JPH0416459B2 - - Google Patents
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- JPH0416459B2 JPH0416459B2 JP15209388A JP15209388A JPH0416459B2 JP H0416459 B2 JPH0416459 B2 JP H0416459B2 JP 15209388 A JP15209388 A JP 15209388A JP 15209388 A JP15209388 A JP 15209388A JP H0416459 B2 JPH0416459 B2 JP H0416459B2
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- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
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Description
産業上の利用分野
本発明は、弗素化化合物と、潤滑剤とに関する
ものであり、特に、潤滑剤用の耐摩耗添加剤とし
て使用可能な新規な弗素化合物に関するものであ
る。 従来の技術 耐摩耗性を改善する目的で潤滑剤に有機弗素誘
導体を添加することは公知である。例えば、フラ
ンス国特許第2520377号には、ポリ弗素化チエー
ンを有するアミンまたはアミノアルコールを添加
することが提案されている。これら化合物を添加
すると耐摩耗性は良くなり、摩耗が大幅に低下す
る。しかし、これらの化合物は揮発性が高いた
め、時間の経過と共に効果が減少する。従つて、
これら化合物の使用は制限されることが多い。 課題を解決するための手段 本発明者達は、下記一般式()に対応する化
合物を弗素化耐摩耗添加剤として用いることによ
り上記の問題をほぼ解消することができるという
ことを発見した: [ここで、 RFは2〜20個の炭素原子を有するペルフルオロ
アルキル基を表し、 Xは下記の二価結合の一つを表し: −(CH2CF2)a(CH2)b− −CF=CHCH2− −CFHCH2CH2− (ここで、aは0〜10の整数を表し、bは1〜4
の整数を表すが、aが0以外のときは2に等し
い) R1は水素原子または1〜12個の炭素原子を有
する直鎖または分技鎖のアルキル基を表し、 R2は水素原子またはメチル基を表し、 R3は1〜24個の炭素原子を有する直鎖または
分技鎖のアルキル基を表す〕。 式()の化合物の中で特に好ましいものは、
RFが6〜16個の炭素原子を有する直鎖ペルフル
オロアルキル基で、Xが−CH2CH2−、−CF=
CHCH2−または−CFCH2CH2−結合で、R1と
R2が水素原子で、R3が8〜18個の炭素原子を有
するアルキル基である化合物である。 本発明では、式()の単一化合物またはこれ
ら化合物の混合物を用いることができる。経済的
な理由から、RF、Xおよび/またはR3が互いに
異なる種々の化合物の工業的混合物を用いるのが
特に有利である。 一般に、式()の化合物は下記の式(): で表されるアミノアルコールを下記式(): (ただし、上記2つの一般式において、RF、R1、
R2およびR3の前記の定義と同じである) で表されるアクリルエステルと縮合することによ
つて得られる。 α,β−不飽和エステルまたはアミドに弗素化
されていないアミンを付加することは古くから知
られている〔例えば、J.Chem.Soc.(1970年)343
および469頁、J.Amer.Chem.Soc.(1949)2533頁
参照〕。これら公知方法を式()のアミノアル
コールと式()のエステルとの縮合に適用する
ことができる。この縮合は特に20〜120℃、好ま
しくは20〜80℃の温度下で行う。溶剤なしで行う
こともできるが、使用するエステルおよびアミノ
アルコール用の溶剤中で行うことが望ましい。溶
剤は(C1〜C4)の低級アルコールが好ましいが、
エーテル、ニトリルおよびこれらの混合物(特に
エーテル/アセトニトリル混合物)の中から選択
することもできる。縮合は触媒無しでも充分行う
ことができるが、酢酸または硫酸等の酸触媒を添
加することにより反応を加速してもよい。 弗素化アミノアルコール()とエステル
()は一般にほぼ等モル量用いられるが、沸点
の低いエステル()(例えば、アクリル酸メチ
ル)の場合には、反応溶剤として過剰量のエステ
ルを用いれば有利である。この過剰量は、アミノ
アルコール1モルに対して5モルまでとし、反応
後には大気圧または真空下で蒸留により除去す
る。 R3が低級(C1〜C4)アルキル基である式()
の化合物を長鎖アルコールを用いてエステル交換
することによつて、R3が長鎖(C5〜C24)のアル
キル基である式()の化合物を製造することも
できる。 本発明の特殊な実施態様では、エステル()
が不足な状態でアミノアルコール()とエステ
ル()との縮合を行うことができる。この不足
分は理論量の半分までとする。この場合には、化
合物()の他に出発アミノアルコールを50%以
下含む混合物が得られる。この混合物は潤滑剤用
の耐摩耗添加剤として使用することもできる。従
つてこの混合物も本発明に含まれる。同様に、ア
ミノアルコール()および/またはエステル
()の工業的混合物から得られるより複雑な混
合物も本発明に含まれる。 式()のエステルとしては、例えばアクリル
酸またはメタクリル酸のメチル、n−ブチル、2
−エチルヘキシル、n−ドデシル、n−テトラデ
シル、n−ヘキサデシル、n−オクタデシルおよ
びn−オクタデシルを挙げられるが、特にアクリ
レートが好ましい。 Xが−CFHCH2CH2−結合である化合物以外
の、アミノアルコール()は公知物質である
(例えばフランス国特許第1532284号とその追加特
許第93170号、第95059号、第2102753号およびア
メリカ合衆国特許第3535381号を参照)。このらの
化合物は、下記の式: RF−(CH2CF2)a(CH2)b−I () で表される沃素化誘導体を、下記の式: (ただし、上記2つの式においてRF、a、bお
よびR1は前記定義と同じものである) で表されるアミノアルコールと縮合することによ
り得ることができる。RF−CH2CH2I型の沃化物
を用いる場合には、縮合により一般に下記の式: および (ただし、R'FはRF基より炭素原子が1個少ない
ペルフルオロ基である) でそれぞれ表される弗素化アミノアルコールの混
合物が得られる。これら2つのアミノアルコール
はガスクロマトグラフイーにより必要に応じて分
離することもできる。また、大過剰のアミノアル
コール(V)を用いて飽和アミノアルコール(
−a)を選択的に製造することもできる。同様
に、アミノアルコール(V)を上記アメリカ合衆
国特許第3535381号による弗素化オレフインRF−
CH=CH2と縮合して不飽和アミノアルコール
(−b)を選択的に製造することもできる。 Xが−CFCH2CH2−結合である弗素化アミノ
アルコール()は弗素化アミノアルコール(
−b)の水素化で得られる。この水素化は、例え
ば200バール以下、好ましくは5〜100バールの水
素圧力で、25〜250℃、好ましくは50〜150℃の温
度で、ラネーニツケルまたは炭素上のパラジウム
等の触媒を用いてアルコール(望ましくはメタノ
ールまたはエタノール)中で行うことができる。 飽和弗素化アミノアルコールの混合物を得るた
めにこの水素化反応を用いて、弗素化アミノアル
コール(−a)と(−b)との混合物を得る
こともできる。 最良の耐摩耗効率を得るために潤滑油中に添加
すべき式()の化合物の量は、潤滑油の重量に
対して少なくとも0.01%、特に0.05〜0.5%が望ま
しい。 潤滑油は、鉱油、合成炭化水素またはグリコー
ル類、グリコールエーテル類、グリコールエステ
ル類、ポリオキシアルキレングリコール類、これ
らのエーテル類およびエステル類並びにモノカル
ボン酸またはポリカルボン酸のエステル、一価ま
たは多価エステルに属する合成油でよいが、ここ
に挙げたものに限られるわけではない。 エンジンオイルの製造を目的とする“ニユート
ラル・ソルベント(Neutral Solvent)”をベー
スとした石油留分を潤滑剤のベースとして用いる
場合には、本発明の有機弗素誘導体と、カルシウ
ムまたはバリウムアルキルフエネートおよびスル
ホン酸アルキルアリール等の公知の分散一洗浄添
加剤または琥珀酸誘導体のような“灰色のない”
分散剤とを併用すれば有利である。これらの分散
−洗浄添加剤を添加することによつて、弗素化添
加剤の耐摩耗性を損わずに且つ分散−洗浄添加剤
自体の能力を失わせずに、弗素化添加剤の可溶化
を促進することができる。 本発明の弗素化誘導体をアルキルジチオ燐酸亜
鉛等の添加剤を既に含有している配合油に添加す
ることにより、例えば、分散性、洗浄力、耐蝕性
等の他の添加剤によつて与えられる特性と干渉す
ることなしに、体摩耗性を実質的に改善し、油の
耐久性が向上する。 内燃機関用油配合物に耐摩耗添加剤として用い
られるジチオ燐酸亜鉛の全部または一部の代わり
に、本発明の有機弗素化合物を0.1〜0.2%使用す
ることにより、前記の従来の添加剤と同一または
それ以上の優れた耐摩耗性を達成することができ
る。 従つて、本発明の弗素化添加剤は、石油または
デイーゼルエンジン用の潤滑油中のアルキルジチ
オ燐酸亜鉛の代用またはこれら潤滑油への別の添
加剤として使用することができる。 以下、実施例および試験により本発明をさらに
詳しく説明するが、本発明はこれらに限定される
ものではない。尚、下記の百分率は特に指示のな
い限り重量%である。 実施例 1 冷却器を備えた100mlの丸底フラスコ中で、一
定の撹拌を維持しながら、弗素化アミノアルコー
ルC8F17−CH2CH2−NH−CH2CH2−OHと
C7F15CF=CH−CH2−NH−CH2CH2OH(各々
65モル%と35モル%)の混合物20gを、エタノー
ル10g中に溶かした溶液にアクリル酸メチル4g
を添加する。この混合物を10時間還流した後、エ
タノールと過剰のアクリル酸メチルを真空下で蒸
発させて除去する。 残留物(22g)を赤外分光光度法(エステル帯
域:1730cm-1)により分析した結果、下記のエス
テルに対応していることを確認した: および、 この生成物はオレンジ色の液体で、室温で少し
濁つているが、60℃では完全に均質である。 第1〜3図は実施例1で得られた生成物の
1H、 13C、 19FのNMRスペクトルである。 1H
および 13CのNMRスペクトルはCDCl3を溶媒と
してジエオル(Jeol)GX270MHz装置で測定した
ものである。 19FのNMRスペクトルはCDCl3を
溶媒としてブルカー(Bruker)200MHz装置で測
定したものであり、ケミカルシフトは末端基CF3
に対して示されている(δ=0)。 実施例 2 実施例1と同じ弗素化アミノアルコール混合物
20gと、アクリル酸n−ブチル5.55gと、n−ブ
タノール10gとを含む溶液の温度を10時間100℃
に維持する。次に、この反応混合物を濾過し後、
溶剤と過剰のアクリル酸ブチルを真空下で蒸発さ
せる。 得られた生成物(23g)は、式: および のエステルに対応し、オレンジ色の液体であり、
室温で濁つている。 第4〜6図は実施例1と同様な方法で測定した
実施例2で得られた生成物の 1H、 13C、 19Fの
NMRスペクトルである。 実施例 3 実施例2を繰返すが、酢酸0.1gを加え、反応
混合物を6時間だけ加熱した。 その結果、上記と同じ生成物が91%の収率で得
られた。 実施例 4 実施例1と同じ装置中で、n−ブタノール10g
に実施例1と同じ弗素化アミノアルコール混合物
23.72gを溶かした溶液に一定の撹拌を行いなが
らアクリル酸ラウリル11.4gを添加する。この混
合物を100℃に10時間加熱した後、n−ブタノー
ルを真空下で除去し、残留物をジクロロメタンに
溶解させる。この溶液を濾過し、ジクロロメタン
を蒸発により除去する。 これにより、式: および のエステル混合物が得られる。これは透明のオレ
ンジ色の液体である(32.7g:収率93%)。 実施例 5 アクリル酸メチル20gと、下記の式: CoF2o+1CH2CH2−NH−CH2CH2OHおよびCo-1
F2o-1CF=CHCH2−NH−CH2CH2OH (ここで、nは6、8、10、12および14で、それ
ぞれの重量%は56.2%、27.2%、12.3%、3.7%お
よび0.6%である) の弗素化アミノアルコールの工業的混合物20gと
を撹拌しながら80℃で8時間加熱する。上記工業
的混合物は平均分子量が466であり、飽和アミノ
アルコール約65モル%と不飽和アミノアルコール
35モル%とを含んでいる。 過剰なアクリル酸メチルを蒸発させた後、式: および のエステル混合物が91.3%の収率で得られる。こ
れは透明の黄色い液体であつた。この生成物の特
性決定を赤外分光光度法により行つた(エステル
帯域:1730cm-1)。 実施例 6 実施例2と同様に操作を行うが、C8F17および
C7F15のアミノアルコールの代わりに、実施例5
に記載した弗素化アミノアルコールの工業的混合
物20gを用い、さらにアクリル酸ブチル6gを用
いる。 24.05gの透明な液体が得られ、これは式: および のエステルに対応する。 実施例 7 冷却器を備えた100mlの三角フラスコ中で、実
施例5で定義した弗素化アミノアルコールの工業
的混合物20gをn−ブタノール10g中に溶かした
溶液に、アクリル酸−2−エチルヘキシル7.9g
を撹拌しながら添加し、この混合物を80℃で8時
間加熱する。 真空下の蒸発によりn−ブタノールを除去した
後、下記の式で表されるエステルから成る透明の
黄色い液体が95%の収率で得られた: および 実施例 8 実施例4と同様に操作を行うが、C8F17および
C7F15のアミノアルコールの代わりに実施例5で
定義した弗素化アミノアルコールの工業的混合物
20gを用いる。 その結果、式: および で表されるエステルから成る混合物が収率92%で
得られた。 実施例 9 実施例5で定義された弗素化アミノアルコール
の工業的混合物6.18gを収容したフラスコ中に、
不足量に相当するアクリル酸n−ブチル(1.09g
すなわち、約0.65モル当量に相当)と、メタノー
ル9gを添加する。この混合物を撹拌しながら室
温で96時間放置する。 メタノールの蒸発後、室温で濁つているが、約
60℃で均質となる生成物を得た。この生成物は、
約60モル%が式: および で表されるエステル混合物で、また約40モル%が
未反応の弗素化アミノアルコール混合物である。 実施例 10 実施例9を繰返すが、アクリル酸n−ブチルを
1.42g(0.847モル当量)を用いた。その結果、
類似した生成物が90%の収率で得られた。 実施例 11 (a) 磁石駆動の撹拌器を備えた4のステンレス
鋼製オートクレーブ中に、弗素化アミノアルコ
ール: C8F17−CH2CH2−NH−CH2CH2OH(67モ
ル%)と、 C7F15−CF=CH−CH2−NH−CH2CH2OH
(33モル%)との混合物2000gを加え、次に、
99%の純粋エタノール1.2と、99%の純粋エ
タノール中に約60%のラネーニツケル懸濁液32
gを加えた。 このオートクレーブを30バールの窒素で3回
パージし、さらに30バールの水素で3回バージ
を行う。この混合物を2000rpmの速度で撹拌
し、かつ圧力を20バールに維持しながら、70℃
で6時間45分間水素化する。オートクレーブを
冷却し、圧力を開放し、さらにパージした後、
触媒を濾過し、エタノールを蒸発により除去す
る。 この結果、融点51℃の薄い黄色の固体1940g
が得られ、GC分析により下記のような構成で
あることがわかつた。 C8F17−CH2CH2−NH−CH2CH2OH:65.6% C7F15−CFH−CH2CH2−NH−CH2CH2OH:
25.4% C7F15−CH2CH2CH2−NH−CH2CH2OH:8.9
% (b) 冷却器を備えた100mlの三角フラスコ中にお
いて、n−ブタノール10g中に上記の飽和弗素
化アミノアルコール混合物6.27gを溶かした溶
液に一定の撹拌を行いながら、アクリル酸n−
ブチル1.87gを添加する。この混合物を100℃
で10時間加熱した後、n−ブタノールおよび過
剰のアクリル酸ブチルを蒸発により除去する。
黄色い残留物をジクロロメタン中に溶解させ、
この溶液を濾過し、ジクロロメタンを蒸発させ
る。 その結果、式: および で表される黄色い液体状のエステル混合物が96
%の収率で得られ、この特定決定を赤外分光光
度法により行つた(エステル帯域:1725cm-1)。 実施例 12 (a) 実施例11(a)と同様に、式: CoF2o+1CH2CH2−NH −CH2CH2OH(67mol%) および Co-1F2o-1−CF=CH−CH2 −NH−CH2CH2OH(33mol%) (ただし、フツ素鎖の重量分布は下記の通り: n % 6 55.7 8 27.2 10 10.15 12 3.9 ≧14 2.9) で表される弗素化アミノアルコールの工業的混
合物2000gを80℃で9時間水素化する。 触媒を濾過し、エタノールを蒸発して除去し
た後、薄い黄色の半液体、半固体の生成物(45
℃で完全な液体となる)1990gが得られ、GC
分析により、次のような分析結果を得た。 CoF2o+1−CH2CH2−NH−CH2CH2OH:69.3
% Co-1F2o-1−CFH−CH2CH2−NH−
CH2CH2OH:18.6% Co-1F2o-1CH2CH2CH2−NH−CH2CH2OH:
9.8% (b) 上記の飽和弗素化アミノアルコールの混合物
5.5gに2−エチルヘキシルアクリレート2.05
gを添加し、これを8時間100℃に加熱する。 その結果、式: および で表されるエステルから成る透明のオレンジ色
の液体が93%の収率で得られる。 実施例 13 実施例12(b)を繰返すが、2−エチルヘキシルア
クリレートの代わりにアクリル酸ラウリル3.3g
と、実施例12(a)で得られた飽和弗素化アミノアル
コール混合物6.87gを用いた。 このようにして得られたラウリルエステル混合
物(収率:92%)は、透明の黄色い液体状であつ
た。 実施例 14 冷却器を備えた250mlの三角フラスコ中におい
て、エーテル/アセトニトリル混合物(3:1)
12g中に実施例12(a)で得られた飽和弗素化アミノ
アルコール混合物6.73gを溶かした溶液中に、ア
クリル酸n−ブチル1.56g(0.85モル当量)を添
加する。この混合物を撹拌しながら96時間室温下
で放置する。その後、溶剤を真空下の蒸留により
除去する。 この結果、透明の黄色い液体7.5gが回収され、
これは出発飽和弗素化アミノアルコール約20モル
%と、これらアミノアルコールのブチルエステル
約80モル%とで構成されていた。 耐摩耗試験 ベースオイルとしての鉱油200ニユートラル・
ソルベント(Neutral Solvent)と、添加剤とし
ての本発明に従う弗素チエーンを有する化合物と
を含む潤滑剤組成物の耐摩耗能力をシエル
(SHELL)のEP4ボール試験機を用いて測定し
た。尚、この試験機については、“ASTM規格年
報(Annual Book of ASTM Standards)”パ
ート24(1979)680〜688頁に記載されている。 この試験は、直径12mmの1個のボールを回転速
度1500rpmで、試験対象の潤滑剤を塗布した他の
3個の固定ボール上で回転させるというものであ
る。40または70daNの荷重をレバー機構により加
えながら、チヤツク中に収納されている上方の回
転ボールに向けて3個の固定ボールを押す。 潤滑剤の耐摩耗効率は、1時間の操作後の3個
の固定ボール上に付いた摩耗痕の直径の平均値よ
り定める。 下記の第1表はFxで表される本発明に従う
種々の弗素化添加剤の試験結果をまとめたもので
ある。ここでxは、弗素化添加剤の製法を記載し
た各実施例の番号に対応し、この添加剤はすべて
のケースにおいて0.1重量%の比率で試験されて
いる。
ものであり、特に、潤滑剤用の耐摩耗添加剤とし
て使用可能な新規な弗素化合物に関するものであ
る。 従来の技術 耐摩耗性を改善する目的で潤滑剤に有機弗素誘
導体を添加することは公知である。例えば、フラ
ンス国特許第2520377号には、ポリ弗素化チエー
ンを有するアミンまたはアミノアルコールを添加
することが提案されている。これら化合物を添加
すると耐摩耗性は良くなり、摩耗が大幅に低下す
る。しかし、これらの化合物は揮発性が高いた
め、時間の経過と共に効果が減少する。従つて、
これら化合物の使用は制限されることが多い。 課題を解決するための手段 本発明者達は、下記一般式()に対応する化
合物を弗素化耐摩耗添加剤として用いることによ
り上記の問題をほぼ解消することができるという
ことを発見した: [ここで、 RFは2〜20個の炭素原子を有するペルフルオロ
アルキル基を表し、 Xは下記の二価結合の一つを表し: −(CH2CF2)a(CH2)b− −CF=CHCH2− −CFHCH2CH2− (ここで、aは0〜10の整数を表し、bは1〜4
の整数を表すが、aが0以外のときは2に等し
い) R1は水素原子または1〜12個の炭素原子を有
する直鎖または分技鎖のアルキル基を表し、 R2は水素原子またはメチル基を表し、 R3は1〜24個の炭素原子を有する直鎖または
分技鎖のアルキル基を表す〕。 式()の化合物の中で特に好ましいものは、
RFが6〜16個の炭素原子を有する直鎖ペルフル
オロアルキル基で、Xが−CH2CH2−、−CF=
CHCH2−または−CFCH2CH2−結合で、R1と
R2が水素原子で、R3が8〜18個の炭素原子を有
するアルキル基である化合物である。 本発明では、式()の単一化合物またはこれ
ら化合物の混合物を用いることができる。経済的
な理由から、RF、Xおよび/またはR3が互いに
異なる種々の化合物の工業的混合物を用いるのが
特に有利である。 一般に、式()の化合物は下記の式(): で表されるアミノアルコールを下記式(): (ただし、上記2つの一般式において、RF、R1、
R2およびR3の前記の定義と同じである) で表されるアクリルエステルと縮合することによ
つて得られる。 α,β−不飽和エステルまたはアミドに弗素化
されていないアミンを付加することは古くから知
られている〔例えば、J.Chem.Soc.(1970年)343
および469頁、J.Amer.Chem.Soc.(1949)2533頁
参照〕。これら公知方法を式()のアミノアル
コールと式()のエステルとの縮合に適用する
ことができる。この縮合は特に20〜120℃、好ま
しくは20〜80℃の温度下で行う。溶剤なしで行う
こともできるが、使用するエステルおよびアミノ
アルコール用の溶剤中で行うことが望ましい。溶
剤は(C1〜C4)の低級アルコールが好ましいが、
エーテル、ニトリルおよびこれらの混合物(特に
エーテル/アセトニトリル混合物)の中から選択
することもできる。縮合は触媒無しでも充分行う
ことができるが、酢酸または硫酸等の酸触媒を添
加することにより反応を加速してもよい。 弗素化アミノアルコール()とエステル
()は一般にほぼ等モル量用いられるが、沸点
の低いエステル()(例えば、アクリル酸メチ
ル)の場合には、反応溶剤として過剰量のエステ
ルを用いれば有利である。この過剰量は、アミノ
アルコール1モルに対して5モルまでとし、反応
後には大気圧または真空下で蒸留により除去す
る。 R3が低級(C1〜C4)アルキル基である式()
の化合物を長鎖アルコールを用いてエステル交換
することによつて、R3が長鎖(C5〜C24)のアル
キル基である式()の化合物を製造することも
できる。 本発明の特殊な実施態様では、エステル()
が不足な状態でアミノアルコール()とエステ
ル()との縮合を行うことができる。この不足
分は理論量の半分までとする。この場合には、化
合物()の他に出発アミノアルコールを50%以
下含む混合物が得られる。この混合物は潤滑剤用
の耐摩耗添加剤として使用することもできる。従
つてこの混合物も本発明に含まれる。同様に、ア
ミノアルコール()および/またはエステル
()の工業的混合物から得られるより複雑な混
合物も本発明に含まれる。 式()のエステルとしては、例えばアクリル
酸またはメタクリル酸のメチル、n−ブチル、2
−エチルヘキシル、n−ドデシル、n−テトラデ
シル、n−ヘキサデシル、n−オクタデシルおよ
びn−オクタデシルを挙げられるが、特にアクリ
レートが好ましい。 Xが−CFHCH2CH2−結合である化合物以外
の、アミノアルコール()は公知物質である
(例えばフランス国特許第1532284号とその追加特
許第93170号、第95059号、第2102753号およびア
メリカ合衆国特許第3535381号を参照)。このらの
化合物は、下記の式: RF−(CH2CF2)a(CH2)b−I () で表される沃素化誘導体を、下記の式: (ただし、上記2つの式においてRF、a、bお
よびR1は前記定義と同じものである) で表されるアミノアルコールと縮合することによ
り得ることができる。RF−CH2CH2I型の沃化物
を用いる場合には、縮合により一般に下記の式: および (ただし、R'FはRF基より炭素原子が1個少ない
ペルフルオロ基である) でそれぞれ表される弗素化アミノアルコールの混
合物が得られる。これら2つのアミノアルコール
はガスクロマトグラフイーにより必要に応じて分
離することもできる。また、大過剰のアミノアル
コール(V)を用いて飽和アミノアルコール(
−a)を選択的に製造することもできる。同様
に、アミノアルコール(V)を上記アメリカ合衆
国特許第3535381号による弗素化オレフインRF−
CH=CH2と縮合して不飽和アミノアルコール
(−b)を選択的に製造することもできる。 Xが−CFCH2CH2−結合である弗素化アミノ
アルコール()は弗素化アミノアルコール(
−b)の水素化で得られる。この水素化は、例え
ば200バール以下、好ましくは5〜100バールの水
素圧力で、25〜250℃、好ましくは50〜150℃の温
度で、ラネーニツケルまたは炭素上のパラジウム
等の触媒を用いてアルコール(望ましくはメタノ
ールまたはエタノール)中で行うことができる。 飽和弗素化アミノアルコールの混合物を得るた
めにこの水素化反応を用いて、弗素化アミノアル
コール(−a)と(−b)との混合物を得る
こともできる。 最良の耐摩耗効率を得るために潤滑油中に添加
すべき式()の化合物の量は、潤滑油の重量に
対して少なくとも0.01%、特に0.05〜0.5%が望ま
しい。 潤滑油は、鉱油、合成炭化水素またはグリコー
ル類、グリコールエーテル類、グリコールエステ
ル類、ポリオキシアルキレングリコール類、これ
らのエーテル類およびエステル類並びにモノカル
ボン酸またはポリカルボン酸のエステル、一価ま
たは多価エステルに属する合成油でよいが、ここ
に挙げたものに限られるわけではない。 エンジンオイルの製造を目的とする“ニユート
ラル・ソルベント(Neutral Solvent)”をベー
スとした石油留分を潤滑剤のベースとして用いる
場合には、本発明の有機弗素誘導体と、カルシウ
ムまたはバリウムアルキルフエネートおよびスル
ホン酸アルキルアリール等の公知の分散一洗浄添
加剤または琥珀酸誘導体のような“灰色のない”
分散剤とを併用すれば有利である。これらの分散
−洗浄添加剤を添加することによつて、弗素化添
加剤の耐摩耗性を損わずに且つ分散−洗浄添加剤
自体の能力を失わせずに、弗素化添加剤の可溶化
を促進することができる。 本発明の弗素化誘導体をアルキルジチオ燐酸亜
鉛等の添加剤を既に含有している配合油に添加す
ることにより、例えば、分散性、洗浄力、耐蝕性
等の他の添加剤によつて与えられる特性と干渉す
ることなしに、体摩耗性を実質的に改善し、油の
耐久性が向上する。 内燃機関用油配合物に耐摩耗添加剤として用い
られるジチオ燐酸亜鉛の全部または一部の代わり
に、本発明の有機弗素化合物を0.1〜0.2%使用す
ることにより、前記の従来の添加剤と同一または
それ以上の優れた耐摩耗性を達成することができ
る。 従つて、本発明の弗素化添加剤は、石油または
デイーゼルエンジン用の潤滑油中のアルキルジチ
オ燐酸亜鉛の代用またはこれら潤滑油への別の添
加剤として使用することができる。 以下、実施例および試験により本発明をさらに
詳しく説明するが、本発明はこれらに限定される
ものではない。尚、下記の百分率は特に指示のな
い限り重量%である。 実施例 1 冷却器を備えた100mlの丸底フラスコ中で、一
定の撹拌を維持しながら、弗素化アミノアルコー
ルC8F17−CH2CH2−NH−CH2CH2−OHと
C7F15CF=CH−CH2−NH−CH2CH2OH(各々
65モル%と35モル%)の混合物20gを、エタノー
ル10g中に溶かした溶液にアクリル酸メチル4g
を添加する。この混合物を10時間還流した後、エ
タノールと過剰のアクリル酸メチルを真空下で蒸
発させて除去する。 残留物(22g)を赤外分光光度法(エステル帯
域:1730cm-1)により分析した結果、下記のエス
テルに対応していることを確認した: および、 この生成物はオレンジ色の液体で、室温で少し
濁つているが、60℃では完全に均質である。 第1〜3図は実施例1で得られた生成物の
1H、 13C、 19FのNMRスペクトルである。 1H
および 13CのNMRスペクトルはCDCl3を溶媒と
してジエオル(Jeol)GX270MHz装置で測定した
ものである。 19FのNMRスペクトルはCDCl3を
溶媒としてブルカー(Bruker)200MHz装置で測
定したものであり、ケミカルシフトは末端基CF3
に対して示されている(δ=0)。 実施例 2 実施例1と同じ弗素化アミノアルコール混合物
20gと、アクリル酸n−ブチル5.55gと、n−ブ
タノール10gとを含む溶液の温度を10時間100℃
に維持する。次に、この反応混合物を濾過し後、
溶剤と過剰のアクリル酸ブチルを真空下で蒸発さ
せる。 得られた生成物(23g)は、式: および のエステルに対応し、オレンジ色の液体であり、
室温で濁つている。 第4〜6図は実施例1と同様な方法で測定した
実施例2で得られた生成物の 1H、 13C、 19Fの
NMRスペクトルである。 実施例 3 実施例2を繰返すが、酢酸0.1gを加え、反応
混合物を6時間だけ加熱した。 その結果、上記と同じ生成物が91%の収率で得
られた。 実施例 4 実施例1と同じ装置中で、n−ブタノール10g
に実施例1と同じ弗素化アミノアルコール混合物
23.72gを溶かした溶液に一定の撹拌を行いなが
らアクリル酸ラウリル11.4gを添加する。この混
合物を100℃に10時間加熱した後、n−ブタノー
ルを真空下で除去し、残留物をジクロロメタンに
溶解させる。この溶液を濾過し、ジクロロメタン
を蒸発により除去する。 これにより、式: および のエステル混合物が得られる。これは透明のオレ
ンジ色の液体である(32.7g:収率93%)。 実施例 5 アクリル酸メチル20gと、下記の式: CoF2o+1CH2CH2−NH−CH2CH2OHおよびCo-1
F2o-1CF=CHCH2−NH−CH2CH2OH (ここで、nは6、8、10、12および14で、それ
ぞれの重量%は56.2%、27.2%、12.3%、3.7%お
よび0.6%である) の弗素化アミノアルコールの工業的混合物20gと
を撹拌しながら80℃で8時間加熱する。上記工業
的混合物は平均分子量が466であり、飽和アミノ
アルコール約65モル%と不飽和アミノアルコール
35モル%とを含んでいる。 過剰なアクリル酸メチルを蒸発させた後、式: および のエステル混合物が91.3%の収率で得られる。こ
れは透明の黄色い液体であつた。この生成物の特
性決定を赤外分光光度法により行つた(エステル
帯域:1730cm-1)。 実施例 6 実施例2と同様に操作を行うが、C8F17および
C7F15のアミノアルコールの代わりに、実施例5
に記載した弗素化アミノアルコールの工業的混合
物20gを用い、さらにアクリル酸ブチル6gを用
いる。 24.05gの透明な液体が得られ、これは式: および のエステルに対応する。 実施例 7 冷却器を備えた100mlの三角フラスコ中で、実
施例5で定義した弗素化アミノアルコールの工業
的混合物20gをn−ブタノール10g中に溶かした
溶液に、アクリル酸−2−エチルヘキシル7.9g
を撹拌しながら添加し、この混合物を80℃で8時
間加熱する。 真空下の蒸発によりn−ブタノールを除去した
後、下記の式で表されるエステルから成る透明の
黄色い液体が95%の収率で得られた: および 実施例 8 実施例4と同様に操作を行うが、C8F17および
C7F15のアミノアルコールの代わりに実施例5で
定義した弗素化アミノアルコールの工業的混合物
20gを用いる。 その結果、式: および で表されるエステルから成る混合物が収率92%で
得られた。 実施例 9 実施例5で定義された弗素化アミノアルコール
の工業的混合物6.18gを収容したフラスコ中に、
不足量に相当するアクリル酸n−ブチル(1.09g
すなわち、約0.65モル当量に相当)と、メタノー
ル9gを添加する。この混合物を撹拌しながら室
温で96時間放置する。 メタノールの蒸発後、室温で濁つているが、約
60℃で均質となる生成物を得た。この生成物は、
約60モル%が式: および で表されるエステル混合物で、また約40モル%が
未反応の弗素化アミノアルコール混合物である。 実施例 10 実施例9を繰返すが、アクリル酸n−ブチルを
1.42g(0.847モル当量)を用いた。その結果、
類似した生成物が90%の収率で得られた。 実施例 11 (a) 磁石駆動の撹拌器を備えた4のステンレス
鋼製オートクレーブ中に、弗素化アミノアルコ
ール: C8F17−CH2CH2−NH−CH2CH2OH(67モ
ル%)と、 C7F15−CF=CH−CH2−NH−CH2CH2OH
(33モル%)との混合物2000gを加え、次に、
99%の純粋エタノール1.2と、99%の純粋エ
タノール中に約60%のラネーニツケル懸濁液32
gを加えた。 このオートクレーブを30バールの窒素で3回
パージし、さらに30バールの水素で3回バージ
を行う。この混合物を2000rpmの速度で撹拌
し、かつ圧力を20バールに維持しながら、70℃
で6時間45分間水素化する。オートクレーブを
冷却し、圧力を開放し、さらにパージした後、
触媒を濾過し、エタノールを蒸発により除去す
る。 この結果、融点51℃の薄い黄色の固体1940g
が得られ、GC分析により下記のような構成で
あることがわかつた。 C8F17−CH2CH2−NH−CH2CH2OH:65.6% C7F15−CFH−CH2CH2−NH−CH2CH2OH:
25.4% C7F15−CH2CH2CH2−NH−CH2CH2OH:8.9
% (b) 冷却器を備えた100mlの三角フラスコ中にお
いて、n−ブタノール10g中に上記の飽和弗素
化アミノアルコール混合物6.27gを溶かした溶
液に一定の撹拌を行いながら、アクリル酸n−
ブチル1.87gを添加する。この混合物を100℃
で10時間加熱した後、n−ブタノールおよび過
剰のアクリル酸ブチルを蒸発により除去する。
黄色い残留物をジクロロメタン中に溶解させ、
この溶液を濾過し、ジクロロメタンを蒸発させ
る。 その結果、式: および で表される黄色い液体状のエステル混合物が96
%の収率で得られ、この特定決定を赤外分光光
度法により行つた(エステル帯域:1725cm-1)。 実施例 12 (a) 実施例11(a)と同様に、式: CoF2o+1CH2CH2−NH −CH2CH2OH(67mol%) および Co-1F2o-1−CF=CH−CH2 −NH−CH2CH2OH(33mol%) (ただし、フツ素鎖の重量分布は下記の通り: n % 6 55.7 8 27.2 10 10.15 12 3.9 ≧14 2.9) で表される弗素化アミノアルコールの工業的混
合物2000gを80℃で9時間水素化する。 触媒を濾過し、エタノールを蒸発して除去し
た後、薄い黄色の半液体、半固体の生成物(45
℃で完全な液体となる)1990gが得られ、GC
分析により、次のような分析結果を得た。 CoF2o+1−CH2CH2−NH−CH2CH2OH:69.3
% Co-1F2o-1−CFH−CH2CH2−NH−
CH2CH2OH:18.6% Co-1F2o-1CH2CH2CH2−NH−CH2CH2OH:
9.8% (b) 上記の飽和弗素化アミノアルコールの混合物
5.5gに2−エチルヘキシルアクリレート2.05
gを添加し、これを8時間100℃に加熱する。 その結果、式: および で表されるエステルから成る透明のオレンジ色
の液体が93%の収率で得られる。 実施例 13 実施例12(b)を繰返すが、2−エチルヘキシルア
クリレートの代わりにアクリル酸ラウリル3.3g
と、実施例12(a)で得られた飽和弗素化アミノアル
コール混合物6.87gを用いた。 このようにして得られたラウリルエステル混合
物(収率:92%)は、透明の黄色い液体状であつ
た。 実施例 14 冷却器を備えた250mlの三角フラスコ中におい
て、エーテル/アセトニトリル混合物(3:1)
12g中に実施例12(a)で得られた飽和弗素化アミノ
アルコール混合物6.73gを溶かした溶液中に、ア
クリル酸n−ブチル1.56g(0.85モル当量)を添
加する。この混合物を撹拌しながら96時間室温下
で放置する。その後、溶剤を真空下の蒸留により
除去する。 この結果、透明の黄色い液体7.5gが回収され、
これは出発飽和弗素化アミノアルコール約20モル
%と、これらアミノアルコールのブチルエステル
約80モル%とで構成されていた。 耐摩耗試験 ベースオイルとしての鉱油200ニユートラル・
ソルベント(Neutral Solvent)と、添加剤とし
ての本発明に従う弗素チエーンを有する化合物と
を含む潤滑剤組成物の耐摩耗能力をシエル
(SHELL)のEP4ボール試験機を用いて測定し
た。尚、この試験機については、“ASTM規格年
報(Annual Book of ASTM Standards)”パ
ート24(1979)680〜688頁に記載されている。 この試験は、直径12mmの1個のボールを回転速
度1500rpmで、試験対象の潤滑剤を塗布した他の
3個の固定ボール上で回転させるというものであ
る。40または70daNの荷重をレバー機構により加
えながら、チヤツク中に収納されている上方の回
転ボールに向けて3個の固定ボールを押す。 潤滑剤の耐摩耗効率は、1時間の操作後の3個
の固定ボール上に付いた摩耗痕の直径の平均値よ
り定める。 下記の第1表はFxで表される本発明に従う
種々の弗素化添加剤の試験結果をまとめたもので
ある。ここでxは、弗素化添加剤の製法を記載し
た各実施例の番号に対応し、この添加剤はすべて
のケースにおいて0.1重量%の比率で試験されて
いる。
【表】
【表】
熱安定度試験
実際のエンジンと同様の条件下で添加剤の性能
を試験するため、本発明に従う弗素化合物を大気
下で重量熱分析した。この試験は、試料を空気流
10/hで加熱(2℃/分)し、200、250および
300℃での重量損失率(%)を記録するというも
のである。 下記の第2表に得られた結果をまとめた。比較
のため、従来技術(フランス国特許第2520377号)
に記載された下記の弗素化合物の性能を第2表の
初めに示してある。 P1:C8F17−C2H4−NH−C2H4OH P2:CoF2o+1−C2H4−NH−C2H4OH (ただし、nは実施例5で定義のもの)
を試験するため、本発明に従う弗素化合物を大気
下で重量熱分析した。この試験は、試料を空気流
10/hで加熱(2℃/分)し、200、250および
300℃での重量損失率(%)を記録するというも
のである。 下記の第2表に得られた結果をまとめた。比較
のため、従来技術(フランス国特許第2520377号)
に記載された下記の弗素化合物の性能を第2表の
初めに示してある。 P1:C8F17−C2H4−NH−C2H4OH P2:CoF2o+1−C2H4−NH−C2H4OH (ただし、nは実施例5で定義のもの)
第1〜3図は実施例1で得られた生成物の
1H、 13C、 19FのNMRスペクトルである。第4
〜6図は実施例2で得られた生成物の 1H、
13C、 19FのNMRスペクトルである。
1H、 13C、 19FのNMRスペクトルである。第4
〜6図は実施例2で得られた生成物の 1H、
13C、 19FのNMRスペクトルである。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 下記一般式()で表されるポリ弗素化化合
物: [ここで、 RFは2〜20個の炭素原子を有するペルフルオ
ロアルキル基を表し、 Xは下記の二価結合の一つを表し: −(CH2CF2)a(CH2)b− −CF=CHCH2− −CFHCH2CH2− (ここで、aは0〜10の整数を表し、bは1〜4
の整数を表すが、aが0以外のときは2に等し
い) R1は水素原子または1〜12個の炭素原子を有
する直鎖または分枝鎖のアルキル基を表し、 R2は水素原子またはメチル基を表し、 R3は1〜24個の炭素原子を有する直鎖または分
枝鎖のアルキル基を表す]。 2 RFが2〜20個の炭素原子を有する直鎖また
は分枝鎖のペルフルオロアルキル基であり、R2
が水素原子である請求項1に記載の化合物。 3 RFが6〜16個の炭素原子を有する直鎖また
は分枝鎖のペルフルオロアルキル基であり、Xが
−CH2CH2−、−CF=CHCH2−または−
CFHCH2CH2−結合であり、R1とR2が水素原子
であり、R3が8〜18個の炭素原子を有するアル
キル基である請求項1に記載の化合物。 4 RF、Xおよび/またはR3が互いに異なる請
求項1〜3のいずれか一項に記載の化合物の混合
物によつて構成される潤滑剤用組成物。 5 請求項1〜3のいずれか一項に記載の化合物
の少なくとも1種の50モル%以上と、下記一般式
(): (ただし、記号RF、XおよびR1の定義は請求項
1と同じである) で表されるアミノアルコールの少なくとも1種の
50モル%以下との混合物によつて構成される潤滑
剤用組成物。 6 下記一般式(): で表されるアミノアルコールの少なくとも一種
を、下記一般式(): (ただし、上記2つの一般式において、RF、R1、
R2およびR3の定義は請求項1と同じである) で表されるアクリルエステルの少なくとも一種と
縮合することを特徴とするポリ弗素化化合物の製
造方法。 7 上記の縮合を(C1〜C4)の低級アルコール
中で20〜100℃の温度で行う請求項6に記載の方
法。 8 請求項1〜5のいずれか一項に記載のポリ弗
素化化合物またはその混合組成物よりなる潤滑剤
用の耐摩耗添加剤。 9 請求項1〜5のいずれか一項に記載のポリ弗
素化化合物またはその混合組成物を含むことを特
徴とする潤滑剤。 10 上記ポリ弗素化化合物の含有率が少なくと
も0.01重量%である請求項9に記載の潤滑剤。 11 従来の添加剤をさらに含む請求項9または
10に記載の潤滑剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15209388A JPH01319460A (ja) | 1987-06-19 | 1988-06-20 | ポリ弗化物と、その製造方法と、その潤滑添加剤としての使用 |
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| FR8708663 | 1987-06-19 | ||
| JP15209388A JPH01319460A (ja) | 1987-06-19 | 1988-06-20 | ポリ弗化物と、その製造方法と、その潤滑添加剤としての使用 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01319460A JPH01319460A (ja) | 1989-12-25 |
| JPH0416459B2 true JPH0416459B2 (ja) | 1992-03-24 |
Family
ID=15532893
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15209388A Granted JPH01319460A (ja) | 1987-06-19 | 1988-06-20 | ポリ弗化物と、その製造方法と、その潤滑添加剤としての使用 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH01319460A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4766296B2 (ja) * | 2003-11-21 | 2011-09-07 | Dic株式会社 | フッ素化アルキル基含有(メタ)アクリレートの製造方法 |
-
1988
- 1988-06-20 JP JP15209388A patent/JPH01319460A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01319460A (ja) | 1989-12-25 |
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