JPH0440055B2 - - Google Patents
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- JPH0440055B2 JPH0440055B2 JP58160673A JP16067383A JPH0440055B2 JP H0440055 B2 JPH0440055 B2 JP H0440055B2 JP 58160673 A JP58160673 A JP 58160673A JP 16067383 A JP16067383 A JP 16067383A JP H0440055 B2 JPH0440055 B2 JP H0440055B2
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- exhaust gas
- odor
- acid solution
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Description
本発明は、有機化成肥料製造排ガスの脱臭法に
関する。さらに詳しくは、該肥料の造粒乾燥工程
からの排ガスをリン酸液で洗浄する該排ガスの脱
臭法に関する。 有機化成肥料すなわち、いわゆる化学肥料と天
然有機肥料とを湿式造粒および乾燥して得られる
肥料は、省力その他施肥合理化の観点から近年需
要が増加しつつある。 しかし、有機化成肥料の製造には悪臭の問題が
切離せないため、その製造時の排ガスの脱臭技術
が要望されている。 一般の脱臭技術の中、低濃度複合臭気に対して
は、通常湿式脱臭法が用いられ、脱臭剤として
は、酸、アルカリ、次亜塩素酸ナトリウム若しく
はグリオキザールその他の薬剤が用いられてい
る。しかしながら、本発明に係る有機化成肥料工
場の排ガスは、量が多いこと、炭酸ガスその
他種々の無臭及び有臭成分を含むこと、完全な
ダスト除去は事実上不可能であることなどから、
工業的に可能な脱臭法は未だ見出されていない。 本発明者等は、種々検討の結果、有機化成肥料
工場の排ガスを湿式法リン酸で洗浄すると、有効
に脱臭され、かつ、脱臭に使用した該リン酸は、
有機化成肥料の有効成分であるリン酸アンモニウ
ムの製造に支障なく使用し得ることを知つて本発
明を完成した。後述するようにリン酸に代えて、
硫酸、苛性ソーダ水溶液、次亜塩素酸ソーダ溶液
若しくは水を使用しても前記排ガス特有の複合臭
は除去されない。 これに反し、本発明の方法によれば、該複合臭
は除去され、代りにリン酸不純物臭が若干残る
が、この一次洗浄ガスは、水若しくは次亜塩素酸
ソーダ液で洗浄することにより、殆んど完全に除
去される。 以上の説明から明らかなように、本発明の目的
は、有機化成肥料製造排ガスの脱臭法を提供する
ことを目的とする。他の目的は、該使用ずみ排ガ
ス洗浄剤の処理法として特別な処理法を付加する
必要のない該脱臭法を提供することである。 本発明は、下記(1)の主要構成と(2)〜(3)の実施態
様的構成を有する。 (1) 有機化成肥料製造の最終工程である造粒乾燥
工程からの排ガスをリン酸液で洗浄することを
特徴とする有機化成肥料製造排ガスの脱臭法。 (2) 排ガス中のダストを分離した後リン酸液で洗
浄する前記第1項に記載の脱臭法。 (3) リン酸液として湿式法リン酸液を使用する前
記第1項に記載の脱臭法。 本発明の構成と効果につき以下に詳述する。 本発明に係る有機化成肥料とは、前述のように
いわゆる化学肥料例えば、硫酸アンモニウム、塩
化アンモニウム、硫酸カリウム、リン酸アンモニ
ウム、塩化カリウム、リン酸カリウム、尿素、2
−オキソ−4−メチル−6−ウレイドヘキサヒド
ロピリミジン、イソブチリデンジウレア若しくは
オキザミドのように有機無機を問わず、化学反応
によつて製造される肥料といわゆる天然肥料例え
ばナタネ粕、大豆粕、綿実粕のような搾油粕類、
魚粕、乾燥魚、魚菌体のような水産肥料、骨粉の
ような動物質肥料とを混合して造粒した肥料をい
う。また、有機化成肥料製造の最終工程である造
粒乾燥工程とは、公知の(複合)化成肥料の最終
工程とほゞ同様であつて、各肥効成分を所定量混
合し造粒器で造粒しついで乾燥する工程をいう。 該造粒乾燥工程からの排ガス(以下本発明に係
る排ガス)は、大部分空気、水蒸気、炭酸ガスお
よび少量の有機化成肥料からなるダストおよび本
発明の処理対象となる微量の悪臭成分からなる。 この排ガスをそのまゝ若しくは前述のダスト除
去後大気中に放出すると前述のように悪臭公害の
原因となる。 悪臭の化学成分は、こゝに特定し得ないが、一
般的に知られている低分子量のアミン類、メルカ
プタン類其他の複合したものであると考えられ
る。かゝる悪臭成分の本発明に係る排ガス中にお
ける濃度も有機化成肥料の製造条件により大巾に
変動すると考えられるが、数ppmから1000ppmの
範囲であると推察される。 本発明に使用するリン酸液は、後述の本発明に
係る排ガスの洗浄に適した濃度(H3PO4分とし
て5〜35重量%好ましくは10〜30重量%)であれ
ば、精製品であると工業用リン酸であるとを問わ
ず使用できる。一般には、いわゆる湿式法リン酸
が使用し易い。 本発明に係る排ガスのリン酸液による洗浄は特
定の液ガス接触方式に限定されないが、大量の該
排ガスに対して比較的少量の洗浄液を十分に接触
させるためには、後述のような気液向流接触方式
が望ましい。この洗浄方法の一態様を図によつて
説明する。図は、本発明方法の実施に使用する脱
臭装置のフローシートである。 空気ポンプ1に取込まれた空気は空気配管aを
経てヒーター2で例えば80℃まで加熱され加熱空
気配管bを経てニーダー3に供給される。ニーダ
ー3に予め仕込まれ加湿された有機化成肥料は、
捏和機による混合と温水ジヤケツト3′による加
熱とで悪臭を発生し、配管bから供給された加熱
空気により希釈されて悪臭ある排ガスとなる
(註、図の←A→の部分が悪臭発生装置である)。
ニーダー3を出た悪臭ガスは、配管cを経て第1
吸収塔4の塔底に入る。後述の実施例、比較例に
使用した該塔は、内径25cmψ充填部の高さ35cmで
該充填部には8mmψ×8mmhの磁性リングを充填
している。この吸収塔底に設けられたジヤケツト
5′付の吸収液タンク5には所定量の吸収液を伴
有し、吸収液ポンプ6および配管fを経て吸収液
を塔頂点にフイードし該塔内を通過して循環させ
る。第1吸収塔の運転条件は限定されないが、悪
臭ガス1Nlを通過させる間に吸収液を10〜200ml
好ましくは20〜100ml流下させる。悪臭ガスは、
造粒乾燥工程の廃ガスであるから温度は例えば50
〜100℃のように常温より相当高い。これに対し
て第1吸収塔の吸収液の温度は必ずしも合致させ
る必要はないが、悪臭ガスの熱を吸収して例えば
30〜70℃のような温度になる。 本発明の方法では、第1塔において前述のリン
酸液を吸収液として使用する。該塔で有機化成肥
料特有の臭気を殆んど除去された悪臭ガスは配管
dを経て第2吸収塔7の塔底に供給される。該塔
の形状、寸法は吸収塔1と同様であり、吸収液タ
ンク8、洗浄液ポンプ9および配管gを経て洗浄
液を塔7の塔頂にフイードして循環させる点は同
様である。 第2吸収塔では、第1塔のリン酸に代えて補助
的吸収剤例えば水若しくは次亜塩素酸ソーダの希
薄液(註、濃度100〜1000ppm)を使用して、第
1塔で処理された排ガス中のリン酸不純物臭を除
去する。ガス/液比は第1塔の場合とほゞ同様で
あり、処理温度は限定されないが第1塔を出た該
排ガスの温度30〜70℃から第2塔出口ガス温度と
して25〜55℃となる程度である。循環吸収液の温
度は当初室温のものが25〜50℃程度に上昇する。
該塔で処理された排ガスは配管eから排出され
る。以上述べた図の←B→部が悪臭除去装置であ
る。 工業的規模の装置においては、前述Aの悪臭発
生装置からの排ガス中のダストを公知のダストセ
パレーター、サイクロン等で除去したのち第1吸
収塔に供給することが望ましい。何故なら該ダス
トが第1塔の吸収液であるリン酸液に接触する
と、リン酸液の悪臭除去力が大巾に低下するから
である(註、後述実施例3参照)。 リン酸液および第2塔吸収液の脱臭力が維持さ
れているか否かは、図の装置の運転中排ガス試料
採取にS1、S2およびS3から各段階のガスを
経時的に採取して、脱臭力の著しく低下する以前
に夫々吸収液の一部若しくは全部を間歇的若しく
は連続的に置換する。置換された使用ずみリン酸
と吸収液は、アンモニア及び又は水酸化マグネシ
ウムで中和する等して有機化成肥料の製造に支障
なく利用することができ、その中和の際悪臭を発
生することはない(註、後述参考例1および2参
照)。 リン酸液による有機化成肥料排ガスの脱臭力
は、リン酸液の種類、濃度、洗浄条件、有機化成
肥料中の天然有機肥料の割合および造粒乾燥条件
によつて異るが、乾量基準で30重量%の天然有機
分を含む有機化成肥料1000gを製造するために30
%リン酸液10〜500ml好ましくは50〜200mlを必要
とする。したがつてP2O5分を化学肥料成分とし
て含有させた有機化成肥料であれば、そのP2O5
分の一部又は全部を上述の吸収処理ずみリン酸液
を中和して製造し混合することにより、「吸収処
理後のリン酸液」の処理を有機化成肥料製造以外
の処で別途考慮する必要がなくなる。 以下実施例および比較例によつて本発明を説明
する。 実施例1、比較例1〜4 図の装置を用い、ニーダー3に加湿した有機化
成肥料を入れ、該ニーダーに空気ポンプ1、ヒー
ター2を経由して加熱した空気を送つて悪臭ガス
を発生させ、該悪臭ガスを順次第1塔4および第
2塔7を通過させる間に夫々所定の洗浄剤(吸収
液)で洗浄して後排ガスとした。この間悪臭ガ
ス、1次洗浄ガスおよび排ガスの臭気の度合いを
官能試験により下記の4段階で評価した。 臭気の度合い A:微かな臭気 B:弱い臭気 C:強い臭気 D:悪臭 ニーダー3に仕込んだものは有機化成肥料500
gで天然有機肥料として油粕と魚菌体の1:1
(重量比)混合物30重量%を含み、さらに150gの
水分を添加して加湿した混合物である。この混合
物を混和しながら、ジヤケツトに温水を通じて80
℃に加熱した。この間、前述の加熱空気を5/
分の速度で前記ニーダーに導入し、発生した悪臭
ガスは、第1塔4の塔底へ送つた。悪臭ガス、1
次洗浄ガスおよび排ガスの試料の採取は、採取口
S1、S2およびS3から行つた。 洗浄試験は、悪臭発生開始後2時間継続し、各
30分毎にS2およびS3のガスの臭気の度合いを
評価した。各塔は所定の吸収液(註、タンク5ま
たは6中の保有量各200ml)を150/分の速度
で、ポンプを用いて循環させた。 吸収液の種類と脱臭の程度を下表に示す。
関する。さらに詳しくは、該肥料の造粒乾燥工程
からの排ガスをリン酸液で洗浄する該排ガスの脱
臭法に関する。 有機化成肥料すなわち、いわゆる化学肥料と天
然有機肥料とを湿式造粒および乾燥して得られる
肥料は、省力その他施肥合理化の観点から近年需
要が増加しつつある。 しかし、有機化成肥料の製造には悪臭の問題が
切離せないため、その製造時の排ガスの脱臭技術
が要望されている。 一般の脱臭技術の中、低濃度複合臭気に対して
は、通常湿式脱臭法が用いられ、脱臭剤として
は、酸、アルカリ、次亜塩素酸ナトリウム若しく
はグリオキザールその他の薬剤が用いられてい
る。しかしながら、本発明に係る有機化成肥料工
場の排ガスは、量が多いこと、炭酸ガスその
他種々の無臭及び有臭成分を含むこと、完全な
ダスト除去は事実上不可能であることなどから、
工業的に可能な脱臭法は未だ見出されていない。 本発明者等は、種々検討の結果、有機化成肥料
工場の排ガスを湿式法リン酸で洗浄すると、有効
に脱臭され、かつ、脱臭に使用した該リン酸は、
有機化成肥料の有効成分であるリン酸アンモニウ
ムの製造に支障なく使用し得ることを知つて本発
明を完成した。後述するようにリン酸に代えて、
硫酸、苛性ソーダ水溶液、次亜塩素酸ソーダ溶液
若しくは水を使用しても前記排ガス特有の複合臭
は除去されない。 これに反し、本発明の方法によれば、該複合臭
は除去され、代りにリン酸不純物臭が若干残る
が、この一次洗浄ガスは、水若しくは次亜塩素酸
ソーダ液で洗浄することにより、殆んど完全に除
去される。 以上の説明から明らかなように、本発明の目的
は、有機化成肥料製造排ガスの脱臭法を提供する
ことを目的とする。他の目的は、該使用ずみ排ガ
ス洗浄剤の処理法として特別な処理法を付加する
必要のない該脱臭法を提供することである。 本発明は、下記(1)の主要構成と(2)〜(3)の実施態
様的構成を有する。 (1) 有機化成肥料製造の最終工程である造粒乾燥
工程からの排ガスをリン酸液で洗浄することを
特徴とする有機化成肥料製造排ガスの脱臭法。 (2) 排ガス中のダストを分離した後リン酸液で洗
浄する前記第1項に記載の脱臭法。 (3) リン酸液として湿式法リン酸液を使用する前
記第1項に記載の脱臭法。 本発明の構成と効果につき以下に詳述する。 本発明に係る有機化成肥料とは、前述のように
いわゆる化学肥料例えば、硫酸アンモニウム、塩
化アンモニウム、硫酸カリウム、リン酸アンモニ
ウム、塩化カリウム、リン酸カリウム、尿素、2
−オキソ−4−メチル−6−ウレイドヘキサヒド
ロピリミジン、イソブチリデンジウレア若しくは
オキザミドのように有機無機を問わず、化学反応
によつて製造される肥料といわゆる天然肥料例え
ばナタネ粕、大豆粕、綿実粕のような搾油粕類、
魚粕、乾燥魚、魚菌体のような水産肥料、骨粉の
ような動物質肥料とを混合して造粒した肥料をい
う。また、有機化成肥料製造の最終工程である造
粒乾燥工程とは、公知の(複合)化成肥料の最終
工程とほゞ同様であつて、各肥効成分を所定量混
合し造粒器で造粒しついで乾燥する工程をいう。 該造粒乾燥工程からの排ガス(以下本発明に係
る排ガス)は、大部分空気、水蒸気、炭酸ガスお
よび少量の有機化成肥料からなるダストおよび本
発明の処理対象となる微量の悪臭成分からなる。 この排ガスをそのまゝ若しくは前述のダスト除
去後大気中に放出すると前述のように悪臭公害の
原因となる。 悪臭の化学成分は、こゝに特定し得ないが、一
般的に知られている低分子量のアミン類、メルカ
プタン類其他の複合したものであると考えられ
る。かゝる悪臭成分の本発明に係る排ガス中にお
ける濃度も有機化成肥料の製造条件により大巾に
変動すると考えられるが、数ppmから1000ppmの
範囲であると推察される。 本発明に使用するリン酸液は、後述の本発明に
係る排ガスの洗浄に適した濃度(H3PO4分とし
て5〜35重量%好ましくは10〜30重量%)であれ
ば、精製品であると工業用リン酸であるとを問わ
ず使用できる。一般には、いわゆる湿式法リン酸
が使用し易い。 本発明に係る排ガスのリン酸液による洗浄は特
定の液ガス接触方式に限定されないが、大量の該
排ガスに対して比較的少量の洗浄液を十分に接触
させるためには、後述のような気液向流接触方式
が望ましい。この洗浄方法の一態様を図によつて
説明する。図は、本発明方法の実施に使用する脱
臭装置のフローシートである。 空気ポンプ1に取込まれた空気は空気配管aを
経てヒーター2で例えば80℃まで加熱され加熱空
気配管bを経てニーダー3に供給される。ニーダ
ー3に予め仕込まれ加湿された有機化成肥料は、
捏和機による混合と温水ジヤケツト3′による加
熱とで悪臭を発生し、配管bから供給された加熱
空気により希釈されて悪臭ある排ガスとなる
(註、図の←A→の部分が悪臭発生装置である)。
ニーダー3を出た悪臭ガスは、配管cを経て第1
吸収塔4の塔底に入る。後述の実施例、比較例に
使用した該塔は、内径25cmψ充填部の高さ35cmで
該充填部には8mmψ×8mmhの磁性リングを充填
している。この吸収塔底に設けられたジヤケツト
5′付の吸収液タンク5には所定量の吸収液を伴
有し、吸収液ポンプ6および配管fを経て吸収液
を塔頂点にフイードし該塔内を通過して循環させ
る。第1吸収塔の運転条件は限定されないが、悪
臭ガス1Nlを通過させる間に吸収液を10〜200ml
好ましくは20〜100ml流下させる。悪臭ガスは、
造粒乾燥工程の廃ガスであるから温度は例えば50
〜100℃のように常温より相当高い。これに対し
て第1吸収塔の吸収液の温度は必ずしも合致させ
る必要はないが、悪臭ガスの熱を吸収して例えば
30〜70℃のような温度になる。 本発明の方法では、第1塔において前述のリン
酸液を吸収液として使用する。該塔で有機化成肥
料特有の臭気を殆んど除去された悪臭ガスは配管
dを経て第2吸収塔7の塔底に供給される。該塔
の形状、寸法は吸収塔1と同様であり、吸収液タ
ンク8、洗浄液ポンプ9および配管gを経て洗浄
液を塔7の塔頂にフイードして循環させる点は同
様である。 第2吸収塔では、第1塔のリン酸に代えて補助
的吸収剤例えば水若しくは次亜塩素酸ソーダの希
薄液(註、濃度100〜1000ppm)を使用して、第
1塔で処理された排ガス中のリン酸不純物臭を除
去する。ガス/液比は第1塔の場合とほゞ同様で
あり、処理温度は限定されないが第1塔を出た該
排ガスの温度30〜70℃から第2塔出口ガス温度と
して25〜55℃となる程度である。循環吸収液の温
度は当初室温のものが25〜50℃程度に上昇する。
該塔で処理された排ガスは配管eから排出され
る。以上述べた図の←B→部が悪臭除去装置であ
る。 工業的規模の装置においては、前述Aの悪臭発
生装置からの排ガス中のダストを公知のダストセ
パレーター、サイクロン等で除去したのち第1吸
収塔に供給することが望ましい。何故なら該ダス
トが第1塔の吸収液であるリン酸液に接触する
と、リン酸液の悪臭除去力が大巾に低下するから
である(註、後述実施例3参照)。 リン酸液および第2塔吸収液の脱臭力が維持さ
れているか否かは、図の装置の運転中排ガス試料
採取にS1、S2およびS3から各段階のガスを
経時的に採取して、脱臭力の著しく低下する以前
に夫々吸収液の一部若しくは全部を間歇的若しく
は連続的に置換する。置換された使用ずみリン酸
と吸収液は、アンモニア及び又は水酸化マグネシ
ウムで中和する等して有機化成肥料の製造に支障
なく利用することができ、その中和の際悪臭を発
生することはない(註、後述参考例1および2参
照)。 リン酸液による有機化成肥料排ガスの脱臭力
は、リン酸液の種類、濃度、洗浄条件、有機化成
肥料中の天然有機肥料の割合および造粒乾燥条件
によつて異るが、乾量基準で30重量%の天然有機
分を含む有機化成肥料1000gを製造するために30
%リン酸液10〜500ml好ましくは50〜200mlを必要
とする。したがつてP2O5分を化学肥料成分とし
て含有させた有機化成肥料であれば、そのP2O5
分の一部又は全部を上述の吸収処理ずみリン酸液
を中和して製造し混合することにより、「吸収処
理後のリン酸液」の処理を有機化成肥料製造以外
の処で別途考慮する必要がなくなる。 以下実施例および比較例によつて本発明を説明
する。 実施例1、比較例1〜4 図の装置を用い、ニーダー3に加湿した有機化
成肥料を入れ、該ニーダーに空気ポンプ1、ヒー
ター2を経由して加熱した空気を送つて悪臭ガス
を発生させ、該悪臭ガスを順次第1塔4および第
2塔7を通過させる間に夫々所定の洗浄剤(吸収
液)で洗浄して後排ガスとした。この間悪臭ガ
ス、1次洗浄ガスおよび排ガスの臭気の度合いを
官能試験により下記の4段階で評価した。 臭気の度合い A:微かな臭気 B:弱い臭気 C:強い臭気 D:悪臭 ニーダー3に仕込んだものは有機化成肥料500
gで天然有機肥料として油粕と魚菌体の1:1
(重量比)混合物30重量%を含み、さらに150gの
水分を添加して加湿した混合物である。この混合
物を混和しながら、ジヤケツトに温水を通じて80
℃に加熱した。この間、前述の加熱空気を5/
分の速度で前記ニーダーに導入し、発生した悪臭
ガスは、第1塔4の塔底へ送つた。悪臭ガス、1
次洗浄ガスおよび排ガスの試料の採取は、採取口
S1、S2およびS3から行つた。 洗浄試験は、悪臭発生開始後2時間継続し、各
30分毎にS2およびS3のガスの臭気の度合いを
評価した。各塔は所定の吸収液(註、タンク5ま
たは6中の保有量各200ml)を150/分の速度
で、ポンプを用いて循環させた。 吸収液の種類と脱臭の程度を下表に示す。
【表】
表に明らかなように、第1塔で有効な吸収剤を
使用すれば、第2塔は水洗で十分である。硫酸、
苛性ソーダ又は次亜塩素酸ソーダによる洗浄では
天然有機肥料特有の複合臭を除去できない。 実施例 2 ニーダー3中の加湿した有機化成肥料を2時間
後に新たに入れ替えた以外は同様に実施した。そ
の結果、リン酸吸収液の脱臭能力は、該有機化成
肥料の2バツチ分まで維持できることが判つた。 参考例 1 実施例2で悪臭吸収力が限界に達したリン酸
100mlを採り、アンモニア水を加えてPH7.0まで中
和した。ついで該中和物を80℃に加熱し、少量の
空気を吹込んで排気中の臭気を実施例1と同様に
判定した。この臭気は、リン酸不純物臭で臭気の
程度はBであつた。 参考例 2 実施例2で悪臭吸収力が限界に達したリン酸
100mlを採り、当量のアンモニア水と水酸化マグ
ネシウムを加えて反応させ、リン酸マグネシウム
アンモニウムを生成させた。以後参考例1と同様
に空気吹込試験を行つたが、臭気の程度および内
容は参考例1の場合と同様であつた。参考例1お
よび2の結果は、悪臭吸収力が限界に達したリン
酸を化成肥料の原料としても天然有機肥料の悪臭
が再生されることはないことを示している。 実施例 3 実施例1で使用した湿式法リン酸液に代えてリ
ン酸分の0.2、1および5重量%の有機化成肥料
(註、実施例1で使用したもの)を混合して分散
ないし溶解させたものを使用した以外は同様にし
て排ガス脱臭を行つた。その結果、上述の0.2重
量%添加の場合でも脱臭効果は明白に低下した。 この結果は、有機化成肥料の造粒乾燥工程の排
ガスは本発明に係る脱臭処理前に該排ガス中のダ
ストを除去してから該処理をされるべきであるこ
とを示している。 実施例 4 実施例1で供給した空気に代えて、化成肥料造
粒乾燥工程(註、天然有機肥料を含まず)の排ガ
スを用いた以外は同様に実施した。リン酸液の脱
臭力には変化がなかつた。この結果は、リン酸液
の脱臭力は化成肥料造粒工程の排ガスによつては
低下しないことを示している。
使用すれば、第2塔は水洗で十分である。硫酸、
苛性ソーダ又は次亜塩素酸ソーダによる洗浄では
天然有機肥料特有の複合臭を除去できない。 実施例 2 ニーダー3中の加湿した有機化成肥料を2時間
後に新たに入れ替えた以外は同様に実施した。そ
の結果、リン酸吸収液の脱臭能力は、該有機化成
肥料の2バツチ分まで維持できることが判つた。 参考例 1 実施例2で悪臭吸収力が限界に達したリン酸
100mlを採り、アンモニア水を加えてPH7.0まで中
和した。ついで該中和物を80℃に加熱し、少量の
空気を吹込んで排気中の臭気を実施例1と同様に
判定した。この臭気は、リン酸不純物臭で臭気の
程度はBであつた。 参考例 2 実施例2で悪臭吸収力が限界に達したリン酸
100mlを採り、当量のアンモニア水と水酸化マグ
ネシウムを加えて反応させ、リン酸マグネシウム
アンモニウムを生成させた。以後参考例1と同様
に空気吹込試験を行つたが、臭気の程度および内
容は参考例1の場合と同様であつた。参考例1お
よび2の結果は、悪臭吸収力が限界に達したリン
酸を化成肥料の原料としても天然有機肥料の悪臭
が再生されることはないことを示している。 実施例 3 実施例1で使用した湿式法リン酸液に代えてリ
ン酸分の0.2、1および5重量%の有機化成肥料
(註、実施例1で使用したもの)を混合して分散
ないし溶解させたものを使用した以外は同様にし
て排ガス脱臭を行つた。その結果、上述の0.2重
量%添加の場合でも脱臭効果は明白に低下した。 この結果は、有機化成肥料の造粒乾燥工程の排
ガスは本発明に係る脱臭処理前に該排ガス中のダ
ストを除去してから該処理をされるべきであるこ
とを示している。 実施例 4 実施例1で供給した空気に代えて、化成肥料造
粒乾燥工程(註、天然有機肥料を含まず)の排ガ
スを用いた以外は同様に実施した。リン酸液の脱
臭力には変化がなかつた。この結果は、リン酸液
の脱臭力は化成肥料造粒工程の排ガスによつては
低下しないことを示している。
図は、本発明の方法に使用する脱臭装置のフロ
ーシートを示す。 図中、1……空気ポンプ、6,9……洗浄液ポ
ンプ、2……ヒーター、3……ニーダー、5,8
……タンク、4……洗浄第1塔、7……洗浄第2
塔、S1、S2、S3……ガス試料採取口。
ーシートを示す。 図中、1……空気ポンプ、6,9……洗浄液ポ
ンプ、2……ヒーター、3……ニーダー、5,8
……タンク、4……洗浄第1塔、7……洗浄第2
塔、S1、S2、S3……ガス試料採取口。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 有機化成肥料製造の最終工程である造粒乾燥
工程からの排ガスをリン酸液で洗浄後、ひきつづ
き水又は次亜塩素酸ナトリウム水溶液で洗浄する
ことを特徴とする有機化成肥料製造排ガスの脱臭
法。 2 排ガス中のダストを分離した後リン酸液で洗
浄する特許請求の範囲第1項に記載の脱臭法。 3 リン酸液として湿式法リン酸液を使用する特
許請求の範囲第1項に記載の脱臭法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58160673A JPS6051530A (ja) | 1983-09-01 | 1983-09-01 | 有機化成肥料製造排ガスの脱臭法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58160673A JPS6051530A (ja) | 1983-09-01 | 1983-09-01 | 有機化成肥料製造排ガスの脱臭法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6051530A JPS6051530A (ja) | 1985-03-23 |
| JPH0440055B2 true JPH0440055B2 (ja) | 1992-07-01 |
Family
ID=15720002
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP58160673A Granted JPS6051530A (ja) | 1983-09-01 | 1983-09-01 | 有機化成肥料製造排ガスの脱臭法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6051530A (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5165099A (ja) * | 1974-12-04 | 1976-06-05 | Mitsui Toatsu Chemicals | Rinanganjuhiryono seizohoho |
-
1983
- 1983-09-01 JP JP58160673A patent/JPS6051530A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6051530A (ja) | 1985-03-23 |
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