JPH0563707B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0563707B2 JPH0563707B2 JP2558885A JP2558885A JPH0563707B2 JP H0563707 B2 JPH0563707 B2 JP H0563707B2 JP 2558885 A JP2558885 A JP 2558885A JP 2558885 A JP2558885 A JP 2558885A JP H0563707 B2 JPH0563707 B2 JP H0563707B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- refrigerant
- temperature
- rectifier
- amount
- difference
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Sorption Type Refrigeration Machines (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
(イ) 産業上の利用分野
本発明は吸収冷凍サイクルにより冷房用冷水の
取出しや製氷あるいはヒートポンプなどに利用さ
れる吸収冷凍機に関し、特に精留器および分縮器
を備えた吸収冷凍機に関する。
取出しや製氷あるいはヒートポンプなどに利用さ
れる吸収冷凍機に関し、特に精留器および分縮器
を備えた吸収冷凍機に関する。
(ロ) 従来の技術
冷媒と吸収剤の組合せがフロン22−テトラエチ
レングリコールジメチルエーテル系、トリフルオ
ロエタノール−Nメチル2ピロリドン系などの有
機系のものや水−アンモニア系のものである吸収
冷凍機においては、発生器で発生した冷媒ガス中
に吸収剤ガスが混入する。また、この冷媒ガスを
そのまま液化して蒸発器に供給した場合には、冷
媒の純度が低いため、吸収冷凍機の性能が十分に
発揮されないことになる。
レングリコールジメチルエーテル系、トリフルオ
ロエタノール−Nメチル2ピロリドン系などの有
機系のものや水−アンモニア系のものである吸収
冷凍機においては、発生器で発生した冷媒ガス中
に吸収剤ガスが混入する。また、この冷媒ガスを
そのまま液化して蒸発器に供給した場合には、冷
媒の純度が低いため、吸収冷凍機の性能が十分に
発揮されないことになる。
それ故、例えば特開昭58−221357号公報にみら
れるように、冷媒の純度を高めるための従来の技
術として発生器と凝縮器との間に精留器および分
縮器を備えた吸収冷凍機(以下、この種の吸収冷
凍機という)が用いられている。
れるように、冷媒の純度を高めるための従来の技
術として発生器と凝縮器との間に精留器および分
縮器を備えた吸収冷凍機(以下、この種の吸収冷
凍機という)が用いられている。
(ハ) 発明が解決しようとする問題点
上記のような従来のこの種の吸収冷凍機におい
ては、精留器および分縮器を備えていない吸収冷
凍機とくらべて純度の高い冷媒を蒸発器へ供給し
得るものの、分縮器での冷媒ガスとこのガスの冷
却用流体との熱交換が不適切であるときには、分
縮器で液化する冷媒の精留器への還流量が不足し
たり、過剰となつたりする。還流量が不足する
と、精留器の精留効率が落ちて冷媒の純度を高く
保ち得ず、吸収冷凍機の性能低下を来す問題点が
あり、また、還流量が過剰になると、蒸発器側へ
流れる冷媒の量が不足し、吸収冷凍機の性能低下
を来す問題点がある。
ては、精留器および分縮器を備えていない吸収冷
凍機とくらべて純度の高い冷媒を蒸発器へ供給し
得るものの、分縮器での冷媒ガスとこのガスの冷
却用流体との熱交換が不適切であるときには、分
縮器で液化する冷媒の精留器への還流量が不足し
たり、過剰となつたりする。還流量が不足する
と、精留器の精留効率が落ちて冷媒の純度を高く
保ち得ず、吸収冷凍機の性能低下を来す問題点が
あり、また、還流量が過剰になると、蒸発器側へ
流れる冷媒の量が不足し、吸収冷凍機の性能低下
を来す問題点がある。
本発明は、この問題点に鑑み、分縮器から精留
器への冷媒の還流量がほぼ最適値となるように調
整し、この種の吸収冷凍機の性能向上の達成を目
的としたものである。
器への冷媒の還流量がほぼ最適値となるように調
整し、この種の吸収冷凍機の性能向上の達成を目
的としたものである。
(ニ) 問題点を解決するための手段
本発明は、問題点を解決する手段として、分縮
器への冷媒の流入温度と凝縮器での冷媒の凝縮温
度との差および精留器の所定の上下二点における
温度の差を検知し、これらの差がそれぞれ設定値
へ近ずくように分縮器における冷媒とこの冷媒の
冷却用流体との交換熱量を調節する制御機構をこ
の種の吸収冷凍機に備える構成としたものであ
る。
器への冷媒の流入温度と凝縮器での冷媒の凝縮温
度との差および精留器の所定の上下二点における
温度の差を検知し、これらの差がそれぞれ設定値
へ近ずくように分縮器における冷媒とこの冷媒の
冷却用流体との交換熱量を調節する制御機構をこ
の種の吸収冷凍機に備える構成としたものであ
る。
(ホ) 作用
本発明は、上記制御機構で精留器から分縮器へ
の冷媒ガスの流入温度と凝縮器における冷媒の凝
縮温度との差を所定値〔零〕へ近ずけることによ
り、精留器上部における冷媒ガスと凝縮器におけ
る冷媒液とがほぼ平衡状態に保たれて蒸発器側へ
供給される冷媒の純度が100%近く〔99.99%〕ま
で高まる機能をこの種の吸収冷凍機にもたせ得る
とともに、上記制御機構で精留器の上下二点にお
けるそれぞれの温度との差を設定値〔この設定値
は上下二点の位置に応じて適宜選定される。〕へ
近ずけることにより、分縮器から精留器への冷媒
の還流量が過不足なくほぼ最適値に調整される機
能をこの種の吸収冷凍機にもたせ得る。
の冷媒ガスの流入温度と凝縮器における冷媒の凝
縮温度との差を所定値〔零〕へ近ずけることによ
り、精留器上部における冷媒ガスと凝縮器におけ
る冷媒液とがほぼ平衡状態に保たれて蒸発器側へ
供給される冷媒の純度が100%近く〔99.99%〕ま
で高まる機能をこの種の吸収冷凍機にもたせ得る
とともに、上記制御機構で精留器の上下二点にお
けるそれぞれの温度との差を設定値〔この設定値
は上下二点の位置に応じて適宜選定される。〕へ
近ずけることにより、分縮器から精留器への冷媒
の還流量が過不足なくほぼ最適値に調整される機
能をこの種の吸収冷凍機にもたせ得る。
そして、このような機能(働き)をこの種の吸
収冷凍機にもたせることによつて、その性能を従
来のこの種の吸収冷凍機よりも高く保つことがで
きる。
収冷凍機にもたせることによつて、その性能を従
来のこの種の吸収冷凍機よりも高く保つことがで
きる。
(ヘ) 実施例
第1図は本発明によるこの種の吸収冷凍機の一
実施例を示した概略構成説明図である。
実施例を示した概略構成説明図である。
第1図において、1は、加熱器2を内蔵し、冷
媒を多量に吸収した吸収液(以下、濃液という)
を加熱沸騰させることにより、吸収液から冷媒を
ガス化して分離するようにした発生器、3は上昇
する冷媒ガス流から吸収剤成分を分離する精留
器、4は精留器3から送られてくるガス流を熱交
換器5で冷却して吸収剤成分の最終分離を行なう
分縮器である。6は、熱交換器7を有し、凝縮器
8で液化され、減圧弁9で降圧し散布される液冷
媒に熱交換器7から熱を与えて気化させる蒸発
器、10は発生器1において冷媒が分離されて冷
媒濃度の低くなつた吸収液(以下、稀液という)
を減圧弁11で減圧して分散器12から散布する
ことにより蒸発器6で気化した冷媒ガスを吸収さ
せ、これにより熱交換器7を流れる流体から連続
的に吸熱を行ない、熱交換器13,14,5を介
して昇温された流体を機外へ供給〔吸収ヒートポ
ンプとして運転〕または熱交換器7を流れる際に
降温された流体〔冷水や製氷用ブラインなど〕を
供給〔吸収冷凍機として運転〕できるようにした
吸収器であり、この吸収器において冷媒を吸収し
た濃液は、吸収液用のポンプ15により溶液熱交
換器16を経て液分散器17から精留器3の下方
の充填材18に散布され、発生器1から上昇する
ガス流と接触しつつ発生器1に流下し、再び冷媒
の分離が行なわれる。なお、19は発生器1上部
に配置した液分散器兼用の液受けである。また、
20は精留器3の上方の充填材で、この充填材に
分縮器4で液化した冷媒が散布されることによ
り、この分縮器から精留器3へ冷媒が還流され、
精留器3を上昇する冷媒ガスの純度が高められる
ようになつている。そして、21,22,23は
稀液の流れる管路、24,25,26は濃液の流
れる管路、27は吸収液と冷媒の流れる管路、2
8は蒸発器6の液冷媒分散器、29,30は冷媒
ガスの流れる管路、31,32は液冷媒の流下す
る管路であり、33は液冷媒の還流する管路であ
る。また、34,35は熱交換器7と接続した
管、36,37,38,39は熱交換器13,1
4,5を直列に結んだ管であり、40は三方弁V
を介して管38,39に接続したバイパス管であ
る。
媒を多量に吸収した吸収液(以下、濃液という)
を加熱沸騰させることにより、吸収液から冷媒を
ガス化して分離するようにした発生器、3は上昇
する冷媒ガス流から吸収剤成分を分離する精留
器、4は精留器3から送られてくるガス流を熱交
換器5で冷却して吸収剤成分の最終分離を行なう
分縮器である。6は、熱交換器7を有し、凝縮器
8で液化され、減圧弁9で降圧し散布される液冷
媒に熱交換器7から熱を与えて気化させる蒸発
器、10は発生器1において冷媒が分離されて冷
媒濃度の低くなつた吸収液(以下、稀液という)
を減圧弁11で減圧して分散器12から散布する
ことにより蒸発器6で気化した冷媒ガスを吸収さ
せ、これにより熱交換器7を流れる流体から連続
的に吸熱を行ない、熱交換器13,14,5を介
して昇温された流体を機外へ供給〔吸収ヒートポ
ンプとして運転〕または熱交換器7を流れる際に
降温された流体〔冷水や製氷用ブラインなど〕を
供給〔吸収冷凍機として運転〕できるようにした
吸収器であり、この吸収器において冷媒を吸収し
た濃液は、吸収液用のポンプ15により溶液熱交
換器16を経て液分散器17から精留器3の下方
の充填材18に散布され、発生器1から上昇する
ガス流と接触しつつ発生器1に流下し、再び冷媒
の分離が行なわれる。なお、19は発生器1上部
に配置した液分散器兼用の液受けである。また、
20は精留器3の上方の充填材で、この充填材に
分縮器4で液化した冷媒が散布されることによ
り、この分縮器から精留器3へ冷媒が還流され、
精留器3を上昇する冷媒ガスの純度が高められる
ようになつている。そして、21,22,23は
稀液の流れる管路、24,25,26は濃液の流
れる管路、27は吸収液と冷媒の流れる管路、2
8は蒸発器6の液冷媒分散器、29,30は冷媒
ガスの流れる管路、31,32は液冷媒の流下す
る管路であり、33は液冷媒の還流する管路であ
る。また、34,35は熱交換器7と接続した
管、36,37,38,39は熱交換器13,1
4,5を直列に結んだ管であり、40は三方弁V
を介して管38,39に接続したバイパス管であ
る。
S1,S2,S3,S4はそれぞれ管路29、凝縮器8
底部、精留器3の上部に位置するA点、精留器3
の下部に位置するB点に備えた温度検出器であ
る。そしてCは、温度検出器S1,S2,S3およびS4
からの信号を受けつつ三方弁Vの開度を制御して
分縮器4における冷媒ガスと熱交換器5内の流体
〔例えば冷却水や冷却用空気〕との交換熱量を調
節することにより、温度検出器S1,S2の検知温度
の差が設定値〔零〕へ近ずくようにすると共に温
度検出器S3,S4の検知温度の差が設定値〔例えば
第2図の温度差a〕へ近ずくように調整する制御
器である。この制御器Cにはマイクロプロセツサ
ーユニツトなどで構成した演算回路が内蔵されて
いる。
底部、精留器3の上部に位置するA点、精留器3
の下部に位置するB点に備えた温度検出器であ
る。そしてCは、温度検出器S1,S2,S3およびS4
からの信号を受けつつ三方弁Vの開度を制御して
分縮器4における冷媒ガスと熱交換器5内の流体
〔例えば冷却水や冷却用空気〕との交換熱量を調
節することにより、温度検出器S1,S2の検知温度
の差が設定値〔零〕へ近ずくようにすると共に温
度検出器S3,S4の検知温度の差が設定値〔例えば
第2図の温度差a〕へ近ずくように調整する制御
器である。この制御器Cにはマイクロプロセツサ
ーユニツトなどで構成した演算回路が内蔵されて
いる。
なお、41は精留器3の充填材20上方に備え
た液冷媒用の散布器である。なおまた、42,4
3は加熱器2と接続した管で、これら管には熱源
用の流体が流れるようになつている。
た液冷媒用の散布器である。なおまた、42,4
3は加熱器2と接続した管で、これら管には熱源
用の流体が流れるようになつている。
次に、このように構成された吸収冷凍機(以
下、本機という)の動作例を説明する。ここにお
いて、本機を冷凍機として用い、熱交換器13,
14,5に冷却水を順次流通させるものとする。
下、本機という)の動作例を説明する。ここにお
いて、本機を冷凍機として用い、熱交換器13,
14,5に冷却水を順次流通させるものとする。
本機の運転中、例えば外気温が上昇しそれに伴
なつて分縮器4の熱交換器5に流入する冷却水の
温度が高くなつた場合、分縮器4における冷媒の
液化量が減り始めると共に分縮器4および精留器
3最上部近傍の蒸気圧が上昇し始める。そして、
分縮器4から精留器3への冷媒液の還流量すなわ
ち充填材20への冷媒液の散布量が減少して精留
器3の精留効率が低下し始めると共に、分縮器4
に流入する冷媒ガスの温度と凝縮器8内の冷媒液
の温度言い代えればこの凝縮器における冷媒の凝
縮温度との差が大きくなりその平衡状態が崩れ、
蒸発器6へ流下する冷媒の純度が低下し始める。
なつて分縮器4の熱交換器5に流入する冷却水の
温度が高くなつた場合、分縮器4における冷媒の
液化量が減り始めると共に分縮器4および精留器
3最上部近傍の蒸気圧が上昇し始める。そして、
分縮器4から精留器3への冷媒液の還流量すなわ
ち充填材20への冷媒液の散布量が減少して精留
器3の精留効率が低下し始めると共に、分縮器4
に流入する冷媒ガスの温度と凝縮器8内の冷媒液
の温度言い代えればこの凝縮器における冷媒の凝
縮温度との差が大きくなりその平衡状態が崩れ、
蒸発器6へ流下する冷媒の純度が低下し始める。
このような場合、本機においては、先ず温度検
出器S1,S2の信号により、制御器Cを介して、三
方弁Vのバイパス管40側開度が減じられる一方
熱交換器5側開度が増やされ、分縮器4における
冷媒と冷却水との交換熱量が増大するように制御
される。その結果、分縮器4における冷媒の液化
量が増して精留器3への冷媒の還流量が増え、こ
れに伴ない精留器3最上部近傍における冷媒ガス
の温度が降下し、この温度と凝縮器8内の冷媒液
温度との差すなわち温度検出器S1,S2の感知温度
の差が設定値〔0℃〕に近ずく。そして、この差
がほぼ零になると、温度検出器S1,S2の信号によ
る三方弁Vの制御(以下、第1制御という)が完
了する。次いで、温度検出器S3,S4の信号によ
り、制御器Cを介して、三方弁Vの制御(以下、
第2制御という)が行なわれる。
出器S1,S2の信号により、制御器Cを介して、三
方弁Vのバイパス管40側開度が減じられる一方
熱交換器5側開度が増やされ、分縮器4における
冷媒と冷却水との交換熱量が増大するように制御
される。その結果、分縮器4における冷媒の液化
量が増して精留器3への冷媒の還流量が増え、こ
れに伴ない精留器3最上部近傍における冷媒ガス
の温度が降下し、この温度と凝縮器8内の冷媒液
温度との差すなわち温度検出器S1,S2の感知温度
の差が設定値〔0℃〕に近ずく。そして、この差
がほぼ零になると、温度検出器S1,S2の信号によ
る三方弁Vの制御(以下、第1制御という)が完
了する。次いで、温度検出器S3,S4の信号によ
り、制御器Cを介して、三方弁Vの制御(以下、
第2制御という)が行なわれる。
第2図は、精留器3の高さ毎に精留器3内温度
を冷媒の還流量との関係で表わした線図で、縦軸
に高さ、横軸に温度、、パラメーターに冷媒の還
流量を示している。第2図において、曲線イは最
適の還流量での高さ毎の温度をプロツトしたもの
であり、曲線イより右側は還流量不足の領域を表
わし、曲線イより左側は還流量過剰の領域を表わ
している。例えば、曲線ロは還流量が最適値より
少ない場合における高さ毎の温度をプロツトした
ものであり、曲線ハは還流量が最適値より多い場
合における高さ毎の温度をプロツトしたものであ
る。そして、高さh1,h2,h3毎の温度T1,T2,
T3はそれぞれ温度検出器S1,S3,S4によつて感
知されるようになつている。
を冷媒の還流量との関係で表わした線図で、縦軸
に高さ、横軸に温度、、パラメーターに冷媒の還
流量を示している。第2図において、曲線イは最
適の還流量での高さ毎の温度をプロツトしたもの
であり、曲線イより右側は還流量不足の領域を表
わし、曲線イより左側は還流量過剰の領域を表わ
している。例えば、曲線ロは還流量が最適値より
少ない場合における高さ毎の温度をプロツトした
ものであり、曲線ハは還流量が最適値より多い場
合における高さ毎の温度をプロツトしたものであ
る。そして、高さh1,h2,h3毎の温度T1,T2,
T3はそれぞれ温度検出器S1,S3,S4によつて感
知されるようになつている。
本機の運転中に冷却水温が高くなつて前述のよ
うに冷媒の還流量が減り始め、精留器3内の高さ
毎の温度が例えば曲線ロで表わされる領域に入つ
た場合、第1制御によつて第2図に示した温度
Tc〔温度検出器S2の感知温度〕と温度T1〔温度検
出器S1の感知温度〕とが等しくなるように制御さ
れ、冷媒の還流量が最適となる領域へ〔左側へ〕
と調整されることになる。しかし、第2図から明
らかなように、温度TcとT1とが等しくなる領域
は冷媒の還流量の最適領域だけでなく過剰領域も
含まれている。すなわち、第1制御のみによつて
冷媒の還流量を必ずしも最適に調整し得ないこと
が分かる。例えば、第1制御によつて冷媒の還流
量が過剰となり、精留器3の高さ毎の温度が曲線
ハで示されるとき、温度検出器S3,S4の感知温度
の差は、b(第2図参照)となり、最適還流量に
おけるその差a〔第2図参照〕すなわち設定値a
より大きくなる。このようなとき、第2制御によ
つて、三方弁Vのバイパス管40側開度が増やさ
れるように修正される一方熱交換器5側開度が減
じられるように修正され、分縮器4における冷媒
と冷却水の交換熱量が減少するように修正されて
分縮器4における冷媒の液化量言い代えれば精留
器3への冷媒の還流量が減るように修正される。
そして、温度検出器S3,S4の感知温度の差が設定
値aにほぼ等しくなつた時点すなわち冷媒の還流
量がほぼ最適になつた時点で、三方弁Vの開度が
固定され、第2制御が完了する。
うに冷媒の還流量が減り始め、精留器3内の高さ
毎の温度が例えば曲線ロで表わされる領域に入つ
た場合、第1制御によつて第2図に示した温度
Tc〔温度検出器S2の感知温度〕と温度T1〔温度検
出器S1の感知温度〕とが等しくなるように制御さ
れ、冷媒の還流量が最適となる領域へ〔左側へ〕
と調整されることになる。しかし、第2図から明
らかなように、温度TcとT1とが等しくなる領域
は冷媒の還流量の最適領域だけでなく過剰領域も
含まれている。すなわち、第1制御のみによつて
冷媒の還流量を必ずしも最適に調整し得ないこと
が分かる。例えば、第1制御によつて冷媒の還流
量が過剰となり、精留器3の高さ毎の温度が曲線
ハで示されるとき、温度検出器S3,S4の感知温度
の差は、b(第2図参照)となり、最適還流量に
おけるその差a〔第2図参照〕すなわち設定値a
より大きくなる。このようなとき、第2制御によ
つて、三方弁Vのバイパス管40側開度が増やさ
れるように修正される一方熱交換器5側開度が減
じられるように修正され、分縮器4における冷媒
と冷却水の交換熱量が減少するように修正されて
分縮器4における冷媒の液化量言い代えれば精留
器3への冷媒の還流量が減るように修正される。
そして、温度検出器S3,S4の感知温度の差が設定
値aにほぼ等しくなつた時点すなわち冷媒の還流
量がほぼ最適になつた時点で、三方弁Vの開度が
固定され、第2制御が完了する。
また、本機の運転中に分縮器4の熱交換器5に
流入する冷却水の温度が低くなつて分縮器4にお
ける冷媒の液化量が増えた場合、冷媒の還流量が
過剰となるので前述のような第2制御が行なわ
れ、ほぼ最適還流量となるように調整される。な
お、この場合、第2図から明らかなように温度
TcとT1との差すなわち温度検出器S1,S2の感知
温度の差はほぼ零に近いので、第1制御を行なう
必要はない。
流入する冷却水の温度が低くなつて分縮器4にお
ける冷媒の液化量が増えた場合、冷媒の還流量が
過剰となるので前述のような第2制御が行なわ
れ、ほぼ最適還流量となるように調整される。な
お、この場合、第2図から明らかなように温度
TcとT1との差すなわち温度検出器S1,S2の感知
温度の差はほぼ零に近いので、第1制御を行なう
必要はない。
なお、本機においては、三方弁Vの開度を制御
する代りに管路33に備えた弁V0の開度を制御
して分縮器4内の液位を調節し、これにより冷媒
ガスと接触する熱交換器5の伝熱面積を調整し、
交換熱量を調節しても良い。弁V0を制御する場
合には、分縮器4における交換熱量を調節できる
と同時に冷媒の還流量も直接調節できるので、三
方弁Vを制御する場合にくらべて制御の精度を高
くできる利点がある。なおまた、三方弁Vと弁
V0との組合せ制御も可能である。
する代りに管路33に備えた弁V0の開度を制御
して分縮器4内の液位を調節し、これにより冷媒
ガスと接触する熱交換器5の伝熱面積を調整し、
交換熱量を調節しても良い。弁V0を制御する場
合には、分縮器4における交換熱量を調節できる
と同時に冷媒の還流量も直接調節できるので、三
方弁Vを制御する場合にくらべて制御の精度を高
くできる利点がある。なおまた、三方弁Vと弁
V0との組合せ制御も可能である。
第3図は、本発明によるこの種の吸収冷凍機の
他の実施例における分縮器の概略構成を示した図
であり、分縮器における交換熱量の調節手段の別
の例を示したものである。第2図において、第1
図に示した構成機器と同様のものには同一の符号
が付されている。この実施例においては、第1図
に示した熱交換器5の代りに熱交換器H1,H2,
H3およびH4を分縮器4に配設したものであり、
また、これら熱交換器14からの冷却水の代りに
別の水源からの冷却水を供給するようにしてい
る。P1,P2,P3およびP4はそれぞれ熱交換器H1,
H2,H3およびH4と接続した管であり、V1,V2,
V3およびV4はそれぞれ管P1,P2,P3およびP4に
備えた開閉弁である。そして、これら開閉弁が制
御器Cを介して温度検出器S1,S2,S3,S4の信号
により開閉制御され、分縮器4における冷媒ガス
と冷却水との交換熱量が調節されるようになつて
いる。なお、温度検出器S2は凝縮器8底部に備え
る代りに管31もしくは分縮器4底部あるいは管
33に備えても良い。
他の実施例における分縮器の概略構成を示した図
であり、分縮器における交換熱量の調節手段の別
の例を示したものである。第2図において、第1
図に示した構成機器と同様のものには同一の符号
が付されている。この実施例においては、第1図
に示した熱交換器5の代りに熱交換器H1,H2,
H3およびH4を分縮器4に配設したものであり、
また、これら熱交換器14からの冷却水の代りに
別の水源からの冷却水を供給するようにしてい
る。P1,P2,P3およびP4はそれぞれ熱交換器H1,
H2,H3およびH4と接続した管であり、V1,V2,
V3およびV4はそれぞれ管P1,P2,P3およびP4に
備えた開閉弁である。そして、これら開閉弁が制
御器Cを介して温度検出器S1,S2,S3,S4の信号
により開閉制御され、分縮器4における冷媒ガス
と冷却水との交換熱量が調節されるようになつて
いる。なお、温度検出器S2は凝縮器8底部に備え
る代りに管31もしくは分縮器4底部あるいは管
33に備えても良い。
なお、本発明によるこの種の吸収冷凍機におい
ては、負荷の変化や発生器1の加熱量の変化な
ど、冷却水温度以外の外部条件の変化に伴なう内
部サイクルの変化〔循環している吸収液の濃度、
飽和温度、飽和蒸気圧や循環している冷媒の純
度、飽和温度、飽和蒸気圧の変化〕によつて、気
液の平衡状態が崩れ、冷媒の還流量に過不足を生
じた場合にも、第1制御により精留器3最上部近
傍、分縮器4および凝縮器8における気液が平衡
状態に戻されて蒸発器6へ流れる液冷媒の純度が
100%近く〔99.99%〕に保たれ、かつ、第2制御
により冷媒の還流量が最適値近くに調整されるの
で、効率の良い冷凍性能が発揮される。なお、こ
の場合、図示していないが発生器1の加熱量を負
荷に見合うように調節する制御が従来のこの種の
吸収冷凍機と同様に行なわれることは勿論であ
る。
ては、負荷の変化や発生器1の加熱量の変化な
ど、冷却水温度以外の外部条件の変化に伴なう内
部サイクルの変化〔循環している吸収液の濃度、
飽和温度、飽和蒸気圧や循環している冷媒の純
度、飽和温度、飽和蒸気圧の変化〕によつて、気
液の平衡状態が崩れ、冷媒の還流量に過不足を生
じた場合にも、第1制御により精留器3最上部近
傍、分縮器4および凝縮器8における気液が平衡
状態に戻されて蒸発器6へ流れる液冷媒の純度が
100%近く〔99.99%〕に保たれ、かつ、第2制御
により冷媒の還流量が最適値近くに調整されるの
で、効率の良い冷凍性能が発揮される。なお、こ
の場合、図示していないが発生器1の加熱量を負
荷に見合うように調節する制御が従来のこの種の
吸収冷凍機と同様に行なわれることは勿論であ
る。
(ト) 発明の効果
以上のように、本発明によるこの種の吸収冷凍
機においては、分縮器に流入する冷媒ガスの温度
と凝縮器での冷媒の凝縮温度との差をほぼ零〔設
定値〕に近ずけて気液の平衡状態を維持すると共
に精留器の所定の二点間の温度差を設定値に近ず
けて分縮器から精留器への冷媒の還流量をほぼ最
適値に維持するように、分縮器における冷媒と冷
却流体との交換熱量を調節する制御機構が備えら
れているので、蒸発器へ送られる冷媒の純度が高
く保たれ、かつ、蒸発器へ冷媒が過不足なく送ら
れ、この種の吸収冷凍機の性能が良好に発揮され
る。
機においては、分縮器に流入する冷媒ガスの温度
と凝縮器での冷媒の凝縮温度との差をほぼ零〔設
定値〕に近ずけて気液の平衡状態を維持すると共
に精留器の所定の二点間の温度差を設定値に近ず
けて分縮器から精留器への冷媒の還流量をほぼ最
適値に維持するように、分縮器における冷媒と冷
却流体との交換熱量を調節する制御機構が備えら
れているので、蒸発器へ送られる冷媒の純度が高
く保たれ、かつ、蒸発器へ冷媒が過不足なく送ら
れ、この種の吸収冷凍機の性能が良好に発揮され
る。
第1図は本発明によるこの種の吸収冷凍機の一
実施例を示した概略構成説明図、第2図は精留器
の高さ毎の精留器内温度と精留器への冷媒の還流
量との関係を表わした線図、第3図は本発明によ
るこの種の吸収冷凍機の他の実施例における分縮
器の概略構成説明図である。 1……発生器、3……精留器、4……分縮器、
5……熱交換器、6……蒸発器、8……凝縮器、
10……吸収器、18,20……充填材、29,
30,31,32,33……管路、36,37,
38,39……管、40……バイパス管、C……
制御器、H1,H2,H3,H4……熱交換器、P1,
P2,P3,P4……管、S1,S2,S3,S4……温度検
出器、V……三方弁、V0……弁、V1,V2,V3,
V4……開閉弁。
実施例を示した概略構成説明図、第2図は精留器
の高さ毎の精留器内温度と精留器への冷媒の還流
量との関係を表わした線図、第3図は本発明によ
るこの種の吸収冷凍機の他の実施例における分縮
器の概略構成説明図である。 1……発生器、3……精留器、4……分縮器、
5……熱交換器、6……蒸発器、8……凝縮器、
10……吸収器、18,20……充填材、29,
30,31,32,33……管路、36,37,
38,39……管、40……バイパス管、C……
制御器、H1,H2,H3,H4……熱交換器、P1,
P2,P3,P4……管、S1,S2,S3,S4……温度検
出器、V……三方弁、V0……弁、V1,V2,V3,
V4……開閉弁。
Claims (1)
- 1 発生器、精留器、分縮器、凝縮器、蒸発器、
および吸収器を配管接続して成る吸収冷凍機にお
いて、分縮器に流入する冷媒ガスの温度と凝縮器
における冷媒の凝縮温度との差および精留器の所
定の上下二点の温度の差を検知し、これらの差が
それぞれ設定値へ近ずくように分縮器における冷
媒とこの冷媒の冷却用流体との交換熱量を調節す
る制御機構が備えられていることを特徴とした吸
収冷凍機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2558885A JPS61186771A (ja) | 1985-02-13 | 1985-02-13 | 吸収冷凍機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2558885A JPS61186771A (ja) | 1985-02-13 | 1985-02-13 | 吸収冷凍機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61186771A JPS61186771A (ja) | 1986-08-20 |
| JPH0563707B2 true JPH0563707B2 (ja) | 1993-09-13 |
Family
ID=12170071
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2558885A Granted JPS61186771A (ja) | 1985-02-13 | 1985-02-13 | 吸収冷凍機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS61186771A (ja) |
-
1985
- 1985-02-13 JP JP2558885A patent/JPS61186771A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61186771A (ja) | 1986-08-20 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPH0563707B2 (ja) | ||
| KR20180051566A (ko) | 흡수식 냉동기 | |
| JP2538424B2 (ja) | 一重二重効用吸収冷凍機 | |
| JPS626449Y2 (ja) | ||
| JPS61119953A (ja) | 吸収冷凍機 | |
| JPH07318191A (ja) | 吸収式ヒートポンプ装置 | |
| JP3086594B2 (ja) | 一重二重効用吸収式冷凍機 | |
| JPH0275865A (ja) | 吸収冷凍機の制御方法 | |
| JP2664436B2 (ja) | 吸収冷凍機の制御方法 | |
| JP2883372B2 (ja) | 吸収冷温水機 | |
| JPH0293259A (ja) | 吸収冷凍機の制御方法 | |
| JPS6134058B2 (ja) | ||
| JP2651239B2 (ja) | 二重効用空冷吸収式冷凍機 | |
| JPH0356861Y2 (ja) | ||
| JPH0480312B2 (ja) | ||
| JPS6215736Y2 (ja) | ||
| JPS6117319Y2 (ja) | ||
| JPH0215788B2 (ja) | ||
| JPH0868572A (ja) | 二重効用吸収冷凍機 | |
| JPH04257668A (ja) | 一重二重効用吸収冷凍機 | |
| JPS62138663A (ja) | 吸収冷凍機 | |
| JP2000171120A (ja) | 吸収式冷凍機 | |
| JPH0739894B2 (ja) | 吸収冷凍機 | |
| JPS63204080A (ja) | 吸収冷凍機 | |
| JPS5823542B2 (ja) | 温水加熱吸収式冷凍機の冷凍容量を冷凍負荷に応じて制御する方法 |