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JPH0446541B2 - - Google Patents
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JPH0446541B2 - - Google Patents

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JPH0446541B2
JPH0446541B2 JP58227751A JP22775183A JPH0446541B2 JP H0446541 B2 JPH0446541 B2 JP H0446541B2 JP 58227751 A JP58227751 A JP 58227751A JP 22775183 A JP22775183 A JP 22775183A JP H0446541 B2 JPH0446541 B2 JP H0446541B2
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coated
coating
starch
vitamin
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Masaru Misaki
Hisashi Murata
Hideo Yamamoto
Hirohiko Watanabe
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Takeda Pharmaceutical Co Ltd
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Takeda Chemical Industries Ltd
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    • A23P20/10Coating with edible coatings, e.g. with oils or fats
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Description

【発明の詳細な説明】
本発明は強化精米および強化精麦の製造法に関
するものである。 従来、強化精米・麦としてはビタミンB1のみ
を強化したものが市販されてきた。白米を主食と
する場合、ビタミンB1は不足しやすい栄養素の
1つであり、その重要性は現在でもいささかも変
つていない。しかしながら、生活レベルが上り食
生活も豊かになつた反面、食生活における選択の
広がりが、嗜好的、即席的な食品のみを選ばせが
ちな現在では、栄養のアンバランスが大きな社会
問題となりつつある。従つて、主食である米、ま
たは準主食である麦にビタミンB1以外の栄養素
も強化し、主食から多くの栄養素をバランスよく
摂取できるようにすることは極めて重要なことで
ある。 ところで、強化精米・麦の代表的な製造法とし
て、酸パーボイルド・ライス法とコーテイング法
がある。前者は原料精米・麦を強化栄養素を溶解
した酸性溶液に一定時間浸漬し、次いで過熱蒸気
中で極めて短時間蒸煮したのち、熱風で乾燥する
製造法である。本法では水に溶けない脂溶性ビタ
ミン、例えば、ビタミンA、ビタミンD、ビタミ
ンEは強化することはできない。また、カルシウ
ムや鉄などのミネラルも使用する原料が水溶性ま
たは水難溶性のものが大半であるため強化するこ
とはできない。 一方、コーテイング法については数多くの製造
法が報告されているが、いずれも原料精米・麦に
栄養素をコーテイングし、その上を洗米時の流出
を防止する目的で、水不溶性の皮膜剤、例えば、
とうもろこしのたん白質であるツエイン、昆虫の
体表より分泌される天然樹脂セラツクなどをエタ
ノール、イソプロパノールなどの溶剤に溶かした
液をコーテイングして被覆する方法である。本法
では、脂溶性ビタミンおよびミネラルを含む強化
精米・麦を製造することは可能であるが、溶剤を
使う関係上製造設備が大がかりなものになり、得
られる強化精米が非常に高価なものになるなどの
欠点がある。 このために、精米粒または精麦粒に栄養素を含
有または付着せしめたのち、油脂類または(およ
び)ロウ類で被覆し、次いででん粉類を被覆する
製造法が開発された。本製造法によると、簡単な
設備で栄養素を強化することができ、得られる製
品は炊飯に際して精白米と共に水洗しても栄養素
の流失が少ないという長所を有する。ところで、
強化精米・麦は、通常、精白米に適宜の量を混入
して販売されるが、上記の方法によつて得られる
強化精米・麦はこの混合時にでん粉類の被覆層が
剥離しやすく、このために油脂類または(およ
び)ロウ類の被覆層が表面にあらわれて、精米・
麦粒間の流動性が低下し混合が不均一になつた
り、露出した油脂類等が混合機やフイーダー等の
機器に付着するという欠点があつた。また、精白
米との混入米を水洗する場合においても、強化精
米・麦のでん粉類層が流失しやすく、やはり油脂
類等が表面にあらわれてくるために水との親和性
が失なわれ精米・麦粒が浮き上つて流れ出るとい
う現象が起こり、水洗操作に多大の困難があつ
た。 こうした状況から、本発明者らは、さらに鋭意
研究を続けた結果、油脂類または(および)ロウ
類で精米・麦粒を被覆し、その上に親水性乳化剤
を被覆し、次いででん粉を主剤とするコーテイン
グ剤で被覆すれば、上記の欠点が悉く解消できる
ことを見出し、さらに研究して本発明を完成し
た。 すなわち、本発明は精米粒または精麦粒に栄養
素を含有または付着せしめ、各粒を常温で熔融せ
ずに熱時熔融する油脂類または(および)ロウ類
で被覆し、次いで親水性乳化剤で被覆後、さらに
でん粉類を主剤とするコーテイング剤で被覆する
ことを特徴とする強化精米または精麦の製造法で
ある。 本発明で強化の対象となる原料の精米または精
麦は通常食用に供するものであれば特に限定する
ことなく用いることができる。例えば、その品
質、精米度・精麦度の程度等は適宜選択すること
ができる。また精麦は常法により押圧したいわゆ
る押麦を使用してもよい。 本発明において、精米粒(または精麦粒)に強
化される栄養素としては、例えば、水溶性ビタミ
ン類(ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンC、
ビタミンB6、ニコチン酸、パントテン酸など)、
脂溶性ビタミン類(ビタミンA、ビタミンD、ビ
タミンEなど)、アミノ酸類(リジン、スレオニ
ンなど)および(または)ミネラル類(カルシウ
ム、鉄など)等が挙げられる。各栄養素は食品添
加物として認可されている各種化合物、あるいは
常法により天然物から抽出・精製した物(例、天
然ビタミンE、天然カルシウム)等から、適宜選
択して用いられる。 本発明に用いる油脂類または(および)ロウ類
は、常温で熔融せず熱時に熔融するものであれば
特に限定することなく用いることができ、通常、
融点が約40℃以上で炊飯等の加熱調理時に熔融す
るものが好適である。例えば、油脂類としては大
豆油、綿実油、米油、トウモロコシ油などの植物
性硬化油脂や、牛脂、豚脂などの動物油脂および
これらに水素添加して得られる動物性硬化油脂な
どが、またロウ類としては、ライスワツクス、カ
ルナバロウ、サトウキビロウ、ミツロウ、鯨ロウ
などが挙げられる。 本発明に用いる親水性乳化剤としては、庶糖脂
肪酸エステル類、ソルビタン脂肪酸エステル類あ
るいはグリセリン脂肪酸エステル類のうちHLB
(hydrophilic−lipophilic balance)8以上、好
ましくは10以上のものや、タンパク質(例、大豆
タンパク質、ゼラチン、カゼインナトリウムな
ど)、植物ガム(例、アラビアガム、トラガント
ガムなど)あるいはサイクロデキストリンなどが
挙げられる。 本発明に用いるでん粉類としては、例えば、と
うもろこしでん粉、じやがいもでん粉、小麦でん
粉、米でん粉などのでん粉および小麦粉、米粉な
どの穀粉が挙げられ、これらは生でん粉の形態で
用いられる。これらの中で、粒径約10μ以下の小
麦でん粉を用いると、被覆層が緻密になりかつ機
械的な衝撃に対して強くなるので特に好ましい。 次に、本発明の製造法を、精米を原料とする場
合を例に挙げて以下に説明するが、精麦の場合も
同様の方法で実施することができる。 精米粒に栄養素を含有または付着せしめる方法
は自体公知の手段に従えばよい。例えば、水溶性
の栄養素の場合は、これを溶解した酸性溶液に精
米を一定時間浸漬し精米粒に含有せしめ、次いで
過熱蒸気中で極めて短時間蒸煮したのち熱風で乾
燥する方法、あるいは精米粒にコーテイングによ
り付着せしめる方法などが挙げられるが、通常は
前者の方法によると米粒がα化されるので品質的
により好ましいものが得られる。また、脂溶性ビ
タミン類やミネラル類などの水不溶性または水難
溶性の栄養素は、精米粒に直接にまたは水溶性の
栄養素を含有せしめた上記乾燥米に、例えばコー
テイングにより付着せしめる。 上記におけるコーテイングは通常のコーテイン
グ方法に従えばよい。例えば、コーテイングパン
に精米を投入し、熱風を送りながら、強化栄養素
と砂糖、ゼラチン、アラビアガム、α−スターチ
などの結着剤を含む水溶性を噴霧することによつ
て目的が達せられる。 強化栄養素の種類および配合量に任意に決める
ことができる。例えば、ビタミンB1は製品1g
当り、1.0〜1.5mg含むように厚生省の特殊栄養食
品の基準量で定められており、それを参考にすれ
ばいいし、その他の栄養素については国民栄養調
査の結果を参考にして不足している量だけ補給で
きるようにしてもよい。また、搗精時に失なわれ
る栄養素を玄米のレベルまで回復できるように配
合してもよい。 精米粒に栄養素を含有または付着せしめたの
ち、常温で熔融せず熱時に熔融する油脂類または
(および)ロウ類で被覆する。被覆方法として、
例えば、油脂類または(および)ロウ類を加熱熔
融して熔融状態で米粒に噴霧してコーテイングす
るか、もしくは庶糖脂肪酸エステル、グリセリン
脂肪酸エステル、ルビタン脂肪酸エステルなどの
乳化剤、大豆レシチン、アラビアガム、キサンタ
ンガム、ゼラチン、寒天などの天然糊料を用いて
常法により乳化物を調製し、乳化物を米粒に噴霧
してコーテイングする。 通常、乳化物コーテイングの方が常温で実施で
きる点で作業性の面から有利であり、また油脂類
等の米粒への付着効率もよい。本乳化物を調製す
るには、油脂類または(および)ロウ類を100重
量部に対し、水を約100〜1000重量部および前記
の乳化物を約1〜100重量部の割合で加え、常法
により乳化する。乳化物の噴霧コーテイングは、
たとえば米粒をコーテイングパンに入れ撹拌しな
がら、約40〜100℃の温風を送り、温度約20〜70
℃の乳化物を米粒に噴霧することによつて好まし
く実施できる。 油脂類または(および)ロウ類は洗米時の栄養
素の損失を防止する目的上、通常、出来上り製品
中に約2重量%以上、望ましくは約3重量%以上
となるように被覆される。また、油脂類または
(および)ロウ類が多すぎると米飯の風味および
粘りを損う為、通常出来上り製品当り約7重量%
以下となるよう被覆するが好ましい。 上記における油脂類または(および)ロウ類を
被覆するに際し、栄養素を含有また付着せしめた
米粒に予じめでん粉類をコーテイングしておく
と、油脂類または(および)ロウ類が均一にかつ
強い付着力で被覆することができ、品質上好まし
いことが多い。この場合、でん粉類は出来上り製
品中に約2〜7重量%となるようコーテイングさ
れる。 油脂類または(および)ロウ類を被覆した精米
粒は、次工程の親水性乳化剤の被覆する前に、ポ
リシング処理を施して表面を均一化しておくと栄
養素の洗米時の損失をより少なくできるので一般
に有利である。この処理は、回転機中で油脂類ま
たは(および)ロウ類の軟化温度まで品温を上昇
させ、回転流動を与えて米粒同志を接触させるこ
とにより好ましく実施できる。 次いで、親水性乳化剤を油脂類または(およ
び)ロウ類の被覆層上に被覆する。被覆方法とし
ては、例えば親水性乳化剤を約2〜20重量%含む
水溶液または水けん濁液を、常法により米粒に噴
霧コーテイングする方法が好ましく実施できる。 被覆するときの米粒の温度は、既に被覆されて
いる油脂類または(および)ロウ類が熔融をおこ
さない温度以下であればよく、また親水性乳化剤
の被覆量は、通常、出来上り製品中に約0.05〜1
重量%となるようにするのが好ましい。親水性乳
化剤を被覆する別法として、油脂類または(およ
び)ロウ類の被覆層の表面を水でぬらし、その上
に親水性乳化剤を粉末状で撒布してもよい。 次いで、親水性乳化剤の被覆層上を、でん粉類
を主剤とするコーテイング剤で被覆する。 被覆方法としては、通常用いられるコーテイン
グ装置を用いて、例えばでん粉類と結着剤を含む
水けん濁液を水粒に噴霧してコーテイングする方
法、あるいは結着剤を噴霧しつつでん粉類を粉末
散布する方法などが有利に採用できる。ここで結
着剤としては、例えばゼラチン、アラビアガム、
ローカストビンガム、アルギン酸ナトリウムなど
の糊料、シヨ糖などの糖類、α−スターチ、デキ
ストリンなどの1種または2種以上が適宜選択し
て用いられる。 でん粉類を被覆するときの温度は、既に被覆さ
れている油脂類または(および)ロウ類が熔融を
おこさない温度以下であればよく、またでん粉類
の被覆量は通常、出来上りの製品中に約2〜25重
量%程度含まれるように被覆するのが好ましく、
このときに使用する結着剤の量はでん粉類に対し
て約0.2〜45重量%程度とするのがよい。 かくして、本発明の目的とする強化精米が得ら
れるが、通常、着色をほどこして、品質的に好ま
しいものにする。着色の方法としては、例えば、
ビタミンB2または他の色素(例、クロロフイル、
β−カロチン、くちなし色素など)を、でん粉類
を主剤とするコーテイング剤中に加えるか、また
はでん粉類層の上に水溶液の状態で常法により噴
霧する方法が挙げられる。 本発明の製造法により得られる強化精米・麦は
油脂類または(および)ロウ類で被覆後、その上
に親水性乳化剤を被覆し、さらにでん粉類を主剤
とするコーテイング剤で被覆している点におい
て、品質上極めて有利な特徴を有する。本発明の
製造法によると、親水性乳化剤の被覆層を介して
でん粉類を被覆しているために、該でん粉類層は
精米・麦の粒子に安定に付着され、混合・輸送等
における衝撃や水洗を施しても簡単に剥離するこ
とがない。このために、混合・輸送等において精
白米と同様な流動性を示し、精白米との混合操作
を極めて容易に行うことができる。また、かくし
て得られた混入米を水洗に供しても、強化精米・
麦と水との親和性がよく、水面に浮上つて流れ出
すという現象は全く認められない。水洗時の強化
栄養素の損失も、極めて少量である。 また、ツエイン、セラツクなどを使用する従来
の方法に比較し、被覆に際して有機溶剤を使用す
る必要がないので簡単な設備でよく、製造コスト
も安価である。さらに、本製造法の場合、着色を
容易にかつ安定に行うことができ外観的にも優れ
たものが得られる。 次に、実験例および実施例を挙げて本発明をさ
らに具体的に説明する。 実験例 1 ビタミンB1塩酸塩3.0gを含む1%酢酸溶液400
mlを精白米2.0Kgに加え、コーテイングパンを用
いて回転しつつ品温約35℃で2時間浸漬し、ビタ
ミン溶液を米粒に完全に吸収させた。次いで、約
100℃の蒸気で約2分間蒸煮したのち、約70℃の
熱風で1時間乾燥した。乾燥終了後、篩過して結
着米、砕米を除去して、水分13.0%の乾燥米1.95
Kgを得た。 乾燥米1.95Kgをコーテイングパンに移し、天然
ビタミンE油11g、炭酸カルシウム40gおよびゼ
ラチン10gを含む水けん濁液250gをスプレーし、
米粒にコーテイングした。 次いで、これに綿実硬化油(融点約70℃)とラ
イスワツクス(融点約75℃)の90:10の比率の混
合物80g、庶糖脂肪酸エステル(HLB2)8gお
よび水312gを含む乳化物400gをスプレーコーテ
イングし、ビタミンB1、ビタミンE、カルシウ
ムを含む強化精米約2.0Kgを得た(試料No.1とす
る)。 試料No.1の方法で得られる強化精米を用いて次
のような試料No.2〜4の強化精米を調製した。 試料No.2 試料No.1の調製法で得た強化精米2.0Kgに、庶
糖脂肪酸エステル(HLB15)4gを水200mlに溶
解した液をスプレーコーテイングした。 試料No.3 試料No.1の調製法で得た強化精米2.0Kgに、小
麦でん粉100g、砂糖40g、アラビアガム6gお
よびα−スターチ2gを含む水けん濁液300gを
スプレーコーテイングした。 試料No.4 試料No.2の方法で得た強化精米2.0Kgに、試料
No.3の調製法に準じて小麦でん粉100g、砂糖40
g、アラビアガム60gおよびα−スターチ2gを
含む水けん濁液300gをスプレーコーテイングし
た。 上記の試料No.1〜4について、流動特性および
洗米時に水面上に浮き上つた米粒数を測定した。
その結果を第1表に示す。
【表】 第1表の各測定値は測定回数4回の平均値を示
す。 第1表の結果から明らかなように、本発明の製
造法で得た試料No.4の強化精米は流動性がよく、
また洗米時の浮き流れがほとんど認められなかつ
た。 実験例 2 ビタミンB1塩酸塩3.0gを含む1%酢酸水溶液
400mlを精白米2.0Kgに加え、コーテイングパンを
用いて回転しつつ品温約35℃で2時間浸漬し、ビ
タミン溶液を米粒に完全に吸収させた。次いで、
約100℃の蒸気で約2分間蒸煮したのち、約70℃
の熱風で1時間乾燥した。乾燥終了後、篩過して
結着米、砕米を除去し、水分12.5%の乾燥米1.97
Kgを得た。 乾燥米1.97Kgのコーテイングパンに移し、天然
ビタミンE油11g、炭酸カルシウム40gおよびゼ
ラチン10gを含む水けん濁液250gをスプレーし、
米粒にコーテイングした。次いで、これに綿実硬
化油76g、ライスワツクス4g、庶糖脂肪酸エス
テル8g、水312gを含む乳化物400gをスプレー
して、ビタミンB1、ビタミンE、カルシウムを
含む黄色に着色された強化精米約2.0Kgを得た。
別に、上記乳化物を100g、200g、300gをスプ
レーコーテイングしたもの、ならびに上記乳化物
をスプレーコーテイングしないサンプルも製造し
た。 これら各々の強化精米2.0Kgに庶糖脂肪酸エス
テル(HLB15)4gを水200mlに溶解した液をス
プレーコーテイングし、さらに小麦でん粉100g、
砂糖40g、アラビアガム6g、α−スターチ2g
を含む水けん濁液300gをスプレーコーテイング
して、強化精米を製造した。 精白米300gに上記強化精米1.5gを添加混合
し、一定条件でで洗米した時に流出してくるビタ
ミンB1、ビタミンE、カルシウムを測定した。 結 果 ビタミンB1、ビタミンEおよびカルシウムの
流出量を強化精米中の各々の含量に対する百分率
で表わしたものを洗米損失率として第2表に示
す。
【表】 註 *:強化精米中の含量
第2表から明らかなように、綿実硬化油とライ
スワツクスの合計量を約3重量%以上コーテイン
グしたもの(No.4,5)では、強化栄養素の洗米
損失は、7%以下となつた。 実施例 1 ジベンゾイルチアミン塩酸塩7.0g、ビタミン
B20.12g、ニコチン酸アミド13.5g、パントテン
酸カルシウム6.6gおよびピリドキシン塩酸塩2.0
gを含む9%酢酸水溶液400mlを米2Kgに加え、
コーテイングパンを用いて品温約35℃で2時間浸
漬した。次いで、浸漬米を約100℃の蒸気で約2
分間蒸煮した後約70℃の熱風で約1時間乾燥し
た。乾燥終了後、篩過して結着米、砕米を除去
し、水分12.6%の乾燥米1.94Kgを得た。乾燥米を
コーテイングパンに移し、天然ビタミンE10g、
炭酸カルシウム40gおよびゼラチン10gを含む水
けん濁液250gをスプレーコーテイングした。次
いで、綿実硬化油100g、ライスワツクス5g、
庶糖脂肪酸エステル(HLB2)10g、および水
385gを含む乳化物500gをスプレーコーテイング
した。この強化精米をコーテイングパン中で品温
約55℃に保ちつつ回転流動させて表面に光沢が出
るまでポリシングを行なつた。 その上に庶糖脂肪酸エステル(HLB15)2g
を水100mlに溶解した液をスプレーコーテイング
し、さらに小麦でん粉100g、砂糖40g、α−ス
ターチ4g、ビタミンB20.2gを含む水けん濁液
300gをスプレーコーテイングし、7種類の栄養
素を含有する強化精米約2.1Kgを得た。本強化精
米を精白米200重量部に対し1重量部の比率で混
入し洗米したが、浮いて流れることがなく、また
各栄養素の洗米損失率は約5%であつた。 実施例 2 糖白米2.0Kgをコーテイングパンに入れ、ビタ
ミンB1塩酸塩3.0g、ビタミンA油2.0g、炭酸カ
ルシウム40g、ゼラチン20gを含む水けん濁液
400gをスプレーコーテイングした。次いで、硬
化牛脂(融点約70℃)36g、カルナバロウ24g、
アラビアガム20gおよび水220mlを含む乳化物300
gをスプレーコーテイングした。この強化精米
を、コーテイングパン中で品温が約55℃になるよ
うに保ち回転流動させて表面に光沢が出るまでポ
リシングを行なつた。 その上に大豆分離タンパク質(フジプロR、不
二製油(株)製)18gを水300mlに溶解した液をスプ
レーコーテイングし、さらに米でん粉50g、砂糖
20g、アラビアガム5g、β−カロチン10%含有
粉末製剤0.1gを含む水けん濁液150gをスプレー
コーテイングし強化精米約2.1Kgを得た。 本強化精米を精白米200重量部に対し1重量部
の比率で混入し、次いで水洗に付したが、強化精
米の浮き流れは認められず、また常法により炊飯
した米飯の食味は良好であつた。 上記の実施例において、精白米に栄養素をコー
テイングしたのち、小麦でん粉55g、砂糖25g、
α−スターチ2gを含む水けん濁液200gをスプ
レーコーテイングし、以下同様な方法により強化
精米約2.1Kgを得た。 実施例 3 ジベンゾイルチアミン塩酸塩7.0g、ビタミン
B20.12g、ニコチン酸アミド13.5g、パントテン
酸カルシウム6.6gおよびピリドキシン塩酸塩0.2
gを含む9%酢酸水溶液400mlを精白米2Kgに加
え、コーテイングパンを用いて品温約35℃で2時
間浸漬した。次いで、浸漬米を約100℃の蒸気で
約2時間蒸煮した後約70℃の熱風で約1時間乾燥
した。乾燥終了後、篩過して結着米、砕米を除去
し、水分13.0%の乾燥米1.97Kgを得た。乾燥米を
コーテイングパンに移し、天然ビタミンE10g、
炭酸カルシウム40g、ピロリン酸第二鉄10g、ゼ
ラチン10gおよび砂糖10gを含む水けん濁液300
gをスプレーコーテイングした。次いで、小麦で
ん粉60g、砂糖30g、α−スターチ2gを含む水
けん濁液200gをスプレーコーテイングした。そ
の上に90℃で熔融状態のみろう60gをスプレーコ
ーテイングした。その上に更に親水性乳化剤とし
てアラビアガム20gを水100mlに溶解した液をス
プレーコーテイングした。次にコーンスターチ
200g、砂糖80g、α−スターチ10gを含む水け
ん濁液500gをスプレーコーテイングし、最後に
ビタミンB20.1g、天然クロロフイル製剤1gを
溶解した水溶液100mlをスプレーコーテイングし、
黄緑色に着色した流動性の良好な強化精米約2.4
Kgを得た。 実施例 4 コーテイングパンを用い、精麦1.0Kgにビタミ
ンB1塩酸塩1.5g、炭酸カルシウム20g、ピロリ
ン酸第二鉄5g、アラビアガム2gおよび砂糖6
gを含む水けん濁液70gをスプレーコーテイング
した。次いで、硬化菜種油(融点約75℃)60g、
大豆レシチン12gおよび水228mlを含む乳化物300
gをスプレーコーテイングし、その上にソルビタ
ン脂肪酸エステル(HLB13)3gを水50mlに溶
解した液をスプレーコーテイングし、さらに上新
粉150g、乳糖50g、α−スターチ6gを含む水
けん濁液400gをスプレーコーテイングし、ビタ
ミンB1、カルシウム、鉄を含有する強化精麦約
1.2Kgを得た。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 精米粒または精麦粒に栄養素を含有または付
    着せしめ、各粒を常温で熔融せずに熱時熔融する
    油脂類または(および)ロウ類で被覆し、次いで
    親水性乳化剤で被覆後、さらにでん粉類を主剤と
    するコーテイング剤で被覆することを特徴とする
    強化精米または精麦の製造法。
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