JPH0477566B2 - - Google Patents
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- JPH0477566B2 JPH0477566B2 JP59044575A JP4457584A JPH0477566B2 JP H0477566 B2 JPH0477566 B2 JP H0477566B2 JP 59044575 A JP59044575 A JP 59044575A JP 4457584 A JP4457584 A JP 4457584A JP H0477566 B2 JPH0477566 B2 JP H0477566B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oil
- aluminum foil
- pot
- cooking device
- infrared rays
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Cookers (AREA)
- Frying-Pans Or Fryers (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
(技術分野)
本発明は、天ぷらやかつ、空揚げなどを揚げる
ために用いられる油調理装置に関するものであ
る。
ために用いられる油調理装置に関するものであ
る。
(背景技術)
天ぷらやかつ、空揚げなど、揚げものをする際
には鉄器、ステンレスなどの鍋に多量の油を入れ
て、ガスや電熱によつて鍋を加熱することにより
油を熱し、被調理物を油中に投入することによつ
て行なわれる。そして加熱されている油から熱が
被調理物に伝わつて被調理物が熱せられることに
より揚げものの調理が完了するわけであるが、こ
のとき油から被調理物への熱の伝達は、先ず被調
理物の表面に油の熱が伝わり、次で被調理物の表
面から熱が内部に侵透していくことによつて行な
われる。そして被調理物の内部が加熱されてはじ
めて調理は完了することになるが、このように被
調理物の内部の加熱は熱がその表面から侵透する
ことによつてなされるため、被調理物の内部が加
熱されるまでには時間がかかり、従つて調理に時
間を要すると共に、鍋内の油には長時間の加熱が
行なわれることになつて油の酸化劣化が早く進行
して油のとり換え期間が短くなるなど油の消費量
が多くなるという問題がある。しかも上記のよう
に被調理物には熱は表面から伝えられるために内
部に熱が侵透するまでの間に被調理物の表面がこ
げて、外観が損なわれると共に味も低下するとい
う問題もある。
には鉄器、ステンレスなどの鍋に多量の油を入れ
て、ガスや電熱によつて鍋を加熱することにより
油を熱し、被調理物を油中に投入することによつ
て行なわれる。そして加熱されている油から熱が
被調理物に伝わつて被調理物が熱せられることに
より揚げものの調理が完了するわけであるが、こ
のとき油から被調理物への熱の伝達は、先ず被調
理物の表面に油の熱が伝わり、次で被調理物の表
面から熱が内部に侵透していくことによつて行な
われる。そして被調理物の内部が加熱されてはじ
めて調理は完了することになるが、このように被
調理物の内部の加熱は熱がその表面から侵透する
ことによつてなされるため、被調理物の内部が加
熱されるまでには時間がかかり、従つて調理に時
間を要すると共に、鍋内の油には長時間の加熱が
行なわれることになつて油の酸化劣化が早く進行
して油のとり換え期間が短くなるなど油の消費量
が多くなるという問題がある。しかも上記のよう
に被調理物には熱は表面から伝えられるために内
部に熱が侵透するまでの間に被調理物の表面がこ
げて、外観が損なわれると共に味も低下するとい
う問題もある。
(発明の目的)
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであつ
て、被調理物の内部への加熱を迅速に行なえて短
時間で油で揚げ調理をすることができ、しかも外
観と味を良く油で揚げる調理をすることができ、
加えてアルミニウムホイルの浮き上がりを防止で
きる油調理装置を提供することを目的とするもの
である。
て、被調理物の内部への加熱を迅速に行なえて短
時間で油で揚げ調理をすることができ、しかも外
観と味を良く油で揚げる調理をすることができ、
加えてアルミニウムホイルの浮き上がりを防止で
きる油調理装置を提供することを目的とするもの
である。
(発明の開示)
しかして本発明に係る油調理装置は、油1が入
れられ加熱を受ける鍋2と、鍋2の内面に沿つて
配設され表裏に貫通する多数の孔7,7……が設
けられたアルミニウムホイル3と、鍋2内に配設
され加熱によつて遠赤外線を放射するセラミツク
ス4とを具備して成ることを特徴とするものであ
り、かかるセラミツクス4及び多数の孔7,7…
…が設けられたアルミニウムホイル3とを用いる
ことによつて上記目的を達成したものであつて、
以下本発明を実施例によつて詳述する。
れられ加熱を受ける鍋2と、鍋2の内面に沿つて
配設され表裏に貫通する多数の孔7,7……が設
けられたアルミニウムホイル3と、鍋2内に配設
され加熱によつて遠赤外線を放射するセラミツク
ス4とを具備して成ることを特徴とするものであ
り、かかるセラミツクス4及び多数の孔7,7…
…が設けられたアルミニウムホイル3とを用いる
ことによつて上記目的を達成したものであつて、
以下本発明を実施例によつて詳述する。
本発明において用いられるセラミツクス4とし
ては、加熱されることによつて赤外線、特に赤外
領域(波長0.76ミクロン〜1000ミクロン)の中で
も波長の長い遠赤外線(波長5.6ミクロン〜1000
ミクロン)を多量に照射するものであれば何でも
使用できるが、中でも特公昭47−25010号公報
(特許第790172号)によつて提供されるものを使
用するのが好ましい。すなわちこのものは重量比
においてZrO2・SiO260%と、鉄、コバルト、ニ
ツケル及びクロムの夫々の酸化物から成る群から
選択した少くとも1種の金属酸化物及びマンガン
酸化物から成る鉱化剤15%までと、残部の粘土と
から成る素地混合物を少くとも磁器化温度で焼成
して得られる黒色ジルコニア系セラミツクスであ
る。そしてこのセラミツクスはZrO2・SiO2を主
成分とするが、このセラミツクスの調製に用いる
鉱化剤の中の重要な成分はマンガン酸化物であ
る。マンガン酸化物を用いないと生成物は黒色系
とならず黒体としての充分な輻射性質が得られな
い。しかし鉱化剤がマンガン酸化物のみから成る
場合も適当でない。即ちその場合得られるセラミ
ツクスは表面のみが黒色で内部は黒くならないか
らである。そこで鉱化剤としては鉄、コバルトニ
ツケル及びクロムの酸化物の少くとも一種をマン
ガン酸化物と併用することが望ましい、これらの
組成が変れば生成したセラミツクスの色が変化
し、例えば鉄酸化物を併用する場合にはその量が
多くなると青黒色の製品が得られ、逆に鉄酸化物
の量が少いときは黒褐色の製品が得られる。経済
性の点からこの鉱化剤はマンガン酸化物と鉄酸化
物とから成るものが好ましく、他の金属酸化物の
一種又は二種以上を必要に応じて鉄酸化物の一部
又は全部の代りに用いるのが良い。鉱化剤は全体
の15%(重量%、以下同じ)までの量で用いるの
が、マンガン酸化物は10%までの量で用いるがの
よい。素地混合物の残りの成分は粘土である。粘
土は必ずしも必須の成分でなく、ZrO2・SiO2分
と鉱化剤とだけからでも本発明に使用するセラミ
ツクスを作ることができる。しかし、素地混合物
の可塑性を高めて成型性を良くするためには粘土
を用いることが望ましい。そしてこのセラミツク
スを製造するにあたつては、これら各素地成分か
ら成る混合物を常法に従つて成形焼成することに
よつて行なわれる。即ち適量の水を加えて混練
し、各種の手段で成形し乾燥、焼成するのであ
る。焼成は少くとも磁器化温度に加熱することに
よつて行うが、一般に1260〜1450℃、特に1280〜
1380℃程度の温度が好ましい。焼成は普通の磁器
焼成雰囲気内で行うことができる。これら各素地
成分の最適使用量は前記の通りであるが、一般に
ZrO2・SiO2分が60%以下で粘土を30%以上、或
は鉱化剤を15%以上使用する場合には製品の耐火
度が低下したり、焼成温度幅が減少したりして良
好なセラミツクスが得られない。前記規定量の範
囲内ではZrO2・SiO2分を増し、粘土分を減少す
るか或は鉱化剤を減少すれば焼成温度を高くする
ことができ、又製品の使用温度を高くすることが
できる。上記のようにして得られるセラミツクス
は、普通の磁器或は白色ジルコン磁器に比べて幾
多の望ましい特徴を有する。第1に、加熱された
とき長波長の赤外線をすなわち遠赤外線を多量に
輻射して放射するという特異の性質を有すること
である。すなわち、第5図にみられるように、こ
のセラミツクスは2.5〜50ミクロン以上、主とし
て5ミクロン以上の長波長の遠赤外線を輻射す
る。第5図においてAは本セラミツクスの輻射ス
ペクトルを示すが、Bで示す一般の赤外線ランプ
の放射スペクトルを比較して波長の相違は明確に
確認される。第2に成分、焼成条件等によつて若
干異るが、褐黒色、灰黒色、青黒色、純黒色等の
黒色系の色を呈することである。このことは熱を
よく吸収し、効率よく赤外線に変換することを意
味する。第3に普通の磁器或は白色のジルコン磁
器に比べて硬度、曲げ強度ともに高く、(少くと
も石英よりも機械的強度が大きい)又耐摩耗性も
大であり、而も熱の良導体であり蓄熱し難いとい
う特徴がある。
ては、加熱されることによつて赤外線、特に赤外
領域(波長0.76ミクロン〜1000ミクロン)の中で
も波長の長い遠赤外線(波長5.6ミクロン〜1000
ミクロン)を多量に照射するものであれば何でも
使用できるが、中でも特公昭47−25010号公報
(特許第790172号)によつて提供されるものを使
用するのが好ましい。すなわちこのものは重量比
においてZrO2・SiO260%と、鉄、コバルト、ニ
ツケル及びクロムの夫々の酸化物から成る群から
選択した少くとも1種の金属酸化物及びマンガン
酸化物から成る鉱化剤15%までと、残部の粘土と
から成る素地混合物を少くとも磁器化温度で焼成
して得られる黒色ジルコニア系セラミツクスであ
る。そしてこのセラミツクスはZrO2・SiO2を主
成分とするが、このセラミツクスの調製に用いる
鉱化剤の中の重要な成分はマンガン酸化物であ
る。マンガン酸化物を用いないと生成物は黒色系
とならず黒体としての充分な輻射性質が得られな
い。しかし鉱化剤がマンガン酸化物のみから成る
場合も適当でない。即ちその場合得られるセラミ
ツクスは表面のみが黒色で内部は黒くならないか
らである。そこで鉱化剤としては鉄、コバルトニ
ツケル及びクロムの酸化物の少くとも一種をマン
ガン酸化物と併用することが望ましい、これらの
組成が変れば生成したセラミツクスの色が変化
し、例えば鉄酸化物を併用する場合にはその量が
多くなると青黒色の製品が得られ、逆に鉄酸化物
の量が少いときは黒褐色の製品が得られる。経済
性の点からこの鉱化剤はマンガン酸化物と鉄酸化
物とから成るものが好ましく、他の金属酸化物の
一種又は二種以上を必要に応じて鉄酸化物の一部
又は全部の代りに用いるのが良い。鉱化剤は全体
の15%(重量%、以下同じ)までの量で用いるの
が、マンガン酸化物は10%までの量で用いるがの
よい。素地混合物の残りの成分は粘土である。粘
土は必ずしも必須の成分でなく、ZrO2・SiO2分
と鉱化剤とだけからでも本発明に使用するセラミ
ツクスを作ることができる。しかし、素地混合物
の可塑性を高めて成型性を良くするためには粘土
を用いることが望ましい。そしてこのセラミツク
スを製造するにあたつては、これら各素地成分か
ら成る混合物を常法に従つて成形焼成することに
よつて行なわれる。即ち適量の水を加えて混練
し、各種の手段で成形し乾燥、焼成するのであ
る。焼成は少くとも磁器化温度に加熱することに
よつて行うが、一般に1260〜1450℃、特に1280〜
1380℃程度の温度が好ましい。焼成は普通の磁器
焼成雰囲気内で行うことができる。これら各素地
成分の最適使用量は前記の通りであるが、一般に
ZrO2・SiO2分が60%以下で粘土を30%以上、或
は鉱化剤を15%以上使用する場合には製品の耐火
度が低下したり、焼成温度幅が減少したりして良
好なセラミツクスが得られない。前記規定量の範
囲内ではZrO2・SiO2分を増し、粘土分を減少す
るか或は鉱化剤を減少すれば焼成温度を高くする
ことができ、又製品の使用温度を高くすることが
できる。上記のようにして得られるセラミツクス
は、普通の磁器或は白色ジルコン磁器に比べて幾
多の望ましい特徴を有する。第1に、加熱された
とき長波長の赤外線をすなわち遠赤外線を多量に
輻射して放射するという特異の性質を有すること
である。すなわち、第5図にみられるように、こ
のセラミツクスは2.5〜50ミクロン以上、主とし
て5ミクロン以上の長波長の遠赤外線を輻射す
る。第5図においてAは本セラミツクスの輻射ス
ペクトルを示すが、Bで示す一般の赤外線ランプ
の放射スペクトルを比較して波長の相違は明確に
確認される。第2に成分、焼成条件等によつて若
干異るが、褐黒色、灰黒色、青黒色、純黒色等の
黒色系の色を呈することである。このことは熱を
よく吸収し、効率よく赤外線に変換することを意
味する。第3に普通の磁器或は白色のジルコン磁
器に比べて硬度、曲げ強度ともに高く、(少くと
も石英よりも機械的強度が大きい)又耐摩耗性も
大であり、而も熱の良導体であり蓄熱し難いとい
う特徴がある。
しかして上記のようなセラミツクス4を用いて
天ぷらやかつ、空揚げなどを揚げるための油調理
装置を構成させるが、この場合、鍋2内に油1を
充満させ、この鍋2内にセラミツクス4を入れて
油で揚げる調理に用いるようにするだけではこの
セラミツクス4を使用することによる効果は十分
に得られない。すなわち、鍋2を加熱して油1を
熱すると、セラミツクス4が加熱され、セラミツ
クス4より遠赤外線が輻射されて放射されること
になるが、鍋2は通常鉄器やステンレスによつて
形成されており、セラミツクス4より放射される
遠赤外線のうち鍋2の側面や底面に向う遠赤外線
は鍋2の側面や底面で良好に反射されず鍋2に吸
収されてしまい易く、油1に投入した被調理物5
への遠赤外線の照射の効率が悪くなるものであ
る。鍋2としてアルミニウム鍋が用いられてもそ
の表面の平滑が十分でないために同様である。
天ぷらやかつ、空揚げなどを揚げるための油調理
装置を構成させるが、この場合、鍋2内に油1を
充満させ、この鍋2内にセラミツクス4を入れて
油で揚げる調理に用いるようにするだけではこの
セラミツクス4を使用することによる効果は十分
に得られない。すなわち、鍋2を加熱して油1を
熱すると、セラミツクス4が加熱され、セラミツ
クス4より遠赤外線が輻射されて放射されること
になるが、鍋2は通常鉄器やステンレスによつて
形成されており、セラミツクス4より放射される
遠赤外線のうち鍋2の側面や底面に向う遠赤外線
は鍋2の側面や底面で良好に反射されず鍋2に吸
収されてしまい易く、油1に投入した被調理物5
への遠赤外線の照射の効率が悪くなるものであ
る。鍋2としてアルミニウム鍋が用いられてもそ
の表面の平滑が十分でないために同様である。
そこで本発明にあつては、第1図に示すように
ガスバーナ6や電熱などで加熱されて鍋2にその
側部内面から底面にかけて、表面が平滑に形成さ
れ光沢を有して光の反射に優れたアルミニウムホ
イル3を敷き、この状態で鍋2に油1を充満させ
ると共に鍋2の底にセラミツクス4を配設させて
油調理装置を構成するようにするものである。し
かしてこのものにあつて、ガスバーナ6等で鍋2
を加熱し、油1を熱し、天ぷら材料など被調理物
5を油1中に投入して油で揚げる調理を行なう
が、油1によつてセラミツクス4も加熱されてセ
ラミツクス4より遠赤外線が輻射して放射され
る。そして、被調理物5は表面から油1による加
熱を受けると同時にセラミツクス4より放射され
る遠赤外線が被調理物5に照射される。赤外線は
別名熱線とも呼ばれるように加熱効果が高く、し
かも波長の長い遠赤外線である程被調理物5の内
部にまで深く侵透し、被調理物5は内部から遠赤
外線によつて加熱されることになる。従つて被調
理物5は油1によつて表面から加熱されると同時
に、遠赤外線によつて被調理物5は内部からも加
熱されることになり、迅速に調理が行なわれるこ
とになるものである。そしてここで、セラミツク
ス4より放射される遠赤外線のうち、一部は被調
理物5に直接照射されるが、多くは鍋2の側部や
底面に向つて放射されることになる。ここにおい
て本発明にあつては第1図に示されるように鍋2
には側部内面から底面にかけてアルミニウムホイ
ル3が敷いてあるため、セラミツクス4から放射
される遠赤外線のうち鍋2の側部や底面に向う遠
赤外線はアルミニウムホイル3によつて良好に反
射させることができ、この反射された遠赤外線を
も被調理物5に照射させて照射効率が向上するこ
とになり、この結果遠赤外線による被調理物5に
対する加熱効果を向上させて調理時間をより短縮
することができることになるのである。
ガスバーナ6や電熱などで加熱されて鍋2にその
側部内面から底面にかけて、表面が平滑に形成さ
れ光沢を有して光の反射に優れたアルミニウムホ
イル3を敷き、この状態で鍋2に油1を充満させ
ると共に鍋2の底にセラミツクス4を配設させて
油調理装置を構成するようにするものである。し
かしてこのものにあつて、ガスバーナ6等で鍋2
を加熱し、油1を熱し、天ぷら材料など被調理物
5を油1中に投入して油で揚げる調理を行なう
が、油1によつてセラミツクス4も加熱されてセ
ラミツクス4より遠赤外線が輻射して放射され
る。そして、被調理物5は表面から油1による加
熱を受けると同時にセラミツクス4より放射され
る遠赤外線が被調理物5に照射される。赤外線は
別名熱線とも呼ばれるように加熱効果が高く、し
かも波長の長い遠赤外線である程被調理物5の内
部にまで深く侵透し、被調理物5は内部から遠赤
外線によつて加熱されることになる。従つて被調
理物5は油1によつて表面から加熱されると同時
に、遠赤外線によつて被調理物5は内部からも加
熱されることになり、迅速に調理が行なわれるこ
とになるものである。そしてここで、セラミツク
ス4より放射される遠赤外線のうち、一部は被調
理物5に直接照射されるが、多くは鍋2の側部や
底面に向つて放射されることになる。ここにおい
て本発明にあつては第1図に示されるように鍋2
には側部内面から底面にかけてアルミニウムホイ
ル3が敷いてあるため、セラミツクス4から放射
される遠赤外線のうち鍋2の側部や底面に向う遠
赤外線はアルミニウムホイル3によつて良好に反
射させることができ、この反射された遠赤外線を
も被調理物5に照射させて照射効率が向上するこ
とになり、この結果遠赤外線による被調理物5に
対する加熱効果を向上させて調理時間をより短縮
することができることになるのである。
また、アルミニウムホイル3には、アルミニウ
ムホイル3の裏側へ回つた油1が加熱による対流
や沸騰などで浮き上がつてくる際にアルミニウム
ホイル3を浮き上がらせるように作用させないた
め、この浮き上がつてくる油1を通すための孔
7,7……を多数設けるようにするのがよい。そ
してアルミニウムホイル3としては帯状のものを
ロールに巻いて市販されているものを主として用
いることになり、この場合鍋2が業務用などで大
きいと、一枚のアルミニウムホイル3では鍋2の
四周側部内面と底面とを覆うことができないた
め、第2図に示すように2枚ないしそれより多数
の複数枚のアルミニウムホイル3を直角に交叉さ
せ、その中央部で重ねて用いることになる。この
場合には複数枚の各アルミニウムホイル3に孔7
を設けて各孔7を通してアルミニウムホイル3の
下側の油1を浮き上がらせるようにする必要があ
るが、各アルミニウムホイル3を上下に重ね合わ
せた際に各アルミニウムホイル3,3の孔7,7
が上下に対応しないと一方の孔7が他方のアルミ
ニウムホイル3によつて塞がれ、油1を孔7を通
して円滑に浮き上がらせることができない。そこ
でこの場合には第3図に示すように、上下のアル
ミニウムホイル3,3にそれぞれ上下に対応させ
るよう設ける孔7,7のうち、一方のアルミニウ
ムホイル3に設ける孔7よりも他方のアルミニウ
ムホイル3に設ける孔7を大きな径で形成するよ
うにし、上下の孔7,7の位置が若干ずれても大
きな孔7の中に小さな孔7がおさまつて孔7が他
方のアルミニウムホイル3によつて塞がれないよ
うにするのがよい。またこのように上下のアルミ
ニウムホイル3,3に設ける孔7,7の一方を小
さく他方を大きく設定するようにしておけば、両
方の孔7,7の径を大きくする場合のような鍋2
の内面が大きな径の孔7内に露出するようなこと
がなく、鍋2の内面は小さい方の孔7でのみ露出
することになるものであり、鍋2の内面が露出す
る面積が小さく、すなわち鍋2の内面をアルミニ
ウムホイルで被覆する面積を大きくして、遠赤外
線の反射による被調理物5への遠赤外線の照射効
率を向上させる効果が低下することを防止できる
ことになるものである。この場合、孔7の大きさ
は第3図に示されるように下側のアルミニウムホ
イル3の孔の方を大きく設定するのがよい。ま
た、複数枚のアルミニウムホイル3,3に各孔7
が上下に合致するよう設けるには、予じめアルミ
ニウムホイル3,3を重ねておき、両アルミニウ
ムホイル3,3に貫通させるように孔7,7あけ
をするようにしてもよい。
ムホイル3の裏側へ回つた油1が加熱による対流
や沸騰などで浮き上がつてくる際にアルミニウム
ホイル3を浮き上がらせるように作用させないた
め、この浮き上がつてくる油1を通すための孔
7,7……を多数設けるようにするのがよい。そ
してアルミニウムホイル3としては帯状のものを
ロールに巻いて市販されているものを主として用
いることになり、この場合鍋2が業務用などで大
きいと、一枚のアルミニウムホイル3では鍋2の
四周側部内面と底面とを覆うことができないた
め、第2図に示すように2枚ないしそれより多数
の複数枚のアルミニウムホイル3を直角に交叉さ
せ、その中央部で重ねて用いることになる。この
場合には複数枚の各アルミニウムホイル3に孔7
を設けて各孔7を通してアルミニウムホイル3の
下側の油1を浮き上がらせるようにする必要があ
るが、各アルミニウムホイル3を上下に重ね合わ
せた際に各アルミニウムホイル3,3の孔7,7
が上下に対応しないと一方の孔7が他方のアルミ
ニウムホイル3によつて塞がれ、油1を孔7を通
して円滑に浮き上がらせることができない。そこ
でこの場合には第3図に示すように、上下のアル
ミニウムホイル3,3にそれぞれ上下に対応させ
るよう設ける孔7,7のうち、一方のアルミニウ
ムホイル3に設ける孔7よりも他方のアルミニウ
ムホイル3に設ける孔7を大きな径で形成するよ
うにし、上下の孔7,7の位置が若干ずれても大
きな孔7の中に小さな孔7がおさまつて孔7が他
方のアルミニウムホイル3によつて塞がれないよ
うにするのがよい。またこのように上下のアルミ
ニウムホイル3,3に設ける孔7,7の一方を小
さく他方を大きく設定するようにしておけば、両
方の孔7,7の径を大きくする場合のような鍋2
の内面が大きな径の孔7内に露出するようなこと
がなく、鍋2の内面は小さい方の孔7でのみ露出
することになるものであり、鍋2の内面が露出す
る面積が小さく、すなわち鍋2の内面をアルミニ
ウムホイルで被覆する面積を大きくして、遠赤外
線の反射による被調理物5への遠赤外線の照射効
率を向上させる効果が低下することを防止できる
ことになるものである。この場合、孔7の大きさ
は第3図に示されるように下側のアルミニウムホ
イル3の孔の方を大きく設定するのがよい。ま
た、複数枚のアルミニウムホイル3,3に各孔7
が上下に合致するよう設けるには、予じめアルミ
ニウムホイル3,3を重ねておき、両アルミニウ
ムホイル3,3に貫通させるように孔7,7あけ
をするようにしてもよい。
尚、セラミツクス4の形状としては棒状、管状
その他の形状でもよいが、底の平な鍋2に対して
安定して載置でき、しかも遠赤外線の放射面積を
大きくして被調理物5への遠赤外線の照射効率を
大きくすることができる平板状に形成して用いる
のが好ましい。特に第4図に示すように、凹部8
と凸部9とが多数その上面に形成され、通孔11
が設けられた円板状のものを用いるのがよい。こ
のものでは凹部8と凸部9とその間の傾斜面10
から180°の範囲においてあらゆる方向へ向けて遠
赤外線が放射されることになり、被調理物5の一
点にのみ遠赤外線の照射が集中して部分的に過熱
されることを防止できる。
その他の形状でもよいが、底の平な鍋2に対して
安定して載置でき、しかも遠赤外線の放射面積を
大きくして被調理物5への遠赤外線の照射効率を
大きくすることができる平板状に形成して用いる
のが好ましい。特に第4図に示すように、凹部8
と凸部9とが多数その上面に形成され、通孔11
が設けられた円板状のものを用いるのがよい。こ
のものでは凹部8と凸部9とその間の傾斜面10
から180°の範囲においてあらゆる方向へ向けて遠
赤外線が放射されることになり、被調理物5の一
点にのみ遠赤外線の照射が集中して部分的に過熱
されることを防止できる。
(発明の効果)
上述のように本発明にあつては、加熱によつて
遠赤外線を放射するセラミツクスを用いて油で揚
げる調理を行なうようにしたものであるから、油
に投入した被調理物は表面から油による加熱を受
けると同時にセラミツクスから放射される遠赤外
線の照射を受けて内部にまで深く侵透する遠赤外
線によつて内部からも加熱を受けることになり、
表面と内部との加熱を被調理物に同時に加えるこ
とができることになつて、この結果油による調理
を迅速に行なえて油が加熱によつて受ける酸化を
少なくすると共に油の消費量を低減でき、しかも
油による被調理物の表面に対する加熱時間を短か
くできて被調理物の表面がこげて外観を損ねたり
味をおとしたりするようなおそれもないものであ
る。加えて、鍋の内面にアルミニウムホイルを配
設してあるので、セラミツクスから放射される遠
赤外線は鍋の内面側で吸収されるようなことなく
アルミニウムホイルの光沢のある表面で反射さ
れ、セラミツクスから被調理物に直接照射される
遠赤外線に加えてこの反射された遠赤外線も被調
理物に照射させることができ、被調理物への遠赤
外線の照射効率を向上させて遠赤外線の照射によ
る上記効果をより一層有効に得ることができるも
のである。また、アルミニウムホイルには多数の
表裏に貫通する孔が形成してあるので、アルミニ
ウムホイルの裏側に回つた油は孔を通つて浮き上
がることができるものであり、アルミニウムホイ
ルの裏側の油が加熱による対流で浮き上がる際に
アルミニウムホイルをも浮き上がらせるように作
用することを防止でき、アルミニウムホイルが鍋
の内面から浮き上がつてくるようなおそれがない
ものである。
遠赤外線を放射するセラミツクスを用いて油で揚
げる調理を行なうようにしたものであるから、油
に投入した被調理物は表面から油による加熱を受
けると同時にセラミツクスから放射される遠赤外
線の照射を受けて内部にまで深く侵透する遠赤外
線によつて内部からも加熱を受けることになり、
表面と内部との加熱を被調理物に同時に加えるこ
とができることになつて、この結果油による調理
を迅速に行なえて油が加熱によつて受ける酸化を
少なくすると共に油の消費量を低減でき、しかも
油による被調理物の表面に対する加熱時間を短か
くできて被調理物の表面がこげて外観を損ねたり
味をおとしたりするようなおそれもないものであ
る。加えて、鍋の内面にアルミニウムホイルを配
設してあるので、セラミツクスから放射される遠
赤外線は鍋の内面側で吸収されるようなことなく
アルミニウムホイルの光沢のある表面で反射さ
れ、セラミツクスから被調理物に直接照射される
遠赤外線に加えてこの反射された遠赤外線も被調
理物に照射させることができ、被調理物への遠赤
外線の照射効率を向上させて遠赤外線の照射によ
る上記効果をより一層有効に得ることができるも
のである。また、アルミニウムホイルには多数の
表裏に貫通する孔が形成してあるので、アルミニ
ウムホイルの裏側に回つた油は孔を通つて浮き上
がることができるものであり、アルミニウムホイ
ルの裏側の油が加熱による対流で浮き上がる際に
アルミニウムホイルをも浮き上がらせるように作
用することを防止でき、アルミニウムホイルが鍋
の内面から浮き上がつてくるようなおそれがない
ものである。
第1図は本発明の一実施例の断面図、第2図は
同上のアルミニウムホイルの配置状態を示す斜視
図、第3図は同上の一部の拡大断面図、第4図
a,bは同上のセラミツクスの斜視図と断面図、
第5図は輻射スペクトルを示すグラフである。 1は油、2は鍋、3はアルミニウムホイル、4
はセラミツクス、7は孔である。
同上のアルミニウムホイルの配置状態を示す斜視
図、第3図は同上の一部の拡大断面図、第4図
a,bは同上のセラミツクスの斜視図と断面図、
第5図は輻射スペクトルを示すグラフである。 1は油、2は鍋、3はアルミニウムホイル、4
はセラミツクス、7は孔である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 油が入れられ加熱を受ける鍋と、鍋の内面に
沿つて配設され表裏に貫通する多数の孔が設けら
れたアルミニウムホイルと、鍋内に配設され加熱
によつて遠赤外線を放射するセラミツクスとを具
備して成ることを特徴とする油調理装置。 2 アルミニウムホイルは、鍋の内面において側
部から底部にかけてこれらに沿つて配設されてい
ることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の
油調理装置。 3 アルミニウムホイルは帯状に形成されて複数
枚を鍋の底部において交叉して上下に重ねた状態
で配設されており、各アルミニウムホイルに設け
た孔の大きさを上下のアルミニウムホイルで異な
らせてこの両孔を上下で合致させた特許請求の範
囲第1項又は第2項記載の油調理装置。 4 セラミツクスは、重量比においてZrO2・
SiO260%以上と、鉄、コバルト、ニツケル及び
クロムの夫々の酸化物から成る群から選択した少
くとも1種の金属酸化物及びマンガン酸化物から
成る鉱化剤15%までと、残部の粘土とから成る素
地混合物を少くとも磁器化温度で焼成して得られ
たものであることを特徴とする特許請求の範囲第
1項乃至第3項のいずれかに記載の油調理装置。 5 セラミツクス平板状体であることを特徴とす
る特許請求の範囲第1項乃至第4項のいずれかに
記載の油調理装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4457584A JPS60188116A (ja) | 1984-03-08 | 1984-03-08 | 油調理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4457584A JPS60188116A (ja) | 1984-03-08 | 1984-03-08 | 油調理装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60188116A JPS60188116A (ja) | 1985-09-25 |
| JPH0477566B2 true JPH0477566B2 (ja) | 1992-12-08 |
Family
ID=12695299
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4457584A Granted JPS60188116A (ja) | 1984-03-08 | 1984-03-08 | 油調理装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60188116A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6287114A (ja) * | 1985-10-14 | 1987-04-21 | 松下電器産業株式会社 | 遠赤外線調理器 |
| JP4748505B2 (ja) * | 2004-11-29 | 2011-08-17 | ザ・パック株式会社 | 紙製容器 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS50138264U (ja) * | 1974-05-01 | 1975-11-14 | ||
| JPS522689U (ja) * | 1975-06-24 | 1977-01-10 | ||
| JPS53102980U (ja) * | 1977-01-24 | 1978-08-19 |
-
1984
- 1984-03-08 JP JP4457584A patent/JPS60188116A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60188116A (ja) | 1985-09-25 |
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