JPH0568704B2 - - Google Patents
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- JPH0568704B2 JPH0568704B2 JP15937984A JP15937984A JPH0568704B2 JP H0568704 B2 JPH0568704 B2 JP H0568704B2 JP 15937984 A JP15937984 A JP 15937984A JP 15937984 A JP15937984 A JP 15937984A JP H0568704 B2 JPH0568704 B2 JP H0568704B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- support
- holding means
- photosensitive layer
- forming material
- layer forming
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G5/00—Recording-members for original recording by exposure, e.g. to light, to heat or to electrons; Manufacture thereof; Selection of materials therefor
- G03G5/02—Charge-receiving layers
- G03G5/04—Photoconductive layers; Charge-generation layers or charge-transporting layers; Additives therefor; Binders therefor
- G03G5/05—Organic bonding materials; Methods for coating a substrate with a photoconductive layer; Inert supplements for use in photoconductive layers
- G03G5/0525—Coating methods
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Discharging, Photosensitive Material Shape In Electrophotography (AREA)
- Photoreceptors In Electrophotography (AREA)
- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
- Coating Apparatus (AREA)
Description
技術分野
本発明はエンドレスベルト状の感光体の製造方
法及び製造装置に関する。 従来技術 上記の感光体は例えば複写機に用いられ、その
場合には一般に原稿からの光像がその感光体上に
結像されて、その部分に静電潜像が形成される。 このような感光体としてドラム状のものとエン
ドレスベルト状のものがあることは良く知られて
いる。ドラム状感光体は、アルミ等といつた剛性
の円筒状支持体に浸漬塗工法によつて感光層を形
成するといつた方法で作られるのが一般的である
が、この感光体は剛性且つドラム状であるが故
に、複写作業を行なうにあたつて必要とされる現
像器、転写器等の各ユニツトをその感光体のまわ
りに配置するにあたつてスペース的に自由度が小
さく、それ故複写機の小型化を阻害する一因とな
つている。 これに対し、エンドレスベルト状感光体は可撓
性があり、しかもベルト状の支持体を用いている
ので、ドラム状感光体に見られる上記の欠点がな
く有利である。このベルト状感光体の製造方法と
しては、ポリエチレンテレフタレートやポリイミ
ド系の樹脂等で形成されたエンドレスベルト状フ
イルムを支持体として、これにスプレー法、ロー
ルコーター法、あるいは浸漬工法等によつて感光
材料を塗布する方法がある。 これらの方法を比べると、膜の均一性、コス
ト、そして装置の管理等の面から浸漬工法、いわ
ゆるデイツピング法が最も有利であり、一般的に
多く利用されている。ところが、この浸漬工法に
おいてベルト状のままの支持体に浸漬処理を施こ
すとすれば、支持体の表と裏が同時に塗布される
のを防止するのが困難であり、又支持体が可撓性
を有するため浸漬処理中の支持体の変形により均
一な塗布が困難である。 従つて、浸漬工法を用いてエンドレスベルト状
感光体を製造する従来の方法は、予め支持体をシ
ート状に形成し、そのシート状の支持体について
浸漬工法により感光層を形成し、その後シートの
両端を超音波融着等の接合方法によつて接合して
ベルト状に成すというものが一般的である。 しかしながらこのような感光体においては、接
合部分に画像を作ることができないため、感光体
の位置と画像を形成する位置のタイミングをコン
トロールするというプロセスが必要不可欠であ
り、よつて複写スピードやコストの面で不利であ
る。又、接合部分により、ブレード等のクリーニ
ング部材が損傷を受け、出来上がつた複写製品に
黒スジが発生する等といつた画像品質の悪化を招
く虞れもある。 目 的 本発明は上記の点に鑑み、作業が簡単で費用も
安い浸漬工法を基礎とし、しかも接合部分等の不
整合部分のない均一な感光層を有するエンドレス
ベルト状感光体を作ることのできる製造方法を提
供することを目的とする。 構 成 上記の目的達成のため、本発明は、ゴム状部材
からなる有底の円筒体とその開放端面に直接また
は円筒状押圧具を介して密接させた円形状蓋とに
より密封室を形成した保持手段を、エンドレスベ
ルト状支持体の内側に挿入し、前記保持手段を外
側に広げることによりその外周表面を該支持体に
密着して保持し、ついでその状態の支持体を感光
層形成材料に浸漬することにより感光体を製造す
るエンドレスベルト状感光体の製造方法を提案す
る。 さらに本発明は、上記の目的達成のために、エ
ンドレスベルト状支持体の内側に挿入でき且つ外
側に広がることによつてその支持体を固定して保
持できる支持体保持手段と、感光層形成材料を収
納した浸漬槽とを有し、支持体保持手段によつて
保持された支持体が浸漬槽内の感光層形成材料の
中に出し入れ可能であり、前記支持体保持手段が
ゴム状部材からなる有底の円筒体とその開放端面
に密接させた円形状蓋とを備え、該円筒体と円形
状蓋とにより形成される密封室に圧力媒体の導入
管と回収管とが差し込まれているエンドレスベル
ト状感光体の製造装置を提案する。 以下、実施例を示す図面に基づいて本発明を詳
細に説明する。 第1図において、ポリエチレンテレフタレート
等から成るエンドレスベルト状の支持体1を保持
するための支持体保持手段2は、一端(図の上
端)が開放し、他端(図の下端)が閉じられた状
態の円筒形状に形成されており、その材質は耐薬
品性のあるシリコンゴム系のゴム等といつた弾性
材料である(以下、単にゴム部材という)。 支持体1は第2図の如きエンドレスベルト形状
のものが適用されるが、ゴム部材2の外径は支持
体1の内径よりもわずかに小さい程度の大きさに
なつており、これによりゴム部材2は支持体1の
内側1aに挿入することができる。第1図はその
挿入した後の状態を示すものであつて、挿入後の
支持体は固定リング3によつて仮止めされてい
る。 ゴム部材2はその開放端にフランジ2aを有し
ており、そのフランジ2aの部分において止具4
によつて金属性の円形状5に固定されている。こ
れにより、ゴム部材2の内側には密封された室6
が形成されている。この密封室6には、タンク7
内に収納されている水、シリコンオイル等といつ
た圧力媒体を導き入れるための導入管8及び導入
された圧力媒体を再びタンク7内へ回収する回収
管9が差し込まれている。 導入管8の途中に設けたポンプ10により密封
室6内に圧力媒体を送り込むとゴム部材2は半径
方向に均一に膨張し、これにより支持体1がその
ゴム部材2の外周表面に密着して保持されること
になる。この状態で支持体1をゴム部材2ごと浸
漬槽11内の感光層形成材料12に浸漬すれば、
支持体1の外周表面に所望の感光層を作ることが
できる。従来のようにシートを接合した場合に生
ずる接合部分の如き不整合部が発生することがな
く、全域に亘つて均一な感光層を得ることができ
る。 尚、感光体の感光層は一般に電荷発生層の上に
電荷輸送層を設けるといつた具合に積層として構
成されるが、そのためには必要な分だけの浸漬槽
及び材料を用意し、それらを用いて順次に浸漬作
業及び乾燥作業を繰り返せば良い。 第1図において、圧力媒体の回収管9の途中に
設けられた電磁弁13、圧力センサー14、そし
てコントローラ15は密封室6内の圧力を適宜に
調節するためのものである。 又、圧力媒体のタンク7内にヒータ16が配設
されているのはその圧力媒体を適当な温度まで熱
するためであるが、そのようにしてある理由は次
の通りである。すなわち、一般に支持体1の熱容
量は小さいので、浸漬が終わつて支持体1を引き
上げると浸漬材料の溶媒に気化熱を奪われて支持
体1の表面温度が下がり、大気中の水分がその支
持体1上に結露し、その結果塗布膜が平滑に形成
されず、表面が白濁するという、いわゆるブラツ
シング現象が生ずるのを防ぐためである。加熱さ
れた圧力媒体が密封室6内へ送り込まれることに
より、ゴム部材2及び支持体1が適温に熱せられ
るので結露が防止され、よつて上記のブラツシン
グ現象が回避される。 第1図においてヒータ16にコントローラ17
を付設し、密封室6内に納めた温度センサ18か
らの温度情報に基づいてヒータ16の発熱を調節
しているのは、圧力媒体の温度を必要以上に上げ
ないようにするためである。 第3図は支持体1の保持手段についての変形例
を示す図である。圧力媒体の導入及び回収手段並
びに浸漬槽等の他の構成は第1図と同じである。
この変形例が第1図のものと異なる点は、ゴム部
材2の内側にそのゴム部材の内径よりも小さい径
の金属性円筒部材19が設けられ、その金属部材
19とゴム部材2とによつて環状の密封室6′が
形成されていることである。導入管8及び回収管
9はそれぞれ金属部材19に設けた導入口20及
び排出口21に接続され、又、温度センサ18は
金属部材19の内周面に固定されている。このよ
うに密封室を環状としたことにより、圧力媒体の
導入によりゴム部材2を膨張する上での効率が良
くなる。又、円形状蓋5と管8,9との間の気密
を考慮しなくても良い。 第4図は支持体1の保持手段についての更に他
の変形例を示している。これまでの二例はいずれ
も水等の圧力媒体でゴム部材2を膨張させていた
が、この例では機械的な力でゴム部材2を膨張さ
せて支持体1を固定する。詳細は次の通りであ
る。 円形状蓋5′はその底面に四つの押圧部材22
a〜22d(第4図ではそのうちの二つ22a,
22bが示されている)を有しており、これらの
押圧部材は第5図に示すように、それぞれが円弧
部23a〜23d及びリブ24a〜24dを備え
ている。円弧部23a〜23dの外周面には板状
ヒータ25が貼り付けられ、その外側にゴム部材
2が固定されている。一方、リブ24a〜24d
は、第4図に示すように図の下から上へ向つて互
いの間隔が狭くなるようなテーパがつけられてい
る。押圧部材22a〜22dによつて囲まれる中
心部分には、円形状蓋5′とねじ結合し下方に延
びるテーパ部材26が配置され、そのテーパ部分
においてリブ24a〜24dのテーパ部と接触し
ている。 以上の構成により、テーパ部材26を捩つて円
形状蓋5′に対して上方移動させれば、リブ24
a〜24dは半径方向に広がり、その結果ゴム部
材2が膨張して支持体1が固定保持される。 尚、温度センサ18はゴム部材2の外周面に取
付けられている。 以下、上記の各実施例によつて実際に感光体を
製造したところの実験結果について説明する。 実験例 1 まず、エンドレスベルト状支持体としてポリ
エチレンテレフタレート製のものを使用し、こ
れに真空蒸着法によつてアルミを蒸着して導電
層を形成した。但し、導電層はアルミ以外にク
ロム、ニツケル、チタン、ニクロム等の他の金
属又は合金であつても良く、又形成方法も真空
蒸着に限らず、導電製材料を結着剤中に分散さ
せたものを支持体表面にコーテイングするよう
な方法でも良い。 こうして導電層を有するに至つた支持体を第
1図あるいは第3図に示す支持体1の如くゴム
部材2の上にセツトし、更に圧力媒体である水
の温度を25℃(このときの外気温は20℃であつ
た)にコントロールした。 上記の導電層の上に形成すべき感光層のうち
の電荷発生層(CGL;Charge Generating
Layer)の材料として次の材料(CGL液)を用
意した。すなわち、下記構造のジスアゾ顔料と
ポリエステル樹脂(商品名バイロン200、
法及び製造装置に関する。 従来技術 上記の感光体は例えば複写機に用いられ、その
場合には一般に原稿からの光像がその感光体上に
結像されて、その部分に静電潜像が形成される。 このような感光体としてドラム状のものとエン
ドレスベルト状のものがあることは良く知られて
いる。ドラム状感光体は、アルミ等といつた剛性
の円筒状支持体に浸漬塗工法によつて感光層を形
成するといつた方法で作られるのが一般的である
が、この感光体は剛性且つドラム状であるが故
に、複写作業を行なうにあたつて必要とされる現
像器、転写器等の各ユニツトをその感光体のまわ
りに配置するにあたつてスペース的に自由度が小
さく、それ故複写機の小型化を阻害する一因とな
つている。 これに対し、エンドレスベルト状感光体は可撓
性があり、しかもベルト状の支持体を用いている
ので、ドラム状感光体に見られる上記の欠点がな
く有利である。このベルト状感光体の製造方法と
しては、ポリエチレンテレフタレートやポリイミ
ド系の樹脂等で形成されたエンドレスベルト状フ
イルムを支持体として、これにスプレー法、ロー
ルコーター法、あるいは浸漬工法等によつて感光
材料を塗布する方法がある。 これらの方法を比べると、膜の均一性、コス
ト、そして装置の管理等の面から浸漬工法、いわ
ゆるデイツピング法が最も有利であり、一般的に
多く利用されている。ところが、この浸漬工法に
おいてベルト状のままの支持体に浸漬処理を施こ
すとすれば、支持体の表と裏が同時に塗布される
のを防止するのが困難であり、又支持体が可撓性
を有するため浸漬処理中の支持体の変形により均
一な塗布が困難である。 従つて、浸漬工法を用いてエンドレスベルト状
感光体を製造する従来の方法は、予め支持体をシ
ート状に形成し、そのシート状の支持体について
浸漬工法により感光層を形成し、その後シートの
両端を超音波融着等の接合方法によつて接合して
ベルト状に成すというものが一般的である。 しかしながらこのような感光体においては、接
合部分に画像を作ることができないため、感光体
の位置と画像を形成する位置のタイミングをコン
トロールするというプロセスが必要不可欠であ
り、よつて複写スピードやコストの面で不利であ
る。又、接合部分により、ブレード等のクリーニ
ング部材が損傷を受け、出来上がつた複写製品に
黒スジが発生する等といつた画像品質の悪化を招
く虞れもある。 目 的 本発明は上記の点に鑑み、作業が簡単で費用も
安い浸漬工法を基礎とし、しかも接合部分等の不
整合部分のない均一な感光層を有するエンドレス
ベルト状感光体を作ることのできる製造方法を提
供することを目的とする。 構 成 上記の目的達成のため、本発明は、ゴム状部材
からなる有底の円筒体とその開放端面に直接また
は円筒状押圧具を介して密接させた円形状蓋とに
より密封室を形成した保持手段を、エンドレスベ
ルト状支持体の内側に挿入し、前記保持手段を外
側に広げることによりその外周表面を該支持体に
密着して保持し、ついでその状態の支持体を感光
層形成材料に浸漬することにより感光体を製造す
るエンドレスベルト状感光体の製造方法を提案す
る。 さらに本発明は、上記の目的達成のために、エ
ンドレスベルト状支持体の内側に挿入でき且つ外
側に広がることによつてその支持体を固定して保
持できる支持体保持手段と、感光層形成材料を収
納した浸漬槽とを有し、支持体保持手段によつて
保持された支持体が浸漬槽内の感光層形成材料の
中に出し入れ可能であり、前記支持体保持手段が
ゴム状部材からなる有底の円筒体とその開放端面
に密接させた円形状蓋とを備え、該円筒体と円形
状蓋とにより形成される密封室に圧力媒体の導入
管と回収管とが差し込まれているエンドレスベル
ト状感光体の製造装置を提案する。 以下、実施例を示す図面に基づいて本発明を詳
細に説明する。 第1図において、ポリエチレンテレフタレート
等から成るエンドレスベルト状の支持体1を保持
するための支持体保持手段2は、一端(図の上
端)が開放し、他端(図の下端)が閉じられた状
態の円筒形状に形成されており、その材質は耐薬
品性のあるシリコンゴム系のゴム等といつた弾性
材料である(以下、単にゴム部材という)。 支持体1は第2図の如きエンドレスベルト形状
のものが適用されるが、ゴム部材2の外径は支持
体1の内径よりもわずかに小さい程度の大きさに
なつており、これによりゴム部材2は支持体1の
内側1aに挿入することができる。第1図はその
挿入した後の状態を示すものであつて、挿入後の
支持体は固定リング3によつて仮止めされてい
る。 ゴム部材2はその開放端にフランジ2aを有し
ており、そのフランジ2aの部分において止具4
によつて金属性の円形状5に固定されている。こ
れにより、ゴム部材2の内側には密封された室6
が形成されている。この密封室6には、タンク7
内に収納されている水、シリコンオイル等といつ
た圧力媒体を導き入れるための導入管8及び導入
された圧力媒体を再びタンク7内へ回収する回収
管9が差し込まれている。 導入管8の途中に設けたポンプ10により密封
室6内に圧力媒体を送り込むとゴム部材2は半径
方向に均一に膨張し、これにより支持体1がその
ゴム部材2の外周表面に密着して保持されること
になる。この状態で支持体1をゴム部材2ごと浸
漬槽11内の感光層形成材料12に浸漬すれば、
支持体1の外周表面に所望の感光層を作ることが
できる。従来のようにシートを接合した場合に生
ずる接合部分の如き不整合部が発生することがな
く、全域に亘つて均一な感光層を得ることができ
る。 尚、感光体の感光層は一般に電荷発生層の上に
電荷輸送層を設けるといつた具合に積層として構
成されるが、そのためには必要な分だけの浸漬槽
及び材料を用意し、それらを用いて順次に浸漬作
業及び乾燥作業を繰り返せば良い。 第1図において、圧力媒体の回収管9の途中に
設けられた電磁弁13、圧力センサー14、そし
てコントローラ15は密封室6内の圧力を適宜に
調節するためのものである。 又、圧力媒体のタンク7内にヒータ16が配設
されているのはその圧力媒体を適当な温度まで熱
するためであるが、そのようにしてある理由は次
の通りである。すなわち、一般に支持体1の熱容
量は小さいので、浸漬が終わつて支持体1を引き
上げると浸漬材料の溶媒に気化熱を奪われて支持
体1の表面温度が下がり、大気中の水分がその支
持体1上に結露し、その結果塗布膜が平滑に形成
されず、表面が白濁するという、いわゆるブラツ
シング現象が生ずるのを防ぐためである。加熱さ
れた圧力媒体が密封室6内へ送り込まれることに
より、ゴム部材2及び支持体1が適温に熱せられ
るので結露が防止され、よつて上記のブラツシン
グ現象が回避される。 第1図においてヒータ16にコントローラ17
を付設し、密封室6内に納めた温度センサ18か
らの温度情報に基づいてヒータ16の発熱を調節
しているのは、圧力媒体の温度を必要以上に上げ
ないようにするためである。 第3図は支持体1の保持手段についての変形例
を示す図である。圧力媒体の導入及び回収手段並
びに浸漬槽等の他の構成は第1図と同じである。
この変形例が第1図のものと異なる点は、ゴム部
材2の内側にそのゴム部材の内径よりも小さい径
の金属性円筒部材19が設けられ、その金属部材
19とゴム部材2とによつて環状の密封室6′が
形成されていることである。導入管8及び回収管
9はそれぞれ金属部材19に設けた導入口20及
び排出口21に接続され、又、温度センサ18は
金属部材19の内周面に固定されている。このよ
うに密封室を環状としたことにより、圧力媒体の
導入によりゴム部材2を膨張する上での効率が良
くなる。又、円形状蓋5と管8,9との間の気密
を考慮しなくても良い。 第4図は支持体1の保持手段についての更に他
の変形例を示している。これまでの二例はいずれ
も水等の圧力媒体でゴム部材2を膨張させていた
が、この例では機械的な力でゴム部材2を膨張さ
せて支持体1を固定する。詳細は次の通りであ
る。 円形状蓋5′はその底面に四つの押圧部材22
a〜22d(第4図ではそのうちの二つ22a,
22bが示されている)を有しており、これらの
押圧部材は第5図に示すように、それぞれが円弧
部23a〜23d及びリブ24a〜24dを備え
ている。円弧部23a〜23dの外周面には板状
ヒータ25が貼り付けられ、その外側にゴム部材
2が固定されている。一方、リブ24a〜24d
は、第4図に示すように図の下から上へ向つて互
いの間隔が狭くなるようなテーパがつけられてい
る。押圧部材22a〜22dによつて囲まれる中
心部分には、円形状蓋5′とねじ結合し下方に延
びるテーパ部材26が配置され、そのテーパ部分
においてリブ24a〜24dのテーパ部と接触し
ている。 以上の構成により、テーパ部材26を捩つて円
形状蓋5′に対して上方移動させれば、リブ24
a〜24dは半径方向に広がり、その結果ゴム部
材2が膨張して支持体1が固定保持される。 尚、温度センサ18はゴム部材2の外周面に取
付けられている。 以下、上記の各実施例によつて実際に感光体を
製造したところの実験結果について説明する。 実験例 1 まず、エンドレスベルト状支持体としてポリ
エチレンテレフタレート製のものを使用し、こ
れに真空蒸着法によつてアルミを蒸着して導電
層を形成した。但し、導電層はアルミ以外にク
ロム、ニツケル、チタン、ニクロム等の他の金
属又は合金であつても良く、又形成方法も真空
蒸着に限らず、導電製材料を結着剤中に分散さ
せたものを支持体表面にコーテイングするよう
な方法でも良い。 こうして導電層を有するに至つた支持体を第
1図あるいは第3図に示す支持体1の如くゴム
部材2の上にセツトし、更に圧力媒体である水
の温度を25℃(このときの外気温は20℃であつ
た)にコントロールした。 上記の導電層の上に形成すべき感光層のうち
の電荷発生層(CGL;Charge Generating
Layer)の材料として次の材料(CGL液)を用
意した。すなわち、下記構造のジスアゾ顔料と
ポリエステル樹脂(商品名バイロン200、
【化】
東洋紡(株)製)の固形分とを重量比5対2で混合
しそれを、テトラヒドロフランとエチルセルソ
ルブとを重量比4対6で混合した分散媒に、固
形分濃度が1重量%になるように分散させた。 感光層のうちの電荷輸送層(CTL)の材料
として次の材料(CTL液)を用意した。すな
わち、下記構造のフエニルスチルベン誘導体と
ポリカーボネートとテト
しそれを、テトラヒドロフランとエチルセルソ
ルブとを重量比4対6で混合した分散媒に、固
形分濃度が1重量%になるように分散させた。 感光層のうちの電荷輸送層(CTL)の材料
として次の材料(CTL液)を用意した。すな
わち、下記構造のフエニルスチルベン誘導体と
ポリカーボネートとテト
【化】
ラヒドロフランとをそれぞれ重量比1対1対8
で溶解し、その全重量の10万分の1のシリコン
オイル(商品名KF50、信越化学(株)製)を加え
た。 上記のCGL液にベルト状支持体を浸漬し、
次いで引き上げて乾燥し、これにより導電層の
上に0.5μm厚の電荷発生層を設けた。次いで、
その支持体を上記のCTL液に浸漬し、更に引
き上げ後乾燥して膜厚20μmの電荷輸送層を設
けた。これにより所望の感光体が作製された。 圧力媒体である水の温度を外気温より5℃高
く設定した本実験において、二度の浸漬引き上
げ後にブラツシング現象はおこらなかつた。 実験例 2 実験例1と同じ装置を用い、圧力媒体として外
気温と同温の空気を使用したところ、CGL、
CTLの各浸漬工程においてわずかなブラツシン
グ現象がみられた。気化熱の影響が出たものと思
われる。 実験例 3 第4図に示した実施例の装置を使用し、ポリエ
チレンテレフタレート製のベルト状支持体を用
い、外気温20℃のときにその支持体の表面温度が
25℃となるように板状ヒータ25をコントロール
し、そして実験例1と同じ感光層構成で感光体を
作製した。 結果は、実験例1と同様ブラツシング現象が全
く起こらず、又均一な感光層面が得られた。 尚、上記実験例1においては導電層を蒸着によ
つて形成したが、蒸着に限らず導電性材料(金属
粉末、金属酸化物粉末、カーボン等)を分散させ
た結着剤を感光層形成材料として、本発明による
方法及び装置を適用することも可能である。導電
層上に下引き層についても同様である。 又、支持体保持手段としてはゴム部材2を圧力
媒体あるいは機械的手段によつて膨張させる場合
を例示したが、支持体1の内側に挿入可能であ
り、そして外側へ広がることによつてその支持体
を固定保持できる構造であれば、どのような手段
を用いても良い。 効 果 以上のように本発明によれば、エンドレスベル
ト状の支持体を内側から押し広げるようにして固
定保持し、その状態で感光層形成材料に浸漬する
ことにより感光体を製造するようにしたので、接
合部等といつた不整合部分のない均一な感光層を
簡単且つ安価に得ることができる。
で溶解し、その全重量の10万分の1のシリコン
オイル(商品名KF50、信越化学(株)製)を加え
た。 上記のCGL液にベルト状支持体を浸漬し、
次いで引き上げて乾燥し、これにより導電層の
上に0.5μm厚の電荷発生層を設けた。次いで、
その支持体を上記のCTL液に浸漬し、更に引
き上げ後乾燥して膜厚20μmの電荷輸送層を設
けた。これにより所望の感光体が作製された。 圧力媒体である水の温度を外気温より5℃高
く設定した本実験において、二度の浸漬引き上
げ後にブラツシング現象はおこらなかつた。 実験例 2 実験例1と同じ装置を用い、圧力媒体として外
気温と同温の空気を使用したところ、CGL、
CTLの各浸漬工程においてわずかなブラツシン
グ現象がみられた。気化熱の影響が出たものと思
われる。 実験例 3 第4図に示した実施例の装置を使用し、ポリエ
チレンテレフタレート製のベルト状支持体を用
い、外気温20℃のときにその支持体の表面温度が
25℃となるように板状ヒータ25をコントロール
し、そして実験例1と同じ感光層構成で感光体を
作製した。 結果は、実験例1と同様ブラツシング現象が全
く起こらず、又均一な感光層面が得られた。 尚、上記実験例1においては導電層を蒸着によ
つて形成したが、蒸着に限らず導電性材料(金属
粉末、金属酸化物粉末、カーボン等)を分散させ
た結着剤を感光層形成材料として、本発明による
方法及び装置を適用することも可能である。導電
層上に下引き層についても同様である。 又、支持体保持手段としてはゴム部材2を圧力
媒体あるいは機械的手段によつて膨張させる場合
を例示したが、支持体1の内側に挿入可能であ
り、そして外側へ広がることによつてその支持体
を固定保持できる構造であれば、どのような手段
を用いても良い。 効 果 以上のように本発明によれば、エンドレスベル
ト状の支持体を内側から押し広げるようにして固
定保持し、その状態で感光層形成材料に浸漬する
ことにより感光体を製造するようにしたので、接
合部等といつた不整合部分のない均一な感光層を
簡単且つ安価に得ることができる。
第1図は本発明に係る感光体製造装置の第一実
施例を示す図式図、第2図は支持体の一例の斜視
図、第3図は本発明の第二実施例の要部の側断面
図、第4図は本発明の第三実施例の要部の側断面
図、第5図は第4図におけるV−V線に従つた断
面図である。 1……支持体、2……ゴム部材(支持体保持手
段)、5,5′……円形状蓋、6……密封室、8…
…導入管、9……回収管、12……感光層形成材
料、11……浸漬槽、19……円筒部材、22a
〜22d……押圧部材、23a〜23d……円弧
部、24a〜24d……リブ、26……テーパ部
材。
施例を示す図式図、第2図は支持体の一例の斜視
図、第3図は本発明の第二実施例の要部の側断面
図、第4図は本発明の第三実施例の要部の側断面
図、第5図は第4図におけるV−V線に従つた断
面図である。 1……支持体、2……ゴム部材(支持体保持手
段)、5,5′……円形状蓋、6……密封室、8…
…導入管、9……回収管、12……感光層形成材
料、11……浸漬槽、19……円筒部材、22a
〜22d……押圧部材、23a〜23d……円弧
部、24a〜24d……リブ、26……テーパ部
材。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 ゴム状部材からなる有底の円筒体とその開放
端面に直接または円筒状押圧介して密接させた円
形状蓋とにより密封室を形成した保持手段を、エ
ンドレスベルト状支持体の内側に挿入し、前記保
持手段を外側に広げることによりその外周表面を
該支持体に密着して保持し、ついでその状態の支
持体を感光層形成材料に浸漬することにより感光
体を製造することを特徴とするエンドレスベルト
状感光体の製造方法。 2 エンドレスベルト状支持体の内側に挿入でき
且つ外側に広がることによつてその支持体を固定
して保持できる支持体保持手段と、感光層形成材
料を収納した浸漬槽とを有し、支持体保持手段に
よつて保持された支持体が浸漬槽内の感光層形成
材料の中に出し入れ可能であり、前記支持体保持
手段がゴム状部材からなる有底の円筒体とその開
放端面に密接させた円形状蓋とを備え、該円筒体
と円形状蓋とにより形成される密封室に圧力媒体
の導入管と回収管とが差し込まれていることを特
徴とするエンドレスベルト状感光体の製造装置。 3 エンドレスベルト状支持体の内側に挿入でき
且つ外側に広がることによつてその支持体を固定
して保持できる支持体保持手段と、感光層形成材
料を収納した浸漬槽とを有し、支持体保持手段に
よつて保持された支持体が浸漬槽内の感光層形成
材料の中に出し入れ可能であり、前記支持体保持
手段がゴム状部材からなる有底の円筒体と、この
円筒体の内側にその内径よりも小さい径の円筒部
材を設け、該円筒体と該円筒部材とにより形成さ
れる環状の密封室に圧力媒体の導入管と回収管と
が開口していることを特徴とするエンドレスベル
ト状感光体の製造装置。 4 エンドレスベルト状支持体の内側に挿入でき
且つ外側に広がることによつてその支持体を固定
して保持できる支持体保持手段と、感光層形成材
料を収納した浸漬槽とを有し、支持体保持手段に
よつて保持された支持体が浸漬槽内の感光層形成
材料の中に出し入れ可能であり、前記支持体保持
手段が、ゴム状部材からなる有底の円筒体と、こ
の円筒体に固定した円弧部およびテーパ部を具備
するリブを備えた複数の押圧部材と、該テーパ部
に係合しながらテーパ部に沿つて移動可能なテー
パ部材とを有していることを特徴とするエンドレ
スベルト状感光体の製造装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15937984A JPS6139048A (ja) | 1984-07-31 | 1984-07-31 | エンドレスベルト状感光体の製造方法及び製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15937984A JPS6139048A (ja) | 1984-07-31 | 1984-07-31 | エンドレスベルト状感光体の製造方法及び製造装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6139048A JPS6139048A (ja) | 1986-02-25 |
| JPH0568704B2 true JPH0568704B2 (ja) | 1993-09-29 |
Family
ID=15692526
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15937984A Granted JPS6139048A (ja) | 1984-07-31 | 1984-07-31 | エンドレスベルト状感光体の製造方法及び製造装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6139048A (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS63113470A (ja) * | 1986-06-10 | 1988-05-18 | Mitsubishi Kasei Corp | ベルト感光体及びその製造方法 |
| JPS63210934A (ja) * | 1987-02-27 | 1988-09-01 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 電子写真感光体の製造方法 |
| JP2595709B2 (ja) * | 1989-03-07 | 1997-04-02 | 日本電気株式会社 | エンドレスベルト状感光体の製造方法 |
| US5599646A (en) * | 1996-03-29 | 1997-02-04 | Xerox Corporation | Higher substrate density dip coating method |
-
1984
- 1984-07-31 JP JP15937984A patent/JPS6139048A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6139048A (ja) | 1986-02-25 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |