JPH045649B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH045649B2 JPH045649B2 JP61309240A JP30924086A JPH045649B2 JP H045649 B2 JPH045649 B2 JP H045649B2 JP 61309240 A JP61309240 A JP 61309240A JP 30924086 A JP30924086 A JP 30924086A JP H045649 B2 JPH045649 B2 JP H045649B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hemicellulose
- intestinal
- bifidobacterium
- bacteria
- rice bran
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Coloring Foods And Improving Nutritive Qualities (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
Description
産業上の利用分野
本発明は、ヘミセルロースBを有効成分とする
整腸剤に関する。本発明に係るヘミセルロースB
は、腸内細菌として有益なビフイドバクテリウム
菌に発酵されるため、ビフイドバクテリウム菌の
腸内増殖を促進して整腸作用をするものと考え
る。 技術的背景 セルロース、ヘミセルロース、水溶性及び不溶
性ペクチン質、リグニン、キチン、粘質物(ガラ
クトマンナン、グルコマンナンなど)、海藻多糖
質、化学修飾多糖類(化工澱粉、カルボキシメチ
ルセルロース)等は、食物繊維(ダイエタリー・
フアイバー)又は食餌性繊維と称せられ、ヒトの
消化酵素により消化されない食物中の難消化性成
分であるが、近年、それの摂取が有益な生理作用
を示すことから注目されてきている。 すなわち、これらの食物繊維を摂取すると、
腸の活動を高め、食物の腸内通過時間を短縮して
有害物質の吸収を阻害する、腸内容量及び糞便
量を増大する。コレステロール、胆汗酸、重金
属を吸着して排泄する、腸内菌のバランスを有
用菌優位として無害化する、等の生理上の効果が
あると報告されている。 一方、ビフイドバクテリウム菌はヒトの腸管内
に生育し、腸内のPHを低下させることにより、腐
敗性細菌の増殖に対して拮抗的作用を示して腐敗
生成物の生成を抑制する等生理的に有用な菌種で
あることが知られている。 本発明者は、上記食物繊維に含まれる水溶性多
糖類の腸内細菌に対する発酵性を検討した結果、
水溶性多糖類はビフイドバクテリウム菌に選択的
に発酵され、一方腐敗性細菌に発酵されないこと
を見出し、本発明をなすに至つた。 発明が解決しようとする課題 本発明は、腸内有用菌であるビフイドバクテリ
ウム菌に選択的に発酵されるヘミセルロースBを
有効成分とする整腸剤を提供することを課題とす
る。 以下本発明を詳しく説明する。 発明の構成 本発明の特徴は、ヘミセルロースBを有効成分
とする整腸剤にある。すなわち、ヘミセルロース
Bの摂取により腸内細菌であるビフイドバクテリ
ウム菌の増殖を促進することにより、該多糖類自
体の生理的作用とビフイドバクテリウム菌の生理
的作用により整腸効果を示すものである。 課題を解決するための手段 本発明で有効成分として利用するヘミセルロー
スBは、米糠、小麦麸またはトウモロコシ外皮等
の殻物精選に際して得られる副生物をn−ヘキサ
ンのような有機溶媒で脱脂処理した後、水酸化ナ
トリウム溶液を加えて窒素ガスで置換した容器内
で抽出する。この抽出液から遠心分離等の操作に
より残渣を除去し、中和した後、イオン交換樹脂
により除蛋白した上清に、適宜脱塩処理を行つた
後、エタノールを加えるとヘミセルロースBの沈
澱物が得られ、この沈澱物を適宜乾燥するとヘミ
セルロースBの粉末が得られる。 このようにして得られるヘミセルロースB粉末
は、無味であつて、水溶性であるため、タブレツ
ト形態、ドリンク剤形態として摂取することがで
き、また、そのまま食物に混合して摂取してもよ
い。 なお、このヘミセルロースBはアラビノースと
キシロースが結合した形態の多糖である。次に、
脱脂米糠及び小麦麸由来の水溶性多糖類の成分組
成を表1に示す。
整腸剤に関する。本発明に係るヘミセルロースB
は、腸内細菌として有益なビフイドバクテリウム
菌に発酵されるため、ビフイドバクテリウム菌の
腸内増殖を促進して整腸作用をするものと考え
る。 技術的背景 セルロース、ヘミセルロース、水溶性及び不溶
性ペクチン質、リグニン、キチン、粘質物(ガラ
クトマンナン、グルコマンナンなど)、海藻多糖
質、化学修飾多糖類(化工澱粉、カルボキシメチ
ルセルロース)等は、食物繊維(ダイエタリー・
フアイバー)又は食餌性繊維と称せられ、ヒトの
消化酵素により消化されない食物中の難消化性成
分であるが、近年、それの摂取が有益な生理作用
を示すことから注目されてきている。 すなわち、これらの食物繊維を摂取すると、
腸の活動を高め、食物の腸内通過時間を短縮して
有害物質の吸収を阻害する、腸内容量及び糞便
量を増大する。コレステロール、胆汗酸、重金
属を吸着して排泄する、腸内菌のバランスを有
用菌優位として無害化する、等の生理上の効果が
あると報告されている。 一方、ビフイドバクテリウム菌はヒトの腸管内
に生育し、腸内のPHを低下させることにより、腐
敗性細菌の増殖に対して拮抗的作用を示して腐敗
生成物の生成を抑制する等生理的に有用な菌種で
あることが知られている。 本発明者は、上記食物繊維に含まれる水溶性多
糖類の腸内細菌に対する発酵性を検討した結果、
水溶性多糖類はビフイドバクテリウム菌に選択的
に発酵され、一方腐敗性細菌に発酵されないこと
を見出し、本発明をなすに至つた。 発明が解決しようとする課題 本発明は、腸内有用菌であるビフイドバクテリ
ウム菌に選択的に発酵されるヘミセルロースBを
有効成分とする整腸剤を提供することを課題とす
る。 以下本発明を詳しく説明する。 発明の構成 本発明の特徴は、ヘミセルロースBを有効成分
とする整腸剤にある。すなわち、ヘミセルロース
Bの摂取により腸内細菌であるビフイドバクテリ
ウム菌の増殖を促進することにより、該多糖類自
体の生理的作用とビフイドバクテリウム菌の生理
的作用により整腸効果を示すものである。 課題を解決するための手段 本発明で有効成分として利用するヘミセルロー
スBは、米糠、小麦麸またはトウモロコシ外皮等
の殻物精選に際して得られる副生物をn−ヘキサ
ンのような有機溶媒で脱脂処理した後、水酸化ナ
トリウム溶液を加えて窒素ガスで置換した容器内
で抽出する。この抽出液から遠心分離等の操作に
より残渣を除去し、中和した後、イオン交換樹脂
により除蛋白した上清に、適宜脱塩処理を行つた
後、エタノールを加えるとヘミセルロースBの沈
澱物が得られ、この沈澱物を適宜乾燥するとヘミ
セルロースBの粉末が得られる。 このようにして得られるヘミセルロースB粉末
は、無味であつて、水溶性であるため、タブレツ
ト形態、ドリンク剤形態として摂取することがで
き、また、そのまま食物に混合して摂取してもよ
い。 なお、このヘミセルロースBはアラビノースと
キシロースが結合した形態の多糖である。次に、
脱脂米糠及び小麦麸由来の水溶性多糖類の成分組
成を表1に示す。
【表】
次に、上記ヘミセルロースB粉末の腸内細菌に
対する発酵性試験を行つた結果を示す。腸内細菌
に対する発酵性試験 試験方法: ヒト由来のストレプトコツカス属、ラクトバチ
ルス属、ビフイドバクテリウム属、クロストリジ
ウム属、スタフイロコツカス属、及びバクテロイ
デス属に属する菌株を用いて行つた。 培地は、バクテロイデス属にPYF液体培地を
用い、それぞれに水溶性多糖類0.25%を無菌的に
添加して用いた。その培地に各菌体懸濁液を菌数
が105〜106個となるように接種し、嫌気的に48時
間培養した。一方、対照としてグルコース0.5%
添加培地、また盲検として糖類無添加培地を用
い、同様に各菌体を培養した。 各菌体の発酵性は、グルコース培養液の660nm
における吸光度の値から盲検値を差し引いた値を
100とし、各培養液の660nmにおける吸光度の値
から盲検値を差し引いた値を換算して表した。
対する発酵性試験を行つた結果を示す。腸内細菌
に対する発酵性試験 試験方法: ヒト由来のストレプトコツカス属、ラクトバチ
ルス属、ビフイドバクテリウム属、クロストリジ
ウム属、スタフイロコツカス属、及びバクテロイ
デス属に属する菌株を用いて行つた。 培地は、バクテロイデス属にPYF液体培地を
用い、それぞれに水溶性多糖類0.25%を無菌的に
添加して用いた。その培地に各菌体懸濁液を菌数
が105〜106個となるように接種し、嫌気的に48時
間培養した。一方、対照としてグルコース0.5%
添加培地、また盲検として糖類無添加培地を用
い、同様に各菌体を培養した。 各菌体の発酵性は、グルコース培養液の660nm
における吸光度の値から盲検値を差し引いた値を
100とし、各培養液の660nmにおける吸光度の値
から盲検値を差し引いた値を換算して表した。
【表】
【表】
【表】
試験結果:
表4に示すとおりである。
【表】
上記試験結果から、本発明の有効成分であるヘ
ミセルロースBがビフイドバクテリウム菌に選択
的に発酵されることがわかる。 以下実施例を示して本発明とその効果を具体的
に説明する。 実施例 ヘミセルロースBの調製: 脱脂した米糠100gに0.5N水酸化ナトリウム溶
液1を加え、窒素ガスで置換した容器内で1130
ストローク/分、18時間で抽出した。この抽出液
を遠心分離(3000rpm,10分間)で残渣を除去
し、酢酸で中和した後、最終濃度7%になるよう
トリクロル酢酸を加えて除蛋白して上清を得た。
次に、限外濾過で脱塩し、上清の約4倍量のエタ
ノールを加えて水溶性多糖の沈澱を得た。 この沈澱物を水で溶解した後、凍結乾燥してヘ
ミセルロースB4gの粉末を得た。 なお、上記脱脂米糠に代えて小麦麸100gを用
いて同様に処理した場合にはヘミセルロースB6
gの粉末が得られた。 ヘミセルロースBの整腸作用: 次に、上述のごとくして得られた米糠由来のヘ
ミセルロースBの整腸作用を調べるために、下記
により動物試験を行つた。 盲腸内内容物のPH測定 体重約70gのSD系ラツト(日本クレア(株)製)
を対照飼料で7日間予備飼育した後、1群4匹ず
つ2群に分け、表5に示したごとくの実験飼料の
投与して、3週間飼育した。なお、飼料及び水は
自由に摂取させた。 盲腸内内容物のPHは、エーテル麻酔下で開腹し
て盲腸内内容物を取出し、PHメーターにより測定
した。 動物実験に用いた飼料の成分組成を表5に、飼
料投与後の盲腸内内容物のPHを表6に、腸内菌代
謝産物の有機酸量を表7にそれぞれ示す。
ミセルロースBがビフイドバクテリウム菌に選択
的に発酵されることがわかる。 以下実施例を示して本発明とその効果を具体的
に説明する。 実施例 ヘミセルロースBの調製: 脱脂した米糠100gに0.5N水酸化ナトリウム溶
液1を加え、窒素ガスで置換した容器内で1130
ストローク/分、18時間で抽出した。この抽出液
を遠心分離(3000rpm,10分間)で残渣を除去
し、酢酸で中和した後、最終濃度7%になるよう
トリクロル酢酸を加えて除蛋白して上清を得た。
次に、限外濾過で脱塩し、上清の約4倍量のエタ
ノールを加えて水溶性多糖の沈澱を得た。 この沈澱物を水で溶解した後、凍結乾燥してヘ
ミセルロースB4gの粉末を得た。 なお、上記脱脂米糠に代えて小麦麸100gを用
いて同様に処理した場合にはヘミセルロースB6
gの粉末が得られた。 ヘミセルロースBの整腸作用: 次に、上述のごとくして得られた米糠由来のヘ
ミセルロースBの整腸作用を調べるために、下記
により動物試験を行つた。 盲腸内内容物のPH測定 体重約70gのSD系ラツト(日本クレア(株)製)
を対照飼料で7日間予備飼育した後、1群4匹ず
つ2群に分け、表5に示したごとくの実験飼料の
投与して、3週間飼育した。なお、飼料及び水は
自由に摂取させた。 盲腸内内容物のPHは、エーテル麻酔下で開腹し
て盲腸内内容物を取出し、PHメーターにより測定
した。 動物実験に用いた飼料の成分組成を表5に、飼
料投与後の盲腸内内容物のPHを表6に、腸内菌代
謝産物の有機酸量を表7にそれぞれ示す。
【表】
【表】
【表】
【表】
表6に示す通り、米糠由来のヘミセルロースB
を投与することにより盲腸内のPHが低下し、又表
7に示す通り、ビフイドバクテリウム菌の代謝産
物である酢酸が産生され、従つて腐敗性細菌の繁
殖を抑制することが期待される。 糞中のビフイドバクテリウム菌数の測定: 実験期間中の0,1,2及び3週目毎に糞を採
取し、光岡の方法に従つてビフイドバクテリウム
菌数を測定した。結果は図に示すとおりである。
図にみられるとおり、米糠由来のヘミセルロース
B投与群では、1週目よりビフイドバクテリウム
菌数が顕著に増加することがわかる。
を投与することにより盲腸内のPHが低下し、又表
7に示す通り、ビフイドバクテリウム菌の代謝産
物である酢酸が産生され、従つて腐敗性細菌の繁
殖を抑制することが期待される。 糞中のビフイドバクテリウム菌数の測定: 実験期間中の0,1,2及び3週目毎に糞を採
取し、光岡の方法に従つてビフイドバクテリウム
菌数を測定した。結果は図に示すとおりである。
図にみられるとおり、米糠由来のヘミセルロース
B投与群では、1週目よりビフイドバクテリウム
菌数が顕著に増加することがわかる。
図は、米糠由来のヘミセルロースBを添加した
飼料を投与したラツト群と、ヘミセルロースB無
添加の対照飼料を投与したラツト群の各糞中のビ
フイドバクテリウム菌数の経日変化を示したもの
である。
飼料を投与したラツト群と、ヘミセルロースB無
添加の対照飼料を投与したラツト群の各糞中のビ
フイドバクテリウム菌数の経日変化を示したもの
である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 ヘミセルロースBを有効成分とする整腸剤。 2 ヘミセルロースBが米糠、小麦麸又はトウモ
ロコシ外皮由来のものである特許請求の範囲1項
記載の整腸剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61309240A JPS63165325A (ja) | 1986-12-27 | 1986-12-27 | 整腸剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61309240A JPS63165325A (ja) | 1986-12-27 | 1986-12-27 | 整腸剤 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63165325A JPS63165325A (ja) | 1988-07-08 |
| JPH045649B2 true JPH045649B2 (ja) | 1992-02-03 |
Family
ID=17990614
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61309240A Granted JPS63165325A (ja) | 1986-12-27 | 1986-12-27 | 整腸剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS63165325A (ja) |
Families Citing this family (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0611764B2 (ja) * | 1988-12-07 | 1994-02-16 | 雪印乳業株式会社 | 水溶性ヘミセルロースの製造方法 |
| JP3007645B2 (ja) * | 1990-01-10 | 2000-02-07 | 日本食品化工株式会社 | 腸内有害酵素の活性抑制剤 |
| JP2787252B2 (ja) * | 1991-06-17 | 1998-08-13 | 雪印乳業株式会社 | 大腸癌抑制剤 |
| JP4698796B2 (ja) * | 2000-05-15 | 2011-06-08 | 日本食品化工株式会社 | 免疫賦活剤 |
| JP4499406B2 (ja) * | 2003-12-19 | 2010-07-07 | 三井農林株式会社 | 腸内機能改善剤 |
| JP2007222126A (ja) * | 2006-02-27 | 2007-09-06 | Chikuno Shokuhin Kogyo Kk | 脱タンパク脱脂米糠を使用した餡 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| SE7504053L (sv) * | 1975-04-09 | 1976-10-10 | Draco Ab | Svellmedel |
| JPS62205766A (ja) * | 1986-03-04 | 1987-09-10 | Tanpei Seiyaku Kk | 繊維性食品 |
-
1986
- 1986-12-27 JP JP61309240A patent/JPS63165325A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63165325A (ja) | 1988-07-08 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |