JPH0535007B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0535007B2 JPH0535007B2 JP62173436A JP17343687A JPH0535007B2 JP H0535007 B2 JPH0535007 B2 JP H0535007B2 JP 62173436 A JP62173436 A JP 62173436A JP 17343687 A JP17343687 A JP 17343687A JP H0535007 B2 JPH0535007 B2 JP H0535007B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electret
- sheet
- coulombs
- electret sheet
- sulfide
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
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Landscapes
- Filtering Materials (AREA)
- Electrostatic Separation (AREA)
- Chemical Or Physical Treatment Of Fibers (AREA)
- Artificial Filaments (AREA)
- Nonwoven Fabrics (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
<産業上の利用分野>
本発明は、特に長期にわたつて安定で高い電荷
を保持するポリ芳香族サルフアイドエレクトレツ
トシート状物に関する。
を保持するポリ芳香族サルフアイドエレクトレツ
トシート状物に関する。
<従来の技術>
従来、高分子からなるエレクトレツトシート状
物は、フイルムとして各種音響素子に用いられて
いるほか、繊維状シートとして、その電気的作用
を利用した各種フイルター、ワイパー等のクリー
ニング用途に利用されている。特にエレクトレツ
トの電気的な集塵能力を利用したエアフイルター
用途には、フイルムを開繊し、カーデイングによ
つて布帛状にしたもの、紡糸直後に高電圧を印加
し、エレクトレツト化かれた繊維を捕集してウエ
ブを得るもの、紡糸により直接不繊布を得、しか
る後に印加処理を施してエレクトレツトシートを
得るもの等、各種のエレクトレツトシート状物が
提案されている。これらのシート状物を構成する
高分子重合体は主にはポリプロピレン、ポリエチ
レン等のポリオレフイン、もしくはフツ化ビニ
ル、フツ化ビニリデン、三フツ化エチレン、四フ
ツ化エチレン等のフツ化エチレン重合体あるいは
これらの共重合体である。しかし、これらの高分
子エレクトレツトシート状物では、印加直後には
大きな保持電荷量を持つていても、印加処理から
時間を経るに従つて電荷が減衰し、該シート状物
の性能が低下する。従来の高分子エレクトレツト
シート状物は、この経時変化の点において満足で
きるものではなかつた。
物は、フイルムとして各種音響素子に用いられて
いるほか、繊維状シートとして、その電気的作用
を利用した各種フイルター、ワイパー等のクリー
ニング用途に利用されている。特にエレクトレツ
トの電気的な集塵能力を利用したエアフイルター
用途には、フイルムを開繊し、カーデイングによ
つて布帛状にしたもの、紡糸直後に高電圧を印加
し、エレクトレツト化かれた繊維を捕集してウエ
ブを得るもの、紡糸により直接不繊布を得、しか
る後に印加処理を施してエレクトレツトシートを
得るもの等、各種のエレクトレツトシート状物が
提案されている。これらのシート状物を構成する
高分子重合体は主にはポリプロピレン、ポリエチ
レン等のポリオレフイン、もしくはフツ化ビニ
ル、フツ化ビニリデン、三フツ化エチレン、四フ
ツ化エチレン等のフツ化エチレン重合体あるいは
これらの共重合体である。しかし、これらの高分
子エレクトレツトシート状物では、印加直後には
大きな保持電荷量を持つていても、印加処理から
時間を経るに従つて電荷が減衰し、該シート状物
の性能が低下する。従来の高分子エレクトレツト
シート状物は、この経時変化の点において満足で
きるものではなかつた。
<発明が解決しようとする問題点>
本発明者らは上記欠点のないエレクトレツトシ
ート状物について鋭意検討した結果、本発明に到
達した。特に、高い保持電荷量とその経時安定性
を兼ね備えたエレクトレツトシート状物を提供す
ることを目的とする。
ート状物について鋭意検討した結果、本発明に到
達した。特に、高い保持電荷量とその経時安定性
を兼ね備えたエレクトレツトシート状物を提供す
ることを目的とする。
<問題点を解決するための手段>
本発明は次の構成を有する。
(1) 表面電荷密度が少なくとも5×10-11クーロ
ン/cm2以上であることを特徴とするポリ芳香族
サルフアイドエレクトレツトシート状物。
ン/cm2以上であることを特徴とするポリ芳香族
サルフアイドエレクトレツトシート状物。
(2) 該シート状物の結晶化度が、少なくとも10%
以上である特許請求の範囲第1項に記載のポリ
芳香族サルフアイドエレクトレツトシート状
物。
以上である特許請求の範囲第1項に記載のポリ
芳香族サルフアイドエレクトレツトシート状
物。
(3) 該シート状物の体積抵抗率が少なくとも1×
1017Ωcm以上である特許請求の範囲第1項に記
載のポリ芳香族サルフアイドエレクトレツトシ
ート状物。
1017Ωcm以上である特許請求の範囲第1項に記
載のポリ芳香族サルフアイドエレクトレツトシ
ート状物。
(4) 該シート状物の形状がメルトブロー不織布で
ある特許請求の範囲第1項に記載のポリ芳香族
サルフアイドエレクトレツトシート状物。
ある特許請求の範囲第1項に記載のポリ芳香族
サルフアイドエレクトレツトシート状物。
本発明の特徴は、エレクトレツトシート状物の
構成材料として、ポリ芳香族サルフアイドを用い
ることにより、従来にない高い保持電荷量と保持
電荷の経時安定性および耐熱性、易加工性の全て
を兼ね備えたエレクトレツトシート状物を提供す
ることにある。
構成材料として、ポリ芳香族サルフアイドを用い
ることにより、従来にない高い保持電荷量と保持
電荷の経時安定性および耐熱性、易加工性の全て
を兼ね備えたエレクトレツトシート状物を提供す
ることにある。
本発明におけるポリ芳香族サルフアイドとは、
基本的には−R−S−(但し、Rはフエニレン、
ビフエニレン、ナフタレン、ビフエニレンエーテ
ル、ジフエニルケトン)を繰り返し単位として構
成される重合体であつて、Rの一部もしくは全部
が、それらの炭素数1−6の低級アルキル基置換
誘導体であつてもよく、また、分子鎖の一部に分
岐を持つものでもよい。
基本的には−R−S−(但し、Rはフエニレン、
ビフエニレン、ナフタレン、ビフエニレンエーテ
ル、ジフエニルケトン)を繰り返し単位として構
成される重合体であつて、Rの一部もしくは全部
が、それらの炭素数1−6の低級アルキル基置換
誘導体であつてもよく、また、分子鎖の一部に分
岐を持つものでもよい。
分子鎖中の硫黄原子は、その一部或いは全部が
スルホン化されたものであつてもよい。
スルホン化されたものであつてもよい。
シート状物の形状としてはフイルム、織編物、
不織布等が挙げられ、それぞれの使用目的によ
り、最も適する形状を選択することができる。特
に、ドレープ性に優れ、かつ保持電荷の経時安定
性の優れた形状としてメルトブロー不織布があげ
られる。
不織布等が挙げられ、それぞれの使用目的によ
り、最も適する形状を選択することができる。特
に、ドレープ性に優れ、かつ保持電荷の経時安定
性の優れた形状としてメルトブロー不織布があげ
られる。
ポリ芳香族サルフアイドは、形成後、そのガラ
ス転移温度以上に加熱することにより、急速に結
晶化が進み、収縮する性質を持つていることが知
られており、本発明におけるシート状物も、使用
時の環境に対しての寸法安定性を確保する為には
適当な張力下で熱処理することが好ましい。この
ときの処理温度としては、85℃以上、さらに好ま
しくは100℃以上が良い。該重合体の熱処理によ
る結晶化は、結晶・非晶質界面等、注入電荷のト
ラツプ部位を増加させるので、エレクトレツト化
処理を施した後の保持電荷量及び保持電荷の経時
安定性の点からも好ましい。
ス転移温度以上に加熱することにより、急速に結
晶化が進み、収縮する性質を持つていることが知
られており、本発明におけるシート状物も、使用
時の環境に対しての寸法安定性を確保する為には
適当な張力下で熱処理することが好ましい。この
ときの処理温度としては、85℃以上、さらに好ま
しくは100℃以上が良い。該重合体の熱処理によ
る結晶化は、結晶・非晶質界面等、注入電荷のト
ラツプ部位を増加させるので、エレクトレツト化
処理を施した後の保持電荷量及び保持電荷の経時
安定性の点からも好ましい。
本発明に用いるポリ芳香族サルフアイドには、
滑剤、安定化剤等、各種添加剤が含まれていても
よいが、その体積抵抗率としては、1×1017Ωcm
以上、好ましくは1×1018Ωcm以上が良い。体積
抵抗率で1×1017Ωcm未満のものは、シート状物
の内部で電荷の移動が生じやすく、エレクトレツ
トシート状物の経時安定性の点で問題を生じる。
滑剤、安定化剤等、各種添加剤が含まれていても
よいが、その体積抵抗率としては、1×1017Ωcm
以上、好ましくは1×1018Ωcm以上が良い。体積
抵抗率で1×1017Ωcm未満のものは、シート状物
の内部で電荷の移動が生じやすく、エレクトレツ
トシート状物の経時安定性の点で問題を生じる。
本発明のエレクトレツトシート状物の電気的性
能は分極電荷量が大きい方がすぐれており、少な
くとも5×10-11クーロン/cm2、さらに好ましく
は5×10-10クーロン/cm2以上の表面電荷密度を
有するのがよい。
能は分極電荷量が大きい方がすぐれており、少な
くとも5×10-11クーロン/cm2、さらに好ましく
は5×10-10クーロン/cm2以上の表面電荷密度を
有するのがよい。
<実施例>
積極的には分岐化モノマを含まないポリフエニ
レンサルフアイド重合体をメルトブロー紡糸し、
目付45g/m2、平均繊度0.1デニールのメルトブ
ロー不織布を得た。得られた不織布を張力下120
℃で10分間熱処理した後、接地された金属板上で
20秒間正のコロナ放電下にさらし、エレクトレツ
トメルトブロー不織布を得た。該エレクトレツト
シート状物の表面電荷密度を測定する為に、該シ
ート状物の一面を接地された金属板に接触させ、
他の一面に容量3×10-8(フアラツド)のコンデ
ンサーを介して接地された面積50cm2の金属板を接
触させて、コンデンサー両極間の電位差を測定
し、次式から、該エレクトレツト不織布の表面電
荷密度を求めた。
レンサルフアイド重合体をメルトブロー紡糸し、
目付45g/m2、平均繊度0.1デニールのメルトブ
ロー不織布を得た。得られた不織布を張力下120
℃で10分間熱処理した後、接地された金属板上で
20秒間正のコロナ放電下にさらし、エレクトレツ
トメルトブロー不織布を得た。該エレクトレツト
シート状物の表面電荷密度を測定する為に、該シ
ート状物の一面を接地された金属板に接触させ、
他の一面に容量3×10-8(フアラツド)のコンデ
ンサーを介して接地された面積50cm2の金属板を接
触させて、コンデンサー両極間の電位差を測定
し、次式から、該エレクトレツト不織布の表面電
荷密度を求めた。
表面電荷密度(クーロン/cm2)=C×V/S
(ただし、C(フアラツド)はコンデンサーの容
量、V(V)は測定した電位差、S(cm2)は測定に用
いる金属板の面積。) 印加1日後の6つのサンプルについて、上記の
方法で測定した表面電荷密度の平均値は4.9×
10-10クーロン/cm2(最小1.7×10-10クーロン/
cm2、最大7.0×10-10クーロン/cm2)であつた。該
サンプルを35日間アルミホイル中で保管した後、
同様の方法で測定した表面電荷密度の平均値は
8.5×10-10クーロン/cm2(最小4.5×10-10クーロ
ン/cm2、最大13.5×10-10クーロン/cm2)であり、
印加1日後と比較して表面電荷密度の低下は認め
られなかつた。
量、V(V)は測定した電位差、S(cm2)は測定に用
いる金属板の面積。) 印加1日後の6つのサンプルについて、上記の
方法で測定した表面電荷密度の平均値は4.9×
10-10クーロン/cm2(最小1.7×10-10クーロン/
cm2、最大7.0×10-10クーロン/cm2)であつた。該
サンプルを35日間アルミホイル中で保管した後、
同様の方法で測定した表面電荷密度の平均値は
8.5×10-10クーロン/cm2(最小4.5×10-10クーロ
ン/cm2、最大13.5×10-10クーロン/cm2)であり、
印加1日後と比較して表面電荷密度の低下は認め
られなかつた。
<比較例>
目付20g/m2、平均繊度0.04デニールのポリプ
ロピレンメルトブロー不織布の表裏面をそれぞれ
正負のコロナ放電下で処理し、エレクトレツト不
織布を得た。該不織布の表面電荷密度を実施例1
の記載の方法で測定したところ印加直後は13.4×
10-10クーロン/cm2と高い値を示したが、アルミ
ホイル中で35日経過した時点では約38%の電荷の
減衰が見られ、さらに25日経過後には、初期電荷
量の約46%が失われ、その表面電荷密度は7.3×
10-10クーロン/cm2であつた。
ロピレンメルトブロー不織布の表裏面をそれぞれ
正負のコロナ放電下で処理し、エレクトレツト不
織布を得た。該不織布の表面電荷密度を実施例1
の記載の方法で測定したところ印加直後は13.4×
10-10クーロン/cm2と高い値を示したが、アルミ
ホイル中で35日経過した時点では約38%の電荷の
減衰が見られ、さらに25日経過後には、初期電荷
量の約46%が失われ、その表面電荷密度は7.3×
10-10クーロン/cm2であつた。
<発明の効果>
本発明のポリ芳香族サルフアイドエレクトレツ
トシート状物は、従来のエレクトレツトシート状
物に比較して、長期間にわたつて安定した高い電
荷を保持し、しかも耐薬品性、耐熱性にも優れ
る。このため、本発明のポリ芳香族サルフアイド
エレクトレツトシート状物は、フイルター素材、
吸着素材、マスク等各種の用途において、特にそ
れらの特殊雰囲気下での使用時において有効であ
る。
トシート状物は、従来のエレクトレツトシート状
物に比較して、長期間にわたつて安定した高い電
荷を保持し、しかも耐薬品性、耐熱性にも優れ
る。このため、本発明のポリ芳香族サルフアイド
エレクトレツトシート状物は、フイルター素材、
吸着素材、マスク等各種の用途において、特にそ
れらの特殊雰囲気下での使用時において有効であ
る。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 表面電荷密度が少なくとも5×10-11クーロ
ン/cm2以上であることを特徴とするポリ芳香族サ
ルフアイドエレクトレツトシート状物。 2 該シート状物の結晶化度が、少なくとも10%
以上である特許請求の範囲第1項に記載のポリ芳
香族サルフアイドエレクトレツトシート状物。 3 該シート状物の体積抵抗率が少なくとも1×
1017Ωcm以上である特許請求の範囲第1項に記載
のポリ芳香族サルフアイドエレクトレツトシート
状物。 4 該シート状物の形状がメルトブロー不織布で
ある特許請求の範囲第1項に記載のポリ芳香族サ
ルフアイドエレクトレツトシート状物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62173436A JPS6418421A (en) | 1987-07-10 | 1987-07-10 | Polyaromatic-sulfide electret sheet-like matter |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62173436A JPS6418421A (en) | 1987-07-10 | 1987-07-10 | Polyaromatic-sulfide electret sheet-like matter |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6418421A JPS6418421A (en) | 1989-01-23 |
| JPH0535007B2 true JPH0535007B2 (ja) | 1993-05-25 |
Family
ID=15960431
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62173436A Granted JPS6418421A (en) | 1987-07-10 | 1987-07-10 | Polyaromatic-sulfide electret sheet-like matter |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6418421A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102639774B (zh) * | 2009-12-09 | 2015-12-09 | 东丽株式会社 | 长纤维非织造布的制造方法 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5716954A (en) * | 1980-06-27 | 1982-01-28 | Toray Industries | Long fiber nonwoven fabric comprising aromatic sulfide polymer fiber and method |
-
1987
- 1987-07-10 JP JP62173436A patent/JPS6418421A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6418421A (en) | 1989-01-23 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |