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JPH0477136B2 - - Google Patents
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JPH0477136B2 - - Google Patents

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JPH0477136B2
JPH0477136B2 JP61040643A JP4064386A JPH0477136B2 JP H0477136 B2 JPH0477136 B2 JP H0477136B2 JP 61040643 A JP61040643 A JP 61040643A JP 4064386 A JP4064386 A JP 4064386A JP H0477136 B2 JPH0477136 B2 JP H0477136B2
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    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B29/00Engines characterised by provision for charging or scavenging not provided for in groups F02B25/00, F02B27/00 or F02B33/00 - F02B39/00; Details thereof
    • F02B29/08Modifying distribution valve timing for charging purposes
    • F02B29/083Cyclically operated valves disposed upstream of the cylinder intake valve, controlled by external means
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B75/00Other engines
    • F02B75/02Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke
    • F02B2075/022Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle
    • F02B2075/025Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle two
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Characterised By The Charging Evacuation (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、吸気慣性もしくは排気慣性、また
はその両方を利用したエンジンに関するものであ
る。
[従来の技術] 従来、吸気または排気の慣性を利用して、吸気
効率または排気効率を向上させる吸排気慣性装置
は種々知られている。
この種の装置の構成は、たとえば、エンジンの
吸気ポートに連通する吸気マニホールドの上流側
に、この吸気マニホールドに連通する共鳴室を設
けたものである。
この共鳴室の作用は、エンジンの吸気がこの共
鳴室を通過するときに、共鳴室や吸気マニホール
ドの形状で決まる固有振動数で吸気を振動させ、
共鳴室および吸気マニホールド内に吸気の圧力脈
動を発生させるというものである。
これにより、エンジンの吸気行程が開始して吸
気ポートが開放されると、吸気マニホールドの下
流側(吸気ポート側)の吸気マニホールド内の圧
力が、上記圧力脈動により上昇したときに、大量
の吸気が吸気ポート内に圧送され、エンジンの吸
気効率が向上する。
他方、エンジンの回転数はエンジンの負荷に応
じて増減し、これに伴いエンジンの吸気ポートの
開閉タイミングも変化する。吸気ポートの開閉タ
イミングが変化すると、上記共鳴室内の圧力脈動
の振動数は一定の固有振動数のままで変化しない
ので、吸気ポートの開閉タイミングと上記圧力脈
動のタイミングとがずれて、吸気効率が低下する
場合がある。これを第10図を参照しながら説明
する。
第10図は、2サイクルのガソリンエンジンの
吸気系および排気系の両方に上記共鳴室を設けた
場合の、吸気ポートIN、排気ポートEXおよび掃
気ポートSの開閉タイミングと、吸気系の共鳴室
内に発生する吸気の圧力脈動の状態を表す圧力波
P1および排気系の共鳴室内に発生する排気の圧
力脈動の状態を表す圧力波P2との関係を示すも
のである。
同図では、高速回転(8000rpm)時に吸気効率
が向上するように設定された共鳴室を有するエン
ジンを、中速回転(6000rpm)したときの状態を
示している。
ピストンによつて吸気ポートINが開放された
時点IOに、吸気の圧力波P1が発生し、一定の固
有振動数で振動を開始する。この圧力波P1は、
時点IOにおける負圧領域710の経過後の正圧部
分(図の上側部分)によつて、吸気を吸気ポート
からエンジンのクランク室へ圧送する効果を発揮
する。ところで、上記負圧領域710において
は、ピストンが上昇過程にあるから、クランク室
内の圧力は下降過程にあるため、吸気の逆流がな
いけれども、ピストンが上死点TDCを越えると、
クランク室内の圧力が上昇し始めるのに対して、
上記圧力波P1が下降し始める。上記クランク室
内の圧力が上記圧力波P1に打ち勝つ領域、つま
り、上死点TDCと吸気ポートINの閉鎖時点IC1
の間における、たとえば斜線で示す吸気の逆流領
域71において、吸気がクランク室内から吸気ポ
ートINへ逆流して、吸気効率が低下する。
他方、ピストンによつて排気ポートEXが開放
された時点EOに、排気の圧力波P2が発生する。
この圧力波P2は、その負圧部分(図の下側部
分)によつて、排気を排気ポートから吸引する効
果を発揮する。ところが、ピストンが下死点
BDCを越えると燃焼室内の圧力は上昇し始める
ので、斜線で示す負圧領域72が掃気ポートSの
閉鎖時点SCと排気ポートEXの閉鎖時点EC1との間
に位置したときには、その負圧によつて、既に燃
焼室内に充填され終わつた新気が、開放されてい
る排気ポートEXから外部に排出されるので、充
填効率が低下して、出力およひ熱効率の低下を招
く。
エンジンが高速回転している場合には、吸気ポ
ートINおよび排気ポートEXの閉鎖時点がそれぞ
れ破線で示したIC2およびEC2に移行するので、上
記のような課題は発生しない。
なお、4サイクルガソリンエンジンでは、掃気
ポートを有しないので新気が吸引されることはな
く上記排気系の課題は発生しないが、上記したと
同様の吸気系の課題は発生する。
このように、上記装置では、エンジンの回転数
が大きく増減する車両などのエンジンにおいて
は、一定の固有振動数で吸排気を振動させるため
に、エンジンの回転数によつては吸排気効率が向
上しない場合がある。
この課題に鑑みて、上記吸気系の共鳴室内の吸
気を任意の振動数で振動させる加振器を、共鳴室
の側壁に装着した装置が知られている(たとえ
ば、実開昭58−14425号公報参照)。この装置で
は、エンジンの回転数に応じて変化するエンジン
の吸気ポートの開報タイミングに合わせて、共鳴
室内に発生する吸気の圧力脈動の振動数を適宜変
化させることにより、エンジンの回転数の変化に
伴う吸気効率の低下を防止しようとしている。
すなわち、これを第11図で説明すると、吸気
を固有振動数より低い振動数で加振し、上記固有
振動数の圧力波P1の波長よりも長い圧力波Px
により、負圧領域71を排除しようとするもので
ある。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところが、上記圧力波Pxでは、その性質上、
固有振動数の圧力波P1に合致していないため、
その圧力差が小さく、弱い脈動しか発生しないの
で、吸気効率が向上しない。
この課題は、上記と同様の加振器を有する共鳴
室を排気系に設けた場合にも同様に発生する。
この発明は、上記従来の課題に鑑みてなされた
もので、吸気および排気を一定の固有振動数で振
動し、強い圧力脈動を発生させて、エンジンの回
転数の増減に伴つて生じる圧力脈動の不要部分を
排除して、エンジン回転数にかかわらず吸排気効
率の向上を図ることを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、この発明は、気体
通路を構成する吸気通路と排気通路のうち、少な
くとも一方に、タイミングバルブを設けるととも
に、エンジンの回転数変化にかかわらず、気体通
路の開放時間が気体通路の圧力脈動の固有振動数
に対応した一定時間となるように、バルブ制御装
置により上記タイミングバルブの開閉タイミング
を制御している。さらに、タイミングバルブを備
えた気体通路に加振器を設け、この加振器を駆動
装置により駆動して、気体通路の上記固有振動数
に合致した振動数で、かつ、気体通路が開放され
るタイミングに合わせて、気体を加振している。
[作用] この発明によれば、気体通路がその圧力脈動の
固有振動数に対応した一定時間だけ開放されるの
で、この一定時間を、たとえば固有振動数の1周
期または1周期半に設定することにより、第10
図で説明した吸気の逆流や新規の無駄な流出を防
止することができる。また、加振器により、固有
振動数に合致した加振パルスが気体通路内に発生
するから、低回転領域においても、強い圧力波が
得られて、上記した吸気の逆流や新気の流出を有
効に防止できる。
[実施例] 以下、この発明の一実施例を図面にしたがつて
説明する。
第1図は第1の実施例を示し、同図において、
11は2サイクルのガソリンエンジンで、そのシ
リンダ12の吸気ポートINおよび排気ポートEX
は、上下動するピストン13により開閉される。
気体通路は、吸気通路17と排気通路18と図
示しない掃気通路とにより構成されており、上記
吸気通路17に第1のタイミングバルブ21が、
排気通路18に第2のタイミングバルブ22がそ
れぞれ設けられ、各タイミングバルブ21,22
から見て、上記各ポートIN,EXと反対側に、ボ
イスモータからなる第1および第2の加振器2
3,24が配置されている。これら加振器23,
24は、音響機器のスピーカと同様な構造であ
り、そのコイル25への通電により振動体26が
振動して、加振パルスを発生し、通路17,18
内の気体を加振する。
上記加振器23,24は、振動装置27により
駆動される。この駆動装置27は、周知のクラン
ク角度センサ28からの検出信号を受けて、加振
器23,24のコイル25に給電し、一定のクラ
ンク角度に対応する吸気ポートINの開放時点で、
第1の加振器23が加振パルスを発生し、やはり
一定のクランク角度に対応する排気ポートEXの
開放時点で、第2の加振器24が加振パルスを発
生するように制御する。
第2図に示すように、第1のタイミングバルブ
21は、これに固定された回転軸29が、軸受3
0を介して吸気マニホールド31に回転自在に支
持され、第2のタイミングバルブ22は、これに
固定された回転軸32が、軸受33を介して排気
マニホールド34に回転自在に支持されている。
上記両タイミングバルブ21,22は、バルブ
制御装置35により開閉され、エンジン回転数の
変化にかかわらず、吸気通路17および排気通路
18の開放時間が、これら通路17,18の固有
振動数に対応した一定時間となるように制御され
る。上記吸気通路17と排気通路18の圧力脈動
の固有振動数は、通常、同一に設定され、一定の
高回転領域で吸気または排気の慣性を有効に利用
するようにしている。
上記バルブ制御装置35は、上記両回転軸2
9,32のそれぞれに固定されたタイミングギヤ
36,37と、クランク軸20に装着された位相
調整装置38とを備え、位相調整装置38の外周
に固定されたタイミングギヤ39と、上記タイミ
ングギヤ36,37間に歯形ベルト40を懸け渡
してなるものである。上記位相調整装置38の詳
細を第3図に示す。
第3図において、クランク軸20には支持部材
42が固定されており、この支持部材42に、遠
心力により回動する回動子43が、ピボツト軸4
4の回りに回動自在に支持されている。一方、ク
ランク軸20には、軸方向に沿つたスプライン4
5を介して、移動板46が軸方向へ移動可能に装
着され、この移動板46に、ばね47によつて軸
方向外方48へばね力を作用させている。
また、クランク軸20には、上記タイミングギ
ヤ39を外周に備えたドラム51が、クランク軸
20に対して回動自在にはめ込まれており、この
ドラム51と上記移動板46とが、軸方向に対し
て斜めに延びる斜めスプライン52を介して連結
されている。さらに、上記移動板46に固定され
た結合部材53が、上記回動子43の先端部に係
合しており、遠心力によつて回動子43が矢印5
4方向へ回動したとき、係合部材53を介して移
動板46が軸方向内方55へ移動し、この移動に
より、スプライン52を介して上記ドラム51が
クランク軸20に対して若干回動し、クランク角
度に対する位相が変わるようになつている。
したがつて、歯形ベルト40を介してドラム5
1のタイミングギヤ39に連動しているタイミン
グギヤ36,37の位相が変化し、第2図の第1
のタイミングバルブ21および第2のタイミング
バルブ22の開閉タイミングの位相が、回転数の
上昇とともに、クランク角度の大きい方へ進むよ
うに変化する。
上記構成において、第1図の吸気通路17およ
び排気通路18は、ピストン13による吸気ポー
トINおよび排気ポートEXの開閉動作と、第1お
よび第2のタイミングバルブ21,22の開閉動
作とにより開閉される。一方、加振器23,24
により、吸気通路17および排気通路18の開放
タイミングに合わせて、吸気通路17および排気
通路18内へ加振パルスが送り込まれる。これら
のタイミングを第4図に示す。
第4図Aはエンジン回転数が2000rpm(低回転)
の場合を示している。第1のタイミングバルブ2
1は、吸気ポートINよりも先に開放および閉鎖
がなされる。吸気通路17の開放時間T1は、第
1のタイミングバルブ21と吸気ポートINの両
方が開放された状態にある時間である。一方、加
振器23(第1図)により、吸気通路17の圧力
脈動の固有振動数に合致した第4図Aで示す振動
数の加振パルスPu1が、吸気ポートINの開放時点
IOで、つまり、吸気通路17の開放タイミング
で、1つ(1周期分)発生し、これにより、上記
固有振動数を持つ強い圧力波P10が発生し、そ
の正圧部分(上側)により、吸気を吸気ポート
INからクランク室61(第1図)内へ押し込め
る。
ここで、上記開放時間T1は圧力波P10の1
周期に合致しており、1周期以降の圧力波P10
は、閉鎖された第1のタイミングバルブ21によ
りカツトされる。したがつて、1周期以降の負圧
部分が、従来のように上死点TDCを越えた時点
で吸気ポートINに到達して吸気の逆流を引き起
こすおそれがなくなり、充填率、つまり吸気効率
が向上する。なお、第1図において、点X1は
Pu1,P1,P10の各圧力測定点を示し、X
2はPu2,P2,P20の圧力測定点を示す。
ここで、第4図Aの加振パルスPu1が発生しな
い場合でも、吸気ポートINの開放により圧力波
P1が自然発生するが、このような低回転領域で
は自然発生する圧力波P1が弱い、つまり振幅が
小さいので、その正圧部分により吸気を押し込め
る効果はあまり期待できない。これに対し、この
発明では、上記のように、加振器23により強い
圧力波P10が得られるので、その強い正圧部分
により、大きな押し込み効果が得られるのであ
る。
つぎに、排気通路18の第2のタイミングバル
ブ22は、排気ポートEXよりも先に開放および
閉鎖がなされる。排気通路18の開放時間T2
は、第2のタイミングバルブ22と排気ポート
EXの両方が開放された状態にある時間である。
一方、加振器24(第1図)により、排気通路1
8の圧力脈動の固有振動数(吸気通路17の固有
振動数と同一)に合致した第4図Aで示す振動数
の加振パルスPu2が、排気ポートEXの開放時点
EOで、つまり、排気通路18の開放タイミング
で、1つ(1周期分)発生し、これにより、上記
固有振動数の強い圧力波P20が発生し、その負
圧部分(下側)により、排気を排気通路18中へ
円滑に吸い出す。上記圧力波P20は、排気ポー
トEXの開放時点EOから低下する燃焼室圧力の影
響を受けて、徐々にその振幅が減少する。
ここで、上記開放時間T2は圧力波P20の1
周期半に合致しており、1周期半以降の圧力波P
20は、第2のタイミングバルブ22によりカツ
トされる。したがつて、1周期半以降の負圧部分
が、従来のように掃気ポートSの閉鎖時点SCと排
気ポートEXの閉鎖時点ECとの間で、排気ポート
EXに到達することがなくなるので、第1図の燃
焼室62から排気通路18内へ新気が無駄に流出
するのが防止される。
なお、この排気側では、上記した吸気側と同様
に、第4図Aの加振パルスPu2が発生しない場合
でも、排気ポートEXの開放により圧力波P2が
自然発生するが、このような低回転領域では自然
発生する圧力波P2は弱いので、その負圧部分に
より排気を排気通路18へ吸い出す効果はあまり
期待できない。これに対し、この発明では、上記
のように、加振器24により強い圧力波P20が
得られるので、その強い負圧部分により、大きな
吸い出し効果が得られるのである。
つぎに、第4図Bはエンジン回転数が6000rpm
(中回転)の場合を示し、その圧力波と各ポート
の開閉タイミングとの関係は、従来の第10図と
ほぼ同一である。この回転数は、各ポートIN,
EX,Sの開放時間は、第4図Aの3分の1であ
るが、勿論、クランク角度で見れば同一である。
第4図Bでは、第1のタイミングバルブ21の
開閉時点21O,21Cが、第2図の位相調整装置
38により、第4図Aの場合よりもクランク角度
の位相で見て遅れる方向に変化し、すなわち吸気
ポートINの開閉時点IO,ICに対して相対的に右方
向へ移動し、これによつて、吸気通路17の開報
時間T1が、第4図Aの場合と同一の一定値に保
たれる。その結果、第4図Bにおける吸気通路1
7の圧力波P10は、その1周期後の斜線で示す
負圧部分71が、閉鎖された第1のタイミングバ
ルブ21によりカツトされるので、上記負圧部分
71が上死点TDCを越えた時点で吸気ポートIN
に到達しない。したがつて、吸気の逆流を起こす
おそれがなくなる。
また、第2のタイミングバルブ22の開閉時点
22O,22Cもやはり、第4図Aの場合よりもク
ランク角度の位相で見て遅れる方向に変化し、こ
れによつて、排気通路18の開放時間T2が、第
4図Aの場合と同一の一定値に保たれる。その結
果、排気通路18の圧力波P20は、その1周期
半後の斜線で示す負圧部分72が、閉鎖された第
2のタイミングバルブ22によりカツトされるの
で、上記負圧部分72が掃気ポートSの閉鎖時点
SCと排気ポートEXの閉鎖時点ECとの間で、排気
ポートEXに到達することがなくなる。したがつ
て、新気の無駄な流出が防止される。
第4図Cはエンジン回転数が8000rpm(高回転)
の場合を示している。この回転数では、各ポート
IN,EX,Sの開放時間がさらに短くなり、第1
のタイミングバルブ21の開閉時点21O,21
、および第2のタイミングバルブ22の開閉時
点22O,22Cはともに、クランク角度で見て一
層遅れる。その結果、吸気ポートINと第1のタ
イミングバルブ21がほぼオーバラツプし、排気
ポートEXと第2のタイミングバルブ22が完全
にオーバラツプして、事実上、第1のタイミング
バルブ21と第2のタイミングバルブ22の開閉
効果が殆どなくなり、吸気通路17はほぼ吸気ポ
ートINのみにより開閉され、排気通路18は排
気ポートEXのみにより開閉される。
この回転数でも、第4図A,Bの場合と同様
に、吸気の逆流と新気の無駄な流出が防止され
る。なお、この高回転数領域では、エンジン回転
と吸気通路17および排気通路18の固有振動数
とが合致した、いわゆるマツチング状態となつて
おり、第1のタイミングバルブ21と第2のタイ
ミングバルブ22がなくても、元来、吸気の逆流
や新気の流出は抑制されている。
上記第4図の例では、吸気通路17の開報時間
T1を吸気通路17の固有振動数の1周期に合致
させ、排気通路18の開放時間T2を排気通路1
8の固有振動数の1周期半に合致させたが、この
発明はこれに限られるものではなく、何周期分に
合致させるかは、エンジン回転数の最高値と、通
路の固有振動数との関係から決まる。
たとえば、エンジン回転数の最高値を5000rpm
程度に低く設定し、かつ、吸気通路17および排
気通路18の固有振動数を高く設定した場合、加
振パルスPu1、Pu2は吸気通路17および排気通
路18の圧力脈動の固有振動数に合致させる必要
があるため、吸気側および排気側の圧力波P1
0,P20の脈動周期は、上記各通路17,18
の圧力脈動の固有振動数に合致している。
他方、エンジン回転数の最高値は、上記各通路
17,18の圧力脈動の固有振動数とは別個に設
定されるため、吸気通路17および排気通路18
の開放時間T1,T2を第5図で示すように、吸
気および排気通路17,18の各固有振動数の2
周期および2周期半にそれぞれ合致する場合があ
る。
その場合でも、吸気側の圧力波P10の1周期
半目の負圧部分71が、上死点TDCを大きく超
えなければ、吸気の逆流を極力抑制できるため、
吸気通路17の開放時間T1を、圧力波P10の
1周期半、または図示のような2周期に合致させ
てもよい。同様に、排気側の圧力波P20も、そ
の2周期目の負圧部分72が、掃気ポートSの閉
鎖時点SCと排気ポートEXの閉鎖時点ECとの間に
入るおそれはないから、排気通路18の開放時間
T2を、圧力波P20の2周期、または図示のよ
うな2周期半に合致させてもよい。
ところで、上記実施例では、第1図の吸気通路
17と排気通路18の両方に、タイミングバルブ
21,22および加振器23,24を設けたが、
吸気通路17または排気通路18のみに設けても
よいことはいうまでもない。
また、第1図の加振器23,24として、ボイ
スモータを使用したが、これとは異なり、第6図
に示す第2の実施例のように、振動膜81を有す
る加振器23を吸気通路17の曲がり部に設け、
排気通路18内の気体振動を連通管82で上記加
振器23へ導いて、振動膜81を振動させ、吸気
通路17内の気体を加振してもよい。この場合、
上記連通管82がこの発明の駆動装置を構成す
る。
上記振動膜81には、振動しやすくするため
に、波状部83が設けられている。通常、吸気通
路17と排気通路18の固有振動数は同一に設定
されているから、固有振動数で振動する排気通路
18内の気体により、吸気通路17内の気体が固
有振動数で有効に加振される。このとき、連通管
82の長さと適切に設定することにより、排気通
路18内の固有振動の位相を、吸気通路17内の
固有振動の位相に合わせることができ、これによ
つて、吸気通路17が開放されるタイミングに合
致させて、吸気を加振できる。
また、第7図に示す第3の実施例のように、加
振器23を、波状器を有しない平板状の振動膜8
1と、この振動膜81の弾性的に支持するコイル
ばね84とで形成することも可能である。
上記第6図および第7図の実施例では、加振器
23の位置および吸気通路17の形状を適切に設
定すると、加振器23が電気回路のトランジスタ
のような増幅作用を発揮して、吸気通路17内の
気体を強く加振することが期待できる。
つぎに、この発明を4サイクルのガソリンエン
ジンについて実施した場合の例を第8図に示す。
第8図において、吸気ポートINは吸気弁91
で開閉され、排気ポートEXは排気弁92で開閉
される。吸気通路17には、この発明のタイミン
グバルブ21、およびボイスモータからなる加振
器23が設けられている。センサ93はタイミン
グバルブ21の回転軸29の回転角度を検出して
おり、その検出信号を受けて駆動装置27が作動
し、加振器23の加振タイミングを決定する。
一方、上記タイミングバルブ21の開閉タイミ
ングは、第2図に示したのと同様なバルブ制御装
置35により制御され、後述する吸気通路17の
開放時間T1を一定にする。上記タイミングバル
ブ21の開閉および加振器23の作動のタイミン
グを、第9図に示す。
第9図は4サイクルのガソリンエンジンとして
は高回転である6000rpmの場合を示しており、こ
れよりも低回転の領域でも、以下に述べる作用は
同一である。第9図から明らかなように、タイミ
ングバルブ21は、吸気ポートINよりも時間的
に遅れて開放および閉鎖がなされる。したがつ
て、吸気通路17の開放時間T1は、タイミング
バルブ21の開放時点21Oから吸気ポートINの
閉鎖時点ICまでの時間である。
一方、加振器23(第8図)により、吸気通路
17の圧力脈動の固有振動数に合致した振動数の
加振パルスPu1が、タイミングバルブ21の開放
時点21Oで、つまり、吸気通路17の開放タイ
ミングで、1つ(1周期分)発生する。上記タイ
ミングバルブ21の開放時点21Oは、第8図の
タイミングバルブ21の回転軸29の回転角度で
見れば常に一定であるから、センサ93による上
記回転軸29の回転角度の検出信号に基づいて、
駆動装置27によつて加振器23を駆動し、常に
上記タイミングバルブ21の開放時点21Oで上
記加振パルスPu1を発生させることができる。こ
の加振パルスPu1により、吸気ポートINの開放時
点IOで自然発生しようとしている固有振動数の圧
力波P1を増幅して、強い圧力波P10を生成
し、この圧力波P10の強い正圧部分(上側)に
より、吸気を第8図の吸気ポートINから、燃焼
室62内へ押し込める。したがつて、充填率が向
上する。
ここで、上記開放時間T1は、上記圧力波P1
0の1周期分に相当する一定時間に設定されてい
る。したがつて、圧力波P10の1周期半目の斜
線で示す負圧部分71がカツトされるので、この
負圧部分71による吸気の逆流のおそれがなくな
り、充填率が一層向上する。
また、タイミングバルブ21を吸気ポートIN
よりも遅れて開放しているので、つぎの効果があ
る。すなわち、吸入行程の始まりとともに、第8
図のピストン13の下降により発生する吸入負圧
が徐々に増大するのであるが、この吸入負圧が十
分に大きくなつた吸入行程の途中で、タイミング
バルブ21により吸気通路17が開放されるか
ら、吸気が勢いよく燃焼室62に入るので、上記
したタイミングバルブ21による圧力波P10の
余分な部分のカツト、および加振器23による加
勢と相まつて、吸気の充填率が大幅に向上する。
なお、この第8図および第9図に示した実施例
の場合にも、第5図に示した2サイクルの場合と
同様に、吸気通路17の開放時間T1を、圧力波
P10の1周期よりも長く設定することが可能で
ある。
[発明の効果] 以上説明したように、この発明によれば、エン
ジン回転数の変化にかかわらず、気体通路がその
圧力振動の固有振動数に対応した一定時間だけ開
放されるから、すべての回転領域において、吸気
の逆流、新気の無駄な流出、排気の滞留等を防止
できるので、吸気効率または排気効率を向上させ
て、エンジンの出力および熱効率を向上させるこ
とができる。
また、加振器により、上記固有振動数に合致し
た加振パルスが気体通路内に発生するから、低回
転領域においても、強い圧力波が得られて、上記
した吸気効率や排気効率が大幅に向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の第1の実施例を示す縦断面
図、第2図は同実施例を示す平面断面図、第3図
は同実施例の位相調整装置を示す縦断面図、第4
図は同実施例の作動を示す特性図、第5図は同実
施例において吸気通路および排気通路の開放時間
が異なる場合の作動を示す特性図、第6図は第2
の実施例を示す縦断面図、第7図は第3の実施例
の要部を示す縦断面図、第8図は第4の実施例を
示す縦断面図、第9図は同実施例の作動を示す特
性図、第10図は従来例の作動を示す特性図、第
11図は他の従来例の作動を示す特性図である。 17……吸気通路、18……排気通路、21,
22……タイミングバルブ、23,24……加振
器、27,82……駆動装置、35……バルブ制
御装置、T1……吸気通路の開放時間、T2……
排気通路の開放時間。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 気体通路を構成する吸気通路及び排気通路
    と、 上記吸気通路及び排気通路のうちの少なくとも
    一方に設けられたタイミングバルブと、 エンジンの回転数変化にかかわらず、気体通路
    をその圧力脈動の固有振動数に対応した一定時間
    だけ開放するように上記タイミングバルブの開閉
    タイミングを制御するバルブ制御装置と、 上記タイミングバルブを備えた気体通路に設け
    れらて、気体通路の上記固有振動数に合致した振
    動数で気体を加振する加振器と、 この加振器を気体通路が開放されるタイミング
    に合わせて駆動する駆動装置とを備えてなる気体
    の慣性を利用したエンジン。 2 吸気側のタイミングバルブは、吸気通路を開
    放する一定の開放時間が吸気通路の圧力脈動の固
    有振動数の1周期に合致するように開閉される特
    許請求の範囲第1項記載の気体の慣性を利用した
    エンジン。 3 2サイクルエンジンにおける排気側のタイミ
    ングバルブは、排気通路を開放する一定の開放時
    間が排気通路の圧力脈動の固有振動数の1周期半
    に合致するように開閉される特許請求の範囲第1
    項または第2項記載の気体の慣性を利用したエン
    ジン。
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