JPH059351B2 - - Google Patents
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- JPH059351B2 JPH059351B2 JP59142596A JP14259684A JPH059351B2 JP H059351 B2 JPH059351 B2 JP H059351B2 JP 59142596 A JP59142596 A JP 59142596A JP 14259684 A JP14259684 A JP 14259684A JP H059351 B2 JPH059351 B2 JP H059351B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- winding
- yarn
- switching
- speed
- bobbin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65H—HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
- B65H67/00—Replacing or removing cores, receptacles, or completed packages at paying-out, winding, or depositing stations
- B65H67/04—Arrangements for removing completed take-up packages and or replacing by cores, formers, or empty receptacles at winding or depositing stations; Transferring material between adjacent full and empty take-up elements
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65H—HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
- B65H2701/00—Handled material; Storage means
- B65H2701/30—Handled filamentary material
- B65H2701/31—Textiles threads or artificial strands of filaments
Landscapes
- Replacing, Conveying, And Pick-Finding For Filamentary Materials (AREA)
Description
[産業上の利用分野]
本発明は、巻取中の満巻ボビンから助走された
予備スピンドル上の空ボビンへ自動的に糸切替え
を行なう自動糸切替巻取機での巻取方法におい
て、4000m/分以上の高速巻取り時の糸切替え成
功率を、パツケージ最内層の糸質低下を生じるこ
となく向上させる方法に関するものである。 [従来の技術] 直接紡糸延伸法、高速紡糸法のように、紡糸装
置から中断することなく連続して紡糸された糸条
を引取つた後に巻取りを行なう製糸法において
は、満巻ボビンから空ボビンへの糸切替作業を行
なう間、製糸された糸条をサクシヨンガンに吸引
させるか、あるいはウエストローラに巻き取らせ
る方法が一般にとられてきた。 しかし、この従来法では、糸切替作業中の糸条
はすべて屑糸となるという損失があるので、予備
スピンドルを設け、該予備スピンドルに空ボビン
を装着して助走させた後、満巻ボビンからこの空
ボビンへ糸切替えを自動的に行なうという自動糸
切替巻取機が最近は用いられてきつつある。 この自動糸切替巻取機において、糸切替作業
は、空ボビンのブレードカツトに糸条を捕捉する
ために、走行糸条をトラバース装置から外して行
なわれる。その糸切替え時のスピンドルの回転速
度が定常巻取時と同一であると、糸切替時点には
トラバースによる綾角がなくなることによつて実
際の糸巻取速度は低下し、巻取装置上流の給糸装
置と巻取装置との間の速度バランスが崩れるとい
う不都合が生じる。さらに、糸切替作業は、糸条
誘導ガイドによつて行なわれるので、該誘導ガイ
ドに走行糸条が接触することによる巻取張力の低
下や、また、空ボビン上への糸切替えされたとき
に生じる瞬間的なたるみによつても、糸切替時点
には巻取張力がかなり低下する。このように、速
度バランスが崩れ巻取張力が低下する結果、給糸
装置等への糸条の巻付きが生じ易くなつて、糸切
替えの失敗が頻発するという大きな欠陥が生じ
る。 特に、高速で巻取りを行なう場合は、糸質の均
一化やパツケージフオーム向上のために、巻取張
力を巻取り可能な最低張力に抑えているので、糸
切替時に速度バランスが崩れ巻取張力が低下する
と走行糸条に大きなたるみが生じ易く、糸切替え
が失敗する確率は一層高くなる。 そこで、この糸切替時に生じる給糸装置等への
糸条巻付きを抑えて、糸切替成功率を向上させる
ために、切替えを行なう際の巻取中のボビンの速
度V1および予備ボビンの速度V2を定常巻取時の
ボビンの速度V0よりも速くすることにより、前
記した糸条速度バランスの崩れを防止する方法が
提案されている(特公昭57−11824号公報)。 この方法は、巻取中のボビンの速度V1を糸条
がトラバースしないことによる実際の糸条巻取速
度低下分を補償する程度増速し、糸切替前の巻取
張力を定常巻取時と同程度とすることによつて給
糸装置等への糸条巻付きを防止し、そして、予備
ボビンの速度V2を巻取中のボビンの速度V1より
も高速とすることによつて糸切替成功率を高める
というものである。 しかし、この方法は糸切替直前に巻かれる糸切
替(これは、パツケージ最外層の糸条となる)の
糸質低下を防止するために、糸切替時における予
備ボビンの速度V2を巻取中のボビン速度V1より
も高速としているので、糸切替直後に巻かれる糸
切替(これは、パツケージ最内層の糸条となる)
の糸質が低下するという欠点を有する。パツケー
ジ最内層の糸条は、パツケージ形成後に除去する
ことができず、そのまま製品の一部となるもので
あるから、パツケージ最内層の糸質低下はパツケ
ージ最外層の糸質低下に比して実際上はより厳し
い問題となる。 さらに、糸切替時の予備ボビンの速度V2を高
速化により糸切替成功率を向上させるというこの
方法では巻取速度が4000m/分以上に高速化され
ると、十分に高い糸切替成功率を得ることは困難
である。 また、糸切替えを行なう際の巻取中のボビンの
速度V1を高くして、その切替前の巻取張力を定
常時巻取張力よりも10〜50%程度高い水準とする
方法も提案されている(特開昭54−120368号公
報)。 しかし、この方法でも、巻取速度が4000m/分
以上に高速化されると、十分に高い糸切替成功率
を得ることは困難である。 [考案が解決しようとする問題点] そこで、本発明は、パツケージ最内層の糸質低
下を生じることなく糸切替成功率を向上させるこ
とができ、巻取速度が4000m/分以上の高速であ
つても十分に高い糸切替成功率を得ることができ
る方法の提供を主な目的とするものである。 [問題点を解決するための手段] 上記目的を達成するための本発明は、予備スピ
ンドルを有する自動糸切替巻取機で4000m/分以
上の糸条巻取りを行なう方法において、巻取ボビ
ンを切替える際、巻取中のボビンの回転速度を増
速し、巻取張力T1がT1/T0=2〜4(T0:定常
巻取時の巻取張力)の時点で、糸切替後の巻取張
力T2がT2/T0=1.1〜1.8となるように設定され
た速度で回転する予備ボビン上に糸を切替え、次
いで、該予備ボビンの回転速度を定常巻取時の巻
取速度まで減速すること、かつ、巻き取つて得ら
れたパツケージの最外層糸層部分を除去して製品
パツケージとする自動糸切替巻取機における巻取
方法を提供するものである。 糸切替時に発生する給糸装置等への糸条巻付き
や、巻取機速度を増速し過ぎたときの糸質低下
は、ほぼ巻取張力の値に依存するので、本発明に
おいては、糸切替時のボビン回転速度の増速の程
度を巻取張力の水準で表したものであり、この、
巻取張力はトラバース振り支点付近を走行する糸
条の張力を測定した値である。 [作用] 糸切替動作中に発生する給糸装置等への糸条巻
付きを防止するためには、糸切替前の巻取張力
T1及び糸切替後の巻取張力T2を、定常時の巻取
張力T0よりも高いある一定水準とすることが必
要である。即ち、糸切替後の巻取張力T2は、糸
切替性向上のために定常巻取張力T0の1.1倍以上
であることが必要であり、かつ、パツケージ最内
層の糸質低下を防止するためにT2/T0が1.8以下
であることが必要である。 また、糸切替直前の巻取張力T1は、定常時の
巻取張力T0を基準とし、T1/T0=2〜4の水準
とすることが、4000m/分以上の巻取速度の場合
において十分な糸切替成功率を得るために必要で
ある。 本発明法においては、巻取中のボビン(満巻ボ
ビンという)から、予備ボビン(空ボビンとい
う)への糸切替動作を開始する前に満巻ボビンの
回転速度を増速する。その増速の程度が大きいほ
ど糸条の巻取張力は高くなり糸切替成功率は高く
なる傾向にあるが、増速の程度がある水準に達す
ると切替成功率向上効果は飽和に達し、むしろ、
増速する際の時間が長くなつて屑糸量は増加す
る。従つて、糸切替直前張力T1は定常時張力T0
の2〜4倍の水準であることが必要である。 また、満巻ボビンから空ボビンへ糸切替えした
後も、しばらくは満巻ボビンも回転し続けている
ので、糸条のトラバースを停止させて糸切替えを
行なう通常の糸切替法では、糸切替後も回転する
満巻ボビン上の糸端の乱れを防止するためにも、
糸切替時直前張力を上記水準のように高くして最
後に巻かれる糸端部分(緒糸)を高硬度で巻くこ
とは有効である。 糸切替前に満巻ボビンの回転速度を増速させる
時期は、糸切替動作時の30秒前以内、特に10秒前
以内のように糸切替動作開始のなるべく直前であ
ることが好ましく、スピンドルの軸受け等の機械
部品の抵抗等を考慮して実験的に定めればよい。 一方、空ボビンの方は、助走回転を開始、糸切
替後の張力T2がT2/T0=1.1〜1.8となるような
水準まで、その回転速度を高くしておくことが必
要である。糸切替後張力T2は高めであるほど糸
切替成功率は高くなる傾向はあるが、パツケージ
最内層の糸質低下を防止するためにはなるべく定
常時の張力T0に近い方がよく、その両者のバラ
ンスからして上記水準が最適である。なお、実際
に採用する糸切替後張力T2の水準は、巻取直前
のローラが加熱されているか否か、あるいは、そ
のローラ表示の粗さ等の製糸工程条件等により決
めればよい。 なお、定常時張力T0は、4000m/分以上の高
速で巻取る場合、ナイロン繊維で一般に0.1〜0.3
g/d程度であればよい。 空ボビンへ糸切替えされた後、空ボビン(糸切
替後は巻取中のボビンとなる)の回転速度は定常
巻取時の巻取速度まで減速され、定常の巻取りに
移行される。一方、満巻ボビンは、回転は停止さ
れてスピンドルから外され、次に、最外層糸層部
分が除去され通常の手段で糸端が係止されて製品
パツケージとなる。 この際、巻取パツケージから除去される最外層
糸層部分としては、糸切替動作開始前に満巻ボビ
ンの回転速度を増速させ、巻取張力が前記T2(糸
切替後の巻取張力として設定した巻取張力値)の
水準よりも高い値で巻かれた時の糸層部分のよう
に、糸質低下が生じている糸層部分をいうのであ
る。この除去すべき糸層部分は、満巻ボビンの回
転速度を増速させてから糸切替時点までの時間お
よびその回転速度から巻取糸条の長さ等として概
算することができる。 なお、本発明法で行なう巻取張力の変化は、ボ
ビンの回転速度を増速あるいは減速することによ
つて行なわれるが、このボビンの回転速度の増減
制御は、例えば、スピンドル駆動の場合、電源周
波数をコンピユータのプログラム等により時間的
に制御する手段で行なうことができる。 本発明法は、予備スピンドルを有する糸切替巻
取機で合成繊維を4000m/分以上の高速で巻取る
場合に広く適用できるが、特に、ポリアミド繊
維、ポリエステル繊維で代表される熱可塑性合成
繊維の巻取りに有効である。また、紡糸後実質的
に延伸することなく巻取る製糸法でも、また、紡
糸後延伸して巻取る製糸法でも適用できるが、特
に、紡糸後延伸して巻取る製糸法に有効である。 [実施例] ・ 実施例および比較例1 70デニール、24フイラメントの6ナイロン糸を
得るため、通常の方法で、溶融紡糸後、周速4300
m/分の第1ローラで引取り、続いて周速5150
m/分の180℃に加熱された第2ローラを経て、
定常時の巻取張力T014g(=0.2g/d)で、チ
ーズ状巻取り(巻取速度は約5000m/分)を行な
うターレツト式自動糸切替巻取機により巻き取つ
た。巻取中の紡糸が満巻となつたら、糸切替動作
開始時の60秒前に、空ボビン側スピンドルの助走
を始め、ボビン周速5050m/分の状態で待機さ
せ、一方、満巻ボビン側スピンドルは糸切替開始
時の6秒前から回転速度を上昇させて巻取張力
T1が35g(T1/T0=2.5)に到達した直後に糸切
替えを行なつた。 空ボビン側へ糸条巻取りが切替えられた後の巻
取張力T2は18g(T2/T0=1.3)であり、この糸
切替後10秒間で空ボビンの回転速度を定常巻取り
時の巻取速度まて減速させ、定常巻取張力とし
た。 この条件での糸切替えにより99%の糸切替成功
率を得た。得られたパツケージの最内層での糸質
低下は認められなかつた。この得られたパツケー
ジの最外層のうち、満巻ボビン側スピンドルの回
転速度を上昇させ始めた後に巻かれた糸層部分を
除去して製品パツケージとした。 上記糸切替時点の前後における巻取張力は第1
図に示す如き変化を示した。 第1図における横軸は時間を経過を表わし、符
号Aは満巻ボビン側スピンドルの回転速度を上昇
させ始めた時点を、符号Bは糸切替動作を開始さ
せた時点を、また、符号Cは空ボビン側へ走行糸
条が捕捉された時点をそれぞれ示す。 また、糸切替時直前の張力T1のみを種々変化
させ、もしくは、糸切替後の張力T2のみを種々
変化させた以外は、上記と同じ方法を繰り返し
た。得られたパツケージの最内層部分につき染色
試験をして染斑の程度を評価し、第1表に示し
た。
予備スピンドル上の空ボビンへ自動的に糸切替え
を行なう自動糸切替巻取機での巻取方法におい
て、4000m/分以上の高速巻取り時の糸切替え成
功率を、パツケージ最内層の糸質低下を生じるこ
となく向上させる方法に関するものである。 [従来の技術] 直接紡糸延伸法、高速紡糸法のように、紡糸装
置から中断することなく連続して紡糸された糸条
を引取つた後に巻取りを行なう製糸法において
は、満巻ボビンから空ボビンへの糸切替作業を行
なう間、製糸された糸条をサクシヨンガンに吸引
させるか、あるいはウエストローラに巻き取らせ
る方法が一般にとられてきた。 しかし、この従来法では、糸切替作業中の糸条
はすべて屑糸となるという損失があるので、予備
スピンドルを設け、該予備スピンドルに空ボビン
を装着して助走させた後、満巻ボビンからこの空
ボビンへ糸切替えを自動的に行なうという自動糸
切替巻取機が最近は用いられてきつつある。 この自動糸切替巻取機において、糸切替作業
は、空ボビンのブレードカツトに糸条を捕捉する
ために、走行糸条をトラバース装置から外して行
なわれる。その糸切替え時のスピンドルの回転速
度が定常巻取時と同一であると、糸切替時点には
トラバースによる綾角がなくなることによつて実
際の糸巻取速度は低下し、巻取装置上流の給糸装
置と巻取装置との間の速度バランスが崩れるとい
う不都合が生じる。さらに、糸切替作業は、糸条
誘導ガイドによつて行なわれるので、該誘導ガイ
ドに走行糸条が接触することによる巻取張力の低
下や、また、空ボビン上への糸切替えされたとき
に生じる瞬間的なたるみによつても、糸切替時点
には巻取張力がかなり低下する。このように、速
度バランスが崩れ巻取張力が低下する結果、給糸
装置等への糸条の巻付きが生じ易くなつて、糸切
替えの失敗が頻発するという大きな欠陥が生じ
る。 特に、高速で巻取りを行なう場合は、糸質の均
一化やパツケージフオーム向上のために、巻取張
力を巻取り可能な最低張力に抑えているので、糸
切替時に速度バランスが崩れ巻取張力が低下する
と走行糸条に大きなたるみが生じ易く、糸切替え
が失敗する確率は一層高くなる。 そこで、この糸切替時に生じる給糸装置等への
糸条巻付きを抑えて、糸切替成功率を向上させる
ために、切替えを行なう際の巻取中のボビンの速
度V1および予備ボビンの速度V2を定常巻取時の
ボビンの速度V0よりも速くすることにより、前
記した糸条速度バランスの崩れを防止する方法が
提案されている(特公昭57−11824号公報)。 この方法は、巻取中のボビンの速度V1を糸条
がトラバースしないことによる実際の糸条巻取速
度低下分を補償する程度増速し、糸切替前の巻取
張力を定常巻取時と同程度とすることによつて給
糸装置等への糸条巻付きを防止し、そして、予備
ボビンの速度V2を巻取中のボビンの速度V1より
も高速とすることによつて糸切替成功率を高める
というものである。 しかし、この方法は糸切替直前に巻かれる糸切
替(これは、パツケージ最外層の糸条となる)の
糸質低下を防止するために、糸切替時における予
備ボビンの速度V2を巻取中のボビン速度V1より
も高速としているので、糸切替直後に巻かれる糸
切替(これは、パツケージ最内層の糸条となる)
の糸質が低下するという欠点を有する。パツケー
ジ最内層の糸条は、パツケージ形成後に除去する
ことができず、そのまま製品の一部となるもので
あるから、パツケージ最内層の糸質低下はパツケ
ージ最外層の糸質低下に比して実際上はより厳し
い問題となる。 さらに、糸切替時の予備ボビンの速度V2を高
速化により糸切替成功率を向上させるというこの
方法では巻取速度が4000m/分以上に高速化され
ると、十分に高い糸切替成功率を得ることは困難
である。 また、糸切替えを行なう際の巻取中のボビンの
速度V1を高くして、その切替前の巻取張力を定
常時巻取張力よりも10〜50%程度高い水準とする
方法も提案されている(特開昭54−120368号公
報)。 しかし、この方法でも、巻取速度が4000m/分
以上に高速化されると、十分に高い糸切替成功率
を得ることは困難である。 [考案が解決しようとする問題点] そこで、本発明は、パツケージ最内層の糸質低
下を生じることなく糸切替成功率を向上させるこ
とができ、巻取速度が4000m/分以上の高速であ
つても十分に高い糸切替成功率を得ることができ
る方法の提供を主な目的とするものである。 [問題点を解決するための手段] 上記目的を達成するための本発明は、予備スピ
ンドルを有する自動糸切替巻取機で4000m/分以
上の糸条巻取りを行なう方法において、巻取ボビ
ンを切替える際、巻取中のボビンの回転速度を増
速し、巻取張力T1がT1/T0=2〜4(T0:定常
巻取時の巻取張力)の時点で、糸切替後の巻取張
力T2がT2/T0=1.1〜1.8となるように設定され
た速度で回転する予備ボビン上に糸を切替え、次
いで、該予備ボビンの回転速度を定常巻取時の巻
取速度まで減速すること、かつ、巻き取つて得ら
れたパツケージの最外層糸層部分を除去して製品
パツケージとする自動糸切替巻取機における巻取
方法を提供するものである。 糸切替時に発生する給糸装置等への糸条巻付き
や、巻取機速度を増速し過ぎたときの糸質低下
は、ほぼ巻取張力の値に依存するので、本発明に
おいては、糸切替時のボビン回転速度の増速の程
度を巻取張力の水準で表したものであり、この、
巻取張力はトラバース振り支点付近を走行する糸
条の張力を測定した値である。 [作用] 糸切替動作中に発生する給糸装置等への糸条巻
付きを防止するためには、糸切替前の巻取張力
T1及び糸切替後の巻取張力T2を、定常時の巻取
張力T0よりも高いある一定水準とすることが必
要である。即ち、糸切替後の巻取張力T2は、糸
切替性向上のために定常巻取張力T0の1.1倍以上
であることが必要であり、かつ、パツケージ最内
層の糸質低下を防止するためにT2/T0が1.8以下
であることが必要である。 また、糸切替直前の巻取張力T1は、定常時の
巻取張力T0を基準とし、T1/T0=2〜4の水準
とすることが、4000m/分以上の巻取速度の場合
において十分な糸切替成功率を得るために必要で
ある。 本発明法においては、巻取中のボビン(満巻ボ
ビンという)から、予備ボビン(空ボビンとい
う)への糸切替動作を開始する前に満巻ボビンの
回転速度を増速する。その増速の程度が大きいほ
ど糸条の巻取張力は高くなり糸切替成功率は高く
なる傾向にあるが、増速の程度がある水準に達す
ると切替成功率向上効果は飽和に達し、むしろ、
増速する際の時間が長くなつて屑糸量は増加す
る。従つて、糸切替直前張力T1は定常時張力T0
の2〜4倍の水準であることが必要である。 また、満巻ボビンから空ボビンへ糸切替えした
後も、しばらくは満巻ボビンも回転し続けている
ので、糸条のトラバースを停止させて糸切替えを
行なう通常の糸切替法では、糸切替後も回転する
満巻ボビン上の糸端の乱れを防止するためにも、
糸切替時直前張力を上記水準のように高くして最
後に巻かれる糸端部分(緒糸)を高硬度で巻くこ
とは有効である。 糸切替前に満巻ボビンの回転速度を増速させる
時期は、糸切替動作時の30秒前以内、特に10秒前
以内のように糸切替動作開始のなるべく直前であ
ることが好ましく、スピンドルの軸受け等の機械
部品の抵抗等を考慮して実験的に定めればよい。 一方、空ボビンの方は、助走回転を開始、糸切
替後の張力T2がT2/T0=1.1〜1.8となるような
水準まで、その回転速度を高くしておくことが必
要である。糸切替後張力T2は高めであるほど糸
切替成功率は高くなる傾向はあるが、パツケージ
最内層の糸質低下を防止するためにはなるべく定
常時の張力T0に近い方がよく、その両者のバラ
ンスからして上記水準が最適である。なお、実際
に採用する糸切替後張力T2の水準は、巻取直前
のローラが加熱されているか否か、あるいは、そ
のローラ表示の粗さ等の製糸工程条件等により決
めればよい。 なお、定常時張力T0は、4000m/分以上の高
速で巻取る場合、ナイロン繊維で一般に0.1〜0.3
g/d程度であればよい。 空ボビンへ糸切替えされた後、空ボビン(糸切
替後は巻取中のボビンとなる)の回転速度は定常
巻取時の巻取速度まで減速され、定常の巻取りに
移行される。一方、満巻ボビンは、回転は停止さ
れてスピンドルから外され、次に、最外層糸層部
分が除去され通常の手段で糸端が係止されて製品
パツケージとなる。 この際、巻取パツケージから除去される最外層
糸層部分としては、糸切替動作開始前に満巻ボビ
ンの回転速度を増速させ、巻取張力が前記T2(糸
切替後の巻取張力として設定した巻取張力値)の
水準よりも高い値で巻かれた時の糸層部分のよう
に、糸質低下が生じている糸層部分をいうのであ
る。この除去すべき糸層部分は、満巻ボビンの回
転速度を増速させてから糸切替時点までの時間お
よびその回転速度から巻取糸条の長さ等として概
算することができる。 なお、本発明法で行なう巻取張力の変化は、ボ
ビンの回転速度を増速あるいは減速することによ
つて行なわれるが、このボビンの回転速度の増減
制御は、例えば、スピンドル駆動の場合、電源周
波数をコンピユータのプログラム等により時間的
に制御する手段で行なうことができる。 本発明法は、予備スピンドルを有する糸切替巻
取機で合成繊維を4000m/分以上の高速で巻取る
場合に広く適用できるが、特に、ポリアミド繊
維、ポリエステル繊維で代表される熱可塑性合成
繊維の巻取りに有効である。また、紡糸後実質的
に延伸することなく巻取る製糸法でも、また、紡
糸後延伸して巻取る製糸法でも適用できるが、特
に、紡糸後延伸して巻取る製糸法に有効である。 [実施例] ・ 実施例および比較例1 70デニール、24フイラメントの6ナイロン糸を
得るため、通常の方法で、溶融紡糸後、周速4300
m/分の第1ローラで引取り、続いて周速5150
m/分の180℃に加熱された第2ローラを経て、
定常時の巻取張力T014g(=0.2g/d)で、チ
ーズ状巻取り(巻取速度は約5000m/分)を行な
うターレツト式自動糸切替巻取機により巻き取つ
た。巻取中の紡糸が満巻となつたら、糸切替動作
開始時の60秒前に、空ボビン側スピンドルの助走
を始め、ボビン周速5050m/分の状態で待機さ
せ、一方、満巻ボビン側スピンドルは糸切替開始
時の6秒前から回転速度を上昇させて巻取張力
T1が35g(T1/T0=2.5)に到達した直後に糸切
替えを行なつた。 空ボビン側へ糸条巻取りが切替えられた後の巻
取張力T2は18g(T2/T0=1.3)であり、この糸
切替後10秒間で空ボビンの回転速度を定常巻取り
時の巻取速度まて減速させ、定常巻取張力とし
た。 この条件での糸切替えにより99%の糸切替成功
率を得た。得られたパツケージの最内層での糸質
低下は認められなかつた。この得られたパツケー
ジの最外層のうち、満巻ボビン側スピンドルの回
転速度を上昇させ始めた後に巻かれた糸層部分を
除去して製品パツケージとした。 上記糸切替時点の前後における巻取張力は第1
図に示す如き変化を示した。 第1図における横軸は時間を経過を表わし、符
号Aは満巻ボビン側スピンドルの回転速度を上昇
させ始めた時点を、符号Bは糸切替動作を開始さ
せた時点を、また、符号Cは空ボビン側へ走行糸
条が捕捉された時点をそれぞれ示す。 また、糸切替時直前の張力T1のみを種々変化
させ、もしくは、糸切替後の張力T2のみを種々
変化させた以外は、上記と同じ方法を繰り返し
た。得られたパツケージの最内層部分につき染色
試験をして染斑の程度を評価し、第1表に示し
た。
【表】
第1表からわかるように、4000m/分以上の高
速巻取時における糸切替成功率を向上させるため
には、T1/T0≧2、かつ、T2/T0≧1.1とする
ことが必要であり、また、糸切替後の張力T2は、
糸切替時の給糸装置等への糸条巻付きを防止して
糸切替成功率を十分向上させ、かつ、最内層部分
の糸質低下を防止するためには、T2/T0=1.1〜
1.8の範囲内(No.1、12〜15)とすることが必要
である。 ・ 比較例2 糸切替時直前の巻取速度を5050m/分(その時
の巻取張力T1は0.26g/d、即ちT1/T0=1.3)
とし、かつ、糸切替後の巻取速度を5150m/分
(そのときの巻取張力T2を0.40g/d、即ちT1/
T2=2.0)とした以外は、前記実施例1と同じ方
法を繰り返したところ、糸切替成功率は10%と低
く、また、得られたパツケージの最内層部分は染
色試験の結果、染斑となつた。 これからして、切替後張力T2をかなり高くし
ても、切替前張力T1が低くT1/T0が2.0未満の場
合には、4000m/分以上の高速巻取の場合、十分
な糸切替成功率が得られ難いことがわかる。 [発明の効果] 本発明法により、糸切替えして自動糸切替巻取
機による巻取りを行なうと、巻取速度が4000m/
分以上と高速でも、糸切替時直前巻取張力T1及
び糸切替後巻取張力T2を、T1/T0=2〜4、か
つT2/T0=1.1〜1.8の特定水準とすることにより
十分に高い糸切替成功率を得ることができる。し
かも、パツケージの最内層にも最外層にも糸質の
低下した部分がない良質の製品パツケージを得る
ことができる。 また、本発明法によると、糸切替後も回転し続
ける満巻ボビンの糸端の乱れを抑えることもでき
る。
速巻取時における糸切替成功率を向上させるため
には、T1/T0≧2、かつ、T2/T0≧1.1とする
ことが必要であり、また、糸切替後の張力T2は、
糸切替時の給糸装置等への糸条巻付きを防止して
糸切替成功率を十分向上させ、かつ、最内層部分
の糸質低下を防止するためには、T2/T0=1.1〜
1.8の範囲内(No.1、12〜15)とすることが必要
である。 ・ 比較例2 糸切替時直前の巻取速度を5050m/分(その時
の巻取張力T1は0.26g/d、即ちT1/T0=1.3)
とし、かつ、糸切替後の巻取速度を5150m/分
(そのときの巻取張力T2を0.40g/d、即ちT1/
T2=2.0)とした以外は、前記実施例1と同じ方
法を繰り返したところ、糸切替成功率は10%と低
く、また、得られたパツケージの最内層部分は染
色試験の結果、染斑となつた。 これからして、切替後張力T2をかなり高くし
ても、切替前張力T1が低くT1/T0が2.0未満の場
合には、4000m/分以上の高速巻取の場合、十分
な糸切替成功率が得られ難いことがわかる。 [発明の効果] 本発明法により、糸切替えして自動糸切替巻取
機による巻取りを行なうと、巻取速度が4000m/
分以上と高速でも、糸切替時直前巻取張力T1及
び糸切替後巻取張力T2を、T1/T0=2〜4、か
つT2/T0=1.1〜1.8の特定水準とすることにより
十分に高い糸切替成功率を得ることができる。し
かも、パツケージの最内層にも最外層にも糸質の
低下した部分がない良質の製品パツケージを得る
ことができる。 また、本発明法によると、糸切替後も回転し続
ける満巻ボビンの糸端の乱れを抑えることもでき
る。
第1図は、実施例1における糸切替前後での巻
取張力の変化を示すグラフである。 A……満巻ボビン側スピンドルの増速開始時
点、B……糸切替動作開始時点、C……空ボビン
側へ糸条が捕捉された時点。
取張力の変化を示すグラフである。 A……満巻ボビン側スピンドルの増速開始時
点、B……糸切替動作開始時点、C……空ボビン
側へ糸条が捕捉された時点。
Claims (1)
- 1 予備スピンドルを有する自動糸切替巻取機で
4000m/分以上の糸条巻取りを行なう方法におい
て、巻取ボビンを切替える際、巻取中のボビンの
回転速度を増速し、巻取張力T1がT1/T0=2〜
4(T0:定常巻取時の巻取張力)の時点で、糸切
替後の巻取張力T2がT2/T0=1.1〜1.8となるよ
うに設定された速度で回転する予備ボビン上に糸
を切替え、次いで、該予備ボビンの回転速度を定
常巻取時の巻取速度まで減速すること、かつ、巻
取つて得られたパツケージの最外層糸層部分を除
去して製品パツケージとすることを特徴とする自
動糸切替巻取機における巻取方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14259684A JPS6123088A (ja) | 1984-07-10 | 1984-07-10 | 自動糸切替巻取機における巻取方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14259684A JPS6123088A (ja) | 1984-07-10 | 1984-07-10 | 自動糸切替巻取機における巻取方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6123088A JPS6123088A (ja) | 1986-01-31 |
| JPH059351B2 true JPH059351B2 (ja) | 1993-02-04 |
Family
ID=15318979
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14259684A Granted JPS6123088A (ja) | 1984-07-10 | 1984-07-10 | 自動糸切替巻取機における巻取方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6123088A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2807109B2 (ja) * | 1991-10-18 | 1998-10-08 | 帝人株式会社 | ターレツト式自動巻取機の糸条切替方法 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6039625B2 (ja) * | 1978-03-13 | 1985-09-06 | 東レ株式会社 | タ−レツト型巻取機の糸切替方法 |
| JPS5711824A (en) * | 1980-06-23 | 1982-01-21 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Preparation of semiconductive zinc sulfide |
| JPS5964476A (ja) * | 1982-10-05 | 1984-04-12 | Teijin Seiki Co Ltd | スピンドル駆動巻取機における糸切替方法およびその方法を実施する装置 |
-
1984
- 1984-07-10 JP JP14259684A patent/JPS6123088A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6123088A (ja) | 1986-01-31 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |