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JPH0588822B2 - - Google Patents
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JPH0588822B2 - - Google Patents

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JPH0588822B2
JPH0588822B2 JP16253085A JP16253085A JPH0588822B2 JP H0588822 B2 JPH0588822 B2 JP H0588822B2 JP 16253085 A JP16253085 A JP 16253085A JP 16253085 A JP16253085 A JP 16253085A JP H0588822 B2 JPH0588822 B2 JP H0588822B2
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Toshiaki Shibue
Takanori Nakatate
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Konica Minolta Inc
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Konica Minolta Inc
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03CPHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
    • G03C11/00Auxiliary processes in photography
    • G03C11/08Varnishing, e.g. application of protective layers on finished photographic prints

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野] 本発明は保護被覆層を有する写真材料に関す
る。さらに詳しくは画像形成層(ゼラチン/ハロ
ゲン化銀乳剤層)に対する接着性が優れ、且つ耐
水性の向上した保護被覆層を有する写真材料に関
する。 [発明の背景] 支持体上にゼラチンをバインダーとするハロゲ
ン化銀乳剤のような感光性乳剤が塗布された写真
材料は、これを画像形成させた後、種々の使用条
件下及び気候条件下に曝される場合がある。これ
らの条件下においても写真材料としての美観及び
機能を損なわぬようその表面に保護被覆層を設け
ることが一般に行なわれている。 写真材料の保護被覆層には種々のものが知られ
ている。 例えば保護層の被覆組成物に紫外線を照射し硬
化させて保護被覆層とするものとして、不飽和基
を有するアクリル系プレポリマーとフオトラジカ
ルを発生する光重合開始剤とを含有する組成物を
写真材料の表面に被覆してラジカル重合的に硬化
させたものが、例えば特開昭53−57023号、同56
−91233号、米国特許第4333998号等の各公報に開
示されている。 しかしこれら公知の光重合性組成物は、写真材
料の写真画像層に対する接着性の点で充分満足す
べきものでない。 また、写真材料の写真画像層上にエポキシ樹脂
と芳香族オニウム塩等のカチオン重合開始剤から
なる組成物を塗布しカチオン開環重合により硬化
させて保護被覆層とするものが米国特許第
4156046号に開示されており、これらの組成物は
次のものからなる。 1 例えばγ−グリシドキシプロピルトリメトキ
シシラン等のエポキシ末端シラン、 2 例えば3,4−エポキシシクロヘキシルメチ
ル−2,4−エポキシシクロヘキサンカルボキ
シレート、あるいは1,6−ヘキサンジオール
ジグリシジルエーテル等の脂環及び脂肪族ポリ
エポキシド、 3 エポキシ又はシラン基を重合し得るモノマ
ー、 4 紫外線吸収剤(例えばベンゾフエノン)、 5 トリアリールスルホニウムヘキサフルオロホ
スフエート等のカチオン重合開始剤。 さらにまた、米国特許第4426431号には、 1 1,4−ブタンジオールジグリシジルエーテ
ルあるいはアジピン酸ビス(3,4−エポキシ
−6−メチルシクロヘキシルメチル)等の脂肪
族または脂環式の多官能性エポキシ化合物、 2 例えばヘキサフルオロアンチモン酸トリフエ
ニルスルホニウム等のエポキシ化合物の重合を
開始するためのカチオン重合開始剤、 3 例えばペンタエリスリトールトリアクリレー
ト等の重合性アクリル系化合物、 4 例えば4,4−ビスクロルメチルベンゾフエ
ノン等の遊離基開始剤、 5 例えばγ−グリシドオキシプロピルトリメト
キシシラン等の重合性有機官能性シラン、 の1)〜5)から成る紫外線硬化組成物が開示さ
れている。 しかしながらこれら組成物は、摩耗性や硬度と
いう点では優れているが、ゼラチンより成るハロ
ゲン化銀乳剤への接着性を向上させるために、有
機官能性シラン化合物を併用している。 このような有機官能性シラン化合物を含有した
組成物は出力の小さい紫外線ランプでは硬化せ
ず、またシラン化合物を含有した組成物を硬化さ
せるには高出力ランプ(200W/cm2)を用いる必
要があり、このため発熱度が大きく、オゾンを発
生したりするので、冷却装置や排気フアン等の装
置が必要となり装置が大型化しコスト高となる欠
点がある。また耐水性の点でも充分でない。特に
水や温水に浸漬した場合の保護被覆層の耐引掻き
性に弱く、支持体から写真画像層が脱落したりす
る等の欠点があることが判明した。 また、芳香族ポリオール類のポリグリシジルエ
ーテルの混合比率を上げた組成物を用いて形成し
た保護被覆層は、水侵時の耐ツメキズ性(耐水
性)、およびゼラチンをバインダーとするハロゲ
ン化銀乳剤の写真画像層に対する接着性は改良さ
れるものの、保護被覆層の耐光性が弱く、太陽光
線に曝して保存すると保護被覆層が黄変すること
が判明した。 本発明者等は上記欠点を解消するために鋭意研
究の結果、前記芳香族ポリオール類のポリグリシ
ジルエーテルに多塩基酸のポリグリシジルエステ
ルを添加することにより、得られる保護被覆層の
黄変が防止されることを見い出すと共に、さらに
驚くべきことに、ハロゲン化銀乳剤に対する接着
性が水浸後においても著しく向上することが分つ
た。 [発明の目的] 従つて、本発明の第1の目的は、水に浸漬して
も耐ツメキズ性が強く、かつゼラチンより成るハ
ロゲン化銀乳剤から形成された写真画像層に対す
る接着性が著しく改良された保護被覆層を有する
写真材料を提供することにある。 本発明の第2の目的は、太陽光線に曝しても黄
変し難い保護被覆層の耐光性が著しく改善された
写真材料を提供することにある。 [発明の構成] 本発明の上記目的は、保護被覆層を有する写真
材料において、前記保護被覆層が下記(a)群から選
ばれる少なくとも1つ、(b)群から選ばれる少なく
とも1つおよび(c)群か選ばれる少なくとも1つを
含有する組成物を紫外線領域を含む光の照射によ
り硬化された写真材料により達成される。 (a)群:芳香族ポリオール類のポリグリシジルエ
ーテル、 (b)群:多塩基酸のポリグリシジルエステル、 (c)群:カチオン重合開始剤。 [発明の具体的構成] 本発明の写真材料の保護被覆層に以下に詳述す
る(a)群から選ばれる少なくとも1つ、(b)群から選
ばれる少なくとも1つおよび(c)群から選ばれる少
なくとも1つを含有する組成物であつて紫外線領
域を含む光の照射により硬化し得るもの(以下本
発明の紫外線硬化組成物という。)が用いられる。 本発明において保護被覆層として用いられる(a)
群の芳香族ポリオール類のポリグリシジルエーテ
ルは、好ましくは、400以下のエポキシ当量を有
し、かつ分子量が、1000以下の芳香族ポリオール
類のポリグリシジルエーテルであり、これにはポ
リメチルグリシジルエーテルも含まれる。 芳香族ポリオール類のポリグリシジルエーテル
およびポリメチルグリシジルエーテルの具体例と
しては、ビスフエノールAジグリシジルエーテル
で代表される化合物が挙げられ、この化合物は、
例えば芳香族ポリオール類とエピクロルヒドリン
またはメチルエピクロルヒドリンとの反応によつ
て作られる。 芳香族ポリオール類の具体例としては、ビスフ
エノールF、ビスフエノールA、ノボラツク樹
脂、クレゾールノボラツク樹脂、レゾルシン、ポ
リパラヒドロキシスチレン等が挙げられる。 以下、本発明の(a)群の芳香族ポリオール類のポ
リグリシジルエーテルについて具体的に説明す
る。 (A) ビスフエノールAのグリシジルエーテル この化合物はエピクロロヒドリン(1−クロロ
−2,3−エポキシプロパン)とビスフエノール
A(4,4′−イソプロピリデンジフエノール)と
の反応により得られる。反応生成物はビスフエノ
ールAのポリグリシジルエーテルまたはジグリシ
ジルエーテル(グリシジル基はより正式には2,
3−エポキシプロピル基と称される)の形を持つ
と思われ、従つて、ジフエニルおよびグリシドー
ル(2,3−エポキシ−1−プロパノール)から
誘導されるポリエーテルと考えられる。この樹脂
状生成物に通常与えられる構造は以下の如くであ
る。
【化】 上式中、ポリマー分子の非末端位を有するグリ
シジル基は2−ヒドロキシトリメチレン基 −CH2CH(OH)CH2− になる。 上記化合物はビスフエノールAに対して多量の
エピクロロヒドリンを反応させることにより平均
分子量約380の粘稠性液体が得られる。この反応
生成物は85モル%以上のビスフエノールAのジグ
リシジルエーテル(n=0)、{これは2,2−ビ
ス[p−(2,3−エポキシプロポキシ}フエニ
ル]プロパンと称される}、とnが1,2及び/
又は3のものを少量含む。本発明において使用さ
れる上記(a)群の化合物は、主としてビスフエノー
ルAのジグリシジルエーテルからなり、約400以
下の平均分子量をもち、かつ170〜200、通常、約
172〜187の範囲のエポキシ当量を有している。 このような化合物の具体的合成法については、
ハンドブツク・オブ・エポキシ・レジンズ
(Handbook of Epoxy Resins)エツチ・リー
(H.Lee)およびケー・ネビーレ(K.Neville)
著、マツグロー・ヒル・ブツクカンパニー
(Mcgrow−Hill Book Company),1967,に記
載されているグリシジル型エポキシ樹脂の合成
“Synthesis of Glycidyl type Epoxy Resins”、
とくにビスフエノールAのモノマー性ジグリシジ
ルエーテルの合成を参照することができる。 (B) 以下の構造を有するポリグリシジルエーテル
化合物
【化】 上記式中、Rは炭素数2〜3のアルキレン基を
表わし、R′およびR″はそれぞれ水素原子、メチ
ル基またはエチル基を表わし、lおよびmはそれ
ぞれ1より大きいが3より小さい整数を表わす。 上記構造の化合物は、代表的にはビスフエノー
ルAにアルキレンオキサイドを付加重合させて得
られた付加重合物にエピクロルヒドリンを反応さ
せて得られる。 これらの化合物の具体例としては、ビスフエノ
ールFのエチレンオキシド付加物ジグリシジルエ
ーテル、ビスフエノールFのプロピレンオキシド
付加物ジグリシジルエーテル、ビスフエノールA
のエチレンオキシド付加物ジグリシジルエーテ
ル、ビスフエノールAのプロピレンオキシド付加
物ジグリシジルエーテル等が挙げられる。 これらの化合物は、エポキシ当量が330〜360で
あり、平均分子量は450〜480である。 (C) ビスフエノールFのグリシジルエーテル
【化】 上記化合物はビスフエノールF(ホルムアルデ
ヒドとフエノールとの縮合物)とエピクロルヒド
リンとの縮合反応により得られる。 この化合物は平均分子量が400以下、エポキシ
当量が170〜190である。 (D) ノボラツク樹脂およびクレゾールノボラツク
樹脂のエポキシ化樹脂 これらの樹脂はフエノール−ホルムアルデヒド
樹脂業界において公知の方法に従つて、酸触媒を
用いてホルムアルデヒドと過剰量の商業用グレー
ドのクレゾール(またはフエノール)との縮合反
応を行い、液体または低融点熱可塑性生成物を得
ることにより製造される。このような生成物は
1000付近の平均分子量と160〜200、しばしば約
170〜180の範囲のエポキシ当量をもつエポキシ化
された形態で入手し得る。 ノボラツク樹脂は一般的に下記式を有する。
【化】 さらに多核フエノールグリシジルエーテルから
誘導される樹脂で下記で表わされる化合物も包含
される。
【化】 又は
【化】 上記式中、nは0.2〜1.6の値を有する。 本発明においては、前記芳香族ポリオール類の
ポリグリシジルエーテルに加えて、更にこの水素
添加化合物を併用するとと好ましい結果が得られ
る。 このような水素添加化合物としては、上記(A)〜
(D)の構造式において、それぞれのフエニレン基が
水素で飽和されたシクロヘキシレン基やフエニレ
ン基の一部が水素添加されたシクロヘキセニル基
で更き換えられた化合物が挙げられる。 本発明に用いられる(a)群のエポキシ化合物であ
る芳香族ポリオール類のポリグリシジルエーテル
のエポキシ当量は光硬化性の点から400以下が好
ましく特にエポキシ当量が100〜360であることが
好ましい。 上記エポキシ当量は、エポキシ基1モルを含む
樹脂のグラム数(例えばビスフエノールA系エポ
キシ樹脂では通常分子量の1/2に等しい)で表
わされる。 該エポキシ当量は公知の方法、例えばクライン
(Kline)著、ハイ・ポリマーズ、12巻、アナリ
テイカル・ケミストリー・オブ・ポリマーズ
(High Polymers,Vol、Analytical
Chemistry of Polymers)、第5章エポキシ・レ
ジンズに記載の方法により求めることができる。 また平均分子量は、耐水性、接着性の点から大
きい程良いが組成液の粘度の点から100〜1500が
好ましい。 上記(a)群の化合物は、特に耐水性が改良される
ためには組成物中に単独又は2種以上混合して、
本発明の紫外線硬化組成物の総重量に対して少な
くとも10重量%を含有することが必要である。 より好ましくは、20重量%〜80重量%、さらに
好ましくは50〜80重量%である。10重量%以下で
は耐ツメキズ性、接着性が充分でなく、80重量%
以上では硬化性が充分でない。 本発明に用いられる(b)群の多塩基酸のポリグリ
シジルエステルとしては、下記に示すポリカルボ
ン酸のポリグリシジルエステルが挙げられる。 (1) ジグリシジルフタレート(フタル酸ジグリシ
ジルエステル) (2) グリシジルテトラヒドロフタレート(テトラ
ヒドロフタル酸ジグリシジルエステル) (3) グリシジルヘキサヒドロフタレート(ヘキサ
ヒドロフタル酸ジグリシジルエステル) (4) ジメチルグリシジルフタレート(フタル酸ジ
メチルグリシジルエステル) (5) ジメチルグリシジルヘキサヒドロフタレート
(ヘキサヒドロフタル酸ジメチルグリシジルエ
ステル) (6) ダイマー酸グリシジルエステル (7) ダイマー酸グリシジルエステル変性物 (8) クロマテイツクジグリシジルエステル (9) シクロアリフアテイツクジグリシジルエステ
ル 上記のポリカルボン酸ポリグリシジルエステル
の中では(1),(2),(3)で示されるジグリシジルフタ
レート類が好ましく、以下にその具体例を示す。 (1) ジグリシジルオルトフタレート(カワカロン
A、シヨーダイン508)
【化】 (2) ジグリシジルテトラヒドロフタレート(カワ
カロンH、アラルダイトCY−182)
【化】 (3) ジグリシジルヘキサヒドロフタレート(カワ
カロンH、エピコート190、アラルダイトCY−
183)
【化】 本発明に用いるポリカルボン酸のジグリシジル
エステルの合成は、例えば米国特許第3053855号、
特公昭41−6573号、ハンドブツク・オブ・エポキ
シ・レジンズ等に記載の方法で行うことができ、
具体的には、例えば酸クロライドとグリシドール
または酸のアルカリ塩とエピクロルヒドリンから
グリシジルエステルを合成する方法、過剰のエピ
クロルヒドリンの存在下各種カルボン酸(例えば
アクリル酸、ポリアクリル酸、ステアリン酸、ペ
ラルゴン酸、アゼライン酸、セバシン酸、アジピ
ン酸、コハク酸、フタル酸、オレイン酸、リノレ
ン酸ダイマーおよびリノレン酸トリマーなど)を
アルカリ金属塩水溶液とし第4級アンモニウムハ
ライドを触媒としてグリシジルエステルを合成す
る方法、又は触媒として臭素またはヨウ素のアル
カリ金属塩を用い、かつ反応溶媒としてN−ジア
ルキルアミドまたはジスルホオキシドなどを用い
る方法、及びその他アルカリや第3級アミンを触
媒とする方法等が挙げられる。 本発明に用いられる上記(b)群の多塩基酸のポリ
グリシジルエステルは1種または2種以上を混合
して用いられ、本発明の紫外線硬化組成物の全重
量に対して、20〜80重量%が好ましく、より好ま
しくは20〜70重量%の範囲である。 20重量%以下では硬化性が充分でなく、80重量
%以上ではハロゲン化銀乳剤に対する接着性が悪
くなる。 本発明に用いられる(c)群のカチオン重合開始剤
としては、芳香族オニウム塩が好ましく、これに
は周期律表第a族元素の塩、例えばホスホニウ
ム塩(例えばヘキサフルオロリン酸トリフエニル
フエナシルホスホニウム)、第a族元素の塩、
例えばスルホニウム塩(例えばテトラフルオロホ
ウ酸トリフエニルスルホニウム、ヘキサフルオロ
リン酸トリフエニルスルホニウム、ヘキサフルオ
ロリン酸トリス(4−チオメトキシフエニル)ス
ルホニウムおよびヘキサフルオロアンチモン酸ト
リフエニルスルホニウム)、および第a族元素
の塩、例えばヨードニウム塩(例えば塩化ジフエ
ニルヨードニウム)等が含まれる。 芳香族オニウム塩をエポキシ化合物の重合に際
しカチオン重合開始剤として使用することは、米
国特許第4058401号、第4069055号、第4101513号、
および第4161478号各公報に詳述されている。 好ましいカチオン重合開始剤としては、第a
族元素のスルホニウム塩が挙げられる。 中でも、紫外線硬化性と紫外線硬化組成物の貯
蔵安定性の観点からは、ヘキサフルオロアンチモ
ン酸トリアリールスルホニウムが好ましい。 上記カチオン重合開始剤の使用量は、(a)群、(b)
群および(c)群の化合物を含有する本発明の紫外線
硬化組成物の総重量に対して3〜20重量%が好ま
しく、より好ましくは5〜12重量%である。 カチオン重合開始剤の量が本発明の紫外線硬化
組成物の総重量に対して1重量%を越えない場合
は、紫外線を含む光を照射した際の硬化速度が極
端に遅くなる。 一方、20重量%を越えても性能上の向上は特に
なく、経済的な面から実用的でない。 本発明において低出力のランプでの紫外線硬化
組成物の硬化では、上記カチオン重合開始剤は5
〜12重量%の範囲で用いられる。 本発明の保護被覆層に用いられる前記(a),(b)お
よび(c)の各群からそれぞれ選ばれる少なくとも1
つを含有する本発明の紫外線硬化組成物は、油類
(特にシリコーン油)、シリコーン−アルキレンオ
キシド共重合体(例えばユニオンカーバイト社か
ら市販されているL−5410)のような界面活性剤
類、シリコーン油含有脂肪族エポキシド基類、
3M社から市販されるFO−171及びこれもまた3M
社から市販されるFO−430、大日本インキ社から
市販されているMegafac F−141のようなフル
オロカーボン界面活性剤類等を含有することがで
きる。 本発明の紫外線硬化組成物には、さらに不活性
な成分、例えばタルク、炭酸カルシウム、アルミ
ナ、シリカ、マイカ、硫酸バリウム、炭酸マグネ
シウム、ガラス粉等の充填剤、染料、顔料、増粘
剤、可塑剤、安定剤、レベリング剤、カツプリン
グ剤、粘着付与剤、シリコーン基含有活性剤、フ
ルオロカーボン基含有表面活性剤等の濡れ向上
剤、その他の各種添加剤、さらに組成物の塗布中
における流動性を改良することを目的として、前
記カチオン重合開始剤と殆んど反応しないアセト
ン、メチルエチルケトン、メチルクロライド等の
少量の溶剤を加えることもできる。 また、本発明の紫外線硬化組成物には、さらに
例えばスチレン、パラメチルスチレン、メタクリ
ル酸エステル、アクリル酸エステル類等のビニル
単量体や、セルロース系、熱可塑性ポリエステ
ル、フエニルグリシジルエーテル、ブチルグリシ
ジルエーテル等のモノエポキシド等を発明の効果
を阻害しない範囲で使用してもよい。 本発明の写真材料において、情報を担持させる
写真画像層は、白黒或はカラー用ハロゲン化銀感
光材料、各種拡散転写型感光材料、ジアゾ感光材
料、電子写真画像記録材料等に所定の処理工程を
施して形成される。前記写真画像層は、感光材料
等の感光層或は受像層を、例えば防水加工バライ
タ紙、白色不透明樹脂シート支持体或はそれらの
背面に黒白遮光層を塗布した支持体、或は透明樹
脂シート等の支持体に塗設したものから所定の処
理を施すことにより得られる。 以下、前記写真画像層としてハロゲン化銀感光
性乳剤層を用いた場合について具体的に説明す
る。 前記ハロゲン化銀感光性乳剤層に用いられるハ
ロゲン化銀としては塩化銀、臭化銀、沃化銀、ま
たはこれら混合された沃臭化銀を使用することが
できる。 特にゼラチンをバインダーとし、この中にハロ
ゲン化銀粒子を分散し、必要な発色色素、増感色
素、安定剤、延展剤等の添加剤を加えたカラー写
真感光乳剤を透明樹脂シート上に数層積重塗布し
たものが好ましい。このようなカラー写真乳剤に
よれば人物の顔などの情報がカラーで鮮明で顕出
するため、本人を確認するとき最も好適である。 ハロゲン化銀感光性乳剤から成る画像形成層に
情報を焼き付ける方法としては実公昭46−22858
号に記載される装置を使用して焼き付け、これを
所定の現像液で現像して、画像シートに情報を簡
単に担持せしめることができる。 本発明の写真材料では、写真画像層に本発明の
紫外線硬化組成物を塗布する前に可視画像を形成
する処理が施される。この処理は、例えば黒白写
真材料では、一般に現像、定着および洗浄からな
る一連の工程で処理される。また、カラープリン
トではカラー現像、漂白、定着(または同時漂白
−定着)、および安定化からなる一連の工程で処
理される。さらにまたカラー反転写真材料では黒
白ネガ現像、ついで反転露光もしくはかぶり処理
(fogging)、カラー現像、漂白、定着(または同
時漂白−定着)、および安定化からなる一連の工
程で処理される。 本発明の紫外線硬化組成物の写真材料への塗布
は、例えば浸漬、被覆、エアナイフ塗布、ロール
塗布、グラビア塗布、押出被覆、ビーズ塗布、流
し塗、線巻塗布機の使用などによつて行うことが
できる。また、特願昭59−18027号記載の塗布、
硬化装置を用いることもできる。 一般に写真材料の写真画像層上に塗布した本発
明の被覆保護層の厚さは、湿潤付着量として塗布
用組成物2〜30cm3/m2(塗布面)の範囲、好まし
くは塗布用組成物5〜20/cm3/m2の範囲である。
塗布方法は本発明の紫外線硬化組成物の粘度等に
応じて広範に変えることができる。一般に25〜
1000センチポイズの範囲の粘度をもつ塗布用組成
物から、満足すべき被膜を容易に写真材料上に形
成させることができる。 本発明の紫外線硬化組成物は紫外線領域を含む
光の照射によつて硬化するが、用いられる紫外線
領域を含む照射光源としては、太陽光線、低圧水
銀灯、高圧水銀灯、超高圧水銀灯、カーボンアー
ク灯、メタルハライドランプ、キセノンランプ等
がある。また紫外線を照射する際の雰囲気は空気
または窒素ガスや炭酸ガス等の不活性ガスであつ
てもよい。 本発明の紫外線硬化組成物への照射時間は、上
記紫外線領域の照射光源の種類によつても異なる
が、概ね、0.5秒〜5分、好ましくは3秒〜2分
である。 通常照射時間が短い場合には照射強度の大きい
大型の光源を必要とし、照射時間が長い場合には
照射強度が小さいものも使用できるが、硬化作用
時間が長くなり、製造工程上不利である。 本発明の紫外線硬化組成物の硬化に際し、紫外
線を含む光の照射時または照射の前後に加熱を行
い、硬化時間をさらに短くすることもできる。 加熱する場合には、その加熱温度は30〜80℃が
好ましい。紫外線を含む光の照射前においては、
本発明の紫外線硬化組成物層がこの温度になれば
加熱時間は短かくても長くてもよく、紫外線を含
む照射後においては、加熱時間は1分〜120分が
好ましい。 本発明に用いられる紫外線硬化組成物は、優れ
た湿潤性、延展性(未乾燥塗膜の欠陥が平坦にな
るのを促進する流れ特性)、および塗布性を有す
るので本発明の組成物を容易に写真材料の写真画
像層上に塗布することができる。これらは写真材
料の写真画像層に強固に付着し、好都合なかつ入
手の容易な紫外線源によつて容易に硬化して透明
かつ柔軟な、耐引掻き性の高い保護被覆層を形成
する。本発明の紫外線硬化組成物は優れた保存寿
命をもち、不都合な臭気をもたず、また写真材料
の成分に対する望ましくない化学的攻撃を示すこ
とがない。他の重要な利点は、得られる保護被覆
層が免許証、身分証明書、クレジツトカード等の
認証識別カード等常時携帯するものに用いた場
合、汚染や破損に強く水など溶液に侵漬されても
抵抗性が強いことである。 本発明の写真材料に形成される保護被覆層は、
適宜写真材料をその最終寸法に切断する前に行う
ことが有利である。例えば写真画像を形成する処
理が施されて可視画像を形成し、乾燥されたの
ち、これに紫外線硬化組成物を塗布し、次いで照
射したのち切断して特定の寸法にすることができ
る。また予め特定の寸法に切断してから後、所定
の現像処理を施して可視画像を形成し乾燥させた
後紫外線硬化組成物を塗布し次いで照射してもよ
い。 ここに記載する紫外線硬化組成物は写真材料の
写真画像層に強固に付着するので、画像保有面に
保護用オーバーコートを施す際、または掻きき
ず、摩耗まずその他の欠損を処理する際に有効で
ある。 本発明は写真材料の写真画像層に一般に用いら
れるゼラチン/写真用ハロゲン化銀乳剤層または
保護用ゼラチン層との付着を得るのに有効であ
る。 本発明の紫外線硬化組成物を硬化させて透明か
つ柔軟な、耐引掻き性の架橋ポリマー層となすた
めの照射は、画像が色素系の画像であるカラー写
真材料に関してすら、写真画像層(単層または多
層)に何ら有意の有害な作用を与えることなく行
われる。 本発明の紫外線硬化組成物は、これを写真画像
層の表面に塗布し、紫外線を含む光によつて塗布
液を硬化することにより、所期の目的を達成する
ことができる。 また、より情報の耐久性を向上させ、画像の変
色を防止するためにそれら組成物に紫外線吸収剤
あるいは酸化防止剤を添加することができる。 本発明の写真材料に用いられる支持体として
は、例えば紙、合成樹脂シート等で、特に適度の
硬度性と取り扱い性から、合成樹脂シートがよ
く、ポリエチレンテレフタレート、ポリカーボネ
ート、トリ酢酸セルロース、ポリ塩化ビニル、ポ
リエチレン、ポリスチレン、或いはポリアミドお
よびこれらの合成樹脂に顔料を含んだ合成樹脂シ
ートが適している。 これらの支持体のうち合成樹脂シートに透明な
ものを用いるときは、写真画像を観察する側の透
明樹脂シートにエンボツシユ、着色等をカードの
全面、或いは所定パターンに従つて施すことは自
由であり、また写真画像と反対面の樹脂シートに
印刷等により他の画像を施してもよい。 また写真層の裏面に配置する不透明樹脂シート
はシート全体を不透明としてもよいし、白、黒、
或いはその他の色の不透明化顔料を含有した層を
所定の厚み、所定の順序に積層した被層構成であ
つてもよく、硬質性のものが特に好ましい。 前記不透明化の顔料においては、白色不透明化
には二酸化チタン、硫酸バリウム、炭酸カルシウ
ム、或いは炭酸バリウム等、黒色不透明化にはカ
ーボンブラツク等が挙げられ、その他の色につい
ては、夫々の顔料を選ぶことができる。 前記不透明化顔料の含有量は、混入する母体で
ある樹脂の種類、製膜条件、混入顔料の性質、粒
度によつて異なるが5〜30wt%が好ましい。 なお、この不透明樹脂シート面にも透明樹脂シ
ートに施すエンボツシユ、着色、或いは被層構成
はカードの偽造、改竄防止および弁別手段として
用いることができる。 また裏面に接合させる不透明樹脂シート面を加
工して印刷、手書き等により補完情報を掲載して
もよい。 好ましい実施態様としては認証識別カードがあ
り、その場合該カードは、本発明の保護被覆層を
有することにより外部からの物理的圧力に対して
ある程度の硬さをもち携帯時に折り曲げ等により
損傷することがない、特に不透明樹脂シートに硬
度をもつものが好ましい。 現像された写真画像層を担持した透明樹脂シー
ト(該写真画像層と該シートの合体を画像シート
と称す)に於いて画像シートは透明支持体を有す
る市販の写真感光材料に所定の現像処理を施した
ものであつてもよいし、或いはカード用に特に調
製した感光性層を透明樹脂シートに塗設し現像処
理を施したものでもよい。 [発明の具体的効果] 以上説明した如く、本発明によれば、写真材料
の写真画像層に強固に付着し、低出力の紫外線を
含む光源によつて容易に硬化して、水に浸漬して
も耐ツメキズ性が強く、しかも黄変がない保護被
覆層を有した写真材料を提供することができた。 [発明の具体的実施例] 以下、本発明を実施例により具体的に説明する
が、本発明の実施の態様がこれらに限定されるも
のではない。 実施例 1 白色ポリエチレンと白色不透明ポリエチレンテ
レフタレートかから成る複合材料の支持体にカラ
ーハロゲン化銀感光層を塗設した後所要情報を焼
き込み、現像、漂白、定着、水洗及び乾燥を行な
い下記の塗布用組成物を8μmの塗布量で塗布し、
120w/cm2の高圧水銀灯下10cmの距離から10秒間
照射し硬化させ写真材料試料No.1〜3を得た。 塗布組成物 1(試料No.1) (1) ビスフエノールAジグリシジルエーテル
35重量部 (油化シエル化学社製エピコート828エポキ
シ当量185) (2) ジグリシジルヘキサヒドロフタレート
50重量部 (CIBA社製アラルダイトCY−183エポキシ
当量175) (3) ジグリシジルオルトフタレート 15重量部 (昭和電工社製シヨーダイン508エポキシ当
量195) (4) トリアリールスルホニウムヘキサフルオロア
ンチモン溶液 8重量部 (GE社製UVE−1014) (5) 非イオン型フツ素アルキル活性剤 1重量部 (大日本インキ社製Megafac F−141) 塗布組成物 2(試料No.2) (1) ビスフエノールAジグリシジルエーテル
40重量部 (東都化学社製エポトートYD−8124エポキ
シ当量170〜175) (2) ジグリシジルヘキサヒドロフタレート
25重量部 (油化シエル化学社製エピコート190エポキ
シ当量160〜170) (3) 水添ビスフエノールAジグリシジルエーテル
35重量部 旭電化社製アデカレジンEP−4080エポキシ
当量) (4) トリアリールスルホニウムヘキサフルオロア
ンチモン溶液 8重量部 GE社製UVE−1014) 比較塗布組成物 1(試料No.3) 特開昭53−121100号の実施例2に記載の組成
物) (1) γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラ
ン 60重量部 (信越化学社製KBM403) (2) 1,4−ブタンジオールジグリシジルエーテ
ル 20重量部 (CIBA社製RD−2) (3) ビス(3,4−エポキシ−6メチルシクロヘ
キシルメチル−3.4−シクロヘキサンカルボキ
シラート 20重量部 (UCC社製ERL−4221) (4) トリフエニルスルホニウムヘキサクロロアン
チモン溶液 重量部 比較塗布組成物を8μmの塗布厚に塗布し
120w/cm2の高圧水銀灯下10cmの距離から10秒間
紫外線を照射した試料を90℃で1時間加熱した。 実施例 2 写真用原紙にポリエチレンを被覆した支持体上
にハロゲン化銀乳剤を塗布し、現像処理を施した
カラープリントに下記の塗布組成物を約12μmと
なるように塗布し、80w/cm2の出力を有する高圧
水銀灯下3m/〓のスピードで通過させて硬化し
写真材料試料No.4〜8を得た。 塗布組成物 3(試料No.4) (1) ビスフエノールAジグリシジルエーテル
20重量部 (油化シエル化学社製エピコート834エポキ
シ当量230〜250) (2) ノボラツク型エポキシ樹脂 10重量部 (油化シエル化学社製エピコート152エポキ
シ当量172〜179) (3) ジグリシジルテトラヒドロフタレート
30重量部 (CIBA社製アラルダイトCY−182エポキシ
当量151〜167) (4) 水添ビスフエノールAジグリシジルエーテル
40重量部 (東都化成社製サントートST−3000エポキ
シ当量235) (5) トリアリールスルホニウムヘキサフルオロア
ンチモン溶液 8重量部 (GE社製UVE−1014) 比較塗布組成物 2(試料No.5) (特公昭58−11452号の、実施例3に記載の組
成物) (1) ビニルシクロセキセンジオキシド 53重量部 (UCC社製ERL−4206) (2) ビス(3,4−エポキシ−6−メチルシクロ
ヘキシルメチル)−3,4−シクロヘキサンカ
ルボキシラート 48重量部 (UCC社製 ERL−4221) (3) トリアリールスルホニウムヘキサフルオロア
ンチモン溶液 6重量部 (GE社製UVE−1014) 比較塗布組成物 3(試料No.6) (米国特許第4333998号実施例1記載の組成物) (1) ペンタエリスリトールアクリレート
534重量部 (大坂有機化学工業社製ビスコート300) (2) γ−メタクリルオキシドプロピルトリメトキ
シシラン 12.3重量部 (信越化学社製KBM503) (3) p−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エ
チルトリメトキシシラン 14.0重量部 (信越化学社製KBM303) (4) 1,4−ブタンジオールジグリシジルエーテ
ル 11.0重量部 (5) 4,4′−ビス−クロルメチルベンゾフエノー
ル 4.3重量部 (6) トリアリールスルホニウムヘキサフルオロア
ンチモン溶液 5重量部 (GE社製UVE−1014) 比較塗布組成物 4(試料No.7) (1) ビスフエノールAジグリシジルエーテル
30重量部 (油化シエル化学社製エピコート828エポキ
シ当量185) (2) ノボラツク型エポキシ樹脂 40重量部 (油化シエル化学社製エピコート152エポキ
シ当量) (3) ビス(3,4−エポキシシクロヘキシル)メ
チル−3,4−エポキシシクロヘキサンカルボ
キシラート 30重量部 UCC社製ERL−4221エポキシ当量140) (4) トリアリホルスルホニウムヘキサフルオロア
ンチモン溶液 8重量部 比較塗布組成物 5(試料No.8) (1) ビスフエノールAジグリシジルエーテル
10重量部 (油化シエル化学社製エピコート828エポキ
シ当量185) (2) 3,4−エポキシ−6−メチルシクロヘキシ
ルメチルアジパート 50重量部 (UCC社製ERL−4299) (3) 1,4−ブタンジオールジグリシジルエーテ
ル 40重量部 (CIBA社製RD−2) (4) トリアリールスルホニウムヘキサフルオロア
ンチモン溶液 6重量部 上記で得られた試料No.1〜8を下記に示す方法
で評価した。結果を下記表−1に示す。 1 耐水性 硬化した保護被覆層を有する写真材料を20℃の
水道水に昼夜水浸した。前記水浸試料を水から取
り出した後、直ちにツメで引掻きその表面を観察
した。 〇…全く表面変化しないもの △…写真画像層まで達しないが表面に軽くキ
ズが付いたもの ×…写真画像層までキズが達し支持体から写
真画像層が剥がれたもの 2 写真画像層との接着性 (1) 硬化した保護被覆層の表面にセロテープ(ニ
チバン社製)を強く貼り付け急速に表面からセ
ロテープを剥離した後、剥離状態を観察した。 (2) カツターで90℃の角度で保護被覆層に傷を付
けその箇所の接着性を(1)項と同様の方法で写真
画像層との接着性を調べた。 (3) 硬化した保護被覆層を有する写真材料を20℃
の水道水に1昼夜水浸し(1)項と同様の方法で写
真画像層との接着性を調べた。 (4) 硬化した保護被覆層を有する写真材料を20℃
の水道水に1昼夜水浸し(2)項と同様の方法で写
真画像層との接着性を調べた。 〇…全く剥がれなし △…接着したセロテープの面積の半分が剥が
れた(写真画像層と保護被覆層の間で剥離
した) ×…接着したセロテープの面積の殆んどが剥
がれた(写真画像層と保護被覆層の間で剥
離した) (3) 耐光性試験方法 硬化した保護被覆層を有する写真材料をウエザ
ーメーターで150時間照射して、東京電色社製ダ
ブルビームカラーメーターを用いて白色度を測定
し、照射前後でのハンター表示でのb値の増加を
測定した。 b値の増加として、3以上では黄変が強く、実
用化に問題があり、1.5〜3では実用化可能、1.5
未満では非常に良いと判断される。
【表】 * (1)、(2)、(3)および(4)の評価法は前記接着性
の評価法に準ずる。
表−1から明らかなように、本発明の組成物で
保護被覆した試料(No.1,2,4)は、比較組成
物から得られた試料(No.3,5,6,7,8)に
比べ、保護被覆層に黄変がなく耐光性に優れ、ま
た耐水性(耐ツメキズ性)に優れ、さらに、保護
被覆層と写真画像層との接着性は水浸後において
も良好な結果を与えていることがわかる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 保護被覆層を有する写真材料において、前記
    保護被覆層が下記(a)群から選ばれる少なくとも1
    つ、(b)群から選ばれる少なくとも1つおよび(c)群
    から選ばれる少なくとも1つを含有する組成物を
    紫外線領域を含む光の照射により硬化されたもの
    であることを特徴とする写真材料: (a)群:芳香族ポリオール類のポリグリシジルエ
    ーテル、 (b)群:多塩基酸のポリグリシジルエステル、 (c)群:カチオン重合開始剤。
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