JPH0515200B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0515200B2 JPH0515200B2 JP60218962A JP21896285A JPH0515200B2 JP H0515200 B2 JPH0515200 B2 JP H0515200B2 JP 60218962 A JP60218962 A JP 60218962A JP 21896285 A JP21896285 A JP 21896285A JP H0515200 B2 JPH0515200 B2 JP H0515200B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- acid
- phytic acid
- desensitizing
- phytic
- treatment liquid
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41N—PRINTING PLATES OR FOILS; MATERIALS FOR SURFACES USED IN PRINTING MACHINES FOR PRINTING, INKING, DAMPING, OR THE LIKE; PREPARING SUCH SURFACES FOR USE AND CONSERVING THEM
- B41N3/00—Preparing for use and conserving printing surfaces
- B41N3/08—Damping; Neutralising or similar differentiation treatments for lithographic printing formes; Gumming or finishing solutions, fountain solutions, correction or deletion fluids, or on-press development
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G13/00—Electrographic processes using a charge pattern
- G03G13/26—Electrographic processes using a charge pattern for the production of printing plates for non-xerographic printing processes
- G03G13/28—Planographic printing plates
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10S—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10S516/00—Colloid systems and wetting agents; subcombinations thereof; processes of
- Y10S516/01—Wetting, emulsifying, dispersing, or stabilizing agents
- Y10S516/06—Protein or carboxylic compound containing
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Printing Plates And Materials Therefor (AREA)
Description
<産業上の利用分野>
本発明は、オフセツト印刷用電子写真版の不感
脂化処理液に関し、更に詳しくは、紙等の支持体
表面に酸化亜鉛を塗布した版材(以下「マスター
ペーパー」と称する)に、電子写真法で親油性画
像を形成し、これをオフセツト印刷用原版として
使用する際に用いるフイチン酸をキレート剤とし
た不感脂化処理液の改良に関する。 <従来の技術> オフセツト印刷用電子写真版の不感脂化処理液
には、(ア)無害である、(イ)インクにシアニンブルー
を使用できる、(ウ)PH調節が容易である等の見地か
ら、フエロシアンイオンを主体としたものに代
り、フイチン酸を主体としたものが提唱されてい
る。しかし、フイチン酸を単に希釈しただけから
なる不感脂化処理液では直ぐマスターペーパーに
地汚れが発生し、実用に耐え得ないことは周知で
ある(比較例参照)。そこで従来より、フイチ
ン酸にアミノカルボン酸の錯体若しくはその塩お
よびポイオキシカルボン酸を添加する(特開昭57
−20394号公報参照;従来例)又はフイチン酸
の金属塩に水溶性フツ化物及びジカルボン酸アル
カリ金属塩とリン酸のアルカリ金属塩を添加する
(特開昭59−35994号公報参照;従来例)等の方
法で不感脂化処理液の実用化を図り、数千〜1万
枚印刷した後にも、マスターペーパーや印刷物に
地汚れを発生させない不感脂化処理液が提案され
ている。 <発明が解決しようとする問題点> しかし、本発明者が上記従来例に基づいて不感
脂化処理液を調節し、追試を行つたところ(第1
表の従来例、参照)、刷出しから印刷物に薄
い地汚れが発生し、従来例の不感脂化処理液には
実用上問題があることが判明した。 そこで、本発明は、地汚れのない実用上使用可
能な不感脂化処理液を提供することを目的とす
る。 <問題点を解決するための手段> 本発明者は上記目的を達成しようと鋭意研究を
重ねてきた結果、フイチン酸をキレート剤とする
不感脂化処理液の中へ、 HOOC−(CH2)n−COOH;ただしn=1〜
6又はフタル酸の中から選ばれるジカルボン酸を
2種以上添加すると、印刷物に地汚れが発生せ
ず、不感脂化処理液の耐久性が著しく向上するこ
とを見い出し、本発明を完成した。 <実施の態様> 以下、上記各構成要件について詳細に説明す
る。 (a) フイチン酸(別名、イノシツトヘキサリン
酸)は、その2位−6位又は3位−5位の水酸
基が、マスターペーパー上に電子写真法で形成
された画像部分以外の部分(非画像部分)の表
面上の亜鉛をキレート化することにより、該非
画像部分を疎油性としてインク(油性である)
の付着防止作用を奏する。尚、このフイチン酸
は植物の種子あるいは穀物等から得られる物質
であり、人体に無害である。 (b) ジガルボン酸は、上記フイチン酸の助剤とし
て添加されるものである。具体的には、マロン
酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、ピメ
リン酸、コルク酸又はフタル酸であり、この中
から選ばれる2種以上のものが添加されること
となる。尚、(CH2)n基のn=7以上となる
と水溶性の点に問題があり、シユウ酸(n=
0)の場合は本発明特有の効果を奏さない。ま
た、フタル酸は添加原料時無水物であつても勿
論よい。ただし、イソ、テレフタル酸はフイチ
ン酸と反応して沈澱物をつくるので好ましくな
い。 そして、ジカルボン酸はフイチン酸(無水
物)に対してモル比にして約60%〜100%添加
することが好ましい(第2図参照)。60%未満
では不感脂化処理液の耐久性が悪くなるおそれ
があり、100%を越えても耐久性にあまり差が
ないからである。 フイチン酸に上記ジカルボン酸を2種以上添
加することにより、下記の効果を奏するのであ
るが、その理由は以下のように予想される。 (ア) テレフタル酸、イソフタル酸やシユウ酸が
除かれていることから、ジカルボン酸も亜鉛
をキレート化している。 (イ) ジカルボン酸を2種以上加えることによ
り、不感脂化処理液の物性(フイチン酸濃度
PH等)が変化しても、多種のジカルボン酸が
緩衝作用的に働いて、上記(ア)の反応が絶えず
起こり、また、(ア)の効果が相乗的に高められ
る。 (c) 尚、本不感脂化処理液の調製に際し、必要に
応じ、澱粉(可溶性澱粉、デキストリン系を含
む)及びその誘導体、繊維素誘導体、ポリアク
リル酸ソーダ、アラビアゴム、プルラン等の一
般に使用されている糊剤、エチレングリコー
ル、プロピレングリコール、ジエチレングリコ
ール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレ
ングリコール、グリセリン、ソルビトール、グ
ルコース、砂糖等の湿潤剤、リン酸、メタリン
酸、硝酸、珪酸、メタ珪酸等の、この種の印刷
用材料薬品に常識的に使用される無機酸及びそ
の塩、或は同じく、クエン酸、タンニン酸等の
常識的に使用される有機酸及びその塩、サリチ
ル酸、安息香酸、デヒドロ酢酸等の防腐剤、ベ
ンゼン、トルエン等、芳香族のスルフオン酸及
びその塩等の助剤、低級アルコール、エーテ
ル、ケトン、セロソルブ等の界面張力調整剤、
着色用色素等を併用することは妨げにならな
い。 <発明の効果> 以上説明したように、フイチン酸と2種以上の
所定のジカルボン酸を有効成分とする不感脂化処
理液を調製し、マスターペーパー1枚につき3000
枚(マスターペーパーの耐久枚数である)のオフ
セツト印刷を、マスターペーパーを交換しつつ30
回(1日1回行つた)行つたところ、地汚れその
他の異状は何ら認められず良好な印刷物が得られ
た。尚、当然であるが、不感脂化処理液は適宜継
ぎ足すものとする。 このように本発明の不感脂化処理液は、実用上
充分に使用に耐え得るものである。更には、本発
明に使用するジカルボン酸はどれも入手し易く、
不感脂化処理液の安定供給が可能であると共に、
第2図に示すように、ジカルボン酸の有効濃度範
囲が広いため、不感脂化処理液の調製に精度を要
しないという効果もある。 <実施例> 以下、本発明の実施例について説明する。 実施例の不感脂化処理液は、水1000重量部に対
して50%フイチン酸(三井東圧(株)製造)150重量
部及び所定のジカルボン酸を加え、苛性ソーダに
よりPHを略4.0に調製する。この不感脂化処理液
を製版されたマスターペーパーに塗布し、一方、
上記不感脂化処理液を水で10倍に希釈し印刷用浸
し水とする。そして、通常のオフセツト印刷用電
子写真版(トーコー(株)製ベステイー1800CD,及
びリヨービ(株)製2800CD)により藍インク((株)日
研化学研究所製;マスターブルー)で中性紙(北
越製紙(株)製20%Ashのもの)に印刷をした。 他方、比較例、従来例は夫々下記配合である。 比較例 1 水 1000重量部 フイチン酸(50%) 150 〃 比較例 2 水 1000重量部 フイチン酸(50%) 150 〃 アジピン酸 26 〃 比較例 3 水 1000重量部 フイチン酸(50%) 150 〃 フタル酸 26 〃 従来例 [Ni(NH2 CH2 COO)2(H2 O2)] 25重量部 グルコン酸 60 〃 水 855 〃 フイチン酸(50%) 120 〃 ただし、リン酸ナトリウムによりPH=5.0に調
製 従来例 コハク酸ナトリウム 30重量部 マロン酸ナトリウム 30 〃 フツ化ナトリウム 10 〃 ポリアクリル酸ナトリウム 10 〃 水 700 〃 フイチン酸エステルマグネシウム 100 〃 ただし、リン酸ナトリウムによりPH=4.4に調
製 尚、比較例で使用するフイチン酸は実施例と同
一のものである。 実施例、比較例及び従来例ともマスターペーパ
ー1版につき3000枚印刷し、印刷物の非画像部に
地汚れがあるかどうかを目視により検査する。
尚、実施例においては、上記3000枚の印刷は1日
1回行うこととし、翌日の印刷まで不感脂化処理
液は通常状態で保管(作業所内に放置)すること
により、実際の印刷条件に近づけてある(第1
表;第1,2図も同じ)。 第1表より、実施例の不感脂化処理液によれば
(3000×30)枚印刷後も地汚れのないことがわか
る。 第1図は、フタル酸に対するアジピン酸の配合
比(モル%)と印刷枚数との関係を示すグラフで
ある。ただし、フタル酸とアジピン酸の合計モル
数は略一定(0.156モル;両者合計重量部=26重
量部(比較;実施例7))である。これより、添
加するジカルボン酸における配合比はシビアに調
製しなくてもよいことが判る。 第2図は、フイチン酸に対するマロン酸+アジ
ピン酸(モル比0.8:1≒重量比1:2)の配合
量と印刷枚数との関係を示す。これと第1図の結
果より、添加するジカルボン酸はフイチン酸(50
%フイチン酸150g=0.113モル)に対して少なく
とも0.067モル以上(モル比にして60%以上)添
加すればよいことが判る。 上記第1,2図の場合も、水1000重量部とフイ
チン酸150重量部に対して所定のジカルボン酸を
添加して試験を行つた。ただし、第1,2図の結
果においても(3000×30)枚で地汚れが発生した
わけではない。 尚、本実施例以外の2種又は3種のジカルボン
酸の組合せ、配合比又は配合量であつても、本実
施例と同様の効果を奏することは予想でき、4種
以上のジカルボン酸を混合した場合も同様であ
る。
脂化処理液に関し、更に詳しくは、紙等の支持体
表面に酸化亜鉛を塗布した版材(以下「マスター
ペーパー」と称する)に、電子写真法で親油性画
像を形成し、これをオフセツト印刷用原版として
使用する際に用いるフイチン酸をキレート剤とし
た不感脂化処理液の改良に関する。 <従来の技術> オフセツト印刷用電子写真版の不感脂化処理液
には、(ア)無害である、(イ)インクにシアニンブルー
を使用できる、(ウ)PH調節が容易である等の見地か
ら、フエロシアンイオンを主体としたものに代
り、フイチン酸を主体としたものが提唱されてい
る。しかし、フイチン酸を単に希釈しただけから
なる不感脂化処理液では直ぐマスターペーパーに
地汚れが発生し、実用に耐え得ないことは周知で
ある(比較例参照)。そこで従来より、フイチ
ン酸にアミノカルボン酸の錯体若しくはその塩お
よびポイオキシカルボン酸を添加する(特開昭57
−20394号公報参照;従来例)又はフイチン酸
の金属塩に水溶性フツ化物及びジカルボン酸アル
カリ金属塩とリン酸のアルカリ金属塩を添加する
(特開昭59−35994号公報参照;従来例)等の方
法で不感脂化処理液の実用化を図り、数千〜1万
枚印刷した後にも、マスターペーパーや印刷物に
地汚れを発生させない不感脂化処理液が提案され
ている。 <発明が解決しようとする問題点> しかし、本発明者が上記従来例に基づいて不感
脂化処理液を調節し、追試を行つたところ(第1
表の従来例、参照)、刷出しから印刷物に薄
い地汚れが発生し、従来例の不感脂化処理液には
実用上問題があることが判明した。 そこで、本発明は、地汚れのない実用上使用可
能な不感脂化処理液を提供することを目的とす
る。 <問題点を解決するための手段> 本発明者は上記目的を達成しようと鋭意研究を
重ねてきた結果、フイチン酸をキレート剤とする
不感脂化処理液の中へ、 HOOC−(CH2)n−COOH;ただしn=1〜
6又はフタル酸の中から選ばれるジカルボン酸を
2種以上添加すると、印刷物に地汚れが発生せ
ず、不感脂化処理液の耐久性が著しく向上するこ
とを見い出し、本発明を完成した。 <実施の態様> 以下、上記各構成要件について詳細に説明す
る。 (a) フイチン酸(別名、イノシツトヘキサリン
酸)は、その2位−6位又は3位−5位の水酸
基が、マスターペーパー上に電子写真法で形成
された画像部分以外の部分(非画像部分)の表
面上の亜鉛をキレート化することにより、該非
画像部分を疎油性としてインク(油性である)
の付着防止作用を奏する。尚、このフイチン酸
は植物の種子あるいは穀物等から得られる物質
であり、人体に無害である。 (b) ジガルボン酸は、上記フイチン酸の助剤とし
て添加されるものである。具体的には、マロン
酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、ピメ
リン酸、コルク酸又はフタル酸であり、この中
から選ばれる2種以上のものが添加されること
となる。尚、(CH2)n基のn=7以上となる
と水溶性の点に問題があり、シユウ酸(n=
0)の場合は本発明特有の効果を奏さない。ま
た、フタル酸は添加原料時無水物であつても勿
論よい。ただし、イソ、テレフタル酸はフイチ
ン酸と反応して沈澱物をつくるので好ましくな
い。 そして、ジカルボン酸はフイチン酸(無水
物)に対してモル比にして約60%〜100%添加
することが好ましい(第2図参照)。60%未満
では不感脂化処理液の耐久性が悪くなるおそれ
があり、100%を越えても耐久性にあまり差が
ないからである。 フイチン酸に上記ジカルボン酸を2種以上添
加することにより、下記の効果を奏するのであ
るが、その理由は以下のように予想される。 (ア) テレフタル酸、イソフタル酸やシユウ酸が
除かれていることから、ジカルボン酸も亜鉛
をキレート化している。 (イ) ジカルボン酸を2種以上加えることによ
り、不感脂化処理液の物性(フイチン酸濃度
PH等)が変化しても、多種のジカルボン酸が
緩衝作用的に働いて、上記(ア)の反応が絶えず
起こり、また、(ア)の効果が相乗的に高められ
る。 (c) 尚、本不感脂化処理液の調製に際し、必要に
応じ、澱粉(可溶性澱粉、デキストリン系を含
む)及びその誘導体、繊維素誘導体、ポリアク
リル酸ソーダ、アラビアゴム、プルラン等の一
般に使用されている糊剤、エチレングリコー
ル、プロピレングリコール、ジエチレングリコ
ール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレ
ングリコール、グリセリン、ソルビトール、グ
ルコース、砂糖等の湿潤剤、リン酸、メタリン
酸、硝酸、珪酸、メタ珪酸等の、この種の印刷
用材料薬品に常識的に使用される無機酸及びそ
の塩、或は同じく、クエン酸、タンニン酸等の
常識的に使用される有機酸及びその塩、サリチ
ル酸、安息香酸、デヒドロ酢酸等の防腐剤、ベ
ンゼン、トルエン等、芳香族のスルフオン酸及
びその塩等の助剤、低級アルコール、エーテ
ル、ケトン、セロソルブ等の界面張力調整剤、
着色用色素等を併用することは妨げにならな
い。 <発明の効果> 以上説明したように、フイチン酸と2種以上の
所定のジカルボン酸を有効成分とする不感脂化処
理液を調製し、マスターペーパー1枚につき3000
枚(マスターペーパーの耐久枚数である)のオフ
セツト印刷を、マスターペーパーを交換しつつ30
回(1日1回行つた)行つたところ、地汚れその
他の異状は何ら認められず良好な印刷物が得られ
た。尚、当然であるが、不感脂化処理液は適宜継
ぎ足すものとする。 このように本発明の不感脂化処理液は、実用上
充分に使用に耐え得るものである。更には、本発
明に使用するジカルボン酸はどれも入手し易く、
不感脂化処理液の安定供給が可能であると共に、
第2図に示すように、ジカルボン酸の有効濃度範
囲が広いため、不感脂化処理液の調製に精度を要
しないという効果もある。 <実施例> 以下、本発明の実施例について説明する。 実施例の不感脂化処理液は、水1000重量部に対
して50%フイチン酸(三井東圧(株)製造)150重量
部及び所定のジカルボン酸を加え、苛性ソーダに
よりPHを略4.0に調製する。この不感脂化処理液
を製版されたマスターペーパーに塗布し、一方、
上記不感脂化処理液を水で10倍に希釈し印刷用浸
し水とする。そして、通常のオフセツト印刷用電
子写真版(トーコー(株)製ベステイー1800CD,及
びリヨービ(株)製2800CD)により藍インク((株)日
研化学研究所製;マスターブルー)で中性紙(北
越製紙(株)製20%Ashのもの)に印刷をした。 他方、比較例、従来例は夫々下記配合である。 比較例 1 水 1000重量部 フイチン酸(50%) 150 〃 比較例 2 水 1000重量部 フイチン酸(50%) 150 〃 アジピン酸 26 〃 比較例 3 水 1000重量部 フイチン酸(50%) 150 〃 フタル酸 26 〃 従来例 [Ni(NH2 CH2 COO)2(H2 O2)] 25重量部 グルコン酸 60 〃 水 855 〃 フイチン酸(50%) 120 〃 ただし、リン酸ナトリウムによりPH=5.0に調
製 従来例 コハク酸ナトリウム 30重量部 マロン酸ナトリウム 30 〃 フツ化ナトリウム 10 〃 ポリアクリル酸ナトリウム 10 〃 水 700 〃 フイチン酸エステルマグネシウム 100 〃 ただし、リン酸ナトリウムによりPH=4.4に調
製 尚、比較例で使用するフイチン酸は実施例と同
一のものである。 実施例、比較例及び従来例ともマスターペーパ
ー1版につき3000枚印刷し、印刷物の非画像部に
地汚れがあるかどうかを目視により検査する。
尚、実施例においては、上記3000枚の印刷は1日
1回行うこととし、翌日の印刷まで不感脂化処理
液は通常状態で保管(作業所内に放置)すること
により、実際の印刷条件に近づけてある(第1
表;第1,2図も同じ)。 第1表より、実施例の不感脂化処理液によれば
(3000×30)枚印刷後も地汚れのないことがわか
る。 第1図は、フタル酸に対するアジピン酸の配合
比(モル%)と印刷枚数との関係を示すグラフで
ある。ただし、フタル酸とアジピン酸の合計モル
数は略一定(0.156モル;両者合計重量部=26重
量部(比較;実施例7))である。これより、添
加するジカルボン酸における配合比はシビアに調
製しなくてもよいことが判る。 第2図は、フイチン酸に対するマロン酸+アジ
ピン酸(モル比0.8:1≒重量比1:2)の配合
量と印刷枚数との関係を示す。これと第1図の結
果より、添加するジカルボン酸はフイチン酸(50
%フイチン酸150g=0.113モル)に対して少なく
とも0.067モル以上(モル比にして60%以上)添
加すればよいことが判る。 上記第1,2図の場合も、水1000重量部とフイ
チン酸150重量部に対して所定のジカルボン酸を
添加して試験を行つた。ただし、第1,2図の結
果においても(3000×30)枚で地汚れが発生した
わけではない。 尚、本実施例以外の2種又は3種のジカルボン
酸の組合せ、配合比又は配合量であつても、本実
施例と同様の効果を奏することは予想でき、4種
以上のジカルボン酸を混合した場合も同様であ
る。
【表】
【表】
第1図はフタル酸に対するアジピン酸の配合比
(モル%)と印刷枚数との関係を示すグラフ、第
2図はフイチン酸に対するマロン酸+アジピン酸
(モル比0.8:1)の配合量と印刷枚数との関係を
示すグラフである。
(モル%)と印刷枚数との関係を示すグラフ、第
2図はフイチン酸に対するマロン酸+アジピン酸
(モル比0.8:1)の配合量と印刷枚数との関係を
示すグラフである。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 (ア) フイチン酸と、 (イ) HOOC−(CH2)n−COOH;ただしn=1
〜6 又はフタル酸 の中から選ばれる2種以上のジカルボン酸とを
含有することを特徴としたオフセツト印刷用電
子写真版の不感脂化処理液。
Priority Applications (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60218962A JPS6277994A (ja) | 1985-10-01 | 1985-10-01 | オフセツト印刷用電子写真版の不感脂化処理液 |
| US06/905,261 US4734132A (en) | 1985-10-01 | 1986-09-09 | Lipophobicating solution for electrophotographic plates for offset printing contains phytic acid and at least two dicarboxylic acids |
| CA000519069A CA1279445C (en) | 1985-10-01 | 1986-09-25 | Lipophobicating solution for electrophotographic plates for offset printing |
| EP86307466A EP0217661B1 (en) | 1985-10-01 | 1986-09-30 | Lipophobicating solution for electrophotographic plates for offset printing |
| DE8686307466T DE3687618T2 (de) | 1985-10-01 | 1986-09-30 | Lipophobisierende loesung fuer elektrophotographische platten fuer den offsetdruck. |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60218962A JPS6277994A (ja) | 1985-10-01 | 1985-10-01 | オフセツト印刷用電子写真版の不感脂化処理液 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6277994A JPS6277994A (ja) | 1987-04-10 |
| JPH0515200B2 true JPH0515200B2 (ja) | 1993-02-26 |
Family
ID=16728077
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60218962A Granted JPS6277994A (ja) | 1985-10-01 | 1985-10-01 | オフセツト印刷用電子写真版の不感脂化処理液 |
Country Status (5)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US4734132A (ja) |
| EP (1) | EP0217661B1 (ja) |
| JP (1) | JPS6277994A (ja) |
| CA (1) | CA1279445C (ja) |
| DE (1) | DE3687618T2 (ja) |
Families Citing this family (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62145257A (ja) * | 1985-12-20 | 1987-06-29 | Oji Paper Co Ltd | 平版印刷版不感脂化処理用組成物 |
| JPH01133795A (ja) * | 1987-11-19 | 1989-05-25 | Nikken Kagaku Kenkyusho:Kk | オフセツト印刷用電子写真版の不感脂化処理液 |
| US4925761A (en) * | 1989-06-15 | 1990-05-15 | A. B. Dick | Conversion solutions for lithographic printing plates containing phytic acid |
| JPH03153392A (ja) * | 1989-11-13 | 1991-07-01 | Iwatsu Electric Co Ltd | 電子写真製版物非画像部の溶出液 |
| US5695912A (en) * | 1990-10-08 | 1997-12-09 | Iwatsu Electric Co., Ltd. | Desensitizing solution for offset printing |
| DE69210095T2 (de) * | 1991-05-29 | 1996-09-19 | Fuji Photo Film Co Ltd | Feuchtwasserkonzentrat für Litho-Druck |
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