JPH0582812B2 - - Google Patents
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- JPH0582812B2 JPH0582812B2 JP60186031A JP18603185A JPH0582812B2 JP H0582812 B2 JPH0582812 B2 JP H0582812B2 JP 60186031 A JP60186031 A JP 60186031A JP 18603185 A JP18603185 A JP 18603185A JP H0582812 B2 JPH0582812 B2 JP H0582812B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vulcanization
- fkm
- nbr
- compound
- layer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Processes Of Treating Macromolecular Substances (AREA)
- Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Description
<産業上の利用分野>
本発明は、FKM層とNBR層とが加硫接着され
てなるゴム積層体の製造方法に関し、自動車用燃
料ホース、フユエルポンプ用ダイアフラム等とし
て好適なものである。 この明細書において、「FKM」はフツ素ゴム
の、「NBR」はニトリルゴムのそれぞれ略号であ
る。また、「PHR」は、ゴム分(ポリマー)に対
する外掛重量百分率のことである。 <従来の技術> FKMは、耐熱性、耐薬品性、耐老化性、耐寒
性等の諸物性に優れ、油、燃料などにも強いた
め、上記の燃料ホースやダイアフラム、さらには
耐薬品用ホース・パツキン等の素材として着目さ
れているが、コストがNBR等の汎用ゴムに比し
て10〜20倍と高価で使用箇所が限定される。この
ためFKMを燃料ホース等の素材として使用する
に際して、耐油性の比較的良好な汎用ゴムである
NBR層を基体層として、より高度の諸物性を要
求される側にFKM層を加硫接着して使用するこ
とが考えられるが、一般にFKM層とNBR層と
は、通常の方法では、加硫接着することは困難で
あつた。特に、FKM層が過酸化物加硫系の配合
物からなる場合、この傾向は、特に顕著であつ
た。尚、過酸化物加硫系のFKMは、他のポリア
ミン・ポリオール加硫系のFKMに比して、加硫
速度が大きくまた架橋密度も高くなることから二
次加硫なしでも良好な耐圧縮永久歪性(耐へたり
性)を得ることができる等の長所を有する。 そこで、特公昭57−49391号公報、特公昭59−
33304号公報等で、未加硫のNBR配合物におい
て、酸化マグネシウム、シリカなど金属酸化物を
含有させて接着性を改善する方法が提案されてい
るが、FKM層とNBR層との層間接着力は必ずし
も十分とは言えなかつた。 このため、本発明者らにより、過酸化物加硫系
のFKM配合物において、過酸化物加硫系の配合
剤に加えてポリオール加硫系に使用する加硫配合
剤が配合されたものからなるFKM層と、NBR配
合物において、金属酸化物が配合(加硫助剤とし
て金属酸化物《又は水酸化物》が含まれている場
合はそれに加えて)されたものからなるNBR層
とを加硫接着させた積層体が提案されている(特
開昭61− 号《特願昭60−87102》参
照)。 <発明が解決しようとする問題点> 上記ゴム積層体は、NBR層とFKM層との間に
大きな層間接着力を得るには、ポリオール加硫系
の加硫配合剤に含まれる加硫促進剤(有機ホスホ
ニウム塩/又は第四級アンモニウム塩)を多量に
配合する必要があるため、FKMに押出時や混練
時にスコーチが発生しやすく、またFKMの物性
の低下、特に耐溶剤亀裂性、耐寒性が悪くなると
いう問題があつた。 <問題点を解決するための手段> そこで、本発明者らは、上記問題点を解決すべ
く、鋭意開発に努力した結果、ポリオール加硫系
の加硫配合剤が併せて配合されている過酸化物加
硫系のFKM配合物からなるFKM層と、金属酸化
物が特定量、及び、さらに上記ポリオール加硫系
の加硫配合剤中における加硫促進剤が特定量配合
されたNBR配合物からなるNBR層とを加硫接着
すれば、製造に際してFKMにスコーチが発生し
にくく、物性も良好でしかも、得られるゴム積層
体の層間接着力も良好であることを見い出し、本
発明のゴム積層体の製造方法を完成した。 <実施の態様> 下記FKM配合物〈A〉からなるFKM層1と、
下記配合物〈B〉からなるNBR層2とを加硫接
着させて製造する。ここで、加硫接着の方法は特
に限定されない。 例えば、第1図に示すようなゴムホースの場
合、1台又は2台の押出機より各配合物を同時又
は、別体に押出して積層したものを、適宜条件
(145〜170℃×30〜90min)で加硫接着を行なう。
また、第2図に示すようなダイヤフラムの場合、
各配合物をシート状にロール分出したものを打ち
抜き重ね合せてプレス成形(型温150〜190℃、時
間3〜30min、圧力50〜150kgf/cm2)して加硫接
着を行なう。なお図例中3は基布層を示す。尚、
ゴム積層体の構成は図例のものに限られず、例え
ば補強ホースや内外(表裏)FKM層としたホー
スやダイヤフラム、さらには総ゴムダイヤフラム
等に適用可能である。 〈A〉FKM配合物:下記FKMポリマー、過酸化
物加硫系加硫配合剤、ポリオール加硫系加硫配合
剤及び他の副資材からなる。 (1) FKM(ポリマー)は、過酸化物加硫可能にラ
ジカル活性な沃素又は臭素がポリマー中に導入
されておれば特に二元系、三元系限定されな
い。二元系としてフツ化ビニリデン・六フツ
化プロピレン共重合体、三元系としてフツ化
ビニリデン・六フツ化プロピレン・四フツ化エ
チレン三元共重合体をそれぞれ例示できる。さ
らに具体的には、上記はダイエルG801等の
商品名で、上記はバイトンGF、バイトン
GH、バイトンVTR5362、ダイエルG901、ダ
イエルG902等の商品名でそれぞれ上市されて
いる。なお、“バイトン”及び“ダイエル”は
それぞれデユポン社及びダイキン工業の商標で
ある。 (2) 過酸化物加硫系加硫配合剤には、加硫剤とし
ての有機過酸化物、共架橋剤としてのトリアリ
ルイソシアヌレート等の他に、他の加硫系にも
使用されるMgO等の受酸剤、Ca(OH)2等の無
機促進剤も含まれる。尚、FKM配合物には、
当然のことながら、カーボンブラツク等の補強
剤、加工助剤さらには適宜着色剤、スコーチ防
止剤等が配合される。 上記過酸化物としては、ジクミルペルオキシ
ド、2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチ
ルペルオキシ)ヘキサン、2,5−ジメチル−
2,5−ジ(t−ブチルペルオキシ)ヘキサン
−3、1,1−ビス(t−ブチルペルオキシ)
−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン、t
−ブチルペルオキシベンゾエート等を例示で
き、その配合合量は通常1〜10PHRとする。 (3) ポリオール加硫系配合剤とは、加硫剤として
の芳香族ポリオール化合物と、加硫促進剤とし
ての有機ホスホニウム塩及び/又は第四級アン
モニウム塩(単独でも併用でも可)を組合わせ
たものである。ここで加硫剤(芳香族ポリオー
ル)の配合量は、通常1.3〜2PHR、加硫促進
剤の配合量は、ムーニー・スコーチ時間
(JISK6300,145℃)t5を4分以上で、耐溶剤
亀裂性が100秒以上、無破壊温度が−20℃以下
となる量に設定する。第1表より、有機ホスホ
ニウム塩、有機アンモニウム塩は0.7PHR以下
とする。 上記芳香族ポリオールとしては、ヘキサフル
オロイソプロピリデン−ビスー(4ヒドロキシ
フエニル)ヒドロキノン、イソプロピリデン−
ビス(4ヒドロキシフエニル)等を、有機ホス
ホニウム塩としては、トリフエニルベンジルホ
スホニウムクロライド、テトラフエニルホスホ
ニウムクロライド、テトラオクチルホスホニウ
ムクロライド等を、第四級アンモニウム塩とし
ては、トリフエニルベンジルアンモニウムクロ
ライド、テトラフエニルアンモニウムクロライ
ド等をそれぞれ挙げることができる。 (4) 他の副資材としては、補強剤としてのカーボ
ンブラツク、受酸剤としてMgO、Ca(OH)2、
可塑剤、さらには加工助剤などがあり、適宜配
合する。 〈B〉NBR配合物:下記NBRポリマーに加硫
剤、周期表第−族から選ばれる金属酸化物類
が他の副資材とともに配合され、さらに、上記
〈A〉における加硫促進剤(有機ホスホニウム塩
及び/又は第四級アンモニウム塩)FKM配合物
におけるポリオール加硫系加硫配合剤中に有機ホ
スホニウム塩を含む場合は、0.1〜2PHR、同じ
く第四級アンモニウム塩を含む場合は0.05〜
2PHRそれぞれ配合されている。 ここで、加硫促進剤の配合量が、下限数値未満
では、FKM層とNBR層との間に大きな層間接着
力を得がたく、上限数値を超えても層間接着力は
増大せず無駄である。 (1) NBRは、アクリルニトリル・ブタジエン共
重合体であるが、通常NBR層の耐油性、耐寒
性の観点からアクリルニトリルの結合量15〜55
%のものを用いる。具体的には、ニポール
DN101・103・202・302・206、TN103、
JSRN220S・N230S・N231H、ハイカー
1001・1031・1042等の商品名で上布されている
ものを挙げることができる。ここで、“ニポー
ル”及び“ハイカー”は日本ゼオンの、“JSR”
は日本合成ゴムのそれぞれ商標である。 (2) このNBRの加硫系は、硫黄加硫、過酸化物
加硫等、特に限定されていない。尚、過酸化物
加硫剤としては前述に例示のものを使用する。 (3) 金属酸化物類としては、酸化マグネシウム、
酸化アルミニウム、酸化亜鉛、二酸化亜鉛、酸
化カルシウム、酸化鉛(,)、二酸化ケイ
素等及びこれらの水酸化物を例示でき、特にこ
れらの内で酸化マグネシウム、水酸化カルシウ
ム、水酸化アルミニウム、酸化鉛、()が好
ましい。この金属酸化物類の配合量は通常5〜
30PHRとする。 (4) 上記以外の副資材としては、カーボンブラツ
ク等の補強剤、加硫促進剤、加工助剤、可塑
剤、着色剤、老化防止剤等があり、適宜配合す
る。 <発明の効果> 本発明のゴム積層体の製造方法は、上記の如
く、NBR配合物中にもFKM配合物中に含まれる
ポリオール加硫系加硫配合剤における加硫促進剤
を特定量配合することにより、製造に際して、押
出時や混練時、カレンダー時にFKMにスコーチ
が発生しにくく、材料物性も良好でしかも、得ら
れるゴム積層体の層間接着力も、後述の実施例で
示すが如く良好である。 <実施例> 各試験例の調整は、第1表に示す処方の配合物
でFKM層を、第2表に示す処方の配合物でNBR
層を、それぞれ4mmtのシート状にロール分出し
たものを、第3表に示す組合せで、170℃×15分、
150Kgf/cm2の条件で加圧加硫した。接着力は
JISK6301の“はく離試験”に準じて測定した。
なお、各FKM及びNBRのスコーチ時間
(JISK6300,145℃)常態物性(JISK6301)、耐
溶剤亀裂性及び低温衝撃ぜい化試験(JISK6301)
も測定したので、第1・2表にそれらの結果を示
す。なお、耐溶剤亀裂性は、JISダンベル1号形
試験片を50%伸張状態でフユエルD(トルエン
60vol%/イソオクタン40vol%)中に浸せきし、
破断までの時間を測定した。 第3表に示す結果から、NBRにポリオール加
硫系の加硫配合剤における加硫促進剤を特定量以
上(FKMに有機ホスホニウム塩が配合されてい
るときは0.1PHR以上、同じく第四級アンモニウ
ム塩が配合されているときは0.05PHR以上)配
合したときは(N−2・3・4・5・6)、FKM
層とNBR層との間に良好な層間接着力が発生す
るとがわかる。また、第2表からNBRにポリオ
ール加硫系の加硫促進剤を配合してもスコーチ時
間は影響を受けないことがわかる。なお、第1表
に示すが如く、F1〜F3,F6〜F7のFKMはいず
れもスコーチ時間が7分以上である。
てなるゴム積層体の製造方法に関し、自動車用燃
料ホース、フユエルポンプ用ダイアフラム等とし
て好適なものである。 この明細書において、「FKM」はフツ素ゴム
の、「NBR」はニトリルゴムのそれぞれ略号であ
る。また、「PHR」は、ゴム分(ポリマー)に対
する外掛重量百分率のことである。 <従来の技術> FKMは、耐熱性、耐薬品性、耐老化性、耐寒
性等の諸物性に優れ、油、燃料などにも強いた
め、上記の燃料ホースやダイアフラム、さらには
耐薬品用ホース・パツキン等の素材として着目さ
れているが、コストがNBR等の汎用ゴムに比し
て10〜20倍と高価で使用箇所が限定される。この
ためFKMを燃料ホース等の素材として使用する
に際して、耐油性の比較的良好な汎用ゴムである
NBR層を基体層として、より高度の諸物性を要
求される側にFKM層を加硫接着して使用するこ
とが考えられるが、一般にFKM層とNBR層と
は、通常の方法では、加硫接着することは困難で
あつた。特に、FKM層が過酸化物加硫系の配合
物からなる場合、この傾向は、特に顕著であつ
た。尚、過酸化物加硫系のFKMは、他のポリア
ミン・ポリオール加硫系のFKMに比して、加硫
速度が大きくまた架橋密度も高くなることから二
次加硫なしでも良好な耐圧縮永久歪性(耐へたり
性)を得ることができる等の長所を有する。 そこで、特公昭57−49391号公報、特公昭59−
33304号公報等で、未加硫のNBR配合物におい
て、酸化マグネシウム、シリカなど金属酸化物を
含有させて接着性を改善する方法が提案されてい
るが、FKM層とNBR層との層間接着力は必ずし
も十分とは言えなかつた。 このため、本発明者らにより、過酸化物加硫系
のFKM配合物において、過酸化物加硫系の配合
剤に加えてポリオール加硫系に使用する加硫配合
剤が配合されたものからなるFKM層と、NBR配
合物において、金属酸化物が配合(加硫助剤とし
て金属酸化物《又は水酸化物》が含まれている場
合はそれに加えて)されたものからなるNBR層
とを加硫接着させた積層体が提案されている(特
開昭61− 号《特願昭60−87102》参
照)。 <発明が解決しようとする問題点> 上記ゴム積層体は、NBR層とFKM層との間に
大きな層間接着力を得るには、ポリオール加硫系
の加硫配合剤に含まれる加硫促進剤(有機ホスホ
ニウム塩/又は第四級アンモニウム塩)を多量に
配合する必要があるため、FKMに押出時や混練
時にスコーチが発生しやすく、またFKMの物性
の低下、特に耐溶剤亀裂性、耐寒性が悪くなると
いう問題があつた。 <問題点を解決するための手段> そこで、本発明者らは、上記問題点を解決すべ
く、鋭意開発に努力した結果、ポリオール加硫系
の加硫配合剤が併せて配合されている過酸化物加
硫系のFKM配合物からなるFKM層と、金属酸化
物が特定量、及び、さらに上記ポリオール加硫系
の加硫配合剤中における加硫促進剤が特定量配合
されたNBR配合物からなるNBR層とを加硫接着
すれば、製造に際してFKMにスコーチが発生し
にくく、物性も良好でしかも、得られるゴム積層
体の層間接着力も良好であることを見い出し、本
発明のゴム積層体の製造方法を完成した。 <実施の態様> 下記FKM配合物〈A〉からなるFKM層1と、
下記配合物〈B〉からなるNBR層2とを加硫接
着させて製造する。ここで、加硫接着の方法は特
に限定されない。 例えば、第1図に示すようなゴムホースの場
合、1台又は2台の押出機より各配合物を同時又
は、別体に押出して積層したものを、適宜条件
(145〜170℃×30〜90min)で加硫接着を行なう。
また、第2図に示すようなダイヤフラムの場合、
各配合物をシート状にロール分出したものを打ち
抜き重ね合せてプレス成形(型温150〜190℃、時
間3〜30min、圧力50〜150kgf/cm2)して加硫接
着を行なう。なお図例中3は基布層を示す。尚、
ゴム積層体の構成は図例のものに限られず、例え
ば補強ホースや内外(表裏)FKM層としたホー
スやダイヤフラム、さらには総ゴムダイヤフラム
等に適用可能である。 〈A〉FKM配合物:下記FKMポリマー、過酸化
物加硫系加硫配合剤、ポリオール加硫系加硫配合
剤及び他の副資材からなる。 (1) FKM(ポリマー)は、過酸化物加硫可能にラ
ジカル活性な沃素又は臭素がポリマー中に導入
されておれば特に二元系、三元系限定されな
い。二元系としてフツ化ビニリデン・六フツ
化プロピレン共重合体、三元系としてフツ化
ビニリデン・六フツ化プロピレン・四フツ化エ
チレン三元共重合体をそれぞれ例示できる。さ
らに具体的には、上記はダイエルG801等の
商品名で、上記はバイトンGF、バイトン
GH、バイトンVTR5362、ダイエルG901、ダ
イエルG902等の商品名でそれぞれ上市されて
いる。なお、“バイトン”及び“ダイエル”は
それぞれデユポン社及びダイキン工業の商標で
ある。 (2) 過酸化物加硫系加硫配合剤には、加硫剤とし
ての有機過酸化物、共架橋剤としてのトリアリ
ルイソシアヌレート等の他に、他の加硫系にも
使用されるMgO等の受酸剤、Ca(OH)2等の無
機促進剤も含まれる。尚、FKM配合物には、
当然のことながら、カーボンブラツク等の補強
剤、加工助剤さらには適宜着色剤、スコーチ防
止剤等が配合される。 上記過酸化物としては、ジクミルペルオキシ
ド、2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチ
ルペルオキシ)ヘキサン、2,5−ジメチル−
2,5−ジ(t−ブチルペルオキシ)ヘキサン
−3、1,1−ビス(t−ブチルペルオキシ)
−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン、t
−ブチルペルオキシベンゾエート等を例示で
き、その配合合量は通常1〜10PHRとする。 (3) ポリオール加硫系配合剤とは、加硫剤として
の芳香族ポリオール化合物と、加硫促進剤とし
ての有機ホスホニウム塩及び/又は第四級アン
モニウム塩(単独でも併用でも可)を組合わせ
たものである。ここで加硫剤(芳香族ポリオー
ル)の配合量は、通常1.3〜2PHR、加硫促進
剤の配合量は、ムーニー・スコーチ時間
(JISK6300,145℃)t5を4分以上で、耐溶剤
亀裂性が100秒以上、無破壊温度が−20℃以下
となる量に設定する。第1表より、有機ホスホ
ニウム塩、有機アンモニウム塩は0.7PHR以下
とする。 上記芳香族ポリオールとしては、ヘキサフル
オロイソプロピリデン−ビスー(4ヒドロキシ
フエニル)ヒドロキノン、イソプロピリデン−
ビス(4ヒドロキシフエニル)等を、有機ホス
ホニウム塩としては、トリフエニルベンジルホ
スホニウムクロライド、テトラフエニルホスホ
ニウムクロライド、テトラオクチルホスホニウ
ムクロライド等を、第四級アンモニウム塩とし
ては、トリフエニルベンジルアンモニウムクロ
ライド、テトラフエニルアンモニウムクロライ
ド等をそれぞれ挙げることができる。 (4) 他の副資材としては、補強剤としてのカーボ
ンブラツク、受酸剤としてMgO、Ca(OH)2、
可塑剤、さらには加工助剤などがあり、適宜配
合する。 〈B〉NBR配合物:下記NBRポリマーに加硫
剤、周期表第−族から選ばれる金属酸化物類
が他の副資材とともに配合され、さらに、上記
〈A〉における加硫促進剤(有機ホスホニウム塩
及び/又は第四級アンモニウム塩)FKM配合物
におけるポリオール加硫系加硫配合剤中に有機ホ
スホニウム塩を含む場合は、0.1〜2PHR、同じ
く第四級アンモニウム塩を含む場合は0.05〜
2PHRそれぞれ配合されている。 ここで、加硫促進剤の配合量が、下限数値未満
では、FKM層とNBR層との間に大きな層間接着
力を得がたく、上限数値を超えても層間接着力は
増大せず無駄である。 (1) NBRは、アクリルニトリル・ブタジエン共
重合体であるが、通常NBR層の耐油性、耐寒
性の観点からアクリルニトリルの結合量15〜55
%のものを用いる。具体的には、ニポール
DN101・103・202・302・206、TN103、
JSRN220S・N230S・N231H、ハイカー
1001・1031・1042等の商品名で上布されている
ものを挙げることができる。ここで、“ニポー
ル”及び“ハイカー”は日本ゼオンの、“JSR”
は日本合成ゴムのそれぞれ商標である。 (2) このNBRの加硫系は、硫黄加硫、過酸化物
加硫等、特に限定されていない。尚、過酸化物
加硫剤としては前述に例示のものを使用する。 (3) 金属酸化物類としては、酸化マグネシウム、
酸化アルミニウム、酸化亜鉛、二酸化亜鉛、酸
化カルシウム、酸化鉛(,)、二酸化ケイ
素等及びこれらの水酸化物を例示でき、特にこ
れらの内で酸化マグネシウム、水酸化カルシウ
ム、水酸化アルミニウム、酸化鉛、()が好
ましい。この金属酸化物類の配合量は通常5〜
30PHRとする。 (4) 上記以外の副資材としては、カーボンブラツ
ク等の補強剤、加硫促進剤、加工助剤、可塑
剤、着色剤、老化防止剤等があり、適宜配合す
る。 <発明の効果> 本発明のゴム積層体の製造方法は、上記の如
く、NBR配合物中にもFKM配合物中に含まれる
ポリオール加硫系加硫配合剤における加硫促進剤
を特定量配合することにより、製造に際して、押
出時や混練時、カレンダー時にFKMにスコーチ
が発生しにくく、材料物性も良好でしかも、得ら
れるゴム積層体の層間接着力も、後述の実施例で
示すが如く良好である。 <実施例> 各試験例の調整は、第1表に示す処方の配合物
でFKM層を、第2表に示す処方の配合物でNBR
層を、それぞれ4mmtのシート状にロール分出し
たものを、第3表に示す組合せで、170℃×15分、
150Kgf/cm2の条件で加圧加硫した。接着力は
JISK6301の“はく離試験”に準じて測定した。
なお、各FKM及びNBRのスコーチ時間
(JISK6300,145℃)常態物性(JISK6301)、耐
溶剤亀裂性及び低温衝撃ぜい化試験(JISK6301)
も測定したので、第1・2表にそれらの結果を示
す。なお、耐溶剤亀裂性は、JISダンベル1号形
試験片を50%伸張状態でフユエルD(トルエン
60vol%/イソオクタン40vol%)中に浸せきし、
破断までの時間を測定した。 第3表に示す結果から、NBRにポリオール加
硫系の加硫配合剤における加硫促進剤を特定量以
上(FKMに有機ホスホニウム塩が配合されてい
るときは0.1PHR以上、同じく第四級アンモニウ
ム塩が配合されているときは0.05PHR以上)配
合したときは(N−2・3・4・5・6)、FKM
層とNBR層との間に良好な層間接着力が発生す
るとがわかる。また、第2表からNBRにポリオ
ール加硫系の加硫促進剤を配合してもスコーチ時
間は影響を受けないことがわかる。なお、第1表
に示すが如く、F1〜F3,F6〜F7のFKMはいず
れもスコーチ時間が7分以上である。
【表】
【表】
【表】
【表】
*ゴム破壊
第1図は本発明の製造方法を適用可能な積層体
の一例であるゴムホースの斜視図、第2図は同じ
くダイヤフラムの斜視図である。 1…フツ素ゴム層、2…NBR層、3…基布層。
の一例であるゴムホースの斜視図、第2図は同じ
くダイヤフラムの斜視図である。 1…フツ素ゴム層、2…NBR層、3…基布層。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 下記配合物(A)からなるFKM層と、下記配合
物(B)からなるNBR層とを加硫接着させることを
特徴とするゴム積層体の製造方法。 (A) 過酸化物加硫系のFKM配合物において、有
機ホスホニウム塩を含むポリオール加硫系の加
硫配合剤が配合されている。 (B) NBR配合物において、周期表第−族か
ら選ばれる金属酸化物(又は水酸化物)が5〜
50PHR(加硫剤として金属酸化物が含まれてい
る場合はそれに加えて)配合され、さらに有機
ホスホニウム塩及び/又は第四級アンモニウム
塩が0.1〜2PHR配合されている。 2 下記配合物(A)からなるFKM層と、下記配合
物(B)からなるNBR層とを加硫接着させることを
特徴とするゴム積層体の製造方法。 (A) 過酸化物加硫系のFKM配合物において、第
四級アンモニウム塩を含むポリオール加硫系の
加硫配合剤が配合されている。 (B) NBR配合物において、周期表−族から
選ばれる金属酸化物(又は水酸化物)が5〜
50PHR(加硫剤として金属酸化物が含まれてい
る場合はそれに加えて)配合され、さらに有機
ホスホニウム塩及び/又は第四級アンモニウム
塩が0.05〜2PHR配合されている。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18603185A JPS6246642A (ja) | 1985-08-24 | 1985-08-24 | ゴム積層体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18603185A JPS6246642A (ja) | 1985-08-24 | 1985-08-24 | ゴム積層体の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6246642A JPS6246642A (ja) | 1987-02-28 |
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Family
ID=16181182
Family Applications (1)
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| JP18603185A Granted JPS6246642A (ja) | 1985-08-24 | 1985-08-24 | ゴム積層体の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
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| JP (1) | JPS6246642A (ja) |
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Family Cites Families (4)
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1985
- 1985-08-24 JP JP18603185A patent/JPS6246642A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6246642A (ja) | 1987-02-28 |
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