JPH0533992B2 - - Google Patents
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- JPH0533992B2 JPH0533992B2 JP57075126A JP7512682A JPH0533992B2 JP H0533992 B2 JPH0533992 B2 JP H0533992B2 JP 57075126 A JP57075126 A JP 57075126A JP 7512682 A JP7512682 A JP 7512682A JP H0533992 B2 JPH0533992 B2 JP H0533992B2
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- bleomycins
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Description
本発明はブレオマイシン類の製造法に関するも
ので、より詳しくは、ストレプトミセス属に属す
るブレオマイシン生産菌株を、栄養源を含有する
培地に接種し、必要に応じて、目的とするブレオ
マイシン類の末端アミン残基に対応する第1級ア
ミンを添加し、培養し、ブレオマイシン類を生成
蓄積せしめ、それを単離するブレオマイシン類の
製造法において、下記一般式(1) (式中Rは炭素数1−6のアルキル基、Aおよ
びBはアルキル基上の置換基を示し、Aは水素ま
たはヒドロキシル基、Bは水素、フエニル基、イ
ンドール基または置換フエニル基を示す。)で示
されるアミノ酸を添加して培養することを特徴と
するブレオマイシン類の改良醗酵法に関するもの
で、本発明によれば醗酵によるブレオマイシン類
の製造の際併産されるクレオマイシン類を著じる
しく減少させることができるものである。 本発明の方法を適用すれば、ブレオマイシンの
精製工程中で、複雑なクレオマイシン除去工程を
簡易化、又は省略することが可能となり、高純度
のブレオマイシン粉末が容易に製造出来ることに
なり、経済的効果が大きい。 即ち、本発明方法を用いない場合には20〜30%
のクレオマイシン類が副生するのに対し本発明に
よればその副生を10%以上も減少させることがで
き一般式(1)の化合物の選択等により、その副生を
数パーセント以下とすることもできる。 ブレオマイシンは、梅沢らにより発見された抗
腫瘍性抗生物質で、広く癌の化学療法に用いら
れ、特に、扁平上皮癌に有効である(梅沢らJ.
Antibiotics 19A巻、200頁、1966年)。 ブレオマイシンは、放線菌、例えば、ストレプ
トミセス属に属するストレプトミセス・バーチシ
ラスを通常の栄養源を含有する液体培地で通気攪
拌下に培養することにより産生され、培養液よ
り公知の方法で抽出、精製することにより、一原
子の銅をキレートした青色粉末として得られる。
(梅沢ら、J.Antibiotics 19A巻、210頁、1966年) 通常の培養法によれば、末端アミン残基が異な
る十数種のブレオマイシン混合物が生産される。
又、末端アミン残基に対応する第1級アミンを前
駆体として培養液に添加する方法(特公昭48−
32354、特公昭48−32355)により培養すれば、一
種類のブレオマイシンが選択的に産生される。 ブレオマイシン生産菌、ストレプトミセスバー
チシラスは、ブレオマイシン類を産生する条件下
で、弱いクレオマイシン産生能を示す。 クレオマイシン類は特開昭56−25197号公報か
らも判るようにブレオマイシン類と構造的に著じ
るしく類似しており、また理化学的性質も対応す
るブレオマイシン類と極めて類似している。その
ため、現在高度な技術と煩雑な操作により相互の
分離がなされている。そこで、例えば培養条件の
改良などにより、副生されるクレオマイシンを抑
制することは、この高度で煩雑な操作を簡略化あ
るいは省略することにつながり、ブレオマイシン
生産に於いてその有用性は非常に高い。 以上の観点から本発明者らは、培養条件の検討
を行つた結果、培地に必要な栄養源の他に、一般
式(1)で表わされる化合物の一種類を加えて培養す
ると、クレオマイシンの生産が抑制されることを
見出し、本発明を完成した。 本発明に用いられる微生物はブレオマイシン生
産菌であれば何でも良く、従来ストレプトミセス
属に属するストレプトミセス・バーチシラスが知
られており、その代表的なものはストレプトミセ
ス・バーチシラス(Streptomyces verticillus)
NK68−144(微工研受託番号第4108号、
ATCCNO.31307)である。(ストレプトミセス・
バーチシラスはBergeis Mannual of
Determinative Bacteriology,8 editionでは
ストレプトバーチシリウム バーチシラス
(Streptoverticillium verticillus)と分類するこ
とも提案されているが、本明細書においては従来
通りストレプトミセス属とした。)放線菌は自然
あるいは、人工的に抗生物質の生産能が変化し易
いことは周知のことであり、公知の方法例えばX
線、紫外線、あるいは変異誘起剤を作用させるな
どの方法でブレオマイシン生産能の高い変異株を
造成し用いることは可能である。 本発明で用いられるブレオマイシン生産菌に
は、このような自然、あるいは人工変異株も当然
含有される。 ストレプトミセス・バーチシラスNK68−144
はストレプトミセス・バーチシラスB80−Z2
(ATCC No.15003)(米国特許No.3681491に詳細記
載)をUV照射及びγ線照射による変異処理を行
つて、ブレオマイシン類の生産性を高めた変異株
である。 本発明の一般式(1)のRで示されるアルキル基と
してはメチル、エチル、プロピル、イソプロピ
ル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、n
−ペンチル、イソペンチル、n−ヘキシル、2−
エチルブチル等のアルキル基であり、好ましくは
Bが水素を示すときはRは炭素数が2以上より好
ましくは3以上のアルキル基が好ましい。Aまた
は(および)Bが水素以外の基である場合の基
ので、より詳しくは、ストレプトミセス属に属す
るブレオマイシン生産菌株を、栄養源を含有する
培地に接種し、必要に応じて、目的とするブレオ
マイシン類の末端アミン残基に対応する第1級ア
ミンを添加し、培養し、ブレオマイシン類を生成
蓄積せしめ、それを単離するブレオマイシン類の
製造法において、下記一般式(1) (式中Rは炭素数1−6のアルキル基、Aおよ
びBはアルキル基上の置換基を示し、Aは水素ま
たはヒドロキシル基、Bは水素、フエニル基、イ
ンドール基または置換フエニル基を示す。)で示
されるアミノ酸を添加して培養することを特徴と
するブレオマイシン類の改良醗酵法に関するもの
で、本発明によれば醗酵によるブレオマイシン類
の製造の際併産されるクレオマイシン類を著じる
しく減少させることができるものである。 本発明の方法を適用すれば、ブレオマイシンの
精製工程中で、複雑なクレオマイシン除去工程を
簡易化、又は省略することが可能となり、高純度
のブレオマイシン粉末が容易に製造出来ることに
なり、経済的効果が大きい。 即ち、本発明方法を用いない場合には20〜30%
のクレオマイシン類が副生するのに対し本発明に
よればその副生を10%以上も減少させることがで
き一般式(1)の化合物の選択等により、その副生を
数パーセント以下とすることもできる。 ブレオマイシンは、梅沢らにより発見された抗
腫瘍性抗生物質で、広く癌の化学療法に用いら
れ、特に、扁平上皮癌に有効である(梅沢らJ.
Antibiotics 19A巻、200頁、1966年)。 ブレオマイシンは、放線菌、例えば、ストレプ
トミセス属に属するストレプトミセス・バーチシ
ラスを通常の栄養源を含有する液体培地で通気攪
拌下に培養することにより産生され、培養液よ
り公知の方法で抽出、精製することにより、一原
子の銅をキレートした青色粉末として得られる。
(梅沢ら、J.Antibiotics 19A巻、210頁、1966年) 通常の培養法によれば、末端アミン残基が異な
る十数種のブレオマイシン混合物が生産される。
又、末端アミン残基に対応する第1級アミンを前
駆体として培養液に添加する方法(特公昭48−
32354、特公昭48−32355)により培養すれば、一
種類のブレオマイシンが選択的に産生される。 ブレオマイシン生産菌、ストレプトミセスバー
チシラスは、ブレオマイシン類を産生する条件下
で、弱いクレオマイシン産生能を示す。 クレオマイシン類は特開昭56−25197号公報か
らも判るようにブレオマイシン類と構造的に著じ
るしく類似しており、また理化学的性質も対応す
るブレオマイシン類と極めて類似している。その
ため、現在高度な技術と煩雑な操作により相互の
分離がなされている。そこで、例えば培養条件の
改良などにより、副生されるクレオマイシンを抑
制することは、この高度で煩雑な操作を簡略化あ
るいは省略することにつながり、ブレオマイシン
生産に於いてその有用性は非常に高い。 以上の観点から本発明者らは、培養条件の検討
を行つた結果、培地に必要な栄養源の他に、一般
式(1)で表わされる化合物の一種類を加えて培養す
ると、クレオマイシンの生産が抑制されることを
見出し、本発明を完成した。 本発明に用いられる微生物はブレオマイシン生
産菌であれば何でも良く、従来ストレプトミセス
属に属するストレプトミセス・バーチシラスが知
られており、その代表的なものはストレプトミセ
ス・バーチシラス(Streptomyces verticillus)
NK68−144(微工研受託番号第4108号、
ATCCNO.31307)である。(ストレプトミセス・
バーチシラスはBergeis Mannual of
Determinative Bacteriology,8 editionでは
ストレプトバーチシリウム バーチシラス
(Streptoverticillium verticillus)と分類するこ
とも提案されているが、本明細書においては従来
通りストレプトミセス属とした。)放線菌は自然
あるいは、人工的に抗生物質の生産能が変化し易
いことは周知のことであり、公知の方法例えばX
線、紫外線、あるいは変異誘起剤を作用させるな
どの方法でブレオマイシン生産能の高い変異株を
造成し用いることは可能である。 本発明で用いられるブレオマイシン生産菌に
は、このような自然、あるいは人工変異株も当然
含有される。 ストレプトミセス・バーチシラスNK68−144
はストレプトミセス・バーチシラスB80−Z2
(ATCC No.15003)(米国特許No.3681491に詳細記
載)をUV照射及びγ線照射による変異処理を行
つて、ブレオマイシン類の生産性を高めた変異株
である。 本発明の一般式(1)のRで示されるアルキル基と
してはメチル、エチル、プロピル、イソプロピ
ル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、n
−ペンチル、イソペンチル、n−ヘキシル、2−
エチルブチル等のアルキル基であり、好ましくは
Bが水素を示すときはRは炭素数が2以上より好
ましくは3以上のアルキル基が好ましい。Aまた
は(および)Bが水素以外の基である場合の基
【式】の具体例をあげれば1−ヒドロキシエ
チル、ベンジル、フエニルエチル、フエニルプロ
ピル、p−ヒドロキシベンジル、1−ヒドロキシ
ベンジル、1−ヒドロキシヘキシル、フエニルブ
チル等である。 一般式(1)のアミノ酸としてはスレオニン、バリ
ン、ロイシン、イソロイシン、フエニルアラニ
ン、トリプトフアン、β−ハイドロキシノルバリ
ン、フエニルセリン、α−アミノ酪酸、ノルバリ
ン等であり、バリン、ロイシン、イソロイシン、
フエニルアラニン、β−ハイドロキシノルバリン
等は収率もよくかつクレオマイシンの副生も抑制
されるので好ましい。 これらの中でロイシン、イソロイシン、ノルロ
イシン、ノルバリンは特に好ましい。 本発明で用いられる培地は、澱粉、水飴、グル
コース、マンノース、フラクトース、ガラクトー
ス、ラクトース、マルトース、シユークロース、
イノシトール、マンニトール、グリセリン、デキ
ストリン、糖蜜、有機酸などの炭素源の一つまた
は数種、塩化アンモン、硫安、硝酸アンモン、硝
酸ナトリウム、尿素、ペプトン、肉エキス、酵母
エキス、乾燥酵母、コーンスチープリカー、大豆
粉、脱脂大豆粉、カザミノ酸、リジン、システイ
ンなどの窒素源のうちの一種または数種、およ
び、塩化ナトリウム、塩化カリ、リン酸塩、炭酸
カルシウム、硫酸亜鉛、硫酸マグネシウム、硫酸
銅などの無機塩類などが適切に組合わされて用い
られる。また特定の末端アミン残基を有するブレ
オマイシン、クレオマイシン類の生産を促進する
目的で分子中2個以上の塩基性基を有する脱脂族
第一級アミンを培地に適当量添加して培養する方
法が確立されている〔特許第728158(特公昭48−
32354)、特許第728159(特公昭48−32355)〕が、
本発明に於いてもこの方法が適用出来ることは言
うまでもなく、必要に応じて上記アミン類も培地
に添加して用いられる。このようなアミン類の代
表的なものとしてはN−(1−フエニルエチルア
ミン)−1,3−ジアミノプロパン、N−ブチル
−1,3−ジアミノプロパン、N,N−ビス−
(3−アミノプロピル)−1,3−ジアミノプロパ
ン、3−モルホリノプロピルアミン等である。 本発明において、上記培地での培養に際して添
加する前記一般式(1)のアミノ酸の添加量は、培地
に対して、0.02〜5%好ましくは0.05〜3%であ
る。 これらの添加物はあらかじめ培地に加えて滅菌
しても、また別に滅菌し、滅菌後の培地にブレオ
マイシンの産生菌株の接種時あるいは培養開始後
ブレオマイシンの生産の開始されるまでの適当な
時期に加えてもよい。 培養は通常通気攪拌下に20〜30℃で6〜15日程
度行われる。 培養終了時期は、マイコバクテリウム607を被
検菌とした特定で最高力価に達した時点とする。
培養終了後の培養液から公知の方法たとえば、ア
ンバーライト XAD−2、アルミナ、セフアデ
ツクス LH−20などを用いたクロマトグラフイ
ーを行うことによりブレオマイシンの粗粉末が青
色粉末として得られる。この粗粉末中のブレオマ
イシンとクレオマイシンの存在量は、逆相高速液
体クロマトグラフイーを行うことにより分離定量
が出来る。このようにして得られるブレオマイシ
ン類の若干の例を示すと 3−N−(1−フエニルエチル)−アミノプロピ
ルアミノブレオマイシン 3−N−ブチルアミノプロピルアミノブレオマ
イシン 3−(N−メチル−N−3−アミノプロピル) −アミノプロピルブレオマイシン 3−(モリホリノ)−プロピルアミノブレオマイ
シン 等である。 次に実施例により具体的に説明する。 実施例1 培地1による培養 澱粉1%、ブドー糖1%、ペプトン0.75%、肉
エキス0.75%、食塩0.3%を含む培地(PH7.0)100
mlを500mlのエーレンマイヤーフラスコに入れ、
滅菌したのち、ストレプトミセス・バーチシラス
NK−68−144(微工研委託受理番号第4108号、
ATCC No.31307)を接種し28℃、48時間、回転
振盪培養して種培養液をつくる。 次に、デキストリン1%、フラクトース1%、
グルタミン酸0.2%、ヒスチジン0.1%、システイ
ン0.1%、リジン0.1%、食塩0.3%、硝酸ナトリウ
ム0.2%、リン酸第2カリ0.5%、硫酸亜鉛0.05%、
硫酸銅0.01%、硫酸マグネシウム0.5%の組成を
有する培地(培地1)に、3−モルホリノプロピ
ルアミン塩酸塩を0.1mg/mlの割合で添加し、更
に、本発明で使用するアミノ酸としてスレオニン
1%を添加し、500ml容エーレンマイヤーフラス
コ10本に100mlづつ入れ滅菌したのち、先の種培
養液を5%の割合で接種し28℃、180rpmで10日
間回転振盪培養を行つた。培養終了後、培養液を
珪藻土の過助剤ダイカライト 5%と共に過
し、液900mlを得た。この液をアンバーライ
ト XAD−2を充填した100mlの樹脂塔に通して
目的物を吸着させ水洗後0.01N塩酸−メタノール
(1:4)150mlを用いて溶出した。溶出液を中和
したのち、濃縮乾固し、少量の水−メタノール
(1:4)に溶かした。不溶物は去後、液を
水−メタノール(1:4)で充填したアルミナカ
ラム(5ml)に通し、同溶媒で溶出し、青色分画
20mlを集めた。この分画を濃縮後約5mlの水−メ
タノール(1:4)に溶解し、同溶媒で充填した
セフアデツクスLH−20カラム(100ml)につけ、
同溶媒を展開剤としてクロマトグラフイーを行
い、青色分画を集め凍結乾燥することにより3−
モルホリノアミノプロピルブレオマイシン(以
後、MOP−BPMと称する)の青色粉末5.87mgを
得た。 この粉末を水にとかし、その一部を下記の条件
により、逆相高速液体クロマトグラフイーにより
分析した結果、クレオマイシン含量は、0.2%で
あつた。 (分析条件) クロマトグラフ塔:ヌクレオシル 7C18(ナー
ゲル社)6mm×250mm 展開剤:4%酢酸カリ、2%酢酸水溶液:アセ
トニトリル(85:15v/v) 流速(圧):1.5ml/分(2000psi) 検出:UV292nm この条件下では、モルホリンブレオマイシン、
モルホリンクレオマイシンはそれぞれ、13分、15
分に分離溶出される。両成分の含量はピーク面積
比より算出した。 なお本実施例において、スレオニン無添加で同
様に培養を行うとMOP−BLMの粗粉末10.62mg
を得た。この粉末のクレオマイシン含量は、26%
であつた。 実施例2 培地1による培養に対するロイシン添
加効果 培地1にロイシン1.0%を添加した以外すべて
実施例1と同じ方法で培養、精製操作を行つて、
MOP−BLMの粗粉末38.4mgを得た。クレオマイ
シン含量は2.6%であつた。 実施例3 培地1による培養に対するノルバリン
添加効果 培地1にノルバリン0.5%を添加した以外はす
べて実施例1と同じ方法で培養、精製操作を行つ
て、MOP−BLMの粗粉末38.62mgを得た。この
粉末のクレオマイシン含量は2.3%であつた。 実施例4 培地2による培養 実施例1と同じ操作で得た種培養液をさらに、
同一組成をもつ培地1を含む5容エーレンマ
イヤーフラスコに移し、さらに48時間回転振盪培
養を行つて種培養液をつくる。 次に、水飴6.4%、ブドー糖0.5%、大豆粉3.5
%、コーンスチープリカー0.75%、塩化ナトリウ
ム0.3%、リン酸2カリ0.5%、硫酸亜鉛0.05%、
硫酸銅0.01%、硝酸ナトリウム0.2%、硫酸マグ
ネシウム0.5%、プロナールST−1 0.03%の組
成(培地2)でさらに、3−モルホリノプロピル
アミン0.01%、更にノルバリン0.5%を加えた培
地20を30容ジヤーフアーメンターに入れ滅菌
したものに上記種培養液1を加え、28℃、
400rpmで7日間培養した。培養後実施例1で記
載した方法を用いて精製を行い、1.62gのMOP
−BLMの粗粉末を得た。この粗粉末のクレオマ
イシン含量は4%であつた。 なお本実施例で、ノルバリン無添加で培養、精
製を行い、MOP−BLMの粗粉末1.02gを得た。
この粉末のクレオマイシン含量は19.5%であつ
た。 実施例1又は3と同様にして、一般式(1)のアミ
ノ酸を添加してMOP−BLMの培養を行つた。実
施例の結果も含めて、次表に示す。
ピル、p−ヒドロキシベンジル、1−ヒドロキシ
ベンジル、1−ヒドロキシヘキシル、フエニルブ
チル等である。 一般式(1)のアミノ酸としてはスレオニン、バリ
ン、ロイシン、イソロイシン、フエニルアラニ
ン、トリプトフアン、β−ハイドロキシノルバリ
ン、フエニルセリン、α−アミノ酪酸、ノルバリ
ン等であり、バリン、ロイシン、イソロイシン、
フエニルアラニン、β−ハイドロキシノルバリン
等は収率もよくかつクレオマイシンの副生も抑制
されるので好ましい。 これらの中でロイシン、イソロイシン、ノルロ
イシン、ノルバリンは特に好ましい。 本発明で用いられる培地は、澱粉、水飴、グル
コース、マンノース、フラクトース、ガラクトー
ス、ラクトース、マルトース、シユークロース、
イノシトール、マンニトール、グリセリン、デキ
ストリン、糖蜜、有機酸などの炭素源の一つまた
は数種、塩化アンモン、硫安、硝酸アンモン、硝
酸ナトリウム、尿素、ペプトン、肉エキス、酵母
エキス、乾燥酵母、コーンスチープリカー、大豆
粉、脱脂大豆粉、カザミノ酸、リジン、システイ
ンなどの窒素源のうちの一種または数種、およ
び、塩化ナトリウム、塩化カリ、リン酸塩、炭酸
カルシウム、硫酸亜鉛、硫酸マグネシウム、硫酸
銅などの無機塩類などが適切に組合わされて用い
られる。また特定の末端アミン残基を有するブレ
オマイシン、クレオマイシン類の生産を促進する
目的で分子中2個以上の塩基性基を有する脱脂族
第一級アミンを培地に適当量添加して培養する方
法が確立されている〔特許第728158(特公昭48−
32354)、特許第728159(特公昭48−32355)〕が、
本発明に於いてもこの方法が適用出来ることは言
うまでもなく、必要に応じて上記アミン類も培地
に添加して用いられる。このようなアミン類の代
表的なものとしてはN−(1−フエニルエチルア
ミン)−1,3−ジアミノプロパン、N−ブチル
−1,3−ジアミノプロパン、N,N−ビス−
(3−アミノプロピル)−1,3−ジアミノプロパ
ン、3−モルホリノプロピルアミン等である。 本発明において、上記培地での培養に際して添
加する前記一般式(1)のアミノ酸の添加量は、培地
に対して、0.02〜5%好ましくは0.05〜3%であ
る。 これらの添加物はあらかじめ培地に加えて滅菌
しても、また別に滅菌し、滅菌後の培地にブレオ
マイシンの産生菌株の接種時あるいは培養開始後
ブレオマイシンの生産の開始されるまでの適当な
時期に加えてもよい。 培養は通常通気攪拌下に20〜30℃で6〜15日程
度行われる。 培養終了時期は、マイコバクテリウム607を被
検菌とした特定で最高力価に達した時点とする。
培養終了後の培養液から公知の方法たとえば、ア
ンバーライト XAD−2、アルミナ、セフアデ
ツクス LH−20などを用いたクロマトグラフイ
ーを行うことによりブレオマイシンの粗粉末が青
色粉末として得られる。この粗粉末中のブレオマ
イシンとクレオマイシンの存在量は、逆相高速液
体クロマトグラフイーを行うことにより分離定量
が出来る。このようにして得られるブレオマイシ
ン類の若干の例を示すと 3−N−(1−フエニルエチル)−アミノプロピ
ルアミノブレオマイシン 3−N−ブチルアミノプロピルアミノブレオマ
イシン 3−(N−メチル−N−3−アミノプロピル) −アミノプロピルブレオマイシン 3−(モリホリノ)−プロピルアミノブレオマイ
シン 等である。 次に実施例により具体的に説明する。 実施例1 培地1による培養 澱粉1%、ブドー糖1%、ペプトン0.75%、肉
エキス0.75%、食塩0.3%を含む培地(PH7.0)100
mlを500mlのエーレンマイヤーフラスコに入れ、
滅菌したのち、ストレプトミセス・バーチシラス
NK−68−144(微工研委託受理番号第4108号、
ATCC No.31307)を接種し28℃、48時間、回転
振盪培養して種培養液をつくる。 次に、デキストリン1%、フラクトース1%、
グルタミン酸0.2%、ヒスチジン0.1%、システイ
ン0.1%、リジン0.1%、食塩0.3%、硝酸ナトリウ
ム0.2%、リン酸第2カリ0.5%、硫酸亜鉛0.05%、
硫酸銅0.01%、硫酸マグネシウム0.5%の組成を
有する培地(培地1)に、3−モルホリノプロピ
ルアミン塩酸塩を0.1mg/mlの割合で添加し、更
に、本発明で使用するアミノ酸としてスレオニン
1%を添加し、500ml容エーレンマイヤーフラス
コ10本に100mlづつ入れ滅菌したのち、先の種培
養液を5%の割合で接種し28℃、180rpmで10日
間回転振盪培養を行つた。培養終了後、培養液を
珪藻土の過助剤ダイカライト 5%と共に過
し、液900mlを得た。この液をアンバーライ
ト XAD−2を充填した100mlの樹脂塔に通して
目的物を吸着させ水洗後0.01N塩酸−メタノール
(1:4)150mlを用いて溶出した。溶出液を中和
したのち、濃縮乾固し、少量の水−メタノール
(1:4)に溶かした。不溶物は去後、液を
水−メタノール(1:4)で充填したアルミナカ
ラム(5ml)に通し、同溶媒で溶出し、青色分画
20mlを集めた。この分画を濃縮後約5mlの水−メ
タノール(1:4)に溶解し、同溶媒で充填した
セフアデツクスLH−20カラム(100ml)につけ、
同溶媒を展開剤としてクロマトグラフイーを行
い、青色分画を集め凍結乾燥することにより3−
モルホリノアミノプロピルブレオマイシン(以
後、MOP−BPMと称する)の青色粉末5.87mgを
得た。 この粉末を水にとかし、その一部を下記の条件
により、逆相高速液体クロマトグラフイーにより
分析した結果、クレオマイシン含量は、0.2%で
あつた。 (分析条件) クロマトグラフ塔:ヌクレオシル 7C18(ナー
ゲル社)6mm×250mm 展開剤:4%酢酸カリ、2%酢酸水溶液:アセ
トニトリル(85:15v/v) 流速(圧):1.5ml/分(2000psi) 検出:UV292nm この条件下では、モルホリンブレオマイシン、
モルホリンクレオマイシンはそれぞれ、13分、15
分に分離溶出される。両成分の含量はピーク面積
比より算出した。 なお本実施例において、スレオニン無添加で同
様に培養を行うとMOP−BLMの粗粉末10.62mg
を得た。この粉末のクレオマイシン含量は、26%
であつた。 実施例2 培地1による培養に対するロイシン添
加効果 培地1にロイシン1.0%を添加した以外すべて
実施例1と同じ方法で培養、精製操作を行つて、
MOP−BLMの粗粉末38.4mgを得た。クレオマイ
シン含量は2.6%であつた。 実施例3 培地1による培養に対するノルバリン
添加効果 培地1にノルバリン0.5%を添加した以外はす
べて実施例1と同じ方法で培養、精製操作を行つ
て、MOP−BLMの粗粉末38.62mgを得た。この
粉末のクレオマイシン含量は2.3%であつた。 実施例4 培地2による培養 実施例1と同じ操作で得た種培養液をさらに、
同一組成をもつ培地1を含む5容エーレンマ
イヤーフラスコに移し、さらに48時間回転振盪培
養を行つて種培養液をつくる。 次に、水飴6.4%、ブドー糖0.5%、大豆粉3.5
%、コーンスチープリカー0.75%、塩化ナトリウ
ム0.3%、リン酸2カリ0.5%、硫酸亜鉛0.05%、
硫酸銅0.01%、硝酸ナトリウム0.2%、硫酸マグ
ネシウム0.5%、プロナールST−1 0.03%の組
成(培地2)でさらに、3−モルホリノプロピル
アミン0.01%、更にノルバリン0.5%を加えた培
地20を30容ジヤーフアーメンターに入れ滅菌
したものに上記種培養液1を加え、28℃、
400rpmで7日間培養した。培養後実施例1で記
載した方法を用いて精製を行い、1.62gのMOP
−BLMの粗粉末を得た。この粗粉末のクレオマ
イシン含量は4%であつた。 なお本実施例で、ノルバリン無添加で培養、精
製を行い、MOP−BLMの粗粉末1.02gを得た。
この粉末のクレオマイシン含量は19.5%であつ
た。 実施例1又は3と同様にして、一般式(1)のアミ
ノ酸を添加してMOP−BLMの培養を行つた。実
施例の結果も含めて、次表に示す。
【表】
【表】
実施例5 培地2でのノルバリン添加培養による
3−(N−(S)−1′−フエニルエチル)アミノ
プロピルアミノ(ブレオマイシンPEP−BLM)
の生産 実施例3において、培地2に、MOPのかわり
にN−〔(S)−1′−フエニルエチル〕−1,3−ジ
アミノプロパン塩酸塩を0.1%添加し、さらにノ
ルバリンを0.5%加えた以外、すべて実施例3と
同様に培養、精製を行い、PEP−BLMの粗粉末
1.11gを得た。この粉末のクレオマイシン含量
は、3.1%であつた。
3−(N−(S)−1′−フエニルエチル)アミノ
プロピルアミノ(ブレオマイシンPEP−BLM)
の生産 実施例3において、培地2に、MOPのかわり
にN−〔(S)−1′−フエニルエチル〕−1,3−ジ
アミノプロパン塩酸塩を0.1%添加し、さらにノ
ルバリンを0.5%加えた以外、すべて実施例3と
同様に培養、精製を行い、PEP−BLMの粗粉末
1.11gを得た。この粉末のクレオマイシン含量
は、3.1%であつた。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 ストレプトミセス属に属するブレオマイシン
生産菌株を栄養源を含有する培地に接種し必要に
応じ、目的とするブレオマイシン類の末端アミン
残基に対応する脂肪族第1級アミンを添加し、培
養し、ブレオマイシン類を生成蓄積せしめ、それ
を単離するブレオマイシン類の製造法において、
培地に、下記一般式 (式中Rは炭素数1−6のアルキル基、Aおよ
びBはアルキル基上の置換基を示し、Aは水素ま
たはヒドロキシ基、Bは水素、フエニル基、イン
ドール基または置換フエニル基を示す。) で示されるアミノ酸を添加して培養することを特
徴とするブレオマイシン類の製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7512682A JPS58193697A (ja) | 1982-05-07 | 1982-05-07 | ブレオマイシン類の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7512682A JPS58193697A (ja) | 1982-05-07 | 1982-05-07 | ブレオマイシン類の製造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS58193697A JPS58193697A (ja) | 1983-11-11 |
| JPH0533992B2 true JPH0533992B2 (ja) | 1993-05-20 |
Family
ID=13567189
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7512682A Granted JPS58193697A (ja) | 1982-05-07 | 1982-05-07 | ブレオマイシン類の製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS58193697A (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4832354A (ja) * | 1971-08-30 | 1973-04-28 |
-
1982
- 1982-05-07 JP JP7512682A patent/JPS58193697A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS58193697A (ja) | 1983-11-11 |
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