JPH0366382B2 - - Google Patents
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- JPH0366382B2 JPH0366382B2 JP62334083A JP33408387A JPH0366382B2 JP H0366382 B2 JPH0366382 B2 JP H0366382B2 JP 62334083 A JP62334083 A JP 62334083A JP 33408387 A JP33408387 A JP 33408387A JP H0366382 B2 JPH0366382 B2 JP H0366382B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- deep drawing
- thickness
- aluminum alloy
- plate
- hours
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Shaping Metal By Deep-Drawing, Or The Like (AREA)
Description
(産業上の利用分野)
本発明は家庭用器物等に用いられる深絞り用ア
ルミニウム合金軟質板及びその製造法に関するも
のである。 (従来の技術及び解決しようとする問題点) 深絞り加工により製造される家庭用器物やコピ
ードラム材などの1mm以上の厚物材には、現在、
JISA1100アルミニウム合金の軟質材が多用され
ている。 しかし乍ら、元来、このA1100合金は方向性が
劣り、深絞り加工時にいわゆる耳が−10%〜+10
%もの大きな範囲で発生することがある。これ
は、加工割れや表面傷の原因になるばかりでな
く、深絞り加工後のトリミング量が多くなり、歩
留りが低く、コスト高となるという問題がある。
そのため、方向性の小さいアルミニウム材料が求
められていた。 また一方、器物は製品毎に素材板厚が異なる少
量多品種の製品であるが、素材板厚により耳率が
大きく異なると、加工条件をそれぞれの板厚によ
つて変えなければならないという加工上の問題が
ある。このため、板厚の変化によつても耳率が変
わらない材料が強く求められていた。 本発明は、かかる状況に鑑みてなされたもので
あつて、軟質化処理前の最終冷間加工率を大きく
変化させても、すなわち、種々の製品板厚につい
ても深絞り加工時の発生耳の変化が小さく、−3
%〜+3%以内で、著しく方向性が小さく成形性
が優れる板厚1mm以上のアルミニウム合金軟質板
及びその製造方法を提供することを目的とするも
のである。 (問題点を解決するための手段) 前記目的を達成するため、本発明者は、種々の
製品板厚に応じ、すなわち、軟質化処理前の最終
冷間加工率が50〜95%の範囲で変化しても、耳率
を著減できる方策を見い出すべく鋭意研究を重ね
た結果、Fe及びSi量を規制した特定組成のアル
ミニウム合金について鋳塊の結晶粒度並びに均質
化処理、熱間圧延条件をコントロールすることに
より、対処可能であることを見い出し、ここに本
発明をなしたものである。 すなわち、本発明は、Fe及びSiが第1図に示
す各点A(Fe:0.2%、Si:0.6%)、B(Fe:0.2
%、Si:0.1%)、C(Fe:0.9%、Si:0.8%)、D
(Fe:0.4%、Si:0.8%)を結ぶ領域内の量で含
有し、必要に応じて、更にTi:0.01〜0.2%、
Mg:0.2〜20%、Cu:0.05〜0.5%、Mn:0.03〜
0.5%、Cr:0.03〜0.4%及びZr:0.01〜0.2%のう
ちの少なくとも1種を含有し、残部がAl及び不
純物よりなる組成を有し、加工率50〜95%の冷間
圧延後に軟質化処理された板厚1mm以上の板であ
ることを特徴とする深絞り耳が−3%〜+3%以
内で方向性が優れた深絞り用アルミニウム合金軟
質板を要旨とするものである。 また、該アルミニウム合金軟質板の製造法に係
る本発明は、上記組成のアルミニウム合金につ
き、結晶粒度が3mm以下の鋳塊について500〜600
℃×2〜24hrの処理に続き400〜500℃×2×24hr
の処理の2回の均質化処理を施した後、480〜250
℃の間で熱間圧延を行い、次いで加工率50〜95%
の冷間圧延並びに軟質化処理を行うことを特徴と
するものである。 以下に本発明を更に詳細に説明する。 まず、本発明における化学成分の限定理由を示
す。 Si: Siは深絞り耳の変化(バラツキ)を抑制する重
要な元素であるが、第1図に示す範囲のFeとの
組合せで大きな効果を発揮する。しかし、第1図
に示す範囲外のSi量では効果が小さいか或いは効
果が飽和するので、好ましくない。 Fe: FeはSiと共に深絞り耳を抑制する重要な元素
であるが、第1図に示す範囲のSiとの組合せで大
きな効果を発揮する。しかし、第1図に示す範囲
外のFe量では効果が小さいか或いは効果が飽和
するので、好ましくない。 なお、第1図に示す範囲は、A(Fe:0.2%、
Si:0.6%)、B(Fe:0.2%、Si:0.1%)、C
(Fe:0.9%、Si:0.8%)、D(Fe:0.4%、Si:0.8
%)の各点を結ぶ領域であり、本発明者の実験研
究により見出されたものである。 本発明では、これらSi及びFeを必須元素とす
るが、必要に応じて、Ti,Mg,Cu,Mn,Cr及
びZrのうちの少なくとも1種を適量で添加する
ことができる。 Ti: Tiは組織安定化に効果があり、0.01%より少な
ければ効果が小さく、0.2%を超えると巨大化合
物が発生する可能性があるので、0.01〜0.2%の
範囲とする。 Mg: Mgは他の特性を劣化させず、材料強度を向上
させ、かつ耳率のバラツキを抑制する効果があ
る。しかし、0.2%より少なくては効果が小さく、
2.0%を超えると巨大化合物が発生する可能性が
あるので、0.2〜2.0%の範囲とする。 Cu: Cuは器物製品の陽極酸化処理を向上させる効
果があり、0.05%より少なくては効果が小さく、
0.5%を超えると加工性が劣るので、0.05〜0.5%
の範囲とする。 Mn、Cr、Zr: Mn、Cr、Zrは強度を向上させると共に組織安
定化に効果がある。しかし、それぞれ0.03%、
0.03%、0.01%より少なくては効果が小さく、そ
れぞれ0.5%、0.4%、0.2%より多くては巨大化合
物が発生する可能性があるので、Mnは0.03〜0.5
%、Crは0.03〜0.4%、Zrは0.01〜0.2%の範囲と
する。 なお、不純物量は本発明の効果を損なわない限
度で可及的に少なく抑制すべきことは云うまでも
ない。 次に、本発明によるアルミニウム合金の製造法
について説明する。 上記組成のアルミニウム合金は常法により溶解
するが、鋳造に際しては、鋳塊の結晶粒度が3mm
以下となるようにする必要がある。結晶粒度が3
mmを超えると+側耳が強くなるので好ましくな
い。 このような鋳塊に均質化処理を施し、次いで熱
間圧延を行うが、まず均質化処理は、特定条件に
て2回行う必要がある。 すなわち、均質化処理は1回目を500〜600℃×
2〜24hr、2回目を400〜500℃×2〜24hrの条件
で行う。均質化温度が1回目、2回目ともそれぞ
れ600℃及び500℃を超えると+側耳が強くなり、
またそれぞれ500℃及び400℃より低いと−側耳が
強くなるので、好ましくない。一方、加熱時間は
2hrより短くては効果が小さく、24hrより長いと
効果が飽和するので、好ましくない。 また、均質化処理後の熱間圧延は、480〜250℃
の温度で行う必要がある。熱間圧延温度が480℃
より高いと、−側耳が強くなり、また250℃より低
いと+側耳が強くなるので、好ましくない。 熱間圧延後は冷間圧延、軟質化処理が行われる
が、深絞り用純アルミニウム系合金には一般に最
終冷間圧延率50〜95%の範囲で製品板厚に応じて
冷間圧延が適用されており、本発明の上記組成の
アルミニウム合金も同様の冷間圧延が適用され、
軟質化処理に供される。その場合、上記加工率に
よる種々の製品板厚に対しても、軟質化処理後の
深絞り耳は−3%〜+3%内に規制でき、耳率の
バラツキを小さくすることができる。また、一般
に深絞り製品は素材の−3〜+3%の範囲の歩留
りであれば良好な量産が可能であることから、本
発明によれば量産が可能となり、低コスト化を図
ることができる。 なお、軟質化処理の条件は特に制限されず、従
来と同様に処理することができる。 次に本発明の実施例を示す。 (実施例) 第1表に示す化学成分を有するアルミニウム合
金を常法により溶解し、厚さ400tで第2表に示す
大きさの結晶粒度を有する鋳塊を造塊し、以下の
工程にて供試材を製造した。 本発明例(条件A)においては、鋳塊を550℃
×24hrに均熱した後、引続き450℃×24hrに均熱
する2回の均質化処理を施し、これを430〜300℃
にて7mmtまで熱延した後、加工率50〜95%の冷
延を行つて第2表に示す板厚とし、最終的に340
℃×2hrの軟質化処理を行つた。 一方、第1の比較例(条件B)においては、前
記鋳塊に500℃×24hrの均質化処理を施した後、
本発明例と同じ条件にて熱間圧延、冷間圧延、軟
質化処理を施した。 また、第2の比較例(条件C)においては、前
記鋳塊500℃×24hrの均質化処理を施した後、530
〜400℃にて7mmtまで熱延し、以下本発明例と
同じ条件にて冷間圧延、軟質化処理を施した。 得られた供試材について、ポンチ径40mmφのダ
イスを用いて50%の絞りを実施し、45゜方向耳
(+)と0−90゜方向耳(−)を測定した。その結
果を第1表に併記する。 第2表より明らかなとおり、本発明例では、板
厚が同じ場合でも、板厚が変化した場合でも、深
絞り耳率が極めて小さいことがわかる。 これに対し、比較例の場合には、本発明範囲の
組成であつても、鋳塊の結晶粒度及び製造条件の
いずれかが本発明範囲外であると、耳率が大き
く、+側又は−側にバラツキが生じ、また組成が
本発明範囲外のものでも鋳塊の結晶粒度及び製造
条件が本発明範囲内であると、同様に耳率が大き
く、+側又は−側にバラツキが生じる。しかも同
一の板厚に対してさえもその傾向が生じている。
ルミニウム合金軟質板及びその製造法に関するも
のである。 (従来の技術及び解決しようとする問題点) 深絞り加工により製造される家庭用器物やコピ
ードラム材などの1mm以上の厚物材には、現在、
JISA1100アルミニウム合金の軟質材が多用され
ている。 しかし乍ら、元来、このA1100合金は方向性が
劣り、深絞り加工時にいわゆる耳が−10%〜+10
%もの大きな範囲で発生することがある。これ
は、加工割れや表面傷の原因になるばかりでな
く、深絞り加工後のトリミング量が多くなり、歩
留りが低く、コスト高となるという問題がある。
そのため、方向性の小さいアルミニウム材料が求
められていた。 また一方、器物は製品毎に素材板厚が異なる少
量多品種の製品であるが、素材板厚により耳率が
大きく異なると、加工条件をそれぞれの板厚によ
つて変えなければならないという加工上の問題が
ある。このため、板厚の変化によつても耳率が変
わらない材料が強く求められていた。 本発明は、かかる状況に鑑みてなされたもので
あつて、軟質化処理前の最終冷間加工率を大きく
変化させても、すなわち、種々の製品板厚につい
ても深絞り加工時の発生耳の変化が小さく、−3
%〜+3%以内で、著しく方向性が小さく成形性
が優れる板厚1mm以上のアルミニウム合金軟質板
及びその製造方法を提供することを目的とするも
のである。 (問題点を解決するための手段) 前記目的を達成するため、本発明者は、種々の
製品板厚に応じ、すなわち、軟質化処理前の最終
冷間加工率が50〜95%の範囲で変化しても、耳率
を著減できる方策を見い出すべく鋭意研究を重ね
た結果、Fe及びSi量を規制した特定組成のアル
ミニウム合金について鋳塊の結晶粒度並びに均質
化処理、熱間圧延条件をコントロールすることに
より、対処可能であることを見い出し、ここに本
発明をなしたものである。 すなわち、本発明は、Fe及びSiが第1図に示
す各点A(Fe:0.2%、Si:0.6%)、B(Fe:0.2
%、Si:0.1%)、C(Fe:0.9%、Si:0.8%)、D
(Fe:0.4%、Si:0.8%)を結ぶ領域内の量で含
有し、必要に応じて、更にTi:0.01〜0.2%、
Mg:0.2〜20%、Cu:0.05〜0.5%、Mn:0.03〜
0.5%、Cr:0.03〜0.4%及びZr:0.01〜0.2%のう
ちの少なくとも1種を含有し、残部がAl及び不
純物よりなる組成を有し、加工率50〜95%の冷間
圧延後に軟質化処理された板厚1mm以上の板であ
ることを特徴とする深絞り耳が−3%〜+3%以
内で方向性が優れた深絞り用アルミニウム合金軟
質板を要旨とするものである。 また、該アルミニウム合金軟質板の製造法に係
る本発明は、上記組成のアルミニウム合金につ
き、結晶粒度が3mm以下の鋳塊について500〜600
℃×2〜24hrの処理に続き400〜500℃×2×24hr
の処理の2回の均質化処理を施した後、480〜250
℃の間で熱間圧延を行い、次いで加工率50〜95%
の冷間圧延並びに軟質化処理を行うことを特徴と
するものである。 以下に本発明を更に詳細に説明する。 まず、本発明における化学成分の限定理由を示
す。 Si: Siは深絞り耳の変化(バラツキ)を抑制する重
要な元素であるが、第1図に示す範囲のFeとの
組合せで大きな効果を発揮する。しかし、第1図
に示す範囲外のSi量では効果が小さいか或いは効
果が飽和するので、好ましくない。 Fe: FeはSiと共に深絞り耳を抑制する重要な元素
であるが、第1図に示す範囲のSiとの組合せで大
きな効果を発揮する。しかし、第1図に示す範囲
外のFe量では効果が小さいか或いは効果が飽和
するので、好ましくない。 なお、第1図に示す範囲は、A(Fe:0.2%、
Si:0.6%)、B(Fe:0.2%、Si:0.1%)、C
(Fe:0.9%、Si:0.8%)、D(Fe:0.4%、Si:0.8
%)の各点を結ぶ領域であり、本発明者の実験研
究により見出されたものである。 本発明では、これらSi及びFeを必須元素とす
るが、必要に応じて、Ti,Mg,Cu,Mn,Cr及
びZrのうちの少なくとも1種を適量で添加する
ことができる。 Ti: Tiは組織安定化に効果があり、0.01%より少な
ければ効果が小さく、0.2%を超えると巨大化合
物が発生する可能性があるので、0.01〜0.2%の
範囲とする。 Mg: Mgは他の特性を劣化させず、材料強度を向上
させ、かつ耳率のバラツキを抑制する効果があ
る。しかし、0.2%より少なくては効果が小さく、
2.0%を超えると巨大化合物が発生する可能性が
あるので、0.2〜2.0%の範囲とする。 Cu: Cuは器物製品の陽極酸化処理を向上させる効
果があり、0.05%より少なくては効果が小さく、
0.5%を超えると加工性が劣るので、0.05〜0.5%
の範囲とする。 Mn、Cr、Zr: Mn、Cr、Zrは強度を向上させると共に組織安
定化に効果がある。しかし、それぞれ0.03%、
0.03%、0.01%より少なくては効果が小さく、そ
れぞれ0.5%、0.4%、0.2%より多くては巨大化合
物が発生する可能性があるので、Mnは0.03〜0.5
%、Crは0.03〜0.4%、Zrは0.01〜0.2%の範囲と
する。 なお、不純物量は本発明の効果を損なわない限
度で可及的に少なく抑制すべきことは云うまでも
ない。 次に、本発明によるアルミニウム合金の製造法
について説明する。 上記組成のアルミニウム合金は常法により溶解
するが、鋳造に際しては、鋳塊の結晶粒度が3mm
以下となるようにする必要がある。結晶粒度が3
mmを超えると+側耳が強くなるので好ましくな
い。 このような鋳塊に均質化処理を施し、次いで熱
間圧延を行うが、まず均質化処理は、特定条件に
て2回行う必要がある。 すなわち、均質化処理は1回目を500〜600℃×
2〜24hr、2回目を400〜500℃×2〜24hrの条件
で行う。均質化温度が1回目、2回目ともそれぞ
れ600℃及び500℃を超えると+側耳が強くなり、
またそれぞれ500℃及び400℃より低いと−側耳が
強くなるので、好ましくない。一方、加熱時間は
2hrより短くては効果が小さく、24hrより長いと
効果が飽和するので、好ましくない。 また、均質化処理後の熱間圧延は、480〜250℃
の温度で行う必要がある。熱間圧延温度が480℃
より高いと、−側耳が強くなり、また250℃より低
いと+側耳が強くなるので、好ましくない。 熱間圧延後は冷間圧延、軟質化処理が行われる
が、深絞り用純アルミニウム系合金には一般に最
終冷間圧延率50〜95%の範囲で製品板厚に応じて
冷間圧延が適用されており、本発明の上記組成の
アルミニウム合金も同様の冷間圧延が適用され、
軟質化処理に供される。その場合、上記加工率に
よる種々の製品板厚に対しても、軟質化処理後の
深絞り耳は−3%〜+3%内に規制でき、耳率の
バラツキを小さくすることができる。また、一般
に深絞り製品は素材の−3〜+3%の範囲の歩留
りであれば良好な量産が可能であることから、本
発明によれば量産が可能となり、低コスト化を図
ることができる。 なお、軟質化処理の条件は特に制限されず、従
来と同様に処理することができる。 次に本発明の実施例を示す。 (実施例) 第1表に示す化学成分を有するアルミニウム合
金を常法により溶解し、厚さ400tで第2表に示す
大きさの結晶粒度を有する鋳塊を造塊し、以下の
工程にて供試材を製造した。 本発明例(条件A)においては、鋳塊を550℃
×24hrに均熱した後、引続き450℃×24hrに均熱
する2回の均質化処理を施し、これを430〜300℃
にて7mmtまで熱延した後、加工率50〜95%の冷
延を行つて第2表に示す板厚とし、最終的に340
℃×2hrの軟質化処理を行つた。 一方、第1の比較例(条件B)においては、前
記鋳塊に500℃×24hrの均質化処理を施した後、
本発明例と同じ条件にて熱間圧延、冷間圧延、軟
質化処理を施した。 また、第2の比較例(条件C)においては、前
記鋳塊500℃×24hrの均質化処理を施した後、530
〜400℃にて7mmtまで熱延し、以下本発明例と
同じ条件にて冷間圧延、軟質化処理を施した。 得られた供試材について、ポンチ径40mmφのダ
イスを用いて50%の絞りを実施し、45゜方向耳
(+)と0−90゜方向耳(−)を測定した。その結
果を第1表に併記する。 第2表より明らかなとおり、本発明例では、板
厚が同じ場合でも、板厚が変化した場合でも、深
絞り耳率が極めて小さいことがわかる。 これに対し、比較例の場合には、本発明範囲の
組成であつても、鋳塊の結晶粒度及び製造条件の
いずれかが本発明範囲外であると、耳率が大き
く、+側又は−側にバラツキが生じ、また組成が
本発明範囲外のものでも鋳塊の結晶粒度及び製造
条件が本発明範囲内であると、同様に耳率が大き
く、+側又は−側にバラツキが生じる。しかも同
一の板厚に対してさえもその傾向が生じている。
【表】
【表】
【表】
(発明の効果)
以上詳述したように、本発明によれば、板厚1
mm以上の深絞り用アルミニウム合金軟質板の組成
を規制すると共に、鋳塊の結晶粒度並びに均質化
処理と熱間圧延の条件をコントロールするので、
種々の板厚に加工しても深絞り耳を−3%〜+3
%内にすることができ、方向性の優れた高品質の
アルミニウム材料を提供することができる。しか
も、耳率が小さいので、量産が可能となり、低コ
スト化を図ることができる。
mm以上の深絞り用アルミニウム合金軟質板の組成
を規制すると共に、鋳塊の結晶粒度並びに均質化
処理と熱間圧延の条件をコントロールするので、
種々の板厚に加工しても深絞り耳を−3%〜+3
%内にすることができ、方向性の優れた高品質の
アルミニウム材料を提供することができる。しか
も、耳率が小さいので、量産が可能となり、低コ
スト化を図ることができる。
第1図は深絞り用アルミニウム合金における
FeとSi量について本発明範囲を示す図である。
FeとSi量について本発明範囲を示す図である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 重量%で(以下、同じ)、Fe及びSiが第1図
に示す各点A(Fe:0.2%、Si:0.6%)、B(Fe:
0.2%、Si:0.1%)、C(Fe:0.9%、Si:0.8%)、
D(Fe:0.4%、Si:0.8%)を結ぶ領域内の量で
含有し、残部がAl及び不可避的不純物よりなる
組成を有し、加工率50〜95%の冷間圧延後に軟質
化処理された板厚1mm以上の板であることを特徴
とする深絞り耳が−3%〜+3%以内で方向性が
優れた深絞り用アルミニウム合金軟質板。 2 Fe及びSiが第1図に示す各点A(Fe:0.2%、
Si:0.6%)、B(Fe:0.2%、Si:0.1%)、C
(Fe:0.9%、Si:0.8%)、D(Fe:0.4%、Si:0.8
%)を結ぶ領域内の量で含有し、更にTi:0.01〜
0.2%、Mg:0.2〜2.0%、Cu:0.05〜0.5%、
Mn:0.03〜0.5%、Cr:0.03〜0.4%及びZr:0.01
〜0.2%のうちの少なくとも1種を含有し、残部
がAl及び不純物からなる組成を有し、加工率50
〜95%の冷間圧延後に軟質化処理された板厚1mm
以上の板であることを特徴とする深絞り耳が−3
%〜+3%以内で方向性が優れた深絞り用アルミ
ニウム合金軟質板。 3 Fe及びSiが第1図に示す各点A(Fe:0.2%、
Si:0.6%)、B(Fe:0.2%、Si:0.1%)、C
(Fe:0.9%、Si:0.8%)、D(Fe:0.4%、Si:0.8
%)を結ぶ領域内の量で含有し、残部がAl及び
不純物からなるアルミニウム合金につき、結晶粒
度が3mm以下の鋳塊について500〜600%×2〜
24hrの処理に続き400〜500℃×2〜24hrの処理の
2回の均質化処理を施した後、480〜250℃の間で
熱間圧延を行い、次いで加工率50〜95%の冷間圧
延並びに軟質化処理を行うことを特徴とする方向
性が優れた板厚1mm以上の深絞り用アルミニウム
合金軟質板の製造法。 4 Fe及びSiが第1図に示す各点A(Fe:0.2%、
Si:0.6%)、B(Fe:0.2%、Si:0.1%)、C
(Fe:0.9%、Si:0.8%)、D(Fe:0.4%、Si:0.8
%)を結ぶ領域内の量で含有し、更にTi:0.01〜
0.2%、Mg:0.2〜2.0%、Cu:0.05〜0.5%、
Mn:0.03〜0.5%、Cr:0.03〜0.4%及びZr:0.01
〜0.2%のうちの少なくとも1種を含有し、残部
がAl及び不純物からなるアルミニウム合金につ
き、結晶粒度が3mm以下の鋳塊について500〜600
℃×2〜24hrの処理に続き400〜500℃×2〜24hr
の処理の2回の均質化処理を施した後、480〜250
℃の間で熱間圧延を行い、次いで加工率50〜95%
の冷間圧延並びに軟質化処理を行うことを特徴と
する方向性が優れた板厚1mm以上の深絞り用アル
ミニウム合金軟質板の製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33408387A JPH01176048A (ja) | 1987-12-29 | 1987-12-29 | 方向性が優れた深絞り用アルミニウム合金軟質板及びその製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33408387A JPH01176048A (ja) | 1987-12-29 | 1987-12-29 | 方向性が優れた深絞り用アルミニウム合金軟質板及びその製造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01176048A JPH01176048A (ja) | 1989-07-12 |
| JPH0366382B2 true JPH0366382B2 (ja) | 1991-10-17 |
Family
ID=18273330
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP33408387A Granted JPH01176048A (ja) | 1987-12-29 | 1987-12-29 | 方向性が優れた深絞り用アルミニウム合金軟質板及びその製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH01176048A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5618358A (en) * | 1995-03-01 | 1997-04-08 | Davisson; Thomas | Aluminum alloy composition and methods of manufacture |
| JP5057448B2 (ja) * | 2007-09-12 | 2012-10-24 | 住友軽金属工業株式会社 | 電池ケース蓋用アルミニウム合金板材 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS58224142A (ja) * | 1982-06-22 | 1983-12-26 | Sumitomo Light Metal Ind Ltd | 成形性のすぐれたアルミニウム合金板およびその製造方法 |
| JPS59162261A (ja) * | 1983-03-08 | 1984-09-13 | Sumitomo Light Metal Ind Ltd | 成形用アルミニウム合金硬質板の製造方法 |
-
1987
- 1987-12-29 JP JP33408387A patent/JPH01176048A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01176048A (ja) | 1989-07-12 |
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