JPH0445333B2 - - Google Patents
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- JPH0445333B2 JPH0445333B2 JP58185077A JP18507783A JPH0445333B2 JP H0445333 B2 JPH0445333 B2 JP H0445333B2 JP 58185077 A JP58185077 A JP 58185077A JP 18507783 A JP18507783 A JP 18507783A JP H0445333 B2 JPH0445333 B2 JP H0445333B2
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08J—WORKING-UP; GENERAL PROCESSES OF COMPOUNDING; AFTER-TREATMENT NOT COVERED BY SUBCLASSES C08B, C08C, C08F, C08G or C08H
- C08J9/00—Working-up of macromolecular substances to porous or cellular articles or materials; After-treatment thereof
- C08J9/0061—Working-up of macromolecular substances to porous or cellular articles or materials; After-treatment thereof characterized by the use of several polymeric components
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C44/00—Shaping by internal pressure generated in the material, e.g. swelling or foaming ; Producing porous or cellular expanded plastics articles
- B29C44/34—Auxiliary operations
- B29C44/36—Feeding the material to be shaped
- B29C44/46—Feeding the material to be shaped into an open space or onto moving surfaces, i.e. to make articles of indefinite length
- B29C44/50—Feeding the material to be shaped into an open space or onto moving surfaces, i.e. to make articles of indefinite length using pressure difference, e.g. by extrusion or by spraying
- B29C44/505—Feeding the material to be shaped into an open space or onto moving surfaces, i.e. to make articles of indefinite length using pressure difference, e.g. by extrusion or by spraying extruding the compound through a flat die
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29K—INDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES B29B, B29C OR B29D, RELATING TO MOULDING MATERIALS OR TO MATERIALS FOR MOULDS, REINFORCEMENTS, FILLERS OR PREFORMED PARTS, e.g. INSERTS
- B29K2023/00—Use of polyalkenes or derivatives thereof as moulding material
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08J—WORKING-UP; GENERAL PROCESSES OF COMPOUNDING; AFTER-TREATMENT NOT COVERED BY SUBCLASSES C08B, C08C, C08F, C08G or C08H
- C08J2323/00—Characterised by the use of homopolymers or copolymers of unsaturated aliphatic hydrocarbons having only one carbon-to-carbon double bond; Derivatives of such polymers
- C08J2323/02—Characterised by the use of homopolymers or copolymers of unsaturated aliphatic hydrocarbons having only one carbon-to-carbon double bond; Derivatives of such polymers not modified by chemical after treatment
- C08J2323/10—Homopolymers or copolymers of propene
- C08J2323/12—Polypropene
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08J—WORKING-UP; GENERAL PROCESSES OF COMPOUNDING; AFTER-TREATMENT NOT COVERED BY SUBCLASSES C08B, C08C, C08F, C08G or C08H
- C08J2425/00—Characterised by the use of homopolymers or copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by an aromatic carbocyclic ring; Derivatives of such polymers
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- Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
Description
本発明は、均一微細な発泡セルを有しかつ剛性
に優れた発泡体に関するものである。さらに詳し
くは本発明は、非晶性熱可塑性樹脂の微細発泡体
部分を島とし、これを囲繞する海部が実質的に発
泡していない結晶性熱可塑性樹脂の薄層連続体部
分からなる総合的物性に優れた複合発泡体に関す
るものである。さらに本発明は、前記発泡体を製
造するために、相互に比較的溶解し難い非晶性熱
可塑性樹脂と結晶性熱可塑性樹脂からなり、後者
樹脂が海部を構成し前者樹脂が島部を構成する
海・島構造をとる組成物の主として島部分を発泡
させることよりなる新規な方法を提供するもので
ある。 従来より、各種樹脂による発泡体は数多く知ら
れており、各分野で広く利用されている。特に発
泡体として用いられる主な樹脂としては、ポリス
チレン系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリオレ
フイン系樹脂(特にポリエチレン)、ポリウレタ
ン系樹脂、各種ゴム等があげられる。各樹脂は各
特性をいかした用途に利用されているものの、
各々欠点を有していることから、おのずとその利
用範囲が限られ、種々の問題点を残していた。例
えば、ポリスチレン系樹脂発泡体は発泡特性が良
好であるため種々の方法において比較的容易に発
泡体が得られ、得られた発泡体も剛性が高く、断
熱性に優れたものであるが、耐熱性、耐薬品性、
引張り特性等に問題がある。一方、ポリオレフイ
ン系樹脂発泡体の場合、耐熱性、耐薬品性、引張
り特性、吸湿性に優れるものの、剛性、寸法安定
性に問題がある。また結晶性であるため、温度に
対す粘度の変化が急激であり、発泡成形条件が狭
くなり、高発泡体を得るためには、架橋処理を施
さないと困難となるといつた問題点を有してい
る。とくにポリプロピレン樹脂は、成形温度範囲
が狭い、均一微細なセルとならないなどの成形上
の問題があり、実用化は殆んど進んでいないのが
実情である。 従来これらの問題点を解決する方法として、材
料、成形加工技術両面から種々の検討が為されて
いる。材料による改良から種々の樹脂の混合物に
よる発泡体が考えられている。 これらの発泡体として主に、ポリオレフインと
ポリスチレン、ポリオレフイン同志あるいはゴム
との組合せによるものが大部分である。これらの
発泡体は、寸法安定性の改良や、均一微細な気泡
の形成に一部効果があるものの、総合的な発泡体
の物性および発泡特性としては、各構成樹脂のも
つ諸性質の中間的なレベルしか得られず、格段の
品質向上は望めなかつた。特に結晶性樹脂と非晶
性樹脂の混合物を発泡させた場合、比較的発泡特
性の良好な非晶性樹脂の特性が生かされず、結晶
性樹脂単体と同等の発泡特性しか得られないのが
現状である。 樹脂と無機及び有機充填剤の混合物に発泡剤を
混合し発泡させる発泡体もすでに公知であるが、
通常充填剤を混合することにより、発泡時の成膜
性が悪化し、発生気体の散逸が著しくなるため、
高発泡体が得られず、得られる発泡体はセルが粗
大で、外観が悪いものであつた。また、充填剤に
よる補強効果を充分に発現するまでにはいたつて
いないのが現状である。 そこで本発明者らは、各種樹脂の特性を充分に
発現させることを目的として、特に発泡特性と発
泡体の物性がともに良好となることを実現すべく
鋭意研究を行つてきた。 その結果、相互に比較的溶解し難い非晶性熱可
塑性樹脂と結晶性熱可塑性樹脂の組み合せにおい
て、主に島を選択的に発泡させることにより、海
および島を構成する各々の樹脂の特性を充分に発
現することが可能となり、特に島を構成する樹脂
に、発泡特性の良好な非晶性熱可塑性樹脂を使用
することにより発泡成形条件が広く、セルが均一
微細でかつ、海を構成する結晶性熱可塑性樹脂の
特性も併せ持つた複合発泡体が得られることを見
い出した。さらに、海を構成する樹脂に無機およ
び有機充填剤を混合することにより、発泡特性を
低下させることなく、充填剤の補強効果を有効に
発現させることを見い出し本発明にいたつた。 従来の2種以上の樹脂からなる複合発泡シート
は海、島の区別なく両相に於て、発泡させるた
め、両相の発泡特性が異なることから、セルが粗
大になつたり、発生ガスの散逸が著しく、発泡倍
率が高くならない。特に海が結晶性樹脂である場
合、発泡特性の良好な非晶性樹脂を混合しても、
結晶性樹脂相に於て大部分が発泡するため、発泡
特性の改良効果がみられない。そこで本発明で
は、島を構成する非晶性熱可塑性樹脂に予め化学
および/または物理発泡剤を混合しておき各種発
泡方法で主に島を発泡させることにより、発泡特
性の違う結晶性熱可塑性樹脂を混合した場合で
も、条件を選べば、均一微細なセルを有した発泡
体を得ることが可能である。さらに、島を構成す
る材料に発泡特性の良好なる樹脂を使用した場
合、発泡体全体の発泡特性は殆んど、島を構成す
る材料によつて決定されるため、発泡成形条件が
広く、セルが均一微細な発泡体を形成することが
可能となる。 通常、非相溶系の樹脂混合物では、海と島の界
面は強度的に弱い部分である。一般的な発泡体に
おいては、気泡がこの界面においても発生するた
めに、得られた発泡体の強度(特に引張り強度)
は著しく低下するのに対し、本発明による複合発
泡体においては、海−島界面では殆んど気泡が生
じていないため、従来の複合発泡体に比べて高強
度を有する。 無機および/または有機充填剤を含む複合発泡
体については、従来の複合発泡体の場合、充填材
の混合により、材料の成膜性が悪化し、発泡剤の
ガスの散逸が大きくなるため、セルが粗大となり
発泡倍率も上らず、発泡体表面に凹凸が生じ満足
のゆく発泡体が得られなかつた。それに対して、
本発明による複合発泡体は、発泡する島に充填剤
を殆んど含まないため、通常の充填剤を含まない
発泡体の発泡特性とほぼ同等となり、発泡成形条
件が広くなり良好な発泡体が得られる。 さらに従来の発泡体では、気泡が樹脂と充填剤
の界面で生じやすいために、充填剤による発泡体
の補強効果が大巾に低下したが、本発明による複
合発泡体の場合、充填剤と樹脂との界面に発生す
る気泡が少ないため、充填剤による充分な補強効
果が発現し、高剛性の発泡体が得られる。理想的
には、気泡の周囲に存在する非発泡相に完全に充
填剤が埋め込まれたフイラー骨格を有することに
より、発泡体の充分な補強効果が発現される。 以下に本発明をさらに詳細に説明する。 本発明による発泡体は結晶性熱可塑性樹脂の海
および非晶性熱可塑性樹脂の島から成るが各相を
構成する樹脂は、適度な非相容系の樹脂の組合せ
であれば、いかなる樹脂の組合せであつてもかま
わない。完全に相容する組合せでは海−島構造と
ならないため適当でない。具体的な目安として
は、各構成樹脂の各々の溶解度パラメーターの差
の絶対値(ΔSP値)でもつてある程度規定でき
る。本出願におけるΔSP値は、Small法による計
算値でもつて示した。(文献、P.A.Small,J.
Appl.Chem.3,71(1953)通常、このΔSP値が大
略0.5以上4以下の樹脂の組み合せが実用品質を
考えれば適当と思われる。ΔSP値が0.5より小さ
いと、各樹脂の相溶性が非常によくなり、海、島
の構造が明確でなくなつたり、島の分散単位が小
さくなりすぎてしまう。また、ΔSP値が4を越
えると、各樹脂の相溶性が極端に悪化し、発泡体
の基本的物性を低下させてしまう場合があるが、
発泡体の用途によつては、ΔSP値が4以上で完
全に非相溶系の場合であつてもさしつかえない場
合も有り得る。 しかし、この様な異なる樹脂の混合よりなる複
合体の海・島構造は、各樹脂の相溶性だけでは明
確に規定できず、各樹脂の組成、溶融粘度、及び
混合温度によつて大きく影響されるためΔSP値
だけで樹脂の組合せを特定はできないが、樹脂選
択の目安としては有用である。 海を構成する結晶性熱可塑性樹脂は、基本的に
は、適度な海・島構造を実現可能なものであれ
ば、いかなる樹脂であつてもよいが、好ましく
は、島を構成する樹脂の欠点となる性質を補う性
質を有する樹脂でなければ実用的効果が少ない。
例えば、高密度、中密度、低密度ポリエチレン、
ポリプロピレン、及びそれらとα−オレフインと
の共重合体等のポリオレフイン系樹脂やポリアミ
ド系樹脂、ポリエステル系樹脂等である。 島を構成する非晶性熱可塑性樹脂は、いかなる
非晶性熱可塑性樹脂でもよいが、好ましくは発泡
特性が良好な樹脂が良い。即ち、温度に対する粘
度変化が急激でなく、溶融時に於ける気体保持力
が大きいものが好適であり、具体的には、ポリス
チレン系、ポリ塩化ビニル系、アクリレート系、
メタクリレート系、ポリカーボネート系、ABS
系、AS系樹脂等である。 海および島を構成する各樹脂の組成は、海を構
成する樹脂95〜30wt%好ましくは90〜60wt%に
対して島を構成する樹脂が5〜70wt%好ましく
は10〜40wt%である。島を構成する樹脂が5wt%
より少なくなると、同一の発泡倍率を得るために
は相対的に島の発泡倍率が高くなりすぎたり発泡
が海にまでおよんだりして、目的とする発泡構造
が得られない。また、70%以上となると通常海・
島構造となりにくく、本発明が目的としている発
泡構造が実現できない。 本発明において用いられる海および島の各樹脂
中には、通常樹脂に含まれる添加剤たとえば酸化
防止剤、スリツプ剤、AS剤などを含有していて
も差し支えない。 本発明に於て、海に無機および/または有機充
填剤を含有させることは、特に従来の発泡体に比
較して改良効果が著しく望める。使用される充填
剤は、一般的に用いられるもので特に限定はない
が、例えば、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウ
ム、水酸化カルシウム、水酸化マグネシウム、水
酸化アルミニウム、リン酸アルミニウム、タル
ク、マイカ、クレー、カーボンブラツク、ホワイ
トカーボン、ゼオライト等の無機充填剤、フエノ
ール樹脂粉、エボナイト粉末等の有機充填剤など
である。 海に無機および/または有機充填剤を含有させ
る場合、海を構成する樹脂に対して、5〜80wt
%好ましくは10〜60wt%の配合が好ましい。充
填剤の量が5wt%より少ないと、充填剤の添加効
果があまり期待できず、80wt%を超えると、発
泡体成形時の成膜性が悪化して、良好な発泡体が
得られない。 本発明で使用される発泡剤は特に限定はしない
が、好ましくは、発泡剤自体が海より島に対して
より相互作用(溶解性)のあるものあるいは、よ
り島に溶解しやすいガスを発生するものであれば
さらによい。本発明に使用される発泡剤としては
例えば、アゾジカルボンアミド、アゾビスイソブ
チロニトリル、ジアゾアミノベンゼン、N,
N′−ジニトロソペンタメチレンテトラミン、N,
N′−ジメチル−N,N′−ジニトロテレフタルア
ミド、ベンゼンスルホニルヒドラジド、p−トル
エンスルホニルヒドラジド、p,p′−オキシビス
ベンゼンスルホニルヒドラジド、炭酸塩等の化学
発泡剤あるいは、プロパン、ブタン、ペンタン、
ジクロロジフルオロメタン、ジクロロモノフルオ
ロメタン、トリクロロモノフルオロメタン、メタ
ノール、エタノール等の物理発泡剤であり、これ
らの発泡剤を使用する樹脂の組み合せにより適当
に選択して用いればよく、また通常使用される発
泡助剤、核剤を併用しても勿論よい。 本発明に於て、海を構成する樹脂と島を構成す
る樹脂を混合する前に、予め発泡剤を島を構成す
る樹脂と混合しておく必要がある。 混合方法は、押出機、バンバリーミキサー、カ
レンダーロール等のほか、通常の方法による液体
あるいは常温常圧で気体の物理発泡剤の混合、含
浸方法の適当な方法をとればよい。 発泡方法としては、押出成形と同時に発泡させ
る押出発泡、インジエクシヨン成形による発泡、
押出成形後、加圧及び常圧のもとで加熱し発泡さ
せる方法等いずれでもよい。 本発明による複合発泡体は、前述したように海
および島を構成する樹脂から成つているが、樹脂
の組み合せ、量比、樹脂の物性(融点、溶解粘度
等)によつてある程度規定される発泡成形条件の
関係から、両樹脂の相溶性を向上させる、混練性
改良剤を、発泡成形時に添加することにより、島
部の分散単位を小さくし、海・島界面の剥離強度
を向上させることでさらに発泡特性および得られ
る複合発泡体の物性を改良させることができる。 本発明で用いられる混練性改良剤としては、海
および島を構成する各々の樹脂の少なくとも一方
の樹脂と同等のモノマー単位を有し、他方の樹脂
と同等もしくは、化学的に類似な構造を有するモ
ノマー単位で構成される共重合体が好適である。
具体的には樹脂の組み合せ等により異なるが、例
えば、スチレン−ブタジエン共重合体およびその
水素添加物、アクリロニトリル−ブタジエン共重
合体、アクリロニトリル−スチレン共重合体、ア
クリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合
体、メチルメタクリレート−スチレン共重合体等
である。 さらに、海および島を構成する樹脂の一方と同
等の樹脂に、他方の樹脂のモノマー単位と同等も
しくは、化学的に類似な構造を有する単量体を含
浸させた後、該単量体を重合させて得られる変性
樹脂も混練性改良剤として使用できる。例えば、
ポリエチレンあるいはポリプロピレンとスチレン
モノマーおよび重合開始剤を含む水性懸濁液中
で、適当な温度条件のもとでスチレンモノマーを
ポリエチレンあるいはポリプロピレンに含浸させ
た後、スチレンの重合を開始進行させて得られる
スチレン変性ポリエチレンあるいはポリプロピレ
ン等である。 さらに本発明は、上記材料および成形方法を用
いてなる複合発泡体を少なくとも一層は有し、押
出成形および/またはラミネート成形して成ると
ころの多層シート及びその成形方法も含まれる。 本発明による複合発泡体は島を構成する樹脂の
発泡特性と同等となり得るが、より発泡特性を改
良する意味から、特に表面からの発生ガスの散逸
を防止するという観点から、発泡体の両外層に非
発泡樹脂を種々の方法で積層することは効果的で
ある。さらに積層することにより、外観、真空成
形等の改良効果も発現できる。 本発明による発泡体を少なくとも1層以上有す
る樹脂多層シートの製造方法としては、通常の方
法でよく、たとえば、ウエツトラミネーシヨン、
ドライラミネーシヨン、ホツトメルトラミネーシ
ヨン、押出ラミネーシヨン、共押出ラミネーシヨ
ン等である。 具体的には、島となる樹脂に予め発泡剤を混合
しておき、押出機にて海となる樹脂と混合し、T
ダイあるいは、サーキユラーダイで押出発泡した
後、この発泡体が溶融状態のうちに、別のフイル
ムおよびシートをラミネートしたり、あるいは、
発泡体を冷却した後、ドライおよびウエツトラミ
ネーシヨンする方法、さらにはコア層を該発泡体
とし、スキン層を通常の樹脂としてダイ内で多層
化しながら、ダイより押出すと同時にコア層を発
泡させる方法などが考えられる。 〔実施例 1〕 プロピレン−エチレンブロツク共重合体(三菱
油化(株)「三菱ノーブレンBC8B」MFR=1.1)(以
下単にポリプロピレンという)80wt%に対して
ポリスチレン(三菱モンサント化成(株)「ダイヤレ
ツクスHT516」)に予めポリスチレンに対してア
ゾジカルボンアミドを3wt%および核剤としてタ
ルクを0.5wt%を押出機にて発泡分解温度以下で
混合造粒した発泡性ポリスチレン20wt%を配合
した樹脂混合物を三菱重工業(株)製HM型50φ押出
機でTダイより200℃で押出し発泡させ厚さ1mm
のシート状複合発泡体を得た。この発泡体の物性
値を表1に示す。 〔比較例 1〕 実施例1で用いたポリプロピレン99.4wt%にア
ゾジカルボンアミド0.6wt%を配合し、これを
50φ押出機にて200℃で押出し発砲させ、厚さ1
mmのシート状発泡体を得た。この発泡体の物性値
を表1に示す。 〔比較例 2〕 比較例1でポリプロピレンのかわりに実施例1
で用いたポリスチレンを用い、同様にして厚さ1
mmのシート状発泡体を得た。物性値を表1に示
す。 〔比較例 3〕 実施例1で用いたポリプロピレン79.4wt%と同
じくポリスチレン20wt%及びアゾジカルボンア
ミド0.6wt%を同一の押出機にて200℃で押出し発
泡させ厚さ1mmのシート状発泡体を得た。物性値
を表1に示す。
に優れた発泡体に関するものである。さらに詳し
くは本発明は、非晶性熱可塑性樹脂の微細発泡体
部分を島とし、これを囲繞する海部が実質的に発
泡していない結晶性熱可塑性樹脂の薄層連続体部
分からなる総合的物性に優れた複合発泡体に関す
るものである。さらに本発明は、前記発泡体を製
造するために、相互に比較的溶解し難い非晶性熱
可塑性樹脂と結晶性熱可塑性樹脂からなり、後者
樹脂が海部を構成し前者樹脂が島部を構成する
海・島構造をとる組成物の主として島部分を発泡
させることよりなる新規な方法を提供するもので
ある。 従来より、各種樹脂による発泡体は数多く知ら
れており、各分野で広く利用されている。特に発
泡体として用いられる主な樹脂としては、ポリス
チレン系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリオレ
フイン系樹脂(特にポリエチレン)、ポリウレタ
ン系樹脂、各種ゴム等があげられる。各樹脂は各
特性をいかした用途に利用されているものの、
各々欠点を有していることから、おのずとその利
用範囲が限られ、種々の問題点を残していた。例
えば、ポリスチレン系樹脂発泡体は発泡特性が良
好であるため種々の方法において比較的容易に発
泡体が得られ、得られた発泡体も剛性が高く、断
熱性に優れたものであるが、耐熱性、耐薬品性、
引張り特性等に問題がある。一方、ポリオレフイ
ン系樹脂発泡体の場合、耐熱性、耐薬品性、引張
り特性、吸湿性に優れるものの、剛性、寸法安定
性に問題がある。また結晶性であるため、温度に
対す粘度の変化が急激であり、発泡成形条件が狭
くなり、高発泡体を得るためには、架橋処理を施
さないと困難となるといつた問題点を有してい
る。とくにポリプロピレン樹脂は、成形温度範囲
が狭い、均一微細なセルとならないなどの成形上
の問題があり、実用化は殆んど進んでいないのが
実情である。 従来これらの問題点を解決する方法として、材
料、成形加工技術両面から種々の検討が為されて
いる。材料による改良から種々の樹脂の混合物に
よる発泡体が考えられている。 これらの発泡体として主に、ポリオレフインと
ポリスチレン、ポリオレフイン同志あるいはゴム
との組合せによるものが大部分である。これらの
発泡体は、寸法安定性の改良や、均一微細な気泡
の形成に一部効果があるものの、総合的な発泡体
の物性および発泡特性としては、各構成樹脂のも
つ諸性質の中間的なレベルしか得られず、格段の
品質向上は望めなかつた。特に結晶性樹脂と非晶
性樹脂の混合物を発泡させた場合、比較的発泡特
性の良好な非晶性樹脂の特性が生かされず、結晶
性樹脂単体と同等の発泡特性しか得られないのが
現状である。 樹脂と無機及び有機充填剤の混合物に発泡剤を
混合し発泡させる発泡体もすでに公知であるが、
通常充填剤を混合することにより、発泡時の成膜
性が悪化し、発生気体の散逸が著しくなるため、
高発泡体が得られず、得られる発泡体はセルが粗
大で、外観が悪いものであつた。また、充填剤に
よる補強効果を充分に発現するまでにはいたつて
いないのが現状である。 そこで本発明者らは、各種樹脂の特性を充分に
発現させることを目的として、特に発泡特性と発
泡体の物性がともに良好となることを実現すべく
鋭意研究を行つてきた。 その結果、相互に比較的溶解し難い非晶性熱可
塑性樹脂と結晶性熱可塑性樹脂の組み合せにおい
て、主に島を選択的に発泡させることにより、海
および島を構成する各々の樹脂の特性を充分に発
現することが可能となり、特に島を構成する樹脂
に、発泡特性の良好な非晶性熱可塑性樹脂を使用
することにより発泡成形条件が広く、セルが均一
微細でかつ、海を構成する結晶性熱可塑性樹脂の
特性も併せ持つた複合発泡体が得られることを見
い出した。さらに、海を構成する樹脂に無機およ
び有機充填剤を混合することにより、発泡特性を
低下させることなく、充填剤の補強効果を有効に
発現させることを見い出し本発明にいたつた。 従来の2種以上の樹脂からなる複合発泡シート
は海、島の区別なく両相に於て、発泡させるた
め、両相の発泡特性が異なることから、セルが粗
大になつたり、発生ガスの散逸が著しく、発泡倍
率が高くならない。特に海が結晶性樹脂である場
合、発泡特性の良好な非晶性樹脂を混合しても、
結晶性樹脂相に於て大部分が発泡するため、発泡
特性の改良効果がみられない。そこで本発明で
は、島を構成する非晶性熱可塑性樹脂に予め化学
および/または物理発泡剤を混合しておき各種発
泡方法で主に島を発泡させることにより、発泡特
性の違う結晶性熱可塑性樹脂を混合した場合で
も、条件を選べば、均一微細なセルを有した発泡
体を得ることが可能である。さらに、島を構成す
る材料に発泡特性の良好なる樹脂を使用した場
合、発泡体全体の発泡特性は殆んど、島を構成す
る材料によつて決定されるため、発泡成形条件が
広く、セルが均一微細な発泡体を形成することが
可能となる。 通常、非相溶系の樹脂混合物では、海と島の界
面は強度的に弱い部分である。一般的な発泡体に
おいては、気泡がこの界面においても発生するた
めに、得られた発泡体の強度(特に引張り強度)
は著しく低下するのに対し、本発明による複合発
泡体においては、海−島界面では殆んど気泡が生
じていないため、従来の複合発泡体に比べて高強
度を有する。 無機および/または有機充填剤を含む複合発泡
体については、従来の複合発泡体の場合、充填材
の混合により、材料の成膜性が悪化し、発泡剤の
ガスの散逸が大きくなるため、セルが粗大となり
発泡倍率も上らず、発泡体表面に凹凸が生じ満足
のゆく発泡体が得られなかつた。それに対して、
本発明による複合発泡体は、発泡する島に充填剤
を殆んど含まないため、通常の充填剤を含まない
発泡体の発泡特性とほぼ同等となり、発泡成形条
件が広くなり良好な発泡体が得られる。 さらに従来の発泡体では、気泡が樹脂と充填剤
の界面で生じやすいために、充填剤による発泡体
の補強効果が大巾に低下したが、本発明による複
合発泡体の場合、充填剤と樹脂との界面に発生す
る気泡が少ないため、充填剤による充分な補強効
果が発現し、高剛性の発泡体が得られる。理想的
には、気泡の周囲に存在する非発泡相に完全に充
填剤が埋め込まれたフイラー骨格を有することに
より、発泡体の充分な補強効果が発現される。 以下に本発明をさらに詳細に説明する。 本発明による発泡体は結晶性熱可塑性樹脂の海
および非晶性熱可塑性樹脂の島から成るが各相を
構成する樹脂は、適度な非相容系の樹脂の組合せ
であれば、いかなる樹脂の組合せであつてもかま
わない。完全に相容する組合せでは海−島構造と
ならないため適当でない。具体的な目安として
は、各構成樹脂の各々の溶解度パラメーターの差
の絶対値(ΔSP値)でもつてある程度規定でき
る。本出願におけるΔSP値は、Small法による計
算値でもつて示した。(文献、P.A.Small,J.
Appl.Chem.3,71(1953)通常、このΔSP値が大
略0.5以上4以下の樹脂の組み合せが実用品質を
考えれば適当と思われる。ΔSP値が0.5より小さ
いと、各樹脂の相溶性が非常によくなり、海、島
の構造が明確でなくなつたり、島の分散単位が小
さくなりすぎてしまう。また、ΔSP値が4を越
えると、各樹脂の相溶性が極端に悪化し、発泡体
の基本的物性を低下させてしまう場合があるが、
発泡体の用途によつては、ΔSP値が4以上で完
全に非相溶系の場合であつてもさしつかえない場
合も有り得る。 しかし、この様な異なる樹脂の混合よりなる複
合体の海・島構造は、各樹脂の相溶性だけでは明
確に規定できず、各樹脂の組成、溶融粘度、及び
混合温度によつて大きく影響されるためΔSP値
だけで樹脂の組合せを特定はできないが、樹脂選
択の目安としては有用である。 海を構成する結晶性熱可塑性樹脂は、基本的に
は、適度な海・島構造を実現可能なものであれ
ば、いかなる樹脂であつてもよいが、好ましく
は、島を構成する樹脂の欠点となる性質を補う性
質を有する樹脂でなければ実用的効果が少ない。
例えば、高密度、中密度、低密度ポリエチレン、
ポリプロピレン、及びそれらとα−オレフインと
の共重合体等のポリオレフイン系樹脂やポリアミ
ド系樹脂、ポリエステル系樹脂等である。 島を構成する非晶性熱可塑性樹脂は、いかなる
非晶性熱可塑性樹脂でもよいが、好ましくは発泡
特性が良好な樹脂が良い。即ち、温度に対する粘
度変化が急激でなく、溶融時に於ける気体保持力
が大きいものが好適であり、具体的には、ポリス
チレン系、ポリ塩化ビニル系、アクリレート系、
メタクリレート系、ポリカーボネート系、ABS
系、AS系樹脂等である。 海および島を構成する各樹脂の組成は、海を構
成する樹脂95〜30wt%好ましくは90〜60wt%に
対して島を構成する樹脂が5〜70wt%好ましく
は10〜40wt%である。島を構成する樹脂が5wt%
より少なくなると、同一の発泡倍率を得るために
は相対的に島の発泡倍率が高くなりすぎたり発泡
が海にまでおよんだりして、目的とする発泡構造
が得られない。また、70%以上となると通常海・
島構造となりにくく、本発明が目的としている発
泡構造が実現できない。 本発明において用いられる海および島の各樹脂
中には、通常樹脂に含まれる添加剤たとえば酸化
防止剤、スリツプ剤、AS剤などを含有していて
も差し支えない。 本発明に於て、海に無機および/または有機充
填剤を含有させることは、特に従来の発泡体に比
較して改良効果が著しく望める。使用される充填
剤は、一般的に用いられるもので特に限定はない
が、例えば、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウ
ム、水酸化カルシウム、水酸化マグネシウム、水
酸化アルミニウム、リン酸アルミニウム、タル
ク、マイカ、クレー、カーボンブラツク、ホワイ
トカーボン、ゼオライト等の無機充填剤、フエノ
ール樹脂粉、エボナイト粉末等の有機充填剤など
である。 海に無機および/または有機充填剤を含有させ
る場合、海を構成する樹脂に対して、5〜80wt
%好ましくは10〜60wt%の配合が好ましい。充
填剤の量が5wt%より少ないと、充填剤の添加効
果があまり期待できず、80wt%を超えると、発
泡体成形時の成膜性が悪化して、良好な発泡体が
得られない。 本発明で使用される発泡剤は特に限定はしない
が、好ましくは、発泡剤自体が海より島に対して
より相互作用(溶解性)のあるものあるいは、よ
り島に溶解しやすいガスを発生するものであれば
さらによい。本発明に使用される発泡剤としては
例えば、アゾジカルボンアミド、アゾビスイソブ
チロニトリル、ジアゾアミノベンゼン、N,
N′−ジニトロソペンタメチレンテトラミン、N,
N′−ジメチル−N,N′−ジニトロテレフタルア
ミド、ベンゼンスルホニルヒドラジド、p−トル
エンスルホニルヒドラジド、p,p′−オキシビス
ベンゼンスルホニルヒドラジド、炭酸塩等の化学
発泡剤あるいは、プロパン、ブタン、ペンタン、
ジクロロジフルオロメタン、ジクロロモノフルオ
ロメタン、トリクロロモノフルオロメタン、メタ
ノール、エタノール等の物理発泡剤であり、これ
らの発泡剤を使用する樹脂の組み合せにより適当
に選択して用いればよく、また通常使用される発
泡助剤、核剤を併用しても勿論よい。 本発明に於て、海を構成する樹脂と島を構成す
る樹脂を混合する前に、予め発泡剤を島を構成す
る樹脂と混合しておく必要がある。 混合方法は、押出機、バンバリーミキサー、カ
レンダーロール等のほか、通常の方法による液体
あるいは常温常圧で気体の物理発泡剤の混合、含
浸方法の適当な方法をとればよい。 発泡方法としては、押出成形と同時に発泡させ
る押出発泡、インジエクシヨン成形による発泡、
押出成形後、加圧及び常圧のもとで加熱し発泡さ
せる方法等いずれでもよい。 本発明による複合発泡体は、前述したように海
および島を構成する樹脂から成つているが、樹脂
の組み合せ、量比、樹脂の物性(融点、溶解粘度
等)によつてある程度規定される発泡成形条件の
関係から、両樹脂の相溶性を向上させる、混練性
改良剤を、発泡成形時に添加することにより、島
部の分散単位を小さくし、海・島界面の剥離強度
を向上させることでさらに発泡特性および得られ
る複合発泡体の物性を改良させることができる。 本発明で用いられる混練性改良剤としては、海
および島を構成する各々の樹脂の少なくとも一方
の樹脂と同等のモノマー単位を有し、他方の樹脂
と同等もしくは、化学的に類似な構造を有するモ
ノマー単位で構成される共重合体が好適である。
具体的には樹脂の組み合せ等により異なるが、例
えば、スチレン−ブタジエン共重合体およびその
水素添加物、アクリロニトリル−ブタジエン共重
合体、アクリロニトリル−スチレン共重合体、ア
クリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合
体、メチルメタクリレート−スチレン共重合体等
である。 さらに、海および島を構成する樹脂の一方と同
等の樹脂に、他方の樹脂のモノマー単位と同等も
しくは、化学的に類似な構造を有する単量体を含
浸させた後、該単量体を重合させて得られる変性
樹脂も混練性改良剤として使用できる。例えば、
ポリエチレンあるいはポリプロピレンとスチレン
モノマーおよび重合開始剤を含む水性懸濁液中
で、適当な温度条件のもとでスチレンモノマーを
ポリエチレンあるいはポリプロピレンに含浸させ
た後、スチレンの重合を開始進行させて得られる
スチレン変性ポリエチレンあるいはポリプロピレ
ン等である。 さらに本発明は、上記材料および成形方法を用
いてなる複合発泡体を少なくとも一層は有し、押
出成形および/またはラミネート成形して成ると
ころの多層シート及びその成形方法も含まれる。 本発明による複合発泡体は島を構成する樹脂の
発泡特性と同等となり得るが、より発泡特性を改
良する意味から、特に表面からの発生ガスの散逸
を防止するという観点から、発泡体の両外層に非
発泡樹脂を種々の方法で積層することは効果的で
ある。さらに積層することにより、外観、真空成
形等の改良効果も発現できる。 本発明による発泡体を少なくとも1層以上有す
る樹脂多層シートの製造方法としては、通常の方
法でよく、たとえば、ウエツトラミネーシヨン、
ドライラミネーシヨン、ホツトメルトラミネーシ
ヨン、押出ラミネーシヨン、共押出ラミネーシヨ
ン等である。 具体的には、島となる樹脂に予め発泡剤を混合
しておき、押出機にて海となる樹脂と混合し、T
ダイあるいは、サーキユラーダイで押出発泡した
後、この発泡体が溶融状態のうちに、別のフイル
ムおよびシートをラミネートしたり、あるいは、
発泡体を冷却した後、ドライおよびウエツトラミ
ネーシヨンする方法、さらにはコア層を該発泡体
とし、スキン層を通常の樹脂としてダイ内で多層
化しながら、ダイより押出すと同時にコア層を発
泡させる方法などが考えられる。 〔実施例 1〕 プロピレン−エチレンブロツク共重合体(三菱
油化(株)「三菱ノーブレンBC8B」MFR=1.1)(以
下単にポリプロピレンという)80wt%に対して
ポリスチレン(三菱モンサント化成(株)「ダイヤレ
ツクスHT516」)に予めポリスチレンに対してア
ゾジカルボンアミドを3wt%および核剤としてタ
ルクを0.5wt%を押出機にて発泡分解温度以下で
混合造粒した発泡性ポリスチレン20wt%を配合
した樹脂混合物を三菱重工業(株)製HM型50φ押出
機でTダイより200℃で押出し発泡させ厚さ1mm
のシート状複合発泡体を得た。この発泡体の物性
値を表1に示す。 〔比較例 1〕 実施例1で用いたポリプロピレン99.4wt%にア
ゾジカルボンアミド0.6wt%を配合し、これを
50φ押出機にて200℃で押出し発砲させ、厚さ1
mmのシート状発泡体を得た。この発泡体の物性値
を表1に示す。 〔比較例 2〕 比較例1でポリプロピレンのかわりに実施例1
で用いたポリスチレンを用い、同様にして厚さ1
mmのシート状発泡体を得た。物性値を表1に示
す。 〔比較例 3〕 実施例1で用いたポリプロピレン79.4wt%と同
じくポリスチレン20wt%及びアゾジカルボンア
ミド0.6wt%を同一の押出機にて200℃で押出し発
泡させ厚さ1mmのシート状発泡体を得た。物性値
を表1に示す。
低密度ポリエチレン(三菱油化(株)製「ユカロン
EH−30」MFR=2.0)80wt%に対してポリスチ
レンにブタンを予め5wt%含浸させた発泡性ポリ
スチレンビーズ20wt%を配合した樹脂混合物を
三菱重工業(株)製HM型50φ押出機でTダイより
160℃で押出し発泡させ、厚さ0.7mmのシート状複
合発泡体を得た。この発泡体の物性値を表2に示
す。 〔比較例 4〕 実施例2で用いた低密度ポリエチレン80wt%
に対し、実施例2で用いたポリスチレンでブタン
を含浸させないビーズ20wt%を配合した樹脂混
合物を同様の押出機を用い、押出機の途中よりブ
タンガスを上記混合樹脂に対して1wt%の割合で
圧入し、Tダイより160℃で押出し発泡させ、厚
み0.7mmのシート状発泡体を得た。この発泡体の
物性値を表2に示す。
EH−30」MFR=2.0)80wt%に対してポリスチ
レンにブタンを予め5wt%含浸させた発泡性ポリ
スチレンビーズ20wt%を配合した樹脂混合物を
三菱重工業(株)製HM型50φ押出機でTダイより
160℃で押出し発泡させ、厚さ0.7mmのシート状複
合発泡体を得た。この発泡体の物性値を表2に示
す。 〔比較例 4〕 実施例2で用いた低密度ポリエチレン80wt%
に対し、実施例2で用いたポリスチレンでブタン
を含浸させないビーズ20wt%を配合した樹脂混
合物を同様の押出機を用い、押出機の途中よりブ
タンガスを上記混合樹脂に対して1wt%の割合で
圧入し、Tダイより160℃で押出し発泡させ、厚
み0.7mmのシート状発泡体を得た。この発泡体の
物性値を表2に示す。
エチレン−酢酸ビニル共重合体(三菱油化(株)製
「ユカロン−エバEVA41−H」MFR=2.0、酢酸
ビニル含量16wt%)80wt%に対してポリスチレ
ン(三菱モンサント化成(株)製「ダイヤレツクス
HT516」)に予め発泡剤として三菱油化フアイン
(株)発売の「フアインブローS−20N」6wt%を押
出機で発泡分解温度以下で混合した発泡性ポリス
チレン20wt%の材料を用い、実施例1と同様の
方法のより、150℃で押出し発砲させ、厚さ1mm
のシート状複合発泡体を得た。この発泡体の物性
値を表3に示す。 〔比較例 5〕 実施例3と同様のエチレン−酢酸ビニル共重合
体78.8wt%と、実施例3と同様のポリスチレン
20wt%さらに発泡剤として三菱油化フアイン(株)
発売の「フアインブローS20N」1.2wt%を押出機
でTダイより150℃で押し出し発泡させた。この
発泡体の物性値を表3に示す。
「ユカロン−エバEVA41−H」MFR=2.0、酢酸
ビニル含量16wt%)80wt%に対してポリスチレ
ン(三菱モンサント化成(株)製「ダイヤレツクス
HT516」)に予め発泡剤として三菱油化フアイン
(株)発売の「フアインブローS−20N」6wt%を押
出機で発泡分解温度以下で混合した発泡性ポリス
チレン20wt%の材料を用い、実施例1と同様の
方法のより、150℃で押出し発砲させ、厚さ1mm
のシート状複合発泡体を得た。この発泡体の物性
値を表3に示す。 〔比較例 5〕 実施例3と同様のエチレン−酢酸ビニル共重合
体78.8wt%と、実施例3と同様のポリスチレン
20wt%さらに発泡剤として三菱油化フアイン(株)
発売の「フアインブローS20N」1.2wt%を押出機
でTダイより150℃で押し出し発泡させた。この
発泡体の物性値を表3に示す。
実施例1で用いたポリプロピレン80wt%とタ
ルク20wt%を予め押出機で混合し、この材料
80wt%に対して同じく実施例1で用いたポリス
チレンにポリスチレンに対してアゾジカルボンア
ミドを3wt%および核剤としてタルクを0.5wt%
を予め押出機で発泡分解温度以下で混合した発泡
性ポリスチレン20wt%を配合した樹脂混合物を
実施例1と同様の方法で、200℃で押出し発泡さ
せ、厚さ1mmのシート複合状発泡体を得た。この
発泡体の物性値を表4に示す。 〔比較例 6〕 実施例4と同様のタルク含有ポリプロピレン
79.4wt%と、実施例4と同様のポリスチレン
20wt%(発泡剤、核剤を配合せず)さらに発泡
剤としてアゾジカルボンアミド0.6wt%を押出機
でTダイより200℃で押出し発泡させ、厚み1mm
のシート状発泡体を得た。。この発泡体の物性値
を表4に示す。
ルク20wt%を予め押出機で混合し、この材料
80wt%に対して同じく実施例1で用いたポリス
チレンにポリスチレンに対してアゾジカルボンア
ミドを3wt%および核剤としてタルクを0.5wt%
を予め押出機で発泡分解温度以下で混合した発泡
性ポリスチレン20wt%を配合した樹脂混合物を
実施例1と同様の方法で、200℃で押出し発泡さ
せ、厚さ1mmのシート複合状発泡体を得た。この
発泡体の物性値を表4に示す。 〔比較例 6〕 実施例4と同様のタルク含有ポリプロピレン
79.4wt%と、実施例4と同様のポリスチレン
20wt%(発泡剤、核剤を配合せず)さらに発泡
剤としてアゾジカルボンアミド0.6wt%を押出機
でTダイより200℃で押出し発泡させ、厚み1mm
のシート状発泡体を得た。。この発泡体の物性値
を表4に示す。
【表】
実施例1で用いたポリプロピレン80wt%に対
してポリスチレン(三菱モンサント化成(株)「ダイ
ヤレツクスHF77」)に予めアゾジカルボンアミ
ドをポリスチレンに対して3wt%を押出機にて発
砲分解温度以下で混合造粒した発泡性ポリスチレ
ン20wt%を配合した樹脂混合物を名機製作所製
射出成形機で、射出圧力800Kg/cm2、樹脂温度、
220℃で、シヨートシヨツト法により発泡成形を
行ない、たて×よこ×厚みが36cm×10cm×0.3cm
の大きさの板状複合発泡体を得た。 この発泡体の物性値を表5に示す。 〔比較例 7〕 実施例5で用いたポリプロピレン79.4wt%と同
じくポリスチレン20wt%及びアゾジカルボンア
ミド0.6wt%を実施例5と同一の射出成形機及び
同一の条件で同様の板状発泡体を得た。この発泡
体の物性値を表5に示す。
してポリスチレン(三菱モンサント化成(株)「ダイ
ヤレツクスHF77」)に予めアゾジカルボンアミ
ドをポリスチレンに対して3wt%を押出機にて発
砲分解温度以下で混合造粒した発泡性ポリスチレ
ン20wt%を配合した樹脂混合物を名機製作所製
射出成形機で、射出圧力800Kg/cm2、樹脂温度、
220℃で、シヨートシヨツト法により発泡成形を
行ない、たて×よこ×厚みが36cm×10cm×0.3cm
の大きさの板状複合発泡体を得た。 この発泡体の物性値を表5に示す。 〔比較例 7〕 実施例5で用いたポリプロピレン79.4wt%と同
じくポリスチレン20wt%及びアゾジカルボンア
ミド0.6wt%を実施例5と同一の射出成形機及び
同一の条件で同様の板状発泡体を得た。この発泡
体の物性値を表5に示す。
実施例4で用いた同一の材料を発泡中間層(厚
み1.0mm)とし、表面層にポリプロピレン(厚み
0.1mm)(三菱油化(株)「三菱ノーブレンFY6」)を
用い、2樹脂3層のコンバイニングアダプターに
よる共押出し発泡体を行つた。得られた積層複合
発泡体の物性を表6に示す。 〔比較例 8〕 比較例6で用いた同一の材料を発泡中間層(厚
み1.0mm)とし、表面層に実施例6と同一のポリ
プロピレン(厚み0.1mm)を用い、実施例6と同
様の方法により、2樹脂3層のシート状積層発泡
体を得た。この発砲体の物性値を表6に示す。
み1.0mm)とし、表面層にポリプロピレン(厚み
0.1mm)(三菱油化(株)「三菱ノーブレンFY6」)を
用い、2樹脂3層のコンバイニングアダプターに
よる共押出し発泡体を行つた。得られた積層複合
発泡体の物性を表6に示す。 〔比較例 8〕 比較例6で用いた同一の材料を発泡中間層(厚
み1.0mm)とし、表面層に実施例6と同一のポリ
プロピレン(厚み0.1mm)を用い、実施例6と同
様の方法により、2樹脂3層のシート状積層発泡
体を得た。この発砲体の物性値を表6に示す。
表7に示す材料構成、成形法、成形温度で、押
出成形発泡は実施例1、射出成形発泡は実施例5
と同様の方法で各種複合発泡体を得た。発泡剤は
島を構成する樹脂に対して3wt%を予め混合し
た。これらの発泡体の物性値もあわせて表7に示
す。 いずれの場合も単一の樹脂を用いた発泡体に比
べて、本発明による複合発泡体は、海および島を
構成する樹脂の特徴がそれぞれ十分に発現されて
いる。
出成形発泡は実施例1、射出成形発泡は実施例5
と同様の方法で各種複合発泡体を得た。発泡剤は
島を構成する樹脂に対して3wt%を予め混合し
た。これらの発泡体の物性値もあわせて表7に示
す。 いずれの場合も単一の樹脂を用いた発泡体に比
べて、本発明による複合発泡体は、海および島を
構成する樹脂の特徴がそれぞれ十分に発現されて
いる。
実施例4と同様のポリプロピレン80wt%とタ
ルク20wt%を予め押出機で混合し、この材料
70wt%に対して実施例4と同様のポリスチレン
にアゾジカルボンアミドをポリスチレンに対し
3wt%及び核剤としてタルクをポリスチレンに対
して0.5wt%を予め押出機で発泡分解温度以下で
混合した発泡性ポリスチレン20wt%、さらに混
練性改良剤として、ポリプロピレン(MFR=
6.0)にスチレンモノマーを含浸させた後、スチ
レンを重合させたスチレン変性ポリプロピレン
(ポリスチレン含量50wt%、グラフトポリスチレ
ンはポリスチレン総量の30wt%)を10wt%を配
合した樹脂混合物を実施例1と同様の方法で、
200℃で押出し発泡させ、厚さ1mmのシート状複
合発泡体を得た。この発泡体の物性値を表8に示
す。 〔実施例 11〕 混練改良剤としてスチレン変性ポリプロピレン
のかわりにスチレン−ブタジエン共重合体(旭化
成工業(株)「タフブレンA」)を用いた以外は全て
実施例10と同様の材料及び方法で行い、厚さ1mm
のシート状発泡体を得た。この発泡体の物性値を
表8に示す。 表8からわかる様に、混練改良剤を添加するこ
とにより引張強度が大きくなることがわかる。
ルク20wt%を予め押出機で混合し、この材料
70wt%に対して実施例4と同様のポリスチレン
にアゾジカルボンアミドをポリスチレンに対し
3wt%及び核剤としてタルクをポリスチレンに対
して0.5wt%を予め押出機で発泡分解温度以下で
混合した発泡性ポリスチレン20wt%、さらに混
練性改良剤として、ポリプロピレン(MFR=
6.0)にスチレンモノマーを含浸させた後、スチ
レンを重合させたスチレン変性ポリプロピレン
(ポリスチレン含量50wt%、グラフトポリスチレ
ンはポリスチレン総量の30wt%)を10wt%を配
合した樹脂混合物を実施例1と同様の方法で、
200℃で押出し発泡させ、厚さ1mmのシート状複
合発泡体を得た。この発泡体の物性値を表8に示
す。 〔実施例 11〕 混練改良剤としてスチレン変性ポリプロピレン
のかわりにスチレン−ブタジエン共重合体(旭化
成工業(株)「タフブレンA」)を用いた以外は全て
実施例10と同様の材料及び方法で行い、厚さ1mm
のシート状発泡体を得た。この発泡体の物性値を
表8に示す。 表8からわかる様に、混練改良剤を添加するこ
とにより引張強度が大きくなることがわかる。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 海・島構造を構成して成る樹脂系複合体にお
いて、島部が非晶性熱可塑性樹脂の微細発泡体部
分をなし、海部が実質的に発泡していない結晶性
熱可塑性樹脂の薄層連続体部分からなることを特
徴とする複合発泡体。 2 海となる薄層連続体部分を構成する樹脂が島
となる微細発泡体部分を構成する樹脂と比較的溶
解し難い樹脂よりなる特許請求の範囲第1項の複
合発泡体。 3 海となる薄層連続体部分がポリオレフインよ
りなる特許請求の範囲第1項の複合発泡体。 4 海となる薄層連続体が無機および/または有
機充填剤を含有している特許請求の範囲第1、2
または3項の複合発泡体。 5 複合発泡体がシート状である特許請求の範囲
第1、2、3または4項の複合発泡体。 6 相互に比較的溶解し難い非晶性熱可塑性樹脂
と結晶性熱可塑性樹脂からなり、後者樹脂が海部
を構成し前者樹脂が島部を構成する海・島構造を
とる組成物の、主として島部を発泡させることに
より、島部を微細発泡体部分となし、海部を実質
的に発泡していない薄層連続体部分とする複合発
泡体を製造する方法。 7 島を構成すべき樹脂にあらかじめ化学発泡剤
および/または物理発泡剤を配合または含浸して
おき、これに海を構成すべき樹脂を配合して、押
出成形法、射出成形法、その他の方法により、同
時に加熱・溶融・発泡成形を行うか、または発泡
可能温度以下で溶融混合して発泡性組成物または
製品となし、しかる後にこれを加熱発泡させる特
許請求の範囲第6項の方法。 8 海を構成すべき樹脂が無機および/または有
機充填材を含有している特許請求の範囲第6また
は7項の方法。 9 海・島を構成すべき樹脂のほかに、混練性改
良剤を配合する特許請求の範囲第6、7または8
項の方法。 10 混練性改良剤が、海または島を構成する樹
脂の少くとも一方の樹脂と同等のモノマー単位お
よび他方の樹脂と同等もしくは類似な構造を有す
るモノマー単位で構成される共重合体である特許
請求の範囲第9項の方法。 11 混練性改良剤が、海または島を構成する一
方の樹脂と同等の樹脂に他方の樹脂のモノマー単
位と同等もしくは類似の構造を有するモノマーを
含浸させたのち、重合させて得られる変性樹脂で
ある特許請求の範囲第10項の方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58185077A JPS6078715A (ja) | 1983-10-05 | 1983-10-05 | 複合発泡体およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58185077A JPS6078715A (ja) | 1983-10-05 | 1983-10-05 | 複合発泡体およびその製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6078715A JPS6078715A (ja) | 1985-05-04 |
| JPH0445333B2 true JPH0445333B2 (ja) | 1992-07-24 |
Family
ID=16164411
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP58185077A Granted JPS6078715A (ja) | 1983-10-05 | 1983-10-05 | 複合発泡体およびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6078715A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP7249757B2 (ja) * | 2018-10-30 | 2023-03-31 | 株式会社イノアックコーポレーション | 電磁波シールド材 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6054173B2 (ja) * | 1979-05-04 | 1985-11-29 | 積水化成品工業株式会社 | 難燃性のスチレン系樹脂発泡体の製造方法 |
-
1983
- 1983-10-05 JP JP58185077A patent/JPS6078715A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6078715A (ja) | 1985-05-04 |
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