JPH0515698B2 - - Google Patents
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- JPH0515698B2 JPH0515698B2 JP4156586A JP4156586A JPH0515698B2 JP H0515698 B2 JPH0515698 B2 JP H0515698B2 JP 4156586 A JP4156586 A JP 4156586A JP 4156586 A JP4156586 A JP 4156586A JP H0515698 B2 JPH0515698 B2 JP H0515698B2
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- Japan
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- compound
- crystal
- diffraction
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- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
Description
(産業上の利用分野)
本発明は下記の式()で示され、良好な性状
を有する細粒状のテトラキス〔3−(3,5−ジ
−t−ブチル)−4−ヒドロキシフエニル)プロ
ピオニルオキシメチル〕メタンの製造方法に関
し、更に詳しくはα晶、β晶等の通常の結晶構造
を有するテトラキス〔3−(3,5−ジ−t−ブ
チル)−4−ヒドロキシフエニル)プロピオニル
オキシメチル〕メタンから、Cu−Kαの波長のX
線を用いた回折X線測定によつて、回折角2θ=
10.90°に鋭い回折X線ピークを示す結晶構造を有
する細粒状のテトラキス〔3−(3,5−ジ−t
−ブチル)−4−ヒドロキシフエニル)プロピオ
ニルオキシメチル〕メタンを製造する方法に関す
るものである。 (従来技術) (但し、t−Buは、ターシヤリーブチル基を
表わす。) 上記()で示される化合物は、ポリプロピレ
ン、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、ポリエステ
ル、ポリスチレン、ABS樹脂、ポリウレタン、
ポリアセタールなどの酸化防止剤として賞用され
ていることは周知の事実である。 この化合物()は市販されているが、市販品
の粉体としての性状は白色微粉末のものであり、
(1)嵩比重が低い、(2)微粉のため取扱いに際して空
気中への飛散を生じる、(3)輸送および貯蔵中にブ
ロツク化する、(4)流動性に乏しく、たとえばポリ
プロピレンと押出機で溶融混合する際計量性が悪
いなど、作業性、輸送性、計量性などの点で不満
足なものであつた。 一方、式()で示されるテトラキス〔3−
(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフエ
ニル)プロピオニルオキシメチル〕メタンは、一
般式()で示される3−(3,5−ジ−t−ブ
チル−4−ヒドロキシフエニル)プロピオン酸ア
ルケキルエステルとペンタエリスリトールとをエ
ステル交換せしめる方法で製造されることは公知
である。 (但し、式中t−Buは、ターシヤリーブチル
基を表わし、またRはメチル基またはエチル基で
ある。) 例えば特公昭42−19083号公報明細書ではプロ
ピオン酸エステル()をペンタエリスリトール
とのエステル交換反応後の生成物にイソプロパノ
ールを加えて化合物()の分子付加化合物を遊
離し、引き続きヘプタンで再結晶することにより
融点121〜122℃の目的物()が得られることが
開示され、また特公昭42−18617号公報明細書で
はエステル交換反応後の生成物につき中性アルミ
ナ上でヘキサン溶媒で溶離しながらクロマトグラ
フ処理を行い不純物を除き、更にヘキサンを除去
する透明なこはく色の軟化点50〜60℃のガラス状
物質として目的物()を得ることが開示され、
更に同明細書の別の記載によれば該反応生成物を
ヘプタン溶媒による再結晶では融点119〜122℃、
シクロヘキサン溶媒による再結晶では融点80〜90
℃の化合物()が得られることが開示されてい
る。 本発明者がこれらの公知文献に記載された方法
に従つて化合物()を製造したところ、得られ
た化合物()の結晶はいずれも流動性の悪い微
粉末状のもの、あるいは黄色に着色していたりす
るものであつた。 本発明者等はこれら市販品の化合物()ある
いは前記公知文献に開示された方法によつて得ら
れた化合物()を分析した結果、前記市販品の
化合物()あるいは前記公知文献に開示された
化合物()はいずれも下記に定義するα晶、β
晶またはγ晶のいずれかの結晶構造を有してい
た。 本発明においてα晶の化合物()とは、Cu
−Kα波長のX線を用い粉末法で測定したとき第
1図に示される回折X線スペクトルを有するもの
である。第1図はα晶の化合物()の回折角2θ
(横軸)と回折X線の強度(縦軸)との関係を示
したスペクトルであり、この図からわかるように
α晶のスペクトルは後述するδ晶とは異なり、数
多くのピークが認められる。とくにα晶は回折角
2θが5〜10°の範囲で後述するδ晶には認められ
ないピークが2本認められること、そして回折角
2θ=10.90°には回折X線のピークが認められない
ことが特徴的であり、またα晶の化合物()は
融点が約120〜125℃と高融点である。このような
α晶の化合物()は例えば前記特公昭42−
18617号公報明細書の実施例2のCまたは特公昭
42−19083号公報明細書の実施例1に記載される
方法によつて得られる。このα晶の化合物()
は着色しているか、または精製して着色のない高
純度のものにした場合は低比重でしかも流動性の
粉体としてしか得られないという欠点を有してい
る。 また本発明においてβ晶の化合物()とは粉
末法で測定されたとき第2図に示される回折X線
スペクトルを有するものである。第2図の横軸、
縦軸は第1図と全く同意である。一見しても明ら
かなようにβ晶はα晶と同様に後述するδ晶より
も数多くの強い回折X線によるピークが認めら
れ、とくにβ晶は回折角2θ=5〜10.5°の範囲に
δ晶では認められない回折X線によるピークが5
本存在すること、およびδ晶に存在する回折角2θ
=10.90°のピークが認められないことが特徴的で
ある。β晶の化合物()の融点は109〜115℃で
ある。 このようなβ晶の化合物は前記特開昭49−
94644号公報明細書実施例4記載の方法によつて
得られるが、このβ晶の化合物は黄色に着色して
おり、また精製を繰り返して無色にすると流動性
の悪い微粉末状となる。またγ晶の化合物()
とは粉末法で測定したときに第3図に示されるX
線回折スペクトルを有し、その軟化点が100℃以
下のものである。このようなγ晶の化合物()
は前記特公昭42−18617号公報明細書の実施例2
のa、あるいは同実施例2のcのシクロヘキサン
による再結晶による方法で得られるが、これらの
γ晶の化合物()は非晶であり、取扱いが難し
いという欠点を有している。なおX線回折測定お
よびスペクトルについては下記において詳細に説
明する。 従つて、当該技術分野では、嵩比重が低く、流
動性の悪い粉末、着色したものあるいは非晶体と
してしか得られないこれら前記のα晶、β晶、あ
るいはγ晶の化合物()の代わりに取扱いやす
い良好な性状を有する無色の細粒状の化合物
()を得ることが望まれていた。 そのためすでに本発明者等の一人は、化合物
()を良好な性状の無色の細粒として取得する
方法として、上記の式()で示されるテトラキ
ス〔3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロ
キシフエニル)プロピオン酸アルキルエステルと
ペンタエリスリトールとのエステル交換反応を一
般式(V)で示される化合物の (但し、式中t−Buはターシヤリーブチル基
を表わし、Rはメチル基またはエチル基を示す) 存在下に行い、かつ精製工程でイソプロピルア
ルコールなどと分子化合物を形成せしめ、ひき続
いてエタノールまたはメタノールにより再結晶し
てCu−Kαの波長のX線を用いた回折X線によつ
て回折角2θ=10.90°に鋭い回折X線ピークを示す
新規な結晶構造(すなわち下記に定義するδ晶構
造)の化合物()を得る方法を提案した。(特
公昭60−13017号、特公昭60−13018号)しかしな
がらこの方法はエステル交換法により化合物
()を製造する際に有効な方法であり、市販品
のように一旦α晶または/およびβ晶として採り
出された化合物()からδ結晶構造の細粒状の
化合物()を得る方法ではない。 〔発明の目的〕 (発明が解決しようとする問題点) 本発明者等は、一旦α晶、β晶またはγ晶とし
て取り出された化合物()を良好な性状の細粒
であるδ晶構造の化合物()に変換する方法に
ついて鋭意研究した結果、α晶、β晶またはγ晶
の化合物()を、特定の化合物の存在下に融解
し、これをエタノール、メタノールにより再結晶
することによつてこの目的が達成されることを見
出し、本発明を完成したものである。 〔発明の構成〕 (問題を解決するための手段) すなわち本発明は、式()で示され、α晶、
β晶またはγ晶構造を有するテトラキス〔3−
(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフエ
ニル)プロピオニルオキシメチル〕メタンまたは
これらの二種以上の混合物を式()または/お
よび式()で示される化合物の存在下に融解
し、ついでメタノ−ルまたは/およびエタノ−ル
により、再結晶を行うことを特徴とする式()
で示され、Cu−Kαの波長のX線を用いた回折X
線測定によつて回折角2θ=10.90°に鋭い回折X線
ピークを示す結晶構造を有する細粒状のテトラキ
ス〔3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロ
キシフエニル)プロピオニルオキシメチル〕メタ
ンの製造方法に関するものである。 (但し、式中t−Buはターシヤリーブチル基
を表わす。) (但し、式中t−Buはターシヤリーブチル基
を表わし、Rはメチル基またはエチル基を示す) (但し、式中t−Buはターシヤリーブチル基
を表わす。) 本発明においてδ晶の化合物()とは、Cu
−Kαの波長を用いた回折X線測定によつて、回
折角2θに対する回折X線強度が表1のパターンを
示し、とくに回折角2θ=10.90°に鋭い回折X線ピ
ークを示す結晶構造の化合物()である。
を有する細粒状のテトラキス〔3−(3,5−ジ
−t−ブチル)−4−ヒドロキシフエニル)プロ
ピオニルオキシメチル〕メタンの製造方法に関
し、更に詳しくはα晶、β晶等の通常の結晶構造
を有するテトラキス〔3−(3,5−ジ−t−ブ
チル)−4−ヒドロキシフエニル)プロピオニル
オキシメチル〕メタンから、Cu−Kαの波長のX
線を用いた回折X線測定によつて、回折角2θ=
10.90°に鋭い回折X線ピークを示す結晶構造を有
する細粒状のテトラキス〔3−(3,5−ジ−t
−ブチル)−4−ヒドロキシフエニル)プロピオ
ニルオキシメチル〕メタンを製造する方法に関す
るものである。 (従来技術) (但し、t−Buは、ターシヤリーブチル基を
表わす。) 上記()で示される化合物は、ポリプロピレ
ン、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、ポリエステ
ル、ポリスチレン、ABS樹脂、ポリウレタン、
ポリアセタールなどの酸化防止剤として賞用され
ていることは周知の事実である。 この化合物()は市販されているが、市販品
の粉体としての性状は白色微粉末のものであり、
(1)嵩比重が低い、(2)微粉のため取扱いに際して空
気中への飛散を生じる、(3)輸送および貯蔵中にブ
ロツク化する、(4)流動性に乏しく、たとえばポリ
プロピレンと押出機で溶融混合する際計量性が悪
いなど、作業性、輸送性、計量性などの点で不満
足なものであつた。 一方、式()で示されるテトラキス〔3−
(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフエ
ニル)プロピオニルオキシメチル〕メタンは、一
般式()で示される3−(3,5−ジ−t−ブ
チル−4−ヒドロキシフエニル)プロピオン酸ア
ルケキルエステルとペンタエリスリトールとをエ
ステル交換せしめる方法で製造されることは公知
である。 (但し、式中t−Buは、ターシヤリーブチル
基を表わし、またRはメチル基またはエチル基で
ある。) 例えば特公昭42−19083号公報明細書ではプロ
ピオン酸エステル()をペンタエリスリトール
とのエステル交換反応後の生成物にイソプロパノ
ールを加えて化合物()の分子付加化合物を遊
離し、引き続きヘプタンで再結晶することにより
融点121〜122℃の目的物()が得られることが
開示され、また特公昭42−18617号公報明細書で
はエステル交換反応後の生成物につき中性アルミ
ナ上でヘキサン溶媒で溶離しながらクロマトグラ
フ処理を行い不純物を除き、更にヘキサンを除去
する透明なこはく色の軟化点50〜60℃のガラス状
物質として目的物()を得ることが開示され、
更に同明細書の別の記載によれば該反応生成物を
ヘプタン溶媒による再結晶では融点119〜122℃、
シクロヘキサン溶媒による再結晶では融点80〜90
℃の化合物()が得られることが開示されてい
る。 本発明者がこれらの公知文献に記載された方法
に従つて化合物()を製造したところ、得られ
た化合物()の結晶はいずれも流動性の悪い微
粉末状のもの、あるいは黄色に着色していたりす
るものであつた。 本発明者等はこれら市販品の化合物()ある
いは前記公知文献に開示された方法によつて得ら
れた化合物()を分析した結果、前記市販品の
化合物()あるいは前記公知文献に開示された
化合物()はいずれも下記に定義するα晶、β
晶またはγ晶のいずれかの結晶構造を有してい
た。 本発明においてα晶の化合物()とは、Cu
−Kα波長のX線を用い粉末法で測定したとき第
1図に示される回折X線スペクトルを有するもの
である。第1図はα晶の化合物()の回折角2θ
(横軸)と回折X線の強度(縦軸)との関係を示
したスペクトルであり、この図からわかるように
α晶のスペクトルは後述するδ晶とは異なり、数
多くのピークが認められる。とくにα晶は回折角
2θが5〜10°の範囲で後述するδ晶には認められ
ないピークが2本認められること、そして回折角
2θ=10.90°には回折X線のピークが認められない
ことが特徴的であり、またα晶の化合物()は
融点が約120〜125℃と高融点である。このような
α晶の化合物()は例えば前記特公昭42−
18617号公報明細書の実施例2のCまたは特公昭
42−19083号公報明細書の実施例1に記載される
方法によつて得られる。このα晶の化合物()
は着色しているか、または精製して着色のない高
純度のものにした場合は低比重でしかも流動性の
粉体としてしか得られないという欠点を有してい
る。 また本発明においてβ晶の化合物()とは粉
末法で測定されたとき第2図に示される回折X線
スペクトルを有するものである。第2図の横軸、
縦軸は第1図と全く同意である。一見しても明ら
かなようにβ晶はα晶と同様に後述するδ晶より
も数多くの強い回折X線によるピークが認めら
れ、とくにβ晶は回折角2θ=5〜10.5°の範囲に
δ晶では認められない回折X線によるピークが5
本存在すること、およびδ晶に存在する回折角2θ
=10.90°のピークが認められないことが特徴的で
ある。β晶の化合物()の融点は109〜115℃で
ある。 このようなβ晶の化合物は前記特開昭49−
94644号公報明細書実施例4記載の方法によつて
得られるが、このβ晶の化合物は黄色に着色して
おり、また精製を繰り返して無色にすると流動性
の悪い微粉末状となる。またγ晶の化合物()
とは粉末法で測定したときに第3図に示されるX
線回折スペクトルを有し、その軟化点が100℃以
下のものである。このようなγ晶の化合物()
は前記特公昭42−18617号公報明細書の実施例2
のa、あるいは同実施例2のcのシクロヘキサン
による再結晶による方法で得られるが、これらの
γ晶の化合物()は非晶であり、取扱いが難し
いという欠点を有している。なおX線回折測定お
よびスペクトルについては下記において詳細に説
明する。 従つて、当該技術分野では、嵩比重が低く、流
動性の悪い粉末、着色したものあるいは非晶体と
してしか得られないこれら前記のα晶、β晶、あ
るいはγ晶の化合物()の代わりに取扱いやす
い良好な性状を有する無色の細粒状の化合物
()を得ることが望まれていた。 そのためすでに本発明者等の一人は、化合物
()を良好な性状の無色の細粒として取得する
方法として、上記の式()で示されるテトラキ
ス〔3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロ
キシフエニル)プロピオン酸アルキルエステルと
ペンタエリスリトールとのエステル交換反応を一
般式(V)で示される化合物の (但し、式中t−Buはターシヤリーブチル基
を表わし、Rはメチル基またはエチル基を示す) 存在下に行い、かつ精製工程でイソプロピルア
ルコールなどと分子化合物を形成せしめ、ひき続
いてエタノールまたはメタノールにより再結晶し
てCu−Kαの波長のX線を用いた回折X線によつ
て回折角2θ=10.90°に鋭い回折X線ピークを示す
新規な結晶構造(すなわち下記に定義するδ晶構
造)の化合物()を得る方法を提案した。(特
公昭60−13017号、特公昭60−13018号)しかしな
がらこの方法はエステル交換法により化合物
()を製造する際に有効な方法であり、市販品
のように一旦α晶または/およびβ晶として採り
出された化合物()からδ結晶構造の細粒状の
化合物()を得る方法ではない。 〔発明の目的〕 (発明が解決しようとする問題点) 本発明者等は、一旦α晶、β晶またはγ晶とし
て取り出された化合物()を良好な性状の細粒
であるδ晶構造の化合物()に変換する方法に
ついて鋭意研究した結果、α晶、β晶またはγ晶
の化合物()を、特定の化合物の存在下に融解
し、これをエタノール、メタノールにより再結晶
することによつてこの目的が達成されることを見
出し、本発明を完成したものである。 〔発明の構成〕 (問題を解決するための手段) すなわち本発明は、式()で示され、α晶、
β晶またはγ晶構造を有するテトラキス〔3−
(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフエ
ニル)プロピオニルオキシメチル〕メタンまたは
これらの二種以上の混合物を式()または/お
よび式()で示される化合物の存在下に融解
し、ついでメタノ−ルまたは/およびエタノ−ル
により、再結晶を行うことを特徴とする式()
で示され、Cu−Kαの波長のX線を用いた回折X
線測定によつて回折角2θ=10.90°に鋭い回折X線
ピークを示す結晶構造を有する細粒状のテトラキ
ス〔3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロ
キシフエニル)プロピオニルオキシメチル〕メタ
ンの製造方法に関するものである。 (但し、式中t−Buはターシヤリーブチル基
を表わす。) (但し、式中t−Buはターシヤリーブチル基
を表わし、Rはメチル基またはエチル基を示す) (但し、式中t−Buはターシヤリーブチル基
を表わす。) 本発明においてδ晶の化合物()とは、Cu
−Kαの波長を用いた回折X線測定によつて、回
折角2θに対する回折X線強度が表1のパターンを
示し、とくに回折角2θ=10.90°に鋭い回折X線ピ
ークを示す結晶構造の化合物()である。
本発明により得られる化合物()は高い嵩比
重、高い流動性など優れた性状を有する白色、細
粒状のδ晶構造の化合物であり、従来のα晶、β
晶の化合物()に比較し作業性、輸送性、計量
性などの点で著しく優れている。 また本発明では、市販品のように一旦α晶また
は/およびβ晶として取り出された化合物()
から比較的簡単な方法で上記の白色、細粒状のδ
晶構造の化合物()を得ることができ、工業上
有意義な発明である。 次に本発明を実施例により更に詳しく説明す
る。 参考例〔化合物()及び化合物()の合成〕 攪拌器、還流冷却器、温度計、窒素導入管を備
えた100ml4口フラスコに化合物()17.65g、
カリウム−t−ブトキサイド0.2gおよび一般式
()で示され、式中Rがメチル基である化合物
8.48gを加え、窒素ガス雰囲気下攪拌しながら、
165℃/0.2mmHgで12時間加熱して、生成する一
般式()で示され、式中Rがメチル基である化
合物を留去して反応を完結した。反応生成物を冷
却後、氷酢酸を加えて中和し、ベンゼン100mlを
加えて溶解後、温水により洗浄脱塩し、ついでベ
ンゼンを留去して粗生成物を得た。 この粗生成物を、シリカゲル(和光純薬工業(株)
製、商品名ワコゲールC−200)を充填したカラ
ムを用いてクロマト分離を行い、融点50.5〜52
℃、純度96.5%の化合物()1.1g及び融点66
〜69℃、純度83%の化合物()0.6gを取得し
た。 実施例 1 攪拌器、還流冷却器、温度計、窒素導入管を備
えた300ml4口フラスコに、嵩比重0.39、落下速
度(1)150秒/200ml、融点123〜125℃、純度99%以
上のα晶構造の化合物()100.0g、化合物
()0.2gを加え、窒素ガス雰囲気下に攪拌しな
がら温度130〜140℃に保持して完全に融解後、直
ちに100℃以下に下げてとり出し、冷却固化して
化合物()を含むγ晶の化合物()を得、こ
の化合物()に95%エタノール300mlを加えて
加熱し、均一容器とした後、常温に冷却し再結晶
し、過により嵩比重0.57、落下速度29秒/200
mlの細粒状の白色結晶100gを得た。この化合物
()は、Cu−Kαの波長を用いたX線回折によ
りδ晶であることが確認された。また顕微鏡付融
点測定装置を用いて測定された融点112〜114℃
で、さらに液体クロマトグラフイにより分析した
結晶純度は99%以上であつた。 (1) 中空円筒部と截頭円錐部からなるホツパーに
試料200mlを仕込み、全量が流通する秒数 実施例 2 実施例1でα晶構造の化合物()100.0g、
化合物()0.15g、化合物()0.45gを用
い、完全に融解後、80℃まで冷却し、内容物が固
化する前に95%エタノールを加えて常温に冷却し
て結晶を析出させた他は実施例1と同一の操作を
行つた。細粒状の白色結晶100gを得、X線回折
(Cu−Kα)によりδ晶の化合物()であるこ
とを認めた。 実施例 3 実施例2で、市販の嵩比重0.04〜0.39、落下速
度455秒/200ml、融点110〜124℃の微粉末状のα
晶/β晶の組成比(モル比)80/20の化合物
()(チバガイギー社製、商品名イルガノツクス
1010)100.0gを用いた他は実施例2と同一の操
作を行つた。得られた結晶は細粒状のδ晶構造の
化合物()であつた。 比較例 1 実施例1でα晶の化合物()と化合物()
の混合物を融解せず、当初より95%エタノールを
加えて還流溶解後、冷却析出させた結晶は、X線
回折によりα晶であることを認め、融点122〜125
℃であつた。
重、高い流動性など優れた性状を有する白色、細
粒状のδ晶構造の化合物であり、従来のα晶、β
晶の化合物()に比較し作業性、輸送性、計量
性などの点で著しく優れている。 また本発明では、市販品のように一旦α晶また
は/およびβ晶として取り出された化合物()
から比較的簡単な方法で上記の白色、細粒状のδ
晶構造の化合物()を得ることができ、工業上
有意義な発明である。 次に本発明を実施例により更に詳しく説明す
る。 参考例〔化合物()及び化合物()の合成〕 攪拌器、還流冷却器、温度計、窒素導入管を備
えた100ml4口フラスコに化合物()17.65g、
カリウム−t−ブトキサイド0.2gおよび一般式
()で示され、式中Rがメチル基である化合物
8.48gを加え、窒素ガス雰囲気下攪拌しながら、
165℃/0.2mmHgで12時間加熱して、生成する一
般式()で示され、式中Rがメチル基である化
合物を留去して反応を完結した。反応生成物を冷
却後、氷酢酸を加えて中和し、ベンゼン100mlを
加えて溶解後、温水により洗浄脱塩し、ついでベ
ンゼンを留去して粗生成物を得た。 この粗生成物を、シリカゲル(和光純薬工業(株)
製、商品名ワコゲールC−200)を充填したカラ
ムを用いてクロマト分離を行い、融点50.5〜52
℃、純度96.5%の化合物()1.1g及び融点66
〜69℃、純度83%の化合物()0.6gを取得し
た。 実施例 1 攪拌器、還流冷却器、温度計、窒素導入管を備
えた300ml4口フラスコに、嵩比重0.39、落下速
度(1)150秒/200ml、融点123〜125℃、純度99%以
上のα晶構造の化合物()100.0g、化合物
()0.2gを加え、窒素ガス雰囲気下に攪拌しな
がら温度130〜140℃に保持して完全に融解後、直
ちに100℃以下に下げてとり出し、冷却固化して
化合物()を含むγ晶の化合物()を得、こ
の化合物()に95%エタノール300mlを加えて
加熱し、均一容器とした後、常温に冷却し再結晶
し、過により嵩比重0.57、落下速度29秒/200
mlの細粒状の白色結晶100gを得た。この化合物
()は、Cu−Kαの波長を用いたX線回折によ
りδ晶であることが確認された。また顕微鏡付融
点測定装置を用いて測定された融点112〜114℃
で、さらに液体クロマトグラフイにより分析した
結晶純度は99%以上であつた。 (1) 中空円筒部と截頭円錐部からなるホツパーに
試料200mlを仕込み、全量が流通する秒数 実施例 2 実施例1でα晶構造の化合物()100.0g、
化合物()0.15g、化合物()0.45gを用
い、完全に融解後、80℃まで冷却し、内容物が固
化する前に95%エタノールを加えて常温に冷却し
て結晶を析出させた他は実施例1と同一の操作を
行つた。細粒状の白色結晶100gを得、X線回折
(Cu−Kα)によりδ晶の化合物()であるこ
とを認めた。 実施例 3 実施例2で、市販の嵩比重0.04〜0.39、落下速
度455秒/200ml、融点110〜124℃の微粉末状のα
晶/β晶の組成比(モル比)80/20の化合物
()(チバガイギー社製、商品名イルガノツクス
1010)100.0gを用いた他は実施例2と同一の操
作を行つた。得られた結晶は細粒状のδ晶構造の
化合物()であつた。 比較例 1 実施例1でα晶の化合物()と化合物()
の混合物を融解せず、当初より95%エタノールを
加えて還流溶解後、冷却析出させた結晶は、X線
回折によりα晶であることを認め、融点122〜125
℃であつた。
第1図、第2図、第3図は各々α晶、β晶、γ
晶の化合物()のX線回折パターンである。ま
た第4図はδ晶の化合物()のX線回折パター
ンである。
晶の化合物()のX線回折パターンである。ま
た第4図はδ晶の化合物()のX線回折パター
ンである。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 式()で示され、α晶、β晶またははγ晶
構造を有するテトラキス〔3−(3,5−ジ−t
−ブチル−4−ヒドロキシフエニル)プロピオニ
オキシメチル〕メタンまたこれらの二種以上の混
合物を式()または/および式()で示され
る化合物の存在下に融解し、ついでメタノ−ルま
たは/およびエタノ−ルにより、再結晶を行うこ
とを特徴とする式()で示され、Cu−Kαの波
長のX線を用いた回折X線測定によつて回折角2θ
=10.90°に鋭い回折X線ピークを示す結晶構造を
有する細粒状のテトラキス〔3−(3,5−ジ−
t−ブチル−4−ヒドロキシフエニル)プロピオ
ニオキシメチル〕メタンの製造方法。 (但し、式中t−Buは、ターシヤリーブチル
基を表す。以下同じ。) (但し、式中t−Buは、ターシヤリーブチル
基を表わし、Rはメチル基またはエチル基を示
す。) (但し、式中t−Buは、ターシヤリーブチル基
を表す。)
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4156586A JPS62201846A (ja) | 1986-02-28 | 1986-02-28 | 細粒状のテトラキス〔3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフエニル)プロピオニルオキシメチル〕メタンの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4156586A JPS62201846A (ja) | 1986-02-28 | 1986-02-28 | 細粒状のテトラキス〔3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフエニル)プロピオニルオキシメチル〕メタンの製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62201846A JPS62201846A (ja) | 1987-09-05 |
| JPH0515698B2 true JPH0515698B2 (ja) | 1993-03-02 |
Family
ID=12611964
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4156586A Granted JPS62201846A (ja) | 1986-02-28 | 1986-02-28 | 細粒状のテトラキス〔3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフエニル)プロピオニルオキシメチル〕メタンの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS62201846A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP7109697B1 (ja) * | 2022-04-27 | 2022-07-29 | 株式会社Adeka | テトラキス[メチレン-3-(3’,5’-tert-ブチル-4’-ヒドロキシフェニル)プロピオネート]メタンの製造方法 |
-
1986
- 1986-02-28 JP JP4156586A patent/JPS62201846A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62201846A (ja) | 1987-09-05 |
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