JPH056598B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH056598B2 JPH056598B2 JP59002365A JP236584A JPH056598B2 JP H056598 B2 JPH056598 B2 JP H056598B2 JP 59002365 A JP59002365 A JP 59002365A JP 236584 A JP236584 A JP 236584A JP H056598 B2 JPH056598 B2 JP H056598B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- adhesive
- weight
- wetting agent
- collagen hydrolyzate
- water
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Materials For Medical Uses (AREA)
- Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
Description
〔技術分野〕
この発明は、絆創膏等に用いられる水溶性粘着
剤に関する。 〔背景技術〕 従来、絆創膏等に用いられている粘着剤として
は、ゴム系やアクリル系のものがある。しかし、
このような粘着剤は、水溶性でないので、付着し
たもの(糊残りしたもの等)を水洗により除去す
ることができず取り扱いがわずらわしいという問
題があつた。 他方、従来一般に用いられているゼラチンを主
成分とする湿布剤や貼付剤は水溶性であり、粘着
性も多少はある。そのため、このような湿布剤や
貼付剤を粘着剤として用いることも考えられる。
しかし、粘着力が弱いので、湿布や貼付以外の用
途に用いても良い結果が得られない。 〔発明の目的〕 の発明は、このような事情に鑑みてなされたも
ので、水溶性で粘着力の強い粘着剤を提供するこ
とを目的としている。 〔発明の開示〕 前記のような目的を達成するため、この発明
は、コラーゲン加水分解物と、尿素、チオ尿素、
ロダン塩類および2価金属塩類からなる群の中か
ら選ばれる少なくとも1種のゲル化阻害剤と、多
価アルコール類およびピロリドンカルボン酸ソー
ダから選ばれる少なくとも1種の湿潤剤とを含む
粘着剤をその要旨としている。以下、この発明を
詳しく説明する。 ここで、主成分となるコラーゲン加水分解物
は、コラーゲン加水分解することにより誘導され
る物質であつて、たとえば、ゼラチン等が好まし
い例としてあげられる。湿潤剤は、水を保持する
ことによりコラーゲン加水分解物に対して可塑性
を与える物質であつて、グリセリン、エチレング
リコール、プロピレングリコールなどの多価アル
コール類およびピロリドンカルボン酸ソーダから
選ばれる少なくとも1種があげられる。ゲル化阻
害剤は、コラーゲン加水分解物が常温または低温
において水溶液中で水素結合しゲル化するのを妨
げる物質(Hydrogen Bond Breaker)であつ
て、たとえば、尿素、チオ尿素、ロダンカリなど
のロダン塩類、塩化カルシウムなどの2価金属塩
類があげられる。湿潤剤とゲル化阻害剤とは、ゲ
ル化阻害剤として塩化カルシウムを用いかつ湿潤
剤としてピロリドンカルボン酸ソーダを用いる場
合のように両者を混ぜ合わせた場合に反応する等
して不安定にならないような組み合わせを選ぶ必
要がある。 この粘着剤は、たとえば、前記のようなコラー
ゲン加水分解物、湿潤剤およびゲル化阻害剤を水
に溶かし、塗布乾燥することにより調製すること
ができる。上記3者を水溶液としておいて、使用
時にこの水溶液をスプレー等により塗布して乾燥
させることにより調製するようにしてもよい。3
社の割合は、粘着剤の用途によつて要求される粘
着性等が異なるので、所望とする粘着剤の性能に
応じて決める必要があるが、一般的には、3成分
系でみてコラーゲン加水分解物を10〜60重量部、
湿潤剤を10〜60重量部、ゲル化阻害剤を5〜40重
量部の割合でそれぞれ用いるようにするのが好ま
しい。この理由は、次のとおりである。すなわ
ち、湿潤剤が10重量部未満か、またはゲル化阻害
剤が5重量部未満の場合は、一般的に、粘着力が
不足する傾向にあり、湿潤剤が60重量部を超える
か、またはゲル化阻害剤が40重量部を超えると、
一般的に、粘着剤がベタベタし過ぎるものになる
傾向にあつて、用途によつては問題になることが
あるからであり、コラーゲン加水分解物が10重量
部未満の場合は、一般的に、凝集力が低下し、粘
着剤がベタベタし過ぎるものになる傾向にあり、
60重量部を超えると凝集力は上昇するが粘着剤
(タツク)が低下するからである。しかし、使用
する湿潤剤やゲル化阻害剤の種類、コラーゲン加
水分解物の分子量により、それぞれの、可塑効
果、ゲル化阻害効果、凝集力が異なるので、3者
の使用量は必要に応じて適宜決める必要がある。
したがつて、上記の割合は絶対的なものではな
い。粘着剤の粘着性は調製の際の条件を変えるこ
とにより調節することが可能である。なお、この
発明の粘着剤には、粘着剤の性能を向上させた
り、原材料全体の価格を低下させるなどといつた
目的で上記3者以外の原材料、たとえば、芳香
剤、増量剤等を添加することができる。 この発明にかかる粘着剤は、コラーゲン加水分
解物を主成分としているので水溶性であり、他に
湿潤剤およびゲル化阻害剤を含むので、粘着力も
強い。 湿潤剤およびゲル化阻害剤として、火傷面、創
傷面、粘膜、皮膚などに対して刺激が少なく安全
性が高いもの、たとえば、湿潤剤として多価アル
コール類および/またはピロリドンカルボン酸ソ
ーダを用い、ゲル化阻害剤として、尿素、塩化カ
ルシウム等を用いるようにするとよい。そうすれ
ば、火傷面等に対して刺激が少なく、皮膚にかぶ
れが生じたりすることのない生体親和性に優れた
粘着剤を得ることができるからである。 従来、一般に用いられているゴム系やアクリル
系粘着剤は、皮膚にかぶれを生じさせるため、生
体組織に直接接触させるようにして使用すること
ができなかつたが、前記のような生体親和性に優
れた粘着剤は、生体組織に直接接触させるよう
な、絆創膏、茎皮薬剤、火傷および創傷被覆、生
体起電力誘導用皮膚電極などの用途の粘着剤とし
て使用することができる。この場合等、必要に応
じて紫外線等を照射したり、その他の方法によつ
たりして滅菌および架橋処理を行うことがある。 なお、この発明にかかる水溶性粘着剤は、ゴキ
ブリ、ハエ、ネズミ等を引き寄せる特性を有する
コラーゲン加水分解物(蛋白質)を含むので、こ
れらを捕獲するための粘着剤として用いることも
できる。この場合、誘引剤が添加されることがあ
る。 つぎに、実施例および比較例について説明す
る。 実施例1〜6および比較例1〜9の粘着剤を、
第1表〜第3表に示されている配合成分を用いて
つくつた。ただし、第1表の水溶性ゼラチンは、
平均分子量約1万で、20重量%濃度の水溶液にし
たときに5℃でもゲル化しないものである。第2
表のゼラチンは、粘度44mP、ゼリー強度
270Bloom(JIS6503法による)のアルカリ処理ゼ
ラチンである。第3表の重合ゼラチンは、第2表
のアルカリ処理ゼラチンを空気中で加熱すること
により不溶化しない程度に重合させたもので、粘
度72mP、ゼリー強度285Bloom(JIS6503法によ
る)のものである。グリセリン、ピロリドンカル
ボン酸ソーダは湿潤剤であり、尿素、塩化カルシ
ウムはゲル化阻害剤である。
剤に関する。 〔背景技術〕 従来、絆創膏等に用いられている粘着剤として
は、ゴム系やアクリル系のものがある。しかし、
このような粘着剤は、水溶性でないので、付着し
たもの(糊残りしたもの等)を水洗により除去す
ることができず取り扱いがわずらわしいという問
題があつた。 他方、従来一般に用いられているゼラチンを主
成分とする湿布剤や貼付剤は水溶性であり、粘着
性も多少はある。そのため、このような湿布剤や
貼付剤を粘着剤として用いることも考えられる。
しかし、粘着力が弱いので、湿布や貼付以外の用
途に用いても良い結果が得られない。 〔発明の目的〕 の発明は、このような事情に鑑みてなされたも
ので、水溶性で粘着力の強い粘着剤を提供するこ
とを目的としている。 〔発明の開示〕 前記のような目的を達成するため、この発明
は、コラーゲン加水分解物と、尿素、チオ尿素、
ロダン塩類および2価金属塩類からなる群の中か
ら選ばれる少なくとも1種のゲル化阻害剤と、多
価アルコール類およびピロリドンカルボン酸ソー
ダから選ばれる少なくとも1種の湿潤剤とを含む
粘着剤をその要旨としている。以下、この発明を
詳しく説明する。 ここで、主成分となるコラーゲン加水分解物
は、コラーゲン加水分解することにより誘導され
る物質であつて、たとえば、ゼラチン等が好まし
い例としてあげられる。湿潤剤は、水を保持する
ことによりコラーゲン加水分解物に対して可塑性
を与える物質であつて、グリセリン、エチレング
リコール、プロピレングリコールなどの多価アル
コール類およびピロリドンカルボン酸ソーダから
選ばれる少なくとも1種があげられる。ゲル化阻
害剤は、コラーゲン加水分解物が常温または低温
において水溶液中で水素結合しゲル化するのを妨
げる物質(Hydrogen Bond Breaker)であつ
て、たとえば、尿素、チオ尿素、ロダンカリなど
のロダン塩類、塩化カルシウムなどの2価金属塩
類があげられる。湿潤剤とゲル化阻害剤とは、ゲ
ル化阻害剤として塩化カルシウムを用いかつ湿潤
剤としてピロリドンカルボン酸ソーダを用いる場
合のように両者を混ぜ合わせた場合に反応する等
して不安定にならないような組み合わせを選ぶ必
要がある。 この粘着剤は、たとえば、前記のようなコラー
ゲン加水分解物、湿潤剤およびゲル化阻害剤を水
に溶かし、塗布乾燥することにより調製すること
ができる。上記3者を水溶液としておいて、使用
時にこの水溶液をスプレー等により塗布して乾燥
させることにより調製するようにしてもよい。3
社の割合は、粘着剤の用途によつて要求される粘
着性等が異なるので、所望とする粘着剤の性能に
応じて決める必要があるが、一般的には、3成分
系でみてコラーゲン加水分解物を10〜60重量部、
湿潤剤を10〜60重量部、ゲル化阻害剤を5〜40重
量部の割合でそれぞれ用いるようにするのが好ま
しい。この理由は、次のとおりである。すなわ
ち、湿潤剤が10重量部未満か、またはゲル化阻害
剤が5重量部未満の場合は、一般的に、粘着力が
不足する傾向にあり、湿潤剤が60重量部を超える
か、またはゲル化阻害剤が40重量部を超えると、
一般的に、粘着剤がベタベタし過ぎるものになる
傾向にあつて、用途によつては問題になることが
あるからであり、コラーゲン加水分解物が10重量
部未満の場合は、一般的に、凝集力が低下し、粘
着剤がベタベタし過ぎるものになる傾向にあり、
60重量部を超えると凝集力は上昇するが粘着剤
(タツク)が低下するからである。しかし、使用
する湿潤剤やゲル化阻害剤の種類、コラーゲン加
水分解物の分子量により、それぞれの、可塑効
果、ゲル化阻害効果、凝集力が異なるので、3者
の使用量は必要に応じて適宜決める必要がある。
したがつて、上記の割合は絶対的なものではな
い。粘着剤の粘着性は調製の際の条件を変えるこ
とにより調節することが可能である。なお、この
発明の粘着剤には、粘着剤の性能を向上させた
り、原材料全体の価格を低下させるなどといつた
目的で上記3者以外の原材料、たとえば、芳香
剤、増量剤等を添加することができる。 この発明にかかる粘着剤は、コラーゲン加水分
解物を主成分としているので水溶性であり、他に
湿潤剤およびゲル化阻害剤を含むので、粘着力も
強い。 湿潤剤およびゲル化阻害剤として、火傷面、創
傷面、粘膜、皮膚などに対して刺激が少なく安全
性が高いもの、たとえば、湿潤剤として多価アル
コール類および/またはピロリドンカルボン酸ソ
ーダを用い、ゲル化阻害剤として、尿素、塩化カ
ルシウム等を用いるようにするとよい。そうすれ
ば、火傷面等に対して刺激が少なく、皮膚にかぶ
れが生じたりすることのない生体親和性に優れた
粘着剤を得ることができるからである。 従来、一般に用いられているゴム系やアクリル
系粘着剤は、皮膚にかぶれを生じさせるため、生
体組織に直接接触させるようにして使用すること
ができなかつたが、前記のような生体親和性に優
れた粘着剤は、生体組織に直接接触させるよう
な、絆創膏、茎皮薬剤、火傷および創傷被覆、生
体起電力誘導用皮膚電極などの用途の粘着剤とし
て使用することができる。この場合等、必要に応
じて紫外線等を照射したり、その他の方法によつ
たりして滅菌および架橋処理を行うことがある。 なお、この発明にかかる水溶性粘着剤は、ゴキ
ブリ、ハエ、ネズミ等を引き寄せる特性を有する
コラーゲン加水分解物(蛋白質)を含むので、こ
れらを捕獲するための粘着剤として用いることも
できる。この場合、誘引剤が添加されることがあ
る。 つぎに、実施例および比較例について説明す
る。 実施例1〜6および比較例1〜9の粘着剤を、
第1表〜第3表に示されている配合成分を用いて
つくつた。ただし、第1表の水溶性ゼラチンは、
平均分子量約1万で、20重量%濃度の水溶液にし
たときに5℃でもゲル化しないものである。第2
表のゼラチンは、粘度44mP、ゼリー強度
270Bloom(JIS6503法による)のアルカリ処理ゼ
ラチンである。第3表の重合ゼラチンは、第2表
のアルカリ処理ゼラチンを空気中で加熱すること
により不溶化しない程度に重合させたもので、粘
度72mP、ゼリー強度285Bloom(JIS6503法によ
る)のものである。グリセリン、ピロリドンカル
ボン酸ソーダは湿潤剤であり、尿素、塩化カルシ
ウムはゲル化阻害剤である。
【表】
【表】
この発明にかかる粘着剤は、コラーゲン加水分
解物と、尿素、チオ尿素、ロダン塩類および2価
金属塩類からなる群の中から選ばれる少なくとも
1種のゲル化阻害剤と、多価アルコール類および
ピロリドンカルボン酸ソーダから選ばれる少なく
とも1種の湿潤剤とを含むので、水溶性であり、
しかも粘着力が強い。
解物と、尿素、チオ尿素、ロダン塩類および2価
金属塩類からなる群の中から選ばれる少なくとも
1種のゲル化阻害剤と、多価アルコール類および
ピロリドンカルボン酸ソーダから選ばれる少なく
とも1種の湿潤剤とを含むので、水溶性であり、
しかも粘着力が強い。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 コラーゲン加水分解物と、尿素、チオ尿素、
ロダン塩類および2価金属塩類からなる群の中か
ら選ばれる少なくとも1種のゲル化阻害剤と、多
価アルコール類およびピロリドンカルボン酸ソー
ダから選ばれる少なくとも1種の湿潤剤とを含む
粘着剤。 2 コラーゲン加水分解物がゼラチンである特許
請求の範囲第1項記載の粘着剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59002365A JPS60147487A (ja) | 1984-01-09 | 1984-01-09 | 粘着剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59002365A JPS60147487A (ja) | 1984-01-09 | 1984-01-09 | 粘着剤 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60147487A JPS60147487A (ja) | 1985-08-03 |
| JPH056598B2 true JPH056598B2 (ja) | 1993-01-26 |
Family
ID=11527228
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP59002365A Granted JPS60147487A (ja) | 1984-01-09 | 1984-01-09 | 粘着剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60147487A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US9919075B2 (en) * | 2014-03-20 | 2018-03-20 | Anexis, Llc | Cohesive materials including derivatized collagens and methods of making and using them |
| CN110205090B (zh) * | 2019-06-17 | 2020-09-04 | 厦门大学 | 一种基于超高压改性的生物基大豆蛋白胶黏剂的制备方法 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2310396A1 (fr) * | 1975-05-05 | 1976-12-03 | Seita | Perfectionnements aux colles pour l'industrie du tabac |
-
1984
- 1984-01-09 JP JP59002365A patent/JPS60147487A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60147487A (ja) | 1985-08-03 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |