JPH0434201B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0434201B2 JPH0434201B2 JP11722184A JP11722184A JPH0434201B2 JP H0434201 B2 JPH0434201 B2 JP H0434201B2 JP 11722184 A JP11722184 A JP 11722184A JP 11722184 A JP11722184 A JP 11722184A JP H0434201 B2 JPH0434201 B2 JP H0434201B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- weight
- vinyl chloride
- record disc
- irradiation
- parts
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B3/00—Recording by mechanical cutting, deforming or pressing, e.g. of grooves or pits; Reproducing by mechanical sensing; Record carriers therefor
- G11B3/68—Record carriers
- G11B3/70—Record carriers characterised by the selection of material or structure; Processes or apparatus specially adapted for manufacturing record carriers
- G11B3/705—Record carriers characterised by the selection of material or structure; Processes or apparatus specially adapted for manufacturing record carriers characterised by the selection of the material only
Description
[産業上の利用分野]
本発明は、音楽鑑賞等に使用されるレコードデ
イスクの製造方法に関するものである。 [従来の技術] いわゆるLPレコードと称する音楽鑑賞用レコ
ードデイスクは、基本的には硬質塩化ビニル系樹
脂を主成分としているが、スタンパ成形時の転写
性を重用視して平均重合度が400〜600の比較的低
重合度のものが使用されている。 [発明が解決しようとする問題点] 上記のようにして得られるレコードデイスク
は、硬度が低く、次のような問題を有する。 (1) 硬質塩化ビニルといつても低重合度のため材
質的に軟らかく、レコード演奏の際にスタイラ
ス(針)と音溝の間の軽い噛み込みを起こす。
この噛み込みはスタイラスを支持するカンチレ
バーのストレインとなつて現れ、次の信号の時
点ではストレイン解放を起こす。この繰り返し
動作は非常に遅い位相ひずみとして音質の劣化
を起こす。 (2) ブラシでもつてクリーニングする場合、レコ
ードデイスク表面がブラシとの摩擦力でもつて
削られ、これが表面に付着物として残るだけで
なく、溝の形状を損ない、音質の劣化を起こ
す。 本発明は、上記した従来技術の問題点を解決す
るためになされたもので、硬度の大きなレコード
デイスクを実現できる製造方法の提供を目的とす
るものである。 [問題点を解決するための手段] 本発明の製造方法は、塩化ビニル系樹脂100重
量部に対して多官能モノマを1〜10重量部含有す
る樹脂組成物を成形してレコードデイスクとする
第1の工程と、レコードデイスクの一面に電離性
放射線を照射してから他面に電離性放射線を照射
する操作を2回以上繰り返す第2の工程とを有
し、上記第2の工程における電離性放射線の全照
射線量は0.5〜4Mradとしたことを特徴とするも
のである。 [作用] 本発明において使用される塩化ビニル系樹脂と
しては、塩化ビニル樹脂は勿論のこと、塩化ビニ
ルを主体とする共重合樹脂、例えば塩化ビニル−
酢酸ビニル共重合樹脂、塩化ビニル−無水マレイ
ン酸共重合樹脂、塩化ビニル−メタクリル酸共重
合樹脂、塩化ビニル−塩化ビニリデン共重合樹脂
等があげられる。 かかる塩化ビニル系樹脂は、成形後の強度およ
びスタンパ成形時の転写性を考慮すると平均重合
度が400〜800の範囲のものを使用することが好ま
しい。 本発明においては、成形後の電離性放射線照射
時における照射架橋反応を高めるために、塩化ビ
ニル系樹脂に多官能モノマを含有させている。多
官能モノマを含有させないと、照射線量を
5Mrad以上としなければ十分な架橋度を達成で
きず、このように多量に照射すると、 発熱によりレコードデイスクが変形する。 レコードデイスク中に含まれる微小気泡がイ
オン化され、表面に粒や凹凸が発生する。 というような現象を生ずることが発明者のこれま
での試作実験により確かめられている。 したが
つて、本発明においては、塩化ビニル系樹脂100
重量部に対して、多官能モノマを1〜10重量部の
範囲で含有することになる。 1重量部未満では照射線量を減ずる効果がな
く、10重量部を越えると多官能モノマがブリード
して音溝にたまり、照射架橋時に硬化して音溝の
波形を変化させ、却つて音質を損なうことにな
る。 多官能モノマの例としては、トリアリルイソシ
アヌレート、ジアリルフタレート、エチレングリ
コールジメタクリレート、トリエチレングリコー
ルジメタクリレート、テトラエチレンダリコール
ジメタクリレート、ジアリルフタレート、ジアリ
ルフマレート、トリメチロールプロパントリメタ
クリレート等があげられる。 本発明においては、上記成分以外に、成形時に
おける熱安定性、流動性、型離れ性等を付与する
ために、ステアリン酸鉛、ステアリン酸カドミウ
ム、ステアリン酸バリウム等のステアリン酸金属
石鹸、あるいは他の熱安定剤を添加することも可
能である。 多官能モノマを必須成分として含有する上記塩
化ビニル系樹脂組成物は、スタンパ成形等により
レコードデイスクに成形され、その後電子線等の
電離性放射線の照射により架橋される。 ここでの架橋において、照射はレコードデイス
クの一面のみではなく、他面にも行い、しかも
(一面)→(他面)の照射を1サイクル(2回照
射)とした場合には、2サイクル以上、すなわ
ち、少なくとも(一面)→(他面)→(一面)→
(他面)というような4回の照射をおこなう必要
がある。一面のみの照射では、他面の表面硬度を
改善することはできず、また、2サイクル未満の
照射では1回当たりの照射線量が多くなるため、
レコードデイスクに曲がりができたり、表面に粒
や凹凸が発生することになる。 各回の照射線量は等しくするのが好ましい。 本発明においては、全照射線量は0.5〜4Mrad
の範囲とする必要があり、0.5Mrad未満では表面
硬度を改善する効果はなく、4Mradを越えると
上述したようにレコードデイスクに曲がりができ
たり、表面に粒や凹凸が発生あるいは音溝の変形
を起こす。 [実施例] 実施例1〜3、比較例1・2 ・塩化ビニル−酢酸ビニル共重合樹脂 (酢酸ビニル量10重量%、平均重合度450)
100重合部 ・ステアリン酸鉛 1.5重量部 ・エポキシ化大豆油 1.0重量部 ・フアーネスブラツク 0.2重量部 ・ノニオン系界面活性剤 0.1重量部 上記成分に多官能モノマ(トリメチロールプロ
パントリメタクリレート)を第1表の各例に示す
量だけ含有する樹脂組成部をスタンパ成形してレ
コードデイスクを作成し、続いて1Mrad/回の
照射線量でもつて電子線照射を2サイクル行つた
(全照射線量4Mrad)。 各例のレコードデイスクの表面硬度(shareD
硬度)を測定した結果は第1表に示す通りであ
る。 また、各例のレコードデイスクを用いて同一曲
目を25回繰り返し演奏したところ、実施例1〜3
のものは主観的測定において極めて良好な音質が
得られると共に、音質の変化は殆ど認められず、
ブラシでクリーニングしても削られることはなか
つた。 比較例1のものは、当初は良好な音質であつた
が、徐々に音質の劣化が認められ、ブラシでクリ
ーニングすると表面が削られるのが認められた。 比較例2のものは、多官能モノマのブリードが
認められ、演奏開始時から音質の劣化が認められ
た。
イスクの製造方法に関するものである。 [従来の技術] いわゆるLPレコードと称する音楽鑑賞用レコ
ードデイスクは、基本的には硬質塩化ビニル系樹
脂を主成分としているが、スタンパ成形時の転写
性を重用視して平均重合度が400〜600の比較的低
重合度のものが使用されている。 [発明が解決しようとする問題点] 上記のようにして得られるレコードデイスク
は、硬度が低く、次のような問題を有する。 (1) 硬質塩化ビニルといつても低重合度のため材
質的に軟らかく、レコード演奏の際にスタイラ
ス(針)と音溝の間の軽い噛み込みを起こす。
この噛み込みはスタイラスを支持するカンチレ
バーのストレインとなつて現れ、次の信号の時
点ではストレイン解放を起こす。この繰り返し
動作は非常に遅い位相ひずみとして音質の劣化
を起こす。 (2) ブラシでもつてクリーニングする場合、レコ
ードデイスク表面がブラシとの摩擦力でもつて
削られ、これが表面に付着物として残るだけで
なく、溝の形状を損ない、音質の劣化を起こ
す。 本発明は、上記した従来技術の問題点を解決す
るためになされたもので、硬度の大きなレコード
デイスクを実現できる製造方法の提供を目的とす
るものである。 [問題点を解決するための手段] 本発明の製造方法は、塩化ビニル系樹脂100重
量部に対して多官能モノマを1〜10重量部含有す
る樹脂組成物を成形してレコードデイスクとする
第1の工程と、レコードデイスクの一面に電離性
放射線を照射してから他面に電離性放射線を照射
する操作を2回以上繰り返す第2の工程とを有
し、上記第2の工程における電離性放射線の全照
射線量は0.5〜4Mradとしたことを特徴とするも
のである。 [作用] 本発明において使用される塩化ビニル系樹脂と
しては、塩化ビニル樹脂は勿論のこと、塩化ビニ
ルを主体とする共重合樹脂、例えば塩化ビニル−
酢酸ビニル共重合樹脂、塩化ビニル−無水マレイ
ン酸共重合樹脂、塩化ビニル−メタクリル酸共重
合樹脂、塩化ビニル−塩化ビニリデン共重合樹脂
等があげられる。 かかる塩化ビニル系樹脂は、成形後の強度およ
びスタンパ成形時の転写性を考慮すると平均重合
度が400〜800の範囲のものを使用することが好ま
しい。 本発明においては、成形後の電離性放射線照射
時における照射架橋反応を高めるために、塩化ビ
ニル系樹脂に多官能モノマを含有させている。多
官能モノマを含有させないと、照射線量を
5Mrad以上としなければ十分な架橋度を達成で
きず、このように多量に照射すると、 発熱によりレコードデイスクが変形する。 レコードデイスク中に含まれる微小気泡がイ
オン化され、表面に粒や凹凸が発生する。 というような現象を生ずることが発明者のこれま
での試作実験により確かめられている。 したが
つて、本発明においては、塩化ビニル系樹脂100
重量部に対して、多官能モノマを1〜10重量部の
範囲で含有することになる。 1重量部未満では照射線量を減ずる効果がな
く、10重量部を越えると多官能モノマがブリード
して音溝にたまり、照射架橋時に硬化して音溝の
波形を変化させ、却つて音質を損なうことにな
る。 多官能モノマの例としては、トリアリルイソシ
アヌレート、ジアリルフタレート、エチレングリ
コールジメタクリレート、トリエチレングリコー
ルジメタクリレート、テトラエチレンダリコール
ジメタクリレート、ジアリルフタレート、ジアリ
ルフマレート、トリメチロールプロパントリメタ
クリレート等があげられる。 本発明においては、上記成分以外に、成形時に
おける熱安定性、流動性、型離れ性等を付与する
ために、ステアリン酸鉛、ステアリン酸カドミウ
ム、ステアリン酸バリウム等のステアリン酸金属
石鹸、あるいは他の熱安定剤を添加することも可
能である。 多官能モノマを必須成分として含有する上記塩
化ビニル系樹脂組成物は、スタンパ成形等により
レコードデイスクに成形され、その後電子線等の
電離性放射線の照射により架橋される。 ここでの架橋において、照射はレコードデイス
クの一面のみではなく、他面にも行い、しかも
(一面)→(他面)の照射を1サイクル(2回照
射)とした場合には、2サイクル以上、すなわ
ち、少なくとも(一面)→(他面)→(一面)→
(他面)というような4回の照射をおこなう必要
がある。一面のみの照射では、他面の表面硬度を
改善することはできず、また、2サイクル未満の
照射では1回当たりの照射線量が多くなるため、
レコードデイスクに曲がりができたり、表面に粒
や凹凸が発生することになる。 各回の照射線量は等しくするのが好ましい。 本発明においては、全照射線量は0.5〜4Mrad
の範囲とする必要があり、0.5Mrad未満では表面
硬度を改善する効果はなく、4Mradを越えると
上述したようにレコードデイスクに曲がりができ
たり、表面に粒や凹凸が発生あるいは音溝の変形
を起こす。 [実施例] 実施例1〜3、比較例1・2 ・塩化ビニル−酢酸ビニル共重合樹脂 (酢酸ビニル量10重量%、平均重合度450)
100重合部 ・ステアリン酸鉛 1.5重量部 ・エポキシ化大豆油 1.0重量部 ・フアーネスブラツク 0.2重量部 ・ノニオン系界面活性剤 0.1重量部 上記成分に多官能モノマ(トリメチロールプロ
パントリメタクリレート)を第1表の各例に示す
量だけ含有する樹脂組成部をスタンパ成形してレ
コードデイスクを作成し、続いて1Mrad/回の
照射線量でもつて電子線照射を2サイクル行つた
(全照射線量4Mrad)。 各例のレコードデイスクの表面硬度(shareD
硬度)を測定した結果は第1表に示す通りであ
る。 また、各例のレコードデイスクを用いて同一曲
目を25回繰り返し演奏したところ、実施例1〜3
のものは主観的測定において極めて良好な音質が
得られると共に、音質の変化は殆ど認められず、
ブラシでクリーニングしても削られることはなか
つた。 比較例1のものは、当初は良好な音質であつた
が、徐々に音質の劣化が認められ、ブラシでクリ
ーニングすると表面が削られるのが認められた。 比較例2のものは、多官能モノマのブリードが
認められ、演奏開始時から音質の劣化が認められ
た。
【表】
実施例4〜7、比較例3〜5
実施例2と同じ樹脂組成物(多官能モノマ含有
量5重量部)をスタンパ成形してレコードデイス
クを作成し、続いて第2表に示すようにして電子
線を照射した。 実施例4〜7のものは、実施例1〜3のレコー
ドデイスクと同様優れた音質であつた。 比較例3のものは、照射線量が少なく徐々に音
質の劣化が認められた。 比較例4のものは、照射線量が多すぎてレコー
ドデイスクに変形が認められ、比較例5のものも
照射線量が多すぎてレコードデイスクに変形が認
められ、また表面に粒及び凹凸の発生が認められ
たため、トラツキングノイズが発生した。
量5重量部)をスタンパ成形してレコードデイス
クを作成し、続いて第2表に示すようにして電子
線を照射した。 実施例4〜7のものは、実施例1〜3のレコー
ドデイスクと同様優れた音質であつた。 比較例3のものは、照射線量が少なく徐々に音
質の劣化が認められた。 比較例4のものは、照射線量が多すぎてレコー
ドデイスクに変形が認められ、比較例5のものも
照射線量が多すぎてレコードデイスクに変形が認
められ、また表面に粒及び凹凸の発生が認められ
たため、トラツキングノイズが発生した。
【表】
[発明の効果]
以上説明してきた通り、本発明によれば硬度の
高いレコードデイスクを得ることが可能となり、
次のような顕著な効果が得られる。 (1) レコード材質の硬度が向上したため、演奏中
のスタイラスと音溝のコンプライアンスが良く
なり、機械的な位相ひずみが大幅に縮小され
る。そのため、原音に忠実に臨場感にみちた自
然な音が得られるようになる。 (2) ブラシでクリニーングした場合、表面が削ら
れないので重要な音溝の変形を防止できる。
高いレコードデイスクを得ることが可能となり、
次のような顕著な効果が得られる。 (1) レコード材質の硬度が向上したため、演奏中
のスタイラスと音溝のコンプライアンスが良く
なり、機械的な位相ひずみが大幅に縮小され
る。そのため、原音に忠実に臨場感にみちた自
然な音が得られるようになる。 (2) ブラシでクリニーングした場合、表面が削ら
れないので重要な音溝の変形を防止できる。
Claims (1)
- 1 塩化ビニル系樹脂100重量部に対して多官能
モノマを1〜10重量部含有する樹脂組成物を成形
してレコードデイスクとする第1の工程と、レコ
ードデイスクの一面に電離性放射線を照射してか
ら他面に電離性放射線を照射する操作を2回以上
繰り返す第2の工程とを有し、上記第2の工程に
おける電離性放射線の全照射量は0.5〜4Mradと
したことを特徴とするレコードデイスクの製造方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11722184A JPS60261003A (ja) | 1984-06-07 | 1984-06-07 | レコ−ドデイスクの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11722184A JPS60261003A (ja) | 1984-06-07 | 1984-06-07 | レコ−ドデイスクの製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60261003A JPS60261003A (ja) | 1985-12-24 |
| JPH0434201B2 true JPH0434201B2 (ja) | 1992-06-05 |
Family
ID=14706391
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11722184A Granted JPS60261003A (ja) | 1984-06-07 | 1984-06-07 | レコ−ドデイスクの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60261003A (ja) |
-
1984
- 1984-06-07 JP JP11722184A patent/JPS60261003A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60261003A (ja) | 1985-12-24 |
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