JPH0471053B2 - - Google Patents
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- JPH0471053B2 JPH0471053B2 JP15700984A JP15700984A JPH0471053B2 JP H0471053 B2 JPH0471053 B2 JP H0471053B2 JP 15700984 A JP15700984 A JP 15700984A JP 15700984 A JP15700984 A JP 15700984A JP H0471053 B2 JPH0471053 B2 JP H0471053B2
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Description
「発明の目的」
産業上の利用分野
本発明のニキビ治療用の皮膚外用剤に関する。
従来の技術
ニキビは主として思春期に発現する皮膚疾患で
病名な尋常性座瘡といい、臨床的には“毛嚢脂腺
系を中心に毛孔に起る慢性の炎症性変化”と定義
されている。 ニキビの病因は現在まだ明らかではなく、種々
の要因が複雑にからみあつている皮膚疾患ではあ
るが一般には、皮脂分泌過剰、毛嚢角化、毛嚢内
細菌が重要な役割をはたしていると考えられてい
る。 従つて、ニキビ治療の外用薬としては、各要因
に対応して皮脂分泌抑制剤および抗菌物質を配合
したクリーム、軟膏が一般に多用されている。し
かし、既存の各種薬剤を配合したニキビ治療薬に
は種々の欠点があつた。たとえば、皮脂分泌抑制
剤である女性ホルモンは表皮の生長を抑制し、脂
腺の分泌を減少させるものであるが、ホルモン剤
をひきおこす副作用は思春期の男女にとつて好ま
しいものではない。また、ヘキサクロロフエン、
トリクロロカルバニリド、およびベンザルコニウ
ムクロリドなどの抗菌剤は、皮膚常在のニキビ菌
であるプロピオニバクテリウムアクネス
(Propioni−bacterium acnes)に対して、試験
管内では極めて高い抗菌力を発揮しても、実際に
クリーム、軟膏などに配合してニキビ治療に用い
ると、期待した治瘉効果を発揮しないのがほとん
どである。 発明が解決しようとする問題点 本発明者らはホルモン様副作用を示さず皮膚に
対して温和でかつニキビ治療効果に優れた薬剤を
得るべく鋭意研究を重ねた結果、 一般式 〔式中、点線は2重結合でありうることを示す〕 で表わされる化合物またはそのエステル、エーテ
ル(以下、単に“化合物〔〕”と略称する)
角質溶解剤並びにゲル化剤および/またはアル
コール類を含有する組成物が、化合物〔〕と角
質溶解剤との組合せによる予期せざる優れた効果
を生み、しかも化合物〔〕の製剤上の欠点であ
つた溶解性の低さを改善するとともに角質溶解剤
の刺激性を和らげ、さらには吸収効果の増大によ
るニキビの早期治療をも達成することを見出して
本発明を完成した。 「発明の構成」 問題点を解決するための手段 本発明に用いられる化合物〔〕は優れた抗男
性ホルモン作用を有し〔特公昭49−16856号公報、
特開昭57−53499号公報、特開昭58−57227号公
報。〕、なかでもオキセンドロン(16β−エチル−
17β−ヒドロキシ−4−エストレン−3−オン)
は前立腺肥大症治療剤として市販されている(商
品名“プロステチン”、武田薬品工業株式会社)。 化合物〔〕に含まれるエステル、エーテルは
17位のヒドロキシ部分がエステル化、エーテル化
された化合物を意味する。17位のエステルとして
はC1〜18アルカノイル基、C2〜18アルケノイル基と
のエステルがあげられ、これらの基は置換されて
もよい。C1〜18アルカノイル基としては具体的に
はホルミル、アセチル、プロピオニル、ブチリ
ル、イソブチリル、バレリル、ビバロイル、カプ
ロイル、エナントイル、カプリロイル、ラウロイ
ル、ミリストイル、パルミトイル、ステアロイル
などがあげられる。C2〜18アルケノイル基として
は具体的にはクロトノイル、オレオイル、リノレ
オイル、リノレノイルなどがあげられる。これら
のアルカノイル基、アルケノイル基の置換基とし
てはハロゲン原子(たとえばフツ素、塩素など)、
ヒドロキシ基、メルカプト基、オキソ基、チオキ
ン基、C1〜6アルコキシ基(たとえばメトキシ、エ
トキシなど)、C1〜6アルキルチオ基(たとえばメ
チルチオ、エチルチオなど)、C1〜18アルカノイル
オキシ基(C1〜18アルカノイルはたとえば前記し
たもの)、C2〜18アルケノイルオキシ基(C2〜18ア
ルケノイルはたとえば前記したもの)、C6〜12アリ
ール基(たとえばフエニル、ナフチルなど)、
C6〜12アリールオキシ基などがあげられる。置換
されたアルカノイル基をより具体的にあげるとク
ロロアセチル、フエニルアセチル、フエノキシア
セチル、ベンゾイル、カプロイルオキシアセチ
ル、エナントイルオキシアセチル、(2−エチル
ブチリルオキシ)アセチルなどである。17位のエ
ーテルとしてはメチル、エチル、プロピル、ブチ
ル、ペンチルなどのC1〜6アルキル基とのエーテ
ル、メトキシメチル、メトキシエチル、エトキシ
メチル、エトキシエチルなどのC1〜6アルコキシ−
C1〜6アルキル基とのエーテルのほか、テトラヒド
ロピラニル、テトラヒドロフリル、テトラヒドロ
チエニルなどの基とのエーテルがあげられる。こ
れらのエステル体、エーテル体は、公知の方法或
は自体公知の方法によつて製造される。 本発明の組成物における化合物〔〕の配合量
は0.001〜2W/V%である。0.001W/V%未満
では本発明の効果を発揮しえない。また、配合量
が多いほどニキビ治療効果は大きいが、実質的に
は2W/V%以下で十分である。 一般のニキビ治療用の組成物に好適に配合され
る角質溶解剤(皮脂腺の導管の過角質化を抑制す
る作用を有する製剤)としては、硫黄、二硫化セ
レン、過酸化ベンゾイル、サリチル酸、ビタミン
A酸などがあるが、オキセンドロンないしその誘
導体との相乗効果を考慮した場合、尿素、レゾル
シノールが特に好適であり、その皮膚外用剤中の
配合量は0.05〜5W/V%が好適である。 本発明に用いられるゲル化剤としては具体的に
はカルボキシビニルポリマー(CVP、たとえば
Goodrich社製カルボポール940、同941、和光
純薬製ハイビスワコー103、同104、同105な
ど)、カルボキシメチルセルロース(CMC)、カ
ルボキシメチルセルロースナトリウム(CMC−
Na)、メチルセルロース(MC)、ヒドロキシエ
チルセルロース(HEC)、ヒドロキシプロピルセ
ルロース(HPC)、ポリビニルアルコール
(PVA)などがあげられるが、好ましくはCVPで
ある。これらのゲル化剤はゲル化作用のほか、増
粘剤、安定化剤の働きをかねる場合がある。 本発明の組成物におけるゲル化剤の配合量は
0.001〜20W/V%である。好ましいゲル化剤と
してあげたCVPの好ましい配合量は0.01〜5W/
V%である。 本発明に用いられるアルコール類としては一価
アルコールおよび多価アルコールがあげられ、そ
れらから選ばれるものが単独で、または混合して
用いられる。一価アルコールとしてはたとえばエ
タノール、n−プロパノール、i−プロパノー
ル、n−ブタノール、i−ブタノール、sec−ブ
タノール、tert−ブタノール、n−ペンタノー
ル、n−ヘキサノール、ラウリルアルコール、セ
チルアルコールなどの脂肪族C1〜18アルコール、
たとえばシクロプロパノール、シクロブタノール
などの脂環状C3〜17アルコール、たとえばベンジ
ルアルコール、フエネチルアルコールなどのフエ
ニル−1〜6アルカノールなどがあげられる。なか
んづくエタノール、ベンジルアルコールが繁用さ
れ、これらのアルコールは化合物〔〕の溶解性
の低さを補つて本発明の組成物の吸収性、浸透性
を増加させる働きをする。多価アルコールとして
はたとえばエチレングリコール、プロピレングリ
コール、トリメチレングリコール、1,3−ブタ
ンジオール、グリセリン、ソルビトールなどの脂
肪族C2〜6多価アルコール(水酸基の数は2〜6)
のほか、ジエチレングリコール、ポリエチルング
リコール(平均分子量200〜2000)、ジプロピレン
グリコール、ポリプロピレングリコール(平均分
子量200〜2000)などがあげられる。これらの多
価アルコールは一価アルコールと同様に溶剤とし
て作用するほか、保湿剤として働く場合もある。 本発明の組成物におけるアルコール類の配合量
は5〜70W/V%である。 本発明の皮膚外用剤には皮脂分泌抑制剤、抗菌
剤、界面活性剤、増粘剤、保湿剤、収斂剤、PH調
整剤、香料、色素、水などの通常使用される補助
成分を、本発明の効果を損わない範囲で適宜配合
することができる。皮脂分泌抑制剤としてはエス
トラジオールなどの女性ホルモンがあげられる。
抗菌剤としてはヘキサクロロフエン、トリクロロ
カルバニリド、ベンザルコニウムクロリド、フエ
ノール、セチルピリジニウムクロリド、ウンデシ
レン酸、ビチオノールなどがあげられる。界面活
性剤としては非イオン性界面活性剤、アニオン性
界面活性剤、両性界面活性剤などがあげられ、好
ましくは非イオン性界面活性剤、アニオン性界面
活性剤である。非イオン性界面活性剤としてはた
とえばポリオキシエチレン脂肪族アルコールエー
テル(EO重合度5〜50、脂肪族アルコールは炭
素数12〜18、たとえばBrij35、同78、同98な
ど)、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル(EO重
合度8〜50、脂肪酸は炭素数12〜18、たとえば
Myrij45、同52、同53など)、ソルビタン脂肪
酸エステル(EO重合度0〜40、脂肪酸は炭素数
12〜18、たとえばTween20、同40、同60、同
80、Span20、同40、同60、同80など)、ポリオ
キシエチレン硬化ヒマシ油(EO重合度5〜60、
たとえばニツコールHCO−50、同60、同100な
ど)などがあげられる。アニオン性界面活性剤と
してはたとえばナトリウム石鹸(炭素数12〜18)、
カリウム石鹸(炭素数12〜18)などがあげられ
る。保湿剤としては例えば、ヒアルロン酸、コン
ドロイチン硫酸、ピロリドンカルボン酸及びこれ
らの塩などがあげられる。収斂剤としてはたとえ
ば、タンニンなどがあげられる。 これらの補助成分の使用量は通常、0.01〜
10W/V%、好ましくは0.1〜3W/V%である。 本発明の組成物は、上記した化合物〔〕
角質溶解剤ゲル化剤および/またはアルコール
類の有効成分のほかに適当量の補助成分を、それ
自体公知の方法で混合することにより製造するこ
とができる。 また、本組成物のPHの範囲は通常4〜8の範
囲、好ましくは6〜8の範囲であり、前記したPH
調整剤を用いてPHを調整してもよい。 本発明の皮膚外用剤の性状は、クリーム、軟
膏、ローシヨンなどの外皮に適用できる性状のも
のであればいずれでもよい。ゲル軟膏としての処
方例を実施例に記載した。 作 用 本発明の皮膚外用剤はその症状にもよるが、通
常1日に1〜数回、1回に0.1mg〜0.5g程度を患
部に塗布すればよい。この塗布方法により通常軽
度のニキビは数日で、重症のニキビでも2〜3週
間で消失する。また本治療方法を施しても副作用
は全く観察されない。 実施例 処方例 1 オキセンドロン0.2gをベンジルアルコール5.0
gとエタノール20.0gの混合液に溶解し、これに
ポリエチレングリコール(PEG−600)15.0gを
添加溶解後、尿素1.0gを精製水10.0gに溶かし
た溶液を加える。ついでカルボキシビニルポリマ
ー(カルボポール940)0.8gとヒアルロン酸0.1
gを精製水20.0gに溶かした溶液を添加して撹拌
混合したのち、さらに精製水27.7gを加え、トリ
エタノールアミン0.2gで中和することによりゲ
ル状の外用剤を得た。 処方例1と同様にしてオキセンドロン0.2〜2.0
%を含有するゲル軟膏を得た。それらの配合量を
処方例1とならべて処方例1〜8として表に示し
た。
病名な尋常性座瘡といい、臨床的には“毛嚢脂腺
系を中心に毛孔に起る慢性の炎症性変化”と定義
されている。 ニキビの病因は現在まだ明らかではなく、種々
の要因が複雑にからみあつている皮膚疾患ではあ
るが一般には、皮脂分泌過剰、毛嚢角化、毛嚢内
細菌が重要な役割をはたしていると考えられてい
る。 従つて、ニキビ治療の外用薬としては、各要因
に対応して皮脂分泌抑制剤および抗菌物質を配合
したクリーム、軟膏が一般に多用されている。し
かし、既存の各種薬剤を配合したニキビ治療薬に
は種々の欠点があつた。たとえば、皮脂分泌抑制
剤である女性ホルモンは表皮の生長を抑制し、脂
腺の分泌を減少させるものであるが、ホルモン剤
をひきおこす副作用は思春期の男女にとつて好ま
しいものではない。また、ヘキサクロロフエン、
トリクロロカルバニリド、およびベンザルコニウ
ムクロリドなどの抗菌剤は、皮膚常在のニキビ菌
であるプロピオニバクテリウムアクネス
(Propioni−bacterium acnes)に対して、試験
管内では極めて高い抗菌力を発揮しても、実際に
クリーム、軟膏などに配合してニキビ治療に用い
ると、期待した治瘉効果を発揮しないのがほとん
どである。 発明が解決しようとする問題点 本発明者らはホルモン様副作用を示さず皮膚に
対して温和でかつニキビ治療効果に優れた薬剤を
得るべく鋭意研究を重ねた結果、 一般式 〔式中、点線は2重結合でありうることを示す〕 で表わされる化合物またはそのエステル、エーテ
ル(以下、単に“化合物〔〕”と略称する)
角質溶解剤並びにゲル化剤および/またはアル
コール類を含有する組成物が、化合物〔〕と角
質溶解剤との組合せによる予期せざる優れた効果
を生み、しかも化合物〔〕の製剤上の欠点であ
つた溶解性の低さを改善するとともに角質溶解剤
の刺激性を和らげ、さらには吸収効果の増大によ
るニキビの早期治療をも達成することを見出して
本発明を完成した。 「発明の構成」 問題点を解決するための手段 本発明に用いられる化合物〔〕は優れた抗男
性ホルモン作用を有し〔特公昭49−16856号公報、
特開昭57−53499号公報、特開昭58−57227号公
報。〕、なかでもオキセンドロン(16β−エチル−
17β−ヒドロキシ−4−エストレン−3−オン)
は前立腺肥大症治療剤として市販されている(商
品名“プロステチン”、武田薬品工業株式会社)。 化合物〔〕に含まれるエステル、エーテルは
17位のヒドロキシ部分がエステル化、エーテル化
された化合物を意味する。17位のエステルとして
はC1〜18アルカノイル基、C2〜18アルケノイル基と
のエステルがあげられ、これらの基は置換されて
もよい。C1〜18アルカノイル基としては具体的に
はホルミル、アセチル、プロピオニル、ブチリ
ル、イソブチリル、バレリル、ビバロイル、カプ
ロイル、エナントイル、カプリロイル、ラウロイ
ル、ミリストイル、パルミトイル、ステアロイル
などがあげられる。C2〜18アルケノイル基として
は具体的にはクロトノイル、オレオイル、リノレ
オイル、リノレノイルなどがあげられる。これら
のアルカノイル基、アルケノイル基の置換基とし
てはハロゲン原子(たとえばフツ素、塩素など)、
ヒドロキシ基、メルカプト基、オキソ基、チオキ
ン基、C1〜6アルコキシ基(たとえばメトキシ、エ
トキシなど)、C1〜6アルキルチオ基(たとえばメ
チルチオ、エチルチオなど)、C1〜18アルカノイル
オキシ基(C1〜18アルカノイルはたとえば前記し
たもの)、C2〜18アルケノイルオキシ基(C2〜18ア
ルケノイルはたとえば前記したもの)、C6〜12アリ
ール基(たとえばフエニル、ナフチルなど)、
C6〜12アリールオキシ基などがあげられる。置換
されたアルカノイル基をより具体的にあげるとク
ロロアセチル、フエニルアセチル、フエノキシア
セチル、ベンゾイル、カプロイルオキシアセチ
ル、エナントイルオキシアセチル、(2−エチル
ブチリルオキシ)アセチルなどである。17位のエ
ーテルとしてはメチル、エチル、プロピル、ブチ
ル、ペンチルなどのC1〜6アルキル基とのエーテ
ル、メトキシメチル、メトキシエチル、エトキシ
メチル、エトキシエチルなどのC1〜6アルコキシ−
C1〜6アルキル基とのエーテルのほか、テトラヒド
ロピラニル、テトラヒドロフリル、テトラヒドロ
チエニルなどの基とのエーテルがあげられる。こ
れらのエステル体、エーテル体は、公知の方法或
は自体公知の方法によつて製造される。 本発明の組成物における化合物〔〕の配合量
は0.001〜2W/V%である。0.001W/V%未満
では本発明の効果を発揮しえない。また、配合量
が多いほどニキビ治療効果は大きいが、実質的に
は2W/V%以下で十分である。 一般のニキビ治療用の組成物に好適に配合され
る角質溶解剤(皮脂腺の導管の過角質化を抑制す
る作用を有する製剤)としては、硫黄、二硫化セ
レン、過酸化ベンゾイル、サリチル酸、ビタミン
A酸などがあるが、オキセンドロンないしその誘
導体との相乗効果を考慮した場合、尿素、レゾル
シノールが特に好適であり、その皮膚外用剤中の
配合量は0.05〜5W/V%が好適である。 本発明に用いられるゲル化剤としては具体的に
はカルボキシビニルポリマー(CVP、たとえば
Goodrich社製カルボポール940、同941、和光
純薬製ハイビスワコー103、同104、同105な
ど)、カルボキシメチルセルロース(CMC)、カ
ルボキシメチルセルロースナトリウム(CMC−
Na)、メチルセルロース(MC)、ヒドロキシエ
チルセルロース(HEC)、ヒドロキシプロピルセ
ルロース(HPC)、ポリビニルアルコール
(PVA)などがあげられるが、好ましくはCVPで
ある。これらのゲル化剤はゲル化作用のほか、増
粘剤、安定化剤の働きをかねる場合がある。 本発明の組成物におけるゲル化剤の配合量は
0.001〜20W/V%である。好ましいゲル化剤と
してあげたCVPの好ましい配合量は0.01〜5W/
V%である。 本発明に用いられるアルコール類としては一価
アルコールおよび多価アルコールがあげられ、そ
れらから選ばれるものが単独で、または混合して
用いられる。一価アルコールとしてはたとえばエ
タノール、n−プロパノール、i−プロパノー
ル、n−ブタノール、i−ブタノール、sec−ブ
タノール、tert−ブタノール、n−ペンタノー
ル、n−ヘキサノール、ラウリルアルコール、セ
チルアルコールなどの脂肪族C1〜18アルコール、
たとえばシクロプロパノール、シクロブタノール
などの脂環状C3〜17アルコール、たとえばベンジ
ルアルコール、フエネチルアルコールなどのフエ
ニル−1〜6アルカノールなどがあげられる。なか
んづくエタノール、ベンジルアルコールが繁用さ
れ、これらのアルコールは化合物〔〕の溶解性
の低さを補つて本発明の組成物の吸収性、浸透性
を増加させる働きをする。多価アルコールとして
はたとえばエチレングリコール、プロピレングリ
コール、トリメチレングリコール、1,3−ブタ
ンジオール、グリセリン、ソルビトールなどの脂
肪族C2〜6多価アルコール(水酸基の数は2〜6)
のほか、ジエチレングリコール、ポリエチルング
リコール(平均分子量200〜2000)、ジプロピレン
グリコール、ポリプロピレングリコール(平均分
子量200〜2000)などがあげられる。これらの多
価アルコールは一価アルコールと同様に溶剤とし
て作用するほか、保湿剤として働く場合もある。 本発明の組成物におけるアルコール類の配合量
は5〜70W/V%である。 本発明の皮膚外用剤には皮脂分泌抑制剤、抗菌
剤、界面活性剤、増粘剤、保湿剤、収斂剤、PH調
整剤、香料、色素、水などの通常使用される補助
成分を、本発明の効果を損わない範囲で適宜配合
することができる。皮脂分泌抑制剤としてはエス
トラジオールなどの女性ホルモンがあげられる。
抗菌剤としてはヘキサクロロフエン、トリクロロ
カルバニリド、ベンザルコニウムクロリド、フエ
ノール、セチルピリジニウムクロリド、ウンデシ
レン酸、ビチオノールなどがあげられる。界面活
性剤としては非イオン性界面活性剤、アニオン性
界面活性剤、両性界面活性剤などがあげられ、好
ましくは非イオン性界面活性剤、アニオン性界面
活性剤である。非イオン性界面活性剤としてはた
とえばポリオキシエチレン脂肪族アルコールエー
テル(EO重合度5〜50、脂肪族アルコールは炭
素数12〜18、たとえばBrij35、同78、同98な
ど)、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル(EO重
合度8〜50、脂肪酸は炭素数12〜18、たとえば
Myrij45、同52、同53など)、ソルビタン脂肪
酸エステル(EO重合度0〜40、脂肪酸は炭素数
12〜18、たとえばTween20、同40、同60、同
80、Span20、同40、同60、同80など)、ポリオ
キシエチレン硬化ヒマシ油(EO重合度5〜60、
たとえばニツコールHCO−50、同60、同100な
ど)などがあげられる。アニオン性界面活性剤と
してはたとえばナトリウム石鹸(炭素数12〜18)、
カリウム石鹸(炭素数12〜18)などがあげられ
る。保湿剤としては例えば、ヒアルロン酸、コン
ドロイチン硫酸、ピロリドンカルボン酸及びこれ
らの塩などがあげられる。収斂剤としてはたとえ
ば、タンニンなどがあげられる。 これらの補助成分の使用量は通常、0.01〜
10W/V%、好ましくは0.1〜3W/V%である。 本発明の組成物は、上記した化合物〔〕
角質溶解剤ゲル化剤および/またはアルコール
類の有効成分のほかに適当量の補助成分を、それ
自体公知の方法で混合することにより製造するこ
とができる。 また、本組成物のPHの範囲は通常4〜8の範
囲、好ましくは6〜8の範囲であり、前記したPH
調整剤を用いてPHを調整してもよい。 本発明の皮膚外用剤の性状は、クリーム、軟
膏、ローシヨンなどの外皮に適用できる性状のも
のであればいずれでもよい。ゲル軟膏としての処
方例を実施例に記載した。 作 用 本発明の皮膚外用剤はその症状にもよるが、通
常1日に1〜数回、1回に0.1mg〜0.5g程度を患
部に塗布すればよい。この塗布方法により通常軽
度のニキビは数日で、重症のニキビでも2〜3週
間で消失する。また本治療方法を施しても副作用
は全く観察されない。 実施例 処方例 1 オキセンドロン0.2gをベンジルアルコール5.0
gとエタノール20.0gの混合液に溶解し、これに
ポリエチレングリコール(PEG−600)15.0gを
添加溶解後、尿素1.0gを精製水10.0gに溶かし
た溶液を加える。ついでカルボキシビニルポリマ
ー(カルボポール940)0.8gとヒアルロン酸0.1
gを精製水20.0gに溶かした溶液を添加して撹拌
混合したのち、さらに精製水27.7gを加え、トリ
エタノールアミン0.2gで中和することによりゲ
ル状の外用剤を得た。 処方例1と同様にしてオキセンドロン0.2〜2.0
%を含有するゲル軟膏を得た。それらの配合量を
処方例1とならべて処方例1〜8として表に示し
た。
【表】
臨床例
臨床例をあげて本発明の効果を更に詳細に説明
する。 (使用薬剤) 前記の処方1で得たゲル軟膏タイプの皮膚外用
剤を使用した。 (使用対象および観察期間) 15〜30歳までの男女計15名。 (使用方法) 化粧石鹸を用いて顔面をよく洗浄したのち、皮
疹の上にのみ、前記したゲル軟膏タイプの皮膚外
用剤を1日に1〜3回塗布せしめた。 (観察項目および観察日) 面皰、丘疹、膿皰の3症状について観察し、そ
の個々の所見の程度をそれぞれ高度(4)、中程度
(3)、軽度(2)、軽微(1)、なし(0)の5段階に分けて
評価した。またこれらの3症状の程度を総合して
尋常性座瘡の治療前の重篤度を、重症、中等症、
軽症の3段階に分けた。経過観察は、治療前、治
療1週間後()、2週間後()、3週間後
()、4週間後()の各回に行つた。 (全般改善度) 使用前と比較した使用薬剤により症状の改善度
を著しく軽快()、かなり軽快()、やや軽快
(+)、不変(±)、増悪(−)の5段階に分けた。 (有用性) 全般も改善度から、きわめて有用()、かな
り有用()、やや有用(+)、無効(±)と判定
した。
する。 (使用薬剤) 前記の処方1で得たゲル軟膏タイプの皮膚外用
剤を使用した。 (使用対象および観察期間) 15〜30歳までの男女計15名。 (使用方法) 化粧石鹸を用いて顔面をよく洗浄したのち、皮
疹の上にのみ、前記したゲル軟膏タイプの皮膚外
用剤を1日に1〜3回塗布せしめた。 (観察項目および観察日) 面皰、丘疹、膿皰の3症状について観察し、そ
の個々の所見の程度をそれぞれ高度(4)、中程度
(3)、軽度(2)、軽微(1)、なし(0)の5段階に分けて
評価した。またこれらの3症状の程度を総合して
尋常性座瘡の治療前の重篤度を、重症、中等症、
軽症の3段階に分けた。経過観察は、治療前、治
療1週間後()、2週間後()、3週間後
()、4週間後()の各回に行つた。 (全般改善度) 使用前と比較した使用薬剤により症状の改善度
を著しく軽快()、かなり軽快()、やや軽快
(+)、不変(±)、増悪(−)の5段階に分けた。 (有用性) 全般も改善度から、きわめて有用()、かな
り有用()、やや有用(+)、無効(±)と判定
した。
【表】
【表】
上記結果から明からな通り、男3名、女12名計
15名の臨床テスト結果は、±(不変)が1名(5
%)、+(やゝ軽快)が1名(5%)、(かなり有
用)が4名(30%)、(きわめて有用)が9名
(60%)であり、本発明の皮膚外用剤の著しし効
果が立証された。
15名の臨床テスト結果は、±(不変)が1名(5
%)、+(やゝ軽快)が1名(5%)、(かなり有
用)が4名(30%)、(きわめて有用)が9名
(60%)であり、本発明の皮膚外用剤の著しし効
果が立証された。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 一般式 [式中、点線は2重結合でありうることを示
す] で表される化合物及び/又はそのエステル、エ
ーテルを0.001〜2w/v%、 尿素及び/又はレゾルシノールを0.05〜
0.1w/v% 0.001〜20w/v%のゲル化剤及び/又は5
〜70w/v%のアルコール類、 を含有することを特徴とする皮膚外用剤。
Priority Applications (7)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15700984A JPS6136219A (ja) | 1984-07-27 | 1984-07-27 | 皮膚外用剤 |
| AU32434/84A AU570998B2 (en) | 1983-09-07 | 1984-08-27 | Topical steroid compositions for acne |
| EP19840110548 EP0138029B1 (en) | 1983-09-07 | 1984-09-05 | Pharmaceutical composition |
| GR80293A GR80293B (en) | 1983-09-07 | 1984-09-05 | Pharmaceutical composition |
| DE8484110548T DE3485408D1 (de) | 1983-09-07 | 1984-09-05 | Pharmazeutische zusammensetzung. |
| ES535711A ES8608535A1 (es) | 1983-09-07 | 1984-09-06 | Procedimiento para preparar una composicion para el tratamiento topico de acne |
| US06/648,276 US4657901A (en) | 1983-09-07 | 1984-09-07 | Pharmaceutical composition |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15700984A JPS6136219A (ja) | 1984-07-27 | 1984-07-27 | 皮膚外用剤 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6136219A JPS6136219A (ja) | 1986-02-20 |
| JPH0471053B2 true JPH0471053B2 (ja) | 1992-11-12 |
Family
ID=15640182
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15700984A Granted JPS6136219A (ja) | 1983-09-07 | 1984-07-27 | 皮膚外用剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6136219A (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4837378A (en) * | 1986-01-15 | 1989-06-06 | Curatek Pharmaceuticals, Inc. | Topical metronidazole formulations and therapeutic uses thereof |
| JPH01246219A (ja) * | 1988-03-25 | 1989-10-02 | Nippon Nohyaku Co Ltd | 抗真菌外用クリーム組成物 |
| JPH01242525A (ja) * | 1988-03-25 | 1989-09-27 | Nippon Nohyaku Co Ltd | 抗真菌外用剤 |
| US6765001B2 (en) | 2001-12-21 | 2004-07-20 | Medicis Pharmaceutical Corporation | Compositions and methods for enhancing corticosteroid delivery |
| JP6169781B2 (ja) | 2013-04-28 | 2017-07-26 | ビーワイディー カンパニー リミテッドByd Company Limited | 電気ヒータ、デフロスタ、暖房空調システム及び車輌 |
-
1984
- 1984-07-27 JP JP15700984A patent/JPS6136219A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6136219A (ja) | 1986-02-20 |
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