JPH0588560B2 - - Google Patents
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- JPH0588560B2 JPH0588560B2 JP61302987A JP30298786A JPH0588560B2 JP H0588560 B2 JPH0588560 B2 JP H0588560B2 JP 61302987 A JP61302987 A JP 61302987A JP 30298786 A JP30298786 A JP 30298786A JP H0588560 B2 JPH0588560 B2 JP H0588560B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- adhesive
- printed wiring
- parts
- epoxy resin
- weight
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
- H05K3/00—Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
- H05K3/30—Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistors
- H05K3/303—Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistors with surface mounted components
- H05K3/305—Affixing by adhesive
Landscapes
- Manufacturing Of Printed Wiring (AREA)
- Production Of Multi-Layered Print Wiring Board (AREA)
Description
(産業上の利用分野)
本発明は、各種の所謂半導体チツプあるいはそ
の他のチツプ部品を搭載するために用いられる多
層プリント配線板、及びその製造方法に関するも
のであり、特にこの多層プリント配線板及びその
製造方法は、チツプキヤリア、ピングリツドアレ
イ等のパツケージに応用されるものである。 (従来の技術) 近年、半導体チツプ等と称される電子部品は、
その集積度が非常に密になつてきており、そのた
めこれを実装するためのプリント配線板も高密度
化しなければならなくなつてきている。このよう
な実状に対処するために開発されたので、多層プ
リント配線板である。 この多層プリント配線板は、これを構成する複
数の基板に予じめ導体回路を形成しておき、これ
らの基板を互いに接合することによつて高集積電
子部品の実装に対応しようとするものである。 このようにして開発された多層プリント配線板
の接合には、従来ガラスクロスのあるプルプレグ
やガラスクロスのない接着シートが使用されてい
るが、これをそのままプレスにより接合しても多
層プリント配線板の内層パターン間の追従性が悪
いために接着性に乏しい欠点を有する。 また、プリプレグや接着シートは、これを構成
している樹脂の接着すべき箇所以外へのフロー量
をコントロールすることが困難であるため、多層
プリント配線板の開口部からの樹脂のはみ出しに
よりボンデイングパツドの長さを確保できない欠
点がある。つまり、ボンデイングパツド上に樹脂
がはみ出してきた場合には、当該ボンデイングパ
ツドは電気的に絶縁された状態となるため、その
ボンデイングパツドとしての役目を充分果さなく
なるからである。 換言すれば、従来の接着シートにより接合した
多層プリント配線板は、第4図及び第5図に示し
たように、多層プリント配線板200であるピン
グリツドアレイのボンデイングパツド25aへの
樹脂のはみ出し28がし易く、かつその量のコン
トロールが困難であり、樹脂のはみ出し28の量
が多ければ電気的導通の確保が困難となつていた
のである。また、樹脂のはみ出し28の量が少な
い場合には、基板20と接着シート24aの間に
ボイド29が発生しやすく、基板20間の接着性
に乏しかつたのである。 従来の技術にあつては、多層プリント配線板の
上基板と下基板の接合に樹脂等から成る接着剤を
使用した適度な例はなく樹脂のはみ出し量が少な
くてボイドのないものはなかつたのである。 (発明が解決しようとする問題点) 本発明は、以上のような実状に鑑みてなされた
もので、その解決しようとする問題点は、多層プ
リント配線板における接合部の樹脂にはみ出しに
よるボンデイングパツド部の電気的導通確保の困
難性及び基板間の接合部の接着性の不充分さによ
るプリント配線板自体の信頼性の悪さにある。 そして、本発明の目的とするところは、ボンデ
イングパツド部の電気的導通を確保し、基板間の
接着性を強化した多層プリント配線板及びその製
造方法を提供することにある。 (問題点を解決するための手段) 以上の問題点を解決するために、本発明が採つ
た第一の手段は、電子部品搭載部11及び導体回
路15が形成された下基板10aと、電子部品搭
載部11に対応する開口部12及び導体回路15
が形成された少なくとも一つの上基板10bと
を、上記の下基板10a上の一部に形成された接
着剤14aを介して積層することにより構成した
多層プリント配線板100であり、特にこの場合
に使用される接着剤14aは下記の組成から成る
ものである。 (イ) ビス−フエノール型エポキシ樹脂とノボラツ
ク型エポキシ樹脂から成る耐熱エポキシ樹脂及
びジシアンジアミドから成る硬化剤から構成さ
れた耐熱エポキシ樹脂組成物70重量部。 (ロ) シランカツプリング処理された溶融シリカま
たは結晶性シリカ30〜50重量部と無定形シリカ
5〜10重量部。 (ハ) メチルセロソルブ、ブチルセロソルブ及びジ
メチルホルムアミドから成る溶剤30重量部。 すなわち、この第一の手段に係る多層プリント
配線板100は、上記(イ)〜(ニ)からなる組成の接着
剤14aを、互いに接合されるべき下基板10a
と上基板10bとの間に介装し、これを硬化させ
ることにより接着層14を形成したものである。 以上に、以上のような構成を有する本発明に係
る多層プリント配線板100を、図面に示した具
体例に従つてより詳細に説明する。 第1図には本発明に係る多層プリント配線板1
00の表面斜視図が示してあり、この実施例にお
ける多層プリント配線板100は、ピングリツド
アレイであつて、第2図に示したように合計4枚
の基板10から成るものである。これらの各基板
10は、樹脂材料によつて形成したものが主とし
て使用されその接合部は本発明の前述の組成から
成る接着剤によつて接合されている。また、これ
らの基板10の内、特にその上下を区別して説明
する場合には「上基板10b」及び「下基板10
a」として示し、一括して言う場合には単に「基
板10」として表現するものとする。 第3図は接合部の一部を拡大した縦断面図であ
り、ボンデイングパツド15aへの接着剤14a
のはみ出しがほとんど無く、基板10と接着剤1
4aの間にボイドが発生していない。これらは接
着剤14aを各基板10上の一部に印刷などの方
法により塗布し、この接着剤14aを指触乾燥し
た後に、各基板10をプレスにより積層すること
によつて達成されるものである。 次に、本発明が採つた第二の手段について説明
すると、この第二の手段は上記多層プリント配線
板100の製造方法であつて、次の工程から成る
ものである。 (1) 電子部品搭載部11及び導体回路15が形成
された下基板10a上の一部に下記の組成を有
する接着剤14aを塗布する工程; (2) 下基板10a上の接着剤14aを指触乾燥す
る工程; (3) 電子部品搭載部11に対応する開口部12及
び導体回路15が形成された少なくとも一つの
上基板10bと、下基板10aとを接着剤14
aを介して積層する工程。 ここで使用される接着剤14aの組成は次の通
りである。 (イ) ビス−フエノール型エポキシ樹脂とノボラ
ツク型エポキシ樹脂から成る耐熱エポキシ樹
脂及びジシアンジアミドから成る硬化剤から
構成された耐熱エポキシ樹脂組成物70重量
部。 (ロ) シランカツプリング処理された溶融シリカ
または結晶性シリカ30〜50重量部と無定形シ
リカ5〜10重量部。 (ハ) メチルセロソルブ、ブチルセロソルブ及び
ジメチルホルムアミドから成る溶剤30重量
部。 すなわち、この第二の手段にあつては、上記組
成の接着剤14aを、電子部品搭載部11及び導
体回路15が形成された下基板10a上の一部に
塗布してから、この接着剤14aを指触乾燥し、
その後に上基板10bと下基板10aとをプレス
等により圧着接合させるものである。 (発明の作用) まず、本発明に係る多層プリント配線板100
にあつては、上記組成の接着剤14aを使用した
から、これを上基板10b及び下基板10a間に
介装してこれを圧着して硬化させた場合であつて
も、当該接着剤14aが上基板10bと下基板1
0aとの接着部分以外にはみ出すようなことはな
いのである。従つて、各ボンデイングパツド15
a上には電気的導通の妨げとなる接着剤14aは
存在しないことになる。また、これとは逆に、こ
の接着剤14aは導体回路間への追従性が良いか
ら、この接着剤14aは上基板10bと下基板1
0a間に確実に入り込んで従来のようなボイドを
生じさせることはなく、両者の接合を確実なもの
としているのである。 さらに、本発明に係る多層プリント配線板10
0の製造方法にあつては、上記組成の接着剤14
aを使用し、これを塗布してから指触乾燥するよ
うにしているから、上基板10b及び下基板10
aの接合に際して他に当該接着剤14aが付着す
るようなことはなく、上基板10b及び下基板1
0aの接合作業が容易となつているのである。 (実施例) 次に、本発明に係る多層プリント配線板100
及びその製造方法に必要とされる接着剤14aの
実施例について詳細に説明する。 この接着剤14aは前述の組成から成るもので
あるが、この組成においては、耐熱エポキシ樹脂
及び硬化剤から構成された耐熱エポキシ樹脂組成
物70重量部に対してシランカツプリング処理され
た溶融シリカまたは結晶性シリカ30〜50重量部と
無定形シリカ5〜10重量部を配合することが重要
である。その理由は、この接着剤14aを各基板
10上の一部に印刷などの方法により塗布した際
のにじみの発生を防止するとともに、その後のプ
レスの際の樹脂のはみ出しを防止するためにはこ
の配合比が不可欠であるからである。 なお、この耐熱エポキシ樹脂は、ビス−フエノ
ール型エポキシ樹脂とノボラツク型エポキシ樹脂
から成り、その硬化剤はジシアンジアミドから成
るために、これらの溶剤としてメチルセロソル
ブ、ブチルセロソルブ及びジメチルホルムアミド
の混合溶剤が使用されている。 この接着剤14aは、耐熱性のエポキシ樹脂に
耐水性向上の為に、カツプリング処理された溶融
シリカ(DRS−SI−20龍森社製、最大粒径5μm)
と、印刷性向上の為のアエロジルLot300(日本ア
エロジル社製)が耐熱エポキシ樹脂及び硬化剤か
ら構成された耐熱エポキシ樹脂組成物70重量部に
対し、それぞれ39.8重量部と9.6重量部の配合比
で3本ロールを通してワニス状にされており、耐
熱エポキシ樹脂組成物:溶剤が7:3の割合で混
合されている。 また、上記の配合比以外でワニス状にされた樹
脂を、次の表で示したような、他の2種の配合比
で実施してみると、表中のAの場合、印刷後のに
じみが発生し、80℃、30分の熱処理を行つた後は
にじみが発生するのとパターン上にくぼみが発生
し、一方表中のBの場合は印刷後のにじみは発生
しなかつたが、80℃、30分熱処理後はパターン上
にくぼみが発生した。しかし、表中のCの場合は
印刷後のにじみもなく、80℃、30分熱処理後の状
態も良かつた。
の他のチツプ部品を搭載するために用いられる多
層プリント配線板、及びその製造方法に関するも
のであり、特にこの多層プリント配線板及びその
製造方法は、チツプキヤリア、ピングリツドアレ
イ等のパツケージに応用されるものである。 (従来の技術) 近年、半導体チツプ等と称される電子部品は、
その集積度が非常に密になつてきており、そのた
めこれを実装するためのプリント配線板も高密度
化しなければならなくなつてきている。このよう
な実状に対処するために開発されたので、多層プ
リント配線板である。 この多層プリント配線板は、これを構成する複
数の基板に予じめ導体回路を形成しておき、これ
らの基板を互いに接合することによつて高集積電
子部品の実装に対応しようとするものである。 このようにして開発された多層プリント配線板
の接合には、従来ガラスクロスのあるプルプレグ
やガラスクロスのない接着シートが使用されてい
るが、これをそのままプレスにより接合しても多
層プリント配線板の内層パターン間の追従性が悪
いために接着性に乏しい欠点を有する。 また、プリプレグや接着シートは、これを構成
している樹脂の接着すべき箇所以外へのフロー量
をコントロールすることが困難であるため、多層
プリント配線板の開口部からの樹脂のはみ出しに
よりボンデイングパツドの長さを確保できない欠
点がある。つまり、ボンデイングパツド上に樹脂
がはみ出してきた場合には、当該ボンデイングパ
ツドは電気的に絶縁された状態となるため、その
ボンデイングパツドとしての役目を充分果さなく
なるからである。 換言すれば、従来の接着シートにより接合した
多層プリント配線板は、第4図及び第5図に示し
たように、多層プリント配線板200であるピン
グリツドアレイのボンデイングパツド25aへの
樹脂のはみ出し28がし易く、かつその量のコン
トロールが困難であり、樹脂のはみ出し28の量
が多ければ電気的導通の確保が困難となつていた
のである。また、樹脂のはみ出し28の量が少な
い場合には、基板20と接着シート24aの間に
ボイド29が発生しやすく、基板20間の接着性
に乏しかつたのである。 従来の技術にあつては、多層プリント配線板の
上基板と下基板の接合に樹脂等から成る接着剤を
使用した適度な例はなく樹脂のはみ出し量が少な
くてボイドのないものはなかつたのである。 (発明が解決しようとする問題点) 本発明は、以上のような実状に鑑みてなされた
もので、その解決しようとする問題点は、多層プ
リント配線板における接合部の樹脂にはみ出しに
よるボンデイングパツド部の電気的導通確保の困
難性及び基板間の接合部の接着性の不充分さによ
るプリント配線板自体の信頼性の悪さにある。 そして、本発明の目的とするところは、ボンデ
イングパツド部の電気的導通を確保し、基板間の
接着性を強化した多層プリント配線板及びその製
造方法を提供することにある。 (問題点を解決するための手段) 以上の問題点を解決するために、本発明が採つ
た第一の手段は、電子部品搭載部11及び導体回
路15が形成された下基板10aと、電子部品搭
載部11に対応する開口部12及び導体回路15
が形成された少なくとも一つの上基板10bと
を、上記の下基板10a上の一部に形成された接
着剤14aを介して積層することにより構成した
多層プリント配線板100であり、特にこの場合
に使用される接着剤14aは下記の組成から成る
ものである。 (イ) ビス−フエノール型エポキシ樹脂とノボラツ
ク型エポキシ樹脂から成る耐熱エポキシ樹脂及
びジシアンジアミドから成る硬化剤から構成さ
れた耐熱エポキシ樹脂組成物70重量部。 (ロ) シランカツプリング処理された溶融シリカま
たは結晶性シリカ30〜50重量部と無定形シリカ
5〜10重量部。 (ハ) メチルセロソルブ、ブチルセロソルブ及びジ
メチルホルムアミドから成る溶剤30重量部。 すなわち、この第一の手段に係る多層プリント
配線板100は、上記(イ)〜(ニ)からなる組成の接着
剤14aを、互いに接合されるべき下基板10a
と上基板10bとの間に介装し、これを硬化させ
ることにより接着層14を形成したものである。 以上に、以上のような構成を有する本発明に係
る多層プリント配線板100を、図面に示した具
体例に従つてより詳細に説明する。 第1図には本発明に係る多層プリント配線板1
00の表面斜視図が示してあり、この実施例にお
ける多層プリント配線板100は、ピングリツド
アレイであつて、第2図に示したように合計4枚
の基板10から成るものである。これらの各基板
10は、樹脂材料によつて形成したものが主とし
て使用されその接合部は本発明の前述の組成から
成る接着剤によつて接合されている。また、これ
らの基板10の内、特にその上下を区別して説明
する場合には「上基板10b」及び「下基板10
a」として示し、一括して言う場合には単に「基
板10」として表現するものとする。 第3図は接合部の一部を拡大した縦断面図であ
り、ボンデイングパツド15aへの接着剤14a
のはみ出しがほとんど無く、基板10と接着剤1
4aの間にボイドが発生していない。これらは接
着剤14aを各基板10上の一部に印刷などの方
法により塗布し、この接着剤14aを指触乾燥し
た後に、各基板10をプレスにより積層すること
によつて達成されるものである。 次に、本発明が採つた第二の手段について説明
すると、この第二の手段は上記多層プリント配線
板100の製造方法であつて、次の工程から成る
ものである。 (1) 電子部品搭載部11及び導体回路15が形成
された下基板10a上の一部に下記の組成を有
する接着剤14aを塗布する工程; (2) 下基板10a上の接着剤14aを指触乾燥す
る工程; (3) 電子部品搭載部11に対応する開口部12及
び導体回路15が形成された少なくとも一つの
上基板10bと、下基板10aとを接着剤14
aを介して積層する工程。 ここで使用される接着剤14aの組成は次の通
りである。 (イ) ビス−フエノール型エポキシ樹脂とノボラ
ツク型エポキシ樹脂から成る耐熱エポキシ樹
脂及びジシアンジアミドから成る硬化剤から
構成された耐熱エポキシ樹脂組成物70重量
部。 (ロ) シランカツプリング処理された溶融シリカ
または結晶性シリカ30〜50重量部と無定形シ
リカ5〜10重量部。 (ハ) メチルセロソルブ、ブチルセロソルブ及び
ジメチルホルムアミドから成る溶剤30重量
部。 すなわち、この第二の手段にあつては、上記組
成の接着剤14aを、電子部品搭載部11及び導
体回路15が形成された下基板10a上の一部に
塗布してから、この接着剤14aを指触乾燥し、
その後に上基板10bと下基板10aとをプレス
等により圧着接合させるものである。 (発明の作用) まず、本発明に係る多層プリント配線板100
にあつては、上記組成の接着剤14aを使用した
から、これを上基板10b及び下基板10a間に
介装してこれを圧着して硬化させた場合であつて
も、当該接着剤14aが上基板10bと下基板1
0aとの接着部分以外にはみ出すようなことはな
いのである。従つて、各ボンデイングパツド15
a上には電気的導通の妨げとなる接着剤14aは
存在しないことになる。また、これとは逆に、こ
の接着剤14aは導体回路間への追従性が良いか
ら、この接着剤14aは上基板10bと下基板1
0a間に確実に入り込んで従来のようなボイドを
生じさせることはなく、両者の接合を確実なもの
としているのである。 さらに、本発明に係る多層プリント配線板10
0の製造方法にあつては、上記組成の接着剤14
aを使用し、これを塗布してから指触乾燥するよ
うにしているから、上基板10b及び下基板10
aの接合に際して他に当該接着剤14aが付着す
るようなことはなく、上基板10b及び下基板1
0aの接合作業が容易となつているのである。 (実施例) 次に、本発明に係る多層プリント配線板100
及びその製造方法に必要とされる接着剤14aの
実施例について詳細に説明する。 この接着剤14aは前述の組成から成るもので
あるが、この組成においては、耐熱エポキシ樹脂
及び硬化剤から構成された耐熱エポキシ樹脂組成
物70重量部に対してシランカツプリング処理され
た溶融シリカまたは結晶性シリカ30〜50重量部と
無定形シリカ5〜10重量部を配合することが重要
である。その理由は、この接着剤14aを各基板
10上の一部に印刷などの方法により塗布した際
のにじみの発生を防止するとともに、その後のプ
レスの際の樹脂のはみ出しを防止するためにはこ
の配合比が不可欠であるからである。 なお、この耐熱エポキシ樹脂は、ビス−フエノ
ール型エポキシ樹脂とノボラツク型エポキシ樹脂
から成り、その硬化剤はジシアンジアミドから成
るために、これらの溶剤としてメチルセロソル
ブ、ブチルセロソルブ及びジメチルホルムアミド
の混合溶剤が使用されている。 この接着剤14aは、耐熱性のエポキシ樹脂に
耐水性向上の為に、カツプリング処理された溶融
シリカ(DRS−SI−20龍森社製、最大粒径5μm)
と、印刷性向上の為のアエロジルLot300(日本ア
エロジル社製)が耐熱エポキシ樹脂及び硬化剤か
ら構成された耐熱エポキシ樹脂組成物70重量部に
対し、それぞれ39.8重量部と9.6重量部の配合比
で3本ロールを通してワニス状にされており、耐
熱エポキシ樹脂組成物:溶剤が7:3の割合で混
合されている。 また、上記の配合比以外でワニス状にされた樹
脂を、次の表で示したような、他の2種の配合比
で実施してみると、表中のAの場合、印刷後のに
じみが発生し、80℃、30分の熱処理を行つた後は
にじみが発生するのとパターン上にくぼみが発生
し、一方表中のBの場合は印刷後のにじみは発生
しなかつたが、80℃、30分熱処理後はパターン上
にくぼみが発生した。しかし、表中のCの場合は
印刷後のにじみもなく、80℃、30分熱処理後の状
態も良かつた。
【表】
また、以上のようなこの接着剤14aを、印刷
によるソルダーレジストとして使用する場合に
は、印刷者が印刷後の飛び散りやにじみを判断し
やすくするために着色すると良い。具体的な着色
方法としては、上記組成の接着剤14a中にカー
ボンブラツクを0.5〜1.0%の割合で入れると良
い。その理由は、印刷後の膜厚が通常よく用いら
れる厚さである50μmの場合、0.5%未満になると
ソルダーレジストとしてすけて見えるようにな
り、着色するメリツトが少なくなるからである。
また、これとは逆に、接着剤14a中に入れられ
るカーボンブラツクの量が1%を越えると、導体
回路15との絶縁性の劣化が生じるからである。 この組成からなる接着剤は評価試験を行うと、
260℃の半田槽に浸漬した場合には3分間の耐久
性、熱衝撃性試験の常温25℃、15秒260℃、10
秒のオイル槽に浸漬のくり返しを200サイクル、
プレツシヤークツカーテスト150Hr以上及びプレ
ツシヤークツカーテストを10Hr行いその後、260
℃の半田槽に10秒浸漬した場合は変化が起らない
ことを確認している。 また、連続的に印刷しようとする場合、接着剤
内の溶剤、主として低沸点の溶剤メチルセロソル
ブ(B.P.124℃)が揮発しやすく粘度の向上につ
ながるので、高沸点の溶剤ブチルセロソルブ
(B.P.172℃)をデイスペンサーにより注入するこ
とにより、印刷可能な粘度250〜300ボイズに戻
し、連続的に印刷することができる。 本発明に使用される接着剤14aは溶融タイプ
のものであり、ボイドをつぶすためには下基板1
0aに印刷後、50℃〜80℃の指触乾燥をし、貼り
合わせを真空プレスにより行い、ボイドと樹脂の
はみ出し量をコントロールし、また、多層プリン
ト配線板のコーナにはテーパ状にデザイン化し、
樹脂の膜厚と樹脂のはみ出し量を適度にコントロ
ールして接合できる。 (発明の効果) 以上詳述した通り、本発明に係る多層プリント
配線板100にあつては、上記実施例にて例示し
た如く、次の組成を有する接着剤14a、すなわ
ち、 (イ) ビス−フエノール型エポキシ樹脂とノボラツ
ク型エポキシ樹脂から成る耐熱エポキシ樹脂及
びジシアンジアミドから成る硬化剤から構成さ
れた耐熱エポキシ樹脂組成物70重量部。 (ロ) シランカツプリング処理された溶融シリカま
たは結晶性シリカ30〜50重量部と無定形シリカ
5〜10重量部。 (ハ) メチルセロソルブ、ブチルセロソルブ及びジ
メチルホルムアミドから成る溶剤30重量部。 を採用するとともに、電子部品搭載部11及び導
体回路15が形成された下基板10aと、電子部
品搭載部11に対応する開口部12及び導体回路
15が形成された少なくとも一つの上基板10b
とを、上記の下基板10a上の一部に形成された
接着剤14aを介して積層することにより構成し
たから、ボンデイングパツド部の電気的導通を確
保し、基板10間の接着性を強化した多層プリン
ト配線板100を提供することができるのであ
る。 すなわち、第2図に示すような本発明に係る多
層プリント配線板100の下基板10aと上基板
10bとの接合は、下基板10aの導体回路15
間への樹脂の極入りと最外層に位置するプリント
配線板及び中基板の樹脂の接着により強化され、
それらの界面での耐水性も良好となり、基板10
間の接着性を強化することができたのである。ま
た、これにより、本発明に係る多層プリント配線
板100にあつては、プリプレグなどの接着シー
トはいらないことになるので、コスト的に安価な
多層プリント配線板とすることができるのであ
る。なお、この場合、接着レジンのみの接合は簡
便である効果もある。 また、本発明に使用される接着剤14aは、一
般のプリント配線板上に印刷することができるも
のであり、回路の永久保護および部品のはんだ付
けの際、回路間のはんだブリツジ防止のためのソ
ルダーレジストとしての永久マスクにも利用でき
る。 一方、本発明に係る製造方法にあつては、上記
組成の接着剤14aを採用するとともに、 (1) 電子部品搭載部11及び導体回路15が形成
された下基板10a上の一部に下記の組成を有
する接着剤14aを塗布する工程; (2) 下基板10a上の接着剤14aを指触乾燥す
る工程; (3) 電子部品搭載部11に対応する開口部12及
び導体回路15が形成された少なくとも一つの
上基板10bと、下基板10aとを接着剤14
aを介して積層する工程。 を経るようにしたから、上記のような効果を有す
る多層プリント配線板100を簡単に製造するこ
とができるのである。
によるソルダーレジストとして使用する場合に
は、印刷者が印刷後の飛び散りやにじみを判断し
やすくするために着色すると良い。具体的な着色
方法としては、上記組成の接着剤14a中にカー
ボンブラツクを0.5〜1.0%の割合で入れると良
い。その理由は、印刷後の膜厚が通常よく用いら
れる厚さである50μmの場合、0.5%未満になると
ソルダーレジストとしてすけて見えるようにな
り、着色するメリツトが少なくなるからである。
また、これとは逆に、接着剤14a中に入れられ
るカーボンブラツクの量が1%を越えると、導体
回路15との絶縁性の劣化が生じるからである。 この組成からなる接着剤は評価試験を行うと、
260℃の半田槽に浸漬した場合には3分間の耐久
性、熱衝撃性試験の常温25℃、15秒260℃、10
秒のオイル槽に浸漬のくり返しを200サイクル、
プレツシヤークツカーテスト150Hr以上及びプレ
ツシヤークツカーテストを10Hr行いその後、260
℃の半田槽に10秒浸漬した場合は変化が起らない
ことを確認している。 また、連続的に印刷しようとする場合、接着剤
内の溶剤、主として低沸点の溶剤メチルセロソル
ブ(B.P.124℃)が揮発しやすく粘度の向上につ
ながるので、高沸点の溶剤ブチルセロソルブ
(B.P.172℃)をデイスペンサーにより注入するこ
とにより、印刷可能な粘度250〜300ボイズに戻
し、連続的に印刷することができる。 本発明に使用される接着剤14aは溶融タイプ
のものであり、ボイドをつぶすためには下基板1
0aに印刷後、50℃〜80℃の指触乾燥をし、貼り
合わせを真空プレスにより行い、ボイドと樹脂の
はみ出し量をコントロールし、また、多層プリン
ト配線板のコーナにはテーパ状にデザイン化し、
樹脂の膜厚と樹脂のはみ出し量を適度にコントロ
ールして接合できる。 (発明の効果) 以上詳述した通り、本発明に係る多層プリント
配線板100にあつては、上記実施例にて例示し
た如く、次の組成を有する接着剤14a、すなわ
ち、 (イ) ビス−フエノール型エポキシ樹脂とノボラツ
ク型エポキシ樹脂から成る耐熱エポキシ樹脂及
びジシアンジアミドから成る硬化剤から構成さ
れた耐熱エポキシ樹脂組成物70重量部。 (ロ) シランカツプリング処理された溶融シリカま
たは結晶性シリカ30〜50重量部と無定形シリカ
5〜10重量部。 (ハ) メチルセロソルブ、ブチルセロソルブ及びジ
メチルホルムアミドから成る溶剤30重量部。 を採用するとともに、電子部品搭載部11及び導
体回路15が形成された下基板10aと、電子部
品搭載部11に対応する開口部12及び導体回路
15が形成された少なくとも一つの上基板10b
とを、上記の下基板10a上の一部に形成された
接着剤14aを介して積層することにより構成し
たから、ボンデイングパツド部の電気的導通を確
保し、基板10間の接着性を強化した多層プリン
ト配線板100を提供することができるのであ
る。 すなわち、第2図に示すような本発明に係る多
層プリント配線板100の下基板10aと上基板
10bとの接合は、下基板10aの導体回路15
間への樹脂の極入りと最外層に位置するプリント
配線板及び中基板の樹脂の接着により強化され、
それらの界面での耐水性も良好となり、基板10
間の接着性を強化することができたのである。ま
た、これにより、本発明に係る多層プリント配線
板100にあつては、プリプレグなどの接着シー
トはいらないことになるので、コスト的に安価な
多層プリント配線板とすることができるのであ
る。なお、この場合、接着レジンのみの接合は簡
便である効果もある。 また、本発明に使用される接着剤14aは、一
般のプリント配線板上に印刷することができるも
のであり、回路の永久保護および部品のはんだ付
けの際、回路間のはんだブリツジ防止のためのソ
ルダーレジストとしての永久マスクにも利用でき
る。 一方、本発明に係る製造方法にあつては、上記
組成の接着剤14aを採用するとともに、 (1) 電子部品搭載部11及び導体回路15が形成
された下基板10a上の一部に下記の組成を有
する接着剤14aを塗布する工程; (2) 下基板10a上の接着剤14aを指触乾燥す
る工程; (3) 電子部品搭載部11に対応する開口部12及
び導体回路15が形成された少なくとも一つの
上基板10bと、下基板10aとを接着剤14
aを介して積層する工程。 を経るようにしたから、上記のような効果を有す
る多層プリント配線板100を簡単に製造するこ
とができるのである。
第1図は本発明に係る多層プリント配線板の表
面斜視図、第2図は第1図の−線に沿つて見
た本発明の接着剤により接合した多層プリント配
線板の縦断面図、第3図は第2図の線部の接合
部の部分拡大縦断面図である。第4図は従来の接
着シートにより接合した多層プリント配線板の縦
断面図、第5図は第4図の線部の接合部の部分
拡大縦断面図である。 符号の説明、100……多層プリント配線板、
10……基板、10a……下基板、10b……上
基板、11……電子部品搭載部、12……開口
部、14……接着層、14a……接着剤、15…
…導体回路、15a……ボンデイングパツド、1
6……スルーホール、16a……導体層、17…
…導体ピン。
面斜視図、第2図は第1図の−線に沿つて見
た本発明の接着剤により接合した多層プリント配
線板の縦断面図、第3図は第2図の線部の接合
部の部分拡大縦断面図である。第4図は従来の接
着シートにより接合した多層プリント配線板の縦
断面図、第5図は第4図の線部の接合部の部分
拡大縦断面図である。 符号の説明、100……多層プリント配線板、
10……基板、10a……下基板、10b……上
基板、11……電子部品搭載部、12……開口
部、14……接着層、14a……接着剤、15…
…導体回路、15a……ボンデイングパツド、1
6……スルーホール、16a……導体層、17…
…導体ピン。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 電子部品搭載部及び導体回路が形成された下
基板と、前記電子部品搭載部に対応する開口部及
び導体回路が形成された少なくとも一つの上基板
とを、前記下基板の一部に形成された下記の組成
から成る接着剤を介して積層することにより構成
したことを特徴とする多層プリント配線板。 (イ) ビス−フエノール型エポキシ樹脂とノボラツ
ク型エポキシ樹脂から成る耐熱エポキシ樹脂及
びジシアンジアミドから成る硬化剤から構成さ
れた耐熱エポキシ樹脂組成物70重量部。 (ロ) シランカツプリング処理された溶融シリカま
たは結晶性シリカ30〜50重量部と無定形シリカ
5〜10重量部。 (ハ) メチルセロソルブ、ブチルセロソルブ及びジ
メチルホルムアミドから成る溶剤30重量部。 2 前記各基板は、樹脂材料から成ることを特徴
とする特許請求の範囲第1項記載の多層プリント
配線板。 3 前記多層プリント配線板は、チツプキヤリア
またはピングリツドアレイであることを特徴とす
る特許請求の範囲第1項または第2項記載の多層
プリント配線板。 4 次の工程から成る多層プリント配線板の製造
方法。 (1) 電子部品搭載部及び導体回路が形成された下
基板上の一部に下記の組成の接着剤を塗布する
工程; (2) 前記下基板上の接着剤を指触乾燥する工程; (3) 前記電子部品搭載部に対応する開口部及び導
体回路が形成された少なくとも一つの上基板
と、前記下基板とを前記接着剤を介して積層す
る工程。 接着剤の組成; (イ) ビス−フエノール型エポキシ樹脂とノボラ
ツク型エポキシ樹脂から成る耐熱エポキシ樹
脂及びジシアンジアミドから成る硬化剤から
構成された耐熱エポキシ樹脂組成物70重量
部。 (ロ) シランカツプリング処理された溶融シリカ
または結晶性シリカ30〜50重量部と無定形シ
リカ5〜10重量部。 (ハ) メチルセロソルブ、ブチルセロソルブ及び
ジメチルホルムアミドから成る溶剤30重量
部。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61302987A JPS63155692A (ja) | 1986-12-18 | 1986-12-18 | 多層プリント配線板及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61302987A JPS63155692A (ja) | 1986-12-18 | 1986-12-18 | 多層プリント配線板及びその製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63155692A JPS63155692A (ja) | 1988-06-28 |
| JPH0588560B2 true JPH0588560B2 (ja) | 1993-12-22 |
Family
ID=17915568
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61302987A Granted JPS63155692A (ja) | 1986-12-18 | 1986-12-18 | 多層プリント配線板及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS63155692A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH03101196A (ja) * | 1989-09-13 | 1991-04-25 | Ibiden Co Ltd | 多層プリント配線基板及びその製造方法 |
-
1986
- 1986-12-18 JP JP61302987A patent/JPS63155692A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63155692A (ja) | 1988-06-28 |
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