JPH0588895B2 - - Google Patents
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- JPH0588895B2 JPH0588895B2 JP63227626A JP22762688A JPH0588895B2 JP H0588895 B2 JPH0588895 B2 JP H0588895B2 JP 63227626 A JP63227626 A JP 63227626A JP 22762688 A JP22762688 A JP 22762688A JP H0588895 B2 JPH0588895 B2 JP H0588895B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- foam sheet
- resin
- foaming
- water
- ratio
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
- Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Molding Of Porous Articles (AREA)
Description
(産業上の利用分野)
本発明は、新規な特性を有するポリスチレン系
樹脂発泡性シートに関し、特に優れた吸水性能を
有するポリスチレン系樹脂発泡シートに関する。 (従来の技術) 従来より製造されているポリスチレン系樹脂よ
りなる発泡シートは、独立気泡で形成されている
ため撥水性であつた。したがつて、吸水性が要求
される生鮮食品の包装にポリスチレン系樹脂発泡
シートを使用するためには、不織布シートを重ね
合せて吸水性として使用しなければならなかつ
た。 又、合成樹脂の表面品質改善のために各種の薬
剤を混練して成形することが行なわれているが、
ポリスチレン系樹脂よりなる発泡シートは前述の
ように独立気泡体であるため、薬剤が気泡内部に
閉じ込められてしまい、改善効果は十分に発現で
きなかつた。それ故、ポリスチレン系樹脂発泡シ
ートの表面を改善するためには、発泡シートの表
面に直接薬剤を塗布することが行なわれてきた
が、このような方法では加工工程を必要とするば
かりでなく、持続性の点で問題があつた。 (発明が解決しようとする課題) 本発明者は上記の欠点をなくし、ポリスチレン
系樹脂よりなる発泡シートに吸水性を賦与するた
めに検討した結果、発泡剤として、従来使用され
ていた易揮発性液体の代わりに窒素、炭酸ガス、
空気などの常温、常圧で気体状であり、且つ、ポ
リスチレンとの相溶性もよくないガスを使用し、
特定の発泡条件を選定することにより吸水性を有
する発泡シートが得られることを見出し、本発明
を完成するに至つたもので、本発明の目的は吸水
性を有するポリスチレン系樹脂発泡シート及びそ
の製造方法を提供するにある。 (課題を解決するための手段) すなわち、本発明の要旨は、厚さ0.3〜3mmの
スチレン系樹脂発泡シートで、厚さ1mmあたりの
単位重量が120〜600g/m2であり、表面には微細
な気泡を有する皮付部分と、気泡が破れた繊維状
部分が縞状に存在し、発泡シートの独立気泡率が
50%以下であることを特徴とする吸水性を有する
スチレン系樹脂発泡シートである。 そして、更に、本発明の要旨は、押出機にスチ
レン系樹脂を供給し、加熱溶融し、押出機の途中
から窒素、炭酸ガス、空気、水、又はこれ等の混
合物からなる発泡剤を供給し、次いで低圧領域へ
排出して発泡シートを製造する方法において発泡
剤をスチレン系樹脂1Kgに対し、0.2〜0.8モルの
割合で使用し下記による発泡効率が50%以下とな
る様に押出すことを特徴とする吸水性を有するス
チレン系樹脂発泡シートの製造方法である。 発泡効率=得られる発泡シートの発泡倍率(/Kg)/
38×(樹脂1Kg当り使用した発泡剤のモル数)×100 本発明について詳細に説明する。 本発明において使用する発泡剤は窒素、炭酸ガ
ス、空気、水又はこれらの混合物である。従来ポ
リスチレンの発泡剤としてフレオン、ブタン、な
どのポリスチレン樹脂とは良好な相溶性を有し、
常温で加圧すると容易に液化する易揮発性液体を
使用している。しかし、このような易揮発性液体
を発泡剤として使用した場合、得られる発泡シー
トは独立気泡のシートとなり吸水性とはならな
い。又、特殊な例として窒素、炭酸ガス、空気を
発泡剤として使用した場合があるが(例えば特開
昭58−126127号、特願昭63−35690号参照)、何れ
も独立気泡の発泡シートが目的とされていた。 本発明では、上述の窒素、炭酸ガス、空気又は
水などの発泡剤をスチレン系樹脂1Kgに対して
0.2〜0.8モルの割合で使用する。使用量が0.2モル
以下では押出発泡成形が不安定で独立気泡の発泡
シートとなり易く、又0.8モル以上では気泡は破
泡するが、発泡シートが脈流して厚さのある外観
良好な発泡シートは得られない。 そして、本発明では発泡効果が50%以下となる
ような条件を選定することが重要である。発泡効
率とは、次式で定義されるものである。 発泡効率=得られる気泡シートの発泡倍率(/Kg)/
38×(樹脂1Kg当り使用した発泡剤のモル数)×100 この式において38とは標準状態における気体
1モルの容積を190℃に換算した値であるので、
該式は樹脂1Kgあたり使用した発泡剤の容積に対
する得られる発泡シートの発泡倍率ということに
なる。 本発明では、発泡倍率を50%以下の値になるよ
うに選定することで、得ようとする発泡シートの
所望の発泡倍率に相当する発泡剤量よりも多くの
発泡剤を使用して倍率を理論値の50%以下に抑え
ることである。具体的には、樹脂温度を高くして
樹脂粘度を下げることや、口金寸法を大きくした
り、出口に向かつて開放したり、押出速度を下げ
て圧力を下げることにより実施できる。 本発明におけるスチレン系樹脂とはスチレンの
単独重合体にとどまらず、スチレン分を50%以上
含有する共重合体を含む。 又、発泡剤は前述のように窒素、炭酸ガス、空
気、水を樹脂1Kg当り0.2〜0.8モル使用するが、
他に一般に使われている易揮発性液状発泡剤、例
えばプロパン、ブタン、フロン11、フロン12等を
窒素、炭酸ガス、空気の使用量と同量以下使用す
ることは妨げない。 本発明の発泡シートを製造するに当り、スチレ
ン系樹脂100重量分に対し、各種オレフイン系樹
脂やスチレン系エラストマーを5〜20重量分の範
囲で用いることによつて、特に好ましい発泡シー
トが得られる。又、この他に一般の気泡核剤、着
色剤等も使用できるが、特にこの発泡シートの機
能を高める目的で次のような添加剤を使用するこ
とが出来る。すなわち、例えば生鮮食品の鮮度保
持剤としてゼオライト、クラウンエーテル等の吸
着剤、吸着性樹脂、有機又は無機微粉末等の保水
剤、鉄粉等の脱酵素剤や各種香料を入れることも
できる。 発泡剤と混合された樹脂は、押出機の口金から
大気中へ排出され発泡するが、口金としては、厚
さ0.2〜1.0mmの円形の細隙を用い、発泡した円筒
状シートは、それより大きめの円筒に沿わせて冷
却しながら引き取る。 得られた発泡シートは、厚さが0.3〜3mmを有
し、厚さ1mm当りの単位重量が120〜600g/m2の
範囲内にあるものが最も良好な外観、二次成型性
を有する。 そして、その外観は微細な気泡を有する皮付部
分と、気泡が破れて繊維状になつた部分とが縞状
に交互に存在し、全体として独立気泡率は50%以
下となつている。このために発泡シートは他のス
チレン系樹脂発泡シートには見られない吸水性を
示すが、この吸水性のために水分が反対側へ浸み
出すのを避ける目的で片面に厚さ20〜200μの
HIPS、PE、PP、ナイロン、PET等のフイルム
を積層して用いることができる。 更に、本発明の実施例をもつて具体的に説明す
る。 実施例 1 内径50mmのシリンダーと、内径65mmのシリンダ
ーとが縦に連結された押出機を用い、内径50mmの
シリンダーの中央部付近に発泡剤注入口を設けた
ものを使用した。 内径50mmの押出機にポリスチレン樹脂(旭化成
社製 スタイロン#683)85部と、スチレンとブ
タジエンとの共重合樹脂(新日本化学社製エスチ
レンS−61)15部とタルク1.5部との混合物を供
給した。 内径50mmの押出機内で溶融されたポリスチレン
樹脂混合物1Kgに対して0.26モルの割合で窒素ガ
スを発泡剤注入口より圧入し、スクリユーで均一
に混合し、この混合物を内径65mmの押出機に送
り、ここで樹脂温度を190℃に調整し、口金から
大気圧下に1時間当り20.3Kgの割合で押出した。 口金としては、出口間隙が0.45mm、直径が60mm
のサーキユラーダイを使用した。このときの口金
の圧力は205Kg/cm2であつた。 押出された樹脂は円筒状に成型されており、口
金を出ると同時に発泡し口金の先に設置された円
筒に被せられ、円筒に沿つて軸方向に進行し、カ
ツターによりスリツトされ、引取機によつて引き
取り、シート状の発泡シートとなつた。 この発泡シートは、冷却後、厚さ1.13mm、密度
0.305g/cm3で厚さ1mm当りの重量は305g/m2で
あつた。この発泡シートの表面写真を第1図a、
裏面写真を第1図b、切断面写真を第1図Cとし
て示す。この写真より明らかなように、表面には
微細な気泡を有する皮付部分と、気泡が破れた繊
維状部分が縞状に存在していることが観測されて
いる。発泡効率は33%であつた。発泡シートの独
立気泡率は、空気比較式比重計(東芝ベークマン
社製)1−1/2−1気圧法で0%であつた。 吸水量は試験片(100mm×100mm)の重量を測定
し、24時間0.2%食器用洗剤水溶液に浸漬した後、
ガーゼで水滴を拭き取つた後の重量増を測定し、
試験片の元の重量に対する増加割合を計算した。
実施例1では88.8%/24時間の吸水量であつた。 実施例 2〜8 第1表に示す条件のもとに、実施例1で使用し
た押出機を使用し、実施例1と同様の操作によつ
て発泡シートを製造した。得られた発泡シートの
性状を第1表に示す。尚、実施例2,3の切断面
写真をそれぞれ第2図、第3図に示す。 実施例 9 この実施例は実施例1と同様に実施したが、た
だ窒素ガスの代わりに二酸化炭素ガスを樹脂混合
物1Kgに対して0.60モル圧入した。口金としては
出口間隙0.30mm、直径が60mmのサーキユラーダイ
を使用し、この時の口金の圧力は130Kg/cm2であ
つた。 得られた発泡シートは厚さ1.04mm、密度0.191
g/cm3で、厚さ1mm当りの単位重量は197g/m2
であり、表面には微細な気泡を有する皮付部分と
気泡が破れた繊維状部分が縞状に存在していた。 発泡効率は22%で、発泡シートの独立気泡率は
0%であり、吸水量は126.2%/24時間であつた。 比較例 1〜4 発泡効率が50%以上の場合を比較例として示
す。即ち、第1表に示す条件のもとに、実施例1
で使用した押出機を使用し、実施例1と同様の操
作によつて発泡シートを製造した。得られた発泡
シートの性状を第1表に示す。尚、比較例1の切
断面写真を第4図に示す。
樹脂発泡性シートに関し、特に優れた吸水性能を
有するポリスチレン系樹脂発泡シートに関する。 (従来の技術) 従来より製造されているポリスチレン系樹脂よ
りなる発泡シートは、独立気泡で形成されている
ため撥水性であつた。したがつて、吸水性が要求
される生鮮食品の包装にポリスチレン系樹脂発泡
シートを使用するためには、不織布シートを重ね
合せて吸水性として使用しなければならなかつ
た。 又、合成樹脂の表面品質改善のために各種の薬
剤を混練して成形することが行なわれているが、
ポリスチレン系樹脂よりなる発泡シートは前述の
ように独立気泡体であるため、薬剤が気泡内部に
閉じ込められてしまい、改善効果は十分に発現で
きなかつた。それ故、ポリスチレン系樹脂発泡シ
ートの表面を改善するためには、発泡シートの表
面に直接薬剤を塗布することが行なわれてきた
が、このような方法では加工工程を必要とするば
かりでなく、持続性の点で問題があつた。 (発明が解決しようとする課題) 本発明者は上記の欠点をなくし、ポリスチレン
系樹脂よりなる発泡シートに吸水性を賦与するた
めに検討した結果、発泡剤として、従来使用され
ていた易揮発性液体の代わりに窒素、炭酸ガス、
空気などの常温、常圧で気体状であり、且つ、ポ
リスチレンとの相溶性もよくないガスを使用し、
特定の発泡条件を選定することにより吸水性を有
する発泡シートが得られることを見出し、本発明
を完成するに至つたもので、本発明の目的は吸水
性を有するポリスチレン系樹脂発泡シート及びそ
の製造方法を提供するにある。 (課題を解決するための手段) すなわち、本発明の要旨は、厚さ0.3〜3mmの
スチレン系樹脂発泡シートで、厚さ1mmあたりの
単位重量が120〜600g/m2であり、表面には微細
な気泡を有する皮付部分と、気泡が破れた繊維状
部分が縞状に存在し、発泡シートの独立気泡率が
50%以下であることを特徴とする吸水性を有する
スチレン系樹脂発泡シートである。 そして、更に、本発明の要旨は、押出機にスチ
レン系樹脂を供給し、加熱溶融し、押出機の途中
から窒素、炭酸ガス、空気、水、又はこれ等の混
合物からなる発泡剤を供給し、次いで低圧領域へ
排出して発泡シートを製造する方法において発泡
剤をスチレン系樹脂1Kgに対し、0.2〜0.8モルの
割合で使用し下記による発泡効率が50%以下とな
る様に押出すことを特徴とする吸水性を有するス
チレン系樹脂発泡シートの製造方法である。 発泡効率=得られる発泡シートの発泡倍率(/Kg)/
38×(樹脂1Kg当り使用した発泡剤のモル数)×100 本発明について詳細に説明する。 本発明において使用する発泡剤は窒素、炭酸ガ
ス、空気、水又はこれらの混合物である。従来ポ
リスチレンの発泡剤としてフレオン、ブタン、な
どのポリスチレン樹脂とは良好な相溶性を有し、
常温で加圧すると容易に液化する易揮発性液体を
使用している。しかし、このような易揮発性液体
を発泡剤として使用した場合、得られる発泡シー
トは独立気泡のシートとなり吸水性とはならな
い。又、特殊な例として窒素、炭酸ガス、空気を
発泡剤として使用した場合があるが(例えば特開
昭58−126127号、特願昭63−35690号参照)、何れ
も独立気泡の発泡シートが目的とされていた。 本発明では、上述の窒素、炭酸ガス、空気又は
水などの発泡剤をスチレン系樹脂1Kgに対して
0.2〜0.8モルの割合で使用する。使用量が0.2モル
以下では押出発泡成形が不安定で独立気泡の発泡
シートとなり易く、又0.8モル以上では気泡は破
泡するが、発泡シートが脈流して厚さのある外観
良好な発泡シートは得られない。 そして、本発明では発泡効果が50%以下となる
ような条件を選定することが重要である。発泡効
率とは、次式で定義されるものである。 発泡効率=得られる気泡シートの発泡倍率(/Kg)/
38×(樹脂1Kg当り使用した発泡剤のモル数)×100 この式において38とは標準状態における気体
1モルの容積を190℃に換算した値であるので、
該式は樹脂1Kgあたり使用した発泡剤の容積に対
する得られる発泡シートの発泡倍率ということに
なる。 本発明では、発泡倍率を50%以下の値になるよ
うに選定することで、得ようとする発泡シートの
所望の発泡倍率に相当する発泡剤量よりも多くの
発泡剤を使用して倍率を理論値の50%以下に抑え
ることである。具体的には、樹脂温度を高くして
樹脂粘度を下げることや、口金寸法を大きくした
り、出口に向かつて開放したり、押出速度を下げ
て圧力を下げることにより実施できる。 本発明におけるスチレン系樹脂とはスチレンの
単独重合体にとどまらず、スチレン分を50%以上
含有する共重合体を含む。 又、発泡剤は前述のように窒素、炭酸ガス、空
気、水を樹脂1Kg当り0.2〜0.8モル使用するが、
他に一般に使われている易揮発性液状発泡剤、例
えばプロパン、ブタン、フロン11、フロン12等を
窒素、炭酸ガス、空気の使用量と同量以下使用す
ることは妨げない。 本発明の発泡シートを製造するに当り、スチレ
ン系樹脂100重量分に対し、各種オレフイン系樹
脂やスチレン系エラストマーを5〜20重量分の範
囲で用いることによつて、特に好ましい発泡シー
トが得られる。又、この他に一般の気泡核剤、着
色剤等も使用できるが、特にこの発泡シートの機
能を高める目的で次のような添加剤を使用するこ
とが出来る。すなわち、例えば生鮮食品の鮮度保
持剤としてゼオライト、クラウンエーテル等の吸
着剤、吸着性樹脂、有機又は無機微粉末等の保水
剤、鉄粉等の脱酵素剤や各種香料を入れることも
できる。 発泡剤と混合された樹脂は、押出機の口金から
大気中へ排出され発泡するが、口金としては、厚
さ0.2〜1.0mmの円形の細隙を用い、発泡した円筒
状シートは、それより大きめの円筒に沿わせて冷
却しながら引き取る。 得られた発泡シートは、厚さが0.3〜3mmを有
し、厚さ1mm当りの単位重量が120〜600g/m2の
範囲内にあるものが最も良好な外観、二次成型性
を有する。 そして、その外観は微細な気泡を有する皮付部
分と、気泡が破れて繊維状になつた部分とが縞状
に交互に存在し、全体として独立気泡率は50%以
下となつている。このために発泡シートは他のス
チレン系樹脂発泡シートには見られない吸水性を
示すが、この吸水性のために水分が反対側へ浸み
出すのを避ける目的で片面に厚さ20〜200μの
HIPS、PE、PP、ナイロン、PET等のフイルム
を積層して用いることができる。 更に、本発明の実施例をもつて具体的に説明す
る。 実施例 1 内径50mmのシリンダーと、内径65mmのシリンダ
ーとが縦に連結された押出機を用い、内径50mmの
シリンダーの中央部付近に発泡剤注入口を設けた
ものを使用した。 内径50mmの押出機にポリスチレン樹脂(旭化成
社製 スタイロン#683)85部と、スチレンとブ
タジエンとの共重合樹脂(新日本化学社製エスチ
レンS−61)15部とタルク1.5部との混合物を供
給した。 内径50mmの押出機内で溶融されたポリスチレン
樹脂混合物1Kgに対して0.26モルの割合で窒素ガ
スを発泡剤注入口より圧入し、スクリユーで均一
に混合し、この混合物を内径65mmの押出機に送
り、ここで樹脂温度を190℃に調整し、口金から
大気圧下に1時間当り20.3Kgの割合で押出した。 口金としては、出口間隙が0.45mm、直径が60mm
のサーキユラーダイを使用した。このときの口金
の圧力は205Kg/cm2であつた。 押出された樹脂は円筒状に成型されており、口
金を出ると同時に発泡し口金の先に設置された円
筒に被せられ、円筒に沿つて軸方向に進行し、カ
ツターによりスリツトされ、引取機によつて引き
取り、シート状の発泡シートとなつた。 この発泡シートは、冷却後、厚さ1.13mm、密度
0.305g/cm3で厚さ1mm当りの重量は305g/m2で
あつた。この発泡シートの表面写真を第1図a、
裏面写真を第1図b、切断面写真を第1図Cとし
て示す。この写真より明らかなように、表面には
微細な気泡を有する皮付部分と、気泡が破れた繊
維状部分が縞状に存在していることが観測されて
いる。発泡効率は33%であつた。発泡シートの独
立気泡率は、空気比較式比重計(東芝ベークマン
社製)1−1/2−1気圧法で0%であつた。 吸水量は試験片(100mm×100mm)の重量を測定
し、24時間0.2%食器用洗剤水溶液に浸漬した後、
ガーゼで水滴を拭き取つた後の重量増を測定し、
試験片の元の重量に対する増加割合を計算した。
実施例1では88.8%/24時間の吸水量であつた。 実施例 2〜8 第1表に示す条件のもとに、実施例1で使用し
た押出機を使用し、実施例1と同様の操作によつ
て発泡シートを製造した。得られた発泡シートの
性状を第1表に示す。尚、実施例2,3の切断面
写真をそれぞれ第2図、第3図に示す。 実施例 9 この実施例は実施例1と同様に実施したが、た
だ窒素ガスの代わりに二酸化炭素ガスを樹脂混合
物1Kgに対して0.60モル圧入した。口金としては
出口間隙0.30mm、直径が60mmのサーキユラーダイ
を使用し、この時の口金の圧力は130Kg/cm2であ
つた。 得られた発泡シートは厚さ1.04mm、密度0.191
g/cm3で、厚さ1mm当りの単位重量は197g/m2
であり、表面には微細な気泡を有する皮付部分と
気泡が破れた繊維状部分が縞状に存在していた。 発泡効率は22%で、発泡シートの独立気泡率は
0%であり、吸水量は126.2%/24時間であつた。 比較例 1〜4 発泡効率が50%以上の場合を比較例として示
す。即ち、第1表に示す条件のもとに、実施例1
で使用した押出機を使用し、実施例1と同様の操
作によつて発泡シートを製造した。得られた発泡
シートの性状を第1表に示す。尚、比較例1の切
断面写真を第4図に示す。
【表】
(効果)
以上述べたように、本発明は発泡剤として窒
素、炭酸ガス、空気又は水を使用し特定の条件の
もとに押出し発泡することにより、吸水性を有す
るスチレン系樹脂発泡シートが得られる。そし
て、スチレン系樹脂発泡シートが吸水性を有する
ため、これを熟成型して生鮮食品の包装に使用し
た場合、例えば冷蔵庫から取り出した果実の結露
水を吸収し、又魚や肉の生汁や血を吸収するので
日持ち、見栄えが良くなる等の効果が得られる。 更に、この発泡シートは吸水性を有するため、
印刷、エンボス等を施したものは従来のものに比
して、美麗な化粧紙、壁紙となり、吸湿性がある
ため結露や帯電による埃の付着も少ない。 また、発泡シートの製造時に各種の鮮度保持
剤、吸着剤、香料等を入れるとそれ等の性能が表
面品質として発揮される。
素、炭酸ガス、空気又は水を使用し特定の条件の
もとに押出し発泡することにより、吸水性を有す
るスチレン系樹脂発泡シートが得られる。そし
て、スチレン系樹脂発泡シートが吸水性を有する
ため、これを熟成型して生鮮食品の包装に使用し
た場合、例えば冷蔵庫から取り出した果実の結露
水を吸収し、又魚や肉の生汁や血を吸収するので
日持ち、見栄えが良くなる等の効果が得られる。 更に、この発泡シートは吸水性を有するため、
印刷、エンボス等を施したものは従来のものに比
して、美麗な化粧紙、壁紙となり、吸湿性がある
ため結露や帯電による埃の付着も少ない。 また、発泡シートの製造時に各種の鮮度保持
剤、吸着剤、香料等を入れるとそれ等の性能が表
面品質として発揮される。
第1図aは、本発明の実施例1によつて得られ
た発泡シートの写真(約35倍)であつて、aは表
面、bは裏面及びCは切断面である。又、第2図
は本発明の実施例2によつて得られた発泡シート
の切断面写真、第3図は実施例3によつて得られ
た発泡シートの切断面写真である。第4図は比較
例1によつて得られた発泡シートの切断面写真で
ある。
た発泡シートの写真(約35倍)であつて、aは表
面、bは裏面及びCは切断面である。又、第2図
は本発明の実施例2によつて得られた発泡シート
の切断面写真、第3図は実施例3によつて得られ
た発泡シートの切断面写真である。第4図は比較
例1によつて得られた発泡シートの切断面写真で
ある。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 厚さ0.3〜3mmのスチレン系樹脂発泡シート
で、厚さ1mmあたりの単位重量が120〜600g/m2
であり、表面には微細な気泡を有する皮付部分
と、気泡が破れた繊維状部分が縞状に存在し、発
泡シートの独立気泡率が50%以下であることを特
徴とする吸水性を有するスチレン系樹脂発泡シー
ト。 2 押出機にスチレン系樹脂を供給し、加熱溶融
し、押出機の途中から窒素、炭酸ガス、空気、
水、又はこれ等の混合物からなる発泡剤を供給
し、次いで低圧領域へ排出して発泡シートを製造
する方法において、発泡剤をスチレン系樹脂1Kg
に対し0.2〜0.8モルの割合で使用し、下記の式で
表される発泡効率が50%以下となる様に押出すこ
とを特徴とする請求項第1項記載のスチレン系発
泡シートを製造する方法。 発泡効率=得られる発泡シートの発泡倍率(/Kg)/
38×(樹脂1Kg当り使用した発泡剤のモル数)×100
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63227626A JPH0276715A (ja) | 1988-09-13 | 1988-09-13 | 吸水性を有するスチレン系樹脂発泡シート及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63227626A JPH0276715A (ja) | 1988-09-13 | 1988-09-13 | 吸水性を有するスチレン系樹脂発泡シート及びその製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0276715A JPH0276715A (ja) | 1990-03-16 |
| JPH0588895B2 true JPH0588895B2 (ja) | 1993-12-24 |
Family
ID=16863869
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63227626A Granted JPH0276715A (ja) | 1988-09-13 | 1988-09-13 | 吸水性を有するスチレン系樹脂発泡シート及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0276715A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001026079A (ja) * | 1999-07-13 | 2001-01-30 | Jsp Corp | 積層体 |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5674916A (en) * | 1995-04-27 | 1997-10-07 | The Dow Chemical Company | Extruded, open-cell microcellular alkenylaromatic polymer foams and process for making |
| HUP0002619A3 (en) * | 1997-06-11 | 2003-06-30 | Dow Global Technologies Inc Mi | Extruded thermoplastic foams with absorbing effect |
| JP7834540B2 (ja) * | 2022-03-31 | 2026-03-24 | 株式会社ジェイエスピー | 発泡シートの製造方法 |
-
1988
- 1988-09-13 JP JP63227626A patent/JPH0276715A/ja active Granted
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001026079A (ja) * | 1999-07-13 | 2001-01-30 | Jsp Corp | 積層体 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0276715A (ja) | 1990-03-16 |
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