域72と第2面
区域53は各円柱コロの中心軸線から必然的に離
隔するので必然的に正しいトロコイド曲線路から
僅かにずれた形状を有している。しかし、面区域
72,53の形状は、円柱コロ80の半径がゼロ
に近づくと、正しいトロコイド曲線、特に真のハ
イポトロコイド曲線と真のエピトロコイド曲線に
近づく。
第2図を参照すると、ハイポトロコイド状面区
域72はエピトロコイド状の面区域53よりも2
個多いローブ126と2個多い凹所128を有
し、両面区域間に配置されるコロ80の数は、ハ
イポトロコイド状面区域のローブの数よりも1固
少ない。しかし、重い負荷が予想されなければ、
第2図に示す数よりも少ない数のコロを使用する
ことができる。例えばコロ80の数は第2図に示
す数の半分でもよい。
域72はエピトロコイド状の面区域53よりも2
個多いローブ126と2個多い凹所128を有
し、両面区域間に配置されるコロ80の数は、ハ
イポトロコイド状面区域のローブの数よりも1固
少ない。しかし、重い負荷が予想されなければ、
第2図に示す数よりも少ない数のコロを使用する
ことができる。例えばコロ80の数は第2図に示
す数の半分でもよい。
第2図の実施例では、各面区域72,53の各
ローブ126、凹所128、及び円柱コロ80の
位置は、コロ80の1つが凹所128の対向する
第1凹所128′と第2凹所128″内に位置する
第1位置130から、今一つのコロ80がローブ
126の対向する第1ローブ126′及び第2ロ
ーブ126″間に位置する第2位置132に及ぶ。
第1位置130と第2位置132は第1歯車70
と第2歯車要素52の直径的方向に対向する側に
ある。コロ80が第2図に示す数の半分だけを使
用する場合には、1つのコロが第1位置130か
第2位置132に置かれるが、第1位置、及び第
2位置以外の区域に1個のローラが位置し得る程
度に第1面区域と第2面区域は相互に離隔してい
るものの、その区域には円柱コロは位置しない。
ローブ126、凹所128、及び円柱コロ80の
位置は、コロ80の1つが凹所128の対向する
第1凹所128′と第2凹所128″内に位置する
第1位置130から、今一つのコロ80がローブ
126の対向する第1ローブ126′及び第2ロ
ーブ126″間に位置する第2位置132に及ぶ。
第1位置130と第2位置132は第1歯車70
と第2歯車要素52の直径的方向に対向する側に
ある。コロ80が第2図に示す数の半分だけを使
用する場合には、1つのコロが第1位置130か
第2位置132に置かれるが、第1位置、及び第
2位置以外の区域に1個のローラが位置し得る程
度に第1面区域と第2面区域は相互に離隔してい
るものの、その区域には円柱コロは位置しない。
外側の第1歯車70が固定しているものとし
て、内方歯車要素52が入力軸10と偏心カム3
0からの回転入力を受けて軌道運動を行うと、コ
ロが第1面区域72と第2面区域53間で循環し
て両面区域と転動係合し、歯車要素52は第1面
区域72と第2面区域53の相対的なローブの数
によつて決定される第1速度で歯車要素52の軸
線を中心にして回転するようになる。出力速度比
を決定するための公式は上述した米国特許第
4643047号に具体的に記載されている。
て、内方歯車要素52が入力軸10と偏心カム3
0からの回転入力を受けて軌道運動を行うと、コ
ロが第1面区域72と第2面区域53間で循環し
て両面区域と転動係合し、歯車要素52は第1面
区域72と第2面区域53の相対的なローブの数
によつて決定される第1速度で歯車要素52の軸
線を中心にして回転するようになる。出力速度比
を決定するための公式は上述した米国特許第
4643047号に具体的に記載されている。
第2組の共役レース92,56は、下記の点を
除いて第1組の共役レース72,53と同様な形
態を具えている。すなわち、第2歯車要素54と
出力歯車90がコロ係合することによつて第1速
度とは異なる減速された第2速度が得られるよう
に、第2組の共役レース92,56のローブと凹
所の数は第1組の共役レース72,53のローブ
と凹所の数とは異なるようになつている。
除いて第1組の共役レース72,53と同様な形
態を具えている。すなわち、第2歯車要素54と
出力歯車90がコロ係合することによつて第1速
度とは異なる減速された第2速度が得られるよう
に、第2組の共役レース92,56のローブと凹
所の数は第1組の共役レース72,53のローブ
と凹所の数とは異なるようになつている。
次に、エピサイクリツク減速装置用リテーナに
ついて説明する。
ついて説明する。
上述のように、コロ80の位置を良好に制御す
ることは、所望の最適性能を達成するためにエピ
サイクリツク減速装置では必須要件であり、特に
作動時にコロの半径方向位置と軸方向位置を正確
に制御することが重要である。
ることは、所望の最適性能を達成するためにエピ
サイクリツク減速装置では必須要件であり、特に
作動時にコロの半径方向位置と軸方向位置を正確
に制御することが重要である。
第3図は円柱コロ80を収容し、その半径方向
と軸方向の位置を制御するためのリテーナ96の
一実施例の斜視図を示す。第3図のリテーナ96
は、第1図に示すように、第2リテーナ102に
取付け得る第1リテーナ片100を有する。第1
リテーナ片100と第2リテーナ片102は、以
下に述べるようにカツタを使用するか、又はモー
ルドを使用して、プラスチツク、又は金属のよう
な材料から適宜形成される。第2リテーナ片10
2は平らなリングからなる。
と軸方向の位置を制御するためのリテーナ96の
一実施例の斜視図を示す。第3図のリテーナ96
は、第1図に示すように、第2リテーナ102に
取付け得る第1リテーナ片100を有する。第1
リテーナ片100と第2リテーナ片102は、以
下に述べるようにカツタを使用するか、又はモー
ルドを使用して、プラスチツク、又は金属のよう
な材料から適宜形成される。第2リテーナ片10
2は平らなリングからなる。
第1リテーナ片100は底面、すなわち第1底
部リング104と頂面、すなわち第2頂部リング
106を含み、これらのリング104,106は
両リング間に垂直に延びる複数の適宜間隔を保つ
て形成された薄いバー108によつて相互に連結
される。第4図に示すように、第1リテーナ片1
00は断面においてZ形状、すなわち段差状の外
観を有する。バーはバー対114として配置さ
れ、各対のバーは第1バーと第2バーを含む。各
円柱コロ80はバー108のバー対114の第1
バーと第2バー間のスぺース116内に回転可能
に保持される。バーの長さは、頂部リング106
と底部リング104が円柱コロ80の両端面に隣
接する位置でレース53,72の一方、又は両方
の側面に接触し得るように選定される。各バー1
08は、第2図に示すように断面が三角形に似て
いるクサビ状形状を有しており、三角形の一辺1
10、すなわちクサビの面110はそれぞれ平
坦、すなわち平面ではなく、湾曲している。各ク
サビ状バー108の湾曲面110は、コロ80の
曲率半径に実質的に等しい曲率半径を有するよう
に弧状に形成され、一方各クサビ状バー108の
他の2つの面112は必要に応じて弧状にするこ
ともできるが、頂点136に向けて下降するよう
に実質的に平面として形成される。
部リング104と頂面、すなわち第2頂部リング
106を含み、これらのリング104,106は
両リング間に垂直に延びる複数の適宜間隔を保つ
て形成された薄いバー108によつて相互に連結
される。第4図に示すように、第1リテーナ片1
00は断面においてZ形状、すなわち段差状の外
観を有する。バーはバー対114として配置さ
れ、各対のバーは第1バーと第2バーを含む。各
円柱コロ80はバー108のバー対114の第1
バーと第2バー間のスぺース116内に回転可能
に保持される。バーの長さは、頂部リング106
と底部リング104が円柱コロ80の両端面に隣
接する位置でレース53,72の一方、又は両方
の側面に接触し得るように選定される。各バー1
08は、第2図に示すように断面が三角形に似て
いるクサビ状形状を有しており、三角形の一辺1
10、すなわちクサビの面110はそれぞれ平
坦、すなわち平面ではなく、湾曲している。各ク
サビ状バー108の湾曲面110は、コロ80の
曲率半径に実質的に等しい曲率半径を有するよう
に弧状に形成され、一方各クサビ状バー108の
他の2つの面112は必要に応じて弧状にするこ
ともできるが、頂点136に向けて下降するよう
に実質的に平面として形成される。
本発明によるリテーナは、エピサイクリツク減
速機の共役レースの第1面区域72と第2面区域
53間でコロを安定的に支持するものである。リ
テーナが共役レースの第1面区域のローブと第2
面区域のローブを受承するためにはリテーナの第
2面112と第3面112はリテーナの内方に向
けて傾斜していなければならず、更にコロを受承
するリテーナの第1面110はコロの輪郭に見合
つた曲面を備えていなければならない。そうして
みるとリテーナの底部リングと頂部リングを連結
するバー108の断面形状はくさび形、すなわち
3角形であることが望ましい。従つてバーの断面
がくさび形であることが本発明のリテーナの作用
効果に寄与している。
速機の共役レースの第1面区域72と第2面区域
53間でコロを安定的に支持するものである。リ
テーナが共役レースの第1面区域のローブと第2
面区域のローブを受承するためにはリテーナの第
2面112と第3面112はリテーナの内方に向
けて傾斜していなければならず、更にコロを受承
するリテーナの第1面110はコロの輪郭に見合
つた曲面を備えていなければならない。そうして
みるとリテーナの底部リングと頂部リングを連結
するバー108の断面形状はくさび形、すなわち
3角形であることが望ましい。従つてバーの断面
がくさび形であることが本発明のリテーナの作用
効果に寄与している。
第2図に示したように、特に面122は、バー
108がレース53,72と接触し得ないよう
に、又は接触したとしてもそれを最少限度にとど
め得るような形態に形成されている。変速機の運
転中にバー108とレース53,72が接触する
ことなく、カム30の頂部死点半径方向位置に近
接して置かれる両レースの最近接区間134での
両レースの間隔が最も狭くし得るように特に面1
12を形成するのが好ましい。最近接区間134
での接近程度を最大にすると、他の変数は等しい
が、レース53,72間で最大トルク伝達できる
ようになる。
108がレース53,72と接触し得ないよう
に、又は接触したとしてもそれを最少限度にとど
め得るような形態に形成されている。変速機の運
転中にバー108とレース53,72が接触する
ことなく、カム30の頂部死点半径方向位置に近
接して置かれる両レースの最近接区間134での
両レースの間隔が最も狭くし得るように特に面1
12を形成するのが好ましい。最近接区間134
での接近程度を最大にすると、他の変数は等しい
が、レース53,72間で最大トルク伝達できる
ようになる。
レース53,72が形成される材料に比してリ
テーナ96をプラスチツクのような比較的柔らか
い材料から形成すると、面112はバーが面レー
スに若干、好ましくは最小量だけ接触し得る形態
に形成してもよい。第2図で矢印136と整列さ
れるカム30の頂部死点半径方向位置について検
討してみると、レース53、又はレース72と接
触するバー108は、カムの頂部死点半径方向位
置から20゜乃至70゜の範囲内、及び同上位置から−
20゜乃至−70゜の範囲内に位置するバーに限定すべ
きである。好ましくは、その範囲は頂部死点半径
方向位置から0゜乃至60゜の範囲内、及び−30゜乃至
−60゜の範囲内間にすべきであり、そのようにす
ると接触の程度が比較的少なくなる。装置の運転
中にはリテーナ96には殆ど負荷が加えられない
ので、バーとレース53,72とが接触したとし
てもその摩擦損は最少限となるので特別な問題点
は生じない。
テーナ96をプラスチツクのような比較的柔らか
い材料から形成すると、面112はバーが面レー
スに若干、好ましくは最小量だけ接触し得る形態
に形成してもよい。第2図で矢印136と整列さ
れるカム30の頂部死点半径方向位置について検
討してみると、レース53、又はレース72と接
触するバー108は、カムの頂部死点半径方向位
置から20゜乃至70゜の範囲内、及び同上位置から−
20゜乃至−70゜の範囲内に位置するバーに限定すべ
きである。好ましくは、その範囲は頂部死点半径
方向位置から0゜乃至60゜の範囲内、及び−30゜乃至
−60゜の範囲内間にすべきであり、そのようにす
ると接触の程度が比較的少なくなる。装置の運転
中にはリテーナ96には殆ど負荷が加えられない
ので、バーとレース53,72とが接触したとし
てもその摩擦損は最少限となるので特別な問題点
は生じない。
先に説明したように、各円柱コロ80は各弧状
面110と密接して摺動接触し得るように、各バ
ー対114のバー108の対向湾曲面110間の
スぺース116内に回転可能に保持される。対向
バーの隣接バー対114間の間隔118は均一
で、それぞれ共役レース53,72の隣接するロ
ーブと隣接する凹所間の間隔120,120′
(第2図)によつて決定される。
面110と密接して摺動接触し得るように、各バ
ー対114のバー108の対向湾曲面110間の
スぺース116内に回転可能に保持される。対向
バーの隣接バー対114間の間隔118は均一
で、それぞれ共役レース53,72の隣接するロ
ーブと隣接する凹所間の間隔120,120′
(第2図)によつて決定される。
第1リテーナ片100の底部リング104、及
び第2リテーナ片102は、各々その平坦面12
2上に複数の小さな突起124、すなわちノブを
有し、これらの小突起は円柱コロ80の両端面と
接触する。突起124は、円柱コロが転動してト
ルクを伝達するときに円柱コロの端面と平坦面1
22間の摩擦を減じ得るように、コロの軸線上の
地点で円柱コロの端面に接触する。リテーナ96
には非常に小さな負荷しかかからないので、コロ
80、面110、突起124が摩耗しても大した
問題にはならない。更にリテーナの頂部リング1
06、底部リング104、及びレース53,72
の側面に生じる摩耗も問題にはならない。
び第2リテーナ片102は、各々その平坦面12
2上に複数の小さな突起124、すなわちノブを
有し、これらの小突起は円柱コロ80の両端面と
接触する。突起124は、円柱コロが転動してト
ルクを伝達するときに円柱コロの端面と平坦面1
22間の摩擦を減じ得るように、コロの軸線上の
地点で円柱コロの端面に接触する。リテーナ96
には非常に小さな負荷しかかからないので、コロ
80、面110、突起124が摩耗しても大した
問題にはならない。更にリテーナの頂部リング1
06、底部リング104、及びレース53,72
の側面に生じる摩耗も問題にはならない。
第1リテーナ片100は、拡大図である第1A
図に示されているように、頂部リング106、及
び底部リング104が、共役レースの両側面に対
向するように共役レース53,72間に置かれ
る。続いて、複数の円柱コロ80が対向するバー
108のバー対114によつて形成される対応す
る複数のスぺース116内に置かれる。続いて第
1リテーナ片のコロとバーが共役レース間に保持
されるように第2の共役レースを第1の共役レー
スに対向させて配置する。このようにすると第1
リテーナ片の頂部リング106と底部リング10
4は第1歯車70と第1歯車部材52の両側間に
隣接することにある。次に第2リテーナ片、すな
わちリング102を頂部リング106に接触させ
て配置して頂部リングに固定すると第2リテーナ
片102の突起124が円柱コロの端面の1つに
対向して接触するようになる。第2リテーナ片は
レース53の側面と接触する頂部リング106に
隣接するので、第2リテーナ片は、第1図の部分
拡大図である第1A図に示されているように、レ
ース72の側面には実際に接触しない。底部リン
グ104と第2リテーナ片102は、コロ80が
その軸線方向に滑動してスぺース116から逸脱
しないようにする。頂部リング106と底部リン
グ104がレース53,72の軸線方向の両側部
と滑動接触するので、円柱コロの軸線方向の運動
は最少限度にとどめられる。
図に示されているように、頂部リング106、及
び底部リング104が、共役レースの両側面に対
向するように共役レース53,72間に置かれ
る。続いて、複数の円柱コロ80が対向するバー
108のバー対114によつて形成される対応す
る複数のスぺース116内に置かれる。続いて第
1リテーナ片のコロとバーが共役レース間に保持
されるように第2の共役レースを第1の共役レー
スに対向させて配置する。このようにすると第1
リテーナ片の頂部リング106と底部リング10
4は第1歯車70と第1歯車部材52の両側間に
隣接することにある。次に第2リテーナ片、すな
わちリング102を頂部リング106に接触させ
て配置して頂部リングに固定すると第2リテーナ
片102の突起124が円柱コロの端面の1つに
対向して接触するようになる。第2リテーナ片は
レース53の側面と接触する頂部リング106に
隣接するので、第2リテーナ片は、第1図の部分
拡大図である第1A図に示されているように、レ
ース72の側面には実際に接触しない。底部リン
グ104と第2リテーナ片102は、コロ80が
その軸線方向に滑動してスぺース116から逸脱
しないようにする。頂部リング106と底部リン
グ104がレース53,72の軸線方向の両側部
と滑動接触するので、円柱コロの軸線方向の運動
は最少限度にとどめられる。
第1リテーナ片100は固体片材料を切削して
比較的平坦な円柱体となるようにして形成され、
円柱体の外径は底部リング104の外形に等しく
される。続いて、円柱体の内側部分を切削し、そ
の内径が頂部リング106の内径に相当する平坦
なリングを形成する。続いて最終的に頂部リング
になる側からカツターで平坦なリングの外面の実
質的な軸方向長さ部分を切削して同部分を波形に
する。この場合底部リング104の外周部が得ら
れるように上記外面の一部分は切除せずに残して
おく。従つて、リングの外面の軸方向の最外方部
分は波形面に切削されない。このように切削した
材料は次に材料の反対側、すなわち底部リング側
から材料の内面の実質的な軸方向長さ部分をカツ
ターで更に切削して内面を波形にする。この場合
も内面の最内方軸方向部分は波状形状に切削しな
い。この最内方軸方向部分は第3図に示す頂部リ
ング106に相当する。波形に形成された内面は
次に波形部分に最内方ローブが得られるように更
切削される。次に形成された最内方波形ローブの
対応する外側波形面内に複数の孔が穿孔される。
切削カツターの作業をコンピユータで制御すれ
ば、適当な形態をした第1リテーナ片を得ること
ができる。
比較的平坦な円柱体となるようにして形成され、
円柱体の外径は底部リング104の外形に等しく
される。続いて、円柱体の内側部分を切削し、そ
の内径が頂部リング106の内径に相当する平坦
なリングを形成する。続いて最終的に頂部リング
になる側からカツターで平坦なリングの外面の実
質的な軸方向長さ部分を切削して同部分を波形に
する。この場合底部リング104の外周部が得ら
れるように上記外面の一部分は切除せずに残して
おく。従つて、リングの外面の軸方向の最外方部
分は波形面に切削されない。このように切削した
材料は次に材料の反対側、すなわち底部リング側
から材料の内面の実質的な軸方向長さ部分をカツ
ターで更に切削して内面を波形にする。この場合
も内面の最内方軸方向部分は波状形状に切削しな
い。この最内方軸方向部分は第3図に示す頂部リ
ング106に相当する。波形に形成された内面は
次に波形部分に最内方ローブが得られるように更
切削される。次に形成された最内方波形ローブの
対応する外側波形面内に複数の孔が穿孔される。
切削カツターの作業をコンピユータで制御すれ
ば、適当な形態をした第1リテーナ片を得ること
ができる。
第1リテーナ片100の第3図の実施例は、断
面略Z形状、すなわち段差形のものを示す。これ
は好ましい実施例であるが、第1リテーナ片を第
3図の線4−4に沿つて見たとき、第5図、第6
図に各々示されるように、断面で見てH形、U
形、又はC形に形成することもできる。第5図、
第6図では、番号106′,104′,108′,
106″,104″,108″は頂部リング、底部
リング、バーを各々示す。第5図、第6図の実施
例はモールドを使用して容易に形成し得るが、そ
れらは第4図の実施例の場合とは異なり、ダイを
用いて容易に形成することはできない。
面略Z形状、すなわち段差形のものを示す。これ
は好ましい実施例であるが、第1リテーナ片を第
3図の線4−4に沿つて見たとき、第5図、第6
図に各々示されるように、断面で見てH形、U
形、又はC形に形成することもできる。第5図、
第6図では、番号106′,104′,108′,
106″,104″,108″は頂部リング、底部
リング、バーを各々示す。第5図、第6図の実施
例はモールドを使用して容易に形成し得るが、そ
れらは第4図の実施例の場合とは異なり、ダイを
用いて容易に形成することはできない。
以上の説明から容易に理解できるように、第3
図のリテーナは通常の切削(ミリング)やモール
デイング法を使用して形成することができ、以上
開示したすべてのリテーナの実施例は、僅かに2
つのリテーナ片しか形成しなくてよいので経済的
に製造すすることができ、エピサイクリツク式変
速機内に組み込むことができる。更に各バー10
8が共役レース組の第1面区域72と第2面区域
53、の各々から離れる方向を指向する側面11
2を有するので、バー108、従つてリテーナ9
6は、第2図に示すように、第1面区域と第2面
区域のいずれとも実質的に接触することはない。
従つて、本発明のリテーナは第1面区域72と第
2面区域53のローブの形状に制限を受けないの
で、カム30の頂部死点半径方向位置の近傍に置
かれた両面区域の最接近点134では、両面区域
が殆ど接触し得るようなローブを設計することが
できる。このようにローブ相互が密接し得るよう
にローブを形成すると、第1面区域と第2面区域
間でトルクを最大限度伝達できるようになるの
で、エピサイクリツク減速機の性能が改善される
ことになる。
図のリテーナは通常の切削(ミリング)やモール
デイング法を使用して形成することができ、以上
開示したすべてのリテーナの実施例は、僅かに2
つのリテーナ片しか形成しなくてよいので経済的
に製造すすることができ、エピサイクリツク式変
速機内に組み込むことができる。更に各バー10
8が共役レース組の第1面区域72と第2面区域
53、の各々から離れる方向を指向する側面11
2を有するので、バー108、従つてリテーナ9
6は、第2図に示すように、第1面区域と第2面
区域のいずれとも実質的に接触することはない。
従つて、本発明のリテーナは第1面区域72と第
2面区域53のローブの形状に制限を受けないの
で、カム30の頂部死点半径方向位置の近傍に置
かれた両面区域の最接近点134では、両面区域
が殆ど接触し得るようなローブを設計することが
できる。このようにローブ相互が密接し得るよう
にローブを形成すると、第1面区域と第2面区域
間でトルクを最大限度伝達できるようになるの
で、エピサイクリツク減速機の性能が改善される
ことになる。
加えて、リテーナはコロを相互に適正に間隔を
保つて保持するように、コロを正確に制御する。
更にコロの面が各々底部リング104と第2リテ
ーナ片102の突起124に対向して接触するの
で、コロの軸方向運動は阻止されるか、又は最少
にされる。コロが複数のスぺース116内に回転
可能に収容されるので、エピサイクリツク減速機
に従来の中実コロを使用することができ、多数の
保持ピンを用いて同ピンを収容するための孔をコ
ロの長手方向に設ける必要がなくなる。
保つて保持するように、コロを正確に制御する。
更にコロの面が各々底部リング104と第2リテ
ーナ片102の突起124に対向して接触するの
で、コロの軸方向運動は阻止されるか、又は最少
にされる。コロが複数のスぺース116内に回転
可能に収容されるので、エピサイクリツク減速機
に従来の中実コロを使用することができ、多数の
保持ピンを用いて同ピンを収容するための孔をコ
ロの長手方向に設ける必要がなくなる。
本発明のリテーナ96は、リテーナに比較的小
さな負荷しかかけられないので、摩擦によつて発
生するエネルギー損を最少限にとどめてコロ80
を所定位置に保持し得ることを最後に述べてお
く。
さな負荷しかかけられないので、摩擦によつて発
生するエネルギー損を最少限にとどめてコロ80
を所定位置に保持し得ることを最後に述べてお
く。
第1図は本発明による構成されたリテーナを使
用したエピサイクリツク式2段減速装置を示す断
面図、第1A図は第1図に示した装置の部分拡大
断面図、第2図は第1図の装置に使用する対向す
るハイポトロコイド状面とエピトロコイド状面を
有し、コロがこれらの面間で係合し、かつ本発明
のリテーナのバーによつて間隔を置いた関係に保
持されている状態を示す概略図、第3図は本発明
のリテーナの好ましい実施例を示す斜視図、第4
図は第3図のリテーナの一部分を示すために第3
図の4−4線に沿つた側部断面図で、リテーナの
Z形の、すなわち段差状の断面を示す図、第5図
は本発明の第2実施例によつて構成された第1リ
テーナ片の一部を示す側部断面図、及び第6図は
本発明の第3実施例によつて構成された第1リテ
ーナ片の一部を示す側部断面図である。 30…カム、53…第2面区域、70…第1歯
車、72…第1面区域、80…円筒コロ、96…
リテーナ、108…バー、126…ローブ、12
8…凹所。
用したエピサイクリツク式2段減速装置を示す断
面図、第1A図は第1図に示した装置の部分拡大
断面図、第2図は第1図の装置に使用する対向す
るハイポトロコイド状面とエピトロコイド状面を
有し、コロがこれらの面間で係合し、かつ本発明
のリテーナのバーによつて間隔を置いた関係に保
持されている状態を示す概略図、第3図は本発明
のリテーナの好ましい実施例を示す斜視図、第4
図は第3図のリテーナの一部分を示すために第3
図の4−4線に沿つた側部断面図で、リテーナの
Z形の、すなわち段差状の断面を示す図、第5図
は本発明の第2実施例によつて構成された第1リ
テーナ片の一部を示す側部断面図、及び第6図は
本発明の第3実施例によつて構成された第1リテ
ーナ片の一部を示す側部断面図である。 30…カム、53…第2面区域、70…第1歯
車、72…第1面区域、80…円筒コロ、96…
リテーナ、108…バー、126…ローブ、12
8…凹所。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 第1面区域72を有する第1歯車70、 前記第1面区域に対向する第2面区域53を有
する第2歯車50、 前記第1歯車70、前記第2歯車50の一方の
歯車と、当該歯車の前記面区域とに軌道運動を行
わせるように駆動するカム30、及び 前記第1面区域と前記第2面区域間でトルクを
伝達し得るように前記第1面区域と前記第2面区
域間に配置される1組の円柱コロ80を含有し、 前記第1面区域72と前記第2面区域53は、
前記第1面区域に設けられた第1凹所128′が
前記第2面区域に設けられた第2凹所128″に
対向し、前記第1面区域に設けられた第1ローブ
126′が前記第2面区域に設けられた第2ロー
ブ126″に対向するように配列して形成された
一連のローブ126と凹所128を各々有し、 前記第1凹所128′と前記第2凹所128″
は、前記第1面区域と前記第2面区域に関して前
記第1ローブ126′と前記第2ローブ126″の
位置132から実質的に直径方向に対向した位置
130に位置し、 前記第1面区域と第2面区域はこれらの対向す
る前記凹所間に1個の前記円柱コロ80が収容さ
れ、かつ対向する前記ローブ間に1個の前記円柱
コロが収容されるように形成されているエピサイ
クリツク減速機において、 前記第1面区域と前記第2面区域間で前記複数
の円柱コロを相互に間隔を保つて保持するための
リテーナ96を有し、 前記リテーナは、 複数のバー108によつて相互に連結される頂
面106と底面104を有し、前記バーは複数の
バー対114として形成され、前記各バー対は対
向して湾曲する第1面110を各々具えた第1バ
ーと第2バーを含み、前記第1面の間に前記円柱
コロが回転し得るように保持されており、更に 前記各バー対の前記第1バーと前記第2バーは
更に第2面112と第3面112を有し、前記第
2面と前記第3面は前記第1面110の両端縁部
から対向して内方に延出して頂点136に達する
ことによつて前記各バーはクサビ状の形態を具
え、前記各バー対中の前記第1バーと前記第2バ
ーの各頂点は隣接するバー対のバーの頂点に面し
ているが、隣接するバー間にスぺース118が得
られるように隣接するバーの頂点から離隔してい
ることを特徴とする、二部分式リテーナを具えた
エピサイクリツク減速機。 2 特許請求の範囲第1項記載の二部分式リテー
ナを具えたエピサイクリツク減速機において、前
記各バーの前記第2面112と第3面112は相
互に対向して内方かつ下方に延長することによつ
て、前記カム30の頂部死点位置から20゜の角度
内に、又は前記頂部死点位置から70゜以上の角度
内に置かれた前記バーの前記第2面、及び前記第
3面はいずれも前記第1面区域72と前記第2面
区域53に接触しないようになつていることを特
徴とする、二部分式リテーナを具えたエピサイク
リツク減速機。 3 特許請求の範囲第2項記載の二部分式リテー
ナを具えたエピサイクリツク減速機において、前
記カム30の前記頂部死点位置から20゜乃至70゜間
に位置する少なくとも1つの前記バー108の前
記第2面112と前記第3面の少なくとも1つの
面が前記第1面区域72と前記第2面区域53の
いずれかの面区域に接触することを特徴とする、
二部分式リテーナを具えたエピサイクリツク減速
機。 4 特許請求の範囲第2項記載の二部分式リテー
ナを具えたエピサイクリツク減速機において、前
記各バーの前記第2面112と前記第3面は、い
ずれも前記第1面区域と前記第2面区域に接触し
ないように、内方かつ下方に湾曲していることを
特徴とする、二部分式リテーナを具えたエピサイ
クリツク減速機。 5 特許請求の範囲第2項記載の二部分式リテー
ナを具えたエピサイクリツク減速機において、前
記第1リテーナ片100の前記底面104は前記
各円柱コロの第1端面に対向し、 前記第2リテーナ片102は、前記各円柱コロ
の第2端面に対向するように前記第2リテーナ片
102を前記第1リテーナ片100の前記頂面1
06に固定する固定装置を有することを特徴とす
る、二部分式リテーナを具えたエピサイクリツク
減速機。 6 特許請求の範囲第5項記載の二部分式リテー
ナを具えたエピサイクリツク減速機において、前
記バーは、前記第1リテーナ片の前記頂面と前記
底面が前記バーに対向し、かつ前記第1面区域と
第2面区域の側面に密接し得るように十分長く形
成されることを特徴とする、二部分式リテーナを
具えたエピサイクリツク減速機。 7 特許請求の範囲第6項記載の二部分式リテー
ナを具えたエピサイクリツク減速機において、前
記バー108は、前記第1リテーナ片100の前
記頂面106と前記底面104に対して実質的に
垂直であることを特徴とする、二部分式リテーナ
を具えたエピサイクリツク減速機。 8 特許請求の範囲第5項記載の二部分式リテー
ナを具えたエピサイクリツク減速機において、前
記第1リテーナ片100の前記底面104は前記
円柱コロの前記第1端面に向かつて延びる複数の
第1の小突起を有し、前記第1小突起の1つは、
前記各バー対114の第1バーと、第2バー間で
回転可能に支持された前記円柱コロの軸線上に置
かれ、 前記第2リテーナ片102は前記円柱コロの前
記第2端面に向かつて延びる複数の第2の小突起
124を有し、前記第2小突起の1つは前記第1
小突起に対向して前記各円柱コロの前記軸線上に
置かれることを特徴とする、二部分式リテーナを
具えたエピサイクリツク減速機。 9 特許請求の範囲第2項記載の二部分式リテー
ナを具えたエピサイクリツク減速機において、前
記各バーの前記第1面110は円弧状に形成さ
れ、前記第1面によつて保持されている前記円柱
コロの外側円柱面部分が前記円柱コロの軸線に関
して前記対向端部から外周縁に向けて延びること
を特徴とする、二部分式リテーナを具えたエピサ
イクリツク減速機。 10 特許請求の範囲第2項記載の二部分式リテ
ーナを具えたエピサイクリツク減速機において、
前記第1リテーナ片100はリング状部材を形成
するために単一材料片の一部分を切削し、次に前
記リング状部材を両側から切削して前記頂面と前
記及び底面を形成し、更に前記頂面から前記底面
を貫通しないように複数の孔を穿孔して前記複数
のバー108を形成し、もつて前記第1リテーナ
片100が一体の単一要素として形成されること
を特徴とする、二部分式リテーナを具えたエピサ
イクリツク減速機。 11 特許請求の範囲第5項記載の二部分式リテ
ーナを具えたエピサイクリツク減速機において、
前記第2リテーナ片102はリング状であること
を特徴とする、二部分式リテーナを具えたエピサ
イクリツク減速機。 12 特許請求の範囲第2項記載の二部分式リテ
ーナを具えたエピサイクリツク減速機において、
前記第1リテーナ片がモールド型内で形成される
ことを特徴とする、二部分式リテーナを具えたエ
ピサイクリツク減速機。 13 特許請求の範囲第10項記載の二部分式リ
テーナを具えたエピサイクリツク減速機におい
て、前記第1リテーナ片100はZ形断面を有す
ることを特徴とする、二部分式リテーナを具えた
エピサイクリツク減速機。 14 特許請求の範囲第1項記載の二部分式リテ
ーナを具えたエピサイクリツク減速機において、
前記第1リテーナ片100はC形断面を有するこ
とを特徴とする、二部分式リテーナを具えたエピ
サイクリツク減速機。 15 特許請求の範囲第1項記載の二部分式リテ
ーナを具えたエピサイクリツク減速機において、
前記第1リテーナ片100はH形断面を有するこ
とを特徴とする、二部分式リテーナを具えたエピ
サイクリツク減速機。 16 特許請求の範囲第3項記載の二部分式リテ
ーナを具えたエピサイクリツク減速機において、
前記第1リテーナ片100、及び前記第2リテー
ナ片102はプラスチツク材料から形成されるこ
とを特徴とする、二部分式リテーナを具えたエピ
サイクリツク減速機。
Applications Claiming Priority (2)
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| US578933 | 1984-02-10 | ||
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|---|---|
| JPS60241549A JPS60241549A (ja) | 1985-11-30 |
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