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JPH0570617B2 - - Google Patents
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JPH0570617B2 - - Google Patents

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JPH0570617B2
JPH0570617B2 JP6668086A JP6668086A JPH0570617B2 JP H0570617 B2 JPH0570617 B2 JP H0570617B2 JP 6668086 A JP6668086 A JP 6668086A JP 6668086 A JP6668086 A JP 6668086A JP H0570617 B2 JPH0570617 B2 JP H0570617B2
Authority
JP
Japan
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tba
mixed solvent
tetrabromobisphenol
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amount
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JP6668086A
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JPS62221646A (ja
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Toyomasa Ogata
Michio Aritomi
Chiaki Asano
Hideki Myata
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Tohto Kasei Co Ltd
Original Assignee
Tohto Kasei Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
「産業上の利用分野」 本発明は高純度かつ高収率なるテトラブロムビ
スフエノールAの精製方法に関する。 「従来技術」 テトラブロムビスフエノールAは近年エポキシ
樹脂、ABS樹脂などの難燃剤として注目されて
いる。通常テトラブロムビスフエノールAはビス
フエノールAをハロゲン化炭化水素及び水に溶解
又は分散させ、これに臭素を添加することにより
製造する。 上記方法で得られたテトラブロムビスフエノー
ルAには副生した臭化水素やビスフエノールAの
二、三臭素置換体及び五〜八置換体が含まれてお
り、多くの場合微黄色を呈している。 そのため、かかるテトラブロムビスフエノール
Aからこれら不純物を除去することを目的として
精製という操作が通常行なわれている。 テトラブロムビスフエノールAの精製における
公知の方法は、テトラブロムビスフエノールAを
メタノール等の低級アルコール類やベンゼン等の
芳香族炭化水素に溶解し、該溶液からテトラブロ
ムビスフエノールAを晶析させるものである。 溶媒として低級アルコール類を用いた場合、テ
トラブロムビスフエノールAの溶解性が非常によ
いところから、晶析に際して水を多量に添加する
必要がある。 従つて、低級アルコールを再利用する場合水と
の分離操作が必要となり工業的には不適である。
また、本発明で所望する高品位のテトラブロムビ
スフエノールAを得ることは困難である。 一方、溶媒として芳香族炭化水素のみを用いた
場合、不純物に対する溶解性が悪いところから、
晶析後のテトラブロムビスフエノール中に不純物
が多く残留し、本発明で所望する高品位のテトラ
ブロムビスフエノールAを得るためには繰り返し
数回の精製を必要とするものであり、更に晶析後
の芳香族炭化水素層には不純物の他に比較的多量
のテトラブロムビスフエノールAが溶解している
ことから結果として製品収率を落とすことにな
る。 「発明が解決しようとする問題点」 本発明は上記従来方法では満足されなかつた製
品収率を向上させ、なおかつ高純度で色相のよい
テトラブロムビスフエノールAを工業的に製造す
る方法を見い出そうとするものである。 「問題点を解決するための手段」 本発明者らはテトラブロムビスフエノールA
(以下TBAという)を高純度かつ高収率で工業的
に製造すべく鋭意努力した結果、臭素化反応後の
粗TBAに該TBAの重量に対して0.3〜3倍量の
芳香族炭化水素とハロゲン化炭化水素からなる混
合溶媒及び該混合溶媒の重量に対して0.4〜1倍
量の水を加えて加温溶解し、水層分離後、混合溶
媒の一部を蒸発回収または蒸発回収せずに10〜30
℃なる温度で晶析させることを特徴とするTBA
の精製方法を見い出したものである。 本発明の主眼とするところは、芳香族炭化水素
−ハロゲン化炭化水素からなる混合溶媒を使用す
ることによりTBAの品位をよくし、なおかつ晶
析後の溶媒層に溶解するTBA量を減らして収率
を向上させることにある。 すなわち、臭素化反応後の粗TBAを該混合溶
媒及び水に加温溶解させることにより粗TBA中
に含有する臭化水素を水層側に取り除き、該混合
溶媒の一部を蒸発回収または蒸発回収せずに冷却
しTBAを晶析させ、晶析後の溶媒層に残留する
TBA量を減らすと共に不純物であるビスフエノ
ールAの二、三臭素置換体及び五〜八臭素置換体
を除去するものである。 芳香族炭化水素はTBAに対する溶解性がよく、
ハロゲン化炭化水素はTBAの不純物に対する溶
解性がよいという性質をもつている。 これら二種の溶媒を使用することにより、芳香
族炭化水素単独ではなしえなかつたTBAの高純
度化が可能となつた。また、晶析後のTBAの色
相が公知の方法に比べて良くなるという予期せぬ
結果が得られた。 また、本発明による混合溶媒を使用することに
より、晶析後の溶媒層に溶解しているTBA量が
芳香族炭化水素単独の場合に比べて減少し、結果
として製品の収率を向上させることになる。 粗TBAを混合溶媒及び水に溶解し水層分離後、
混合溶媒の一部を蒸発回収しない場合は加圧下に
溶解し、混合溶媒の使用量を減らすことは好まし
く、製品収率をさらに向上させるに効果的な方法
である。 一方、粗TBAを混合溶媒及び水に溶解し水層
分離後、混合溶媒の一部を蒸発回収する場合は、
混合溶媒量はTBAの重量に対して1〜3倍量と
し攪拌下70〜90℃の温度で溶解させた後、同温度
にて水層を分離除去し、粗TBAに対して30〜80
重量%量、好ましくは40〜60重量%量の混合溶媒
を残留せしめるのがよい。混合溶媒の残留量が30
重量%以下の場合は製品中の不純物量が多くな
り、80重量%以上の場合は混合溶媒中に溶解する
TBA量が多く製品収率を落とすことになる。 また、混合溶媒の蒸発回収時は製品の着色を防
ぐ目的から、できるだけ低温に保持するのがよ
く、10〜300mmHg好ましくは30〜100mmHgなる減
圧下で行うのがよい。 本発明で使用される混合溶媒は芳香族炭化水素
とハロゲン化炭化水素の組み合せであればいずれ
の物質を使用してもよいが、沸点の差が小さく、
TBA及び不純物に対する適度な溶解性の面から
ベンゼン−四塩化炭素またはトルエン−パークロ
ルエチレンの組み合せが好ましい。 本発明における混合溶媒の割合は重量比におい
て芳香族炭化水素:ハロゲン化炭化水素=3〜
20:1、好ましくは5〜10:1がよい。 芳香族炭化水素/ハロゲン化炭化水素=3以下
の場合は粗TBAを溶解するのに比較的高温を必
要とするため、製品の色相が悪くなり、20以上の
場合は公知の方法に比べると効果的であるが、本
発明で所望する製品品位を得るには好ましくな
い。また、混合溶媒の使用量は粗TBA溶解時の
圧力が常圧の場合は粗TBAの重量に対して1〜
3倍量、好ましくは1.5〜2倍量であり、加圧下
で行う場合は粗TBAの重量に対して0.3〜1倍
量、好ましくは0.6〜0.8倍量がよい。 本発明におけるTBAの溶解温度は、混合溶媒
の割合、使用量及び圧力によつて変つてくるもの
であり、溶解する温度であればいずれの温度でも
よいが、製品色相をよくする目的からできるだけ
低い温度すなわち常圧で行う場合は70〜90℃、加
圧下で行う場合は90〜120℃で行うのがよい。ま
た、粗TBAの溶解を加圧下で行う場合の圧力は
ゲージ圧で0.5〜3Kg/cm2、好ましくは1〜2
Kg/cm2の範囲がよい。0.5Kg/cm2以下では混合溶
媒量を減らす効果がほとんどなく、3Kg/cm2以上
の場合は混合溶媒量を減らし、製品収率を向上さ
せるには効果的であるが、必然的に粗TBA溶解
時の温度が高くなり、製品の品位、特に色相の悪
化をまねいて好ましくない。 本発明で使用される水の量は、使用する混合溶
媒の重量に対して0.4〜1倍量、好ましくは0.5〜
0.8倍量がよい。 本発明における晶析温度は10〜30℃、好ましく
は15〜25℃がよい。 晶析温度が10℃以下の場合は、製品中の不純物
含有量が増し、30℃以上の場合は製品の収率を落
とすことになり、好ましくない。 「作用」 TBAを精製する方法において、芳香族炭化水
素−ハロゲン化炭化水素からなる混合溶媒を使用
することにより、高純度のTBAを高収率に製造
することが可能となる。これは芳香族炭化水素が
TBAに対する良溶媒であり、ハロゲン化炭化水
素がビスフエノールAの二、三臭素置換体及び五
〜八臭素置換体からなる不純物に対する良溶媒で
あることに基づく他に、二種の溶媒が混和するこ
とによる上記事項の相乗効果が考えられる。 また、粗TBAの溶解を加圧下で行うことは、
混合溶媒の使用量を減らすことが可能となり、晶
析後の混合溶媒層に溶解するTBA量が減少する
ところから、製品収率をさらに向上させる効果が
ある。 また、晶析前に溶媒を蒸発回収して晶析時の溶
媒存在量を減らすことは、溶媒中に溶解する
TBA量が減少し製品収率を向上させるに効果的
な方法である。 さらに、混合溶媒を用い、晶析前の混合溶媒の
回収操作を減圧下で行うことにより、製品の色相
が通常の方法に比べて良くなるという予測できな
かつた効果が得られるのである。 通常TBAの高純度化と高収率化は相反するも
のであり、単独の溶媒を使用するかぎりにおいて
両者を満足させることは困難である。本発明によ
る混合溶媒を使用することにより、晶析時の溶媒
量を減らした場合においても製品純度の悪化を防
止することが可能となる。また、晶析後の溶媒層
に溶解したTBAを分離回収することは非常に困
難なものであり、実質的なTBAの損失につなが
るところから、TBAを工業的に製造する場合重
要な項目となるものである。 本発明により精製したTBAは液体クロマトグ
ラフ分析による純度98.5%以上、精製前の粗
TBAの重量に基づく収率94.5%以上、TBAの30
重量%メタノール溶液とした時の色相30APHA
以下である。 これは公知の方法で精製したTBAの純度97〜
98%、収率90〜92.1、色相30〜60APHAに比較し
て優れるものである。 以下に本発明の実施例により具体的に説明する
が、本発明はこれら実施例のみに限定されるもの
ではない。 「実施例及び比較例」 実施例1,3,4及び比較例1,3 温度計、攪拌翼及び加熱装置を有する容量1
のセパラブルフラスコに、不純物として二、三臭
素置換体2.4重量%、五〜八臭素置換体1.6重量
%、臭素イオン850ppm及び水分0.4重量%を含
む、臭素化反応終了後の粗TBA150g(純度95.5
%、TBAとして143.3g)をとり、これに第1表
に示す種類、量の溶媒及び脱塩水を添加した。攪
拌下、第1表に示す温度に昇温して粗TBAを溶
解したのち、静置して分離した水層を分液除去し
た。 その後、第1表に示す晶析温度に冷却し、生成
した結晶を過したのち、窒素気流下100℃の温
度にて乾燥させ精製TBAを得た。 得られた精製TBAの重量を測定し、粗TBA中
のTBA重量143.3gで割つた数値を百分率で表わ
し、これを収率として第1表に示す。 また、精製TBAの液体クロマトグラフ分析に
よる純度、30重量%のメタノール溶液とした時の
色相及び硝酸銀による電位差滴定法による臭素イ
オン濃度を第1表に示す。なお、溶媒としてメタ
ノールを使用した比較例3においては粗TBAを
メタノールに溶解後、攪拌下に第1表に示す脱塩
水の量をゆつくり滴下し、滴下終了後晶析させる
方法で行つた。 実施例2,5及び比較例2 温度計、攪拌翼及び加熱装置を有する容量1
のステンレス製オートクレーブに不純物として
二、三臭素置換体2.4重量%、五〜八臭素置換体
1.6重量%、臭素イオン850ppm及び水分0.4重量
%を含む、臭素化反応終了後の粗TBA150g(純
度95.5%、TBAとして143.3g)をとり、これに
第1表に示す種類、量の溶媒及び脱塩水を添加し
た。攪拌下、第1表に示す圧力及び温度に調節し
て粗TBAを溶解した。その後第1表に示す晶析
温度に冷却し、生成した結晶を過したのち、窒
素気流下100℃の温度にて乾燥させ精製TBAを得
た。 得られた精製TBAの重量を測定し、粗TBA中
のTBA重量143.3gで割つた数値を百分率で表わ
し、これを収率として第1表に示す。 また、精製TBAの液体クロマトグラフ分析に
よる純度、30重量%のメタノール溶液とした時の
色相及び硝酸銀による電位差滴定法による臭素イ
オン濃度を第1表に示す。 実施例6〜10及び比較例4〜6 温度計、攪拌翼及び蒸発した溶媒を回収するた
めの減圧装置を接続した冷却管付き回収装置を有
する容量1のセパラブルフラスコに、不純物と
して二、三臭素置換体2.4重量%、五〜八臭素置
換体1.6重量%及び臭素イオン850ppmを含む、臭
素化反応終了後の粗TBA150g(純度95.9%、
TBAとして143.8g)をとり、これに第2表に示
す種類、量の溶媒及び脱塩水を添加した。攪拌下
第2表に示す温度に昇温し、粗TBAを溶解した
のち、静置して分離した水層を分液除去した。そ
の後実施例6〜10及び比較例5においては系内を
徐々に減圧とし、第2表に示す減圧度、液温度に
保ちながら第2表に示す量の溶媒を回収した。系
内を常圧にもどしたのち、第2表に示す晶析温度
まで冷却した。生成した結晶を過し、窒素気流
下100℃の温度にて乾燥させ精製TBAを得た。 得られた精製TBAの重量を測定し、粗TBA中
のTBA重量143.3gで割つた数値を百分率で表わ
し、これを収率として第2表に示す。 また、精製TBAの液体クロマトグラフ分析に
よる純度、30重量%のメタノール溶液とした時の
色相及び硝酸銀による電位差滴定法による臭素イ
オン濃度を第2表に示す。
【表】
【表】 「発明の効果」 本発明の精製方法は粗TBAを所定量の芳香族
炭化水素とハロゲン化炭化水素からなる混合溶媒
及び水に加温溶解し、水層を分離し、必要に応じ
て混合溶媒の一部を蒸発回収した後所定温度に冷
却しTBAを晶析させることにより、従来法には
みられなかつた高純度のTBAが高収率で得られ
るという効果を示すものである。更に非常に着色
の少ないTBAが得られるという予測されなかつ
た効果をも示すものである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 粗テトラブロムビスフエノールAにテトラブ
    ロムビスフエノールAの重量に対して0.3〜3倍
    量の芳香族炭化水素とハロゲン化炭化水素からな
    る混合溶媒及び該混合溶媒の重量に対して0.4〜
    1倍量の水を加えて加温溶解し、水層分離後、混
    合溶媒の一部を蒸発回収または蒸発回収せずに10
    〜30℃なる温度で晶析させることを特徴とするテ
    トラブロムビスフエノールAの精製方法。 2 混合溶媒が重量比において芳香族炭化水素:
    ハロゲン化炭化水素=3〜20:1である特許請求
    の範囲第1項記載のテトラブロムビスフエノール
    Aの精製方法。 3 混合溶媒がベンゼン−四塩化炭素からなる組
    み合せである特許請求の範囲第1項または第2項
    記載のテトラブロムビスフエノールAの精製方
    法。 4 混合溶媒がトルエン−パークロルエチレンか
    らなる組み合せである特許請求の範囲第1項また
    は第2項記載のテトラブロムビスフエノールAの
    精製方法。 5 加温が加圧下の加熱であり水層分離後混合溶
    媒の一部を蒸発回収せずに冷却する特許請求の範
    囲第1項ないし第4項いずれか記載のテトラブロ
    ムビスフエノールAの精製方法。 6 溶解温度が70〜90℃であり、水層分離後減圧
    下に混合溶媒の一部を蒸発回収し、テトラブロム
    ビスフエノールAの重量に対して30〜80重量%の
    混合溶媒を残留せしめる特許請求の範囲第1項な
    いし第4項いずれか記載のテトラブロムビスフエ
    ノールAの精製方法。
JP6668086A 1986-03-24 1986-03-24 テトラブロムビスフエノ−ルaの精製方法 Granted JPS62221646A (ja)

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