JPH0452538B2 - - Google Patents
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- JPH0452538B2 JPH0452538B2 JP1282784A JP1282784A JPH0452538B2 JP H0452538 B2 JPH0452538 B2 JP H0452538B2 JP 1282784 A JP1282784 A JP 1282784A JP 1282784 A JP1282784 A JP 1282784A JP H0452538 B2 JPH0452538 B2 JP H0452538B2
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- Japan
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- vinyl chloride
- recording medium
- chloride resin
- information signal
- carbon black
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- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B9/00—Recording or reproducing using a method not covered by one of the main groups G11B3/00 - G11B7/00; Record carriers therefor
- G11B9/06—Recording or reproducing using a method not covered by one of the main groups G11B3/00 - G11B7/00; Record carriers therefor using record carriers having variable electrical capacitance; Record carriers therefor
- G11B9/061—Record carriers characterised by their structure or form or by the selection of the material; Apparatus or processes specially adapted for the manufacture of record carriers
- G11B9/063—Record carriers characterised by their structure or form or by the selection of the material; Apparatus or processes specially adapted for the manufacture of record carriers characterised by the selection of the material
- G11B9/068—Moulding resin compositions
Landscapes
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
〔産業上の利用分野〕
本発明は、例えばビデオデイスク又はデジタル
オーデイオデイスク等の高密度の情報信号記録媒
体の製造方法に係り、特に情報信号を表面部の幾
何学的形状の変化として記録されており、表面を
相対的に走査する再生針の電極との間の静電容量
が幾何学的形状変化に応じて変化することにより
情報信号が再生される静電容量型の情報信号記録
媒体の製造方法に関するものである。 〔従来技術と問題点〕 従来より、情報信号に応じて平面又は溝内に渦
巻状又は同心円状にピツトを形成し、幾何学的形
状の変化として情報信号を記録して情報信号記録
媒体を得、この情報信号記録媒体の記録トラツク
上に電極を設けたダイヤモンド等でなる再生針を
相対的に走査させ、再生針の電極と情報信号記録
媒体との間に形成される静電容量が上記幾何学的
形状の変化に応じて変化することを利用して記録
情報信号を再生するいわゆる静電容量再生方式が
ある。 この種の静電容量再生方式に用いられる静電容
量型情報信号記録媒体は、例えば幾何学的形状変
化をもつてプレス成型された記録媒体本体の表面
に、再生針の電極との間に静電容量を形成する為
の電極として、例えば数百Åの金属薄膜を付着さ
せ、さらにその上に金属薄膜を保護し、電極同士
の短絡を防止し、電極間の誘電率を上げる為に数
百Åの誘電体薄膜を付着させた構成のものが提案
されているが、この種の構造の記録媒体は記録媒
体本体のプレス成型工程、金属薄膜付着工程、誘
電体薄膜付着工程等多くの製造工程を必要とし、
製造が複雑で面倒であり、大がかりな製造設備を
必要とし、製造コストが極めて高くなる等の欠点
がある。 そこで、塩化ビニル樹脂、塩化ビニル・酢酸ビ
ニル共重合体、塩化ビニル・エチレン共重合体、
塩化ビニル・プロピレン共重合体、塩化ビニル・
アクリル酸アルキルエステル共重合体、塩化ビニ
ル・アクリルニトリル・スチレン共重合体、エチ
レンと酢酸ビニルとの共重合体と塩化ビニルとの
グラフト共重合体、塩化ビニル・αオレフイン共
重合体、塩化ビニル・ビニルアルコール共重合体
等の熱可塑性樹脂に、ステアリン酸カルシウム等
の金属石ケン類、有機スズ系安定剤、高級アルコ
ール類、脂肪酸類、脂肪酸エステル類、あるいは
多糖類のエステル類等の滑剤、さらにはジメチル
ポリシロキサン等の潤滑剤等を静電容量再生方式
に必要な量の導電性のカーボンブラツクと共に、
例えばヘンシエルミキサー等の高速ミキサー等の
高速ミキサーでブレンドし、カーボンブラツクの
分散を充分に行なつてから、高混練性押出機等を
用いてゲル化熔融後ペレツト化し、このペレツト
をプレス機にかけて、例えばビデオデイスクを成
型する手段が提案されている。すなわち、このよ
うにすれば、記録媒体そのものと再生針電極との
間に静電容量が形成される為、金属薄膜付着工程
が不要で、又、誘電体薄膜付着工程が不要とな
り、製造が極めて簡単で低コストになる。 しかし、このようにして得られた静電容量型情
報信号記録媒体を再生装置に装着して再生を試み
ていると、しばしばドロツプアウトが発生するも
のであつた。 〔発明の開示〕 本発明者は、このドロツプアウトの原因につい
て究明した結果、静電容量型情報信号記録媒体表
面に突起が生じていることを見い出し、これによ
るものであることに気付いた。そして、さらにこ
れについて検討した結果、この突起(以下フクラ
ミという)には種々のタイプのものが認められた
けれども、静電容量型情報信号記録媒体組成物よ
りの分解生成物であるものが多いことを付き止め
た。すなわち、静電容量再生方式に必要な多量の
含有されている導電性のカーボンブラツクは、
DBP吸油量が280ml/100g前後と非常に高く、
又ストラクチヤーの発達した構造であることよ
り、高混練機によつてゲル化、熔融、分散される
過程において、組成物自体が非常な発熱を起こ
し、時として分解現象を起こして、ドロツプアウ
トの発生原因であるフクラミを生ぜしめたのであ
る。 従つて、このような分解現象を抑制する為に
種々の安定剤、可塑剤を添加してみた。しかし、
このようにして単に組成物の熱安定性を増したの
みでは、高混練機で加工する段階では不充分であ
つた。つまり、高混練機内部での局所的な異常発
熱部又は滞留部分において、組成物の分解現象が
起き、組成物からの脱塩酸反応の進行と共に、カ
ーボンブラツクを含有したまま架橋化し、体積の
収縮が引き起こされ、分解生成物である硬化粒が
組成物中に分散し、この硬化粒の大きさ及び位置
によつてフクラミが生じることを究明した。 そこで、このようなフクラミが生じないように
するには、塩化ビニル系樹脂の熱分解による脱塩
酸反応が起きないようにしておけばよいのである
が、このようにすることは極めて困難であり、塩
化ビニル系樹脂の熱分解による脱塩酸反応で発生
した塩酸を吸収、固定化することで熱分解の連鎖
反応を防止あるいは抑制する程度のことが実現可
能にすぎず、これではフクラミ発生防止に効果的
ではなかつた。 このような問題点解決研究過程において、本発
明者は、最も熱安定性効果の高いと言われている
安定剤を含有させた静電容量型情報信号記録媒体
の導電性樹脂組成物を作り、これよりビデオデイ
スクとなし、フクラミの発生を調べているうち
に、フクラミの発生は、導電性樹脂組成物に用い
た熱可塑性樹脂、例えば塩化ビニル系樹脂の見掛
け密度(嵩密度、B.D.)と相関のあることを見
い出した。 すなわち、同一組成の塩化ビニル系樹脂、同一
の配合組成でビデオデイスクを構成しても、フク
ラミの発生に大きなバラツキが認められ、このバ
ラツキは塩化ビニル系樹脂の嵩密度に起因するこ
とが判明したのである。つまり、嵩密度の小さな
塩化ビニル系樹脂を用いた場合には、硬化粒によ
るフクラミの発生がほとんどなかつたのである。 さらに、研究の結果、塩化ビニル系樹脂の嵩密
度は200メツシユパス率によつて規定されること
が判り、200メツシユパス率が15%(200メツシユ
パス率15%で嵩密度約0.56〜0.58)以上の場合に
は硬化粒によフクラミの発生は少なく、そして好
ましくは200メツシユパス率が50%(200メツシユ
パス率約50%で嵩密度約0.53〜0.55)以上、さら
に好ましくは200メツシユパス率がほぼ80%(200
メツシユパス率約80%で嵩密度約0.53以下)以上
の場合であり、このような塩化ビニル系樹脂を用
いた導電性樹脂組成物で構成したビデオデイスク
はその再生に支障のないものである。 このような微粉化した熱可塑性樹脂を用いれば
何故硬化粒の発生を効果的に防止できるのかとい
つた明確な理論は現段階では立てられなかつた
が、次のようなことによるものであろうと一応の
推論はなされた。 すなわち、例えばビデオデイスク等の構成素材
である導電性樹脂組成物の一成分としての多量に
含まれているカーボンブラツクは、嵩密度が約
0.14〜0.20程であつて、通常嵩密度が約0.6である
塩化ビニル系樹脂と大巾に異なつている。この
為、高混合ミキサー等を用いても局部的なカーボ
ンブラツクの分散不良は避けがたく、特に両者の
嵩密度の差が大きな程分散不良の傾向が大きくな
る。つまり、粒径の大きな塩化ビニル系樹脂と粒
径の小さなカーボンブラツクとを混合すると、カ
ーボンブラツクの凝集塊が樹脂粒子間に入り込む
ことが多くなり、従つて有効な分散力を受けにく
く、凝集塊(例えば500μmといつた程度の大き
さ)のままカーボンブラツクが残り、このような
カーボンブラツク凝集塊が押出工程時のゲル化時
に異常な高温発熱を引き起こすものとなつて、ビ
デオデイスクにおけるフクラミの原因となる硬化
粒の発生となるものであろうと推論したのであ
る。つまり、このような塩化ビニル系樹脂の嵩密
度が小さなものを用いれば、塩化ビニル系樹脂粒
子間のギヤツプは小さくなり、カーボンブラツク
凝集塊が出来にくく、有効な分散が行なわれる結
果、硬化粒が発生しにくくなると考えられるので
ある。 尚、粒度の細かな塩化ビニル系樹脂は、重合方
法の調整、あるいは重合後において粒度の小さな
もののみを集めたり、若しくは粒度の大きな塩化
ビニル系樹脂を得た後、例えば機械的手段又はそ
の他の手段で粉砕して微粉化することによつて得
られる。 本発明は上記の知見を基にして達成されたもの
であり、200メツシユパス15%以上の粒度分布を
もつ塩化ビニール系樹脂と、嵩密度が0.14〜0.20
である導電性カーボンブラツクと、安定剤及び滑
剤などの添加剤とからなる導電性組成物を成型す
ることを特徴とする静電容量型の情報信号記録媒
体の製造方法を提案するものである。 〔塩化ビニル系樹脂〕 内容積600のジヤケツトと撹拌機を付設した
オートクレーブを使用して、塩化ビニルの重合を
行なつた。使用するオートクレーブはあらかじめ
付着したスケールを、メチレンクロライドを満た
し、40℃に加熱しながら1時間撹拌した。このあ
と、メチレンクロライドを抜き出し、続いて圧力
60Kg/cm2Gの加圧水を用いて、器内に残るスケー
ルを完全に除去したあと、さらに0.5μのフイルタ
ーで過したイオン交換水で器内を水洗した。 重合に使用するイオン交換水も0.5μのフイルタ
ーで過して使用した。塩化ビニルモノマー、及
び共重合成分となるモノマーは1μのフイルター
で過して使用した。 重合に使用するポリアクリル酸ナトリウムは
0.1wt%、他の懸濁分散安定剤は2wt%に上記の
過したイオン交換水を用いて溶解したあと、重
合開始剤はそのままで1μのフイルターで過し
て使用した。 重合は常法に従つて行ない、重合反応率が70%
になつたところで未反応の塩化ビニルモノマーを
回収した。 次に、あらかじめ前記の過されたイオン交換
水で洗浄された1000の抜出し用ノズルと撹拌機
を備えた容器に、42メツシユの金網を通して抜き
出した。 このようにして得られたスラリーの一部を
HEPAフイルターで過した清浄な空気で与圧
した室内に設置した遠心脱水機を使用してケーキ
とした後、粉塵が混入しないように充分に注意し
ながら脱水乾燥して、塩化ビニル系樹脂の粉粒体
を得た。 以上のようにして製造された塩化ビニル系樹脂
の詳細を表1に示す。
オーデイオデイスク等の高密度の情報信号記録媒
体の製造方法に係り、特に情報信号を表面部の幾
何学的形状の変化として記録されており、表面を
相対的に走査する再生針の電極との間の静電容量
が幾何学的形状変化に応じて変化することにより
情報信号が再生される静電容量型の情報信号記録
媒体の製造方法に関するものである。 〔従来技術と問題点〕 従来より、情報信号に応じて平面又は溝内に渦
巻状又は同心円状にピツトを形成し、幾何学的形
状の変化として情報信号を記録して情報信号記録
媒体を得、この情報信号記録媒体の記録トラツク
上に電極を設けたダイヤモンド等でなる再生針を
相対的に走査させ、再生針の電極と情報信号記録
媒体との間に形成される静電容量が上記幾何学的
形状の変化に応じて変化することを利用して記録
情報信号を再生するいわゆる静電容量再生方式が
ある。 この種の静電容量再生方式に用いられる静電容
量型情報信号記録媒体は、例えば幾何学的形状変
化をもつてプレス成型された記録媒体本体の表面
に、再生針の電極との間に静電容量を形成する為
の電極として、例えば数百Åの金属薄膜を付着さ
せ、さらにその上に金属薄膜を保護し、電極同士
の短絡を防止し、電極間の誘電率を上げる為に数
百Åの誘電体薄膜を付着させた構成のものが提案
されているが、この種の構造の記録媒体は記録媒
体本体のプレス成型工程、金属薄膜付着工程、誘
電体薄膜付着工程等多くの製造工程を必要とし、
製造が複雑で面倒であり、大がかりな製造設備を
必要とし、製造コストが極めて高くなる等の欠点
がある。 そこで、塩化ビニル樹脂、塩化ビニル・酢酸ビ
ニル共重合体、塩化ビニル・エチレン共重合体、
塩化ビニル・プロピレン共重合体、塩化ビニル・
アクリル酸アルキルエステル共重合体、塩化ビニ
ル・アクリルニトリル・スチレン共重合体、エチ
レンと酢酸ビニルとの共重合体と塩化ビニルとの
グラフト共重合体、塩化ビニル・αオレフイン共
重合体、塩化ビニル・ビニルアルコール共重合体
等の熱可塑性樹脂に、ステアリン酸カルシウム等
の金属石ケン類、有機スズ系安定剤、高級アルコ
ール類、脂肪酸類、脂肪酸エステル類、あるいは
多糖類のエステル類等の滑剤、さらにはジメチル
ポリシロキサン等の潤滑剤等を静電容量再生方式
に必要な量の導電性のカーボンブラツクと共に、
例えばヘンシエルミキサー等の高速ミキサー等の
高速ミキサーでブレンドし、カーボンブラツクの
分散を充分に行なつてから、高混練性押出機等を
用いてゲル化熔融後ペレツト化し、このペレツト
をプレス機にかけて、例えばビデオデイスクを成
型する手段が提案されている。すなわち、このよ
うにすれば、記録媒体そのものと再生針電極との
間に静電容量が形成される為、金属薄膜付着工程
が不要で、又、誘電体薄膜付着工程が不要とな
り、製造が極めて簡単で低コストになる。 しかし、このようにして得られた静電容量型情
報信号記録媒体を再生装置に装着して再生を試み
ていると、しばしばドロツプアウトが発生するも
のであつた。 〔発明の開示〕 本発明者は、このドロツプアウトの原因につい
て究明した結果、静電容量型情報信号記録媒体表
面に突起が生じていることを見い出し、これによ
るものであることに気付いた。そして、さらにこ
れについて検討した結果、この突起(以下フクラ
ミという)には種々のタイプのものが認められた
けれども、静電容量型情報信号記録媒体組成物よ
りの分解生成物であるものが多いことを付き止め
た。すなわち、静電容量再生方式に必要な多量の
含有されている導電性のカーボンブラツクは、
DBP吸油量が280ml/100g前後と非常に高く、
又ストラクチヤーの発達した構造であることよ
り、高混練機によつてゲル化、熔融、分散される
過程において、組成物自体が非常な発熱を起こ
し、時として分解現象を起こして、ドロツプアウ
トの発生原因であるフクラミを生ぜしめたのであ
る。 従つて、このような分解現象を抑制する為に
種々の安定剤、可塑剤を添加してみた。しかし、
このようにして単に組成物の熱安定性を増したの
みでは、高混練機で加工する段階では不充分であ
つた。つまり、高混練機内部での局所的な異常発
熱部又は滞留部分において、組成物の分解現象が
起き、組成物からの脱塩酸反応の進行と共に、カ
ーボンブラツクを含有したまま架橋化し、体積の
収縮が引き起こされ、分解生成物である硬化粒が
組成物中に分散し、この硬化粒の大きさ及び位置
によつてフクラミが生じることを究明した。 そこで、このようなフクラミが生じないように
するには、塩化ビニル系樹脂の熱分解による脱塩
酸反応が起きないようにしておけばよいのである
が、このようにすることは極めて困難であり、塩
化ビニル系樹脂の熱分解による脱塩酸反応で発生
した塩酸を吸収、固定化することで熱分解の連鎖
反応を防止あるいは抑制する程度のことが実現可
能にすぎず、これではフクラミ発生防止に効果的
ではなかつた。 このような問題点解決研究過程において、本発
明者は、最も熱安定性効果の高いと言われている
安定剤を含有させた静電容量型情報信号記録媒体
の導電性樹脂組成物を作り、これよりビデオデイ
スクとなし、フクラミの発生を調べているうち
に、フクラミの発生は、導電性樹脂組成物に用い
た熱可塑性樹脂、例えば塩化ビニル系樹脂の見掛
け密度(嵩密度、B.D.)と相関のあることを見
い出した。 すなわち、同一組成の塩化ビニル系樹脂、同一
の配合組成でビデオデイスクを構成しても、フク
ラミの発生に大きなバラツキが認められ、このバ
ラツキは塩化ビニル系樹脂の嵩密度に起因するこ
とが判明したのである。つまり、嵩密度の小さな
塩化ビニル系樹脂を用いた場合には、硬化粒によ
るフクラミの発生がほとんどなかつたのである。 さらに、研究の結果、塩化ビニル系樹脂の嵩密
度は200メツシユパス率によつて規定されること
が判り、200メツシユパス率が15%(200メツシユ
パス率15%で嵩密度約0.56〜0.58)以上の場合に
は硬化粒によフクラミの発生は少なく、そして好
ましくは200メツシユパス率が50%(200メツシユ
パス率約50%で嵩密度約0.53〜0.55)以上、さら
に好ましくは200メツシユパス率がほぼ80%(200
メツシユパス率約80%で嵩密度約0.53以下)以上
の場合であり、このような塩化ビニル系樹脂を用
いた導電性樹脂組成物で構成したビデオデイスク
はその再生に支障のないものである。 このような微粉化した熱可塑性樹脂を用いれば
何故硬化粒の発生を効果的に防止できるのかとい
つた明確な理論は現段階では立てられなかつた
が、次のようなことによるものであろうと一応の
推論はなされた。 すなわち、例えばビデオデイスク等の構成素材
である導電性樹脂組成物の一成分としての多量に
含まれているカーボンブラツクは、嵩密度が約
0.14〜0.20程であつて、通常嵩密度が約0.6である
塩化ビニル系樹脂と大巾に異なつている。この
為、高混合ミキサー等を用いても局部的なカーボ
ンブラツクの分散不良は避けがたく、特に両者の
嵩密度の差が大きな程分散不良の傾向が大きくな
る。つまり、粒径の大きな塩化ビニル系樹脂と粒
径の小さなカーボンブラツクとを混合すると、カ
ーボンブラツクの凝集塊が樹脂粒子間に入り込む
ことが多くなり、従つて有効な分散力を受けにく
く、凝集塊(例えば500μmといつた程度の大き
さ)のままカーボンブラツクが残り、このような
カーボンブラツク凝集塊が押出工程時のゲル化時
に異常な高温発熱を引き起こすものとなつて、ビ
デオデイスクにおけるフクラミの原因となる硬化
粒の発生となるものであろうと推論したのであ
る。つまり、このような塩化ビニル系樹脂の嵩密
度が小さなものを用いれば、塩化ビニル系樹脂粒
子間のギヤツプは小さくなり、カーボンブラツク
凝集塊が出来にくく、有効な分散が行なわれる結
果、硬化粒が発生しにくくなると考えられるので
ある。 尚、粒度の細かな塩化ビニル系樹脂は、重合方
法の調整、あるいは重合後において粒度の小さな
もののみを集めたり、若しくは粒度の大きな塩化
ビニル系樹脂を得た後、例えば機械的手段又はそ
の他の手段で粉砕して微粉化することによつて得
られる。 本発明は上記の知見を基にして達成されたもの
であり、200メツシユパス15%以上の粒度分布を
もつ塩化ビニール系樹脂と、嵩密度が0.14〜0.20
である導電性カーボンブラツクと、安定剤及び滑
剤などの添加剤とからなる導電性組成物を成型す
ることを特徴とする静電容量型の情報信号記録媒
体の製造方法を提案するものである。 〔塩化ビニル系樹脂〕 内容積600のジヤケツトと撹拌機を付設した
オートクレーブを使用して、塩化ビニルの重合を
行なつた。使用するオートクレーブはあらかじめ
付着したスケールを、メチレンクロライドを満た
し、40℃に加熱しながら1時間撹拌した。このあ
と、メチレンクロライドを抜き出し、続いて圧力
60Kg/cm2Gの加圧水を用いて、器内に残るスケー
ルを完全に除去したあと、さらに0.5μのフイルタ
ーで過したイオン交換水で器内を水洗した。 重合に使用するイオン交換水も0.5μのフイルタ
ーで過して使用した。塩化ビニルモノマー、及
び共重合成分となるモノマーは1μのフイルター
で過して使用した。 重合に使用するポリアクリル酸ナトリウムは
0.1wt%、他の懸濁分散安定剤は2wt%に上記の
過したイオン交換水を用いて溶解したあと、重
合開始剤はそのままで1μのフイルターで過し
て使用した。 重合は常法に従つて行ない、重合反応率が70%
になつたところで未反応の塩化ビニルモノマーを
回収した。 次に、あらかじめ前記の過されたイオン交換
水で洗浄された1000の抜出し用ノズルと撹拌機
を備えた容器に、42メツシユの金網を通して抜き
出した。 このようにして得られたスラリーの一部を
HEPAフイルターで過した清浄な空気で与圧
した室内に設置した遠心脱水機を使用してケーキ
とした後、粉塵が混入しないように充分に注意し
ながら脱水乾燥して、塩化ビニル系樹脂の粉粒体
を得た。 以上のようにして製造された塩化ビニル系樹脂
の詳細を表1に示す。
前記表1におけるNo.1の塩化ビニル系樹脂100
重量部に、ジブチル錫メルカプト系安定剤(三共
有機合成(株)のRES−1)5重量部、脂肪酸グリ
セリンエステル系滑剤(理研ビタミン(株)のRES
−210)2重量部、脂肪酸アルキルエステル系滑
剤(花王石鹸(株)のRES−310)0.5重量部、ジメチ
ルポリシロキサン(信越化学工業(株)のRES−
421)1重量部を0.2μのフイルターを通して添加
し、ヘンシエルミキサーにより高速撹拌して110
℃まで昇温後、これに導電性カーボンブラツク
(米国キヤボツト社のCSX−150A、嵩密度0.17、
DBP吸油量320ml/100g、I2吸着量1269mg/g)
を異物除去装置で含有している異物を充分に除去
してから20重量部添加し、再び110〜120℃まで昇
温し、15分間高速撹拌した後室温まで冷却する。 その後、これをスイスブス社製の押出機を用い
てニーデイングしてペレツトとなし、再び異物除
去装置で異物を充分に除去後、例えばビデオデイ
スク専用プレス機で成型して静電容量型のビデオ
デイスクを得る。 〔実施例 2〜6〕 実施例1で用いた表1におけるNo.1の塩化ビニ
ル系樹脂の代りに、表1におけるNo.2〜6の塩化
ビニル系樹脂を用いて、実施例1と同様にしてビ
デオデイスクを得る。 〔比較例 1〕 実施例1で用いた表1におけるNo.1の塩化ビニ
ル系樹脂の代りに、表1におけるNo.7の塩化ビニ
ル系樹脂を用いてて、実施例1と同様にしてビデ
オデイスクを得る。 〔性能試験〕 前記各例で得たそれぞれ5000〜30000枚のビデ
オデイスクを、72時間室温にて放置後、肉眼にて
フクラミの有無の検査をし、8H以上のドロツプ
アウト(水平走査線8本分の欠除に相当)が出る
と思われるフクラミの発生による不良率を求める
と、表2に示す通りである。 又、さらに再生装置に装着して再生を行ない、
4H以上のドロツプアウトの発生による不良率を
求めると、表2に示す通りである。 尚、上記において欠陥品となつたビデオデイス
クのフクラミの部分を、X線マイクロアナライザ
ーで解析すると、このフクラミは95%以上が硬化
粒によるものであつた。
重量部に、ジブチル錫メルカプト系安定剤(三共
有機合成(株)のRES−1)5重量部、脂肪酸グリ
セリンエステル系滑剤(理研ビタミン(株)のRES
−210)2重量部、脂肪酸アルキルエステル系滑
剤(花王石鹸(株)のRES−310)0.5重量部、ジメチ
ルポリシロキサン(信越化学工業(株)のRES−
421)1重量部を0.2μのフイルターを通して添加
し、ヘンシエルミキサーにより高速撹拌して110
℃まで昇温後、これに導電性カーボンブラツク
(米国キヤボツト社のCSX−150A、嵩密度0.17、
DBP吸油量320ml/100g、I2吸着量1269mg/g)
を異物除去装置で含有している異物を充分に除去
してから20重量部添加し、再び110〜120℃まで昇
温し、15分間高速撹拌した後室温まで冷却する。 その後、これをスイスブス社製の押出機を用い
てニーデイングしてペレツトとなし、再び異物除
去装置で異物を充分に除去後、例えばビデオデイ
スク専用プレス機で成型して静電容量型のビデオ
デイスクを得る。 〔実施例 2〜6〕 実施例1で用いた表1におけるNo.1の塩化ビニ
ル系樹脂の代りに、表1におけるNo.2〜6の塩化
ビニル系樹脂を用いて、実施例1と同様にしてビ
デオデイスクを得る。 〔比較例 1〕 実施例1で用いた表1におけるNo.1の塩化ビニ
ル系樹脂の代りに、表1におけるNo.7の塩化ビニ
ル系樹脂を用いてて、実施例1と同様にしてビデ
オデイスクを得る。 〔性能試験〕 前記各例で得たそれぞれ5000〜30000枚のビデ
オデイスクを、72時間室温にて放置後、肉眼にて
フクラミの有無の検査をし、8H以上のドロツプ
アウト(水平走査線8本分の欠除に相当)が出る
と思われるフクラミの発生による不良率を求める
と、表2に示す通りである。 又、さらに再生装置に装着して再生を行ない、
4H以上のドロツプアウトの発生による不良率を
求めると、表2に示す通りである。 尚、上記において欠陥品となつたビデオデイス
クのフクラミの部分を、X線マイクロアナライザ
ーで解析すると、このフクラミは95%以上が硬化
粒によるものであつた。
【表】
例えば静電容量型ビデオデイスクの構成素材と
して用いる熱可塑性樹脂を、その粒度分布が200
メツシユパス15%以上のものとすることによつ
て、再生に際してドロツプアウトとなるフクラミ
が出来にくくなり、高性能な記録媒体が簡単に得
られるようになる。
して用いる熱可塑性樹脂を、その粒度分布が200
メツシユパス15%以上のものとすることによつ
て、再生に際してドロツプアウトとなるフクラミ
が出来にくくなり、高性能な記録媒体が簡単に得
られるようになる。
Claims (1)
- 1 200メツシユパス15%以上の粒度分布をもつ
塩化ビニール系樹脂と、嵩霧度が0.14〜0.20であ
る導電性カーボンブラツクと、安定剤及び滑剤な
どの添加剤とからなる導電性組成物を成型するこ
とを特徴とする静電容量型の情報信号記録媒体の
製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1282784A JPS60157744A (ja) | 1984-01-28 | 1984-01-28 | 情報信号記録媒体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1282784A JPS60157744A (ja) | 1984-01-28 | 1984-01-28 | 情報信号記録媒体の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60157744A JPS60157744A (ja) | 1985-08-19 |
| JPH0452538B2 true JPH0452538B2 (ja) | 1992-08-24 |
Family
ID=11816209
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1282784A Granted JPS60157744A (ja) | 1984-01-28 | 1984-01-28 | 情報信号記録媒体の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60157744A (ja) |
-
1984
- 1984-01-28 JP JP1282784A patent/JPS60157744A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60157744A (ja) | 1985-08-19 |
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