JPH047548B2 - - Google Patents
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- JPH047548B2 JPH047548B2 JP58216485A JP21648583A JPH047548B2 JP H047548 B2 JPH047548 B2 JP H047548B2 JP 58216485 A JP58216485 A JP 58216485A JP 21648583 A JP21648583 A JP 21648583A JP H047548 B2 JPH047548 B2 JP H047548B2
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- gas
- reaction
- fibers
- synthetic resin
- separator
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- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01M—PROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
- H01M50/00—Constructional details or processes of manufacture of the non-active parts of electrochemical cells other than fuel cells, e.g. hybrid cells
- H01M50/40—Separators; Membranes; Diaphragms; Spacing elements inside cells
- H01M50/409—Separators, membranes or diaphragms characterised by the material
- H01M50/44—Fibrous material
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01M—PROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
- H01M50/00—Constructional details or processes of manufacture of the non-active parts of electrochemical cells other than fuel cells, e.g. hybrid cells
- H01M50/40—Separators; Membranes; Diaphragms; Spacing elements inside cells
- H01M50/409—Separators, membranes or diaphragms characterised by the material
- H01M50/411—Organic material
- H01M50/414—Synthetic resins, e.g. thermoplastics or thermosetting resins
- H01M50/417—Polyolefins
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Electrochemistry (AREA)
- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Cell Separators (AREA)
Description
(イ) 産業上の利用分野
本発明は炭素−炭素結合を有する合成樹脂繊
維、例えばポリプロピレン、ポリエステル、ビニ
ロン等の合成樹脂繊維により構成される電池用セ
パレータに関する。 (ロ) 従来技術 従来、例えばニツケル−カドミウム蓄電池用の
セパレータとしてはナイロン不織布が多く用いら
れてきた。これはナイロン不織布が適度な強度、
ガス透過性及び親水性を有しているためである。
しかしながら、ナイロンは素材そのものの耐アル
カリ性、耐酸化性が十分であるとは言い難く、特
に45℃以上の温度では比較的簡単に分解してしま
うことが知られている。すなわち、高温で電池を
充電した場合には、電池内で発生した酸素ガスに
よりナイロンが炭酸ガス、水、アンモニア等に分
解される訳であるが、この炭酸ガスやアンモニア
は電池特性に悪影響を及ぼす。また、更に分解が
進むとセパレータとしての絶縁能力が低下し、つ
いには電池内部短絡を引き起こす。この問題を解
決するためにセパレータの素材をポリオレフイン
系の樹脂に変更しようとする試みが続けられてお
り、特に高温下で使用する電池を中心にポリプロ
ピレン不織布が使用されるようになつてきた。 ポリプロピレン不織布は耐アルカリ性、耐酸化
性に優れ、また強度やガス透過性等についてもナ
イロン不織布と同等のものが得られてはいるが、
素材自体が親水性に乏しいことから電解液の保持
能力に欠けていた。そのためポリプロピレン不織
布を使用した電池は、電池容量や内部抵抗をはじ
めとして電池特性全般においてナイロン不織布を
使用した電池より劣りがちであつた。 このポリプロピレン不織布の電解液保持能力を
向上させるために、ナイロン繊維あるいはガラ
ス繊維などと混紡して不織布とする。界面活性
剤を繊維表面に塗布する。繊維系を細くするな
どにより不織布構造面で改良を加える。放射線
等の照射により繊維表面に親水基をグラフト重合
させる等の数多くの試みがなされているが、未だ
十分優れた電解液保持能力の向上のための方法は
見出されていない。 (ハ) 発明の目的 本発明はセパレターの素材である炭素−炭素結
合を有する合成樹脂繊維、例えばポリプロピレ
ン、ポリエステル、ビニロン等の合成樹脂繊維の
表面処理を行なうことで親水性及び保液性の向上
した電池用セパレータを提供せしめんとするもの
である。 (ニ) 発明の構成 本発明の電池用セパレータは、炭素−炭素結合
を有する合成樹脂繊維、例えばポリプロピレン、
ポリエステル、ビニロン等の合成樹脂繊維とフツ
素を含む反応ガスとを接触反応させてなる繊維を
用いたものである。 炭素−炭素結合を有する合成樹脂繊維とフツ素
ガスとを接触反応させると、前記繊維の表面層に
おいて、例えば主鎖の−CH2−CH2−のHにフツ
素ガスがアタツクしHとFとが置換されて主鎖中
に部分的に−CF2−が生成するという主反応や、
例えば合成樹脂繊維表面に吸着せる酸素を取り込
み部分的に−C−O−Fが生成したり、或るいは
主鎖の−CH2−のHにフツ素ガスがアタツクをす
るが、切断されたC−H結合のCの周辺にFが存
在しないと炭素同志が反応して部分的に−C=C
−を生成するという副反応が生じる。この主反応
或るいは副反応によつて繊維表面における主鎖の
−CH2−CH2−の正則性が乱れ、その結果、合成
樹脂繊維の表面エネルギーが変化する。そして、
この反応時の反応熱が高い場合には繊維表面を部
分的に溶融して表面積を増大させるに至る。第1
図及び第2図は夫々フツ素ガス処理前及び処理後
のポリプロピレン繊維の電子顕微鏡写真(×
5000)であり、明らかにフツ素ガス処理後のもの
は表面が荒れた状態となつていることが伺える。
さて、フツ素ガスとの接触による主反応で、合成
樹脂繊維の表面において生成する−CF2−によつ
て、前述したように、表面エネルギーが変化する
のであるが、この変化は表面エネルギーが低下す
るように変化し、その結果、水との接触角が小さ
くなり、水と濡れ易くなる。 又、前述せる副反応或るいは表面積の増大も、
繊維が水と濡れ易くなるのに寄与する。 このように、本発明による電池用セパレータは
従来のセパレータに比して親水性及び保液性が優
れるものである。 ところで、フツ素ガスと炭素−炭素結合を有す
る合成樹脂繊維との反応であるが、フツ素ガスは
極めて反応性に富むガスであるため、フツ素ガス
と合成樹脂繊維とを接触させるだけで反応は容易
に進行し、前述したように、主鎖中に部分的に−
CF2−が生成するという主反応、或るいは部分的
に−C−O−Fや−C=C−を生成するという副
反応が生じる。このように、フツ素ガスと炭素−
炭素結合を有する合成樹脂繊維との反応が容易に
起きることから、反応場に副反応物質を存在させ
ておけば樹脂表面に副反応物質を取り込むことが
可能となる。この効果を利用して積極的に親水基
の導入を図つた繊維を用いると、更に親水性の向
上した電池用セパレータとなる。例えば前記反応
ガスとしてフツ素ガスに加えて酸素ガスや亜硫酸
ガスを混入したものを用いることが考えられる。
反応場に酸素ガスが存在すれば反応表面にC−O
−FやC=Oなる極性基が形成されるし、亜硫酸
ガスが存在すればスルフオン基等が形成され親水
性が更に向上する。また、本発明の電池用セパレ
ータに用いられる繊維は、表面に親水性を有する
有機物よりなる界面活性剤の薄層を塗布形成した
状態で反応ガスと反応させると、フツ素ガスとの
反応に伴つて塗布された有機物と樹脂が結合して
親水性が著しく向上する。 (ホ) 実施例 以下に本発明の実施例を示し説明する。 実施例 1 比重1.23の水酸化カリウム溶液で充分洗浄した
ポリプロピレン不織布(厚さ0.21mm、目付65g/
m2)を準備し、この不織布を鉄製の反応容器内に
収納し真空排気した後、フツ素ガスを窒素ガスで
希釈してなる反応ガスを前記容器内に大気圧にな
るまで導入して一定時間反応させた。その後再び
容器内のガスを真空排気し窒素ガスを導入して反
応ガスを完全に除去した後前記不織布を取り出し
た。 こうして作成された本発明のセパレータ及び前
記フツ素ガスによる処理前のポリプロピレン不織
布からなるセパレータを用い、電池に組み込む前
及び電池に組み込み充放電サイクルを行なつた後
に於けるセパレータの親水性を測定した。充放電
サイクルを行なつた後のセパレータは、密閉形ニ
ツケル−カドミウム蓄電池に組み込み、室温で
0.1cの電流で11時間充電した後0.8cの電流で1時
間放電するというサイクル条件で50回繰り返し充
放電したのち、電池を解体して取り出し洗浄・乾
燥したものをサンプルとして用いた。親水性の評
価方法としては、これらセパレータを20mm巾のタ
ンザク状に切断し、セパレータの一端を比重1.23
の水酸化カリウム溶液に浸漬し、10分間静置した
時の水酸化カリウム溶液がセパレータに吸収上昇
した高さ(吸液高さ)により判断する方法を採用
した。この結果を表1に示す。
維、例えばポリプロピレン、ポリエステル、ビニ
ロン等の合成樹脂繊維により構成される電池用セ
パレータに関する。 (ロ) 従来技術 従来、例えばニツケル−カドミウム蓄電池用の
セパレータとしてはナイロン不織布が多く用いら
れてきた。これはナイロン不織布が適度な強度、
ガス透過性及び親水性を有しているためである。
しかしながら、ナイロンは素材そのものの耐アル
カリ性、耐酸化性が十分であるとは言い難く、特
に45℃以上の温度では比較的簡単に分解してしま
うことが知られている。すなわち、高温で電池を
充電した場合には、電池内で発生した酸素ガスに
よりナイロンが炭酸ガス、水、アンモニア等に分
解される訳であるが、この炭酸ガスやアンモニア
は電池特性に悪影響を及ぼす。また、更に分解が
進むとセパレータとしての絶縁能力が低下し、つ
いには電池内部短絡を引き起こす。この問題を解
決するためにセパレータの素材をポリオレフイン
系の樹脂に変更しようとする試みが続けられてお
り、特に高温下で使用する電池を中心にポリプロ
ピレン不織布が使用されるようになつてきた。 ポリプロピレン不織布は耐アルカリ性、耐酸化
性に優れ、また強度やガス透過性等についてもナ
イロン不織布と同等のものが得られてはいるが、
素材自体が親水性に乏しいことから電解液の保持
能力に欠けていた。そのためポリプロピレン不織
布を使用した電池は、電池容量や内部抵抗をはじ
めとして電池特性全般においてナイロン不織布を
使用した電池より劣りがちであつた。 このポリプロピレン不織布の電解液保持能力を
向上させるために、ナイロン繊維あるいはガラ
ス繊維などと混紡して不織布とする。界面活性
剤を繊維表面に塗布する。繊維系を細くするな
どにより不織布構造面で改良を加える。放射線
等の照射により繊維表面に親水基をグラフト重合
させる等の数多くの試みがなされているが、未だ
十分優れた電解液保持能力の向上のための方法は
見出されていない。 (ハ) 発明の目的 本発明はセパレターの素材である炭素−炭素結
合を有する合成樹脂繊維、例えばポリプロピレ
ン、ポリエステル、ビニロン等の合成樹脂繊維の
表面処理を行なうことで親水性及び保液性の向上
した電池用セパレータを提供せしめんとするもの
である。 (ニ) 発明の構成 本発明の電池用セパレータは、炭素−炭素結合
を有する合成樹脂繊維、例えばポリプロピレン、
ポリエステル、ビニロン等の合成樹脂繊維とフツ
素を含む反応ガスとを接触反応させてなる繊維を
用いたものである。 炭素−炭素結合を有する合成樹脂繊維とフツ素
ガスとを接触反応させると、前記繊維の表面層に
おいて、例えば主鎖の−CH2−CH2−のHにフツ
素ガスがアタツクしHとFとが置換されて主鎖中
に部分的に−CF2−が生成するという主反応や、
例えば合成樹脂繊維表面に吸着せる酸素を取り込
み部分的に−C−O−Fが生成したり、或るいは
主鎖の−CH2−のHにフツ素ガスがアタツクをす
るが、切断されたC−H結合のCの周辺にFが存
在しないと炭素同志が反応して部分的に−C=C
−を生成するという副反応が生じる。この主反応
或るいは副反応によつて繊維表面における主鎖の
−CH2−CH2−の正則性が乱れ、その結果、合成
樹脂繊維の表面エネルギーが変化する。そして、
この反応時の反応熱が高い場合には繊維表面を部
分的に溶融して表面積を増大させるに至る。第1
図及び第2図は夫々フツ素ガス処理前及び処理後
のポリプロピレン繊維の電子顕微鏡写真(×
5000)であり、明らかにフツ素ガス処理後のもの
は表面が荒れた状態となつていることが伺える。
さて、フツ素ガスとの接触による主反応で、合成
樹脂繊維の表面において生成する−CF2−によつ
て、前述したように、表面エネルギーが変化する
のであるが、この変化は表面エネルギーが低下す
るように変化し、その結果、水との接触角が小さ
くなり、水と濡れ易くなる。 又、前述せる副反応或るいは表面積の増大も、
繊維が水と濡れ易くなるのに寄与する。 このように、本発明による電池用セパレータは
従来のセパレータに比して親水性及び保液性が優
れるものである。 ところで、フツ素ガスと炭素−炭素結合を有す
る合成樹脂繊維との反応であるが、フツ素ガスは
極めて反応性に富むガスであるため、フツ素ガス
と合成樹脂繊維とを接触させるだけで反応は容易
に進行し、前述したように、主鎖中に部分的に−
CF2−が生成するという主反応、或るいは部分的
に−C−O−Fや−C=C−を生成するという副
反応が生じる。このように、フツ素ガスと炭素−
炭素結合を有する合成樹脂繊維との反応が容易に
起きることから、反応場に副反応物質を存在させ
ておけば樹脂表面に副反応物質を取り込むことが
可能となる。この効果を利用して積極的に親水基
の導入を図つた繊維を用いると、更に親水性の向
上した電池用セパレータとなる。例えば前記反応
ガスとしてフツ素ガスに加えて酸素ガスや亜硫酸
ガスを混入したものを用いることが考えられる。
反応場に酸素ガスが存在すれば反応表面にC−O
−FやC=Oなる極性基が形成されるし、亜硫酸
ガスが存在すればスルフオン基等が形成され親水
性が更に向上する。また、本発明の電池用セパレ
ータに用いられる繊維は、表面に親水性を有する
有機物よりなる界面活性剤の薄層を塗布形成した
状態で反応ガスと反応させると、フツ素ガスとの
反応に伴つて塗布された有機物と樹脂が結合して
親水性が著しく向上する。 (ホ) 実施例 以下に本発明の実施例を示し説明する。 実施例 1 比重1.23の水酸化カリウム溶液で充分洗浄した
ポリプロピレン不織布(厚さ0.21mm、目付65g/
m2)を準備し、この不織布を鉄製の反応容器内に
収納し真空排気した後、フツ素ガスを窒素ガスで
希釈してなる反応ガスを前記容器内に大気圧にな
るまで導入して一定時間反応させた。その後再び
容器内のガスを真空排気し窒素ガスを導入して反
応ガスを完全に除去した後前記不織布を取り出し
た。 こうして作成された本発明のセパレータ及び前
記フツ素ガスによる処理前のポリプロピレン不織
布からなるセパレータを用い、電池に組み込む前
及び電池に組み込み充放電サイクルを行なつた後
に於けるセパレータの親水性を測定した。充放電
サイクルを行なつた後のセパレータは、密閉形ニ
ツケル−カドミウム蓄電池に組み込み、室温で
0.1cの電流で11時間充電した後0.8cの電流で1時
間放電するというサイクル条件で50回繰り返し充
放電したのち、電池を解体して取り出し洗浄・乾
燥したものをサンプルとして用いた。親水性の評
価方法としては、これらセパレータを20mm巾のタ
ンザク状に切断し、セパレータの一端を比重1.23
の水酸化カリウム溶液に浸漬し、10分間静置した
時の水酸化カリウム溶液がセパレータに吸収上昇
した高さ(吸液高さ)により判断する方法を採用
した。この結果を表1に示す。
【表】
表1よりフツ素ガスによる処理を行なつたセパ
レータはいずれもフツ素ガスによる処理を行なわ
なかつたセパレータに比し親水性が上昇している
ことがわかる。また、フツ素ガス濃度5%の反応
ガスで処理したものが、フツ素ガス濃度1%の反
応ガスで処理したものに比し親水性が劣つてい
る。この理由は、フツ素ガスの量が多くなるとフ
ツ素ガスと合成樹脂繊維の反応がより進行し、繊
維の表面エネルギーが小さくなり、更に親水性が
向上すると考えられるが、−CF2−の生成量が増
え過ぎると−CH2−に代わつて、多量の−CF2−
により表面の正則性が確立され、表面エネルギー
の変化が抑えられ、その結果、親水性が低下する
と考えられる。 実施例 2 実施例1と同様水酸化カリウム溶液で洗浄した
ポリプロピレン不織布を反応容器に収納し真空排
気した後、一定量の酸素もしくは亜硫酸ガスを導
入し、次いで窒素で希釈したフツ素ガスを大気圧
になるまで導入して一定時間反応させた。その後
再び容器内のガスを真空排気して窒素ガスを導入
して反応ガスの完全な除去を行なつたのち前記不
織布を取り出した。 こうして作成されたセパレータを実施例1と同
様な操作を行なつて親水性を測定した。この結果
を表に示す。
レータはいずれもフツ素ガスによる処理を行なわ
なかつたセパレータに比し親水性が上昇している
ことがわかる。また、フツ素ガス濃度5%の反応
ガスで処理したものが、フツ素ガス濃度1%の反
応ガスで処理したものに比し親水性が劣つてい
る。この理由は、フツ素ガスの量が多くなるとフ
ツ素ガスと合成樹脂繊維の反応がより進行し、繊
維の表面エネルギーが小さくなり、更に親水性が
向上すると考えられるが、−CF2−の生成量が増
え過ぎると−CH2−に代わつて、多量の−CF2−
により表面の正則性が確立され、表面エネルギー
の変化が抑えられ、その結果、親水性が低下する
と考えられる。 実施例 2 実施例1と同様水酸化カリウム溶液で洗浄した
ポリプロピレン不織布を反応容器に収納し真空排
気した後、一定量の酸素もしくは亜硫酸ガスを導
入し、次いで窒素で希釈したフツ素ガスを大気圧
になるまで導入して一定時間反応させた。その後
再び容器内のガスを真空排気して窒素ガスを導入
して反応ガスの完全な除去を行なつたのち前記不
織布を取り出した。 こうして作成されたセパレータを実施例1と同
様な操作を行なつて親水性を測定した。この結果
を表に示す。
【表】
主反応ガスであるフツ素ガスを単独で用いた場
合に比し、フツ素ガスに副反応ガスとしての酸素
ガスや亜硫酸ガスを加えて用いた場合の方がより
親水性が増加していることがわかる。 実施例 3 実施例1と同様の水酸化カリウム溶液で洗浄し
たポリプロピレン不織布の表面にノニオン系界面
活性剤を約0.2重量%噴霧し、これを実施例1及
び2と同様の手順で処理した。 こうして作成されたセパレータ及び表面に前記
界面活性剤の塗布のみ行なつたセパレータを、実
施例1と同様の操作を行なつて親水性を測定し
た。この結果を表3に示す。
合に比し、フツ素ガスに副反応ガスとしての酸素
ガスや亜硫酸ガスを加えて用いた場合の方がより
親水性が増加していることがわかる。 実施例 3 実施例1と同様の水酸化カリウム溶液で洗浄し
たポリプロピレン不織布の表面にノニオン系界面
活性剤を約0.2重量%噴霧し、これを実施例1及
び2と同様の手順で処理した。 こうして作成されたセパレータ及び表面に前記
界面活性剤の塗布のみ行なつたセパレータを、実
施例1と同様の操作を行なつて親水性を測定し
た。この結果を表3に示す。
【表】
【表】
表3よりフツ素ガスとの接触反応に際し、樹脂
表面に界面活性剤の薄層を塗布形成させておくこ
とで、ポリプロピレン不織布の親水性がより一層
向上し、電池内での充放電サイクル後に於いても
良好な親水性を示すことがわかる。これは、界面
活性剤が繊維と結合し充放電サイクルによつても
容易に除去されないためと考えられる。これに対
して樹脂表面に界面活性剤の薄層を塗布形成のみ
行なつたものは、サイクル前では高い親水性を示
すが、充放電サイクルを行なうことにより界面活
性剤が容易に除去され、サイクル後ではほとんど
親水性が維持されていない。 前記実施例においてはポリオレフイン系のポリ
プロピレン不織布を用いた場合について群述した
が、例えばポリエステルやビニロンなども炭素−
炭素結合を有する合成樹脂繊維であるので、フツ
素を含む反応ガスと接触反応させることにより前
記合成樹脂繊維の表面エネルギーが低下し、これ
らについても反応前のものに比べて、更に水と濡
れやすくすることができる。したがつて、鉛電
池、一次電池用セパレータの親水性向上に対して
も有効である。 また、実施例では不織布の形態に構成された合
成樹脂繊維を、フツ素ガスを含む反応ガスと接触
反応させたが、これは一般に不織布の製造工程に
於いて繊維同志を結合するときに熱処理を行なう
ため、予めフツ素処理を行なつた樹脂繊維を用い
て不織布を製造すると、この熱処理によつて繊維
の表面層が溶融する恐れがあり、本発明の効果が
半減するからである。 尚、実施例に於いてはセパレータ用の合成樹脂
繊維体をタンザク状にして、反応ガスと接触反応
させる所謂、バツチ処理によりセパレータの表面
処理を行なつたが、本発明品はガスとの接触反応
により得られるものであるから、どのような形態
であつても反応は比較的均一となるためセパレー
タ用の合成樹脂繊維体を帯状にし、連続的に供給
して反応ガスと接触反応させる所謂、連続処理に
よりセパレータの表面処理を行なうことも可能で
ある。 (ヘ) 発明の効果 本発明の電池用セパレータは、炭素−炭素結合
を有する合成樹脂繊維、例えばポリプロピレン、
ポリエステル、ビニロン等の合成樹脂繊維とフツ
素を含む反応ガスとを接触反応させてなる繊維を
用いたものであるから、樹脂表面の形態が変化し
て親水性が向上し、電解液の保持能力が上がり、
電池に用いた際の電池性能を向上せしめることが
できる。また、前記反応ガスとの接触反応に於い
て反応場に副反応物質を存在させておき樹脂表面
に親水基を導入すれば、より一層親水性の向上し
たセパレータが得ることができる。
表面に界面活性剤の薄層を塗布形成させておくこ
とで、ポリプロピレン不織布の親水性がより一層
向上し、電池内での充放電サイクル後に於いても
良好な親水性を示すことがわかる。これは、界面
活性剤が繊維と結合し充放電サイクルによつても
容易に除去されないためと考えられる。これに対
して樹脂表面に界面活性剤の薄層を塗布形成のみ
行なつたものは、サイクル前では高い親水性を示
すが、充放電サイクルを行なうことにより界面活
性剤が容易に除去され、サイクル後ではほとんど
親水性が維持されていない。 前記実施例においてはポリオレフイン系のポリ
プロピレン不織布を用いた場合について群述した
が、例えばポリエステルやビニロンなども炭素−
炭素結合を有する合成樹脂繊維であるので、フツ
素を含む反応ガスと接触反応させることにより前
記合成樹脂繊維の表面エネルギーが低下し、これ
らについても反応前のものに比べて、更に水と濡
れやすくすることができる。したがつて、鉛電
池、一次電池用セパレータの親水性向上に対して
も有効である。 また、実施例では不織布の形態に構成された合
成樹脂繊維を、フツ素ガスを含む反応ガスと接触
反応させたが、これは一般に不織布の製造工程に
於いて繊維同志を結合するときに熱処理を行なう
ため、予めフツ素処理を行なつた樹脂繊維を用い
て不織布を製造すると、この熱処理によつて繊維
の表面層が溶融する恐れがあり、本発明の効果が
半減するからである。 尚、実施例に於いてはセパレータ用の合成樹脂
繊維体をタンザク状にして、反応ガスと接触反応
させる所謂、バツチ処理によりセパレータの表面
処理を行なつたが、本発明品はガスとの接触反応
により得られるものであるから、どのような形態
であつても反応は比較的均一となるためセパレー
タ用の合成樹脂繊維体を帯状にし、連続的に供給
して反応ガスと接触反応させる所謂、連続処理に
よりセパレータの表面処理を行なうことも可能で
ある。 (ヘ) 発明の効果 本発明の電池用セパレータは、炭素−炭素結合
を有する合成樹脂繊維、例えばポリプロピレン、
ポリエステル、ビニロン等の合成樹脂繊維とフツ
素を含む反応ガスとを接触反応させてなる繊維を
用いたものであるから、樹脂表面の形態が変化し
て親水性が向上し、電解液の保持能力が上がり、
電池に用いた際の電池性能を向上せしめることが
できる。また、前記反応ガスとの接触反応に於い
て反応場に副反応物質を存在させておき樹脂表面
に親水基を導入すれば、より一層親水性の向上し
たセパレータが得ることができる。
第1図はフツ素ガス処理前のポリプロピレン繊
維の電子顕微鏡写真、第2図はフツ素ガス処理後
のポリプロピレン繊維の電子顕微鏡写真である。
維の電子顕微鏡写真、第2図はフツ素ガス処理後
のポリプロピレン繊維の電子顕微鏡写真である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 フツ素を含む反応ガスとの接触反応により表
面エネルギーが低下した炭素−炭素結合を有する
合成樹脂繊維からなる電池用セパレータ。 2 前記反応ガスは、フツ素を主反応ガスとし副
反応ガスとして酸素及び亜硫酸ガスの少なくとも
一方を含有してなる混合ガスを不活性ガスで希釈
したものである特許請求の範囲第1項記載の電池
用セパレータ。 3 前記合成樹脂繊維は、表面にフツ素ガスとの
反応を妨げない程度の界面活性剤からなる薄層を
有する特許請求の範囲第1項記載の電池用セパレ
ータ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58216485A JPS60109171A (ja) | 1983-11-16 | 1983-11-16 | 電池用セパレ−タ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58216485A JPS60109171A (ja) | 1983-11-16 | 1983-11-16 | 電池用セパレ−タ |
Related Child Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1219359A Division JPH02276154A (ja) | 1989-08-25 | 1989-08-25 | 電池用セパレータの製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60109171A JPS60109171A (ja) | 1985-06-14 |
| JPH047548B2 true JPH047548B2 (ja) | 1992-02-12 |
Family
ID=16689165
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP58216485A Granted JPS60109171A (ja) | 1983-11-16 | 1983-11-16 | 電池用セパレ−タ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60109171A (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6119056A (ja) * | 1984-07-05 | 1986-01-27 | Fuji Elelctrochem Co Ltd | 電池用セパレ−タ |
| JPH02276154A (ja) * | 1989-08-25 | 1990-11-13 | Sanyo Electric Co Ltd | 電池用セパレータの製造方法 |
| EP0743690A1 (en) * | 1995-05-17 | 1996-11-20 | Mitsubishi Chemical Corporation | Battery separator and method for its production |
| KR20110069785A (ko) * | 2008-09-19 | 2011-06-23 | 토요 탄소 가부시키가이샤 | 친수화 미립자의 제조방법 및 그 방법으로 수득된 친수화 미립자 |
| KR101509633B1 (ko) * | 2010-10-05 | 2015-04-07 | 토요 탄소 가부시키가이샤 | 친수화 미립자의 제조방법 |
-
1983
- 1983-11-16 JP JP58216485A patent/JPS60109171A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60109171A (ja) | 1985-06-14 |
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