JPH0586776B2 - - Google Patents
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- JPH0586776B2 JPH0586776B2 JP60273159A JP27315985A JPH0586776B2 JP H0586776 B2 JPH0586776 B2 JP H0586776B2 JP 60273159 A JP60273159 A JP 60273159A JP 27315985 A JP27315985 A JP 27315985A JP H0586776 B2 JPH0586776 B2 JP H0586776B2
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- C11—ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
- C11C—FATTY ACIDS FROM FATS, OILS OR WAXES; CANDLES; FATS, OILS OR FATTY ACIDS BY CHEMICAL MODIFICATION OF FATS, OILS, OR FATTY ACIDS OBTAINED THEREFROM
- C11C3/00—Fats, oils, or fatty acids by chemical modification of fats, oils, or fatty acids obtained therefrom
- C11C3/04—Fats, oils, or fatty acids by chemical modification of fats, oils, or fatty acids obtained therefrom by esterification of fats or fatty oils
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- A—HUMAN NECESSITIES
- A23—FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
- A23D—EDIBLE OILS OR FATS, e.g. MARGARINES, SHORTENINGS OR COOKING OILS
- A23D7/00—Edible oil or fat compositions containing an aqueous phase, e.g. margarines
- A23D7/001—Spread compositions
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- A—HUMAN NECESSITIES
- A23—FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
- A23D—EDIBLE OILS OR FATS, e.g. MARGARINES, SHORTENINGS OR COOKING OILS
- A23D7/00—Edible oil or fat compositions containing an aqueous phase, e.g. margarines
- A23D7/003—Compositions other than spreads
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A23—FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
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- A23D7/00—Edible oil or fat compositions containing an aqueous phase, e.g. margarines
- A23D7/015—Reducing calorie content; Reducing fat content, e.g. "halvarines"
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- A—HUMAN NECESSITIES
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- A23D—EDIBLE OILS OR FATS, e.g. MARGARINES, SHORTENINGS OR COOKING OILS
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- A23L—FOODS, FOODSTUFFS OR NON-ALCOHOLIC BEVERAGES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; PREPARATION OR TREATMENT THEREOF
- A23L33/00—Modifying nutritive qualities of foods; Dietetic products; Preparation or treatment thereof
- A23L33/10—Modifying nutritive qualities of foods; Dietetic products; Preparation or treatment thereof using additives
- A23L33/115—Fatty acids or derivatives thereof; Fats or oils
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- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Fats And Perfumes (AREA)
- Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
Description
技術分野
本発明は、標準トリグリセリドよりも消化性で
はないアシル化グリセリドに関し、更に詳細には
低カロリー脂肪含有食品組成物におけるこれらの
アシル化グリセリドの用途に関する。 今日人々の間で最も普通の代謝問題の1つは、
肥満である。この状態は、消費されるカロリーよ
りも多いカロリーの摂取のためである。脂肪は、
ダイエツトにおけるエネルギーの最も濃厚な形態
であり、1gは約9カロリーを供給する。全体的
に、脂肪は、ダイエツトにおける全カロリーの約
40%を構成する。脂肪からの有効カロリーが食事
量の減少なしに低下されるならば、このことは、
肥満を克服できる非常に便利な実際的方法を提供
するであろう。 トリグリセリドは、食用脂肪の主成分であり、
そして消費される全量の90%を構成する。食用脂
肪のカロリー値を低下できる1つの方法は、人の
系内に吸収されるトリグリセリドの量を減少する
方法であろう。通常の食用トリグリセリド脂肪
は、ほとんど完全に吸収される。トリグリセリド
脂肪の吸収性は、分子のアルコール部分を変性す
ることによつて減少され得る。例えば、少なくと
も4個の脂肪酸エステル基を有する糖または糖ア
ルコール脂肪酸エステルが、非消化性脂肪として
使用されている。米国特許第3600186号明細書参
照。脂肪酸とペンタエリトリトールなどのポリオ
ールとの反応によつて生成される非消化性エステ
ルを開示している米国特許第2962419号明細書も
参照。 より低い消化性または吸収脂肪も、エステルの
脂肪酸部分の変性によつて生成されている。例え
ば、米国特許第3579548号明細書は、式
はないアシル化グリセリドに関し、更に詳細には
低カロリー脂肪含有食品組成物におけるこれらの
アシル化グリセリドの用途に関する。 今日人々の間で最も普通の代謝問題の1つは、
肥満である。この状態は、消費されるカロリーよ
りも多いカロリーの摂取のためである。脂肪は、
ダイエツトにおけるエネルギーの最も濃厚な形態
であり、1gは約9カロリーを供給する。全体的
に、脂肪は、ダイエツトにおける全カロリーの約
40%を構成する。脂肪からの有効カロリーが食事
量の減少なしに低下されるならば、このことは、
肥満を克服できる非常に便利な実際的方法を提供
するであろう。 トリグリセリドは、食用脂肪の主成分であり、
そして消費される全量の90%を構成する。食用脂
肪のカロリー値を低下できる1つの方法は、人の
系内に吸収されるトリグリセリドの量を減少する
方法であろう。通常の食用トリグリセリド脂肪
は、ほとんど完全に吸収される。トリグリセリド
脂肪の吸収性は、分子のアルコール部分を変性す
ることによつて減少され得る。例えば、少なくと
も4個の脂肪酸エステル基を有する糖または糖ア
ルコール脂肪酸エステルが、非消化性脂肪として
使用されている。米国特許第3600186号明細書参
照。脂肪酸とペンタエリトリトールなどのポリオ
ールとの反応によつて生成される非消化性エステ
ルを開示している米国特許第2962419号明細書も
参照。 より低い消化性または吸収脂肪も、エステルの
脂肪酸部分の変性によつて生成されている。例え
ば、米国特許第3579548号明細書は、式
【式】
(式中、Xはα−分枝カルボン酸残基であり、そ
してYおよびZは標準脂肪酸残基であるか好まし
くはXのようなα−分枝カルボン酸残基である)
を有するα−分枝カルボン酸のグリセロールエス
テルを開示している。トリアルコキシサイトレー
トまたはトリアルコキシトリカルバリエートを通
常の食用油脂の低カロリー代替物として使用する
ことを開示しているD.ハム(Hamm)の「食用
油脂の低カロリー代替物としてのトリアルコキシ
トリカルバリエート、トリアルコキシサイトレー
ト、トリアルコキシグリセロールエーテル、ジヨ
ジヨバ油およびスクロースポリエステルの生成お
よび評価」、J.Food Sci.,Vol.49,(1984),
pp.419−28も参照。 減少された吸収性を有し、従つて低カロリー性
を有する脂肪化合物を処方しようとする際の重大
な問題は、食用脂肪の望ましい通常の物理的性質
を維持することである。実際的であるためには、
低カロリー脂肪は、通常のトリグリセリド脂肪に
似ており、そして各種の脂肪含有食品組成物、例
えばシヨートニング、マーガリンおよびケーキミ
ツクスにおいて同一の実用性を有していなければ
ならない。しかしながら、望ましい脂肪様性質と
減少された吸収性または消化率との組み合わせ
は、正確には予測できない。従つて、食品組成物
に好適な非消化性脂肪の選択は、依然として「良
かつたり悪かつたりの(hit or miss)」提案であ
る。 背景技術 A グリセロールのアシル化α−ヒドロキシ脂肪
酸エステル 米国特許第2652410号明細書は、石油ロウの酸
化によるα−ヒドロキシ酸およびそれらのエスト
ライド(2つのα−ヒドロキシ酸のエステル化
物)の生成を開示している。α−ヒドロキシ酸
は、1分子当たり炭素数約5〜30を有し、一方エ
ストライドは、1分子当たり炭素数約10〜60を有
する。これらの酸およびエストライドは、1分子
当たり炭素数15〜50、好ましくは1分子当たり炭
素数約20〜35を有する直鎖パラフインの混合物の
酸化によつて得られる。エストライドは、脱ヒド
ロキシル化されてα、β−不飽和を形成できる。
これらのα−ヒドロキシ酸およびエストライド
は、各種のポリオール、例えばグリセロールでエ
ステル化されて乾性油およびリノリウムセメント
用の半固体または固体生成物を与えることができ
る。特に、例、、および参照。同様の開
示を有する米国特許第2721188号明細書も参照。 B グリセロールエステルをベースとする低カロ
リー代替脂肪 米国特許第3579548号明細書は、式
してYおよびZは標準脂肪酸残基であるか好まし
くはXのようなα−分枝カルボン酸残基である)
を有するα−分枝カルボン酸のグリセロールエス
テルを開示している。トリアルコキシサイトレー
トまたはトリアルコキシトリカルバリエートを通
常の食用油脂の低カロリー代替物として使用する
ことを開示しているD.ハム(Hamm)の「食用
油脂の低カロリー代替物としてのトリアルコキシ
トリカルバリエート、トリアルコキシサイトレー
ト、トリアルコキシグリセロールエーテル、ジヨ
ジヨバ油およびスクロースポリエステルの生成お
よび評価」、J.Food Sci.,Vol.49,(1984),
pp.419−28も参照。 減少された吸収性を有し、従つて低カロリー性
を有する脂肪化合物を処方しようとする際の重大
な問題は、食用脂肪の望ましい通常の物理的性質
を維持することである。実際的であるためには、
低カロリー脂肪は、通常のトリグリセリド脂肪に
似ており、そして各種の脂肪含有食品組成物、例
えばシヨートニング、マーガリンおよびケーキミ
ツクスにおいて同一の実用性を有していなければ
ならない。しかしながら、望ましい脂肪様性質と
減少された吸収性または消化率との組み合わせ
は、正確には予測できない。従つて、食品組成物
に好適な非消化性脂肪の選択は、依然として「良
かつたり悪かつたりの(hit or miss)」提案であ
る。 背景技術 A グリセロールのアシル化α−ヒドロキシ脂肪
酸エステル 米国特許第2652410号明細書は、石油ロウの酸
化によるα−ヒドロキシ酸およびそれらのエスト
ライド(2つのα−ヒドロキシ酸のエステル化
物)の生成を開示している。α−ヒドロキシ酸
は、1分子当たり炭素数約5〜30を有し、一方エ
ストライドは、1分子当たり炭素数約10〜60を有
する。これらの酸およびエストライドは、1分子
当たり炭素数15〜50、好ましくは1分子当たり炭
素数約20〜35を有する直鎖パラフインの混合物の
酸化によつて得られる。エストライドは、脱ヒド
ロキシル化されてα、β−不飽和を形成できる。
これらのα−ヒドロキシ酸およびエストライド
は、各種のポリオール、例えばグリセロールでエ
ステル化されて乾性油およびリノリウムセメント
用の半固体または固体生成物を与えることができ
る。特に、例、、および参照。同様の開
示を有する米国特許第2721188号明細書も参照。 B グリセロールエステルをベースとする低カロ
リー代替脂肪 米国特許第3579548号明細書は、式
【式】
〔式中、Xは式
【式】
(式中、R1およびR2はC1〜C30アルキル基であ
り、R3は水素またはC1〜C30アルキル基であり、
R1+R2+R3の合計炭素数は8〜30である) を有するα−分枝カルボン酸残基であり、そして
YおよびZはX、OHまたは
り、R3は水素またはC1〜C30アルキル基であり、
R1+R2+R3の合計炭素数は8〜30である) を有するα−分枝カルボン酸残基であり、そして
YおよびZはX、OHまたは
【式】(式中、
R4はC8〜C30アルキルまたはアルケニル基であ
る)である〕 を有するα−分枝カルボン酸のグリセロールエス
テルを開示している。これらのα−分枝カルボン
酸のグリセロールエステルは、標準トリグリセリ
ド脂肪の物理的性質および実用性を有するが、よ
り低度に消化または吸収される。トリアルコキシ
サイトレートまたはトリアルコキシトリカルバリ
エートを通常の食用油脂の低カロリー代替物とし
て使用することを開示しているD.ハムの「食用
油脂の低カロリー代替物としてのトリアルコキシ
トリカルバリエート、トリアルコキシサイトレー
ト、トリアルコキシグリセロールエーテル、ジヨ
ジヨバ油およびスクロースポリエステルの生成お
よび評価」、J.Food Sci.,Vol.49,(1984),
ppp419−28も参照。 C 膵リパーゼの基質特異性 ブロツカーホツフの「膵リパーゼの基質特異
性:エステルの反応性に対する脂肪酸の構造の影
響」、Biochim.Biophy.Acta,Vol.22,(1970),
pp92−101は、各種の脂肪族酸のモノエステルを
膵リパーゼで加水分解した研究の結果を記載して
いる。メチルなどの置換基または酸の炭素原子2
〜5における不飽和が、リパーゼに対するエステ
ルの相対抵抗をもたらすことが見出された。 発明の開示 本発明は、式()
る)である〕 を有するα−分枝カルボン酸のグリセロールエス
テルを開示している。これらのα−分枝カルボン
酸のグリセロールエステルは、標準トリグリセリ
ド脂肪の物理的性質および実用性を有するが、よ
り低度に消化または吸収される。トリアルコキシ
サイトレートまたはトリアルコキシトリカルバリ
エートを通常の食用油脂の低カロリー代替物とし
て使用することを開示しているD.ハムの「食用
油脂の低カロリー代替物としてのトリアルコキシ
トリカルバリエート、トリアルコキシサイトレー
ト、トリアルコキシグリセロールエーテル、ジヨ
ジヨバ油およびスクロースポリエステルの生成お
よび評価」、J.Food Sci.,Vol.49,(1984),
ppp419−28も参照。 C 膵リパーゼの基質特異性 ブロツカーホツフの「膵リパーゼの基質特異
性:エステルの反応性に対する脂肪酸の構造の影
響」、Biochim.Biophy.Acta,Vol.22,(1970),
pp92−101は、各種の脂肪族酸のモノエステルを
膵リパーゼで加水分解した研究の結果を記載して
いる。メチルなどの置換基または酸の炭素原子2
〜5における不飽和が、リパーゼに対するエステ
ルの相対抵抗をもたらすことが見出された。 発明の開示 本発明は、式()
【化】
〔式中、X、YおよびZ基の少なくとも1つは式
()
()
【化】
(式中、R1はC2〜C20脂肪族基であり、nは0〜
4であり、R2はC2〜C21脂肪族基である) を有するアシル化基であり、X、YおよびZ基の
残りはC1〜C21脂肪族基または式のアシル化基
である〕 を有するアシル化グリセリドに関する。これらの
グリセリドは、(a)非脂肪成分および(b)脂肪成分
(脂肪成分の約10〜100重量%は本質上本発明のア
シル化グリセリドからなる)を含む低脂肪含有食
品組成物で使用され得る。 本発明のアシル化グリセリド(およびこれらの
化合物を含有する脂肪含有食品組成物)は、通常
のトリグリセリド脂肪およびこれらを含有する組
成物に比較して望ましい物理的性質およびうまさ
(palatability)を有する。しかしながら、これら
のアシル化グリセリドは、腸管内で通常のトリグ
リセリド脂肪よりも少ししか消化または吸収され
ないので、実質上低い有効カロリー値を有する。
有効カロリーが低い本発明のアシル化グリセリド
およびこれらの化合物を含有する食品組成物は、
ここで「低カロリー」と称される。 A アシル化グリセリド 本発明のアシル化グリセリドは、式()
4であり、R2はC2〜C21脂肪族基である) を有するアシル化基であり、X、YおよびZ基の
残りはC1〜C21脂肪族基または式のアシル化基
である〕 を有するアシル化グリセリドに関する。これらの
グリセリドは、(a)非脂肪成分および(b)脂肪成分
(脂肪成分の約10〜100重量%は本質上本発明のア
シル化グリセリドからなる)を含む低脂肪含有食
品組成物で使用され得る。 本発明のアシル化グリセリド(およびこれらの
化合物を含有する脂肪含有食品組成物)は、通常
のトリグリセリド脂肪およびこれらを含有する組
成物に比較して望ましい物理的性質およびうまさ
(palatability)を有する。しかしながら、これら
のアシル化グリセリドは、腸管内で通常のトリグ
リセリド脂肪よりも少ししか消化または吸収され
ないので、実質上低い有効カロリー値を有する。
有効カロリーが低い本発明のアシル化グリセリド
およびこれらの化合物を含有する食品組成物は、
ここで「低カロリー」と称される。 A アシル化グリセリド 本発明のアシル化グリセリドは、式()
【化】
を有する。X、YおよびZ基の少なくとも1つ
は、式()
は、式()
【化】
を有するアシル化基である。生体外実験から、式
のアシル化基の数が増大するにつれて(即ち、
1から2〜3)、アシル化グリセリドは、膵酵素
によつて加水分解されにくくなることが見出され
た。好ましくは、X、YおよびZ基の各々は、式
のアシル化基である。 R1基は、線状または分枝C2〜C20脂肪族基であ
ることができるが、典型的にはC8〜C20脂肪族基
である。また、脂肪族基は、飽和または不飽和、
置換(例えば、ヒドロキシ)または非置換である
ことができる。若干の代表的R1基は、エチル、
プロピル、ブチル、ベンチル、ヘキシル、オクチ
ル、デシル、ドデシル、テトラデシル、ヘキサデ
シルおよびオクタデシルを包含する。好ましい脂
肪族基は、R1が線状C8〜C14脂肪族、最も好まし
くは線状C10〜C14アルキル、即ちn−デシル、n
−ドデシルまたはn−テトラデシルであるもので
ある。 n値は、0〜4の範囲であることができ、即ち
0、1、2、3または4であることができる。好
ましくは、nは0であり、即ちα−アシル化グリ
セリドである。 R1基の場合と同様に、R2基は、線状または分
枝C2〜C21脂肪族基であることができる。また、
R2基は、飽和または不飽和、置換または非置換
脂肪族であることができる。好適なR2基は、プ
ロピオン酸、酪酸、吉草酸、カプロン酸、カプリ
ル酸、カプリン酸、ミリスチン酸、パルミチン
酸、ステアリン酸、オレイン酸、リノール酸、リ
ノレン酸、リシノール酸などから誘導されるもの
を包含する。生体外実験から、R2基の炭素原子
の数が増大するにつれて膵酵素がそれぞれのアシ
ル化基をより少ししか加水分解しないことが見出
された。R2は、典型的には−CH2−R3基(式中、
R3はC1〜C20脂肪族基である)である。好ましい
R3基は、線状C14〜C16脂肪族基(例えば、パル
ミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、リノール
酸およびリノレン酸から誘導されるもの)を包含
する。R3基は、好ましくは線状C16不飽和脂肪族
基(例えば、オレイン酸、リノール酸、およびリ
ノレン酸から誘導されるもの)である。 特に好ましいアシル化グリセリドは、式
のアシル化基の数が増大するにつれて(即ち、
1から2〜3)、アシル化グリセリドは、膵酵素
によつて加水分解されにくくなることが見出され
た。好ましくは、X、YおよびZ基の各々は、式
のアシル化基である。 R1基は、線状または分枝C2〜C20脂肪族基であ
ることができるが、典型的にはC8〜C20脂肪族基
である。また、脂肪族基は、飽和または不飽和、
置換(例えば、ヒドロキシ)または非置換である
ことができる。若干の代表的R1基は、エチル、
プロピル、ブチル、ベンチル、ヘキシル、オクチ
ル、デシル、ドデシル、テトラデシル、ヘキサデ
シルおよびオクタデシルを包含する。好ましい脂
肪族基は、R1が線状C8〜C14脂肪族、最も好まし
くは線状C10〜C14アルキル、即ちn−デシル、n
−ドデシルまたはn−テトラデシルであるもので
ある。 n値は、0〜4の範囲であることができ、即ち
0、1、2、3または4であることができる。好
ましくは、nは0であり、即ちα−アシル化グリ
セリドである。 R1基の場合と同様に、R2基は、線状または分
枝C2〜C21脂肪族基であることができる。また、
R2基は、飽和または不飽和、置換または非置換
脂肪族であることができる。好適なR2基は、プ
ロピオン酸、酪酸、吉草酸、カプロン酸、カプリ
ル酸、カプリン酸、ミリスチン酸、パルミチン
酸、ステアリン酸、オレイン酸、リノール酸、リ
ノレン酸、リシノール酸などから誘導されるもの
を包含する。生体外実験から、R2基の炭素原子
の数が増大するにつれて膵酵素がそれぞれのアシ
ル化基をより少ししか加水分解しないことが見出
された。R2は、典型的には−CH2−R3基(式中、
R3はC1〜C20脂肪族基である)である。好ましい
R3基は、線状C14〜C16脂肪族基(例えば、パル
ミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、リノール
酸およびリノレン酸から誘導されるもの)を包含
する。R3基は、好ましくは線状C16不飽和脂肪族
基(例えば、オレイン酸、リノール酸、およびリ
ノレン酸から誘導されるもの)である。 特に好ましいアシル化グリセリドは、式
【化】
(式中、各R1は線状C10〜C14アルキル基であり、
そして各R3は線状C14〜C16脂肪族基である) を有するα−アシル化グリセリドである。 B アシル化グリセリドの製法 本発明のアシル化グリセリドは、トリグリセリ
ドまたは他のエステル化合物の標準製法によつて
生体され得る。例えば、グリセロールは、保護α
−ヒドロキシ脂肪酸のメチルエステルと反応され
て、それぞれのトリグリセリドを生成できる。α
−ヒドロキシ脂肪酸は、米国特許第4363763号明
細書に開示の方法によつて得ることができる。特
に好適なα−ヒドロキシ脂肪酸は、α−ヒドロキ
シラウリン酸、α−ヒドロキシミリスチン酸およ
びα−ヒドロキシパルミチン酸を包含する。一旦
保護基が除去されたら、α−ヒドロキシ脂肪酸ト
リグリセリドは、標準脂肪酸の酸塩化物でエステ
ル化されて、それぞれのアシル化グリセリドを生
成できる。特に好ましい酸塩化物は、パルミチン
酸、ステアリン酸、オレイン酸、リノール酸、リ
ノレン酸から誘導されるものである。米国特許第
4363763号明細書に開示のα−ヒドロキシ脂肪酸
のグリセロールモノエステルも、これらの酸塩化
物でアシル化されて、1つのアシル化基を有する
本発明のグリセリドを生成できる。 他の方法も、本発明のアシル化グリセリドを生
成するのに使用できる。1つのこのような方法
は、グリセロールと保護α−ヒドロキシ脂肪酸の
2−メトキシエチルエステルとの反応を包含す
る。保護基が除去された後、α−ヒドロキシグリ
セリドのエステル化は、米国特許第3410881号明
細書または米国再発行特許第28737号明細書に開
示の方法に従つて標準脂肪酸または脂肪酸無水物
で完了される。 本発明のアシル化グリセリドを生成するのに使
用できる別法は、グリセロールと、非保護α−ヒ
ドロキシ脂肪酸のメチルエステルおよび標準脂肪
酸のメチルエステルとの反応を包含する。この反
応において、標準脂肪酸エステルは、α−ヒドロ
キシ脂肪酸エステルの全水酸基よりもモル過剰で
存在する。この塩基触媒作用反応は、所望のアシ
ル化グリセリドを包含するグリセリドの混合物を
生成する。 本発明に係る特定のα−アシル化グリセリドの
合成法は、次の通りである。 グリセロールトリ−α−オレオイルオキシラウ
レート 工程1:α−テトラヒドロピラニルラウリン酸メ
チル α−クロロラウリン酸の200g部分(生成につ
いては米国特許第4148811号明細書の例参照)
を米国特許第4363763号明細書の第6欄第54行〜
第63行に記載の方法に類似の方法によつてα−ヒ
ドロキシラウリン酸に転化した。このα−ヒドロ
キシラウリン酸をヘキサンから3回結晶化した。
この精製α−ヒドロキシ酸の一部分を、1.0%
H2SO4を含有するメタノール中で30分間還流す
ることによつてメチルエステルに転化した。エス
テルを洗浄し、次いでK2CO3で精製した。 このメチルエステルの100g部分を、2,3−
ジヒドロピラン(55ml)およびトルエンスルホン
酸(0.5g)を含有するトルエン(200ml)中で10
分間撹拌した。NaHCO3(1.5g)をこの溶液に添
加し、次いで溶液をH2Oで洗浄した。この洗浄
された溶液を乾燥し、過し、次いで10分間2,
3−ジヒドロピラン(55ml)で再処理した。トル
エンを真空下で除去して所望のα−テトラヒドロ
ピラニルラウリン酸メチルを生成した。 工程2:グリセロールトリ−α−ヒドロキシラウ
レート グリセロール(10g、0.109モル)および粉末状
KOH(0.5g)を真空下で100℃において30分間加
熱し、撹拌した。次いで、工程1からのα−テト
ラヒドロピラニルラウリン酸メチル(105g)を
添加した。反応を水冷冷却器付きの反応フラスコ
において真空下で160℃において2時間行つて留
出物(メタノール以外)を反応混合物に返送し
た。この2時間の期間の終りまでに、反応混合物
は、均質になつた。反応混合物が冷却した後、得
られた生成物をエーテルに溶解し、次いで乳化を
防止するためにエタノールを使用してH2Oで数
回洗浄した。エーテル溶液(350ml)をNa2SO4
で乾燥し、次いで過した。次いで、メタノール
(300ml)および濃塩酸(20ml)を添加した。エー
テル溶液を15分間撹拌し、H2Oで数回洗浄し、
次いでエーテルを蒸発によつて除去した。 得られた粗生成物を−18℃のアセトンから2回
再結晶して不溶性画分38.8gを生成した。このア
セトン不溶性画分を−18℃の20%エタノール/ヘ
キサンから2回再結晶した。エタノール/ヘキサ
ン再結晶からの不溶性生成物(29g)を、溶離溶
剤として5%テトラヒドロフラン(THF)/ト
ルエンを使用する分取高性能液体クロマトグラフ
イー(HPLC)によつて分別した。このHPLC分
別時に、約100〜150mlのカツトをとり、薄層クロ
マトグラフイー(TLC)によつて監視した。画
分1〜10は、何も含有していなかつた。目的生成
物を含有する画分11〜15(9g)および16〜24
(8.5g)を合流した。画分11〜24からの合流生成
物を−18℃のアセトンから結晶化して、所望のグ
リセロールトリ−α−ヒドロキシラウレートを含
有する不溶性画分14gを生成した。 工程3:グリセロールトリ−α−オレオイルオキ
シラウレート 工程2からのグリセロールトリ−α−ヒドロキ
シラウレート(5g)をトルエン(100ml)に溶解
した。次いで、トルエン(50ml)中のピリジン
(5ml)および塩化オレオイル(9.5g)を添加し
た。反応混合物を一夜放置した。メタノール(20
ml)を添加した後、反応混合物を1時間放置し
た。次いで、反応混合物を順次H2O、希塩酸、
H2Oで洗浄した。洗浄された混合物を乾燥し、
過し、次いで濃縮してグリセロールトリ−α−
オレオイルオキシラウレートを含有する粗生成物
14gを生成した。この粗生成物は、HPLCおよび
溶剤分別によつて精製され得る。 グリセロールトリ−α−デカノイルオキシラウ
レート グリセロールトリ−α−ヒドロキシラウレート
(6.8g)および塩化デカノイル(7.0g)を、ピリ
ジン(7ml)を含有するトルエン溶液中で反応さ
せた。一夜放置後、反応混合物を順次H2O、希
塩酸、および3%エタノール性K2CO3で洗浄し
た。洗浄された混合物を乾燥し、過し、そして
濃縮させて、グリセロールトリ−α−デカノイル
オキシラウレートを含有する粗生成物12gを生成
した。この粗生成物は、HPLCおよび溶剤分別に
よつて精製され得る。 グリセロールトリ−α−プロピオニルオキシラ
ウレート グリセロールトリ−α−ヒドロキシラウレート
(7g)、塩化プロピオニル(5ml)およびピリジ
ン(5ml)をトルエン(200ml)中で混合した。
追加の酸塩化物(3ml)およびピリジン(3ml)
を後に反応混合物に添加した。一夜放置後、反応
混合物を順次H2O、希塩酸およびH2Oで洗浄し
た。トルエンを除去して、グリセロールトリ−α
−プロピオニルオキシラウレートを含有する粗生
成物14gを生成した。この粗生成物は、HPLCお
よび溶剤分別によつて更に精製され得る。 グリセロール2−オレオイル−1,3−α−オ
レオイルオキシラウレート 工程1:グリセロール1,3−ジ−α−ヒドロキ
シラウレート α−テトラヒドロピラニルラウリン酸メチル
(65g)およびグリセロール(8g)をジメチルア
セトアミド(DMAC)40ml中で混合した。次い
で、キシレン(3ml)中に懸濁されたナトリウム
メトキシド(300mg)を添加した。次いで、反応
混合物を真空下で120℃において30分間加熱して
大部分のDMACを留去した。次いで、真空を0.3
mmHgに下げ、そして温度を160℃に上げた。次い
で、反応混合物を冷却し、エーテルに溶解し、そ
して30%エタノール/H2Oで2回洗浄した。エ
ーテル相(250ml)をメタノール(250ml)で希釈
し、次いでHCI(20ml)を添加した。この溶液を
25分間撹拌し、水洗し、乾燥し、次いでエーテル
を除去した。残渣を−18℃のアセトンから2回再
結晶して、所望のグリセロール1,3−ジ−α−
ヒドロキシラウレートを含有する不溶性画分
(6.5g)を生成した。 工程2:2−オレオイル−1,3−ジ−α−オレ
オイルオキシラウレート 工程1からのグリセロール1,3−ジ−α−ヒ
ドロキシラウレート(3g)を、ピリジンを含有
するトルエン中において塩化オレオイルでアシル
化した。粗生成物をH2O、エタノール性K2CO3
で洗浄し、乾燥し、次いで回収して、グリセロー
ル2−オレオイル−1,3−ジ−α−オレオイル
オキシラウレートを含有する粗生成物11gを生成
した。この粗生成物は、HPLCおよび溶剤分別に
よつて精製され得る。 グリセロール2,3−ジオレオイル−1−α−
オレオイルオキシラウレート グリセロール1−モノ−α−ヒドロキシラウレ
ートを米国特許第4363763号明細書の第6欄第51
行〜第7欄第30行に記載の方法に類似の方法によ
つて生成した。このモノグリセリド(6.5g)およ
び塩化オレオイル(28.4g)を、ピリジン(5ml)
を含有するトルエン中で反応させた。一夜放置
後、反応混合物を順次H2O、希塩酸、H2Oで洗
浄した。洗浄された混合物を乾燥し、次いでトル
エンを除去して、グリセロール2,3−ジオレオ
イル−1−α−オレオイルオキシラウレートを含
有する粗生成物を生成した。この粗生成物は、
HPLCおよび溶剤分別によつて精製され得る。 C 膵酵素による加水分解に対する抵抗 他のグリセリド(大豆油、グリセロールトリ−
オレオイルオキシリシノレエート)に比較しての
本発明のアシル化グリセリドの非消化性を、膵酵
素による加水分解に対する抵抗に対しての生体外
実験によつて測定した。これらの生体外実験を次
の通り行つた。 各ダイジエスト(digest)は、250mlのガラス
栓三角フラスコ中にグリセリド300mg、2Mトリス
(ヒドロキシメチル)アミノメタン20ml、
0.15MNaCl(PH8.0)、45%CaCl20.5mlおよびタウ
ロコール酸ナトリウム200mgを含有していた。パ
レルリスト作用振とう機(設定No.10)上で30分間
振とうした後、膵液1mlをフラスコに添加し、次
いで振とうを60分または120分間続けた。ダイジ
エストからの加水分解脂肪酸を抽出し、次いで滴
定によつて定量化した。 この生体外試験からの結果は、次の通りであつ
た。
そして各R3は線状C14〜C16脂肪族基である) を有するα−アシル化グリセリドである。 B アシル化グリセリドの製法 本発明のアシル化グリセリドは、トリグリセリ
ドまたは他のエステル化合物の標準製法によつて
生体され得る。例えば、グリセロールは、保護α
−ヒドロキシ脂肪酸のメチルエステルと反応され
て、それぞれのトリグリセリドを生成できる。α
−ヒドロキシ脂肪酸は、米国特許第4363763号明
細書に開示の方法によつて得ることができる。特
に好適なα−ヒドロキシ脂肪酸は、α−ヒドロキ
シラウリン酸、α−ヒドロキシミリスチン酸およ
びα−ヒドロキシパルミチン酸を包含する。一旦
保護基が除去されたら、α−ヒドロキシ脂肪酸ト
リグリセリドは、標準脂肪酸の酸塩化物でエステ
ル化されて、それぞれのアシル化グリセリドを生
成できる。特に好ましい酸塩化物は、パルミチン
酸、ステアリン酸、オレイン酸、リノール酸、リ
ノレン酸から誘導されるものである。米国特許第
4363763号明細書に開示のα−ヒドロキシ脂肪酸
のグリセロールモノエステルも、これらの酸塩化
物でアシル化されて、1つのアシル化基を有する
本発明のグリセリドを生成できる。 他の方法も、本発明のアシル化グリセリドを生
成するのに使用できる。1つのこのような方法
は、グリセロールと保護α−ヒドロキシ脂肪酸の
2−メトキシエチルエステルとの反応を包含す
る。保護基が除去された後、α−ヒドロキシグリ
セリドのエステル化は、米国特許第3410881号明
細書または米国再発行特許第28737号明細書に開
示の方法に従つて標準脂肪酸または脂肪酸無水物
で完了される。 本発明のアシル化グリセリドを生成するのに使
用できる別法は、グリセロールと、非保護α−ヒ
ドロキシ脂肪酸のメチルエステルおよび標準脂肪
酸のメチルエステルとの反応を包含する。この反
応において、標準脂肪酸エステルは、α−ヒドロ
キシ脂肪酸エステルの全水酸基よりもモル過剰で
存在する。この塩基触媒作用反応は、所望のアシ
ル化グリセリドを包含するグリセリドの混合物を
生成する。 本発明に係る特定のα−アシル化グリセリドの
合成法は、次の通りである。 グリセロールトリ−α−オレオイルオキシラウ
レート 工程1:α−テトラヒドロピラニルラウリン酸メ
チル α−クロロラウリン酸の200g部分(生成につ
いては米国特許第4148811号明細書の例参照)
を米国特許第4363763号明細書の第6欄第54行〜
第63行に記載の方法に類似の方法によつてα−ヒ
ドロキシラウリン酸に転化した。このα−ヒドロ
キシラウリン酸をヘキサンから3回結晶化した。
この精製α−ヒドロキシ酸の一部分を、1.0%
H2SO4を含有するメタノール中で30分間還流す
ることによつてメチルエステルに転化した。エス
テルを洗浄し、次いでK2CO3で精製した。 このメチルエステルの100g部分を、2,3−
ジヒドロピラン(55ml)およびトルエンスルホン
酸(0.5g)を含有するトルエン(200ml)中で10
分間撹拌した。NaHCO3(1.5g)をこの溶液に添
加し、次いで溶液をH2Oで洗浄した。この洗浄
された溶液を乾燥し、過し、次いで10分間2,
3−ジヒドロピラン(55ml)で再処理した。トル
エンを真空下で除去して所望のα−テトラヒドロ
ピラニルラウリン酸メチルを生成した。 工程2:グリセロールトリ−α−ヒドロキシラウ
レート グリセロール(10g、0.109モル)および粉末状
KOH(0.5g)を真空下で100℃において30分間加
熱し、撹拌した。次いで、工程1からのα−テト
ラヒドロピラニルラウリン酸メチル(105g)を
添加した。反応を水冷冷却器付きの反応フラスコ
において真空下で160℃において2時間行つて留
出物(メタノール以外)を反応混合物に返送し
た。この2時間の期間の終りまでに、反応混合物
は、均質になつた。反応混合物が冷却した後、得
られた生成物をエーテルに溶解し、次いで乳化を
防止するためにエタノールを使用してH2Oで数
回洗浄した。エーテル溶液(350ml)をNa2SO4
で乾燥し、次いで過した。次いで、メタノール
(300ml)および濃塩酸(20ml)を添加した。エー
テル溶液を15分間撹拌し、H2Oで数回洗浄し、
次いでエーテルを蒸発によつて除去した。 得られた粗生成物を−18℃のアセトンから2回
再結晶して不溶性画分38.8gを生成した。このア
セトン不溶性画分を−18℃の20%エタノール/ヘ
キサンから2回再結晶した。エタノール/ヘキサ
ン再結晶からの不溶性生成物(29g)を、溶離溶
剤として5%テトラヒドロフラン(THF)/ト
ルエンを使用する分取高性能液体クロマトグラフ
イー(HPLC)によつて分別した。このHPLC分
別時に、約100〜150mlのカツトをとり、薄層クロ
マトグラフイー(TLC)によつて監視した。画
分1〜10は、何も含有していなかつた。目的生成
物を含有する画分11〜15(9g)および16〜24
(8.5g)を合流した。画分11〜24からの合流生成
物を−18℃のアセトンから結晶化して、所望のグ
リセロールトリ−α−ヒドロキシラウレートを含
有する不溶性画分14gを生成した。 工程3:グリセロールトリ−α−オレオイルオキ
シラウレート 工程2からのグリセロールトリ−α−ヒドロキ
シラウレート(5g)をトルエン(100ml)に溶解
した。次いで、トルエン(50ml)中のピリジン
(5ml)および塩化オレオイル(9.5g)を添加し
た。反応混合物を一夜放置した。メタノール(20
ml)を添加した後、反応混合物を1時間放置し
た。次いで、反応混合物を順次H2O、希塩酸、
H2Oで洗浄した。洗浄された混合物を乾燥し、
過し、次いで濃縮してグリセロールトリ−α−
オレオイルオキシラウレートを含有する粗生成物
14gを生成した。この粗生成物は、HPLCおよび
溶剤分別によつて精製され得る。 グリセロールトリ−α−デカノイルオキシラウ
レート グリセロールトリ−α−ヒドロキシラウレート
(6.8g)および塩化デカノイル(7.0g)を、ピリ
ジン(7ml)を含有するトルエン溶液中で反応さ
せた。一夜放置後、反応混合物を順次H2O、希
塩酸、および3%エタノール性K2CO3で洗浄し
た。洗浄された混合物を乾燥し、過し、そして
濃縮させて、グリセロールトリ−α−デカノイル
オキシラウレートを含有する粗生成物12gを生成
した。この粗生成物は、HPLCおよび溶剤分別に
よつて精製され得る。 グリセロールトリ−α−プロピオニルオキシラ
ウレート グリセロールトリ−α−ヒドロキシラウレート
(7g)、塩化プロピオニル(5ml)およびピリジ
ン(5ml)をトルエン(200ml)中で混合した。
追加の酸塩化物(3ml)およびピリジン(3ml)
を後に反応混合物に添加した。一夜放置後、反応
混合物を順次H2O、希塩酸およびH2Oで洗浄し
た。トルエンを除去して、グリセロールトリ−α
−プロピオニルオキシラウレートを含有する粗生
成物14gを生成した。この粗生成物は、HPLCお
よび溶剤分別によつて更に精製され得る。 グリセロール2−オレオイル−1,3−α−オ
レオイルオキシラウレート 工程1:グリセロール1,3−ジ−α−ヒドロキ
シラウレート α−テトラヒドロピラニルラウリン酸メチル
(65g)およびグリセロール(8g)をジメチルア
セトアミド(DMAC)40ml中で混合した。次い
で、キシレン(3ml)中に懸濁されたナトリウム
メトキシド(300mg)を添加した。次いで、反応
混合物を真空下で120℃において30分間加熱して
大部分のDMACを留去した。次いで、真空を0.3
mmHgに下げ、そして温度を160℃に上げた。次い
で、反応混合物を冷却し、エーテルに溶解し、そ
して30%エタノール/H2Oで2回洗浄した。エ
ーテル相(250ml)をメタノール(250ml)で希釈
し、次いでHCI(20ml)を添加した。この溶液を
25分間撹拌し、水洗し、乾燥し、次いでエーテル
を除去した。残渣を−18℃のアセトンから2回再
結晶して、所望のグリセロール1,3−ジ−α−
ヒドロキシラウレートを含有する不溶性画分
(6.5g)を生成した。 工程2:2−オレオイル−1,3−ジ−α−オレ
オイルオキシラウレート 工程1からのグリセロール1,3−ジ−α−ヒ
ドロキシラウレート(3g)を、ピリジンを含有
するトルエン中において塩化オレオイルでアシル
化した。粗生成物をH2O、エタノール性K2CO3
で洗浄し、乾燥し、次いで回収して、グリセロー
ル2−オレオイル−1,3−ジ−α−オレオイル
オキシラウレートを含有する粗生成物11gを生成
した。この粗生成物は、HPLCおよび溶剤分別に
よつて精製され得る。 グリセロール2,3−ジオレオイル−1−α−
オレオイルオキシラウレート グリセロール1−モノ−α−ヒドロキシラウレ
ートを米国特許第4363763号明細書の第6欄第51
行〜第7欄第30行に記載の方法に類似の方法によ
つて生成した。このモノグリセリド(6.5g)およ
び塩化オレオイル(28.4g)を、ピリジン(5ml)
を含有するトルエン中で反応させた。一夜放置
後、反応混合物を順次H2O、希塩酸、H2Oで洗
浄した。洗浄された混合物を乾燥し、次いでトル
エンを除去して、グリセロール2,3−ジオレオ
イル−1−α−オレオイルオキシラウレートを含
有する粗生成物を生成した。この粗生成物は、
HPLCおよび溶剤分別によつて精製され得る。 C 膵酵素による加水分解に対する抵抗 他のグリセリド(大豆油、グリセロールトリ−
オレオイルオキシリシノレエート)に比較しての
本発明のアシル化グリセリドの非消化性を、膵酵
素による加水分解に対する抵抗に対しての生体外
実験によつて測定した。これらの生体外実験を次
の通り行つた。 各ダイジエスト(digest)は、250mlのガラス
栓三角フラスコ中にグリセリド300mg、2Mトリス
(ヒドロキシメチル)アミノメタン20ml、
0.15MNaCl(PH8.0)、45%CaCl20.5mlおよびタウ
ロコール酸ナトリウム200mgを含有していた。パ
レルリスト作用振とう機(設定No.10)上で30分間
振とうした後、膵液1mlをフラスコに添加し、次
いで振とうを60分または120分間続けた。ダイジ
エストからの加水分解脂肪酸を抽出し、次いで滴
定によつて定量化した。 この生体外試験からの結果は、次の通りであつ
た。
【表】
ルオキシラウレート
D 低カロリー脂肪含有食品組成物 本発明のアシル化グリセリドは、低カロリー上
の利益を与えるために如何なる脂肪含有食品組成
物中の通常のトリグリセリド脂肪の部分的または
全体的代替物として使用され得る。脂肪に配合さ
れるアシル化グリセリドの量は、食品組成物、望
まれる低カロリー効果、および特定のアシル化グ
リセリドの消化率および吸収率に依存するであろ
う。著しい低カロリー効果を得るためには、食品
組成物中の脂肪の少なくとも約10%は、アシル化
グリセリドからなることが必要である。一方、本
発明の非常に低カロリーで高度に望ましい食品組
成物は、脂肪がアシル化グリセリド100%まで含
まれる時に得られる。従つて、本発明の低カロリ
ー脂肪は、フライング、ケーキ作り、パン焼きな
どに使用されるサラダ油またはクツキング油、ま
たは塑性シヨートニングに存在する通常のトリグ
リセリド脂肪の部分的または完全代替物であるこ
とができる。また、本発明の低カロリー脂肪は、
脂肪含有食品、例えばマヨネーズ、マーガリン、
および乳製品に存在する通常のトリグリセリド脂
肪の部分的または完全代替物であることができ
る。 アシル化グリセリドを含有する低カロリー食品
組成物の特定の具体例 以下の特定の具体例は、脂肪の約10〜100%が
本発明のアシル化グリセリドからなる低カロリー
脂肪含有食品組成物を例示する。
D 低カロリー脂肪含有食品組成物 本発明のアシル化グリセリドは、低カロリー上
の利益を与えるために如何なる脂肪含有食品組成
物中の通常のトリグリセリド脂肪の部分的または
全体的代替物として使用され得る。脂肪に配合さ
れるアシル化グリセリドの量は、食品組成物、望
まれる低カロリー効果、および特定のアシル化グ
リセリドの消化率および吸収率に依存するであろ
う。著しい低カロリー効果を得るためには、食品
組成物中の脂肪の少なくとも約10%は、アシル化
グリセリドからなることが必要である。一方、本
発明の非常に低カロリーで高度に望ましい食品組
成物は、脂肪がアシル化グリセリド100%まで含
まれる時に得られる。従つて、本発明の低カロリ
ー脂肪は、フライング、ケーキ作り、パン焼きな
どに使用されるサラダ油またはクツキング油、ま
たは塑性シヨートニングに存在する通常のトリグ
リセリド脂肪の部分的または完全代替物であるこ
とができる。また、本発明の低カロリー脂肪は、
脂肪含有食品、例えばマヨネーズ、マーガリン、
および乳製品に存在する通常のトリグリセリド脂
肪の部分的または完全代替物であることができ
る。 アシル化グリセリドを含有する低カロリー食品
組成物の特定の具体例 以下の特定の具体例は、脂肪の約10〜100%が
本発明のアシル化グリセリドからなる低カロリー
脂肪含有食品組成物を例示する。
【表】
(C)
グリセロールトリ−α−オレオイルオキ 100
シラウレート
グリセロールトリ−α−オレオイルオキ 100
シラウレート
【表】
シラウレート
【表】
【表】
【表】
例 マヨネーズ
脂肪(グリセロールトリ−α−オレオイルオキシ
ラウレートと脱酸綿実油との75:25ブレンド)75 酢 10 卵 黄 9 砂 糖 3 塩 1 からし 1 フレーバー 1 100 例 サラダドレツシング 脂肪(グリセロールトリ−α−オレオイルオキシ
ラウレート) 50 コーンスターチ 5 酢 10 水 35 100 例 マーガリン 油(グリセロールトリ−α−オレオイルオキシミ
リステート) 80 ミルク固形分 2 塩 2 モノグリセリド 15 水 1 100
ラウレートと脱酸綿実油との75:25ブレンド)75 酢 10 卵 黄 9 砂 糖 3 塩 1 からし 1 フレーバー 1 100 例 サラダドレツシング 脂肪(グリセロールトリ−α−オレオイルオキシ
ラウレート) 50 コーンスターチ 5 酢 10 水 35 100 例 マーガリン 油(グリセロールトリ−α−オレオイルオキシミ
リステート) 80 ミルク固形分 2 塩 2 モノグリセリド 15 水 1 100
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 式() 【化】 〔式中、前記X、YおよびZ基の少なくとも1つ
は 式() 【式】 (式中、R1はC2〜C20脂肪族基であり、nは0〜
4であり、R2は−CH2−R3基(式中、R3はC1〜
C20脂肪族基)である) を有するアシル化基であり、前記X、YおよびZ
基の残りはC1〜C21脂肪族基または式のアシル
化基である〕 を有することを特徴とするアシル化グリセリド。 2 nが、0である特許請求の範囲第1項に記載
のグリセリド。 3 R1が、線状C10〜C14アルキル基である特許
請求の範囲第2項に記載のグリセリド。 4 前記X、YおよびZ基の各々が、前記の式
のアシル化基である特許請求の範囲第3項に記載
のグリセリド。 5 R3が、線状C14〜C16脂肪族基である特許請
求の範囲第4項に記載のグリセリド。 6 R3が、線状C16不飽和脂肪族基である特許請
求の範囲第5項に記載のグリセリド。 7 グリセロールトリ−α−オレオイルオキシラ
ウレート、グリセロールトリ−α−デカノイルオ
キシラウレート、グリセロールトリ−α−プロピ
オニルオキシラウレート、グリセロール2−オレ
オイル−1,3−ジ−α−オレオイルオキシラウ
レート、グリセロール2,3−ジオレオイル−1
−α−オレオイルオキシラウレート、グリセロー
ルトリ−α−ステアロイルオキシラウレート、グ
リセロールトリ−α−オレオイルオキシミリステ
ート、およびグリセロールトリ−α−オレオイル
オキシパルミテートからなる群から選択される特
許請求の範囲第2項に記載のグリセリド。 8 グリセロールトリ−α−オレオイルオキシラ
ウレート、グリセロールトリ−α−デカノイルオ
キシラウレート、グリセロール2−オレオイル−
1,3−ジ−α−オレオイルオキシラウレート、
グリセロールトリ−α−ステアロイルオキシラウ
レート、グリセロールトリ−α−オレオイルオキ
シミリステート、およびグリセロールトリ−α−
オレオイルオキシパルミテートからなる群から選
択される特許請求の範囲第7項に記載のグリセリ
ド。 9 (a) 非脂肪成分、および(b) 脂肪成分 を含み、前記脂肪成分の約10〜100重量%は本質
上式() 【化】 〔式中、X、YおよびZ基の少なくとも1つは式
() 【化】 (式中、R1はC2〜C20脂肪族基であり、nは0〜
4であり、R2はC2〜C21脂肪族基である)を有す
るアシル化基であり、X、YおよびZ基の残りは
C1〜C21脂肪族基または式のアシル化基である〕 を有するアシル化基からなることを特徴とする低
カロリー脂肪含有食品組成物。 10 nが、0である特許請求の範囲第9項に記
載の組成物。 11 R1が、C8〜C14脂肪族基である特許請求の
範囲第10項に記載の組成物。 12 R1が、線状C10〜C14アルキル基である特
許請求の範囲第11項に記載の組成物。 13 前記X、YおよびZ基の各々が、前記の式
のアシル化基である特許請求の範囲第12項に
記載の組成物。 14 R2が、−CH2−R3基(式中、R3は線状C14
〜C16脂肪族基である)である特許請求の範囲第
13項に記載の組成物。 15 R3が、線状C16不飽和脂肪族基である特許
請求の範囲第14項に記載の組成物。 16 前記アシル化グリセリドが、グリセロール
トリ−α−オレオイルオキシラウレート、グリセ
ロールトリ−α−ステアロイルオキシラウレー
ト、グリセロールトリ−α−オレオイルオキシパ
ルミテート、およびグリセロールトリ−α−オレ
オイルオキシミリステートからなる群から選択さ
れる特許請求の範囲第9項に記載の組成物。
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