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JPH0552782B2 - - Google Patents
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JPH0552782B2 - - Google Patents

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JPH0552782B2
JPH0552782B2 JP62159378A JP15937887A JPH0552782B2 JP H0552782 B2 JPH0552782 B2 JP H0552782B2 JP 62159378 A JP62159378 A JP 62159378A JP 15937887 A JP15937887 A JP 15937887A JP H0552782 B2 JPH0552782 B2 JP H0552782B2
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layer
rubber
hose
group
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Osamu Ozawa
Takashi Sato
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Yokohama Rubber Co Ltd
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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    • F16L11/00Hoses, i.e. flexible pipes
    • F16L11/04Hoses, i.e. flexible pipes made of rubber or flexible plastics
    • F16L11/08Hoses, i.e. flexible pipes made of rubber or flexible plastics with reinforcements embedded in the wall
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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    • F16L11/085Hoses, i.e. flexible pipes made of rubber or flexible plastics with reinforcements embedded in the wall comprising one or more braided layers
    • F16L11/086Hoses, i.e. flexible pipes made of rubber or flexible plastics with reinforcements embedded in the wall comprising one or more braided layers two layers

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、内管が内層と外層よりなり、その上
に繊維補強層および/または真鍮メツキされた補
強鋼線よりなる補強層を有する二重内管ホースに
関し、特にバルジが発生しないよう構成したホー
スに関する。 従来技術 ホースは、種々の使用条件に耐える構成とする
ため、真鍮メツキされた補強鋼線よりなる補強層
を入れたり、内管内層と内管外層を異なるゴム組
成物で形成したりして多層管として製造される。
通常、このようなホースは配管系と接続するため
の継手金具を取付けて使用される。継手金具の取
付けは、金具内にホースを挿入し、さらに金具外
側から加締めることによりホースと一体化させる
が、この時、使用時の内圧に耐え得るように締め
圧を高くするため、多層管ホースでは、積層した
ゴム間の接着がある程度あつても、ゴム物性の違
いにより異なつた応力変形が起り、ゴム層間付近
のゴム材の破壊がおこりゴム層間がはがれて、金
具ニツプル近傍で内管内層がふくれたり破壊した
りする、いわゆるバルジ現象がおこる。 また、このようなホースは、高温加圧下で加熱
された油とともに、長時間使用される等の非常に
過酷な条件下で使用され、これらの条件に耐える
高機能ゴムが要求されている。 耐油性に優れ、かつこのような高温(120℃〜
150℃)環境下で連続使用に耐え得るポリマーと
しては、アクリロニトリル−ブタジエン共重合体
ゴム(NBR)、アクリルゴム(ACM)、エチレン
−アクリルゴム(AEM)、エチレン−アクリル−
酢酸ビニル共重合体ゴム(ER)、クロロスルホン
化ポリエチレンゴム(CSM)、塩素化ポリエチレ
ンゴム(CM)、及びアクリロニトリル−ブタジ
エン共重合体ゴム(NBR)等の共役ジエン部分
を水素化したゴム(いわゆる水素化NBR)等が
知られている。 このような高機能ゴムの中で、最大の耐熱性が
期待できる水素化NBRはその耐熱性を最大とす
るためには、有機過酸化物加硫が必要である。し
かし、有機過酸化物を配合した水素化NBRゴム
組成物は、有機過酸化物加硫ゴム同士(例えば有
機過酸化物加硫NBRと有機過酸化物加硫水素化
NBR)とは接着するが真鍮メツキされた補強鋼
線よりなる補強層または、繊維補強層とは接着し
ない。 補強層が補強鋼線よりなるホースでは、繊維補
強層よりなるホースに比し、圧力、変形の面で使
用条件が厳しいため、補強鋼線と内管の接着不良
によるホースの破壊が起こり易く、繊維補強材と
の接着ももちろんであるが、特に補強鋼線との接
着は製品性能上極めて重要な課題である。 即ち、第2a図に有機過酸化物水素化NBR組
成物による内管12と真鍮メツキされた補強鋼線
よりなる補強層13との組合せを模式的に示した
が、第2a図に示す組合せは層間の接着性が悪
く、実用に供せない。 本発明者等は、有機過酸化物加硫水素化NBR
の内管内層1と真鍮メツキ補強鋼線補強層13と
を接着させるゴム組成物としてNBRのイオウ
(S)/有機過酸化物(PO)/6−R−2,4−ジ
メルカプト−1,3,5−トリアジン(F)加硫ゴム
組成物、即ち第2b図で模式的に示すNBR(S/
PO/F)の内管外層2、を開発した(特願昭61
−166436号)。 ところが、このような系を高圧ホースとして実
際に用いると、第2c図に模式的に示すように金
具11でホースを締めたとき、水素化NBRと
NBR(S/PO/F)のゴム物性の違いのために、
応力による変形度が相違し、内管内層の内側にあ
る金具ニツプル近傍でゴム層間近傍のゴム材の破
壊によるふくれ現象(バルジ)が発生し、高機能
ホースとしての所期の性能が発揮できないという
問題がある。 発明の目的 本発明の目的は従来技術の問題点を解決し、ホ
ース内管肉厚、ホース内管の内層と外層の厚さ比
ならびにゴム物性の1つであるモジユラスを所定
の関係式を満足するように構成することによりバ
ルジの発生しない高機能ホースを提供しようとす
る。 発明の具体的構成 本発明者等は、内管が異なる材質の二重層をな
すホースの内管内層でのバルジ発生について検討
した結果、以下の知見を得て本発明に至つた。 (1) バルジ発生と内管両層の厚さ比が関係し、一
方の層がある厚さ以下になるとバルジが発生し
ない。 (2) 両層のゴム組成物のモジユラス(特に120℃
〜170℃の使用温度におけるモジユラス)をか
えることにより、バルジが発生しない厚さ比が
変化することがわかつた。 (3) 両層の層間に起こる歪の解析と実験結果との
比較から、両層のモジユラス(M)厚さ比(r)とバル
ジ発生との間に一定の関係式が成り立つことを
見い出した。 本発明は、少なくとも補強層と内管とを有し、
該内管が内管内層および内管外層を備えるホース
において、 前記内管の全肉厚をl0(cm)、 該内管の全肉厚l0に対する内管外層の厚さ比
r、 該内管外層ゴム組成物の使用温度における50%
モジユラスをM1(Kgf/cm2)、 該内管内層ゴム組成物の使用温度における50%
モジユラスをM2(Kgf/cm2) とした時、下記(a)および(b)式の関係を満足するこ
とを特徴とするホースを提供する。 −0.00035≦l0・(1/M2−1/M1)・r・(1−r
) ≦+0.00035 …(a) 0.05≦r≦0.95 …(b) ここで、前記内管内層が、重合体鎖中に不飽和
ニトリルからの単位部分を10〜45重量%と、共役
ジエンからの単位部分を0〜5重量%並びに不飽
和ニトリル以外のエチレン性不飽和単量体からの
単位部分および/または共役ジエンからの単位部
分を水素化した単位部分を90〜50重量%有する共
重合ゴムで構成されるのが良い。 また、前記内管外層が、イオウ加硫可能な原料
ゴムに対して、イオウ0.1〜10phr(原料ゴム100重
量部に対する重量部表示)、有機過酸化物(正味
有機過酸化物量として)0.2〜15phr、6−R−
2,−ジメルカプト−1,3,5−トリアジン
(ただし、Rはメルカプト基、アルコキシ基、モ
ノあるいはジ−アルキルアミノ基、モノあるいは
ジ−シクロアルキルアミノ基、モノあるいはジ−
アリールアミノ基、N−アルキル−N′−アリー
ルアミノ基から成る群より選ばれる基である)
0.2〜15phrとを配合してなるゴム組成物で構成さ
れるのが好ましい。さらに必要に応じて、該補強
層の上に外管を配しても良い。 また、前記ホースの補強層が真鍮メツキされた
補強鋼線よりなる高圧ホースであつても良く、さ
らに補強層の構造が編組構造であつても、スパイ
ラル構造であつても良い。 以下に本発明を詳細に説明する。 第3a図に、金具外側からの加締力により内管
内層1と内管外層2との二重層に応力が加わり、
補強層2にバジル8が発生した場合を模式的に示
した。継手金具11からの応力は、方向、大きさ
共に複雑であるが、内管内層1に加わる力を単純
化してバルジ8の発生に最も影響のある矢印7方
向の応力のみについて考える。 第3b図に、第3a図の応力ならびに部材の厚
みとせん断弾性率を図示し、第3c図に変形量を
示した。第3a図の金具11の圧力による内管内
層1と内管外層2の変形は第3b図、第3c図に
示すように、単純化して以下のように考えること
ができる。 第3b図は、変形温度におけるせん断弾性率
G1の部材1(すなわち内管外層)が厚さl1で固定
されており、部材1上に変形温度におけるせん断
弾性率G2の部材2(すなわち内管内層)が厚さl2
で固着された状態を示す。全体の厚さは l2+l1=l0 …(1) で示される。 第3c図は応力Pによる各部材の変形量を示
す。厚みl0全体としての変形量はx0である。x0
部材1変形量x1と部材2の変形量x2の和である。 x0=x1+x2 …(2) 第3c図ではG1>G2の場合を図示するが、G2
<G1の場合も後に説明するΔxの値が負であると
して取扱えば同様に考えることができる。 本発明者等は、「応力Pと、第3c図に示す変
形量Δxとが比例関係にあり、この比例定数(α
とする)が一定値を超える構成のホースにおい
て、バルジ8が発生する。」と考え、以下にαを
ホースを構成する部材の物性とホースの形状から
算出した。 内管の厚み全体l0が同一弾性率をもつ均質部材
であると仮定すると、第3c図に示すように、厚
みl1での変形量x1+Δxは、部材1の厚さl1の全体
の厚さl0に対する厚さ比rと、全体の変形量x0
積である。 x1+Δx=x0×l1/l0=x0r…(3) r=l1/l0 …(4) 1−r=l1/l0 …(5) ところで部材1と部材2の変形褐温度における
せん断弾性率は、第3b図に示すように、それぞ
れG1とG2で異なるから、それぞれの変形量は、 x1=P/G1l1 …(6) x2=P/G2I2 …(7) となり、全体の変形量x0は、 x0=x1+x2 …(2) より x0=P/G1l1P/G2l2 …(8) である。(3)式を変形すると、 Δx=x0・r=x1 …(9) となり、(3)式、(4)式、(6)式および(8)式を(9)式に入
れると、 Δx=Pl0(1/G2−1/G1)r(1−r) …(10) となる。従つて、比例定数αは、 α=Δx/P …(12) α=l0(1/G2−1/G1)・r・(1−r) …(12
) となる。 微少変形状態では、変形温度におけるせん断弾
性率Gと、変形温度における50%モジユラスMは
逆比例すると考えてよいから、(12)式のGをMと置
き換えると比例定数αは略一定値βとおくことが
でき、 β=l0(1/M2−1/M1)・r・(1−r) …(13) すなわち、(13)式で示されるβの絶対値がある一
定範囲内であれば、バルジ8が発生しないと考え
ることができる。 以下に、(13)式のβの値を実験的に求める。 厚さ比r及び内管内層、内管外層の50%モジユ
ラスMを意図的に変更してホースを作成し、継手
金具を取付けた後ホース内部に油を満たしてホー
ス両端部を封止し、150℃のオーブン中に168時間
保持し、内管内層側でのバルジ発生を試験した。
結果を第4図に示した。ホースの作成条件は、後
に実施例にて詳細に説明する。 〇:バルジ発生なし ×:バルジ発生 一方、第4図の横軸rと縦軸1/M2−1/M1から(13) 式のβの値を計算し、同じβの値を線で結ぶと第
5図が得られる。 第4図のデータを第5図に重ね合わせると第6
図となる。 第6図の結果からβの絶対値がある一定範囲内
にあるホースは、バルジが発生していないことが
わかつた。この測定結果は、先に述べた本発明者
等の考え「バルジの発生は応力Pと変形量Δxと
の比例定数αが一定値を超えた時に起る」と完全
に一致した。 第7図は、第6図における上記仮説を説明する
もので、β=3.5×10-4と、β=−3.5×10-4の両
曲線の間にバルジが発生しないホースのデータが
あることがわかる。 すなわち −0.00035≦l0(1/M2−1/M1)・r・(1−r) ≦+0.00035 …(a) となる。 ここで、rは内管外層の全厚みl0に対する比で
あるから、ホースの形状としてrが極端に小さい
値あるいは1に近い値を取ることは実際的でない
ので0.05≦r≦0.95の範囲を第7図に縦線で示し
た。 すなわち 0.05≦r≦0.95 …(b) である。 r<0.05では、内管内層1が極端に薄くなり、
r>0.95では、補強層2が極端に薄くなつてしま
う。 以上で、本発明者等の考えは実験的に正しいこ
とが証明でき、βの値が得られたが、この仮説を
用いて実際にホースを設計するには以下のように
行う。 内管内層1をM1=40の材質とし、内管外層2
と内管内層1の合計厚さl0=0.2cmとする場合を例
にとつて考える。 第8a図に示すように、M1=40、l0=0.2でM2
=0〜100、r=0〜1の値を(13)式に入れβの値
が−3.5×10-4と3.5×10-4になる点を結ぶと、そ
れぞれの曲線が得られる。 内管内層1をM2=30の材質とすると、M2=30
の点線とβ=3.5×10-4の曲線が交わつた点A,
B、すなわち−3.5×10-4≦β≦3.5×10-4で、M2
=30を充たすrの値は、A(r=0.295)、B(r=
0.705)の外側にあることがわかる。 すなわち、第8b図に斜線で示す下記の範囲が
バルジの発生しないホースとして組めるrの値を
示す。 0.295≧r≧0.05 0.705≦r≦0.95 本発明のホースは、(a)式および(b)式の関係を満
足するものであればいかなる材質、形状を用いて
もよいが、特に下記の材質を用いてホースを作成
した場合にバルジ発生のないホースが得られる。 内管内層1用のゴムとして、有機過酸化物加硫
水素化NBRゴム組成物(A)を用い、内管外層2用
のゴムとして、ゴム組成物(B)を用いる。 有機過酸化物加硫水素化NBRゴム組成物(A)を
下記に示す。 組成物(A)は、重合体鎖中に不飽和ニトリルから
の単位部分を10〜45重量%と、共役ジエンからの
単位部分を0〜5重量%並びに不飽和ニトリル以
外のエチレン性不飽和単量体からの単位部分およ
び/または共役ジエンからの単位部分を水素化し
た単位部分を90〜50重量%有する共重合ゴムであ
る。 すなわち、下記式で示される飽和メチレン鎖
(X)、ニトリル基部分(Y)、炭素−炭素二重結合部分
(Z)から構成される、共重合体ゴム組成物を用い
る。 ここでニトリル基部分(Y)で記される。
【式】は、不飽和ニトリルからの単 位部分であり、yは重量%で10〜45重量%であ
る。10重量%未満であると、耐油性が劣り、45重
量%を超えると耐寒性が悪くなる。 飽和メチレン鎖(X)で記される(−CH2−CH2
−)xは、不飽和ニトリル以外のエチレン性不飽和
単量体からの単位部分および/または共役ジエン
からの単位部分を水素化した単位部分であり、x
は重量%で90〜50重量%である。 xが90重量%超であると、不飽和ニトリルから
の単位部分(Y)が相対的に減少し、耐油性が劣り使
用に耐えない。xが50重量%未満で、かつYが多
い場合は耐寒性に劣り、xが50重量%未満でYが
少く、後に述べるZが多くなれば耐劣化油性が悪
くなる。 炭素−炭素二重結合部分(Z)で記される(−CH2
−CH−CH−CH2zは、共役ジエンからの単位部
分であり、zは重量%で0〜5重量%である。こ
の範囲外であると劣化油に対する抵抗性に劣るた
めである。組成物(A)で示されるゴムの具体例とし
ては、ブタジエン−アクリロニトリル共重合ゴ
ム、イソプレン−アクリロニトリル共重合ゴム、
ブタジエン−イソプレン−アクリロニトリル共重
合ゴム等を水素化したもの:ブタジエン−メチル
アクリレート−アクリロニトリル共重合ゴム、ブ
タジエン−アクリル酸−アクリロニトリル共重合
ゴム等及びこれらを水素化したもの:ブタジエン
−エチレン−アクリロニトリル共重合ゴム、ブチ
ルアクリレート−エトキシエチルアクリレート−
ビニルクロロアセテート−アクリロニトリル共重
合ゴム、ブチルアクリレート−エトキシエチルア
クリレート−ビニルノルボルネン−アクリロニト
リル共重合ゴム等が挙げられる。 加硫剤としての有機過酸化物は、ゴム組成物(A)
において、加工時の温度で架橋反応が極度に進行
しない有機過酸化物ならいずれでも良く、好まし
くは半減期が10時間で分解温度が80℃以上である
ジアルキルバーオキサイドがよい。 例えば、ジクミルバーオキサイド、1,3−ビ
ス−(t−ブチル−パーオキシ−イソプロピル)
ベンゼン、4,4−ジ−ターシヤリ−ブチルパー
オキシバレリツク酸n−ブチルが挙げられる。 有機過酸化物配合量は正味有機過酸化物量とし
て0.2〜15phr(原料ゴム100重量部に対する重量
部)、好ましくは0.5〜10phrである。 有機過酸化物加硫剤が0.2phr未満であると物性
が発現しにくく、15phr超であると有機過酸化物
残渣が熱老化に影響を及ぼし好ましくない。 ゴム組成物(A)は必要に応じ、通常使用されてい
る充填剤、補強剤、可塑剤、老化防止剤、その他
の配合剤を配合混練してゴム組成物とする。 内管外層2用のゴムとして下記のゴム組成物(B)
を用いる。組成物(B)は、有機過酸化物加硫水素化
NBRゴムと補強層である真鍮ワイヤや有機繊維
材等との層間に用いられ、有機過酸化物加硫水素
化NBRゴと補強層の両者と良好に加硫接着がで
きる。 ゴム組成物(B)は、イオウ加硫可能な原料ゴムに
対して、イオウ0.1〜10phr(原料ゴム100重量部に
対する重量部表示)、有機過酸化物(正味有機過
酸化物量として)0.2〜15phr、6−R−2,4−
ジメチルカプト−1,3,5−トリアジン(ただ
し、Rはメルカプト基、アルコキシ基、モノある
いはジ−アルキルアミノ基、モノあるいはジ−シ
クロアルキルアミノ基、モノあるいはジーアリー
ルアミノ基、N−アルキル−N′−アリールアミ
ノ基から成る群より選ばれる基である。)0.2〜
15phrとを配合するゴム組成物である。 原料ゴムは、硫黄加硫可能な原料ゴムであれば
いかなるものでもよい。 NR(天燃ゴム)、IR(イソプレンゴム)、SBR
(スチレン・ブタジエンゴム)、BR(ブタジエン
ゴム)、NBR(アクリロニトリル・プタジエンゴ
ム)、EPDM(エチレン・プロピレンおよびジエ
ンからなる三元共重合体)等が代表的に挙げられ
る。 イオウは、粉末硫黄、沈降硫黄、コロイド硫
黄、不溶性硫黄、高分散性硫黄等のイオウや塩化
硫黄等のいかなるものでもよい。 有機過酸化物は、ゴム組成物において、加工時
の温度で架橋反応が極度に進行しない有機過酸化
物ならいずれでも良く、好ましくは半減期が10時
間で分解温度が80℃以上であるジアルキルパーオ
キサイドがよい。 例えば、ジクミルバーオキサイド、1,3−ビ
ス−(t−ブチル−パーオキシ−イソプロピル)
ベンゼン、4,4−ジ−ターシヤリ−ブチルパー
オキシバレリツク酸n−ブチル等が挙げられる。 6−R−2,4−ジメチルカプト−1,3,5
−トリアジンとは、一般式(1)で表わされる化合物
群である。 上式中、Rはメルカプト基、アルコキシ基、モ
ノあるいはジ−アルキルアミノ基、モノあるいは
ジ−シクロアルキルアミノ基、モノあるいはジ−
アリールアミノ基、N−アルキル−N′−アリー
ルアミノ基から成る群より選ばれる基である。 特に、2,4,6−トリメルカプト−1,3,
5−トリアジンが好ましい。 ゴム組成物(B)は、イオウ加硫可能な原料ゴムに
対してイオウ、有機過酸化物および6−R−2,
4−ジメルカプト−1,3,5−トリアジン化合
物を配合することにより、有機過酸化物が水素化
NBRとの接着に寄与し、トリアジン化合物が真
鍮との接着を向上させ、イオウによりモジユラス
の向上がはかれる。 また、上記の配合剤の量および比により上記各
特性のバランスを容易に制御できる。 上記配合剤の量はイオウ0.1〜10phr(原料ゴム
100重量部に対する重量部)好ましくは0.2〜5phr
である。イオウが0.1phr未満であるとモジユラス
が低すぎるし、10phr超であると有機過酸化物加
硫水素化NBRゴム組成物の加硫反応を阻害し、
好ましくない。 有機過酸化物は正味有機過酸化物量として0.2
〜15phr、好ましくは0.5〜5phrである。有機過酸
化物が0.2phr未満であると水素化NBRとの接着
性が悪く、15phr超であると有機過酸化物残渣
が、熱老化が影響を及ぼし好ましくない。 トリアジン化合物は0.2〜15phr、好ましくは
0.5〜10phrである。トリアジン化合物が0.2未満
であると、モジユラスが低く、真鍮との接着性が
悪く、15phr超であると、それ以上の接着強さの
向上がみこめない。 またゴム組成物(B)は上記成分以外に、加硫促進
剤、老化防止剤、充填剤、軟化剤、可塑剤、粘着
付与剤、滑剤、しやく解剤、着色剤、発泡剤、硬
化剤、分散剤、加工助剤、その他の配合剤を加え
ることができる。 トリアジン化合物は、イオウに対して加硫促進
剤として働くが、さらに他の加硫促進剤を加える
と、モジユラスがさらに向上し、使用可能であ
る。加硫促進剤はアルデヒド・アワモニア類、ア
ルデヒド・アミン類、グアニジン類、チオウレア
類、チアゾール類、スルフエンアミド類、チウラ
ム類、ジチオカルバミン酸塩類、キサントゲン酸
塩類等がある。 V 実施例 以下、実施例および比較例により本発明を具体
的に説明する。 (実施例および比較例) 下記のゴム組成物を用いて第1図に示すホース
を作製した。 第1、2、3、4表に示す配合例A−1〜A−
4、B−1〜B−5のゴム組成物を60℃ミキシン
グロールにて15分間混練し、それぞれ内管内層1
ゴム組成物A−1〜A−4、内管外層2ゴム組成
物B−1〜B−5とした。また別に外管5ゴム組
成物として一般にホースに使用されているクロロ
プレン(CR)ベースのゴム組成物を、補強層第
1層3と補強層第2層6の間に用いる中間ゴム4
組成物として一般に使用されているNBRベース
のゴム組成物を前記と同様の方法で混練した。 これらのゴム組成物を用い、補強層3,6とし
て真ちゆうメツキされた補強鋼線材の2層編組構
造を有する第5〜7表の実施例および比較例のホ
ースを、内径12.7mm、外径22.5mmの寸法にて常法
により作製した。 これらのホースについて、JIS B −8360に準
拠し、(1)油老化試験および(2)高温衝撃圧力試験を
実施した。 結果を第5〜7表に示した。 配合例 A−1、A−2;水素化NBRゴム 配合例 A−3、A−4;NBRゴム 配合例 B−1、B−2、B−3、B−4 ;NBR(S/PO/F)
ゴム 配合例 B−5 ;NBRゴム ホース内管の全肉厚(l0)を0.2cm、内管外層の
厚さ比をrとし、150℃での50%モジユラスM1、
M2を測定し、(a)式によりβを算出し、第5表〜
第7表に示した。 なお、実施例および比較例で用いた内管内層、
内管外層のゴム組成物のゴム/ゴム接着性を、二
層ゴム積層材試験片の剥離テストにより測定し、
第8表及び第9表に示した。第8表及び第9表の
ゴム組成物は、いずれの場合もゴム/ゴム間の接
着性は充分であることがわかる。 (1) 油老化試験 第1図に示すホース両端に継手金具(図示せ
ず)を装着し、ホース内部に作動油(昭和シエル
石油(株)製:ホワイトパロツトS−3)を充填し、
150℃で168時間加熱老化させ、金具締付部での剥
離による内管内層ゴムのふくれ、いわゆるバルジ
の発生を観察した。 ○:金具締付部での剥離による内管内層ゴムの
ふくれ、いわゆるバルジの発生は起こらなかつ
た。 ×:目視によりバルジ発生が認められた。 (2) 高温衝撃圧力試験 (1)項と同じ作動油を使用し、油温120℃および
150℃、圧力140Kgf/cm2×150%ピーク波形で試
験を行つた。 〇:40万回までに、破壊等の異常が認められな
かつた。 ×:バルジ発生により、高温衝撃圧力試験に併
せなかつた。 数字:数字で示す回数でホース本体が破壊し、
試験を終了した。
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】 した。
* 金具部装着性(バルジ)とは無関係

【表】
【表】 発明の効果 本発明のホースは、内管外層の厚さ比を、内管
外層ゴム組成物と内管内層ゴム組成物の物性から
下記式により決定するので、バルジ発生の危険が
ない。 −0.00035≦l0・(1/M2−1/M1)・r・(1−r
) ≦+0.00035 …(a) 0.05≦r≦0.95 …(b) 特に水素化NBR、補強層である真鍮メツキさ
れた補強鋼線や有機繊維材の両者に接着性の良い
ゴム組成物を層間ゴムとして用いて水素化NBR
の耐熱性を生かしたホースとすると、バルジ発生
のない新規な高圧ホースが得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明のホースを示す斜視図であ
る。第2a図、第2b図および第2c図は、従来
例の問題点を説明する模式図である。第3a図、
第3b図および第3c図は、本発明の式(a)を説明
する模式図である。第4図、第5図、第6図およ
び第7図は、本発明の式(a),(b)およびバジル発生
状況を示すグラフである。第8a図および第8b
図は、本発明のホース設計を説明するグラフであ
る。 符号の説明 1…内管内層、2…内管外層、3
…補強層第1層、4…中間ゴム、5…外管、6…
補強層第2層、7…矢印、8…バルジ、11…金
具、13…補強層。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 少なくとも補強層と内管とを有し、該内管が
    内管内層および内管外層を備えるホースにおい
    て、 前記内管の全肉厚をl0(cm)、 該内管の全肉厚l0に対する内管外層の厚さ比を
    r、 該内管外層ゴム組成物の使用温度における50%
    モジユラスをM1(Kgf/cm2)、 該内管内層ゴム組成物の使用温度における50%
    モジユラスをM2(Kgf/cm2) とした時、下記(a)および(b)式の関係を満足するこ
    とを特徴とするホース。 −0.00035≦l0・(1/M2−1/M1)・r・(1−r
    ) ≦+0.00035 …(a) 0.05≦r≦0.95 …(b) 2 前記内管内層が、重合体鎖中に不飽和ニトリ
    ルからの単位部分を10〜45重量%と、共役ジエン
    からの単位部分を0〜5重量%並びに不飽和ニト
    リル以外のエチレン性不飽和単量体からの単位部
    分および/または共役ジエンからの単位部分を水
    素化した単位部分を90〜50重量%有する共重合ゴ
    ムで構成されてなる特許請求の範囲第1項に記載
    のホース。 3 前記内管外層が、イオウ加硫可能な原料ゴム
    に対して、イオウ0.1〜10phr(原料ゴム100重量部
    にたいする重量部表示)、有機過酸化物(正味有
    機過酸化物として)0.2〜15phr、6−R−2,4
    −ジメルカプト−1,3,5−トリアジン(ただ
    し、Rはメルカプト基、アルコキシ基、モノある
    いはジ−アルキルアミノ基、モノあるいはジ−シ
    クロアルキルアミノ基、モノあるいはジ−アリー
    ルアミノ基、N−アルキル−N′−アリールアミ
    ノ基から成る群より選ばれる基である)0.2〜
    15phrとを配合してなるゴム組成物で構成されて
    なる特許請求の範囲第1項または第2項に記載の
    ホース。 4 前記ホースの補強層が真鍮メツキされた補強
    鋼線よりなる特許請求の範囲第1項ないし第3項
    のいずれかに記載のホース。
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