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JPH0436948B2 - - Google Patents
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JPH0436948B2 - - Google Patents

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JPH0436948B2
JPH0436948B2 JP63047380A JP4738088A JPH0436948B2 JP H0436948 B2 JPH0436948 B2 JP H0436948B2 JP 63047380 A JP63047380 A JP 63047380A JP 4738088 A JP4738088 A JP 4738088A JP H0436948 B2 JPH0436948 B2 JP H0436948B2
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JP
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liner
plastisol
vinyl chloride
lubricant
container lid
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Hideo Kumasaka
Yukio Tsucha
Kenichi Ishii
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Toyo Seikan Group Holdings Ltd
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Toyo Seikan Kaisha Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野) 本発明は、ライナー付容器蓋に関するもので、
より詳細には、塩化ビニル系プラスチゾルから形
成されたライナーを備え、キヤツピング性及び開
栓性に優れたライナー付容器蓋に関する。 (従来の技術) キヤツプや王冠等の容器蓋においては、ビン口
等の容器口部との密封を確実にするために、ライ
ナー等の密封材を設けることが広く行われてい
る。塩化ビニル系樹脂粒子を可塑剤中に分散させ
たプラスチゾルは、流動性のある状態で任意の形
状の容器蓋に適用可能であり、加熱ゲル化により
容易に密封用ライナーを形成し得るため、ライナ
ーの形成に広く使用されている。 塩化ビニル系プラスチゾルを用いた密封用ライ
ナーは、可圧縮性、弾性、柔軟性、クツシヨン
性、ガスバリヤー性等の性質には優れているが、
滑性に乏しく、これを改善するために、プラスチ
ゾルに滑剤を配合することが広く行われている。 (発明が解決しようとする問題点) しかしながら、滑剤を配合した塩化ビニル系プ
ラスチゾルは、キヤツピング性及び開栓性と内容
品保存性との組合せにおいて未だ満足し得るもの
ではなかつた。 即ち、このプラスチゾルから形成されたライナ
ー付容器蓋をビン詰製品の密封に用いた場合、表
面滑性が少ないと、キヤツピング時にライナー中
にビン口部が十分に喰い込まず、確実で十分に高
い密封圧を得ることが困難となる。また、キヤツ
ピング性を有するライナーであつても、経時によ
りビン詰製品の開栓トルクが異常に高くなり、甚
だしい場合にはビンを破損するという傾向があ
る。プラスチゾルから形成されたライナーの表面
滑性は、この組成物中に配合した滑剤が表面に移
行することにより付与されるものであるが、この
移行速度が遅すぎるとキヤツピング性不良を生
じ、またこの移行速度が早すぎると表面に十分な
量の滑剤が存在せず、開栓不良を生じることにな
る。 この問題を解消するために、プラスチゾル中に
滑剤を高濃度に含有させることも行われている
が、この場合には、内容品に滑剤が移行して、滑
剤の浮遊物が形成され、内容品の商品価値を低下
させ、また消費者に内容品が変質しているという
感じを与えることになり、更に実際に滑剤による
異味、異臭が内容品に移り、フレーバー保持性の
点でも好ましくない。 従つて、本発明の目的は、従来の塩化ビニル系
プラスチゾルから形成された密封用ライナーにお
ける上記欠点を解消し、キヤツピング性、開栓性
及び内容品保存性に優れたライナー付容器蓋を提
供するにある。 (問題点を解決するための手段) 本発明によれば、塩化ビニル系樹脂、可塑剤、
滑剤及び安定剤を含有するプラスチゾルに、塩化
ビニル系樹脂当り2乃至60容量%の可塑剤不溶の
有機高分子充填剤を配合した組成物から形成され
たライナーを有することを特徴とするライナー付
容器蓋が提供される。 本発明において、上記有機高分子充填剤は最大
寸法が2乃至1500μmでアスペクト比が1乃至
1000の粒子例えば繊維乃至その粉末或いはフレー
クであることが好ましく、セルロース繊維粉末が
最もよい。 (作用) 本発明のライナーは、塩化ビニル系樹脂、可塑
剤、滑剤及び安定剤を含有するプラスチゾルから
形成されるが、このプラスチゾルに対して、塩化
ビニル系樹脂当り2乃至60容量%、特に5乃至40
容量%の可塑剤不溶の有機高分子充填剤を配合す
ると、形成されるライナーは、優れたキヤツピン
グ性、開栓性及び内容品保存性の組合せを有する
という知見に基づくものである。 添付図面第1図は、後述する実施例の各種プラ
スチゾルからライナーを形成し、このライナーを
促進経時試験に試験に付した結果を示す。この結
果から、本発明に用いるプラスチゾル組成物(実
施例1)は、従来のプラスチゾル組成物(比較例
1及び2)に比して、ライナー表面の滑剤量が経
時にかかわらずほぼ一定に維持されるという特徴
を有することがわかる。このため、本発明のライ
ナーでは、初期において優れたキヤツピング性が
得られ、十分に高い密封圧での打栓が可能とな
り、密封後の経時においても、開栓トルクが異状
に高くなる傾向が少なく開栓が容易であり、また
表面への滑剤移行量が過大でないことから、内容
品への移行による所謂ワツクス浮きや、オフ・フ
レーバー等の欠点も解消されることになる。 本発明において、プラスチゾルに可塑剤不溶の
有機高分子充填剤を配合することにより、ライナ
ー表面の滑剤量が長期間にわたつて適正範囲に維
持されるという事実は、現象として見出されたも
のであり、その理論的解明は未だ十分に行われる
に至つていない。しかしながら、本発明者等はそ
の理由を次のように推定している。即ち、本発明
に用いる有機高分子充填剤は、例えば無機充填剤
に比して比重が小さく、プラスチゾル中での分散
安定性に優れている。このため、ライナー層の表
面乃至近傍には、有機高分子充填剤が分散された
状態で存在すると共に、内部にも有機高分子充填
剤が一様な分散状態で存在する。ところで、ライ
ナー表面への滑剤の移行は、軟質塩化ビニル系樹
脂の連続相中を滑剤が移動することにより生ずる
が、本発明のライナーでは、表面乃至その近傍に
存在する有機高分子充填剤粒子が滑剤の表面への
移動を遮断し、また内部に存在する有機高分子充
填剤粒子が、滑剤の表面への移動距離を長くする
ように作用することから、表面の滑剤量を一定に
するように徐放作用を示すためと思われる。 (発明の好適態様) 蓋の構造 本発明のライナー付容器蓋は、容器蓋殻体内の
少なくとも容器口部と係合すべき部分に塩化ビニ
ル系樹脂のプラスチゾルを塗布し、これをゲル化
させることにより形成される。 ライナー付容器蓋の一例を示す第2図におい
て、この蓋は例えば塗装金属製蓋殻体1とその内
部に施されたライナー2とから成る。殻体1は頂
板部3とその周囲から垂下したスカート部4とか
ら成り、スカート部4の下端には容器口部への締
結及び開栓用ラグ(爪)5が間隔をおいて設けら
れ、ラグ以外にはビード6が設けられている。ス
カート部4の周囲には把持用フルート7が設けら
れている。 頂板部の周囲には、ライナー充填用溝8が設け
られ、この溝8内にはプラスチゾルから形成され
たライナー2が形成されている。 プラスチゾル 本明細書において、プラスチゾルとは、塩化ビ
ニル系樹脂と可塑剤と他の配合成分とを混合し、
ペースト状にしたもので加熱によりゲル化し、均
一な弾性体になり得るものを言う。 本発明において、塩化ビニル系樹脂としては、
塩化ビニルの単独重合体の他、塩化ビニルと少量
の共単量体、例えば酢酸ビニル、塩化ビニリデ
ン、スチレン、アクリル酸エステル、メタクリル
酸エステル、ブタジエンとの共重合体も使用でき
る。これらの塩化ビニル系樹脂の平均重合度は、
特に制限はなく、一般に500乃至3000のものが好
都合である。これらの塩化ビニル系樹脂は、乳化
重合法による粒径の比較的微細なものでも、懸濁
重合法による粒径の比較的粗大なものでも、或い
はこれらの混合物でも本発明の目的に使用でき
る。 可塑剤としては、塩化ビニル系樹脂に対し一般
に使用されている可塑剤、例えば、次のものを単
独又は組合せで用いることができる。 1 フタール酸エステル フタール酸ジエチル フタール酸ジ−n−ブチル フタール酸ジ−i−ブチル フタール酸ジヘキシル フタール酸ジ−i−ヘプチル フタール酸ジオクチル(DOP) [n−オクチル、2−エチルヘキシル、イソ
オクチル(オキソ)を含む] フタール酸ジ−i−ヘプチル−i−ノニル フタール酸ジ−n−オクチル−n−デシル フタール酸ジデシル [n−デシル、i−デシルを含む。] フタール酸ブチルベンジル フタール酸ジフエニル フタール酸ジシクロヘキシル フタール酸ジメチルシクロヘキシル フタール酸ジメトキシエチル フタール酸ジブトキシエチル エチルフタリルエチルグリコレート ブチルフタリルブチルグリコレート 2 脂肪族二塩基酸エステル アジピン酸ジ−i−ブチル アジピン酸オクチル [2エチルヘキシル、n−オクチル共] アジピン酸ジデシル [i−デシル、n−デシル共] アジピン酸ジ(n−オクチル−n−デシル) アジピン酸ジベンジル セバチン酸ジブチル [n−ブチル] セバチン酸ジオクチル [2エチルヘキシル、n−オクチル共] アゼライン酸−n−ヘキシル アゼライン酸ジオクチル [2エチルヘキシル] 3 リン酸エステル リン酸ジフエニル2エチルヘキシル 4 ヒドロキシ多価カルボン酸エステル 酒石酸ジエチル アセチルクエン酸トリエチル アセチルクエン酸トリブチル アセチルクエン酸2エチルヘキシル クエン酸モノイソプロピル クエン酸トリブチル クエン酸モノ、ジ、トリステリル 5 脂肪酸エステル アセチルリシノール酸メチル パルミチン酸エチル ステアリン酸エチル ステアリン酸n−ブチル ステアリン酸アミル スチアリン酸シクロヘキシル オレイン酸ブチル 水添ロジンメチルエステル 6 多価アルコールエステル グリセリントリアセテート グリセリントリプロピオネート グリセリントリブチレート グリセリントリヘプタノエート グリセリンモノアセチルモノステアレート グリセリンモノアセチルモノラウレート トリエチレングリコールジカプリレート トリエチレングリコールジカプレート ペンタンジオールジイソ酪酸エステル 7 エポキシ系可塑剤 エポキシ化大豆油 エポキシ化ヒマシ油 エポキシ化アマニ油 エポキシ化サフラワー油 エポキシ化アマニ油脂肪酸ブチル エポキシステアリン酸オクチル [i−オクチル、2エチルヘキシル共] 3−(2−キセノキシ)−1・2エポキシプロ
パン 8 ポリエステル系可塑剤 ポリ(ジエチレングリコール、テルペン無水
マレイン酸付加物)エステル ポリ(プロピレングリコール、アジピン酸)
エステル ポリ(1・3ブタンジオール、アジピン酸)
エステル ポリ(プロピレングリコール、セバチン酸)
エステル ポリ(1・3ブタンジオール、セバチン酸)
エステル ポリ(プロピレングリコール、フタール酸)
エステル ポリ(1・3ブタンジオール、フタール酸)
エステル ポリ(エチレングリコール、アジピン酸)エ
ステル ポリ(1・6−ヘキサンジオール、アジピン
酸)エステル アセチル化ポリ(ブタンジオール、アジピン
酸)エステル [ブタンジオールは1・3−及び1・4−タ
イプ] 9 その他 アルキルスルホン酸(C12〜C20) フエノールエステル アルキルスルホン酸(C12〜C20) クレゾールエステル 水素化ポリブテン p−tert−ブチルフエニルサリシレート 塩素化パラフイン。 本発明で用いる滑剤の適当な例は、これに限定
されないが、次の通りである。 1 脂肪族炭化水素系 流動パラフイン 工業用白色鉱油 合成パラフイン 石油系ワツクス ペトロラタム 無臭軽質炭化水素 2 シリコーン オルガノポリシロキサン 3 脂肪酸、脂肪族アルコール 高級脂肪酸 動物または植物油脂から得られた脂肪酸及び
それらの脂肪酸を水素添加したもので、炭素数
が8〜22のもの ヒドロキシステアリン酸 直鎖脂肪族一価アルコール 動物または植物油脂またはそれらの脂肪酸エ
ステルを還元または天然ロウを分解蒸留して得
られる炭素数4以上のもの トリデシルアルコール 4 ポリグリコール ポリエチレングリコール 分子量200〜9500のもの ポリプロピレングリコール 分子量1000以上のもの ポリオキシプロピレン−ポリオキシエチレン
−ブロツク重合体 分子量1900〜9000のもの 5 アマイド、アミン 高級脂肪酸アマイド オレイルパルミトアマイド ステアリルエルカミド 2ステアロミドエチルステアレート エチレンビス脂肪酸アマイド NN′オレオイルステアリルエチレンジアミ
ン NN′ビス(2ヒドロキシエチル)アルキル
(C12〜C18)アマイド NN′ビス(ヒドロキシエチル)ラウロアマ
イド Nアルキル(C16〜C18)トリメチレンジアミ
ンと反応したオレイン酸 脂肪酸ジエタノールアミン ジ(ヒドロキシエチル)ジエチレントリアミ
ンモノアセテートのジステアリン酸エステル 6 一価、多価アルコールの脂肪酸エステル ステアリン酸n−ブチル 水添ロジンメチルエステル セバチン酸ジブチル<n−ブチル> セバチン酸ジオクチル <2エチルヘキシル、n−オクチル共> グリセリン脂肪酸エステル グリセリンラクトステアリル ペンタエリスリトールのステアリン酸エステ
ル ペンタエリスリトールテトラステアレートソ
ルビタン脂肪酸エステル ポリエチレングリコール脂肪酸エステル ポリエチレングリコールモノステアレート ポリエチレングリコールジラウレート ポリエチレングリコールモノオレエート ポリエチレングリコールジオレエート ポリエチレングリコールヤシ脂肪酸エステル ポリエチレングリコールトール油脂肪酸エス
テル エタンジオールモンタン酸エステル 1,3ブタンジオールモンタン酸エステル ジエチレングリコールステアリン酸エステル プロピレングリコール脂肪酸エステル 7 トリグリセライド、ワツクス 水添食用油脂 綿実油及びその他の食用油 アマニ油 パーム油 12−ヒドロオキシステアリン酸のグリセリン
エステル 水添魚油 牛 脂 スパームアセチワツクス モンタンワツクス カルナバワツクス 密 蝋 木 蝋 一価脂肪族アルコールと脂肪族飽和酸エステ
ル <例:硬化鯨油ラウリルステアレート、ステ
アリルステアレート> ラノリン 8 高級脂肪酸のアルカリ金属、アルカリ土類金
属、亜鉛及びアルミニウムの塩(金属石鹸) 9 オルガノシロキサン ポリジメチルシロキサン ポリメチルフエニルシロキサン 10 低分子量オレフイン樹脂 低分子量ポリエチレン 低分子量ポリプロピレン 酸化ポリエチレン 11 フツ素系樹脂 ポリ4フツ化エチレン 4フツ化エチレン/6フツ化プロピレン共重
合体 ポリ塩化3フツ化エチレン ポリフツ化ビニル 12 その他 プロピレングリコールアルギネート ジアルキルケトン アクリルコポリマー (例えばモンサント社製モダフロー等)。 本発明においては、これらの滑剤の内でも、脂
肪酸アマイド又は脂肪酸アマイドとオルガノシロ
キサンとの組合せを用いることが特に望ましい。 塩化ビニル系樹脂は、高温において脱塩化水素
反応を生じ、着色と物性の低下とを生じる。これ
を防止するために熱安定剤を配合する。 熱安定剤としては、ステアリン酸カルシウム、
ステアリン酸亜鉛等の金属石鹸系安定剤や、ビス
フエノールA等のそれ自体公知の塩化ビニル樹脂
用熱安定剤を用いることができる。 本発明のプラスチゾル組成物には、上記必須成
分以外に、アゾジカーボンアミド、4,4,−オ
キシビス(ベンゼンスルホニル)ヒドラジド等の
発泡剤;炭酸カルシウム、微粉シリカ、炭酸マグ
ネシウム、タルク、焼成クレイ等の充填剤;チタ
ン白、カーボンブラツク等の顔料;アニオン系、
ノニオン系、カチオン系或いは両性系界面活性剤
等の分散剤を配合することができる。 本発明に用いるプラスチゾル組成物の処方例
(重量部)を以下に示す。
【表】 本発明によれば、上記プラスチゾルに可塑剤不
溶の有機高分子充填剤を配合する。この有機高分
子充填剤は、一般に、最大寸法2乃至1500μm、
特に5乃至50μmでアスペクト比が1乃至1000、
特に5乃至750の有機繊維乃至その粉末やフレー
ク、偏平状微粒子であることが好ましい。例えば
繊維としては、木綿、パルプ繊維、カボツク、亜
麻、大麻、ラミー、ジユート、マニラ麻、サイザ
ル麻、ヤシ繊維等の天然繊維;レーヨン、ポリノ
ジツク、キユプラ等の再生繊維;アセテート、酢
化アセテート、エチルセルロース等の半合成繊
維;ナイロン6、ナイロン66、MXD−6、ナイ
ロン4、ナイロン610、ナイロン11等のポリアミ
ド繊維;ポリアクリロニトリル繊維、ポリエステ
ル系繊維、ポリエチレン系繊維、ポリプロピレン
系繊維、ポリフルオロエチレン系繊維、ポリ尿素
系繊維、ポリスチレン系繊維、ポリエステルエー
テル系繊維、ポリビニルアルコール系繊維、ポリ
ビニルアルコール−ポリ塩化ビニル混合紡糸繊維
等の合成繊維を用いることができる。また、これ
らの重合体から成る偏平状微粒子、フレーク等を
用いることができる。このような偏平状微粒子
は、例えばフイルムの粉砕で得られる。これらの
粒子の内でも、セルロース繊維は安価に入手で
き、プラスチゾルのゲル化時にも元の状態にメル
トすることなく維持されるため、本発明の目的に
特に有用な充填剤である。また容易に入手できる
有機高分子充填剤として、ポリエチレン、エチレ
ン−アクリル酸共重合体等のエチレン系重合体粒
子があり、このものも本発明の目的に特に適して
いる。 本発明において有機高分子充填剤を塩化ビニル
系樹脂に対して、2乃至60容量%、特に5乃至40
容量%となる量でプラスチゾルに配合するが、有
機高分子充填剤をプラスチゾルに配合すること
で、プラスチゾル中に比較的多量の滑剤を含有さ
せる場合にも、内容品への滑剤の移行を有効に抑
制し得るという利点が達成される。 蓋の製造 プラスチゾルは、容器蓋殻体を回転させ、ノズ
ルで殻体内に注入することにより、容器口との間
に密封が必要とされる部分に施こす。勿論、必要
あれば、加熱された押型でプラスチゾルを押圧し
て所定のライナー形状としてもよい。 容器蓋殻体に施されたプラスチゾルを、次いで
加熱して、ゲル化、必要により発泡を行わせて未
発泡乃至発泡のライナーとする。 発泡ライナーとする場合には、その見掛比重を
0.4乃至1.2の範囲とするのが望ましい。容器蓋殻
体の製造は、塗装金属素材をそれ自体公知の手
段、例えば打抜プレス成形及びスコア加工に賦す
ことにより容易に行うことができる。 容器蓋殻体を形成する金属素材としては、シー
ト状乃至は箔状の表面未処理鋼(ブラツクプレー
ト)、表面処理鋼、アルミニウム等の軽金属が使
用される。表面処理鋼としては、鋼基質上に、リ
ン酸処理、クロム酸処理等の化学処理:電解クロ
ム酸処理等の化成処理:電解スズメツキ、電解亜
鉛メツキ、電解クロムメツキ等の電解メツキ処
理:溶融アルミニウムメツキ処理、溶融錫メツキ
処理等の溶融メツキ処理を行つたものが挙げられ
る。 これらの金属素材の少なくとも蓋内面となる面
は保護塗料で塗装する。塗料の適当な例は、熱硬
化性樹脂塗料、例えば、フエノール−ホルムアル
デヒド樹脂、フラン−ホルムアルデヒド樹脂、キ
シレン−ホルムアルデヒド樹脂、ケトン・ホルム
アルデヒド樹脂、尿素ホルムアルデヒド樹脂、メ
ラミン−ホルムアルデヒド樹脂、アルキド樹脂、
不飽和ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、ビスマ
レイミド樹脂、トリアリルシアヌレート樹脂、熱
硬化型アクリル樹脂、シリコーン樹脂、油性樹
脂、或いは熱可塑性樹脂塗料、例えば塩化ビニル
−酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル−酢酸ビニル
共重合体部分ケン化物、塩化ビニル−マレイン酸
共重合体、塩化ビニル−マレイン酸−酢酸ビニル
共重合体、アクリル重合体、飽和ポリエステル樹
脂等である。これらの保護塗料は単独でも2種以
上の組合せでも使用される。 これらの塗料は、ライナーを構成する軟質樹脂
に対して熱接着を有するものが好ましく、ライナ
ー構成樹脂が塩化ビニル系樹脂から成つている場
合には、塩化ビニル系樹脂分乃至はアクリル系樹
脂分を含有する塗料が特に好適である。 プラスチゾルの施用量は、これが発泡或いは未
発泡であるか、或いはライナー形状等によつても
相違するが、一般に密封部に0.3乃至4mmの厚み
で施こすのがよい。プラスチゾルのゲル化は、
160乃至280℃の温度で10秒乃至3分間の加熱で行
うのがよい。 (発明の効果) 本発明のプラスチゾルでライナーを形成する
と、ライナー表面の滑剤量が経時にかかわらずほ
ぼ一定に維持されるという特徴が得られる。この
ため、本発明のライナーでは、初期において優れ
たキヤツピング性が得られ、十分に高い密封圧で
の打栓が可能となり、密封後の経時においても、
開栓トルクが異状に高くなる傾向が少なく開栓が
容易であり、また表面への滑剤移行量が過大でな
いことから、内容品への移行による所謂ワツクス
浮きや、オフ・フレーバー等の欠点も解消される
ことになる。 (実施例) 実施例及び比較例のプラスチゾル製造法 混合タンクに可塑剤を計り入れ塩化ビニル樹脂
潤滑剤充填剤又はセルロースは実施例及び比較例
の容量部に基づき、実施例4については発泡剤を
撹拌機で混合しながら添加し、30分間撹拌後、濾
過しながら脱泡タンクに移し、真空度0cmHgで
90分間減圧撹拌しゾル中の泡を抜きプラスチゾル
とした。厚さ0.17m/mのブリキ板に下塗り剤と
してエポキシフエノール系塗料、ライナー材との
接着用塗料としてビニルフエノール系塗料を160
℃〜220℃の温度範囲で各々10分間順次焼付乾燥
し上記塗料を塗布した方が内面側となる様キヤツ
プサイズ径63m/mのキヤツプを作成した。出来
たキヤツプシエルに比較例1、2及び実施例1、
2、3、4の各々のプラスチゾルを40℃に加温し
ノズルより上記キヤツプの内側にライナー厚が
1.0m/mになる様塗布し、240℃50秒間の焼付処
理を施こし、本発明の実施例及び比較例のキヤツ
プを作成し以下の試験を行つた。 前記試験用キヤツプを恒温恒湿機を用いて、湿
度48%、温度15℃で12時間、引続き20℃で12時間
のサイクルで、2時間保管し、更に引続き、夏期
の温度、湿度を想定した条件として湿度70%、温
度25℃で12時間、引続き32℃で12時間のサイクル
で2週間保管した後、直ちにキヤツピング性、開
栓トルク試験に供した。 当キヤツプ用のガラス瓶に85℃の熱水を充填し
前記供試キヤツプを加温し、ライナーを軟化させ
て、キヤツピングし、水冷した。これを常温に1
ケ月保管し、開栓トルク及び瓶口のライナーへの
喰込み量を測定した。開栓トルクについては、2
ケ月後、3ケ月後にもそれぞれ測定した。又別途
に湿度48%、温度15℃で12時間、引続き20℃で12
時間のサイクルで2週間保管したキヤツプを、85
℃の熱水を充填した瓶に前記と同様キヤツピン
グ、冷却し、常温1ケ月保管後に開栓し、充填水
の表面のワツクス浮きの程度を観察した。
【表】
【表】 【図面の簡単な説明】
第1図は、実施例に用いたプラスチゾルから形
成したライナーについて、移行促進試験における
経時と表面滑剤量との関係を示す線図であり、第
2図は本発明のライナー付容器蓋の一例を示す断
面図である。 1は容器蓋殻体、2はライナーである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 塩化ビニル系樹脂、可塑剤、滑剤及び安定剤
    を含有するプラスチゾルに、塩化ビニル系樹脂当
    り2乃至60容量%の可塑剤不溶の有機高分子充填
    剤を配合した組成物から形成されたライナーを有
    することを特徴とするライナー付容器蓋。 2 有機高分子充填剤が最大寸法が2乃至1500μ
    mでアスペクト比が1乃至1000の粒子である請求
    項1記載のライナー付容器蓋。 3 有機高分子充填剤がセルロース繊維粉末であ
    る請求項1記載のライナー付容器蓋。 4 有機高分子充填剤がエチレン系重合体の粉末
    である請求項1記載のライナー付容器蓋。 5 塩化ビニル系樹脂当り可塑剤が45乃至160重
    量%及び滑剤が1.5乃至10重量%である請求項1
    記載のライナー付容器蓋。
JP63047380A 1988-03-02 1988-03-02 ライナー付容器蓋 Granted JPH01226564A (ja)

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JP63047380A JPH01226564A (ja) 1988-03-02 1988-03-02 ライナー付容器蓋

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