JPH06100676B2 - トリチウム生産用ペブル及びトリチウム生産装置 - Google Patents
トリチウム生産用ペブル及びトリチウム生産装置Info
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- JPH06100676B2 JPH06100676B2 JP61186780A JP18678086A JPH06100676B2 JP H06100676 B2 JPH06100676 B2 JP H06100676B2 JP 61186780 A JP61186780 A JP 61186780A JP 18678086 A JP18678086 A JP 18678086A JP H06100676 B2 JPH06100676 B2 JP H06100676B2
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本願発明は酸化リチウム等の固体リチウム化合物を用い
て核融合炉や核分裂炉もしくはこれらの試験装置等にお
いて核融合炉に使用するトリチウムを生産するためのペ
ブル及びトリチウム生産装置に関する。
て核融合炉や核分裂炉もしくはこれらの試験装置等にお
いて核融合炉に使用するトリチウムを生産するためのペ
ブル及びトリチウム生産装置に関する。
[技術の背景] 核融合炉の燃料となるトリチウムはリチウムと中性子と
の反応によって生成される。天然のリチウムには6Liが
7.4%、7Liが92.6%であり、共に中性子と反応してトリ
チウムを生成するが、6Liは中性子エネルギーが低い場
合にトリチウムを生成し易いので核分裂炉を用いてトリ
チウムを生産する場合や核融合炉において中性子増倍・
減速材をプラズマ側に設置したブランケットを用いてト
リチウムを生産する場合などトリチウム生産にあたり主
に利用され、重要度が高い。第5図に従来の核分裂炉を
用いてトリチウムを生産する装置の略図を示す。図中41
がトリチウム生産装置、42が核分裂炉である。トリチウ
ム生産装置41には酸化リチウム(Li2O)などのリチウム
化合物を微粒状のペブルとした増殖材が充填されたリチ
ウム格納容器44が設けられている。該容器44を炉心43の
位置に挿入して中性子を照射しトリチウムを発生させ
る。発生したトリチウムは、スイープガス供給管45を通
じて送られるヘリウム等のパージガス中に拡散され、ス
イープガス排出管46を経てトリチウム回収装置47により
回収される。容器44には第6図に示すように、冷却水管
53が貫通しており、トリチウム生成反応に際して生じた
熱を除去する。第6図中52はリチウム化合物のペブル、
54はスペイサー管である。
の反応によって生成される。天然のリチウムには6Liが
7.4%、7Liが92.6%であり、共に中性子と反応してトリ
チウムを生成するが、6Liは中性子エネルギーが低い場
合にトリチウムを生成し易いので核分裂炉を用いてトリ
チウムを生産する場合や核融合炉において中性子増倍・
減速材をプラズマ側に設置したブランケットを用いてト
リチウムを生産する場合などトリチウム生産にあたり主
に利用され、重要度が高い。第5図に従来の核分裂炉を
用いてトリチウムを生産する装置の略図を示す。図中41
がトリチウム生産装置、42が核分裂炉である。トリチウ
ム生産装置41には酸化リチウム(Li2O)などのリチウム
化合物を微粒状のペブルとした増殖材が充填されたリチ
ウム格納容器44が設けられている。該容器44を炉心43の
位置に挿入して中性子を照射しトリチウムを発生させ
る。発生したトリチウムは、スイープガス供給管45を通
じて送られるヘリウム等のパージガス中に拡散され、ス
イープガス排出管46を経てトリチウム回収装置47により
回収される。容器44には第6図に示すように、冷却水管
53が貫通しており、トリチウム生成反応に際して生じた
熱を除去する。第6図中52はリチウム化合物のペブル、
54はスペイサー管である。
第7図及び第8図は従来提案されている核融合炉を用い
てトリチウムを生産するための装置の説明図であり、第
7図は核融合炉の略断面図、第8図はトリチウム増殖ブ
ランケットの部分断面図である。核融合炉61では、プラ
ズマ62の周囲に配置されたトリチウム増殖ブランケット
63によってトリチウムを生成する。トリチウム増殖ブラ
ンケット63は外壁64の内部に中性子増倍・減速材65を有
し、更に内側に微粒状のリチウム化合物からなるペブル
68を充填したリチウム格納容器69を収納した複合構造と
なっている。プラズマ62側から入射した中性子は中性子
増倍・減速材65により減速され、ペブル68中の6Liと反
応してトリチウムを生成する。生成したトリチウムはペ
ブル68の周囲を流通するヘリウムパージガスによって回
収される。リチウム格納容器69には冷却管67が貫通して
おり、トリチウム生成反応の際に生じた熱を吸収し冷却
する。
てトリチウムを生産するための装置の説明図であり、第
7図は核融合炉の略断面図、第8図はトリチウム増殖ブ
ランケットの部分断面図である。核融合炉61では、プラ
ズマ62の周囲に配置されたトリチウム増殖ブランケット
63によってトリチウムを生成する。トリチウム増殖ブラ
ンケット63は外壁64の内部に中性子増倍・減速材65を有
し、更に内側に微粒状のリチウム化合物からなるペブル
68を充填したリチウム格納容器69を収納した複合構造と
なっている。プラズマ62側から入射した中性子は中性子
増倍・減速材65により減速され、ペブル68中の6Liと反
応してトリチウムを生成する。生成したトリチウムはペ
ブル68の周囲を流通するヘリウムパージガスによって回
収される。リチウム格納容器69には冷却管67が貫通して
おり、トリチウム生成反応の際に生じた熱を吸収し冷却
する。
[従来技術の問題点] このように6Liと熱中性子との反応によってトリチウム
を生成しようとする場合には、中性子が入射する面の近
傍において主に反応が生起してしまうという問題があっ
た。第6図に示すように容器44内にペブル52を充填して
周囲から熱中性子を照射すると、熱中性子の入射する表
面の近傍では非常に高いトリチウム生成率を示すととも
に高い発熱率を示すが、同時に急激な減衰を起こし、同
図の中心部付近では極めて低いトリチウム生成率と発熱
率しか示さない。例えば天然のリチウムを用いたリチウ
ム酸化物(Li2O)の小球状ペブルを用い充填率60%に容
器中に充填して熱中性子を照射した場合、熱中性子は入
射表面から10mm深部で1桁以上減衰してしまう。このよ
うな現象は第8図のトリチウム増殖ブランケットでも同
様に生起し、矢印で示す中性子の入射方向の表面近傍に
トリチウム生成反応及び発熱が集中するという問題があ
った。
を生成しようとする場合には、中性子が入射する面の近
傍において主に反応が生起してしまうという問題があっ
た。第6図に示すように容器44内にペブル52を充填して
周囲から熱中性子を照射すると、熱中性子の入射する表
面の近傍では非常に高いトリチウム生成率を示すととも
に高い発熱率を示すが、同時に急激な減衰を起こし、同
図の中心部付近では極めて低いトリチウム生成率と発熱
率しか示さない。例えば天然のリチウムを用いたリチウ
ム酸化物(Li2O)の小球状ペブルを用い充填率60%に容
器中に充填して熱中性子を照射した場合、熱中性子は入
射表面から10mm深部で1桁以上減衰してしまう。このよ
うな現象は第8図のトリチウム増殖ブランケットでも同
様に生起し、矢印で示す中性子の入射方向の表面近傍に
トリチウム生成反応及び発熱が集中するという問題があ
った。
トリチウム生成反応においてリチウム化合物からなるペ
ブルは余り高温になると化学反応を起こして変質してし
まい、あまり低温であると生成したトリチウムがパージ
ガス中に拡散せず回収が困難となるので、全体を約400
℃〜1000℃の範囲中に保つ必要があるが、前記のように
反応が中性子の入射面付近に偏ってしまうと、該入射面
付近の除熱が困難となると共にペブル全体を一定温度に
保つ制御が難しくなる。
ブルは余り高温になると化学反応を起こして変質してし
まい、あまり低温であると生成したトリチウムがパージ
ガス中に拡散せず回収が困難となるので、全体を約400
℃〜1000℃の範囲中に保つ必要があるが、前記のように
反応が中性子の入射面付近に偏ってしまうと、該入射面
付近の除熱が困難となると共にペブル全体を一定温度に
保つ制御が難しくなる。
また前記入射面付近の6Liのみの反応が進行し、該部分
のペブルの特性が変化してしまううえ、反応率の低い内
部が事実上無駄になるなどの多くの問題があった。
のペブルの特性が変化してしまううえ、反応率の低い内
部が事実上無駄になるなどの多くの問題があった。
このような問題に対しては、中性子入射表面近傍での6L
iの原子数密度を下げ、内部での6Liの原子数密度を上げ
ることによりリチウム充填容器内でのトリチウム生成率
と発熱率の平坦化を図る試みとして、中性子入射表面近
傍には6Liを減損した固体リチウム化合物を配置し、内
部には6Liを濃縮したリチウム化合物を配置することが
提案されている。しかしこのような方法では6Liの減損
工程及び6Liの濃縮工程が不可欠となり、自然に存在す
るリチウムが使用できないので手間がかかるうえ費用の
点においても難点がある。
iの原子数密度を下げ、内部での6Liの原子数密度を上げ
ることによりリチウム充填容器内でのトリチウム生成率
と発熱率の平坦化を図る試みとして、中性子入射表面近
傍には6Liを減損した固体リチウム化合物を配置し、内
部には6Liを濃縮したリチウム化合物を配置することが
提案されている。しかしこのような方法では6Liの減損
工程及び6Liの濃縮工程が不可欠となり、自然に存在す
るリチウムが使用できないので手間がかかるうえ費用の
点においても難点がある。
本願発明はこのような現状に鑑みてなされたもので、簡
潔な構成によってリチウム充填容器内でのトリチウム生
成率と発熱率の平坦化を行なわせるトリチウム生産用ペ
ブル及びトリチウム生産装置を提供することを目的とし
ている。
潔な構成によってリチウム充填容器内でのトリチウム生
成率と発熱率の平坦化を行なわせるトリチウム生産用ペ
ブル及びトリチウム生産装置を提供することを目的とし
ている。
[問題点を解決するための手段] 上記の目的は、前記特許請求の範囲に記載されたトリチ
ウム生産用ペブル及びトリチウム生産装置によって達成
される。すなわち、 (1)核融合炉に使用するトリチウムを生産するトリチ
ウム生産用ペブルであって、 固体のリチウム化合物の小成形体であって、小成形体内
部に中空部を形成し、該中空部の割合を変化させること
によって小成形体中に占めるリチウム化合物の含有率を
変化させるペブルと、 酸化ケイ素等からなる混合物とリチウム化合物とを混合
させて小球状に成形し、酸化ケイ素等からなる混合物と
リチウム化合物との混合比率を変えることによってリチ
ウム化合物の含有率を変化させた小球 とによって構成したトリチウム生産用ペブル。
ウム生産用ペブル及びトリチウム生産装置によって達成
される。すなわち、 (1)核融合炉に使用するトリチウムを生産するトリチ
ウム生産用ペブルであって、 固体のリチウム化合物の小成形体であって、小成形体内
部に中空部を形成し、該中空部の割合を変化させること
によって小成形体中に占めるリチウム化合物の含有率を
変化させるペブルと、 酸化ケイ素等からなる混合物とリチウム化合物とを混合
させて小球状に成形し、酸化ケイ素等からなる混合物と
リチウム化合物との混合比率を変えることによってリチ
ウム化合物の含有率を変化させた小球 とによって構成したトリチウム生産用ペブル。
(2)核融合炉に使用するトリチウムを生産する装置で
あって、 固体のリチウム化合物の小成形体であって、小成形体内
部に中空部を形成し、該中空部の割合を変化させること
によって小成形体中に占めるリチウム化合物の含有率を
変化させるペブルと、 酸化ケイ素等からなる混合物とリチウム化合物とを混合
させて小球状に成形し、酸化ケイ素等からなる混合物と
リチウム化合物との混合比率を変えることによってリチ
ウム化合物の含有率を変化させる小球状ペブルからなる
トリチウム生産用ペブルを使用し、トリチウム生産装置
の内部に設けた各ペブル層のうち中性子入射面側に最も
近いペブル層内にリチウム化合物含有率の最も小さいト
リチウム生産用ペブルを充填することを特徴とするトリ
チウム生産装置。
あって、 固体のリチウム化合物の小成形体であって、小成形体内
部に中空部を形成し、該中空部の割合を変化させること
によって小成形体中に占めるリチウム化合物の含有率を
変化させるペブルと、 酸化ケイ素等からなる混合物とリチウム化合物とを混合
させて小球状に成形し、酸化ケイ素等からなる混合物と
リチウム化合物との混合比率を変えることによってリチ
ウム化合物の含有率を変化させる小球状ペブルからなる
トリチウム生産用ペブルを使用し、トリチウム生産装置
の内部に設けた各ペブル層のうち中性子入射面側に最も
近いペブル層内にリチウム化合物含有率の最も小さいト
リチウム生産用ペブルを充填することを特徴とするトリ
チウム生産装置。
(3)中性子入射面側から離れるに従って各ペブル層内
に順次リチウム化合物含有率の大きいトリチウム生産用
ペブルを充填し、中性子入射面から最も遠いペブル層内
にリチウム化合物含有率の最も大きいトリチウム生産用
ペブルを充填する(2)記載のトリチウム生産装置。
に順次リチウム化合物含有率の大きいトリチウム生産用
ペブルを充填し、中性子入射面から最も遠いペブル層内
にリチウム化合物含有率の最も大きいトリチウム生産用
ペブルを充填する(2)記載のトリチウム生産装置。
[実施例] 第1図は特許請求の範囲第1項記載の発明のトリチウム
生産用ペブルの実施例を示す図で、(a)はリチウム化
合物製の円筒状成形体1の中央部には中空部2を設けた
もの、(b)は(a)と同寸法であるが、その中空部分
の直径を減らしてリチウム化合物の量を増加した成形体
の例、(c)は中空部分の形状が異なる他の例である。
同図(d)はリチウム化合物と酸化ケイ素(SiO2)等と
を混合して小球状に成形したもので、両者の混合比率を
変化させてリチウム化合物の含有率を調整することがで
きるものである。前述のリチウム化合物の例としてはLi
2O,LiAlO2,Li2SiO3などのセラミック状焼結体が挙げら
れ、第1図(d)のようにリチウム化合物と混合する物
質としてはSiO2の他外Al2O3(アルミナ)や金属アルミ
ニウム(Al)などが挙げられる。
生産用ペブルの実施例を示す図で、(a)はリチウム化
合物製の円筒状成形体1の中央部には中空部2を設けた
もの、(b)は(a)と同寸法であるが、その中空部分
の直径を減らしてリチウム化合物の量を増加した成形体
の例、(c)は中空部分の形状が異なる他の例である。
同図(d)はリチウム化合物と酸化ケイ素(SiO2)等と
を混合して小球状に成形したもので、両者の混合比率を
変化させてリチウム化合物の含有率を調整することがで
きるものである。前述のリチウム化合物の例としてはLi
2O,LiAlO2,Li2SiO3などのセラミック状焼結体が挙げら
れ、第1図(d)のようにリチウム化合物と混合する物
質としてはSiO2の他外Al2O3(アルミナ)や金属アルミ
ニウム(Al)などが挙げられる。
第2図は特許請求の範囲第2項記載の発明のトリチウム
生産装置の実施例を示す一部切欠斜視図である。3は核
分裂炉用のトリチウム生産装置であり、第1図について
説明したごとくリチウム化合物の量を少なくしたペブル
を用いたペブル層5をリチウム格納容器4内に設けてい
る。8はスイープガス供給管、9はスイープガス排出
管、10は冷却水管である。このように構成したトリチウ
ム生産装置3を核分裂炉の炉心部に挿入し、スイープガ
ス供給管8からヘリウムガスを送出すると、ヘリウムガ
スはリチウム格納容器4の下部からペブル層内に浸透す
る。核分裂炉からの中性子はリチウム格納容器4の外周
方向から入射する。
生産装置の実施例を示す一部切欠斜視図である。3は核
分裂炉用のトリチウム生産装置であり、第1図について
説明したごとくリチウム化合物の量を少なくしたペブル
を用いたペブル層5をリチウム格納容器4内に設けてい
る。8はスイープガス供給管、9はスイープガス排出
管、10は冷却水管である。このように構成したトリチウ
ム生産装置3を核分裂炉の炉心部に挿入し、スイープガ
ス供給管8からヘリウムガスを送出すると、ヘリウムガ
スはリチウム格納容器4の下部からペブル層内に浸透す
る。核分裂炉からの中性子はリチウム格納容器4の外周
方向から入射する。
第2図においてはペブル層5はリチウム化合物の量を減
少した1種類のペブルによって構成されている状態を示
しているが、中性子入射面側に従来のトリチウム生産装
置と比べてリチウム化合物の含有率が低く、6Liの原子
数が少ないトリチウム生産用ペブルを使用することによ
り、トリチウム生成反応が中性子入射面側に偏ることな
く、内部にも及ぶようになる。発生したトリチウムはヘ
リウムガス中に拡散しスイープガス排出管9を通じて回
収する。
少した1種類のペブルによって構成されている状態を示
しているが、中性子入射面側に従来のトリチウム生産装
置と比べてリチウム化合物の含有率が低く、6Liの原子
数が少ないトリチウム生産用ペブルを使用することによ
り、トリチウム生成反応が中性子入射面側に偏ることな
く、内部にも及ぶようになる。発生したトリチウムはヘ
リウムガス中に拡散しスイープガス排出管9を通じて回
収する。
第3図は特許請求の範囲第3項記載のトリチウム生産装
置の実施例を示す一部切欠斜視図である。同図において
3は核分裂炉用のトリチウム生産装置、4はリチウム格
納容器、5,6,7はリチウム化合物から成るペブル層であ
り、5はリチウム化合物の含有量が最も少ないペブル
層、6はリチウム化合物含有量が上記ペブル層5よりも
多いペブル層、7はリチウム化合物含有量が最も多い
(リチウム化合物のみからなる場合を含む)ペブル層で
あり、例えばリチウム化合物の含有量が6Liとして1:7:3
0の比になるようにペブルを積層する。リチウム化合物
の含有率は第1の発明について述べたとおりペブルの中
空部分の大きさを変化させたり酸化ケイ素等の混合物質
の混入比を変化させたペブルを用い、もしくはこれと中
実状のペブルあるいは他物質の混入のないリチウム化合
物のペブルを組み合わせることにより容易に調整するこ
とができる。
置の実施例を示す一部切欠斜視図である。同図において
3は核分裂炉用のトリチウム生産装置、4はリチウム格
納容器、5,6,7はリチウム化合物から成るペブル層であ
り、5はリチウム化合物の含有量が最も少ないペブル
層、6はリチウム化合物含有量が上記ペブル層5よりも
多いペブル層、7はリチウム化合物含有量が最も多い
(リチウム化合物のみからなる場合を含む)ペブル層で
あり、例えばリチウム化合物の含有量が6Liとして1:7:3
0の比になるようにペブルを積層する。リチウム化合物
の含有率は第1の発明について述べたとおりペブルの中
空部分の大きさを変化させたり酸化ケイ素等の混合物質
の混入比を変化させたペブルを用い、もしくはこれと中
実状のペブルあるいは他物質の混入のないリチウム化合
物のペブルを組み合わせることにより容易に調整するこ
とができる。
このように構成したトリチウム生産装置を核融合炉の炉
心部に挿入し、ヘリウムガスをスイープガス供給管8か
ら送出するとヘリウムガスはリチウム格納容器下部から
ペブル層5,6,7内に浸透する。核分裂炉からの中性子は
リチウム格納容器外周方向から内部に入射するが、最外
層のペブル層5はリチウム化合物の含有率が低いため6L
iの原子数が少なく、順次内層6,7に至るに従ってリチウ
ム化合物の含有率が増えて6Liの原子数が増加するよう
に配置されている。このため、トリチウム生成反応は最
外層のみに集中することなく、6,7の内部のペブル層に
おいても平坦化された反応が生起する。発生したトリチ
ウムはヘリウムガス中に拡散し、スイープガス排出管9
を通じて図示しないトリチウム回収装置により回収され
る。各ペブル層内の発熱も各層において平均化され最外
層に集中することがないので冷却水管10により効果的に
除熱が行われ、ペブルの部分的な変質も防止される。
心部に挿入し、ヘリウムガスをスイープガス供給管8か
ら送出するとヘリウムガスはリチウム格納容器下部から
ペブル層5,6,7内に浸透する。核分裂炉からの中性子は
リチウム格納容器外周方向から内部に入射するが、最外
層のペブル層5はリチウム化合物の含有率が低いため6L
iの原子数が少なく、順次内層6,7に至るに従ってリチウ
ム化合物の含有率が増えて6Liの原子数が増加するよう
に配置されている。このため、トリチウム生成反応は最
外層のみに集中することなく、6,7の内部のペブル層に
おいても平坦化された反応が生起する。発生したトリチ
ウムはヘリウムガス中に拡散し、スイープガス排出管9
を通じて図示しないトリチウム回収装置により回収され
る。各ペブル層内の発熱も各層において平均化され最外
層に集中することがないので冷却水管10により効果的に
除熱が行われ、ペブルの部分的な変質も防止される。
第4図は特許請求の範囲第3項記載の発明の他の実施例
であり、核融合炉に用いるトリチウム生産用ブランケッ
トの例を示す部分切欠斜視図である。同図31はトリチウ
ム増殖ブランケット、32は外壁、33は中性子増倍・減速
材(Be)、34は冷却水管、35はリチウム化合物の含有量
の最も少ないペブル層、36はリチウム化合物の含有量が
上記ペブル層35よりも多いペブル層、37はリチウム化合
物の含有量が最も多い(リチウム化合物のみからなる場
合を含む)ペブル層である。白矢印は中性子の入射方向
であり、該入射方向の表面側にリチウム化合物含有量の
少ない層が配置され、深部側にリチウム化合物含有量の
多い層が配置されている。
であり、核融合炉に用いるトリチウム生産用ブランケッ
トの例を示す部分切欠斜視図である。同図31はトリチウ
ム増殖ブランケット、32は外壁、33は中性子増倍・減速
材(Be)、34は冷却水管、35はリチウム化合物の含有量
の最も少ないペブル層、36はリチウム化合物の含有量が
上記ペブル層35よりも多いペブル層、37はリチウム化合
物の含有量が最も多い(リチウム化合物のみからなる場
合を含む)ペブル層である。白矢印は中性子の入射方向
であり、該入射方向の表面側にリチウム化合物含有量の
少ない層が配置され、深部側にリチウム化合物含有量の
多い層が配置されている。
従って前記同様トリチウム生成反応は表面層のペブル層
のみに集中することなくペブル層35,36,37全体に平坦化
され、ペブル層全般にわたり効率的に反応が起きて深部
に無駄を生じることもない。発熱も中性子入射面側に集
中することもないから、冷却水管34により効率的に除熱
が行われ、冷却水管を入射面側に多量に配置する必要も
なく構造上も簡単になる。
のみに集中することなくペブル層35,36,37全体に平坦化
され、ペブル層全般にわたり効率的に反応が起きて深部
に無駄を生じることもない。発熱も中性子入射面側に集
中することもないから、冷却水管34により効率的に除熱
が行われ、冷却水管を入射面側に多量に配置する必要も
なく構造上も簡単になる。
以上の実施例ではペブル層を1層または3層とした例を
示したが、必要に応じて2層としたりより多層にしたり
あるいは異なったリチウム化合物の含有率のペブルを混
合するなどして反応率のより平坦化を図ることもでき
る。
示したが、必要に応じて2層としたりより多層にしたり
あるいは異なったリチウム化合物の含有率のペブルを混
合するなどして反応率のより平坦化を図ることもでき
る。
[発明の効果] 特許請求の範囲第1項記載の発明によれば、6Liの濃
縮、減損といった特殊な工程を必要とすることなく通常
のリチウム化合物を用いて6Liの原子数を調整したトリ
チウム生成用ペブルを供給することができ、特許請求の
範囲第2項および第3項記載の発明によれば中性子入射
表面近傍でのトリチウム生成反応の集中を効果的に防
ぎ、充填されたリチウム化合物を深部にわたって効率よ
く利用することを可能にし、リチウム化合物の部分的な
変質を防止し、発熱率分布の平坦化をもたらして除熱を
容易にするなど利点は多い。
縮、減損といった特殊な工程を必要とすることなく通常
のリチウム化合物を用いて6Liの原子数を調整したトリ
チウム生成用ペブルを供給することができ、特許請求の
範囲第2項および第3項記載の発明によれば中性子入射
表面近傍でのトリチウム生成反応の集中を効果的に防
ぎ、充填されたリチウム化合物を深部にわたって効率よ
く利用することを可能にし、リチウム化合物の部分的な
変質を防止し、発熱率分布の平坦化をもたらして除熱を
容易にするなど利点は多い。
第1図は(a)〜(d)は特許請求の範囲第1項記載の
発明の実施例のトリチウム生産用ペブルの拡大斜視図、
第2図は特許請求の範囲第2項記載の発明の実施例で核
分裂炉用のトリチウム生産装置の部分切欠斜視図、第3
図は特許請求の範囲第3項記載の発明の実施例で、核分
裂炉用のトリチウム生産装置の部分切欠斜視図、第4図
は特許請求の範囲第3項記載の発明の実施例で核融合炉
用のトリチウム増殖ブランケットの部分切欠斜視図、第
5図は従来の核分裂炉用のトリチウム生産装置の略断面
図、第6図は第5図のトリチウム生産装置の部分切欠斜
視図、第7図は従来の核融合炉によるトリチウム生産装
置を示す略断面図、第8図は第7図のトリチウム増殖ブ
ランケットの部分切欠斜視図である。 1……トリチウム生産用ペブル、2……中空部、3……
トリチウム生産装置、4……リチウム格納容器、5,6,7
……ペブル層、31……トリチウム増殖ブランケット、3
5,36,37……ペブル層。
発明の実施例のトリチウム生産用ペブルの拡大斜視図、
第2図は特許請求の範囲第2項記載の発明の実施例で核
分裂炉用のトリチウム生産装置の部分切欠斜視図、第3
図は特許請求の範囲第3項記載の発明の実施例で、核分
裂炉用のトリチウム生産装置の部分切欠斜視図、第4図
は特許請求の範囲第3項記載の発明の実施例で核融合炉
用のトリチウム増殖ブランケットの部分切欠斜視図、第
5図は従来の核分裂炉用のトリチウム生産装置の略断面
図、第6図は第5図のトリチウム生産装置の部分切欠斜
視図、第7図は従来の核融合炉によるトリチウム生産装
置を示す略断面図、第8図は第7図のトリチウム増殖ブ
ランケットの部分切欠斜視図である。 1……トリチウム生産用ペブル、2……中空部、3……
トリチウム生産装置、4……リチウム格納容器、5,6,7
……ペブル層、31……トリチウム増殖ブランケット、3
5,36,37……ペブル層。
Claims (3)
- 【請求項1】核融合炉に使用するトリチウムを生産する
トリチウム生産用ペブルであって、 固体のリチウム化合物の小成形体であって、小成形体内
部に中空部を形成し、該中空部の割合を変化させること
によって小成形体中に占めるリチウム化合物の含有率を
変化させるペブルと、 酸化ケイ素等からなる混合物とリチウム化合物とを混合
させて小球状に成形し、酸化ケイ素等からなる混合物と
リチウム化合物との混合比率を変えることによってリチ
ウム化合物の含有率を変化させた小球 とによって構成したことを特徴とするトリチウム生産用
ペブル。 - 【請求項2】核融合炉に使用するトリチウムを生産する
装置であって、 固体のリチウム化合物の小成形体であって、小成形体内
部に中空部を形成し、該中空部の割合を変化させること
によって小成形体中に占めるリチウム化合物の含有率を
変化させるペブルと、 酸化ケイ素等からなる混合物とリチウム化合物とを混合
させて小球状に成形し、酸化ケイ素等からなる混合物と
リチウム化合物との混合比率を変えることによってリチ
ウム化合物の含有率を変化させる小球状ペブル からなるトリチウム生産用ペブルを使用し、 トリチウム生産装置の内部に設けた各ペブル層のうち中
性子入射面側に最も近いペブル層内にリチウム化合物含
有率の最も小さいトリチウム生産用ペブルを充填するこ
とを特徴とするトリチウム生産装置。 - 【請求項3】中性子入射面側から離れるに従って各ペブ
ル層内に順次リチウム化合物含有率の大きいトリチウム
生産用ペブルを充填し、中性子入射面から最も遠いペブ
ル層内にリチウム化合物含有率の最も大きいトリチウム
生産用ペブルを充填する特許請求の範囲(2)記載のト
リチウム生産装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61186780A JPH06100676B2 (ja) | 1986-08-11 | 1986-08-11 | トリチウム生産用ペブル及びトリチウム生産装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61186780A JPH06100676B2 (ja) | 1986-08-11 | 1986-08-11 | トリチウム生産用ペブル及びトリチウム生産装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6344198A JPS6344198A (ja) | 1988-02-25 |
| JPH06100676B2 true JPH06100676B2 (ja) | 1994-12-12 |
Family
ID=16194471
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61186780A Expired - Fee Related JPH06100676B2 (ja) | 1986-08-11 | 1986-08-11 | トリチウム生産用ペブル及びトリチウム生産装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06100676B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| ITBO20040428A1 (it) * | 2004-07-09 | 2004-10-09 | Enea Ente Nuove Tec | Procedimento per il recupero di metatitanato di litio ceramico |
| GB202018198D0 (en) * | 2020-11-19 | 2021-01-06 | Tokamak Energy Ltd | Breeder blanket |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS53109089A (en) * | 1977-03-03 | 1978-09-22 | Toshiba Corp | Fuel assembly |
| JPS57175986A (en) * | 1981-04-24 | 1982-10-29 | Tokyo Shibaura Electric Co | Tritium breeder material |
-
1986
- 1986-08-11 JP JP61186780A patent/JPH06100676B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6344198A (ja) | 1988-02-25 |
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Legal Events
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|---|---|---|---|
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