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JPH0573782B2 - - Google Patents
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JPH0573782B2 - - Google Patents

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Publication number
JPH0573782B2
JPH0573782B2 JP15656784A JP15656784A JPH0573782B2 JP H0573782 B2 JPH0573782 B2 JP H0573782B2 JP 15656784 A JP15656784 A JP 15656784A JP 15656784 A JP15656784 A JP 15656784A JP H0573782 B2 JPH0573782 B2 JP H0573782B2
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conductive
metal titanate
titanate
parts
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JP15656784A
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JPS6134056A (ja
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Kihachiro Nishiuchi
Kenichi Wada
Masayoshi Suzue
Yukya Haruyama
Minoru Takenaka
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Otsuka Chemical Co Ltd
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Otsuka Chemical Co Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は繊維強化プラスチツクス(FRP)成
形におけるプリフオームマチツドメタルダイ法、
プリプレグ法、バルクモールデイングコンパウン
ド法、シートモールデイング法等の成形材料とし
て極めて有用な成形用導電性樹脂組成物に関す
る。
(従来の技術) 不飽和ポリエステル及び/又はビニルエステル
樹脂、重合性単量体、硬化用触媒、離型剤、充填
剤、着色剤等からなる混合物に増粘剤を添加して
得られる樹脂組成物をガラス繊維などの補強材に
塗布、含浸させた後、或いはニーダーなどで補強
材と混練した後、増粘させて得られる成形用樹脂
組成物は、いわゆるバルクモールデイングコンパ
ウンドやシートモールデイングコンパウンドなど
として知られる材料である。しかし、上記成形用
樹脂組成物は硬化時に著しく収縮するために、得
られる成形物には、歪みやクラツクなどが生じや
すく、又、成形品表面に補強材の浮き出しが起こ
り、表面平滑性が損われるという欠点を有する。
又電気絶縁性が高いため静電気による汚染性が高
いという欠点も有する。
従来、このような欠点を除去するためには、上
記の成形用樹脂組成物にポリメチルメタアクリレ
ート、ポリスチレン、プロピレングリコールとア
ジピン酸又はセバシン酸よりなる飽和ポリエステ
ルなどの熱可塑性樹脂を混合して硬化させること
により硬化時の収縮を著しく低減させる方法が知
られている。又、帯電防止には各種界面活性剤や
カーボンブラツクなどを混合する方法が知られて
いる。
しかしながら、これらの従来方法には 不飽和ポリエステル樹脂と熱可塑性樹脂とが
相分離して硬化後も粘着性が残る 成形後も成形品表面への熱可塑性樹脂の浮き
出しが起こり、まだら模様を生じ、均一性が得
られない 成形品の塗装性が悪い 成形品の帯電防止効果に経時変化があり、
又、洗滌により帯電防止効果が少なくなるなど
の欠点があつた (発明が解決しようとする問題点) 本発明の目的は上記欠点の改良された成形用導
電性樹脂組成物を提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 本発明は不飽和ポリエステル及び/又はビニル
エステル樹脂、重合性単量体、該単量体と相溶性
を有する熱可塑性樹脂及び導電性チタン酸アルカ
リ金属、無機質充填剤を含有する成形用導電性樹
脂組成物に係る。
本発明において使用される不飽和ポリエステル
とはα,β−不飽和2塩基酸50〜100モル%と脂
肪族飽和2塩基酸、芳香族飽和2塩基酸又は脂環
式2塩基酸50〜0モル%とからなる酸成分と、多
価アルコール又はアルキレンオキサイドとを重縮
合反応させて得られるものである。この際、成形
時の十分な低収縮性を発揮させるためには、α,
β−不飽和2塩基酸を60モル%以上使用すること
が好ましい。
不飽和ポリエステルの製造に用いられるα,β
−不飽和2塩基酸としては、マレイン酸、無水マ
レイン酸、フマル酸、イタコン酸、シトラコン酸
などが挙げられる。又、α,β−不飽和2塩基酸
と混合して使用される脂肪族飽和2塩基酸として
はアジピン酸、セバシン酸などが挙げられ、又、
芳香族飽和2塩基酸としてはフタル酸、無水フタ
ル酸、イソフタル酸、テレフタル酸などが挙げら
れ、更に脂環式2塩基酸としてはテトラヒドロ無
水フタル酸、エンドメチレンテトラヒドロフタル
酸などが挙げられる。
又、不飽和ポリエステルの製造に用いられる一
方の成分である多価アルコールとしては、エチレ
ングリコール、プロピレングリコール、ジエチレ
ングリコール、ジプロピレングリコール、1,3
−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、
1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジ
オール、ネオペンチルグリコール、水素化ビスフ
エノールA、ビスフエノールAのプロピレンオキ
サイド付加物などのグリコール類及びグリセリ
ン、トリメチロールプロパンなどのトリオール類
が挙げられ、又、アルキレンオキサイドとしては
エチレンオキサイド、プロピレンオキサイドが挙
げられる。
更にジシクロペンタジエン、シクロペンタジエ
ン−マレイン酸付加物が上記原料の代替物として
使用される。
本発明において用いられるビニルエステル樹脂
は、エポキシ化合物に含まれるエポキシ基1当量
に対して、不飽和1塩基酸中のカルボキシル基
0.5〜1.5当量の範囲内で、エステル化触媒の存在
下に加熱し、酸価が20〜0になるまで反応させて
得られるエステルに、重合性単量体を加えること
によつて得られる。ビニルエステル樹脂の製造に
用いられるエポキシ化合物としては、例えば2,
2′−ビス(4−ヒドロキシフエニル)プロパンと
エピクロルヒドリンあるいはメチルエピクロルヒ
ドリンとの反応によつて得られるジグリシジルエ
ーテル;グリコール類とエピクロルヒドリンある
いはメチルエピクロルヒドリンとの反応によつて
得られるジグリシジルエーテル、フエノールとホ
ルムアルデヒドとの反応によつて得られるノボラ
ツクとエピクロルヒドリンあるいはメチルエピク
ロルヒドリンとの反応によつて得られるポリグリ
シジルエーテル、ポリブタジエンから得られたポ
リエポキシ化合物なとが挙げられ、これらは1種
又は2種以上を併用することができる。
不飽和1塩基酸としては、例えばアクリル酸、
メタアクリル酸、クロトン酸などが挙げられる。
これら不飽和1塩基酸には、所望により飽和1塩
基酸や多塩基酸を併用してもよい。
エステル化触媒としては、例えばジメチルアミ
ン、ジエチルアミンなどの2級アミン、N,
N′−ジメチルアニリン、ピリジン、トリエチル
アミンなどの3級アミン、テトラメチルアンモニ
ウムクロライドなどの4級アンモニウム塩、パラ
トルエンスルホン酸塩などのスルホン酸塩などが
挙げられる。
不飽和ポリエステル又はビニルエステル樹脂と
混合する重合性単量体は、不飽和ポリエステル又
はビニルエステル樹脂と重合するものであれば特
に制限はなく、具体的にはスチレン、α−メチル
スチレン、クロルスチレン、ビニルトルエン、ジ
アリルフタレート、ジアリルイソフタレート、ア
クリル酸又はメタアクリル酸の低級エステル類、
酢酸ビニル、トリアリルイソシアヌレートなどが
挙げられ、重合性単量体の使用量は、不飽和ポリ
エステル又はビニルエステル樹脂の100重量部に
対し20〜120重量部が好ましい。
本発明において使用される熱可塑性樹脂は、重
合性単量体と相溶性を有するものであれば特に制
限はなく、具体的にはスチレン、エチレン、プロ
ピレン、塩化ビニル、酢酸ビニル、メチルメタア
クリレート、メチルアクリレート、エチルメタア
クリレート、エチルアクリレート、アクリル酸、
メタアクリル酸、マレイン酸モノエステル、アク
リルアミドなどの如く重合性単量体の単独重合体
や共重合体、スチレン−アクリロニトリル共重合
体、ブタジエン−スチレン共重合体、ブタジエン
−アクリロニトリル共重合体、飽和ポリエステル
類等が挙げられる。熱可塑性樹脂の分子量につい
ても特に制限はないが、一般的に言えば2000〜
1000000の範囲のものが好ましく、その使用量は、
不飽和ポリエステル及び/又はビニルエステル樹
脂と重合性単量体の総量100重量部に対し、1〜
40重量部が好ましい。
本発明において使用される導電性チタン酸アル
カリ金属の好適なものは (1) 一般式M2O・aTiOx・bH2O(式中MはLi、
Na、Kなどのアルカリ金属、0<a≦8、0
≦b≦4、0<x<2、a、b、xは実数)で
表わされ、一般に還元チタン酸アルカリ金属又
はブロンズチタン酸アルカリ金属と呼ばれる導
電性チタン酸アルカリ金属()、 (2) 一般式M2O・aTiOy・bH2O(式中M、a、
bは前記と同じ、0<y≦2)で表わされるチ
タン酸アルカリ金属を、導電性金属及び/又は
導電性を示す金属酸化物、ハロゲン化物等の導
電性金属化合物の1種又は2種以上で被覆され
た導電性チタン酸アルカリ金属()、 (3) 一般式M2O・aTiOy・bH2O(式中M、a、
b、yは前記と同じ)で表わされるチタン酸ア
ルカリ金属群の製造時、導電性金属及び/又は
これらの金属酸化物、ハロゲン化物等の導電性
金属化合物がチタン酸アルカリ金属と共晶、又
はチタン酸アルカリ金属の表面に晶出又は析出
するような条件、即ちチタン酸アルカリ金属の
原料と導電性を示す金属またはこれら金属の酸
化物、水酸化物、ハロゲン化物、炭酸塩、硝酸
塩、硫酸塩等の金属化合物の1種又は2種以上
の混合物を共存させた条件でチタン酸アルカリ
金属を製造するに際し、還元雰囲気下で製造又
は酸化雰囲気下で製造後、必要により還元処理
又はドーピング処理された導電性チタン酸アル
カリ金属()等であり、これら各種の導電性
チタン酸アルカリ金属は1種又は2種以上併用
することができる。
尚、本発明の導電性チタン酸アルカリ金属は、
一般式M2O・aTiO2・bH2O(a、bは前出と同
じ)で表わされるチタン酸アルカリ金属()と
は区別されるものである。
一般に、チタン酸アルカリ金属()は、繊維
状の単結晶として得られ、耐熱性、補強性の充填
剤として優れたものであるが、電気絶縁体であ
り、チタン酸アルカリ金属()のみでは、導電
性を示す組成物は得られない。従つて、チタン酸
アルカリ金属()の補強性、耐熱性を活用した
導電性組成物とするには、チタン酸アルカリ金属
()以外に同時に本発明の導電性チタン酸アル
カリ金属、その他一般に常用されている導電性充
填剤、導電性樹脂等を併用し、導電性はチタン酸
アルカリ金属()以外の素材の導電性質を利用
してはじめて発揮されるものである。
本発明の導電性チタン酸アルカリ金属に関し、
本発明者は既にチタン酸アルカリ金属()から
の導電性チタン酸アルカリ金属()の製造法、
導電性チタン酸アルカリ金属()からの導電性
チタン酸アルカリ金属()の製造法、更には導
電性チタン酸アルカリ金属()の製造法に関
し、チタン酸アルカリ金属()の製造法をも含
め種々開発し、更に電気絶縁性のチタン酸アルカ
リ金属()に導電性を付与する方法として、化
学的に導電性金属及び又は金属化合物で被覆又は
共晶、更にはチタン酸アルカリ金属()の表面
に析出又は晶出させて導電性チタン酸アルカリ金
属を得る発明を完成しており、更に、経済性を重
視すれば、チタン酸アルカリ金属()の表面に
化学蒸着法(CVD)又は物理蒸着法(PVD)
等、化学的又は物理的処理により導電性素材を被
覆することが可能であることを技術的に解明して
おり、本発明者はチタン酸アルカリ金属の諸物性
を何ら低下させることなく、これらを有効に使用
した導電性チタン酸アルカリ金属の製法を種々開
発、既に出願中である。
本発明に使用する導電性チタン酸アルカリ金属
は補強性、耐劣化性の優れた導電材料であり、そ
の製造法の主なるものを例示する。
(i) 導電性チタン酸アルカリ金属()は、チタ
ン酸アルカリ金属()を、還元雰囲気、例え
ばH2、CO等の還元ガス雰囲気、又は炭素物質
等の還元剤の存在下での非酸化雰囲気で300℃
以上、好ましくは500℃以上で熱処理する方法、
又は、チタン酸アルカリ金属()の製造時、
還元雰囲気、又は還元剤の存在下で非酸化雰囲
気下に保つことでも直接製造することが出来
る。尚一般式M2O・aTiOx・bH2O(M、a、
b、xは前出に同じ)で示されるチタン酸アル
カリ金属において、Mがカリウム、即ち還元チ
タン酸カリウムはxの変化に伴い色調が変化
し、白紫色、紫色、黒色、黒紫色、金色、銀白
色に変化するが本発明の導電性チタン酸アルカ
リ金属()として適用出来るものとしては、
x≦1.99、好ましくはx<1.95の淡紫色〜黒色
を呈するもの以上に還元されたものが導電性の
観点から好ましい。
(ii) 導電性チタン酸アルカリ金属()は、導電
性チタン酸アルカリ金属()及び/又はチタ
ン酸アルカリ金属()を導電性化合物で被覆
したものであり、導電性化合物の被覆方法とし
ては、無電解メツキ、湿式中和法、CVD、
PVD等、現在常用されている表面導電化方法
が適用出来るが、本発明者はチタン酸アルカリ
金属()の表面に、錫、インジウム、アンチ
モン、銅及びニツケル等の導電性化合物を湿式
反応で沈積させて、導電性チタン酸アルカリ金
属()を製造する技術を完成しており、更に
また、一般式K2O・aTiOy・bH2O(a、b、
yは前出に同じ)で示されるチタン酸カリウム
群にNi、Cu、Pt、Ag、Au、Cr及びPdよりな
る群から選ばれる少なくとも1種の金属からな
る金属皮膜を有する導電性チタン酸アルカリ金
属()の製造技術を完成しており、これらに
於いて、特に、一般式M2O・aTiOx・bH2O
(M、a、b、xは前出と同じ)で表わされる
還元形のチタネート化合物は、それ自身導電性
を示すとともに、導電性金属化合物で被覆する
方法として、無電解メツキ法が容易に適用出来
ることを見出し、導電性を更に向上させること
ができる。
本発明の導電性チタン酸アルカリ金属()
は、特に導電性チタン酸アルカリ金属()の
導電性を向上させたものとして、また、絶縁性
のチタン酸アルカリ金属()の表面を透明性
導電性金属化合物例えば酸化スズ、酸化アンチ
モン、インジウム及びヨウ化銅等で被覆するこ
とにより白色の導電性チタン酸アルカリ金属
()として、実用上有利である。
(iii) 導電性チタン酸アルカリ金属()は、一般
式M2O・aTiOy・bH2O(M、a、b、yは前
出と同じ)を製造する際に、錫、銅、銀等の酸
化物、ハロゲン化物、炭酸塩、硫酸塩、硝酸塩
等をチタン源である酸化チタン、水酸化チタ
ン、アルカリ源として、アルカリの炭酸塩、ハ
ロゲン化物と共存させ、500〜1200℃又はマイ
クロ波等により加熱することにより得られ、そ
の代表例として、酸化チタンと炭酸カリウム及
び塩化錫の溶融反応により、チタン酸カリウム
ウイスカー表面に酸化錫が析出した白色の導電
性チタン酸カリウムが得られる。
本発明の導電性チタン酸アルカリ金属の代表的
なものについて説明したが、本発明の導電性チタ
ン酸アルカリ金属はこれらの導電性チタン酸アル
カリ金属()乃至()の1種又は2種以上の
混合物及び補強性又は非補強性の導電性チタン酸
アルカリ金属の全てが含まれるが、実用的観点か
ら微細繊維状のものが好ましく、通常、繊維径
0.1〜100μm、アスペクト比1〜1000程度のもの
が、補強効果とともに表面平滑性を付与する観点
から好ましい。特に本発明の導電性チタン酸アル
カリ金属の原料としては繊維径0.2〜0.5μm、ア
スペクト比20〜60程度の繊維状チタン酸カリウム
が最適であり、従つて導電性を付与した繊維状チ
タン酸カリウムが本発明の導電性チタン酸アルカ
リ金属として最適のものである。
導電性チタン酸アルカリ金属の添加量は不飽和
ポリエステル及び/又はビニルエステル樹脂、重
合性単量体、熱可塑性樹脂、充填剤、硬化用触
媒、着色剤、離型剤などの樹脂組成物100重量部
に対して、一般に5〜60重量部、好ましくは15〜
50重量部使用する。添加量がこの範囲で優れた導
電性及び補強効果が得られ、また増粘などの問題
を起こすことなく成形性にも優れている。
本発明に使用される硬化用触媒としてはベンゾ
イルパーオキサイド、t−ブチルパーベンゾエー
ト、t−ブチルパーオクトエート、クメンハイド
ロパーオキサイド、ジクミルパーオキサイドな
ど、充填剤としては炭酸カルシウム、クレー、硫
酸バリウム、水酸化アルミニウム、ガラス繊維の
チヨツプドストランド、シート状物質、離型剤と
してはステアリン酸金属塩類、リン酸エステルな
どを挙げることができる。その他、不飽和ポリエ
ステル及び/又はビニルエステル樹脂への添加剤
も使用可能である。
本発明の成形用導電性樹脂組成物は、例えば不
飽和ポリエステル及び/又はビニルエステル樹
脂、重合性単量体、硬化用触媒、離型剤、充填
剤、導電性チタン酸アルカリ金属などからなる樹
脂組成物に、必要であれば増粘剤を加えて攪拌混
合することにより得られる。本発明の上記組成物
はその増粘が進行するまでに、例えばガラス繊維
などの補強材に含浸するか、あるいは樹脂組成物
と補強材とを混練して使用することができる。こ
の成形用導電性樹脂組成物は、圧縮成形、射出成
形あるいはトランスフアー成形などの成形方法で
160〜170℃の温度で成形することが好ましい。
(実施例) 以下、実施例により本発明の更に具体的に説明
するが、本発明はこれらの実施例によつて限定さ
れるものではない。尚、実施例中に示す「部」は
ことわりのない限り、すべて「重量部」を意味す
る。
実施例 1 無水フタル酸444g、無水マレイン酸686g及び
プロピレングリコール837gを窒素気流下、200℃
で約9時間常法により反応させ、酸価が25の不飽
和ポリエステルを得た。このポリエステル65部に
対して0.02部のハイドロキノンを加えたのち35部
のスチレンモノマーに溶解して液状の不飽和ポリ
エステル樹脂を得た。このようにして得られた不
飽和ポリエステル80部、ポリスチレン[旭化成工
業(株)製]8部、炭酸カルシウム80部、導電性チタ
ン酸カリウム[テイスモBK−200、大塚化学(株)
製]20部、ステアリン酸亜鉛4部を攪拌混合した
後、得られた樹脂組成物420gをガラスチヨツプ
ドストランド180gと混練した後、厚さ約6mm、
幅2.0cm、長さ10.0cmの形状のシートを成形した。
得られたシートを50Kg/cm2、140℃で5分間の条
件で硬化成形せしめて成形体を得た。この試料の
両端の断面に銀箔を圧着後、銀箔の表面に銀極を
接着させ、2枚の電極間の間隔を10.0cmとしてデ
ジタルマルチメーターTR−6841(タケダ理研社
製)を使用して2枚の電極間の電気抵抗を測定
し、体積抵抗率を次式より計算した。
体積抵抗率 =シートの厚み×電極の長さ×電気抵抗/電極間の間
隔 上記の測定条件では電極の厚さ、電極間の間隔
はそれぞれ2.0cm、10.0cmである。
また本実施例の樹脂コンパウンドから1辺10cm
正方形のシート状成形体を作り、サンプルチヤン
バーモデルTR−42、デジタルマルチメーター
TR−6841を使用して電極間の抵抗を測定し、
JISK−6911に準拠して表面抵抗率を次式に基づ
いて算出した。
表面抵抗率=π(D+d)/D−d×電気抵抗 上記測定条件ではD(真中の金属製環の外径)、
d(内側の金属製環の外径)はそれぞれ7.0cm、5
cmである。
以上の測定から計算された体積抵抗率は1.07×
105Ω・cm、表面抵抗率は2.23×107Ωであつた。
また成形収縮率も0.1%以下であり、得られた成
形体の表面も極めて平滑で、その塗装性も極めて
良好であつた。
実施例 2 エピコート828(エポキシ当量187、シエル社製)
561g、メタアクリル酸258g、重合防止剤として
ハイドロキノン0.25g、エステル化触媒としてト
リエチルアミン2.2g、重合性単量体としてスチ
レンモノマー384gを常法により120℃、5時間反
応させ、酸価10のビニルエステル樹脂を得た。こ
のようにして得られたビニルエステル樹脂80部、
ポリスチレン8部、炭酸カルシウム30部、導電性
チタン酸カリウム[テイスモBK−100、大塚化
学(株)製]30部、酸化マグネシウム1部、ステアリ
ン酸亜鉛4部を混合し樹脂組成物を得た。この樹
脂組成物420gをガラスチヨツプドストランド180
gを混練後、厚さ約6mm、幅2.0cm、長さ10.0cm
の形状のシート及び一辺が10.0cmの正方形のシー
トをそれぞれ成形し、以下実施例1と同じ方法で
本実施例の樹脂組成物の導電性を測定したとこ
ろ、体積抵抗率1.50×107Ω・cm、表面抵抗率3.53
×109Ωであつた。また成形収縮率は0.2%であり、
これは極めて低収縮率である。更には得られた成
形体の表面も平滑で、その塗装性も極めて良好で
あつた。
実施例 3 フマル酸1161gとプロピレングリコール837g
を窒素気流下、200℃で約9時間常法により反応
させ、酸価が30の不飽和ポリエステルを得た。こ
の不飽和ポリエステル70部に対して0.02部のハイ
ドロキノンを加えたのち、40部のスチレンモノマ
ーに溶解して液状の不飽和ポリエステル樹脂を得
た。又、イソフタル酸1660gとプロピレングリコ
ール837gを窒素気流下200℃で約18時間常法によ
り反応させ、酸価が36の飽和ポリエステルを得
た。このポリエステル70部に対し、0.02部のハイ
ドロキノンを加えたのち、30部のスチレンモノマ
ーに溶解して液状の飽和ポリエステル樹脂を得
た。
前者の不飽和ポリエステル樹脂80部、後者の飽
和ポリエステル樹脂20部、炭酸カルシウム35部、
水酸化アルミニウム35部、導電性チタン酸カリウ
ム[テイスモBK−300、大塚化学(株)製]30部、
水酸化マグネシウム2部、ステアリン酸亜鉛4
部、PCN・5C・51ブルー[ポリエステルトナー、
東京インキ(株)製]10部をよく攪拌混合し、樹脂組
成物を得た。得られた樹脂組成物より実施例1と
同様の操作でシート状物を成形し、更に硬化させ
てから導電率を測定したところ、体積抵抗率1.30
×108Ω・cm、表面抵抗率7.8×109Ωであつた。
尚、本実施例における樹脂組成物の成形収縮率は
0.1%、表面は極めて平滑であつた。塗装性の評
価は以下のテストを行ない良好であつた。即ち、
成形体を研摩しアセトンで脱脂後、これに焼付型
のメラミンアルキツド塗料を吹きつけ塗装し、
140℃、30分の条件で焼付硬化せしめた後、この
表面を小刃で十文字に切りつけ、塗料の浮き上り
の有無などを肉眼で観察し、テストを行ない良好
との判断を下した。
実施例 4 実施例3でそれぞれ合成した不飽和ポリエステ
ル樹脂80部及び飽和ポリエステル樹脂20部、炭酸
カルシウム50部、導電性チタン酸カリウム[テイ
スモBK−400、大塚化学(株)製]50部、酸化マグ
ネシウム2部、ステアリン酸亜鉛4部を攪拌混合
し、樹脂組成物を得た。以下は実施例1と同様に
操作を行ない、体積抵抗率3.80×102Ω・cm、表面
抵抗率1.80×104Ωであつた。また、成形収縮率は
0.2%と小さく、成形体の表面も極めて平滑であ
り、ガラス繊維の浮き出しもなかつた。また第1
次シート化の段階での樹脂の相分離は認められ
ず、フイルム剥離性にも支障がなかつた。
(発明の効果) 本発明の成形用導電性樹脂組成物は、 不飽和ポリエステル及び/又はビニルエステ
ル樹脂と熱可塑性樹脂とが相分離を起こすこと
なく、均一な成形用導電性樹脂組成物を与える この樹脂組成物を用いて作成した成形品表面
は粘着性がない この樹脂組成物を用いて作成した成形品表面
は平滑性が高く、塗装性やメツキ特性が良い この樹脂組成物は成形時十分な低収縮性を有
し、寸法安定性が良い この樹脂組成物を用いて作成した成形品の物
理的特性、特にモジユラス特性は著しく高い この樹脂組成物を用いて作成した成形品は導
電性チタン酸アルカリ金属の添加量により静電
気発生防止用途から、高導電性を利用する製品
まで幅広い用途に適応できるものである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 不飽和ポリエステル及び/又はビニルエステ
    ル樹脂、重合性単量体、該単量体と相溶性を有す
    る熱可塑性樹脂及び導電性チタン酸アルカリ金
    属、無機質充填剤を含有する成形用導電性樹脂組
    成物。 2 導電性チタン酸アルカリ金属が、一般式
    M2O・aTiOx・bH2O(式中MはLi、Na、Kなど
    のアルカリ金属、0<a≦8、0≦b≦4、0<
    x<2、a、b、xは実数)で表わされ、一般に
    還元チタン酸アルカリ金属又はブロンズチタン酸
    アルカリ金属と呼ばれる導電性チタン酸アルカリ
    金属である特許請求の範囲第1項に記載の組成
    物。 3 導電性チタン酸アルカリ金属が、一般式
    M2O・aTiOy・bH2O(式中M、a、bは前記と
    同じ、0<y≦2)で表わされるチタン酸アルカ
    リ金属を、導電性金属及び/又は導電性を示す金
    属酸化物、ハロゲン化物等の導電性金属化合物の
    1種又は2種以上で被覆された導電性チタン酸ア
    ルカリ金属である特許請求の範囲第1項に記載の
    組成物。 4 導電性チタン酸アルカリ金属が、一般式
    M2O・aTiOy・bH2O(式中M、a、b、yは前
    記と同じ)で表わされるチタン酸アルカリ金属群
    の製造時、導電性金属及び/又はこれらの金属酸
    化物、ハロゲン化物等の導電性金属化合物がチタ
    ン酸アルカリ金属と共晶、又はチタン酸アルカリ
    金属の表面に晶出又は析出するような条件、即ち
    チタン酸アルカリ金属の原料と導電性を示す金属
    またはこれら金属の酸化物、水酸化物、ハロゲン
    化物、炭酸塩、硝酸塩、硫酸塩等の金属化合物の
    1種又は2種以上の混合物を共存させた条件でチ
    タン酸アルカリ金属を製造するに際し、還元雰囲
    気下で製造又は酸化雰囲気下で製造後、必要によ
    り還元処理又はドーピング処理された導電性チタ
    ン酸アルカリ金属である特許請求の範囲第1項に
    記載の組成物。 5 導電性チタン酸アルカリ金属が特許請求の範
    囲第2,3,4項に記載の導電性チタン酸アルカ
    リ金属の混合物である特許請求の範囲第1項に記
    載の組成物。
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