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JPH057654B2 - - Google Patents
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JPH057654B2 - - Google Patents

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JPH057654B2
JPH057654B2 JP62035763A JP3576387A JPH057654B2 JP H057654 B2 JPH057654 B2 JP H057654B2 JP 62035763 A JP62035763 A JP 62035763A JP 3576387 A JP3576387 A JP 3576387A JP H057654 B2 JPH057654 B2 JP H057654B2
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distance
internal pressure
point
sealed container
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Hisaichi Shibazaki
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Toyo Seikan Kaisha Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野) 本発明は、缶詰などの密封容器の内圧力を非破
壊で検査を行う為の方法及び装置に関し、殊に段
ボール紙箱に納めらた缶を箱を開かずに外部から
検査可能な方法及び装置に関する。 (従来技術) 飲、食品の缶詰類は、炭酸飲料など特殊な場合
の外は、一般に内容器の保存期間を長くするため
に、ゲージ圧30cmHg程度の減圧状態で充填され
るが、容器にピンホールによる漏洩がある場合に
は外気の流入によつて、あるいは内容品の変敗に
よる炭酸ガスや水素ガスの発生によつて、減圧の
低下あるいは正圧力にまで加圧されたいわゆる膨
張缶となる事がある。 従つて正常な減圧缶では、缶蓋の面が凹面状
に、不良品では平面ないしは凸面状となる。 従来から既に、単一の缶がコンベヤ上を搬送さ
れる過程で、このような膨張缶を非接触的に検出
する方法は、種々実用化され、同時に箱詰された
缶についても、箱詰されたままでの検査の可能性
が特公昭59−25170に開示されている。 この従来法は、缶蓋の凹凸程度を電磁コイルの
インダクタンス変化として測定するものであり、
磁性体であるから、電磁気的には何も無いに等し
いので、段ボール箱に納められたままの缶の検査
も可能であるとしている。 この測定原理を第3図によつて説明する。コン
ベア1で直進搬送される缶2の蓋面2a上の直近
定位置に渦電流式距離計3を配置し、この距離計
3から蓋面までの距離を複数点A,B,Cで測定
し、蓋面中心Bに於ける距離b、それより互いに
逆方向に一定間隔だけ離れた点A,Cに於ける距
離をa,cとするとき、蓋面の凹凸度合いをhと
し演算処理装置4に於て h=b−a+c/2……(1) なる計算を行い、hが大きい程減圧が大きく、こ
れを良品と判定し、hが小さいものを不良品と判
定して、次の仕分け工程への出力信号dを発して
いる。 これらの演算処理に於けるA,B,Cの位置は
缶2が測定位置に来た事を検知する光電センサ5
及びコンベヤの移動量センサ6の信号によつて、
固定的に行われている。更に段ボール箱に納めら
れた缶の場合にも、箱の外側先端を光電センサに
よつて検知しており、箱内の個々の缶に対してそ
の位置検出は行われていない。 その為、箱内の缶配列に乱れがある場合に、
個々の缶に対して測定位置のズレによる誤差が生
じ、誤判別の危険が大きかつた。 (この発明が解決しようとする問題点) さて、本発明の必要性をさらに具体的に理解す
る為に、従来法によつて缶蓋の凹凸度合を測定し
た場合に発生する、箱内缶配列の乱れによる測定
誤差の状況を説明する。 缶詰類の箱詰に最も多く用いられているラツプ
ラウンド方式の段ボール箱の上面から見た缶配列
の概略図を第4図に示す。段ボール紙の厚みが約
2.5mm有り、箱先端及び後端ののり付け止部のイ
ンサイドフラツプ7の長さが缶1個半相当しか無
いので、5列詰めの場合、その内中の3列は前後
方向にそれぞれ段ボール紙1枚分のゆるみ8、
8′が有り、缶はそれだけの移動が可能であり、
測定位置のズレを生ずることになる。 即ち、箱は閉じたままであり、内部の缶位置を
知る事ができないままに箱の先端で測定のタイミ
ングを決めているので、このゆるみはそのまま±
2.5mmの測定位置のズレの原因となる。 更に段ボール紙は湿度に応じてその硬度が変わ
り易いので、気候によつても箱内缶配列の乱れが
左右される。 果汁飲料、コーヒー飲料等に用いられる直径53
mm、厚み0.22mmのスチール蓋を用いて、前記測定
点A,B,Cをそれぞれ13mm間隔として、(1)式に
よる凹凸度合の計算結果の測定位置ズレによる誤
差を、正常品ゲージ圧35cmHgのものと、不良品
ゲージ圧0cmHgのものについて調べた。 その結果を第5図に示す。横軸に測定位置のズ
レの大きさ、縦軸に(1)式によるhの値を演算処理
装置4の出力電圧のままで計算したものをmV単
位で示した。 曲線eは正常品、曲線fは不良品の場合を示
す。この両曲線の関係から明かかな様に、不良品
に±4mmの測定位置があると、これを正常品とし
て誤判別する危険が有ることが判る。 また、完全に非真空までには至らない中間的な
不良品でゲージ圧15cmHg程度のものは、両曲線
の中間の値をたどる。この様なボーダーラインの
不良品では±3mmの測定位置ズレで誤判別の危険
が有る事が明らかである。 本発明の目的は、この様な箱内缶配列の乱れが
有つても正確な測定判別を行うことが出来、誤判
別の危険が少ない密封容器の内圧検査方法及び装
置を得ようとするものである。 本発明の他の目的は、不等間隔で配例された箱
詰密封容器の内圧検査を非開箱状態で行う方法と
装置を得ようとするものである。 更に、本発明の他の目的は、大きさの異なる容
器に対しても、位置検出を無調整で検査可能な密
封容器内圧検査方法と装置を得ようとするもので
ある。 (問題を解決するための手段) この発明の密封容器内圧検査方法は、距離セン
サ直下を通過する密封容器の容器蓋の中心部の1
点と該中心部の1点を対称点として一定間隔離れ
た2点との3点で各点が前記距離センサの直下に
達したときに該距離センサから前記各点までの距
離をそれぞれ測定し、上記離れた2点における平
均測定値と中心部の1点における測定値との差に
よつて蓋面の凹凸度合を測定する密封容器内圧検
査方法において、上記3点における測定を一組と
する距離測定を、上記の3点を含む線上で少しつ
づずれた位置で複数回行い、それぞれの組で算出
された凹凸度合の内で最少値を選択し、該最少値
と予め設定された正常内圧を有する密封容器の凹
凸度合である基準値とを比較し、該最小値が前記
基準値よりも大きいと内圧良品と判別することを
特徴とする構成によつて、上記目的を達成したも
のである。 また、このような検査方法を実現するための密
封容器内圧検査装置は、密封容器を搬送する搬送
装置の密封容器蓋面のほぼ中心点が通過する上方
の定位置に配置され、測定開始信号によつて一定
の間隔で連続して密封容器の蓋面までの距離を検
出する距離センサと、該センサから順次入力され
る距離情報を一時記憶するレジスタと、この記憶
された距離情報から一定等間隔離れた三点の測定
値を一組とする一組の測定値を選択し読み出す選
択回路と、読み出された一組の測定値から凹凸度
合を算出する演算回路と、該演算回路の出力の内
最小値を選択して一時記憶するレジスタと、正常
内圧を有する密封容器の凹凸度合を基準値として
設定する数値設定器と、前記最小値を選択して一
時記憶するレジスタに記憶された最小値と前記数
値設定器に設定された基準値とを比較し、最小値
が前記値よりも大きいと内圧良品と判別する比較
回路を備えていることを特徴とするものである。 (作用) ところで、第5図に於ける、測定位置ズレに伴
う誤差発生は、良品、不良品ともに、ズレの方向
を問わず、hの値が大きい方に向いており、ズレ
が無い場合に最小値となつている事が判る。 従つて、測定位置を意識的に少しづつ移動させ
ながら多回数の測定を行い、その多回数の測定値
からhの値を算出し、それの内で最も小さい値を
選択すれば、測定位置ズレのない場合に相当する
hの値が得られることとなる。 本発明は前述の発想に基き、自動的に缶蓋の中
心の凹凸度合を算出して缶内圧力を検査するもの
である。 このような連続した実行には、測定する3点の
夫夫に対応する位置に設けた一組の距離センサー
により一組の測定値を得るようにし、容器との相
対移動に伴い一定距離毎に一組づつの測定値を得
て、演算判別を行つてもよい。しかし、このよう
な方法は3つの距離センサを必要とし、装置を複
雑にするので、1つのセンサーによつて一定間隔
の測定を行い、その測定値の中から3点一組の測
定値を選択して演算判別を行う方が便利で実用性
が高い。 なお、段ボール箱内での缶配列の横方向へのズ
レも考えられるが、実際には段ボール箱を搬送す
るコンベヤにはコンベヤに沿つて固定のガイドレ
ールが設けられているので、搬送中における段ボ
ール箱自体の横ズレはなく、且つ通常飲料缶に用
いられる30個入り箱等のダンボール箱の構造は第
4図に示すように横板が1枚で緩みが無いので、
缶の横ズレは生じ難く実用上無視できる程度であ
る。従つて、搬送方向へのズレのみを考慮するこ
とで、実用上正確な内圧検査が可能である。 (実施例) 以下、多数の測定演算値から最小値を選択して
良否判別を行う装置の1実施例を示し、この発明
の密封容器内圧検査方法を具体的に説明する。 実施例 1 第1図は単一の缶を検査する場合を示し、被検
缶101がコンベヤ102上に立位状態で矢印1
03の方向に搬送される。缶101の蓋101
a、の上方値近位置に渦電流式センサコイル10
4が配置され、プリアンプ105により、缶蓋と
の距離0〜10mmに対して0〜10Vの電圧信号S1
得る。缶が定位置に来た事を光電センサ106が
検出すると、コンベヤーの駆動ローラ軸に取付け
られたパルス発信器107が発生するコンベヤ移
動量0.4mm毎のパルスにより、タイミング回路1
08からは、缶蓋の直径のほぼ全域が渦電流式セ
ンサ104の下を通過する間中、データ取込み指
令信号S2が発せられる。 前記電圧信号S1をアナグロ、デジタル変換器1
09によつて、前記指令信号S2のパルスが来る毎
に12ビツトのデジタル値S3に変換する。 前記デジタル値S3は、96個の12ビツトメモリー
ユニツトを配列したメモリーブロツク110M0
からM95に順次一時記憶される。即ち、メモリー
ブロツク110には缶蓋1011aの形状を0.4
mmピツチで38mmの区間について記憶された事にな
る。 この一時記憶された測定値により(1)式の凹凸度
合hの計算を蓋面中心の多数点について行う。 先ず、第3図に於けるA点として、M0、これ
より13mm離れたB点としてM32、即ち、メモリー
ユニツトが0.4mmに相当しているので、正確には
12.8mm離れた点となる。更に、同距離のC点とし
てM64をスイツチSW1,SW2,SW3で読み出し、
デジタル値S4,S5,S6を(1)式のa,b,cに代入
計算する。すなわち、加算器111はS4とS6の和
を求め、割算器112は前記和を数値2で除して
(1)式の右辺第2項を計算しS7を得る。第1の減算
器113は(S8−S7)の減算、即ち(1)式右辺の計
算を完了し、その結果として左辺のhに相当する
S8を得る。 ここまでの演算処理は、従来技術と変わらず、
すべて12ビツトのデジタル値のままで演算されて
いる。 次に本発明の特徴である最小値選択について説
明する。 先ず前記(1)式の計算開始に先立ち、最小値を記
憶させるためのメモリー114に、記憶し得る最
小値として全ビツトに2進符号の“1”を与えて
おき、同メモリー114の出力信号S9と上記のh
の計算結果の信号S2との間で(S9−S8)を減算器
115で計算し、結果が正ならば減算器115の
出力S10が論理値“1”となりゲート116を開
き、信号S8はゲートを通過し(S11)、メモリー1
14の内容を書き換える。もし、負であれば、
S10は“0”となり、ゲート116は閉じたまま
であり、メモリーは書き換えられない。 ここまでの一連の演算処理が剤むと、換スイツ
チSW1,SW2,SW3をそれぞれM1,M33,M65
切換え同じ演算処理を繰返し、同様にメモリーユ
ニツトを1ケづつ切換を進めて同じ処理を次々と
最後のM31,M69,M95まで進める。これらの演
算処理の終了は、初めの缶蓋までの距離データの
96ケの読取りが終了を示す読終わり信号S12によ
つて、スイツチ切切換器117が作動して行われ
る。 従つて切換スイツチSW1,SW2,SW3がメモリ
ーM31,M69,M95まで達し全処理が終了すると、
メモリー114にはそれらの中の最小値が記憶さ
れている。 以上のようにして、メモリーブロツク110の
内容についての演算処理が終了すると、スイツチ
切換器117からデータ読出し終了信号S13が発
信され、ゲート1118を開いてメモリー114
の内容である最小値を読出し、信号S14を得る。
この値は測定位置ズレのない蓋面凹凸度合である
hに相当する。 これ以降の処理は従来技術と同様で、あらかじ
め定められた判別レベルを設定する数値設定器1
19の値S15と、信号S14とを数値比較器120で
(S14−S15)の計算を行い、正ならば良品である
から、その結果としての信号S16を論理値”0”
とし、もし負ならば不良品であると判別しS16を”
1”とする。不良信号S16は、コンベヤー上の被
検缶の移動と同期した信号遅延回路121及び電
力増巾器122を経由して缶排除機構を駆動する
為の出力信号S17を発し、不良品の排除を行う。 この実施例の装置は、測定位置のズレを自動的
に補正する能力を有するので、少しく直径の異る
缶に対しても、缶位置検出の光電センサを無調整
で使用することが可能である。 前記実施例では1個のメモリーは缶蓋面で0.4
mmの距離に相当するので、スイツチSW1,SW2
SW3,によるメモリーユニツトの切換範囲がそれ
ぞれ31個であり、12.4mmを掃引している事にな
る。従つて光電センサの取付ズレなどを2.4mm見
込んでも10mmの測定位置ズレが許容される。即ち
直径20mmの違いのある缶まで共用できる。具体的
には、直径53mmの呼び径”20”の標準サイズに対
して調整してある光電センサの位置で、次に大き
い標準サイズの呼び径”211”直径65mmの缶を測
定するのに何の調整変更もなしで使用できた。 上記2種類のサイズは、1つのラインで少しば
かりの工具部品の変更やガイド類の調整変更の型
替えを行つて共用される事が多い。従つて、1ケ
所でも無調整で作業できる事は、型替時間の短縮
及び調整ミスなどのトラブル防止の上で大きなメ
リツトである。 実施例 2 第2図は、多数個の缶を段ボール紙の箱に詰め
蓋したものを、蓋を閉じたままで箱の外から中に
納められた缶の内圧をコンベヤー上で検査する場
合の実施例を示す。 缶が、縦、横に整列している場合で、コンベヤ
ーの進行方向に平行な並びを「列」、直角な並び
を「行」と定義し、具体的には6行5列、合計30
缶入りの箱詰について説明する。 図に於て、箱201は6行5列の缶C11からC65
まで、該箱内部を示す201’の様に整列して缶
が詰められている。(缶No.Cの添数は10の桁を行
番号、1の桁を列番号とする) 箱201はコンベヤ202によつて矢印203
の方向へ直進搬送される。 缶の1行分の個数と同様、5個の渦電流式距離
センサ204−1〜204−5が、各列の缶中心
を結ぶ線上に、前記実施例と同様に箱の上方の直
近定位置に配置されている。 距離計専用増巾器205−1〜205−5、及
びアナログ、デジタル変換器209〜1〜209
−5は、前記センサとそれぞれ組みで接続されて
おり、それぞれの機能と役割は前記実施例と同様
であり、各行の缶毎に同じ動作が繰返されてい
る。 但し箱内の各行ごとに缶を箱の外から正確に検
知することが出来ず、箱の先端及び後端しか検知
できない。その為、タイミング回路208に少し
ばかりの工夫を要する。先ず、光電センサ206
で箱先端を検出すると、1行目の缶C1115につ
いての距離センサと缶蓋との距離データ96個を読
取り、メモリーブロツク210−1〜210−5
へ一時記憶され、詳細は、後述するが、これら1
行分の缶について(1)式の計算が計算ブロツク21
1で、最小値選択が最小値選択ブロツク212で
行われる。 ところが2行目の缶検出が出来ないので、コン
ベヤーが1缶の直径分だけ進行した時に擬似の缶
検出信号をタイミング回路208内で作る。即
ち、コンベヤーの駆動軸に取付けられたパルス発
信機207の0.4mm毎のパルスを用いて、箱先端
検出から133パルス毎に擬似缶検出信号を6回
発生させ、この擬似缶検出信号ごとに各行の缶に
対して0.4mmピツチで96個のデータ読取パルス
S202を発して、前記距離データの読取、記憶を行
い、最後行の6行目まで繰返される。 さて、各行ごとの距離データは、同時に並列に
メモリーブロツク210−1〜210−5に記憶
されるが、(1)式の計算は、1組の計算ブロツク2
11が共用される。その為、切換スイツチ
SW101,SW102,SW103は1列目の缶についての
(1)式の計算が終了すると、2列目の缶について計
算する為に2列目のメモリーブロツク210−2
へ切換えられる。同様にして、スイツチ切換制御
回路213の指令に従つて最後の列、5列目のメ
モリーブロツク210−5まで切換えられ、1行
目の5缶についての(1)式のhの値の計算とそれら
の中の最小値の選択が行われる。これらの切換及
び演算処理は1行目のデータ読取終了から2行目
のデータ読取開始までの間に行われる。 この実施例では、データの読取区間が38mmであ
り、次の缶のデータ読取開始までは15mmの間隔が
有る。検査箱数を毎分33箱(6行5列詰の箱では
毎分1000缶に相当する。)とすれば上記15mmの間
隔は時間的に約72msecとなるが、通常のデジタ
ル集積素子による演算処理では1ステツプの処理
を1μsec以下で行い得るので、全メモリー素子の
読出しに480μsec、(1)式の計算及びスイツチ切換
ゲートの開閉、数値の転送などの処理に100μsと
見積つても合計は1msecにも達しないので、時間
的には充分に余裕がある。 この様にして、箱内の全缶に対する(1)式の計算
結果の最小値メモリー214内に記憶される。 最後行、5列目の缶即ち、最後の缶についての
計算が終了すると、切換回路213から最小値の
読出し信号S203が発信され、ゲート215を開い
て最小値メモリー214の内容がS204として読出
される。 これ以降の良否判別及び不良品の排除方法は前
記実施例とほぼ同様であり、数値設定器216に
設定された値の信号S205と前記信号S204を数値比
較器217で比較し、不良品の場合に不良メモリ
ー217に”1”を与える。最後に箱の後端を光
電センサ206が検知すると、タイミング回路2
08から箱後端信号S206を発し、ゲート219を
開き、不良メモリー218の内容を通過させる。
これを前記実施例に同様に遅延回路220及び電
力増巾器221を経て、排除機構を駆動する信号
S207を出力する。 以上の全動作によつて、箱内の30缶の内に1ケ
でも不良品が混入しておれば、不良品箱と判断さ
れて排除され、後に箱を開き人手による打撃音響
法あるいは目視による蓋面の変形観察によつて
個々の不良缶を排除する。 第2図に示す通り直径53mm内容量250グラムの
オレンジ飲料缶を6行5列詰めたもので、全数を
正常良品のゲージ圧35cmHgの減圧のもの、及び
全数にピンホールをあけ、ゲージ圧0cmHgの不
良品、それぞれ20箱用意して、従来法及び本発明
の方法の装置を用いて測定した結果を表1に示
す。 表中hの値は(1)式による缶蓋面の凹凸度合いの
相対値、各hに対する正常品、不良品の値はその
hの出現頻度を示す。従来方では正常品と不良品
の頻度分布がオーバーラツプしており、不良品の
排除を完全にする為に、判別レベルのhを16とす
ると、51缶の正常品を不良品と誤判別する事にな
る。表1では全箱数20であるから、場合によつて
は、全箱を排除してしまう事になる。 作業性を考慮し、良否判別レベルとしてhを
14.5とすれば良品の誤排除はほとんど無くなる
が、不良品2%強を見逃してしまう危険が有る。 それに対し、本発明の方法では、良否両者の頻
度分布は完全に分離しており前記従来法の様な不
都合は生じない。
【表】
【表】 更に別の効果として、第6図に示す様に3行5
列の箱2個を熱収縮フイルムで包んで連結した合
計6行5列としたものの検査を行う事ができた。
このような箱は3行目と4行目の間に段ボール紙
が2枚入り、1枚の厚みが約2.5mmなので、後方
となる箱では、前方の箱に対して測定位置が約5
mm後方へずれる事になる。また前記の第2図の箱
の場合は、箱先端部はフラツプの折込みで2枚重
ねとなつているのに対し第6図では1枚である。 従つて、あらかじめ第2図の箱に対して正確な
測定位置に調整された装置に、第6図の連結した
箱を通すと、前方の箱では前方へ2.5mm、後方の
箱では後方に2.5mmの測定位置ズレを生ずる。 しかし、上記のズレは本発明の方法では測定位
置ズレの許容範囲の半分以下であり、全く問題無
く、前記表1に示したと同様なテストで第2図の
箱との差は認め難かつた。 (発明の効果) この発明は、上記のように測定位置のズレを自
動的に補正する能力を有するので、箱内缶配列の
乱れが有つても正確な測定判別を行うことが出
来、誤判別の危険が少ないことは、上記の実施例
による検結果からも明らかであり、箱詰密封器の
内圧検査を非開箱状態で行うことが出来る。 また、直径の異る缶に対しても、缶位置検出の
光電センサを無調整で使用することが可能とな
る。 更に実施例の装置は、アナログ、デジタル変換
器以際から不良品排出信号の遅延までの回路は、
マイクロコンピユータによつてもよく、この場合
は、プログラムは光電センサで起動させればよ
い。 実施例は凹凸度合の最小値によつて判断してい
るが、被検査面の形状によつては同様の方法で最
高値で判断する場合もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は単一の容器を検査する場合のこの発明
の検査装置の実施例、第2図は箱詰めされた容器
の検査をする場合の実施例、第3図は測定原理の
説明図、第4図は容器の箱詰め状況を示す平面
図、第5図は測定位置ズレによる凹凸度合の判定
誤差を示すグラフ、第6図は熱収縮フイルムで連
結した箱の箱詰め状況を示す平面図である。 1,102,202:コンベヤ、2,101:
缶、3,104,204−1〜204−5:渦電
流式距離センサ、4:演算処理装置、5,10
6,206:缶位置の検知センサ、6,107.
207:コンベヤの移動量センサ、7:容器箱封
止部のインサイドフラツプ、105,205−1
〜205−5:プリアンプ、108,208:タ
イミング回路、109,209−1〜209−
5:アナログ,デジタル変換器、110,210
−1〜210−5:メモリーブロツク、111:
加算器、112:割算器、113,115:減算
器、114,214:最小値メモリー、116:
メモリ114の書き換えゲート、117,21
3:切換えスイツチSWの切換制御回路、11
8,215:最小値読み出しゲート、119,2
16:判別レベル設定器、120,217:数値
比較器、121,220:信号遅延回路、12
2,221:缶排除機構の電力増巾器、210:
容器箱、211:計算ブロツク、212:最小値
選択ブロツク、218:不良検出信号メモリー。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 距離センサ直下を通過する密封容器の容器蓋
    の中心部の1点と該中心部の1点を対称点として
    一定間隔離れた2点との3点で各点が前記距離セ
    ンサの直下に達したときに該距離センサから前記
    各点までの距離をそれぞれ測定し、上記離れた2
    点における平均測定値と中心部の1点における測
    定値との差によつて蓋面の凹凸度合を測定する密
    封容器内圧検査方法において、上記3点における
    測定を一組とする距離測定を、上記の3点を含む
    線上で少しづつずれた位置で複数回行い、それぞ
    れの組で算出された凹凸度合の内で最小値を選択
    し、該最小値と予め設定された正常内圧を有する
    密封容器の凹凸度合である基準値とを比較し、該
    最少値が前記基準値よりも大きいと内圧良品と判
    別することを特徴とする密封容器内圧検査方法。 2 密封容器を搬送する搬送装置の密封容器蓋面
    のほぼ中心点が通過する上方の定位置に配置さ
    れ、測定開始信号によつて一定の間隔で連続して
    密封容器の蓋面までの距離を検出する距離センサ
    と、該センサから順次入力される距離情報を一時
    記憶するレジスタと、この記憶された距離情報か
    ら一定等間隔離れた三点の測定値を一組とする一
    組の測定値を選択し読み出す選択回路と、読み出
    された一組の測定値から凹凸度合を算出する演算
    回路と、該演算回路の出力の内最小値を選択して
    一時記憶するレジスタと、正常内圧を有する密封
    容器の凹凸度合を基準値として設定する数値設定
    器と、前記最小値を選択して一時記憶するレジス
    タに記憶された最小値と前記数値設定器に設定さ
    れた基準値とを比較し、最小値が前記基準値より
    も大きいと内圧良品と判別する比較回路を備えて
    いることを特徴とする密封容器内圧検査装置。
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