JPH0478963B2 - - Google Patents
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- JPH0478963B2 JPH0478963B2 JP59040996A JP4099684A JPH0478963B2 JP H0478963 B2 JPH0478963 B2 JP H0478963B2 JP 59040996 A JP59040996 A JP 59040996A JP 4099684 A JP4099684 A JP 4099684A JP H0478963 B2 JPH0478963 B2 JP H0478963B2
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- water
- cable
- grease
- carbon atoms
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- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01B—CABLES; CONDUCTORS; INSULATORS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR CONDUCTIVE, INSULATING OR DIELECTRIC PROPERTIES
- H01B7/00—Insulated conductors or cables characterised by their form
- H01B7/17—Protection against damage caused by external factors, e.g. sheaths or armouring
- H01B7/28—Protection against damage caused by moisture, corrosion, chemical attack or weather
- H01B7/282—Preventing penetration of fluid, e.g. water or humidity, into conductor or cable
- H01B7/285—Preventing penetration of fluid, e.g. water or humidity, into conductor or cable by completely or partially filling interstices in the cable
- H01B7/288—Preventing penetration of fluid, e.g. water or humidity, into conductor or cable by completely or partially filling interstices in the cable using hygroscopic material or material swelling in the presence of liquid
-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B6/00—Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
- G02B6/44—Mechanical structures for providing tensile strength and external protection for fibres, e.g. optical transmission cables
- G02B6/4401—Optical cables
- G02B6/4407—Optical cables with internal fluted support member
-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B6/00—Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
- G02B6/44—Mechanical structures for providing tensile strength and external protection for fibres, e.g. optical transmission cables
- G02B6/4401—Optical cables
- G02B6/4429—Means specially adapted for strengthening or protecting the cables
- G02B6/44384—Means specially adapted for strengthening or protecting the cables the means comprising water blocking or hydrophobic materials
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- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Optics & Photonics (AREA)
- Insulated Conductors (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
技術分野
本発明は、特殊なグリースからなる走水防止材
を介して複数本の光フアイバを遮水層で包囲して
なる走水防止効果の維持性、ひいてはケーブルの
長期安定性が改善された遮水形光フアイバケーブ
ルに関するものである。 背景技術 多数本の光フアイバとこれを包囲する遮水層と
の間に形成される空間に走水防止材を充填してな
る遮水形光フアイバケーブルが知られている。走
行防止材を介在せしめる目的は、主に遮水層に孔
等の破損部が形成された場合にその破損部より浸
入した水などが内部の光フアイバ部に浸透して悪
影響を及ぼすことを防止することにある。 従来、その走水防止材として常温では固体状に
あるものが知られていた。すなわち、充填時に加
熱溶融させてこれを光フアイバと遮水層との間の
空隙に注入するタイプのものが知られていた。 しかしながら、前記タイプのものは充填後冷却
されて常温では固化するものであるため、その冷
却過程における体積収縮に基づいて亀裂が発生し
その走水防止性能が低下する欠点を有するととも
に、該体積収縮によつて光フアイバにマイクロベ
ンドが生じる重大な欠点があつた。そのほか、固
化後に該ケーブルより除去することが困難である
ために高度の精密さが要求される光フアイバケー
ブルの接続等の端末加工において種々の不都合が
生じたり、屈曲自在性に劣り作業時等における取
扱い性に劣るなどの欠点もあつた。 上記に鑑みて、本発明者の一部のものは、先に
走水防止材としてグリースを用いることを提案し
た。グリースは一般に、その軟度の温度依存性が
極めて小さいでので、常温度においても軟らかく
て加熱軟化の工程を経ることなく常温で光フアイ
バケーブルへの注入充填が可能であり、しかも流
動性が過大でないので、光フアイバケーブル内で
問題となるような流動は生じない。 しかしながら、本発明者らの引き続く研究から
グリスを充填したケーブル片を両端開口したまま
で垂直に長期間保持した場合、グリースから分離
した油分がケーブル下端より滴下する現象がみら
れた。 この現象は、まずグリースが油分と増稠剤とに
分離し、次いで固体の増稠剤にケーブル内に通常
多量に存在する空気が付着して増稠剤の見かけ比
重が減少し、この結果ケーブルの下部に分離油分
が集まつて、これがケーブル下端より流下するこ
とによることが判明した。 発明の開示 本発明は、分離しにくい特殊なグリースを走水
防止材として用いることにより上記の欠点を克服
するとともに、走水防止効果の持続性を改善した
ものである。 すなわち、本発明は、(イ)炭素数が1〜7の有機
酸と炭素数が8〜36の有機酸のK、Na、Li、Ca
又はBaのコンプレツクス石ケン、(ロ)安息香酸と
炭素数が8〜36の有機酸のAlコンプレツクス石
ケン及び(ハ)炭素数が8〜36の有機酸の金属塩より
選ばれた金属石ケン4〜40重量部と、アニリン点
が50〜110℃で且つ40℃の動粘度が8〜600cst.の
炭化水素油100重量部とからなり、25℃における
混和稠度が85〜400の範囲にあるグリースよりな
る走水防止材を介して複数本の光フアイバを遮水
層で包囲してなる遮水形光フアイバケーブルを提
供するものである。 本発明のケーブルは、例えば添付図面のような
構造をしたものである。これは、例えばケプラ
ー、FRPのような有機高分子系繊維や金属線な
どからなるテンシヨンメンバ11を中心としてそ
の周りに6本の光フアイバ12を集合させ、これ
に抑え巻きテープ13を適度のテープ間隔を設け
て粗巻きすることにより形成した6芯光フアイバ
ユニツト1の8ユニツトを、例えばゴム製、プラ
スチツク製あるいはこれらの繊維補強物製のロツ
ド、金属線、有機高分子系繊維などからなるテン
シヨンメンバ2の周囲に集合させ、得られた集合
体の内部空間に走水防止材5を圧入充填するとと
もに、集合体の外周にも若干量の走水防止材層を
成形創設したのちこれを例えばアルミニウムや鉛
のような金属のラミネートテープなどを縦添えす
ることにより形成した遮水層3で包囲し、その上
に該ラミネートテープなどの接着剤層と接着した
状態にポリエチレンやポリ塩化ビニルなどのシー
ス材からなる保護シース層4を押出成形方式で形
成することにより製造したものである。なお、走
水防止材5は、必須ではないが光フアイバユニツ
ト1の内部にも密な状態で充填されていることが
望ましい。前記の光フアイバユニツトにおける抑
え巻きテープ13の粗巻きは、その目的を達成す
るためのものである。すなわち、該テープ13の
テープ間より走水防止材が圧入するようにしたも
のである。 本発明においては、走水防止材として分離しに
くいグリースが用いられる。すなわち、(イ)炭素数
が1〜7の有機酸と炭素数が8〜36の有機酸の
K、Na、Li、Ca又はBaのコンプレツクス石ケ
ン、(ロ)安息香酸と炭素数が8〜36の有機酸のAl
コンプレツクス石ケン及び(ハ)炭素数が8〜36の有
機酸の金属塩より選ばれた1種又は2種以上の金
属石ケン4〜40重量部と、アニリン点が50〜110
℃、好ましくは60〜110℃で且つ40℃の動粘度が
8〜600cst.の炭化水素油100重量部とからなるグ
リースが用いられる。炭化水素油100重量部に対
する金属石ケンの割合が4重量部未満であると分
離しにくいグリースを得ることができないし、40
重量部を超えると得られるグリースが流動性に劣
り好ましくない。また、炭化水素油のアニリン点
及び40℃の動粘度が、上記の範囲外であると、分
離しにくいグリースが得られない。前記(イ)におけ
る炭素数が1〜7の有機酸としては、例えばギ
酸、酢酸、プロピオン酸、酪酸、吉草酸、カプロ
ン酸、安息香酸などをあげることができるし、(イ)
〜(ハ)における炭素数が8〜36の有機酸としては、
例えばカプリン酸、カプリン酸、ラウリン酸、ミ
リスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、アラ
キジン酸、ベヘン酸、リグノセリン酸、セロチン
酸、モンタン酸、メリシン酸、オレイン酸、リノ
ール酸、リノレン酸、トリコサン酸、リシノール
酸、アゼライン酸、セバシン酸、フタル酸、トル
イル酸、フエニル酢酸、ケイ皮酸や、パーム脂肪
酸、牛脂脂肪酸、ヒマシ脂肪酸、ナタネ脂肪酸、
ウール脂肪酸、魚油脂肪酸、鯨油脂肪酸ないしそ
の硬化脂肪酸などを、その金属塩を形成する金属
としは、例えばNa、K、Li、Ba、Ca、Alなど
をあげることができる。 本発明において用いられる金属石ケンの具体例
としては、安息香酸・ステアリン酸−Alコンプ
レツクス石ケン、酢酸・ベヘン酸−Naコンプレ
ツクス石ケン、酢酸・ステアリン酸−Baコンプ
レツクス石ケン、酢酸・酪酸・ステアリン酸−
Caコンプレツクス石ケン、セバシン酸・12−ヒ
ドロキシステアリン酸・カプロン酸−Liコンプレ
ツクス石ケン、牛脂硬化脂肪酸−Na石ケン、牛
脂硬化脂肪酸−Ba石ケン、ヒマシ硬化脂肪酸−
Ca石ケン、ヒマシ硬化脂肪酸・ナタネ硬化脂肪
酸−Li石ケン、酢酸・牛脂脂肪酸−Kコンプレツ
クス石ケン、酢酸・パーム硬化脂肪酸−Caコン
プレツクス石ケン、酪酸・パーム脂肪酸・ナタネ
脂肪酸−Naコンプレツクス石ケン、カプロン
酸・魚油硬化脂肪酸−Naコンプレツクス石ケン、
安息香酸・ベヘン酸−Alコンプレツクス石ケン、
ステアリン酸−K石ケン、リノール酸−Ba石ケ
ンなどをあげることができる。 本発明において走水防止材として用いられるグ
リースは、JIS K2220−5.3に基づく25℃におけ
る混和稠度が85〜400の範囲にあるものである。
その混和稠度が85未満であると充填時に高温度に
加熱して流動性を増大させる必要のある従来タイ
プのものと実質的に同様のものとなるし、他方
400を超えると流動性が過大となつてケーブルを
垂直にないし傾斜させて布設した場合にケーブル
内で流下したり、ケーブルの下位部分の内部にシ
ース破損の原因となりうる水頭圧を生ぜしめた
り、ケーブルの上位部分に走水防止上問題となる
空隙を生ぜしめたりして好ましくない。 発明の利点 本発明によれば、分離しにくいグリースからな
る走水防止材を用いたので、走水防止材の安定性
にすぐれ、走水防止効果が長期間持続されるとと
もに、グリースの分離によつて生じる油層が光フ
アイバケーブル端末部より洩出して端末機器等を
汚染させることなく使用できる。 また、該グリースは適度な混和稠度を有するの
で常温でないし比較的低温の加熱温度で充填する
ことができ、充填後の体積収縮がないか軽度であ
る。そのため、該グリースからなる走水防止材層
に亀裂が発生せず、ケーブル(光フアイバ)のマ
イクロベンドが少ない。その結果、本発明のケー
ブルは、すぐれた光伝送特性、遮水性を有すると
ともに、ケーブルの端末加工に際しても常温にお
いて固化していないためその除去が容易であり、
したがつて能率よくかつ精密に端末加工作業を行
うことができる。さらに、押圧下で流動変形性を
有するためケーブルの屈曲が容易であつて取扱い
性にすぐれ、かつ、ケーブルを屈曲した場合、光
フアイバ(ユニツト)間に介在する走水防止材が
潤滑剤の作用をなし、個々の光フアイバ(ユニツ
ト)の円滑な屈曲を助ける効果も奏する。 実施例、比較例 参考例 1 酢酸40重量部とナタネ硬化脂肪酸100重量部を
アニリン点が80℃の炭化水素油(ν40:138.6cSt)
500重量部に加えて90℃に加熱したものと、水酸
化ナトリウム36.7重量部を水100重量部に溶解さ
せたものとを混合し、撹拌下にケン化させた。ケ
ン化完了後150℃に加温して水分を除去し、次い
で前記炭化水素油500重量部を撹拌下に加えて200
℃に加温したのち放冷し、酸化防止剤としてα−
ナフチルアミンを加えてミーリングし、酢酸・ナ
タネ硬化脂肪酸−Naコンプレツクス石ケングリ
ースを得た。このグリースの混和稠度(25℃、
JIS K2220−5.3、以下同じ)は296であつた。 また、JIS K 2220−5.7に基づく100℃、2日
間の条件における離油度は0.5重量%であつた。 参考例 2〜20 参考例1に準じて、第1表に示した組成及び物
性のグリースを調製した。なお、参考例1〜15
は、本発明で用いられるグリースであつて、第1
表に示す通り離油度が小さいものである。 一方、参考例16〜20は、比較例のグリースであ
つて、用いた炭化水素油のアニリン点が過大であ
るか、又は40℃の動粘度が過小のために離油度が
大きい。
を介して複数本の光フアイバを遮水層で包囲して
なる走水防止効果の維持性、ひいてはケーブルの
長期安定性が改善された遮水形光フアイバケーブ
ルに関するものである。 背景技術 多数本の光フアイバとこれを包囲する遮水層と
の間に形成される空間に走水防止材を充填してな
る遮水形光フアイバケーブルが知られている。走
行防止材を介在せしめる目的は、主に遮水層に孔
等の破損部が形成された場合にその破損部より浸
入した水などが内部の光フアイバ部に浸透して悪
影響を及ぼすことを防止することにある。 従来、その走水防止材として常温では固体状に
あるものが知られていた。すなわち、充填時に加
熱溶融させてこれを光フアイバと遮水層との間の
空隙に注入するタイプのものが知られていた。 しかしながら、前記タイプのものは充填後冷却
されて常温では固化するものであるため、その冷
却過程における体積収縮に基づいて亀裂が発生し
その走水防止性能が低下する欠点を有するととも
に、該体積収縮によつて光フアイバにマイクロベ
ンドが生じる重大な欠点があつた。そのほか、固
化後に該ケーブルより除去することが困難である
ために高度の精密さが要求される光フアイバケー
ブルの接続等の端末加工において種々の不都合が
生じたり、屈曲自在性に劣り作業時等における取
扱い性に劣るなどの欠点もあつた。 上記に鑑みて、本発明者の一部のものは、先に
走水防止材としてグリースを用いることを提案し
た。グリースは一般に、その軟度の温度依存性が
極めて小さいでので、常温度においても軟らかく
て加熱軟化の工程を経ることなく常温で光フアイ
バケーブルへの注入充填が可能であり、しかも流
動性が過大でないので、光フアイバケーブル内で
問題となるような流動は生じない。 しかしながら、本発明者らの引き続く研究から
グリスを充填したケーブル片を両端開口したまま
で垂直に長期間保持した場合、グリースから分離
した油分がケーブル下端より滴下する現象がみら
れた。 この現象は、まずグリースが油分と増稠剤とに
分離し、次いで固体の増稠剤にケーブル内に通常
多量に存在する空気が付着して増稠剤の見かけ比
重が減少し、この結果ケーブルの下部に分離油分
が集まつて、これがケーブル下端より流下するこ
とによることが判明した。 発明の開示 本発明は、分離しにくい特殊なグリースを走水
防止材として用いることにより上記の欠点を克服
するとともに、走水防止効果の持続性を改善した
ものである。 すなわち、本発明は、(イ)炭素数が1〜7の有機
酸と炭素数が8〜36の有機酸のK、Na、Li、Ca
又はBaのコンプレツクス石ケン、(ロ)安息香酸と
炭素数が8〜36の有機酸のAlコンプレツクス石
ケン及び(ハ)炭素数が8〜36の有機酸の金属塩より
選ばれた金属石ケン4〜40重量部と、アニリン点
が50〜110℃で且つ40℃の動粘度が8〜600cst.の
炭化水素油100重量部とからなり、25℃における
混和稠度が85〜400の範囲にあるグリースよりな
る走水防止材を介して複数本の光フアイバを遮水
層で包囲してなる遮水形光フアイバケーブルを提
供するものである。 本発明のケーブルは、例えば添付図面のような
構造をしたものである。これは、例えばケプラ
ー、FRPのような有機高分子系繊維や金属線な
どからなるテンシヨンメンバ11を中心としてそ
の周りに6本の光フアイバ12を集合させ、これ
に抑え巻きテープ13を適度のテープ間隔を設け
て粗巻きすることにより形成した6芯光フアイバ
ユニツト1の8ユニツトを、例えばゴム製、プラ
スチツク製あるいはこれらの繊維補強物製のロツ
ド、金属線、有機高分子系繊維などからなるテン
シヨンメンバ2の周囲に集合させ、得られた集合
体の内部空間に走水防止材5を圧入充填するとと
もに、集合体の外周にも若干量の走水防止材層を
成形創設したのちこれを例えばアルミニウムや鉛
のような金属のラミネートテープなどを縦添えす
ることにより形成した遮水層3で包囲し、その上
に該ラミネートテープなどの接着剤層と接着した
状態にポリエチレンやポリ塩化ビニルなどのシー
ス材からなる保護シース層4を押出成形方式で形
成することにより製造したものである。なお、走
水防止材5は、必須ではないが光フアイバユニツ
ト1の内部にも密な状態で充填されていることが
望ましい。前記の光フアイバユニツトにおける抑
え巻きテープ13の粗巻きは、その目的を達成す
るためのものである。すなわち、該テープ13の
テープ間より走水防止材が圧入するようにしたも
のである。 本発明においては、走水防止材として分離しに
くいグリースが用いられる。すなわち、(イ)炭素数
が1〜7の有機酸と炭素数が8〜36の有機酸の
K、Na、Li、Ca又はBaのコンプレツクス石ケ
ン、(ロ)安息香酸と炭素数が8〜36の有機酸のAl
コンプレツクス石ケン及び(ハ)炭素数が8〜36の有
機酸の金属塩より選ばれた1種又は2種以上の金
属石ケン4〜40重量部と、アニリン点が50〜110
℃、好ましくは60〜110℃で且つ40℃の動粘度が
8〜600cst.の炭化水素油100重量部とからなるグ
リースが用いられる。炭化水素油100重量部に対
する金属石ケンの割合が4重量部未満であると分
離しにくいグリースを得ることができないし、40
重量部を超えると得られるグリースが流動性に劣
り好ましくない。また、炭化水素油のアニリン点
及び40℃の動粘度が、上記の範囲外であると、分
離しにくいグリースが得られない。前記(イ)におけ
る炭素数が1〜7の有機酸としては、例えばギ
酸、酢酸、プロピオン酸、酪酸、吉草酸、カプロ
ン酸、安息香酸などをあげることができるし、(イ)
〜(ハ)における炭素数が8〜36の有機酸としては、
例えばカプリン酸、カプリン酸、ラウリン酸、ミ
リスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、アラ
キジン酸、ベヘン酸、リグノセリン酸、セロチン
酸、モンタン酸、メリシン酸、オレイン酸、リノ
ール酸、リノレン酸、トリコサン酸、リシノール
酸、アゼライン酸、セバシン酸、フタル酸、トル
イル酸、フエニル酢酸、ケイ皮酸や、パーム脂肪
酸、牛脂脂肪酸、ヒマシ脂肪酸、ナタネ脂肪酸、
ウール脂肪酸、魚油脂肪酸、鯨油脂肪酸ないしそ
の硬化脂肪酸などを、その金属塩を形成する金属
としは、例えばNa、K、Li、Ba、Ca、Alなど
をあげることができる。 本発明において用いられる金属石ケンの具体例
としては、安息香酸・ステアリン酸−Alコンプ
レツクス石ケン、酢酸・ベヘン酸−Naコンプレ
ツクス石ケン、酢酸・ステアリン酸−Baコンプ
レツクス石ケン、酢酸・酪酸・ステアリン酸−
Caコンプレツクス石ケン、セバシン酸・12−ヒ
ドロキシステアリン酸・カプロン酸−Liコンプレ
ツクス石ケン、牛脂硬化脂肪酸−Na石ケン、牛
脂硬化脂肪酸−Ba石ケン、ヒマシ硬化脂肪酸−
Ca石ケン、ヒマシ硬化脂肪酸・ナタネ硬化脂肪
酸−Li石ケン、酢酸・牛脂脂肪酸−Kコンプレツ
クス石ケン、酢酸・パーム硬化脂肪酸−Caコン
プレツクス石ケン、酪酸・パーム脂肪酸・ナタネ
脂肪酸−Naコンプレツクス石ケン、カプロン
酸・魚油硬化脂肪酸−Naコンプレツクス石ケン、
安息香酸・ベヘン酸−Alコンプレツクス石ケン、
ステアリン酸−K石ケン、リノール酸−Ba石ケ
ンなどをあげることができる。 本発明において走水防止材として用いられるグ
リースは、JIS K2220−5.3に基づく25℃におけ
る混和稠度が85〜400の範囲にあるものである。
その混和稠度が85未満であると充填時に高温度に
加熱して流動性を増大させる必要のある従来タイ
プのものと実質的に同様のものとなるし、他方
400を超えると流動性が過大となつてケーブルを
垂直にないし傾斜させて布設した場合にケーブル
内で流下したり、ケーブルの下位部分の内部にシ
ース破損の原因となりうる水頭圧を生ぜしめた
り、ケーブルの上位部分に走水防止上問題となる
空隙を生ぜしめたりして好ましくない。 発明の利点 本発明によれば、分離しにくいグリースからな
る走水防止材を用いたので、走水防止材の安定性
にすぐれ、走水防止効果が長期間持続されるとと
もに、グリースの分離によつて生じる油層が光フ
アイバケーブル端末部より洩出して端末機器等を
汚染させることなく使用できる。 また、該グリースは適度な混和稠度を有するの
で常温でないし比較的低温の加熱温度で充填する
ことができ、充填後の体積収縮がないか軽度であ
る。そのため、該グリースからなる走水防止材層
に亀裂が発生せず、ケーブル(光フアイバ)のマ
イクロベンドが少ない。その結果、本発明のケー
ブルは、すぐれた光伝送特性、遮水性を有すると
ともに、ケーブルの端末加工に際しても常温にお
いて固化していないためその除去が容易であり、
したがつて能率よくかつ精密に端末加工作業を行
うことができる。さらに、押圧下で流動変形性を
有するためケーブルの屈曲が容易であつて取扱い
性にすぐれ、かつ、ケーブルを屈曲した場合、光
フアイバ(ユニツト)間に介在する走水防止材が
潤滑剤の作用をなし、個々の光フアイバ(ユニツ
ト)の円滑な屈曲を助ける効果も奏する。 実施例、比較例 参考例 1 酢酸40重量部とナタネ硬化脂肪酸100重量部を
アニリン点が80℃の炭化水素油(ν40:138.6cSt)
500重量部に加えて90℃に加熱したものと、水酸
化ナトリウム36.7重量部を水100重量部に溶解さ
せたものとを混合し、撹拌下にケン化させた。ケ
ン化完了後150℃に加温して水分を除去し、次い
で前記炭化水素油500重量部を撹拌下に加えて200
℃に加温したのち放冷し、酸化防止剤としてα−
ナフチルアミンを加えてミーリングし、酢酸・ナ
タネ硬化脂肪酸−Naコンプレツクス石ケングリ
ースを得た。このグリースの混和稠度(25℃、
JIS K2220−5.3、以下同じ)は296であつた。 また、JIS K 2220−5.7に基づく100℃、2日
間の条件における離油度は0.5重量%であつた。 参考例 2〜20 参考例1に準じて、第1表に示した組成及び物
性のグリースを調製した。なお、参考例1〜15
は、本発明で用いられるグリースであつて、第1
表に示す通り離油度が小さいものである。 一方、参考例16〜20は、比較例のグリースであ
つて、用いた炭化水素油のアニリン点が過大であ
るか、又は40℃の動粘度が過小のために離油度が
大きい。
【表】
実施例 1
コア径500μm、クラツド径125μmのGI形光フ
アイバ素線にナイロンジヤケツトを施した直径
0.9mmの光フアイバの6本を直径1.0mmのピアノ線
を芯線としてこれに各光フアイバが10cmピツチで
1周する割合で巻き付けて得たものに厚さ50μm、
幅2.5mmの延伸ポリエチレンフイルムからなる抑
え巻きテープを1.0cmのテープ間隔で巻き付けて
形成した6芯光フアイバユニツト(外径3.0mm)
の8本を直径5mmのピアノ線製テンシヨンメンバ
の周りに各該ユニツトが40cmピツチで1周する割
合で巻き付けて連続的に得た外径11mmの集合体を
直径5mmの小孔を多数有するテーパ状の円筒体
(常温)を通過させた。この円筒体の小孔からは
走水防止材が1.0Kg/cm2の圧力で押圧されており、
その結果、これを通過する集合体の該ユニツト間
及び各光フアイバ間の空隙に走水防止材が圧入充
填される。 このようにして得た走水防止材が外周を被う直
径16mmのものに片面に変性ポリオレフイン系接着
剤が50μmの厚さで貼合わされた厚さ250μm、幅
57mmのアルミラミネートテープを縦添えして遮水
層を形成し、次いでこれを押出成形機に導入して
厚さ3mmのポリエチレンシース層を形成すること
により外径23mmの遮水形光フアイバケーブルを
15m/分の速さで連続的に得た。 用いた走水防止材は参考例1のものである。 得られたケーブルは、光フアイバユニツト間及
び光フアイバ間の空隙の全部にグリースが充填さ
れたものであつた。また、ケーブルの性能は第2
表に示したようにすぐれたものであつた。 なお、ケーブルの遮水性については、長さ2m
のケーブル試験片の長さ方向のほぼ中央部のシー
ス層及び縦添え遮水層を25mmにわたりはぎとり、
そこに1mの高さに水を満したポリエチレン管
(直径30mm)を設けて14日後におけるケーブル両
端からの水もれの有無を調べた。さらに、水もれ
が無の場合にはケーブルを解体し、浸水距離を調
べた。 また、ケーブルの長期安定性はREA規格PE−
39のケーブルドリツプテストに従い評価した。 実施例 2〜11 走水防止材の種類を種々代えて実施例1に準じ
てケーブルを得た。その特性を第2表に示した。 比較例 1 走水防止材として米国ウイツト社製#5Bを用
い、これは常温で固体であるので105℃に加熱溶
融して充填し、常温下で放冷したほかは実施例1
と同様にしてケーブルを得た。 このものの性能を第2表に示した。 比較例 2 参考例16の分離しやすいグリースを用いたほか
は実施例1と同様にしてケーブルを得た。 このものの性能を第2表に示した。
アイバ素線にナイロンジヤケツトを施した直径
0.9mmの光フアイバの6本を直径1.0mmのピアノ線
を芯線としてこれに各光フアイバが10cmピツチで
1周する割合で巻き付けて得たものに厚さ50μm、
幅2.5mmの延伸ポリエチレンフイルムからなる抑
え巻きテープを1.0cmのテープ間隔で巻き付けて
形成した6芯光フアイバユニツト(外径3.0mm)
の8本を直径5mmのピアノ線製テンシヨンメンバ
の周りに各該ユニツトが40cmピツチで1周する割
合で巻き付けて連続的に得た外径11mmの集合体を
直径5mmの小孔を多数有するテーパ状の円筒体
(常温)を通過させた。この円筒体の小孔からは
走水防止材が1.0Kg/cm2の圧力で押圧されており、
その結果、これを通過する集合体の該ユニツト間
及び各光フアイバ間の空隙に走水防止材が圧入充
填される。 このようにして得た走水防止材が外周を被う直
径16mmのものに片面に変性ポリオレフイン系接着
剤が50μmの厚さで貼合わされた厚さ250μm、幅
57mmのアルミラミネートテープを縦添えして遮水
層を形成し、次いでこれを押出成形機に導入して
厚さ3mmのポリエチレンシース層を形成すること
により外径23mmの遮水形光フアイバケーブルを
15m/分の速さで連続的に得た。 用いた走水防止材は参考例1のものである。 得られたケーブルは、光フアイバユニツト間及
び光フアイバ間の空隙の全部にグリースが充填さ
れたものであつた。また、ケーブルの性能は第2
表に示したようにすぐれたものであつた。 なお、ケーブルの遮水性については、長さ2m
のケーブル試験片の長さ方向のほぼ中央部のシー
ス層及び縦添え遮水層を25mmにわたりはぎとり、
そこに1mの高さに水を満したポリエチレン管
(直径30mm)を設けて14日後におけるケーブル両
端からの水もれの有無を調べた。さらに、水もれ
が無の場合にはケーブルを解体し、浸水距離を調
べた。 また、ケーブルの長期安定性はREA規格PE−
39のケーブルドリツプテストに従い評価した。 実施例 2〜11 走水防止材の種類を種々代えて実施例1に準じ
てケーブルを得た。その特性を第2表に示した。 比較例 1 走水防止材として米国ウイツト社製#5Bを用
い、これは常温で固体であるので105℃に加熱溶
融して充填し、常温下で放冷したほかは実施例1
と同様にしてケーブルを得た。 このものの性能を第2表に示した。 比較例 2 参考例16の分離しやすいグリースを用いたほか
は実施例1と同様にしてケーブルを得た。 このものの性能を第2表に示した。
【表】
図は、本発明の遮水形光フアイバケーブルの構
造例を表わした横断面図である。 1:6芯光フアイバユニツト、2,11:テン
シヨンメンバ、3:遮水層、4:保護シース層、
5:走水防止材、12:光フアイバ、13:抑え
巻きテープ。
造例を表わした横断面図である。 1:6芯光フアイバユニツト、2,11:テン
シヨンメンバ、3:遮水層、4:保護シース層、
5:走水防止材、12:光フアイバ、13:抑え
巻きテープ。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 走水防止材を介して複数本の光フアイバを遮
水層で包囲してなる遮水形光フアイバケーブルに
おいて、走水防止材が、下記の(イ)〜(ハ)より選ばれ
た金属石ケン4〜40重量部とアニリン点が50〜
110℃で且つ40℃の動粘度が8〜600cst.の炭化水
素油100重量部とからなり、25℃における混和稠
度が85〜400の範囲にあるグリースであることを
特徴とする前記ケーブル。 (イ) 炭素数が1〜7の有機酸と炭素数が8〜36の
有機酸のK、Na、Li、Ca又はBaのコンプレツ
クス石ケン。 (ロ) 安息香酸と炭素数が8〜36の有機酸のAlコ
ンプレツクス石ケン。 (ハ) 炭素数が8〜36の有機酸の金属塩。
Priority Applications (7)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59040996A JPS60185913A (ja) | 1984-03-03 | 1984-03-03 | グリ−ス充填遮水形光ケ−ブル |
| DE8585100895T DE3573478D1 (en) | 1984-03-03 | 1985-01-29 | Waterproof optical fiber cable |
| AT85100895T ATE46973T1 (de) | 1984-03-03 | 1985-01-29 | Wasserfestes optisches kabel. |
| EP85100895A EP0160778B2 (en) | 1984-03-03 | 1985-01-29 | Waterproof optical fiber cable |
| CA000473252A CA1251669A (en) | 1984-03-03 | 1985-01-31 | Waterproof optical fiber cable |
| US06/698,461 US4703997A (en) | 1984-03-03 | 1985-02-05 | Waterproof optical fiber cable |
| AU38454/85A AU585847B2 (en) | 1984-03-03 | 1985-02-05 | Waterproof optical fiber cable |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59040996A JPS60185913A (ja) | 1984-03-03 | 1984-03-03 | グリ−ス充填遮水形光ケ−ブル |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60185913A JPS60185913A (ja) | 1985-09-21 |
| JPH0478963B2 true JPH0478963B2 (ja) | 1992-12-14 |
Family
ID=12596033
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP59040996A Granted JPS60185913A (ja) | 1984-03-03 | 1984-03-03 | グリ−ス充填遮水形光ケ−ブル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60185913A (ja) |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS54110208A (en) * | 1978-02-16 | 1979-08-29 | Toshi Sangiyou Kk | Manufacture of greasy lubricant |
| FR2470392B1 (fr) * | 1979-11-22 | 1986-02-28 | Noane Georges Le | Cables a fibres optiques notmment pour systemes de transmission sous-marins |
| JPS58122996A (ja) * | 1982-01-14 | 1983-07-21 | Nippon Steel Chem Co Ltd | グリ−ス組成物 |
-
1984
- 1984-03-03 JP JP59040996A patent/JPS60185913A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60185913A (ja) | 1985-09-21 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |