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JPH0456097B2 - - Google Patents
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JPH0456097B2 - - Google Patents

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JPH0456097B2
JPH0456097B2 JP58192289A JP19228983A JPH0456097B2 JP H0456097 B2 JPH0456097 B2 JP H0456097B2 JP 58192289 A JP58192289 A JP 58192289A JP 19228983 A JP19228983 A JP 19228983A JP H0456097 B2 JPH0456097 B2 JP H0456097B2
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Furanshisu Niiru Donarudo
Adeiman Burenkinsotsupu Hooru
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AI EMU AI CHITANIUMU Ltd
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    • C22METALLURGY; FERROUS OR NON-FERROUS ALLOYS; TREATMENT OF ALLOYS OR NON-FERROUS METALS
    • C22CALLOYS
    • C22C14/00Alloys based on titanium

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
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  • Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Powder Metallurgy (AREA)
  • Pressure Welding/Diffusion-Bonding (AREA)
  • Manufacture Of Alloys Or Alloy Compounds (AREA)
  • Turbine Rotor Nozzle Sealing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明はチタン合金及びその製造方法に関し、
特に高温および高応力の条件下、特に航空機エン
ジンで使用する目的のチタン合金及びその製造方
法に関する。 540℃までの操作温度が用いられるところで使
用するための合金類が提案されてきている。エン
ジンが運転されている全期間にわたつて、合金が
そのような操作温度において使用されるものでは
ないことは、了解されよう。あるエンジンにおい
て発生する最高温度は、エンジンが最大負荷の条
件下に、夏期の高温度の中の高地の飛行場から運
転されているときに存在すると普通信じられてい
る。エンジンが高度(上空)で巡航状態で運転さ
れているときには、エンジンは、はるかに低い温
度で運転される。しかし、エンジンは、いわゆる
「高温、高地」条件を勘案して設計されなければ
ならない。従つて、エンジンで使用される合金類
がそのような高温度に何千、何万時間耐えうるこ
とは必要ではないものの、そのような高温度に適
当な時間耐えうることは、必須である。 英国特許第1208319号明細書には、6%のアル
ミニウム、5%のジルコニウム、0.5%のモリブ
デン、0.25%のけい素、残部のチタンからなる合
金が記載されており、この合金は520℃までの操
作温度が発生するところでの使用に適当である。
さらに発展した合金は英国特許第1492262号明細
書に記載されており、その合金は5.5%のアルミ
ニウム、3.5%のすず、3%のジルコニウム、1
%のモリブデン、0.3%のけい素を含むチタン合
金(IMI 829)である。そのような合金は約540
℃までの温度で満足に使用できる。 上記後者の英国特許明細書に記載された合金
は、「溶接された」状態で使用されうる最も進歩
した近アルフア合金である。 本明細書において「溶接性」なる用語は、合金
から製造される物品が「溶接された状態」で使用
できることを意味するものであり、従つて単に二
つの合金片が溶接で一体に接合しうるだけでは不
充分であり、溶接された状態の合金が適当な熱処
理の後には、溶接前の合金と実質的に区別されえ
ない性質をもつべきものであり、また溶接によつ
て、航空エンジンの破損の原因となるような弱い
帯域が構造体中へ導入されてはならない。 燃費についての関心が増大して、高燃料効率の
航空エンジンの開発が進められるようになつてい
る。燃料効率を向上させる基本的な方法の一つ
は、エンジンの運転温度を高めること、およびエ
ンジン重量を低減することである。このことは、
操作温度がいずれの場合にも相対的に高く、また
エンジンの全体的運転温度が高くなつているエン
ジン中心付近で使用するためにチタン合金が考慮
されることを意味するものである。このような開
発のために、600℃までの操作温度で使用しうる
チタン合金が必要とされるようになつてきた。そ
のような耐高温性のチタン合金を製造するのが極
めて困難であることは、当業者に明かであろう。
航空エンジン用チタン合金の商業的開発はわずか
30数年以来であるにすぎず、従つてチタン合金技
術はまだ完全に理解された科学分野ではない。過
去において10℃または20℃の操作(サービス)温
度の上昇は達成しえた最高のものであつた。従つ
て540℃で使用しうる合金を600℃で使用しうる合
金とすることは、非常に飛躍的な前進である。
600℃までの操作(サービス)温度で使用しうる
ことが本発明の合金の要件であるばかりでなく、
従来は重要と考えられなかつた運転要件に適合し
なければならないことも本発明の合金に要求され
ることである。航空エンジンの運転での経験は、
チタン合金が、高引張強さ、通常の疲労、延性、
安定性、耐酸化性、高抗クリープ性、可鍛性、溶
接性およびその他の多くの要件の一般的なすべて
の要件以外に、応力破断および低周波疲労のよう
な問題に耐えなければならないことを示した。 合金組成の変化以外に、チタン合金の熱処理を
改変することによりチタン合金の性質を改善する
ために多大の研究がなされている。高クリープ強
度タイプのチタン合金は鋳造または鍛造された状
態で用いられず、それらの機械的性質を改善する
ために一連の熱処理が与えられる。部分的には、
本発明は、ある元素、すなわち炭素がチタン合金
中に存在すると、「アルフア+ベータ」接近曲線
の形が、チタン合金を「アルフア+ベータ」領域
で実用的に加工および熱処理できるような形に変
わるという意外な発見から出発している。説明の
ために付け加えるが、チタンは普通、二つの結晶
相、すなわちアルフアおよびベータ相の状態で存
在する。そのアルフア相は最密六方組織である
が、これを加熱すると、(純粋な金属チタンでは)
約880℃で体心立方ベータ相に変態する。このベ
ータ相は金属チタンの融点に至るまで安定であ
る。アルフア安定剤として知られるある種の元素
は、チタンのアルフア相を安定化させて、そのよ
うな合金についての変態温度が880℃以上に上昇
するようにする。これに対して、ベータ安定化元
素は、その変態温度を880℃以下に降下させる。
純粋な金属チタンと対照的に、合金においては、
合金を加熱する際のアルフアからベータへの変態
は単一の温度では起こらないで、その変態はアル
フアおよびベータ両相が安定に混在するある範囲
の温度にわたつて起こる。温度が増加するにつれ
て、その温度範囲ではアルフア相の割合が減少
し、そしてベータ相の割合が増加する。 予想外にも、少量の炭素によつて「アルフア+
ベータ」相の割合の接近線の形が著しく変化する
ことが判明し、さらには本発明は、ベータ領域、
「アルフア+ベータ」領域または「ベータ+けい
化物」領域のいずれかで熱機械的処理加工された
ときに融接しうるばかりでなく使用しうる近アル
フアチタン合金をここに初めて提供するものであ
る。従つて、本発明は、アルフア・ベータ熱処理
された状態で使用しうるばかりでなく、アルフ
ア・ベータ熱処理を実用化しうるような変態特性
を有する合金を提供するものである。 この明細書において使用されるすべての組成
は、特に指示のない限り「重量%」基準である。 本発明により、アルミニウム(5.35〜6.1%)、
すず(3.5〜4.5%)、ジルコニウム(3.0〜5%)、
ニオビウム(0.5〜1.5%)、モリブデン(0.15〜
0.75%)、けい素(0.2〜0.6%)、炭素(0.03〜0.1
%)、チタン(残部、ただし付随不純物は存在し
うる)の組成を有する、熱処理性及びクリープ強
度に優れたチタン合金が提供される。 アルミニウム含量は、好ましくは5.35〜5.85
%、さらに好ましくは5.45〜5.75%、またさらに
好ましくは5.6%である。すず含量は、好ましく
は4〜4.5%、さらに好ましくは4%である。ジ
ルコニウム含量は3.5〜4.5%であつてもよく、好
ましくは4%である。ニオビウム含量は0.7〜1.3
%であつてもよく、好ましくは1%である。モリ
ブデン含量は、好ましくは0.15〜0.35%、さらに
好ましくは0.2〜0.3%、またさらに好ましくは
0.25%である。けい素含量は好ましくは0.5%で
ある。 炭素含量は0.04〜0.075%であつてよく、好ま
しくは0.04〜0.06%、さらに好ましくは0.05%で
ある。 本発明の合金は、「ベータ」領域、「ベータ+け
い化物」領域または「アルフア+ベータ」領域で
の溶体化熱処理、それに続く、油焼入れもしくは
空冷、および時効硬化により熱処理しうる。典型
的には、本発明の合金はベータ変態点よりも25℃
高い温度で溶体化処理することができた。本発明
の炭素含有合金についてのベータ変態点は約1050
℃である。時効処理は典型的には、650℃での5
時間の熱処理およびそれに続く空冷処理からな
る。ベータ溶体化処理の後の空冷は、油焼入れ、
あるいは空冷であつてよい。従つて典型的には、
本発明の合金は1075℃でベータ溶体化処理し;空
冷または油焼入れし(空冷または油焼入れの選択
は、断面寸法によつて左右され、大きな断面の場
合には油焼入れによつて冷却を行うのが望まし
い);次いで650℃で5時間の単一時効処理を行い
うる。 別法として、本発明の合金は「ベータ+けい化
物」領域内約1025℃で熱処理しうる。たとえ合金
が大きな断面を持つていても、この熱処理の後に
空冷を行うことができ、低い残留内部応力および
断面全体にわたる一層均一な性質を与える。この
溶体化処理後に、合金は前記および下記のように
時効処理しうる。 さらに別の方法においては、本発明の合金は
1000℃で熱処理することができ、これは「アルフ
ア+ベータ」熱処理であり、この場合、合金は普
通約10%のアルフア相を含む。次いで油焼入れ、
または空冷される。次いで合金は前述のように時
効処理される。 単一時効処理の代りに、二段時効処理を行つて
もよく、例えば500〜600℃(典型的には535℃)
で24時間処理し、空冷し、次いで625〜700℃でさ
らに24〜48時間処理しうる。 従つて、本発明は部分的には、アルフア相およ
びベータ相が共存する「アルフア+ベータ」領域
でのアルフアからベータへの変化速度がその領域
の上方部分で小さくて、「アルフア+ベータ」熱
機械的処理のために使用する温度の選択を可能と
すること、ならびにその材料が高強度でありかつ
「アルフア+ベータ」熱処理された状態で使用し
うるという事実の発見に基づいていることが、了
解されよう。 さらに本発明は部分的には、「ベータ+けい化
物」領域での熱機械的処理およびそれに続く空冷
によつて、充分に有用な微細組織を有すると共
に、油焼入れされた材料よりも低い残留内部応力
を有する製品が得られるという発見にも基づいて
いる。 さらには、本発明の合金においては、けい素お
よびジルコニウムを併せ含むことによりクリープ
強度への相乗効果が現れることも判明した。 以下添付図を参照しつつ本発明の具体例を説明
する。 第1の比較は、5.6%のアルミニウム、4.5%の
すず、3%のジルコニウム、0.7%のニオビウム、
0.25%のモリブデン、0.4%のけい素からなる基
本組成に0.07%の炭素を添加したもの、および添
加しないものについての間で行つた。 炭素添加の効果を表Iに示す。
【表】 (表において、PSは耐力、UTSは極限引張強
度、EL5Dはゲージ長さを「5×直径」とした基
準による伸び率を示す)。 表Iより、本発明に関する新規の基本組成への
炭素添加は合金の延性の低減をもたらすように見
える。しかし、その新規基本組成を分析したとこ
ろ0.15%の高酸素濃度であることが示され、これ
が延性を多少低減させたものと思われる。
1146N.mm-2の極限引張強度は商業的応用に必要
とされる値よりもかなり大きい値であるので、強
度をこれよりも低下させて、その代わりに延性を
向上させる方法を選択してもよい。 本発明の0.07%炭素含有合金についての変態点
の測定により1075℃のベータ変態点値が得られ
た。IMI829合金および本発明の合金中に存在す
るベータ相の量の測定は第1図の接近曲線に示さ
れている(本発明の合金は前記基本組成に0.07%
の炭素を添加したものである)。その0.07%の炭
素を含む本発明の合金を加熱すると、最初の結晶
組織は実質的にアルフア組織であるが、温度がア
ルフア・ベータ変態点に達すると少量のベータ相
が形成される。温度が「アルフア+ベータ」・ベ
ータ変態点に達すると、合金は完全にベータ組織
に変態する。ベータ相の高濃度のところでは、か
なりの量のけい化物が存在して、「アルフア+ベ
ータ」相領域の上方部分に「ベータ+けい化物」
領域があると考えることができる程である。 アルフアから「アルフア+ベータ」への変態点
が、ある程度(典型的には950℃)であり、そし
て「アルフア+ベータ」からベータへの変態点が
それよりも高い温度にあるということは、これら
二つの変態点の間のすべての温度において存在す
るベータの割合を示すのに充分でないことは明か
である。IMI829合金中に存在するベータの量を
測定したところ、二つの変態点を結ぶ線は、ほと
んど直線である(第1図の線2参照)。このこと
は温度が上昇するにつれて、存在するベータの量
が一定に変化することを示している。第1図の線
2は技術的には接近曲線として知られている。こ
れに比較して、前記の基本組成に0.07%の炭素を
添加した本発明の合金についての接近曲線は、非
常に異なつた形状であり、第1図に線1で示され
ている。線1および線2の間には、二つの重要な
相違がある。第1に、「アルフア+ベータ」から
「ベータ」への変態点についての絶対値が、両合
金について著しく異なる。第2に、一層重要な意
義は、本発明の合金についての接近曲線の形が、
公知のIMI829合金のそれと著しく異なる。本発
明合金の接近曲線1の上方部分が、接近曲線2の
上方部分よりも著しく平坦であることは明らかで
ある。 「アルフア+ベータ」熱処理(溶体化処理であ
つても、機械的処理であつても)に有用な「アル
フア+ベータ」範囲は、「50%アルフア+50%ベ
ータ」から「痕跡アルフア+大部分ベータ」まで
にわたると考えられる。IMI829合金については、
50%ベータ含量は約980℃で見られ、100%ベータ
含量は約1010℃で見られる。従つてIMI829合金
を「アルフア+ベータ」熱処理しうる最大温度範
囲は30℃である。これと比較して本発明の合金に
ついての50%ベータ含量は約1000℃で見られ、そ
して100%ベータ含量は1075℃で見られる。従つ
て「アルフア+ベータ」熱処理に使用しうる温度
範囲は75℃である。よつて、本発明の合金につい
て使用しうる温度範囲は、IMI829合金について
のそれの2倍以上である。 商業的熱処理工程に関して、このように使用可
能温度範囲の幅が大きいことは、炉温度を正確な
温度に制御しうること、そして使用温度の通常の
小変動を許容しうること、において非常に有意義
である。さらには、ある合金のある製造バツチの
組成は、別の製造バツチのものと正確に同一では
ない。このようにそれぞれの製造バツチ毎にわず
かに組成が変動することは、「アルフア+ベータ」
から「ベータ」への変態温度にもわずかな変動が
あることを意味する。従つて先行技術についての
わずか30℃の範囲幅と比較して、「アルフア+ベ
ータ」溶体化処理を実施しうる75℃の温度範囲の
幅があるということは、非常に有意義な要素であ
る。 重要なのは処理範囲の幅の大きさばかりでな
く、接近曲線が上方温度部分において著しく平坦
な領域を有することである。炭素含有合金の加工
処理の固有の困難性の故に、高温度で加工処理し
うることは、非常に有用である。接近曲線の平坦
部分が上方の温度領域にあるので、「アルフア+
ベータ」加工処理を実施するのに必要とされる作
業応力は、平坦部分が下方の領域にあるときのも
のよりも低い。さらには、もし接近曲線の平坦部
分が下方の領域にあつたとすれば、その平坦部分
はベータ含有量の低い部分にあることになり、加
工処理は不可能ではないにしても非常に困難とな
る。 「アルフア+ベータ」加工処理の慣用法は、合
金を「アルフア+ベータ」領域の頂部の温度に加
熱し、その合金を加熱炉から取り出し、それを大
気中で加工処理することにより行われたことは了
解されよう。合金は輻射冷却ならびに低温工具と
の接触により急速に冷却する。有効な「アルフア
+ベータ」温度範囲が2倍以上の幅となつたこと
により、「アルフア+ベータ」加工処理のために
使用しうる時間も2倍近くになり、かくして、所
要量の加工を行うのに必要な再加熱の回数が半分
になる。 多くの場合に、延性は極限引張強度(UTS)
と同じ程度に重要な合金の性質である。従つて
UTSが許容しうる値であるとすれば(例えば
1030N.mm-2であるとすれば)、その値以上に強度
を増加することは不要であろう。従つて、靱性の
ためには、延性の向上は単なる強度の向上よりも
有利でありうる。この場合に合金を「アルフア+
ベータ」熱処理しうる能力(一部はその高いベー
タ変態点、ならびに合金の特性をよりどころとし
ている)は、かなり重要でありうる。 下記の表は、前記の基本組成および本発明の
合金の種々の熱処理を行ない、そして種々の熱処
理養生を付加した結果を示す。
【表】
【表】 すべての試験は、最初の製造、熱処理および機
械加工の後には全く応力を受けない材料について
の室温引張試験であつた。 本発明の合金はアルフア・ベータ熱処理を受け
ることができること、すなわち「アルフア+ベー
タ」領域において熱処理されて非常に満足すべき
引張強度と満足すべき延性を与えうることが判明
した。 航空エンジンに使用される材料は、応力破断に
対しても高度に耐えなければならない。応力破断
強度は、一定印加荷重の下に高温度において破断
に耐える材料の能力である。応力破断試験では合
金試料に高応力を掛け、その合金試料が破断する
までその荷重を維持する。破断までの時間を記録
する。600℃において種々の応力値で一連の応力
破断試験を実施した。その結果を表に示す。
【表】 従つて、本発明の合金は、先行公知技術の合
金、すなわちIMI829合金の約2倍の応力破断に
耐えることがわかる。説明すると、本発明の合金
の500N.mm-2の応力下での記録された破断寿命
は、261/2〜43時間の期間中に荷重を暫時解放し
たので、正確ではない。応力破断試験では、非常
に高い応力が試料に掛けられ、試料の急速なクリ
ープを生じさせる。試験装置は、試料の破損を検
知し、破損の発生した後には荷重を除く点で普通
自動的である。500N.mm-2の応力での第1の試料
に関しては、この試料は試験装置が荷重を自動的
に開放する程度までクリープした。この試料を26
1/2時間の期間の後に検査したところ、その段階
では良好な状態にあることがわかつたが、433/4
時間後に再び検査したときに荷重は開放されてい
た。荷重を再び掛けたところ、試料は3/4時間後
に破損した。このことが表に破断寿命が271/4
〜441/2時間と表示されている理由である。なん
となれば、荷重が最初の261/2時間の直後に開放
されたのか、433/4時間の直前に開放されたのか
わからなかつたからである。 第2図は、本発明の合金の使用により先行技術
の最適合金のIMI829よりも応力破断の改善が得
られることを明瞭に示している。IMI829合金で
の結果は左手の曲線3であり、これは本発明で得
られた結果の右手の曲線4の約1/2にすぎない
(任意の応力値における破断に至る時間数に関し
て)。これは高い応力値において特に明瞭である。 ジルコニウムとけい素との組合せによる著しい
効果が、本発明の合金において600℃での印加ク
リープ荷重の温度で観察された。従前は、ジルコ
ニウムは3〜4%間の値のクリープ強度に小さく
かつ比較的著しくない効果を有するものと考えら
れていた。この効果は有益であると思えられてい
たものの、著しくはなかつた。本発明の前には、
けい素の効果は約0.25%の濃度まではクリープ強
度を改善することであると考えられていた。この
濃度は、本発明のタイプの合金におけるけい素の
固溶限にほぼ相当するものである。けい素は、今
までは約0.25%以上の濃度では効果がないと考え
られたいた。 今や、けい素とジルコニウムとは一緒になつ
て、著しくクリープ強度を改善することが発見さ
れた。第3図によれば、200N.mm-2の荷重の下に
600℃で測定した合計塑性歪率(TPS%)は、け
い素の含量が0.2%から0.4%に増加すると0.55%
(100時間後)から0.275%(100時間後)に減少す
ることが示される。またジルコニウム含量を合計
塑性歪に対してプロツトした場合(目盛は線型)、
そのジルコニウム含量の曲線も、けい素の曲線と
全く一致することが示されている。これが錯体状
けい化物の存在によるものであるか、あるいはそ
の他の理由、例えば被試験試料の温度によるもの
かは、明かでない。 本発明チタン合金についての最適組成の一例
は、5.6%のアルミニウム、4%のすず、4%の
ジルコニウム、1%のニオビウム、0.25%のモリ
ブデン、0.5%のけい素、0.05%の炭素である。 アルミニウム含量は、すずと組合せて有利な強
度効果が得られると同時に、普通はアルミニウム
とすずとの合計含量を増加すると起こりうる不安
定性効果を可及的に少なくするように、設定され
た。 けい素およびジルコニウムの含量は、前述の理
由のために600℃の温度におけるクリープ強度を
増加するように両者一緒に選定された。一般に、
合金の延性はクリープ強度が増加すると、低減す
る。しかし、けい素濃度を高くすると、合金を
「アルフア+ベータ」領域と「ベータ」領域との
間の「ベータ+けい化物」領域で熱処理および加
工することができる。このタイプの「ベータ+け
い化物」領域熱処理は合金の破壊靱性を改善し、
耐き裂伝ぱ性を向上させるものでなければならな
い。 ニオビウム濃度は合金の安定性を最大化するよ
うに選択され、モリブデン濃度は機械的特性のバ
ランスを取るために前記の範囲に最適化された。
この範囲内では、強度と延性が最適化され、ジエ
ツトエンジン中での長時間の高温への暴露後もこ
のバランスを保つことができる。 炭素含量は約0.05%が最適であると考えられ、
その理由はこれよりも高含量になると、本発明の
合金に必要とされる以上にまで強度が不必要に増
加すると考えられるからである。
【図面の簡単な説明】
第1図は温度(横軸;℃)とベータ相の割合
(縦軸;%)との関係を示すグラフであり、曲線
1は本発明合金の一例、曲線2は先行技術の最適
合金の一例のものである。第2図は応力破断試験
結果を示すグラフであり、横軸は時間(hrs)、縦
軸は応力(N.mm-2)である。曲線3は先行技術
の合金、曲線4は本発明合金である。第3図はけ
い素またはジルコニウム含量(横軸)と合計塑性
歪率(%;縦軸)との関係を示すグラフである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 アルミニウム 5.35〜6.1% すず 3.5 〜4.5% ジルコニウム 3.0 〜5 % ニオビウム 0.5 〜1.5% モリブデン 0.15〜0.75% けい素 0.2〜0.6% 炭素 0.03〜0.1% チタン 残部 よりなる組成の、熱処理性及びクリープ強度に優
    れたチタン合金。 2 アルミニウム含量が5.35〜5.85%の範囲内で
    あり、モリブデン含量が0.15〜0.35%の範囲内で
    ある、特許請求の範囲第1項に記載の合金。 3 アルミニウム含量が5.45〜5.75%である、特
    許請求の範囲第1項に記載の合金。 4 すず含量が4.0〜4.5%である、特許請求の範
    囲第1項に記載の合金。 5 ジルコニウム含量が3.5〜4.5%である、特許
    請求の範囲第1項に記載の合金。 6 ニオビウム含量が0.7〜1.3%である、特許請
    求の範囲第1項に記載の合金。 7 モリブデン含量が0.2〜0.3である、特許請求
    の範囲第1項に記載の合金。 8 炭素含量が0.04〜0.075%である、特許請求
    の範囲第1項に記載の合金。 9 チタン合金の整合方法であつて、 下記の組成からなるチタン合金の素材を用意す
    る工程と: アルミニウム 5.35〜6.1% すず 3.5 〜4.5% ジルコニウム 3.0 〜5 % ニオビウム 0.5 〜1.5% モリブデン 0.15〜0.75% けい素 0.2〜0.6% 炭素 0.03〜0.1% チタン 残部 前記合金素材を「ベータ」領域、「ベータ+け
    い化物」領域または「アルフア+ベータ」領域で
    溶体化熱処理する工程と、: 油焼入れまたは空冷する工程と: 時効硬化する工程と からなる、熱処理性及びクリープ強度に優れたチ
    タン合金の製造方法。 10 前記時効硬化は二段時効処理であり、その
    第1段熱処理を第2段熱処理よりも低温で実施す
    るものである、特許請求の範囲第9項に記載のチ
    タン合金の製造方法。
JP58192289A 1982-10-15 1983-10-14 熱処理性及びクリープ強度に優れたチタン合金及びその製造方法 Granted JPS5989744A (ja)

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