JPH0584288B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0584288B2 JPH0584288B2 JP61109775A JP10977586A JPH0584288B2 JP H0584288 B2 JPH0584288 B2 JP H0584288B2 JP 61109775 A JP61109775 A JP 61109775A JP 10977586 A JP10977586 A JP 10977586A JP H0584288 B2 JPH0584288 B2 JP H0584288B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- drug
- lecithin
- bitter
- bitter taste
- drugs
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Medicinal Preparation (AREA)
Description
産業上の利用分野
本発明は苦味を呈する薬物にレシチンを添加処
理することによつて得らえた苦味抑制製剤組成物
に関する。本発明の組成物は薬物の苦味を抑制
し、かつ、薬物自体の生体での吸収性には影響を
与えない組成物であり、本発明においてこれを工
業的に簡便に得ることを目的として発明された。 苦味を呈する薬物を経口的に投与するためには
カプセルにつめて投与することが最も一般的であ
るが幼児及び小児の場合にはカプセル剤の服用は
困難である。本発明によつて得られた苦味抑制製
剤組成物は粉状又は細粒状で得られるので、その
まま投与するか或いは飲物に懸濁混和して投与す
ることが可能でああることから幼・小児の服用に
何の困難もない。製造方法も特別な製造設備を要
せず、簡便で大量生産も可能であるばかりでなく
水溶液中(湿式)でも、粉体のまま(乾式)でも
組成を工夫し操作法の変更により製造可能である
ため、苦味を呈する薬物の物理化学的特性にかか
わりなく本発明を応用することが可能である。 従来の技術 苦味の強い薬物を含有する医療用組成物はその
ままこれを投与し難いため糖衣錠、フイルムコー
ト錠、カプセル剤等の剤形として苦味を遮蔽して
投与することが一般に利用されている。しかし小
児特に幼児に対してはこれらの固形製剤の投与は
困難であることから散剤、細粒剤、顆粒剤等の投
与に便利な製剤に対する要望が強く、更に薬物の
苦味が強い場合には苦味を遮断する工夫が行われ
ている。通常、粉体状薬物の苦味を抑制するため
には甘味剤及び(又は)香料を添加するほか製剤
法の工夫としてマイクロカプセル化、胃溶性コー
テイング剤による粉末コーテイング或いは低融点
のロウ状固体との共融後にスプレー法によりノズ
ルより噴出させ冷却固化し粉末化する方法等が挙
げられる。しかし、いずれの方法も完全な苦味の
マスキングができなかつたり、マスキングを完全
にする余り薬物の生体吸収性が配慮されていなか
つたり、製造に特殊な装置を必要としたり、安価
で大量の生産が困難である等の欠点を有してい
る。 発明が解決しようとする問題点 苦味を呈する液状、粉体状薬物の苦味をマスキ
ングした粉末製剤を得ようとする時、「従来の技
術」の項で述べたプロセス又は方法では主として
苦味を呈する薬物の口腔中における唾液による溶
出を極めて少くすることが重視され、このために
主として水に不溶のコーテイング剤を用いて粉体
表面をコーテイングすることが行われている。コ
ーテイング剤としては酸性溶解型の胃溶性コーテ
イング剤或いは水に不溶のロウ状物質によるコー
テイング剤が用いられている。前者の胃溶性コー
テイング剤は一般に塩基性物質である。一方、薬
物の中には苦味性で且つ遊離状態では化学的に不
安定である物質が多いので塩酸、硫酸、リン散、
有機酸などと塩を作らせ、結晶化させて化学的に
安定化する。しかしながらこのようにして得られ
た結晶はそのままでは苦味であるのでコーテイン
グ剤で被覆しなければならないが上述の通りコー
テイング剤が塩基性であれば苦味性薬物と結合し
ている酸を中和するため薬物は遊離状となり化学
的に不安定となる。かようなわけで塩酸タランピ
シリン(抗生物質)等は塩基性環境下で極めて不
安定である。従つて上記胃溶性コーテイング剤は
使用され得ず、その利用範囲が限定される。元来
胃溶性コーティング剤の本体の使用目的は錠剤の
コーテイングにあることから、粉末状薬物の苦味
を抑制するための効果的配合量は主剤に対して多
量となり、該薬物表面のコーテイング層が厚くな
り、生物学的吸収性が極めて悪くなる欠点を有し
ている。さらにまたロウ状物質による苦味性薬物
に対する粉末被覆はロウ状物質の融点で融解して
行われなければならず温度に対して不安定な物質
の被覆には不適当である。なお、ロウ状物質によ
つて被覆された薬物も生物学的吸収性が極めて悪
い。従つてこれらの欠点を改善するために低融点
のワツクスと水膨潤性高分子物質との組合せによ
る溶出率の良い製造法が考案されているが、この
方法はスプレーコンジーリング法という特殊な方
法とならざるを得ず、大量の苦味抑制製剤を製造
することは工業的に困難である。 そこで本発明においては生体に対して安全であ
り、薬剤に対しては安定でその生物学的吸収性を
損なうことなく、さらに大量生産を容易かつ迅速
に行い得る苦味抑制製剤組成物及びその製造法に
ついて検討し、上記条件を満足する製剤組成物及
びその製造法を発明した。 問題点を解決するための手段 本発明の組成物における薬物としては苦味を強
く呈するものが対象とされ、その範囲には特に制
限はないが一般に小児は苦味性薬物を忌避するの
で小児用の多用され得る薬剤が主な対象となる。
例を上げれば抗性物質の塩酸タランピシリン、解
熱鎮痛剤のアセトアミノフエン及び鎮静剤のフエ
ノバルビタール等である。 本発明に用いた苦味抑制剤はレシチンはホスフ
アチジルコリンともよばれ、ジアシル−L−3−
グリセリルホスホリルコリンに相当する。生体内
では脳髄、神経、血球、卵黄に多く含まれる。又
植物種子中にも存在し、工業的には卵黄由来の卵
黄レシチン及び大豆由来の大豆レシチンが広く利
用されている。レシチンはそのアシル基がC14〜
C22であるものが一般であり、容易に酸化されて
着色するロウ様物質である。クロロホルム、エー
テル、アルコールに可溶、アセトンにはとけにく
く、水にはほとんど溶けない。あらゆるPHで両性
イオンとして存在し界面活性を有することから、
安価に入手される大豆レシチンはその安全性が高
いため食品及び薬剤の乳化剤などとして多量に用
いられている。本発明においてはレシチンの持つ
安全性と水に不溶の性質ならびにリポソーム(閉
鎖小胞)形成性を利用し、苦味を呈する薬物の苦
味抑制レシチンを応用した。 又、粉末化のための粉末増量剤(賦形剤)とし
ては特に制限はないが、製剤の投与総量を小児用
ではなるべく少量化する方が好ましい事から少量
の賦形剤でレシチンを粉末化し得るものが良く、
例を上げればメタケイ酸アルミン酸マグネシウ
ム、合成ケイ酸アルミニウム、無水ケイ酸、ステ
アリン酸マグネシウム等が効果的である。 本発明の製剤用組成物を製造する方法としては
2通りの方が挙げられる。 第一法においては薬物を水に溶解或いは分散さ
せた後にこれに対し薬物と同量以上のレシチンを
有機溶剤(使用した水の1/4量以上の好ましくは
クロロホルム)に溶解させた溶液を混和し乳化さ
せる。これに更に薬物と同量以上の賦形剤を加
え、混和したのちに減圧乾燥し、その後に粉砕す
る。必要であれば香料、着色料及び(又は)甘味
料を添加して製品とする。 第二法においては水を使用せずに、レシチンを
溶解するクロロホルム等の溶剤中に薬物1部、レ
シチン1部以上及び賦形剤1部以上を加て、混和
する。この混和物を第一法の場合と同様に減圧乾
燥し、その後粉砕する。必要であれば香料、着色
料及び(又は)甘味料を添加して製品とする。 一般的には第一法がレチチンの薬物包接によつ
てリポソームを形成させる方法であり、第二法は
いわゆる粉末コーテイング法である。 作 用 本発明の製剤組成物の苦味抑制効果と薬物の生
物学的吸収効果とを示すために苦味に関する官能
試験及び実験動物(ラツト)を用いた薬物の生物
学的吸収性試験を行いその結果を第1及び2表に
示す。
理することによつて得らえた苦味抑制製剤組成物
に関する。本発明の組成物は薬物の苦味を抑制
し、かつ、薬物自体の生体での吸収性には影響を
与えない組成物であり、本発明においてこれを工
業的に簡便に得ることを目的として発明された。 苦味を呈する薬物を経口的に投与するためには
カプセルにつめて投与することが最も一般的であ
るが幼児及び小児の場合にはカプセル剤の服用は
困難である。本発明によつて得られた苦味抑制製
剤組成物は粉状又は細粒状で得られるので、その
まま投与するか或いは飲物に懸濁混和して投与す
ることが可能でああることから幼・小児の服用に
何の困難もない。製造方法も特別な製造設備を要
せず、簡便で大量生産も可能であるばかりでなく
水溶液中(湿式)でも、粉体のまま(乾式)でも
組成を工夫し操作法の変更により製造可能である
ため、苦味を呈する薬物の物理化学的特性にかか
わりなく本発明を応用することが可能である。 従来の技術 苦味の強い薬物を含有する医療用組成物はその
ままこれを投与し難いため糖衣錠、フイルムコー
ト錠、カプセル剤等の剤形として苦味を遮蔽して
投与することが一般に利用されている。しかし小
児特に幼児に対してはこれらの固形製剤の投与は
困難であることから散剤、細粒剤、顆粒剤等の投
与に便利な製剤に対する要望が強く、更に薬物の
苦味が強い場合には苦味を遮断する工夫が行われ
ている。通常、粉体状薬物の苦味を抑制するため
には甘味剤及び(又は)香料を添加するほか製剤
法の工夫としてマイクロカプセル化、胃溶性コー
テイング剤による粉末コーテイング或いは低融点
のロウ状固体との共融後にスプレー法によりノズ
ルより噴出させ冷却固化し粉末化する方法等が挙
げられる。しかし、いずれの方法も完全な苦味の
マスキングができなかつたり、マスキングを完全
にする余り薬物の生体吸収性が配慮されていなか
つたり、製造に特殊な装置を必要としたり、安価
で大量の生産が困難である等の欠点を有してい
る。 発明が解決しようとする問題点 苦味を呈する液状、粉体状薬物の苦味をマスキ
ングした粉末製剤を得ようとする時、「従来の技
術」の項で述べたプロセス又は方法では主として
苦味を呈する薬物の口腔中における唾液による溶
出を極めて少くすることが重視され、このために
主として水に不溶のコーテイング剤を用いて粉体
表面をコーテイングすることが行われている。コ
ーテイング剤としては酸性溶解型の胃溶性コーテ
イング剤或いは水に不溶のロウ状物質によるコー
テイング剤が用いられている。前者の胃溶性コー
テイング剤は一般に塩基性物質である。一方、薬
物の中には苦味性で且つ遊離状態では化学的に不
安定である物質が多いので塩酸、硫酸、リン散、
有機酸などと塩を作らせ、結晶化させて化学的に
安定化する。しかしながらこのようにして得られ
た結晶はそのままでは苦味であるのでコーテイン
グ剤で被覆しなければならないが上述の通りコー
テイング剤が塩基性であれば苦味性薬物と結合し
ている酸を中和するため薬物は遊離状となり化学
的に不安定となる。かようなわけで塩酸タランピ
シリン(抗生物質)等は塩基性環境下で極めて不
安定である。従つて上記胃溶性コーテイング剤は
使用され得ず、その利用範囲が限定される。元来
胃溶性コーティング剤の本体の使用目的は錠剤の
コーテイングにあることから、粉末状薬物の苦味
を抑制するための効果的配合量は主剤に対して多
量となり、該薬物表面のコーテイング層が厚くな
り、生物学的吸収性が極めて悪くなる欠点を有し
ている。さらにまたロウ状物質による苦味性薬物
に対する粉末被覆はロウ状物質の融点で融解して
行われなければならず温度に対して不安定な物質
の被覆には不適当である。なお、ロウ状物質によ
つて被覆された薬物も生物学的吸収性が極めて悪
い。従つてこれらの欠点を改善するために低融点
のワツクスと水膨潤性高分子物質との組合せによ
る溶出率の良い製造法が考案されているが、この
方法はスプレーコンジーリング法という特殊な方
法とならざるを得ず、大量の苦味抑制製剤を製造
することは工業的に困難である。 そこで本発明においては生体に対して安全であ
り、薬剤に対しては安定でその生物学的吸収性を
損なうことなく、さらに大量生産を容易かつ迅速
に行い得る苦味抑制製剤組成物及びその製造法に
ついて検討し、上記条件を満足する製剤組成物及
びその製造法を発明した。 問題点を解決するための手段 本発明の組成物における薬物としては苦味を強
く呈するものが対象とされ、その範囲には特に制
限はないが一般に小児は苦味性薬物を忌避するの
で小児用の多用され得る薬剤が主な対象となる。
例を上げれば抗性物質の塩酸タランピシリン、解
熱鎮痛剤のアセトアミノフエン及び鎮静剤のフエ
ノバルビタール等である。 本発明に用いた苦味抑制剤はレシチンはホスフ
アチジルコリンともよばれ、ジアシル−L−3−
グリセリルホスホリルコリンに相当する。生体内
では脳髄、神経、血球、卵黄に多く含まれる。又
植物種子中にも存在し、工業的には卵黄由来の卵
黄レシチン及び大豆由来の大豆レシチンが広く利
用されている。レシチンはそのアシル基がC14〜
C22であるものが一般であり、容易に酸化されて
着色するロウ様物質である。クロロホルム、エー
テル、アルコールに可溶、アセトンにはとけにく
く、水にはほとんど溶けない。あらゆるPHで両性
イオンとして存在し界面活性を有することから、
安価に入手される大豆レシチンはその安全性が高
いため食品及び薬剤の乳化剤などとして多量に用
いられている。本発明においてはレシチンの持つ
安全性と水に不溶の性質ならびにリポソーム(閉
鎖小胞)形成性を利用し、苦味を呈する薬物の苦
味抑制レシチンを応用した。 又、粉末化のための粉末増量剤(賦形剤)とし
ては特に制限はないが、製剤の投与総量を小児用
ではなるべく少量化する方が好ましい事から少量
の賦形剤でレシチンを粉末化し得るものが良く、
例を上げればメタケイ酸アルミン酸マグネシウ
ム、合成ケイ酸アルミニウム、無水ケイ酸、ステ
アリン酸マグネシウム等が効果的である。 本発明の製剤用組成物を製造する方法としては
2通りの方が挙げられる。 第一法においては薬物を水に溶解或いは分散さ
せた後にこれに対し薬物と同量以上のレシチンを
有機溶剤(使用した水の1/4量以上の好ましくは
クロロホルム)に溶解させた溶液を混和し乳化さ
せる。これに更に薬物と同量以上の賦形剤を加
え、混和したのちに減圧乾燥し、その後に粉砕す
る。必要であれば香料、着色料及び(又は)甘味
料を添加して製品とする。 第二法においては水を使用せずに、レシチンを
溶解するクロロホルム等の溶剤中に薬物1部、レ
シチン1部以上及び賦形剤1部以上を加て、混和
する。この混和物を第一法の場合と同様に減圧乾
燥し、その後粉砕する。必要であれば香料、着色
料及び(又は)甘味料を添加して製品とする。 一般的には第一法がレチチンの薬物包接によつ
てリポソームを形成させる方法であり、第二法は
いわゆる粉末コーテイング法である。 作 用 本発明の製剤組成物の苦味抑制効果と薬物の生
物学的吸収効果とを示すために苦味に関する官能
試験及び実験動物(ラツト)を用いた薬物の生物
学的吸収性試験を行いその結果を第1及び2表に
示す。
【表】
【表】
【表】
【表】
第1及び2表から明らかなように本発明の製剤
組成物は、官能試験においては苦味を全く感じさ
せないと同時にその生物学的吸収性は、対照とし
た原末薬物と比較し、同一の吸収性を示してい
る。 この事実は本発明の組成物の苦味抑制効果が極
めて良好であることを示している。本発明の組成
物が苦味を抑制する理由は必ずしも明らかでない
が、レシチンと賦形剤との混和物が物理的に該薬
物粉末の表面を覆いコーテイング膜を形成するの
が主な理由と考えられる。即ちレシチンの物理的
コーテイングと、賦形剤の物理的、化学的作用と
が協力し合うものと考れられる。 つぎに実施例を挙げて本発明の苦味抑制製剤組
成物及びその製造法を説明する。 実施例 1 塩酸タランピシリン 100g 大豆レシチン 200g メタケイ酸アルミン酸マグネシウム 150g 乳 糖 50g 塩酸タランピシリンを精製水1000mlに溶解した。
これとは別に大豆レシチンをクロロホルム250ml
に溶解した。両者の溶液を室温で混合撹拌した。
これにメタケイ酸アルミン酸マグネシウム及び乳
糖を加え、よく混和した後に減圧乾燥し、その後
に粉砕し32号ふるいを全通させた。 実施例 2 塩酸タランピシリン 100g 大豆レシチン 200g メタケイ酸アルミン酸マグネシウム 100g マンニツト 100g 塩酸タランピシリンおよび大豆レシチンを500
mlのクロロホルムに溶解し、これにメタケイ酸ア
ルミン酸マグネシウム及びマンニツトを加え、よ
く混和した後に減圧乾燥し、その後に粉砕し32号
ふるいを全通させた。 実施例 3 アセトアミノフエン 100g 大豆レシチン 100g 合成ケイ酸アルミニウム 150g マンニツト 50g 上記成分を有する組成物を実施例1と同様に調
製した。 実施例 4 アセトアミノフエン 100g 大豆レシチン 100g 合成ケイ酸アルミニウム 100g ステアリン酸マグネシウム 100g 上記成分を有する組成物を実施例2と同様に調
製した。 実施例 5 フエノバルビタール 100g 大豆レシチン 100g メタケイ酸アルミン酸マグネシウム 150g 乳 糖 50g 上記成分を有する組成物を実施例1と同様に調
製した。 実施例 6 フエノバルビタール 100g 大豆レシチン 100g 合成ケイ酸アルミニウム 150g マンニツト 50g 上記成分を有する組成物を実施例2と同様に調
製した。 発明の効果 第1及び2表に示される通り、本発明の組成物
は苦味性薬物の苦味を顕著に抑制すると共に薬物
の生物学的吸収性の点でいささかの遜色をも見な
い製剤組成物である。苦味性薬物が水溶性、非水
溶性のいずれであつても、又、製造に際しては乾
式、湿式のいずれの方法であつても応用可能であ
り、本組成物の製造方法も簡便で、大量生産に好
適であるという特長を有する。
組成物は、官能試験においては苦味を全く感じさ
せないと同時にその生物学的吸収性は、対照とし
た原末薬物と比較し、同一の吸収性を示してい
る。 この事実は本発明の組成物の苦味抑制効果が極
めて良好であることを示している。本発明の組成
物が苦味を抑制する理由は必ずしも明らかでない
が、レシチンと賦形剤との混和物が物理的に該薬
物粉末の表面を覆いコーテイング膜を形成するの
が主な理由と考えられる。即ちレシチンの物理的
コーテイングと、賦形剤の物理的、化学的作用と
が協力し合うものと考れられる。 つぎに実施例を挙げて本発明の苦味抑制製剤組
成物及びその製造法を説明する。 実施例 1 塩酸タランピシリン 100g 大豆レシチン 200g メタケイ酸アルミン酸マグネシウム 150g 乳 糖 50g 塩酸タランピシリンを精製水1000mlに溶解した。
これとは別に大豆レシチンをクロロホルム250ml
に溶解した。両者の溶液を室温で混合撹拌した。
これにメタケイ酸アルミン酸マグネシウム及び乳
糖を加え、よく混和した後に減圧乾燥し、その後
に粉砕し32号ふるいを全通させた。 実施例 2 塩酸タランピシリン 100g 大豆レシチン 200g メタケイ酸アルミン酸マグネシウム 100g マンニツト 100g 塩酸タランピシリンおよび大豆レシチンを500
mlのクロロホルムに溶解し、これにメタケイ酸ア
ルミン酸マグネシウム及びマンニツトを加え、よ
く混和した後に減圧乾燥し、その後に粉砕し32号
ふるいを全通させた。 実施例 3 アセトアミノフエン 100g 大豆レシチン 100g 合成ケイ酸アルミニウム 150g マンニツト 50g 上記成分を有する組成物を実施例1と同様に調
製した。 実施例 4 アセトアミノフエン 100g 大豆レシチン 100g 合成ケイ酸アルミニウム 100g ステアリン酸マグネシウム 100g 上記成分を有する組成物を実施例2と同様に調
製した。 実施例 5 フエノバルビタール 100g 大豆レシチン 100g メタケイ酸アルミン酸マグネシウム 150g 乳 糖 50g 上記成分を有する組成物を実施例1と同様に調
製した。 実施例 6 フエノバルビタール 100g 大豆レシチン 100g 合成ケイ酸アルミニウム 150g マンニツト 50g 上記成分を有する組成物を実施例2と同様に調
製した。 発明の効果 第1及び2表に示される通り、本発明の組成物
は苦味性薬物の苦味を顕著に抑制すると共に薬物
の生物学的吸収性の点でいささかの遜色をも見な
い製剤組成物である。苦味性薬物が水溶性、非水
溶性のいずれであつても、又、製造に際しては乾
式、湿式のいずれの方法であつても応用可能であ
り、本組成物の製造方法も簡便で、大量生産に好
適であるという特長を有する。
Claims (1)
- 1 苦味性薬物、賦形剤、及びレシチンを含む粉
末状又は顆粒状の苦味抑制製剤組成物であつて、
該賦形剤がメタケイ酸アルミン酸マグネシウム、
合成ケイ酸アルミニウム、無水ケイ酸、ステアリ
ン酸マグネシウムからなる群から選ばれ、かつ苦
味性薬物、レシチン、及び賦形剤の配合割合が重
量基準で1:1以上:1以上である組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10977586A JPS62265234A (ja) | 1986-05-14 | 1986-05-14 | 苦味抑制製剤組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10977586A JPS62265234A (ja) | 1986-05-14 | 1986-05-14 | 苦味抑制製剤組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62265234A JPS62265234A (ja) | 1987-11-18 |
| JPH0584288B2 true JPH0584288B2 (ja) | 1993-12-01 |
Family
ID=14518910
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10977586A Granted JPS62265234A (ja) | 1986-05-14 | 1986-05-14 | 苦味抑制製剤組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS62265234A (ja) |
Families Citing this family (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5407921A (en) * | 1993-07-01 | 1995-04-18 | Kao Corporation | Method for suppressing bitter taste |
| GB9702799D0 (en) * | 1997-02-12 | 1997-04-02 | Scherer Corp R P | Process for preparing solid pharmaceutical dosage forms |
| JP2001226293A (ja) * | 2000-02-17 | 2001-08-21 | Kotaro Kanpo Seiyaku Kk | 服用補助剤 |
| WO2003063835A1 (en) * | 2002-01-28 | 2003-08-07 | Phares Pharmaceutical Research N.V. | Composition comprising low water soluble compounds within porous carriers |
| JP4808392B2 (ja) * | 2003-09-04 | 2011-11-02 | ベーリンガー インゲルハイム インターナショナル ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | 苦味を隠蔽する薬理組成物 |
| JP4634886B2 (ja) * | 2005-08-03 | 2011-02-16 | 金秀バイオ株式会社 | 高機能性健康食品の苦味低減化方法、及び低苦味組成物 |
| JP5612909B2 (ja) * | 2010-05-31 | 2014-10-22 | テルモ株式会社 | 分岐鎖アミノ酸含有総合栄養食品 |
| US20170028032A1 (en) * | 2014-04-10 | 2017-02-02 | Suntory Holdings Limited | Method for masking bitterness of composition containing collagen peptide |
| JP6549428B2 (ja) * | 2014-07-23 | 2019-07-24 | エスエス製薬株式会社 | 経口組成物 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS558966A (en) * | 1978-07-05 | 1980-01-22 | Euteco Spa | Tire |
| JPS60204739A (ja) * | 1984-03-28 | 1985-10-16 | Sekimoto Hiroshi | エイコサポリエン酸系化合物含有粉体 |
-
1986
- 1986-05-14 JP JP10977586A patent/JPS62265234A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62265234A (ja) | 1987-11-18 |
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| RU2126257C1 (ru) | Фармацевтическая композиция со сниженным горьким вкусом, содержащая азалид, и способ лечения бактериальной инфекции у млекопитающих (варианты) | |
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