JPH0447310B2 - - Google Patents
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- JPH0447310B2 JPH0447310B2 JP63040230A JP4023088A JPH0447310B2 JP H0447310 B2 JPH0447310 B2 JP H0447310B2 JP 63040230 A JP63040230 A JP 63040230A JP 4023088 A JP4023088 A JP 4023088A JP H0447310 B2 JPH0447310 B2 JP H0447310B2
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- meth
- binder
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- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G9/00—Developers
- G03G9/08—Developers with toner particles
- G03G9/087—Binders for toner particles
- G03G9/08702—Binders for toner particles comprising macromolecular compounds obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds
- G03G9/08726—Polymers of unsaturated acids or derivatives thereof
- G03G9/08728—Polymers of esters
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- Physics & Mathematics (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Spectroscopy & Molecular Physics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Developing Agents For Electrophotography (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Polymerisation Methods In General (AREA)
- Graft Or Block Polymers (AREA)
Description
[産業上の利用分野]
本発明はトナーバインダーに関する。
さらに詳しくは分子量分布が広く電子写真に適
したトナーバインダーに関する。 [従来の技術] 電子写真においてトナーで可視化された静電潜
像を定着するのにヒートローラーを用いる方式が
広く採用されている。この方式において定着下限
温度(以下MFと略す)は低いことが望ましく、
かつヒートロールへのオフセツトの起こる温度
(以下HOと略す)は高いことが望まれる。 一般に分子量の低いポリマーをトナーのバイン
ダーとして用いるMFは低いもののHOも低くな
る。一方分子量の高いポリマーをバインダーとし
て用いると逆にHOは高くなるもののMFも高く
なるという問題が起きる。 このお互いに矛盾した要求に応えるため高分子
量のポリマーと低分子量のポリマーをブレンドし
た分子量分布の広いポリマーがトナーのバインダ
ーとして用いられている。 [発明が解決しようとする問題点] しかしこれらの技術で得られるバインダーでは
HOおよびMFの点で不十分である。 またトナーには帯電特性制御が容易でかつ環境
依存性の少ないことが望まれるが、ポリマーの重
合時に用いられた重合開始剤の残基がこれらの点
で悪影響を及ぼしており、帯電制御および環境依
存性の点でも問題が起きる。 [問題点を解決するための手段] 本発明者らはHOとMFの点で好ましい特性を
有する分子量分布の広いポリマーからなるバイン
ダー(MFが低くかつHOの高いトナーを与える
バインダー)であり、かつ環境依存性の少ないバ
インダーについて鋭意検討の結果本発明に至つ
た。すなわち本発明は分子量5000〜50000のスチ
レン系ポリマーの中でスチレン系モノマーおよび
(メタ)アクリル系モノマー(アクリルモノマー
および/またはメタクリルモノマーを意味する。
以下この表現を用いる)を実質的に熱重合の開始
する温度から、その温度により50℃以上高い温度
でありかつ250℃以下である温度まで昇温させな
がら、実質的に重合開始剤の不存在下で熱重合さ
せることを特徴とする分子量分布の広いポリマー
からなる電子写真トナー用バインダーの製造法。 本発明においてスチレン系ポリマーとしてはス
チレン系モノマーのホモポリマーおよびスチレン
系モノマーと他のモノマーとからのコポリマーが
挙げられる。 スチレン系モノマーとしてはスチレン、アルキ
ルスチレン(たとえばα−メチルスチレン、p−
メチルスチレン)などが挙げられる。好ましくは
スチレンである。 他のモノマーとしては(メタ)アクリル系モノ
マー、ビニルエステルおよび脂肪族炭化水素系ビ
ニルモノマーが挙げられる。(メタ)アクリル系
モノマーとしてはアルキル(メタ)アクリレート
[アルキルの炭素数1〜18のもの、たとえばメチ
ル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリ
レート、ブチル(メタ)アクリレート、2−エチ
ルヘキシル(メタ)アクリレート、ラウリル(メ
タ)アクリレート、ステアリル(メタ)アクリレ
ートなど]、ヒドロキシル基含有(メタ)アクリ
レート[ヒドロキシルエチル(メタ)アクリレー
トなど]、アミノ基含有(メタ)アクリレート
[ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、
ジエチルアミノエチル(メタ)アクリレートな
ど]、ニトリル基含有(メタ)アクリル化合物
[アクリロニトリルなど]および(メタ)アクリ
ル酸などを挙げることができる。 ビニルエステルとしては酢酸ビニル、プロピオ
ン酸ビニルが、また脂肪族炭化水素系ビニルモノ
マーとしてはブタジエンなどを挙げることができ
る。 これらのうち好ましくは(メタ)アクリル系モ
ノマーであり、特に好ましくはメチル(メタ)ア
クリレート、エチル(メタ)アクリレート、ブチ
ル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル
(メタ)アクリレート、(メタ)アクリル酸および
それらの二種以上の混合物である。 このスチレン系ポリマーを構成するモノマーの
量はスチレン系モノマーが通常100〜50重量%、
好ましくは100〜70重量%、他のモノマーが0〜
50重量%、好ましくは0〜30重量%である。 スチレン系ポリマーの分子量は通常5×103〜
5×104、好ましくは6×103〜2×104である。
分子量が5×103未満ではガラス転移点(Tg)が
下がりブロツキング特性が悪くなり、また5×
104を越えるとMFが高くなりすぎる。 なお分子量はゲルパーミエーシヨン・クロマト
グラフイー(以下GPCと略す)で溶剤としてテ
トラヒドロフラン(以下THFと略す)を用い、
標準ポリスチレンで換算し重量平均で表示するこ
とができる。 このポリマーは該モノマーを熱重合、ラジカル
重合さらにイオン重合などの任意の方法で重合し
て得ることができるが、重合開始剤を用いる場合
は特に低沸点のもの(たとえばカチオン重合にお
ける三弗化ホウ素、ラジカル重合におけるジ−t
−ブチルパーオキサイドなど)を用いるのが好ま
しい。 熱重合に用いるスチレン系モノマーおよび(メ
タ)アクリル系モノマーは前記ポリマーの項で記
載したものと同様のものが挙げられ、好ましいも
のも同様である。またスチレン系モノマーおよび
アクリル系モノマーの他に、同様に他のモノマー
(ビニルエステル、脂肪族ビニルモノマーなど)
を併用することもできる。 熱重合に際してより高分子量のポリマーを得る
ため少なくとも二個の重合性二重結合を有する多
官能モノマー[例えばジまたはポリビニル化合物
(ジビニルベンゼン、ジビニルトルエン、エチレ
ングリコールジアクリレート、1,6ーヘキサン
ジオールジアクリレートなど)]を加えることが
できる。好ましくはジビニルベンゼンおよび1,
6ーヘキサンジオールジアクリレートである。 熱重合させるモノマーの量はスチレン系モノマ
ーが全モノマーの重量を基準として通常95〜55重
量%、好ましくは90〜60重量%、(メタ)アクリ
ル系モノマーが通常5〜45重量%、好ましくは10
〜40重量%、多官能性モノマーが3%以下、好ま
しくは1%以下、他のモノマーが通常10%以下、
好ましくは5%以下である。 多官能性モノマーの量が3モル%をこえると重
合中ゲル化が起こりやすくなる。 熱重合に際し投入されるスチレン系ポリマーと
全モノマー[スチレン系モノマー、(メタ)アク
リル系モノマー、多官能モノマー、他のモノマ
ー]の量は、スチレン系ポリマーと全モノマーの
合計重量中にしめるスチレン単位および(メタ)
アクリル系モノマー単位の量が下記表−1の範囲
になるように選ばれる。
したトナーバインダーに関する。 [従来の技術] 電子写真においてトナーで可視化された静電潜
像を定着するのにヒートローラーを用いる方式が
広く採用されている。この方式において定着下限
温度(以下MFと略す)は低いことが望ましく、
かつヒートロールへのオフセツトの起こる温度
(以下HOと略す)は高いことが望まれる。 一般に分子量の低いポリマーをトナーのバイン
ダーとして用いるMFは低いもののHOも低くな
る。一方分子量の高いポリマーをバインダーとし
て用いると逆にHOは高くなるもののMFも高く
なるという問題が起きる。 このお互いに矛盾した要求に応えるため高分子
量のポリマーと低分子量のポリマーをブレンドし
た分子量分布の広いポリマーがトナーのバインダ
ーとして用いられている。 [発明が解決しようとする問題点] しかしこれらの技術で得られるバインダーでは
HOおよびMFの点で不十分である。 またトナーには帯電特性制御が容易でかつ環境
依存性の少ないことが望まれるが、ポリマーの重
合時に用いられた重合開始剤の残基がこれらの点
で悪影響を及ぼしており、帯電制御および環境依
存性の点でも問題が起きる。 [問題点を解決するための手段] 本発明者らはHOとMFの点で好ましい特性を
有する分子量分布の広いポリマーからなるバイン
ダー(MFが低くかつHOの高いトナーを与える
バインダー)であり、かつ環境依存性の少ないバ
インダーについて鋭意検討の結果本発明に至つ
た。すなわち本発明は分子量5000〜50000のスチ
レン系ポリマーの中でスチレン系モノマーおよび
(メタ)アクリル系モノマー(アクリルモノマー
および/またはメタクリルモノマーを意味する。
以下この表現を用いる)を実質的に熱重合の開始
する温度から、その温度により50℃以上高い温度
でありかつ250℃以下である温度まで昇温させな
がら、実質的に重合開始剤の不存在下で熱重合さ
せることを特徴とする分子量分布の広いポリマー
からなる電子写真トナー用バインダーの製造法。 本発明においてスチレン系ポリマーとしてはス
チレン系モノマーのホモポリマーおよびスチレン
系モノマーと他のモノマーとからのコポリマーが
挙げられる。 スチレン系モノマーとしてはスチレン、アルキ
ルスチレン(たとえばα−メチルスチレン、p−
メチルスチレン)などが挙げられる。好ましくは
スチレンである。 他のモノマーとしては(メタ)アクリル系モノ
マー、ビニルエステルおよび脂肪族炭化水素系ビ
ニルモノマーが挙げられる。(メタ)アクリル系
モノマーとしてはアルキル(メタ)アクリレート
[アルキルの炭素数1〜18のもの、たとえばメチ
ル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリ
レート、ブチル(メタ)アクリレート、2−エチ
ルヘキシル(メタ)アクリレート、ラウリル(メ
タ)アクリレート、ステアリル(メタ)アクリレ
ートなど]、ヒドロキシル基含有(メタ)アクリ
レート[ヒドロキシルエチル(メタ)アクリレー
トなど]、アミノ基含有(メタ)アクリレート
[ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、
ジエチルアミノエチル(メタ)アクリレートな
ど]、ニトリル基含有(メタ)アクリル化合物
[アクリロニトリルなど]および(メタ)アクリ
ル酸などを挙げることができる。 ビニルエステルとしては酢酸ビニル、プロピオ
ン酸ビニルが、また脂肪族炭化水素系ビニルモノ
マーとしてはブタジエンなどを挙げることができ
る。 これらのうち好ましくは(メタ)アクリル系モ
ノマーであり、特に好ましくはメチル(メタ)ア
クリレート、エチル(メタ)アクリレート、ブチ
ル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル
(メタ)アクリレート、(メタ)アクリル酸および
それらの二種以上の混合物である。 このスチレン系ポリマーを構成するモノマーの
量はスチレン系モノマーが通常100〜50重量%、
好ましくは100〜70重量%、他のモノマーが0〜
50重量%、好ましくは0〜30重量%である。 スチレン系ポリマーの分子量は通常5×103〜
5×104、好ましくは6×103〜2×104である。
分子量が5×103未満ではガラス転移点(Tg)が
下がりブロツキング特性が悪くなり、また5×
104を越えるとMFが高くなりすぎる。 なお分子量はゲルパーミエーシヨン・クロマト
グラフイー(以下GPCと略す)で溶剤としてテ
トラヒドロフラン(以下THFと略す)を用い、
標準ポリスチレンで換算し重量平均で表示するこ
とができる。 このポリマーは該モノマーを熱重合、ラジカル
重合さらにイオン重合などの任意の方法で重合し
て得ることができるが、重合開始剤を用いる場合
は特に低沸点のもの(たとえばカチオン重合にお
ける三弗化ホウ素、ラジカル重合におけるジ−t
−ブチルパーオキサイドなど)を用いるのが好ま
しい。 熱重合に用いるスチレン系モノマーおよび(メ
タ)アクリル系モノマーは前記ポリマーの項で記
載したものと同様のものが挙げられ、好ましいも
のも同様である。またスチレン系モノマーおよび
アクリル系モノマーの他に、同様に他のモノマー
(ビニルエステル、脂肪族ビニルモノマーなど)
を併用することもできる。 熱重合に際してより高分子量のポリマーを得る
ため少なくとも二個の重合性二重結合を有する多
官能モノマー[例えばジまたはポリビニル化合物
(ジビニルベンゼン、ジビニルトルエン、エチレ
ングリコールジアクリレート、1,6ーヘキサン
ジオールジアクリレートなど)]を加えることが
できる。好ましくはジビニルベンゼンおよび1,
6ーヘキサンジオールジアクリレートである。 熱重合させるモノマーの量はスチレン系モノマ
ーが全モノマーの重量を基準として通常95〜55重
量%、好ましくは90〜60重量%、(メタ)アクリ
ル系モノマーが通常5〜45重量%、好ましくは10
〜40重量%、多官能性モノマーが3%以下、好ま
しくは1%以下、他のモノマーが通常10%以下、
好ましくは5%以下である。 多官能性モノマーの量が3モル%をこえると重
合中ゲル化が起こりやすくなる。 熱重合に際し投入されるスチレン系ポリマーと
全モノマー[スチレン系モノマー、(メタ)アク
リル系モノマー、多官能モノマー、他のモノマ
ー]の量は、スチレン系ポリマーと全モノマーの
合計重量中にしめるスチレン単位および(メタ)
アクリル系モノマー単位の量が下記表−1の範囲
になるように選ばれる。
【表】
スチレン系モノマー単位の量が65%未満およ
び、(メタ)アクリル系モノマー単位の量が35%
を越えるとトナーのHOが低くなり、ブロツキン
グ特性が悪くなりかつバインダーの粉砕性も悪く
なる。逆に各々の量が95%を越え、5%未満とな
るとトナーのMFが高くなりすぎる。 またスチレン系ポリマーと全モノマーの重量比
は通常30:70〜70:30、好ましくは40:60〜60:
40である。ポリマーの比率が30未満となると熱重
合の反応コントロールが困難になり、さらにMF
も高くなる。逆にポリマーの比率が70を越えると
HOが低くなる。 スチレン系ポリマーおよびスチレン系モノマー
および(メタ)アクリル系モノマーの組成、配合
量比およびポリマーとモノマーの配合物における
モノマー組成の例は表−2に示した。
び、(メタ)アクリル系モノマー単位の量が35%
を越えるとトナーのHOが低くなり、ブロツキン
グ特性が悪くなりかつバインダーの粉砕性も悪く
なる。逆に各々の量が95%を越え、5%未満とな
るとトナーのMFが高くなりすぎる。 またスチレン系ポリマーと全モノマーの重量比
は通常30:70〜70:30、好ましくは40:60〜60:
40である。ポリマーの比率が30未満となると熱重
合の反応コントロールが困難になり、さらにMF
も高くなる。逆にポリマーの比率が70を越えると
HOが低くなる。 スチレン系ポリマーおよびスチレン系モノマー
および(メタ)アクリル系モノマーの組成、配合
量比およびポリマーとモノマーの配合物における
モノマー組成の例は表−2に示した。
【表】
本発明では、前記構成成分以外に、低分子量ポ
リオレフインも均一に分散させて用いることがで
きる。本バインダーの用途である電子写真用トナ
ーとしては低分子量ポリオレフインは均一に分散
されている方がより優れた離型効果が得られて好
ましい。このため低分子量ポリオレフインはスチ
レン系モノマーおよび(メタ)アクリル系モノマ
ーの熱重合時に系に加えられていることが望まし
い。 低分子量ポリオレフインとしては重量平均分子
量が通常1000〜100000、好ましくは5000〜60000
の (イ):ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−
αオレフイン(炭素数3〜8)共重合体(例え
ばエチレン50wt%以上、とくに70wt%以上の
もの)、 (ロ):イのマレイン酸誘導体(無水マレイン酸、マ
レイン酸ジメチルエステル、マレイン酸ジエチ
ルエステル、マレイン酸ジ−2−エチルヘキシ
ルエステルなど)付加物、 (ハ):(イ)の酸化物、 (ニ):エチレン性不飽和カルボン酸((メタ)アク
リル酸、イタコン酸など)および/またはその
エステル(アルキル(C1〜C18)エステルな
ど)とエチレン性不飽和炭化水素(エチレン、
プロピレン、ブテン−1など)との共重合体お
よびこれらの二種以上の混合物が挙げられる。 上記低分子量ポリオレフインのうち(イ)は高分子
量ポリオレフイン(分子量は通常10000〜
2000000)を熱的に減成(熱分解)するか、また
はオレフインを単独または共重合させることによ
つて得られる。(ロ)は低分子量ポリオレフインとマ
レイン酸誘導体とを過酸化物触媒の存在下または
無触媒下で付加反応させることにより得られる。
(ハ)は低分子量ポリオレフインを酸素または酸素含
有ガス(空気)で酸化する方法、オゾン含有酸素
またはオゾン含有ガス(空気)で酸化する方法で
得られる。酸化物の酸価は通常100以下、好まし
くは50以下である。(ニ)はエチレン性不飽和カルボ
ン酸および/またはそのアルキルエステル(C1
〜C18)とエチレン性不飽和炭化水素との共重合
によつて得られる。エチレン性不飽和カルボン酸
および/またはそのアルキルエステルの量は重量
基準で通常30%以下、好ましくは20%以下であ
る。 低分子量ポリオレフインの量はスチレン系ポリ
マーおよびモノマーの全重量に基いて通常30重量
%以下、好ましくは20重量%以下である。30重量
%を越えると分散が不十分となる。 なお低分子量ポリマーオレフインの分子量は
GPCで溶剤としてo−ジクロロベンゼンを用い
135℃で測定することができる。 熱重合には溶媒を用いることもまた無溶媒でも
行うことができる。溶媒としてはクメンやジベン
ジルエーテルの様な高沸点のものを用いるのが好
ましい。しかし溶媒を用いた場合重合の後脱溶媒
の工程が必要で生産効率の点からは無溶媒が望ま
しい。雰囲気は窒素のような不活性ガスの存在下
で行うことが望ましい。また系は開放系および密
閉系のいずれでも行える。 熱重合は実質的に熱重合の開始する温度から、
その温度より50℃以上高い温度でありかつ250℃
以下である温度まで昇温させておこなわれる。 ここに述べた実質的に熱重合の開始する温度と
はバインダー製造上意味のある重合速度(たとえ
ば重合速度2%/hr)の得られる温度のことであ
つて、通常80〜130℃であり好ましくは100〜120
℃である。また熱重合の上限温度は上記開始温度
より50℃高い温度から250℃までの範囲の温度で
あり、通常170〜250℃、好ましくは180〜200℃の
範囲の温度である。80℃未満では熱重合の速度が
遅く実用的ではない。また250℃を越えるとポリ
マーの熱分解が起こる。重合率を90%以上とする
ための重合時間は重合温度にもよるが、通常10〜
24時間である。昇温はこの範囲で連続的に行つて
もまた段階的に行つてもよいが分子量分布の制御
の点から段階的に昇温する方が望ましい。 昇温の仕方と重合率の関係の一例を表−3に示
した。
リオレフインも均一に分散させて用いることがで
きる。本バインダーの用途である電子写真用トナ
ーとしては低分子量ポリオレフインは均一に分散
されている方がより優れた離型効果が得られて好
ましい。このため低分子量ポリオレフインはスチ
レン系モノマーおよび(メタ)アクリル系モノマ
ーの熱重合時に系に加えられていることが望まし
い。 低分子量ポリオレフインとしては重量平均分子
量が通常1000〜100000、好ましくは5000〜60000
の (イ):ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−
αオレフイン(炭素数3〜8)共重合体(例え
ばエチレン50wt%以上、とくに70wt%以上の
もの)、 (ロ):イのマレイン酸誘導体(無水マレイン酸、マ
レイン酸ジメチルエステル、マレイン酸ジエチ
ルエステル、マレイン酸ジ−2−エチルヘキシ
ルエステルなど)付加物、 (ハ):(イ)の酸化物、 (ニ):エチレン性不飽和カルボン酸((メタ)アク
リル酸、イタコン酸など)および/またはその
エステル(アルキル(C1〜C18)エステルな
ど)とエチレン性不飽和炭化水素(エチレン、
プロピレン、ブテン−1など)との共重合体お
よびこれらの二種以上の混合物が挙げられる。 上記低分子量ポリオレフインのうち(イ)は高分子
量ポリオレフイン(分子量は通常10000〜
2000000)を熱的に減成(熱分解)するか、また
はオレフインを単独または共重合させることによ
つて得られる。(ロ)は低分子量ポリオレフインとマ
レイン酸誘導体とを過酸化物触媒の存在下または
無触媒下で付加反応させることにより得られる。
(ハ)は低分子量ポリオレフインを酸素または酸素含
有ガス(空気)で酸化する方法、オゾン含有酸素
またはオゾン含有ガス(空気)で酸化する方法で
得られる。酸化物の酸価は通常100以下、好まし
くは50以下である。(ニ)はエチレン性不飽和カルボ
ン酸および/またはそのアルキルエステル(C1
〜C18)とエチレン性不飽和炭化水素との共重合
によつて得られる。エチレン性不飽和カルボン酸
および/またはそのアルキルエステルの量は重量
基準で通常30%以下、好ましくは20%以下であ
る。 低分子量ポリオレフインの量はスチレン系ポリ
マーおよびモノマーの全重量に基いて通常30重量
%以下、好ましくは20重量%以下である。30重量
%を越えると分散が不十分となる。 なお低分子量ポリマーオレフインの分子量は
GPCで溶剤としてo−ジクロロベンゼンを用い
135℃で測定することができる。 熱重合には溶媒を用いることもまた無溶媒でも
行うことができる。溶媒としてはクメンやジベン
ジルエーテルの様な高沸点のものを用いるのが好
ましい。しかし溶媒を用いた場合重合の後脱溶媒
の工程が必要で生産効率の点からは無溶媒が望ま
しい。雰囲気は窒素のような不活性ガスの存在下
で行うことが望ましい。また系は開放系および密
閉系のいずれでも行える。 熱重合は実質的に熱重合の開始する温度から、
その温度より50℃以上高い温度でありかつ250℃
以下である温度まで昇温させておこなわれる。 ここに述べた実質的に熱重合の開始する温度と
はバインダー製造上意味のある重合速度(たとえ
ば重合速度2%/hr)の得られる温度のことであ
つて、通常80〜130℃であり好ましくは100〜120
℃である。また熱重合の上限温度は上記開始温度
より50℃高い温度から250℃までの範囲の温度で
あり、通常170〜250℃、好ましくは180〜200℃の
範囲の温度である。80℃未満では熱重合の速度が
遅く実用的ではない。また250℃を越えるとポリ
マーの熱分解が起こる。重合率を90%以上とする
ための重合時間は重合温度にもよるが、通常10〜
24時間である。昇温はこの範囲で連続的に行つて
もまた段階的に行つてもよいが分子量分布の制御
の点から段階的に昇温する方が望ましい。 昇温の仕方と重合率の関係の一例を表−3に示
した。
【表】
重合率はガスクロマトグラフイーで反応溶液中
の残存モノマー量を定量することにより求められ
る。 熱重合により得られたバインダーの分子量分布
[重量平均分子量と数平均分子量の比率(Mw/
Mn)で表示される]は通常30以上、電子写真ト
ナー用のバインダーとしては好ましくは35以上で
ある。分子量分布が30未満ではHOとMFのバラ
ンスが悪くなる。またガラス転移点は通常40〜80
℃、好ましくは45〜70℃である。ガラス転移点が
40℃未満ではトナーにしたときの保存性が不良と
なり、80℃を越えるとMFが高くなりトナーとし
ての実用に耐えない。また本発明の重合法による
バインダーは他の重合法(たとえばラジカル重合
法]によるバインダーに比べ二重結合量が多く、
その結果MFが低くなりかつトナーの着色材料の
分散性が優れるという長所を有する。 本発明のバインダーの用途となる電子写真トナ
ーはトナー重合に基いてバインダーが通常50〜95
%、公知の着色材料(カーボンブラツク、鉄黒、
ベンジジンイエロー、キナクリドン、ローダミン
B、フタロシアニンなど)が通常5〜10%および
磁性粉(鉄、コバルト、ニツケルなどの強磁性金
属の粉末もしくはマグネタイト、ヘマタイト、フ
エライトなどの化合物)が通常0〜50%用いられ
たものからなる。 さらに種々の添加剤[荷電調整剤(金属錯体、
ニグロシンなど)、滑剤(ポリテトラフルオロエ
チレン、低分子量ポリオレフイン、脂肪酸、もし
くはその金属塩またはアミドなど)など]を含む
ことができる。これらの添加剤の量はトナー重量
に基づいて通常0〜5%である。 電子写真トナーは上記成分を乾式ブレンドした
後、溶融混練され、その後粗粉砕され、最終的に
ジエツト粉砕機などを用いて微粒化され、さらに
分級されて粒径5〜20ミクロンの微粒として得ら
れる。 前記電子写真トナーは、必要に応じて鉄粉、ガ
ラスビーズ、ニツケル粉、フエライトなどのキヤ
リアー粒子と混合されて電気的潜像の現像剤とし
て用いられる。また粉体の流動性改良のために疎
水性コロイダルシリカ微粉末を用いることもでき
る。 前記電子写真トナーは支持体(紙、ポリエステ
ルフイルムなど)に定着され使用されるが定着す
る方法としては、公知の熱ロール定着方法が適用
できる。 [実施例] 以下実施例により本発明をさらに説明するが、
本発明はこれにより限定されるものではない。実
施例中、部はいずれも重量部を表す。 またGPCによる分子量測定の条件は以下のと
おりである。 装置:東洋曹達製HLC−802A カラム:TSK gel GMH6 2本(東洋曹達製) 測定温度:25℃ 試料溶液:0.5重量%のTHF溶液 溶液注入量:200μl 検出装置:屈折率検出器 なお分子量較正曲線は 標準ポリスチレンを用いて作成。 合成例 1 攪拌装置付き10l密閉反応容器にキシレン2500
部を投入し窒素置換を行つた。容器を密閉し、系
内を100mmHgにまで減圧にした後液温を155℃に
した。155℃に保つたままスチレン2700部とアク
リル酸ブチル300部の混合溶液およびジ−t−ブ
チルパーオキサイド(揮発製ラジカル重合開始
剤)210部とキシレン1200部の混合溶液を4時間
で圧入して重合させた。さらに2時間同温に保ち
重合を完結させた。重合終了後キシレンを減圧留
去した。得られたポリマーの重合平均分子量は
6000であつた。このポリマーをポリマー(1)とす
る。 合成例 2 環流冷却器および攪拌装置付き10l反応容器に
二塩化エチレン4000部を投入し窒素置換した後無
水酢酸6部および三弗化ホウ素のジエチルエーテ
ル50%溶液(揮発性カチオン重合用開始剤)4部
を投入した。これを60℃まで昇温した後、スチレ
ン4000部を系を60℃に維持しながら4時間で滴下
した。さらに3時間系を60℃に保ち重合を完結さ
せた。重合終了後二塩化エチレンを減圧留去し
た。得られたポリマーの重量平均分子量は10000
であり、ポリマーに残存する三弗化ホウ素をアル
フツソン法で定量したところ5ppm以下の微量で
あつた。このポリマーをポリマー(2)とする。 実施例 1 合成例1と同じ密閉反応容器にスチレン1980
部、アクリル酸ブチル495部およびメタクリル酸
メチル275部を投入し、さらにポリマー(1)を2250
部投入した。系内を窒素置換した後密閉し、混合
物を均一に溶解した。系内温度を110℃にまで昇
温し、同温度で4時間熱重合させた。重合率は12
%であつた。次に120℃で6時間熱重合させた。
重合率は45%に達した。さらに130℃で2時間熱
重合させ重合率60%を得た。最後に185℃にまで
昇温し2時間熱重合させ重合率を95%とした。こ
の後減圧とし残存モノマーを留去してバインダー
(A)を得た。バインダー(A)は重量平均分子量
110000、分子量分布35、ガラス転移点65℃であつ
た。 実施例 2 実施例1と同じ密閉反応容器にスチレン2050
部、アクリル酸ブチル600部、1,6−ヘキサン
ジオールジアクリレート1.3部およびポリマー(2)
2350部を投入した。これを実施例1と同様の方法
で110℃で4時間、120℃で9時間、130℃で4時
間、180℃で2時間の条件で段階的に熱重合を行
つた後残存モノマーを留去してバインダー(B)を得
た。バインダー(B)は重量平均分子量200000、分子
量分布45、ガラス転移点60℃であつた。 実施例 3 実施例1と同じ密閉反応容器にスチレン1550
部、メタアクリル酸ブチル650部、メタアクリル
酸ステアリル250部、メタアクリル酸50部、ジビ
ニルベンゼン0.8部、ポリマー(1)2500部およびビ
スコール550P(三洋化成工業(株)製低分子量ポリプ
ロピレン)75部を投入した。これを実施例1と同
様の方法で110℃で3時間、120℃で6時間、160
℃で1時間、180℃で2時間の条件で段階的に熱
重合を行つた後、残存モノマーを留去してバイン
ダー(C)を得た。バインダー(C)は重量平均分子量
120000、分子量分布40、ガラス転移点55℃であつ
た。 比較例 1 合成例2と同じ反応容器にトルエン1250部およ
びポリマー(1)2000部を投入し系内を窒素雰囲気に
した後攪拌しながら昇温し、ポリマー(1)の溶液と
した。系を120℃で環流下に保ちながらスチレン
2460部、アクリル酸ブチル540部およびジビニル
ベンゼン25部の混合液とアゾビスイソブチロニト
リル25部とトルエン750部の重合開始剤溶液を2
時間で滴下しラジカル重合を行つた。滴下終了後
さらに系を同温度に保ち、1.5時間後と3.0時間後
にアゾビスイソブチロニトリルの3%トルエン溶
液150部を投入して重合を完結させた。この重合
溶液からトルエンを減圧留去してバインダー(D)を
得た。バインダー(D)は重量平均分子量120000部、
分子量分布30、ガラス転移点60℃であつた。 使用例1〜3および比較使用例1 バインダー(A)〜(D)を用いて以下の方法により電
子写真トナーを作製し、さらに電子写真現像剤を
作製した。 トナー作製法 バインダー 90部 ビスコール660P(三洋化成工業(株)製低分子量ポ
リプロピレン) 3部 カーボンブラツクMA−100(三菱化成工業(株)
製) 6部 アイゼンスピロブラツクTRH(保土谷化学工業
(株)製) 1部 上記配合物を粉体ブレンドした後、ラボプラス
トミルで140℃×30rpmで10分間混練し、得られ
た混練物をジエツトミルPJM100(日本ニユーマ
チツク社製)で微粉砕した。気流分級機MDS(日
本ニユーマチツク社製)を用い微粉砕物から5μ
以下の微粉をカツトした。得られた粉体1000部に
アエロジルR972(日本アエロジル社製)3部を均
一混合してトナーを得た。 現像剤作製法 上記トナー25部に電子写真用キヤリアー鉄粉
(日本鉄粉社製F−100)1000部を混合して電子写
真現像剤を得た。 評価結果 評価結果は表−4および表−5に示したとおり
である。
の残存モノマー量を定量することにより求められ
る。 熱重合により得られたバインダーの分子量分布
[重量平均分子量と数平均分子量の比率(Mw/
Mn)で表示される]は通常30以上、電子写真ト
ナー用のバインダーとしては好ましくは35以上で
ある。分子量分布が30未満ではHOとMFのバラ
ンスが悪くなる。またガラス転移点は通常40〜80
℃、好ましくは45〜70℃である。ガラス転移点が
40℃未満ではトナーにしたときの保存性が不良と
なり、80℃を越えるとMFが高くなりトナーとし
ての実用に耐えない。また本発明の重合法による
バインダーは他の重合法(たとえばラジカル重合
法]によるバインダーに比べ二重結合量が多く、
その結果MFが低くなりかつトナーの着色材料の
分散性が優れるという長所を有する。 本発明のバインダーの用途となる電子写真トナ
ーはトナー重合に基いてバインダーが通常50〜95
%、公知の着色材料(カーボンブラツク、鉄黒、
ベンジジンイエロー、キナクリドン、ローダミン
B、フタロシアニンなど)が通常5〜10%および
磁性粉(鉄、コバルト、ニツケルなどの強磁性金
属の粉末もしくはマグネタイト、ヘマタイト、フ
エライトなどの化合物)が通常0〜50%用いられ
たものからなる。 さらに種々の添加剤[荷電調整剤(金属錯体、
ニグロシンなど)、滑剤(ポリテトラフルオロエ
チレン、低分子量ポリオレフイン、脂肪酸、もし
くはその金属塩またはアミドなど)など]を含む
ことができる。これらの添加剤の量はトナー重量
に基づいて通常0〜5%である。 電子写真トナーは上記成分を乾式ブレンドした
後、溶融混練され、その後粗粉砕され、最終的に
ジエツト粉砕機などを用いて微粒化され、さらに
分級されて粒径5〜20ミクロンの微粒として得ら
れる。 前記電子写真トナーは、必要に応じて鉄粉、ガ
ラスビーズ、ニツケル粉、フエライトなどのキヤ
リアー粒子と混合されて電気的潜像の現像剤とし
て用いられる。また粉体の流動性改良のために疎
水性コロイダルシリカ微粉末を用いることもでき
る。 前記電子写真トナーは支持体(紙、ポリエステ
ルフイルムなど)に定着され使用されるが定着す
る方法としては、公知の熱ロール定着方法が適用
できる。 [実施例] 以下実施例により本発明をさらに説明するが、
本発明はこれにより限定されるものではない。実
施例中、部はいずれも重量部を表す。 またGPCによる分子量測定の条件は以下のと
おりである。 装置:東洋曹達製HLC−802A カラム:TSK gel GMH6 2本(東洋曹達製) 測定温度:25℃ 試料溶液:0.5重量%のTHF溶液 溶液注入量:200μl 検出装置:屈折率検出器 なお分子量較正曲線は 標準ポリスチレンを用いて作成。 合成例 1 攪拌装置付き10l密閉反応容器にキシレン2500
部を投入し窒素置換を行つた。容器を密閉し、系
内を100mmHgにまで減圧にした後液温を155℃に
した。155℃に保つたままスチレン2700部とアク
リル酸ブチル300部の混合溶液およびジ−t−ブ
チルパーオキサイド(揮発製ラジカル重合開始
剤)210部とキシレン1200部の混合溶液を4時間
で圧入して重合させた。さらに2時間同温に保ち
重合を完結させた。重合終了後キシレンを減圧留
去した。得られたポリマーの重合平均分子量は
6000であつた。このポリマーをポリマー(1)とす
る。 合成例 2 環流冷却器および攪拌装置付き10l反応容器に
二塩化エチレン4000部を投入し窒素置換した後無
水酢酸6部および三弗化ホウ素のジエチルエーテ
ル50%溶液(揮発性カチオン重合用開始剤)4部
を投入した。これを60℃まで昇温した後、スチレ
ン4000部を系を60℃に維持しながら4時間で滴下
した。さらに3時間系を60℃に保ち重合を完結さ
せた。重合終了後二塩化エチレンを減圧留去し
た。得られたポリマーの重量平均分子量は10000
であり、ポリマーに残存する三弗化ホウ素をアル
フツソン法で定量したところ5ppm以下の微量で
あつた。このポリマーをポリマー(2)とする。 実施例 1 合成例1と同じ密閉反応容器にスチレン1980
部、アクリル酸ブチル495部およびメタクリル酸
メチル275部を投入し、さらにポリマー(1)を2250
部投入した。系内を窒素置換した後密閉し、混合
物を均一に溶解した。系内温度を110℃にまで昇
温し、同温度で4時間熱重合させた。重合率は12
%であつた。次に120℃で6時間熱重合させた。
重合率は45%に達した。さらに130℃で2時間熱
重合させ重合率60%を得た。最後に185℃にまで
昇温し2時間熱重合させ重合率を95%とした。こ
の後減圧とし残存モノマーを留去してバインダー
(A)を得た。バインダー(A)は重量平均分子量
110000、分子量分布35、ガラス転移点65℃であつ
た。 実施例 2 実施例1と同じ密閉反応容器にスチレン2050
部、アクリル酸ブチル600部、1,6−ヘキサン
ジオールジアクリレート1.3部およびポリマー(2)
2350部を投入した。これを実施例1と同様の方法
で110℃で4時間、120℃で9時間、130℃で4時
間、180℃で2時間の条件で段階的に熱重合を行
つた後残存モノマーを留去してバインダー(B)を得
た。バインダー(B)は重量平均分子量200000、分子
量分布45、ガラス転移点60℃であつた。 実施例 3 実施例1と同じ密閉反応容器にスチレン1550
部、メタアクリル酸ブチル650部、メタアクリル
酸ステアリル250部、メタアクリル酸50部、ジビ
ニルベンゼン0.8部、ポリマー(1)2500部およびビ
スコール550P(三洋化成工業(株)製低分子量ポリプ
ロピレン)75部を投入した。これを実施例1と同
様の方法で110℃で3時間、120℃で6時間、160
℃で1時間、180℃で2時間の条件で段階的に熱
重合を行つた後、残存モノマーを留去してバイン
ダー(C)を得た。バインダー(C)は重量平均分子量
120000、分子量分布40、ガラス転移点55℃であつ
た。 比較例 1 合成例2と同じ反応容器にトルエン1250部およ
びポリマー(1)2000部を投入し系内を窒素雰囲気に
した後攪拌しながら昇温し、ポリマー(1)の溶液と
した。系を120℃で環流下に保ちながらスチレン
2460部、アクリル酸ブチル540部およびジビニル
ベンゼン25部の混合液とアゾビスイソブチロニト
リル25部とトルエン750部の重合開始剤溶液を2
時間で滴下しラジカル重合を行つた。滴下終了後
さらに系を同温度に保ち、1.5時間後と3.0時間後
にアゾビスイソブチロニトリルの3%トルエン溶
液150部を投入して重合を完結させた。この重合
溶液からトルエンを減圧留去してバインダー(D)を
得た。バインダー(D)は重量平均分子量120000部、
分子量分布30、ガラス転移点60℃であつた。 使用例1〜3および比較使用例1 バインダー(A)〜(D)を用いて以下の方法により電
子写真トナーを作製し、さらに電子写真現像剤を
作製した。 トナー作製法 バインダー 90部 ビスコール660P(三洋化成工業(株)製低分子量ポ
リプロピレン) 3部 カーボンブラツクMA−100(三菱化成工業(株)
製) 6部 アイゼンスピロブラツクTRH(保土谷化学工業
(株)製) 1部 上記配合物を粉体ブレンドした後、ラボプラス
トミルで140℃×30rpmで10分間混練し、得られ
た混練物をジエツトミルPJM100(日本ニユーマ
チツク社製)で微粉砕した。気流分級機MDS(日
本ニユーマチツク社製)を用い微粉砕物から5μ
以下の微粉をカツトした。得られた粉体1000部に
アエロジルR972(日本アエロジル社製)3部を均
一混合してトナーを得た。 現像剤作製法 上記トナー25部に電子写真用キヤリアー鉄粉
(日本鉄粉社製F−100)1000部を混合して電子写
真現像剤を得た。 評価結果 評価結果は表−4および表−5に示したとおり
である。
【表】
いて測定した。
【表】
【表】
【表】
本発明のバインダー(A)〜(C)はバインダー(D)に比
べMFとHOの間の温度幅が広く、トナーとして
好ましい熱特性を有している。さらに帯電制御性
および環境依存性にも優れていることが確認でき
た。 [発明の効果] 本発明のバインダーは分子量分布の広いポリマ
ーからなり本来お互いに矛盾するHOとMFを共
に満足させる。また帯電制御が容易でかつ環境依
存性の少ないバインダーであり、その有用性は極
めて高い。
べMFとHOの間の温度幅が広く、トナーとして
好ましい熱特性を有している。さらに帯電制御性
および環境依存性にも優れていることが確認でき
た。 [発明の効果] 本発明のバインダーは分子量分布の広いポリマ
ーからなり本来お互いに矛盾するHOとMFを共
に満足させる。また帯電制御が容易でかつ環境依
存性の少ないバインダーであり、その有用性は極
めて高い。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 分子量5000〜50000のスチレン系ポリマーの
中でスチレン系モノマーおよび(メタ)アクリル
系モノマーを実質的に熱重合の開始する温度か
ら、その温度より50℃以上高い温度でありかつ
250℃以下である温度まで昇温させながら、実質
的に重合開始剤の不存在下で熱重合させることを
特徴とする分子量分布の広いポリマーからなる電
子写真トナー用バインダーの製造法。 2 分子量5000〜50000のスチレン系ポリマーお
よび低分子量ポリオレフインの中でスチレン系モ
ノマーおよび(メタ)アクリル系モノマーを実質
的に熱重合の開始する温度から、その温度より50
℃以上高い温度でありかつ250℃以下である温度
まで昇温させながら、実質的に重合開始剤の不存
在下で熱重合させることを特徴とする分子量分布
の広いポリマーからなる電子写真トナー用バイン
ダーの製造法。 3 全モノマーの重量に基づいてスチレン系モノ
マー95〜55%、(メタ)アクリル系モノマー5〜
45%、多官能性モノマー3%以下、他のモノマー
10%以下を熱重合させる請求項1または2記載の
バインダーの製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63040230A JPH01214873A (ja) | 1988-02-23 | 1988-02-23 | トナー用バインダーの製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63040230A JPH01214873A (ja) | 1988-02-23 | 1988-02-23 | トナー用バインダーの製造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01214873A JPH01214873A (ja) | 1989-08-29 |
| JPH0447310B2 true JPH0447310B2 (ja) | 1992-08-03 |
Family
ID=12574932
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63040230A Granted JPH01214873A (ja) | 1988-02-23 | 1988-02-23 | トナー用バインダーの製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH01214873A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH04170556A (ja) * | 1990-11-01 | 1992-06-18 | Hitachi Chem Co Ltd | トナー用バインダー樹脂の製造法,静電荷像現像用トナー及び現像剤 |
| JPH0627723A (ja) * | 1992-02-14 | 1994-02-04 | Sanyo Chem Ind Ltd | 電子写真用トナーバインダー、電子写真用トナー及びトナー像の定着方法 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5937008B2 (ja) * | 1979-07-02 | 1984-09-07 | 三井東圧化学株式会社 | 電子写真ト−ナ−用樹脂の製法 |
| JPS58100859A (ja) * | 1981-12-12 | 1983-06-15 | Nippon Carbide Ind Co Ltd | 静電荷像現像用トナ− |
-
1988
- 1988-02-23 JP JP63040230A patent/JPH01214873A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01214873A (ja) | 1989-08-29 |
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Legal Events
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|---|---|---|---|
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Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080803 Year of fee payment: 16 |
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| EXPY | Cancellation because of completion of term | ||
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