JPH0526075B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0526075B2 JPH0526075B2 JP17941887A JP17941887A JPH0526075B2 JP H0526075 B2 JPH0526075 B2 JP H0526075B2 JP 17941887 A JP17941887 A JP 17941887A JP 17941887 A JP17941887 A JP 17941887A JP H0526075 B2 JPH0526075 B2 JP H0526075B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- dimension
- joint
- pipe
- threaded
- female
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Non-Disconnectible Joints And Screw-Threaded Joints (AREA)
- Protection Of Pipes Against Damage, Friction, And Corrosion (AREA)
Description
(産業上の利用分野)
本発明は、例えば給水用樹脂ライニング鋼管の
継手部において防食用管端コアを用いる分離型管
端防食継手のねじ込み方法及びその方法に使用す
る治具に関するものである。 (従来の技術) 給水用樹脂ライニング鋼管(以下単に「鋼管」
という)の継手部においては、その管端における
鉄部分の露出を防止するため、防食用管端コアを
用いている。ところで、その管端防食継手には、
継手と管端コアが分離した分離型と、継手に管端
コアを一体に内蔵させた内蔵型とがある。以下本
発明が対象とする分離型の管端防食継手の従来例
について説明する。 第6図にソケツトタイプ分離型防食コア継手を
示す。同図において、1は継手本体であり、これ
とこの継手本体1により連結される鋼管2,2の
管端部に嵌合される管端コア3,3とによつて、
管端防食継手を構成する。上記継手本体1にはそ
の内部に、両端部より鉄めねじ4,4を形成する
とともに、中央部に樹脂めねじ5を形成してい
る。また、上記管端コア3は、上記継手本体1の
鉄めねじ4及び樹脂めねじ5に螺合されるおねじ
6を有するつば部7と、鋼管2内に挿嵌される胴
部8とを形成し、つば部7が鋼管2の管端に当接
された状態で、そのおねじ6と鋼管2に形成した
テーパおねじ9が継手本体1にねじ込まれるもの
である。第6図はその一方がねじ込まれた状態、
他方がねじ込み途中の状態を示し、ねじ込まれた
状態では継手部において内部に露出しているのは
継手本体1の樹脂めねじ5と管端コア3のみであ
り、継手本体1の鉄めねじ4と鋼管2のテーパお
ねじ9及び鋼管2の端面は完全に覆われることと
なる。従つて、鉄部分の接水が防止され、防食が
可能となつて、赤水の発生を防止できる。 (発明が解決しようとする問題点) ところで、以上のような従来の構成において
は、継手本体1を管端コア3とが分離型であるた
め、ねじ接合時においてねじ径寸法のばらつきや
締付トルクのばらつきにより、継手本体1と鋼管
2との嵌合が、深すぎる場合や、浅すぎる場合が
起こる。 前者の深すぎる場合は、第7図イ,ロに示すよ
うに、管端コア3,3同士の衝突や不完全樹脂ね
じ部5′への衝突変形が起こり、特にコア3のお
ねじ6部の破壊を発生させる原因ともなる。管端
コア3は元来そのおねじ6が継手1の樹脂めねじ
5と嵌合して固定されるべきものであるので、例
えば凍結解氷時における氷の圧迫力を受けた場
合、管端コア3が脱落しかつ移動して、通水に悪
影響を与えるという問題がある。また、管端コア
3が変形したり移動したりするということは、隙
間の発生を起こし、鉄部の露出を生じることも意
味しており、赤水防止の防食継手としての機能を
も果たさなくなるという問題がある。 一方、後者の浅すぎる場合は、第8図に示すよ
うに、鋼管2の管端に管端コア3を嵌合したにも
かかわらず、継手本体1の鉄めねじ4の一部が露
出して、接水するため、赤水現象を招くことにな
る。すなわち、管端コア3と継手本体1による防
食継手を構成しているにもかかわらず、管端コア
3が樹脂めねじ5まで届かず浅すぎたために、接
水して赤水現象を招き、これもまた防食継手とし
ての機能を果たし得ないという問題があつた。 ところで、以上のように、継手本体1に対する
鋼管2の嵌合が深すぎる場合や浅すぎる場合が起
こるのは、上述のように径寸法等のばらつきや締
付トルクのばらつきがあるからである。そこで、
これらのばらつき発生の問題について以下説明す
る。 まず、ねじ径寸法等のばらつきについて説明す
る。ここで、継手本体1の鉄めねじ4の寸法を第
6図に示すようにm、継手本前1の樹脂めねじ5
を含むねじ全長(ソケツトタイプの場合端面より
中心まで)をLとする。上記寸法mについては、
JIS B2301(ねじ込み可鍛鋳鉄製管継手)におい
て、継手の呼び径毎に寸法が定められているが、
このJISでは最小値のみを規定しており、最大値
の規定がないため、実際の継手においてはこの寸
法mはかなりのばらつきがある(後述)。また、
寸法Lについては、特に樹脂めねじ5の加工時に
おいて、鉄めねじ4のスタンドオフ(ねじ径の公
差)のばらつきによつて、射出成形用インサート
治具の固定位置が若干変動することが影響してば
らつきを生じる。更にこの寸法Lについては、ソ
ケツトタイプやエルボタイプ等の品種の違いによ
つても大小を生じる。 下記第1表は、同一呼径20Aの種々の継手につ
いて、各品種毎に200個以上を調査し、そのそれ
ぞれの品種中で、寸法mについては最大値
(mnax)を、寸法Lについては最小値(Lnio)を
ピツクアツプしたものである。すなわち、より不
具合(嵌合の深すぎると浅すぎ)が生じやすくな
る傾向を選択したものであるが、このように同一
呼径の継手にもかかわらず、品種によつて寸法m
とLにそれぞればらつきがあることがわかる。
継手部において防食用管端コアを用いる分離型管
端防食継手のねじ込み方法及びその方法に使用す
る治具に関するものである。 (従来の技術) 給水用樹脂ライニング鋼管(以下単に「鋼管」
という)の継手部においては、その管端における
鉄部分の露出を防止するため、防食用管端コアを
用いている。ところで、その管端防食継手には、
継手と管端コアが分離した分離型と、継手に管端
コアを一体に内蔵させた内蔵型とがある。以下本
発明が対象とする分離型の管端防食継手の従来例
について説明する。 第6図にソケツトタイプ分離型防食コア継手を
示す。同図において、1は継手本体であり、これ
とこの継手本体1により連結される鋼管2,2の
管端部に嵌合される管端コア3,3とによつて、
管端防食継手を構成する。上記継手本体1にはそ
の内部に、両端部より鉄めねじ4,4を形成する
とともに、中央部に樹脂めねじ5を形成してい
る。また、上記管端コア3は、上記継手本体1の
鉄めねじ4及び樹脂めねじ5に螺合されるおねじ
6を有するつば部7と、鋼管2内に挿嵌される胴
部8とを形成し、つば部7が鋼管2の管端に当接
された状態で、そのおねじ6と鋼管2に形成した
テーパおねじ9が継手本体1にねじ込まれるもの
である。第6図はその一方がねじ込まれた状態、
他方がねじ込み途中の状態を示し、ねじ込まれた
状態では継手部において内部に露出しているのは
継手本体1の樹脂めねじ5と管端コア3のみであ
り、継手本体1の鉄めねじ4と鋼管2のテーパお
ねじ9及び鋼管2の端面は完全に覆われることと
なる。従つて、鉄部分の接水が防止され、防食が
可能となつて、赤水の発生を防止できる。 (発明が解決しようとする問題点) ところで、以上のような従来の構成において
は、継手本体1を管端コア3とが分離型であるた
め、ねじ接合時においてねじ径寸法のばらつきや
締付トルクのばらつきにより、継手本体1と鋼管
2との嵌合が、深すぎる場合や、浅すぎる場合が
起こる。 前者の深すぎる場合は、第7図イ,ロに示すよ
うに、管端コア3,3同士の衝突や不完全樹脂ね
じ部5′への衝突変形が起こり、特にコア3のお
ねじ6部の破壊を発生させる原因ともなる。管端
コア3は元来そのおねじ6が継手1の樹脂めねじ
5と嵌合して固定されるべきものであるので、例
えば凍結解氷時における氷の圧迫力を受けた場
合、管端コア3が脱落しかつ移動して、通水に悪
影響を与えるという問題がある。また、管端コア
3が変形したり移動したりするということは、隙
間の発生を起こし、鉄部の露出を生じることも意
味しており、赤水防止の防食継手としての機能を
も果たさなくなるという問題がある。 一方、後者の浅すぎる場合は、第8図に示すよ
うに、鋼管2の管端に管端コア3を嵌合したにも
かかわらず、継手本体1の鉄めねじ4の一部が露
出して、接水するため、赤水現象を招くことにな
る。すなわち、管端コア3と継手本体1による防
食継手を構成しているにもかかわらず、管端コア
3が樹脂めねじ5まで届かず浅すぎたために、接
水して赤水現象を招き、これもまた防食継手とし
ての機能を果たし得ないという問題があつた。 ところで、以上のように、継手本体1に対する
鋼管2の嵌合が深すぎる場合や浅すぎる場合が起
こるのは、上述のように径寸法等のばらつきや締
付トルクのばらつきがあるからである。そこで、
これらのばらつき発生の問題について以下説明す
る。 まず、ねじ径寸法等のばらつきについて説明す
る。ここで、継手本体1の鉄めねじ4の寸法を第
6図に示すようにm、継手本前1の樹脂めねじ5
を含むねじ全長(ソケツトタイプの場合端面より
中心まで)をLとする。上記寸法mについては、
JIS B2301(ねじ込み可鍛鋳鉄製管継手)におい
て、継手の呼び径毎に寸法が定められているが、
このJISでは最小値のみを規定しており、最大値
の規定がないため、実際の継手においてはこの寸
法mはかなりのばらつきがある(後述)。また、
寸法Lについては、特に樹脂めねじ5の加工時に
おいて、鉄めねじ4のスタンドオフ(ねじ径の公
差)のばらつきによつて、射出成形用インサート
治具の固定位置が若干変動することが影響してば
らつきを生じる。更にこの寸法Lについては、ソ
ケツトタイプやエルボタイプ等の品種の違いによ
つても大小を生じる。 下記第1表は、同一呼径20Aの種々の継手につ
いて、各品種毎に200個以上を調査し、そのそれ
ぞれの品種中で、寸法mについては最大値
(mnax)を、寸法Lについては最小値(Lnio)を
ピツクアツプしたものである。すなわち、より不
具合(嵌合の深すぎると浅すぎ)が生じやすくな
る傾向を選択したものであるが、このように同一
呼径の継手にもかかわらず、品種によつて寸法m
とLにそれぞればらつきがあることがわかる。
【表】
【表】
次に、上記継手本体1と鋼管2との嵌合深さの
ばらつきの原因の一つである締付トルクのばらつ
きについて説明する。前述のねじ寸法mやLが確
実に正しく加工されたとしても、締付作業(すな
わち締付トルクの一定化等)が正しく行わなけれ
ば安定した結合を得ることはできない。最近、締
付工具やトルクレンチ等の改良が図られてはいる
ものの、その調整方法には確実なものがなく、作
業者の勘や経験に頼つているのが現状である。ま
た、誤つた管理方法が通常化されているところも
あり、未だ不十分である。更にはねじシーラント
の種類や状態の違いによつて締付時の抵抗が大き
く変化するため、締付作業の画一化に対してもこ
れを阻害する要因となつている。その結果、トル
ク不足の場合は、例えば締付直後は一時的にはシ
ーラントがねじ間に充填されているため漏れは起
こらないが、シーラントが硬化し体積が縮小した
り、結合後の配管に外力が加わつたりすると、漏
洩が起こる。また、トルク過剰の場合は、テーパ
ネジにねじ加工の切れ上がり部があるためこれに
乗り上げ、テーパねじの接線が不連続となり、従
つておねじとめねじとの間に隙間を生じ、この隙
間より漏れが起こることになる。更に、トルク過
剰の場合は、切れ上がり部等不完全ねじがかんで
いない場合でも、トルクのかけすぎによつて継手
端部が部分的に拡管され、塑性変形を伴つて割れ
を生じ漏洩に至ることがある。これは、継手と鋼
管のねじ径のばらつきとの相乗作用によつて、し
ばしば発生する。 本発明は、以上のような従来の問題点に鑑みて
成されたものであり、分離型管端防食継手の性能
を完全に発揮させるために、継手の中で管端コア
の衝突が起こらず、継手本体の鉄めねじが完全に
覆われるようにする方法とその方法に使用する治
具を提供するものである。 (問題点を解決するための手段) 上記問題点を解決するために、第1の発明の分
離型管端防食継手のねじ込み方法は、ライニング
鋼管の管端ねじ部に対し防食用管端コアを用いて
嵌合される分離型管端防食継手のねじ込み方法で
あつて、継手は端面から一定寸法mの範囲に有す
る鉄めねじ部とその奥の樹脂めねじ部とを有して
この両めねじを含むめねじ全長をLとし、管端コ
アのねじ部寸法をcとした場合、継手の管端めね
じ部に対するねじ込み長さlが、l≧m−c及び
l≦L−cの両式を満足する関係になるように管
径に対応し予め設定しておき、管端面より一定の
寸法Hの位置におけるけがき線とねじ込んだ継手
端面との寸法Dを測定することにより、H−D=
lとして決定するものである。 また第2の発明の治具は、管端面より一定の寸
法Hの位置にけがき線を入れるべく寸法Hの間隔
をもつてけがき部を有するジヨウとベースを形成
するとともに、上記寸法Hと継手の管端ねじ部に
対するねじ込み長さlとの差(H−l=D)が一
定の寸法の許容範囲になつたことを測定すべく取
手部端縁よりその一定寸法dの位置に指標凹部を
形成したものである。 (作用) 本発明では、継手と鋼管のねじ込み長さを寸法
(m−c)〜(L−c)の範囲になるようにする
ことにより、それぞれの寸法m,c,Lの関係か
ら、管端コアのおねじ部は必ず樹脂めねじ部と嵌
合される位置になるとともに、管端コア同士の衝
突の発生及び管端コアのおねじ部の樹脂不完全め
ねじ部への衝突の発生もなくなり、従つて継手本
体の鉄めねじ部は完全に覆われることとなる。 (実施例) 以下本発明方法の実施例について、図面に基づ
き詳細に説明する。本発明の実施例図面におい
て、上記従来例と同一符号については同一の機能
部分(又は部品等)を示す。 第1図は継手本体1に鋼管2,2が管端コア
3,3を嵌合してねじ込まれた状態である。同図
で、継手本体1の鉄めねじ4の寸法をm、鉄めね
じ4と樹脂めねじ5部の中心までのねじ全長(ソ
ケツトタイプの場合は継手本体全長の1/2)の
寸法をL、管端コア3のねじ6部の寸法をc、そ
して鋼管2の端部に形成したテーパおねじ9の継
手本体1にねじ込まれた寸法をlとした場合、ま
ず管端コア3同士の衝突を起こさないためには L≧l+c …… 式が成立する必要があり、また継手本体1の鉄め
ねじ4が完全に覆われるためには、 m≦l+c …… 式が成立することが必要である。上記式より m−c≦l≦L−c …… 式が成り立ち、ねじ込み長さlは、(m−c)か
ら(L−c)の範囲に入れば良いこととなる。 本発明方法では、上記ねじ込み長さlの確認
を、鋼管2の管端から寸法Hの位置に印したけが
き線10によつて行うものである。すなわち、上
記寸法Hを一定の寸法として印しておけば、上記
ねじ込み長さlとの差Dが、けがき線10と継手
本体1の端面との寸法として計測でき、 l=H−D …… 式として求めることができる。この鋼管2の管端
面より寸法Hの位置にけがき線10を印し、かつ
寸法Dを計測するのが、第2図に示す治具11で
ある。 第2図に示す治具11において、12は取手部
であり、先端にけがき部13を有するジヨウ14
と、一定の寸法Hで対応するベース部15とを形
成するとともに、取手端面A及び先端面Bよりそ
れぞれ一定の許容範囲(詳細は後述)の寸法d1〜
d6部分に指標凹部16-6〜16-6を形成してい
る。ここで、指標凹部16-1〜16-6は各々一定
の許容範囲を示すものであり、例えば呼径6種類
に対応して上記寸法Dがそれぞれd1〜d6の許容範
囲に入つているか否かを計測するものである。 すなわち、まず第3図に示すように、鋼管2の
管端より寸法H近傍に油性ペン等により着色マー
キング17を施しておき、治具11のベース部1
5を管端面に当てがつて、上記着色マーキング1
7部にけがき部13によつてけがき線10を印
す。そして、継手1の鋼管2への結合時に、その
ねじ込み長さlが適当か否かについて、第4図に
示すように治具11の取手端面Aを継手本体1の
端面に当て、指標凹部16-4に上記けがき線10
が入つているか否かで、寸法Dが一定の許容寸法
d4の範囲にあるかどうか、ひいてはねじ込み長さ
lが所定の許容範囲にあるか否かを判別するので
ある。 次に、上記具11における指標凹部16-1〜1
6-6の形成位置までの寸法d1〜d6の設定例につい
て説明する。ここで、上記管端コア3としては、
本願発明者等が先に提案した第5図に示す構成の
ものを使用した例について説明する。すなわち、
この管端コア3はおねじ6を有するつば部7の前
面にねじ6部より小径の導入部7′を形成したも
のであり、この部分を除いたねじ部寸法をc1と
し、含めた寸法をc2とする。そして、呼径20A
用の場合、c2=4.30mm、c1=3.63mmとし、これを
前述の式及び式のcに用いる場合は、式が
c2でああり、式はc1である。これは、嵌合が深
く管端コア同士の衝突や不完全ねじ部への乗り上
げ等の場合は導入部7′が関係し、嵌合が浅くて
継手本体の鉄ねじ部が露出する場合にはこの導入
部7′は除外して考えなければならないためであ
る。このc1,c2を式に適用すると m−c1≦l≦L−c2 ……′ となる。 そこで、上記第1表のデータに基づき、この第
5図の管端コア3を用いた場合、衝突を起こさ
ず、かつ鉄めねじが完全に覆われるようにするた
めには、′式におけるmとしては第1表中の最
も大きい値mnax=15.8mm(異径エルボ20・15)を
とり、一方Lとしては最も小さい値Lnio=18.0mm
mm(異径ソケツト32・20)をとる必要がある。従
つて′式より 15.8−3.63≦l≦18.0−4.30 12.17≦l≦13.7 となり、ねじ込み長さlを12.17mm〜13.7mmの範
囲にすれば、呼径20Aの継手であればどの品種
のものでも所期の目的を達成することができるこ
とになる。 ここで、上記寸法Hを50mmとすれば、上記治具
における呼径20A用の指標凹部16-2の位置寸
法d2は、ねじ込み長さlを12〜14mmの許容範囲と
すれば、 d2=50−(12〜14) d2=36〜38mm として設定することができる。同様な手段によつ
て、呼径15A,25A,32A,40A,50
Aについても同様に行つてl及びd1〜d6を求める
ことができる。その結果が下記第2表である。
ばらつきの原因の一つである締付トルクのばらつ
きについて説明する。前述のねじ寸法mやLが確
実に正しく加工されたとしても、締付作業(すな
わち締付トルクの一定化等)が正しく行わなけれ
ば安定した結合を得ることはできない。最近、締
付工具やトルクレンチ等の改良が図られてはいる
ものの、その調整方法には確実なものがなく、作
業者の勘や経験に頼つているのが現状である。ま
た、誤つた管理方法が通常化されているところも
あり、未だ不十分である。更にはねじシーラント
の種類や状態の違いによつて締付時の抵抗が大き
く変化するため、締付作業の画一化に対してもこ
れを阻害する要因となつている。その結果、トル
ク不足の場合は、例えば締付直後は一時的にはシ
ーラントがねじ間に充填されているため漏れは起
こらないが、シーラントが硬化し体積が縮小した
り、結合後の配管に外力が加わつたりすると、漏
洩が起こる。また、トルク過剰の場合は、テーパ
ネジにねじ加工の切れ上がり部があるためこれに
乗り上げ、テーパねじの接線が不連続となり、従
つておねじとめねじとの間に隙間を生じ、この隙
間より漏れが起こることになる。更に、トルク過
剰の場合は、切れ上がり部等不完全ねじがかんで
いない場合でも、トルクのかけすぎによつて継手
端部が部分的に拡管され、塑性変形を伴つて割れ
を生じ漏洩に至ることがある。これは、継手と鋼
管のねじ径のばらつきとの相乗作用によつて、し
ばしば発生する。 本発明は、以上のような従来の問題点に鑑みて
成されたものであり、分離型管端防食継手の性能
を完全に発揮させるために、継手の中で管端コア
の衝突が起こらず、継手本体の鉄めねじが完全に
覆われるようにする方法とその方法に使用する治
具を提供するものである。 (問題点を解決するための手段) 上記問題点を解決するために、第1の発明の分
離型管端防食継手のねじ込み方法は、ライニング
鋼管の管端ねじ部に対し防食用管端コアを用いて
嵌合される分離型管端防食継手のねじ込み方法で
あつて、継手は端面から一定寸法mの範囲に有す
る鉄めねじ部とその奥の樹脂めねじ部とを有して
この両めねじを含むめねじ全長をLとし、管端コ
アのねじ部寸法をcとした場合、継手の管端めね
じ部に対するねじ込み長さlが、l≧m−c及び
l≦L−cの両式を満足する関係になるように管
径に対応し予め設定しておき、管端面より一定の
寸法Hの位置におけるけがき線とねじ込んだ継手
端面との寸法Dを測定することにより、H−D=
lとして決定するものである。 また第2の発明の治具は、管端面より一定の寸
法Hの位置にけがき線を入れるべく寸法Hの間隔
をもつてけがき部を有するジヨウとベースを形成
するとともに、上記寸法Hと継手の管端ねじ部に
対するねじ込み長さlとの差(H−l=D)が一
定の寸法の許容範囲になつたことを測定すべく取
手部端縁よりその一定寸法dの位置に指標凹部を
形成したものである。 (作用) 本発明では、継手と鋼管のねじ込み長さを寸法
(m−c)〜(L−c)の範囲になるようにする
ことにより、それぞれの寸法m,c,Lの関係か
ら、管端コアのおねじ部は必ず樹脂めねじ部と嵌
合される位置になるとともに、管端コア同士の衝
突の発生及び管端コアのおねじ部の樹脂不完全め
ねじ部への衝突の発生もなくなり、従つて継手本
体の鉄めねじ部は完全に覆われることとなる。 (実施例) 以下本発明方法の実施例について、図面に基づ
き詳細に説明する。本発明の実施例図面におい
て、上記従来例と同一符号については同一の機能
部分(又は部品等)を示す。 第1図は継手本体1に鋼管2,2が管端コア
3,3を嵌合してねじ込まれた状態である。同図
で、継手本体1の鉄めねじ4の寸法をm、鉄めね
じ4と樹脂めねじ5部の中心までのねじ全長(ソ
ケツトタイプの場合は継手本体全長の1/2)の
寸法をL、管端コア3のねじ6部の寸法をc、そ
して鋼管2の端部に形成したテーパおねじ9の継
手本体1にねじ込まれた寸法をlとした場合、ま
ず管端コア3同士の衝突を起こさないためには L≧l+c …… 式が成立する必要があり、また継手本体1の鉄め
ねじ4が完全に覆われるためには、 m≦l+c …… 式が成立することが必要である。上記式より m−c≦l≦L−c …… 式が成り立ち、ねじ込み長さlは、(m−c)か
ら(L−c)の範囲に入れば良いこととなる。 本発明方法では、上記ねじ込み長さlの確認
を、鋼管2の管端から寸法Hの位置に印したけが
き線10によつて行うものである。すなわち、上
記寸法Hを一定の寸法として印しておけば、上記
ねじ込み長さlとの差Dが、けがき線10と継手
本体1の端面との寸法として計測でき、 l=H−D …… 式として求めることができる。この鋼管2の管端
面より寸法Hの位置にけがき線10を印し、かつ
寸法Dを計測するのが、第2図に示す治具11で
ある。 第2図に示す治具11において、12は取手部
であり、先端にけがき部13を有するジヨウ14
と、一定の寸法Hで対応するベース部15とを形
成するとともに、取手端面A及び先端面Bよりそ
れぞれ一定の許容範囲(詳細は後述)の寸法d1〜
d6部分に指標凹部16-6〜16-6を形成してい
る。ここで、指標凹部16-1〜16-6は各々一定
の許容範囲を示すものであり、例えば呼径6種類
に対応して上記寸法Dがそれぞれd1〜d6の許容範
囲に入つているか否かを計測するものである。 すなわち、まず第3図に示すように、鋼管2の
管端より寸法H近傍に油性ペン等により着色マー
キング17を施しておき、治具11のベース部1
5を管端面に当てがつて、上記着色マーキング1
7部にけがき部13によつてけがき線10を印
す。そして、継手1の鋼管2への結合時に、その
ねじ込み長さlが適当か否かについて、第4図に
示すように治具11の取手端面Aを継手本体1の
端面に当て、指標凹部16-4に上記けがき線10
が入つているか否かで、寸法Dが一定の許容寸法
d4の範囲にあるかどうか、ひいてはねじ込み長さ
lが所定の許容範囲にあるか否かを判別するので
ある。 次に、上記具11における指標凹部16-1〜1
6-6の形成位置までの寸法d1〜d6の設定例につい
て説明する。ここで、上記管端コア3としては、
本願発明者等が先に提案した第5図に示す構成の
ものを使用した例について説明する。すなわち、
この管端コア3はおねじ6を有するつば部7の前
面にねじ6部より小径の導入部7′を形成したも
のであり、この部分を除いたねじ部寸法をc1と
し、含めた寸法をc2とする。そして、呼径20A
用の場合、c2=4.30mm、c1=3.63mmとし、これを
前述の式及び式のcに用いる場合は、式が
c2でああり、式はc1である。これは、嵌合が深
く管端コア同士の衝突や不完全ねじ部への乗り上
げ等の場合は導入部7′が関係し、嵌合が浅くて
継手本体の鉄ねじ部が露出する場合にはこの導入
部7′は除外して考えなければならないためであ
る。このc1,c2を式に適用すると m−c1≦l≦L−c2 ……′ となる。 そこで、上記第1表のデータに基づき、この第
5図の管端コア3を用いた場合、衝突を起こさ
ず、かつ鉄めねじが完全に覆われるようにするた
めには、′式におけるmとしては第1表中の最
も大きい値mnax=15.8mm(異径エルボ20・15)を
とり、一方Lとしては最も小さい値Lnio=18.0mm
mm(異径ソケツト32・20)をとる必要がある。従
つて′式より 15.8−3.63≦l≦18.0−4.30 12.17≦l≦13.7 となり、ねじ込み長さlを12.17mm〜13.7mmの範
囲にすれば、呼径20Aの継手であればどの品種
のものでも所期の目的を達成することができるこ
とになる。 ここで、上記寸法Hを50mmとすれば、上記治具
における呼径20A用の指標凹部16-2の位置寸
法d2は、ねじ込み長さlを12〜14mmの許容範囲と
すれば、 d2=50−(12〜14) d2=36〜38mm として設定することができる。同様な手段によつ
て、呼径15A,25A,32A,40A,50
Aについても同様に行つてl及びd1〜d6を求める
ことができる。その結果が下記第2表である。
【表】
(発明の効果)
本発明は以上説明したように、継手本体の鉄め
ねじの寸法をm、その奥の樹脂めねじを含むねじ
全長をL、管端コアのねじ部寸法をcとし、継手
と鋼管のねじ込み長さをlとした場合、l≧m−
c及びl≦L−cの両式を満足するようにしたの
で、管端コア同士の衝突や不完全ねじ部への乗り
上げを発生させることなく、かつ鉄めねじ部の露
出もなく、適正な嵌合状態を得ることができるも
のである。しかも、そのねじ込み長さは、鋼管の
端面より一定の寸法位置に印したけがき線と継手
端面との寸法を測定するのみで容易に得ることが
できるものである。また、専用の治具を用いて、
管端面より一定寸法位置のけがきとねじ込み状態
の測定及びその許容範囲の測定を行うことがで
き、その測定検査を極めて簡単かつ迅速に、しか
も確実に行うことができ、非常に有効な発明であ
る。
ねじの寸法をm、その奥の樹脂めねじを含むねじ
全長をL、管端コアのねじ部寸法をcとし、継手
と鋼管のねじ込み長さをlとした場合、l≧m−
c及びl≦L−cの両式を満足するようにしたの
で、管端コア同士の衝突や不完全ねじ部への乗り
上げを発生させることなく、かつ鉄めねじ部の露
出もなく、適正な嵌合状態を得ることができるも
のである。しかも、そのねじ込み長さは、鋼管の
端面より一定の寸法位置に印したけがき線と継手
端面との寸法を測定するのみで容易に得ることが
できるものである。また、専用の治具を用いて、
管端面より一定寸法位置のけがきとねじ込み状態
の測定及びその許容範囲の測定を行うことがで
き、その測定検査を極めて簡単かつ迅速に、しか
も確実に行うことができ、非常に有効な発明であ
る。
第1図は本発明方法の実施例を示す断面図、第
2図は同方法に使用する治具の正面図、第3図及
び第4図は同治具の使用状態の斜視図及び断面
図、第5図は管端コアの具体例を示す断面図、第
6〜第8図は従来例を説明するための断面図であ
る。 1は継手本体、2はライニング鋼管、3は管端
コア、4は鉄めねじ、5は樹脂めねじ、6は管端
コアのねじ部、9は鋼管のテーパおねじ、10は
けがき線、11は治具、12は取手、13はけが
き部、14はジヨウ、15はベース、16-1〜1
6-6は指標凹部。
2図は同方法に使用する治具の正面図、第3図及
び第4図は同治具の使用状態の斜視図及び断面
図、第5図は管端コアの具体例を示す断面図、第
6〜第8図は従来例を説明するための断面図であ
る。 1は継手本体、2はライニング鋼管、3は管端
コア、4は鉄めねじ、5は樹脂めねじ、6は管端
コアのねじ部、9は鋼管のテーパおねじ、10は
けがき線、11は治具、12は取手、13はけが
き部、14はジヨウ、15はベース、16-1〜1
6-6は指標凹部。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 ライニング鋼管の管端ねじ部に対し防食用管
端コアを用いて嵌合される分離型管端防食継手の
ねじ込み方法であつて、継手は端面から一定寸法
mの範囲に有する鉄めねじ部とその奥の樹脂めね
じ部とを有してこの両めねじを含むめねじ全長を
Lとし、管端コアのねじ部寸法をcとした場合、
継手の管端めねじ部に対するねじ込み長さlが、
l≧m−c及びl≦L−cの両式を満足する関係
になるように管径に対応し予め設定しておき、管
端面より一定の寸法Hの位置におけるけがき線と
ねじ込んだ継手端面との寸法Dを測定することに
より、H−D=lとして決定することを特徴とす
る管端防食継手のねじ込み方法。 2 管端面より一定の寸法Hの位置にけがき線を
入れるべく寸法Hの間隔をもつてけがき部を有す
るジヨウとベースを形成するとともに、上記寸法
Hと継手の管端ねじ部に対するねじ込み長さlと
の差(H−l=D)が一定の寸法の許容範囲にな
つたことを測定すべく取手部端縁よりその一定寸
法dの位置に指標凹部を形成したことを特徴とす
る管端防食継手のねじ込み方法に使用する治具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17941887A JPS6426088A (en) | 1987-07-17 | 1987-07-17 | Screwing of pipe end anticorrosion joint and jig used therefor |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17941887A JPS6426088A (en) | 1987-07-17 | 1987-07-17 | Screwing of pipe end anticorrosion joint and jig used therefor |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6426088A JPS6426088A (en) | 1989-01-27 |
| JPH0526075B2 true JPH0526075B2 (ja) | 1993-04-14 |
Family
ID=16065521
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17941887A Granted JPS6426088A (en) | 1987-07-17 | 1987-07-17 | Screwing of pipe end anticorrosion joint and jig used therefor |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6426088A (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0562782U (ja) * | 1992-02-04 | 1993-08-20 | 東尾メック株式会社 | 配管端専用継手 |
| US9243729B2 (en) * | 2011-02-21 | 2016-01-26 | Hunting Energy Services, Inc. | Position make-up indicator system |
| JP6095966B2 (ja) * | 2012-12-13 | 2017-03-15 | コスモ工機株式会社 | 防食コアの離脱装置 |
-
1987
- 1987-07-17 JP JP17941887A patent/JPS6426088A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6426088A (en) | 1989-01-27 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| AU2001227538B2 (en) | Method of assembling pipe joints | |
| AU2001227538A1 (en) | Method of assembling pipe joints | |
| US4054305A (en) | Thread making fitting for unthreaded conduit | |
| JPH0526075B2 (ja) | ||
| JP2000055252A (ja) | 管状ジョイントの摩耗インジケ―タ | |
| US4541656A (en) | Cast metal outlet fitting | |
| JPH06109182A (ja) | 管接続ミス防止管継手 | |
| US5222771A (en) | Brazed pipe assembly and method | |
| EP2678597B1 (en) | Position make-up indicator system | |
| CN103925424B (zh) | 用于快插管接头的尼龙管及其装配方法 | |
| KR200286782Y1 (ko) | 보일러용 온수 분배기 | |
| JPH0614681U (ja) | ホース継手 | |
| JP2002156080A (ja) | 誤接続防止管継手 | |
| JPH0414695Y2 (ja) | ||
| JPH0348473Y2 (ja) | ||
| JP2532529Y2 (ja) | ユニオン継手構造 | |
| JPH0794878B2 (ja) | 管継手 | |
| JPH06331072A (ja) | 防食管継手 | |
| JPH0235466Y2 (ja) | ||
| JPH0378920B2 (ja) | ||
| JPS59151610A (ja) | フアスナ | |
| JP2006258220A (ja) | 管継手に対する接続管の挿入及び締付ナットの本締め方法、およびその方法に使用される印字用治具 | |
| JPH0138393Y2 (ja) | ||
| JPH0433517Y2 (ja) | ||
| JPH03210B2 (ja) |