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JPH06102690B2 - 芳香脂肪族スルホニウム塩及びその用途 - Google Patents
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JPH06102690B2 - 芳香脂肪族スルホニウム塩及びその用途 - Google Patents

芳香脂肪族スルホニウム塩及びその用途

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JPH06102690B2
JPH06102690B2 JP2006978A JP697890A JPH06102690B2 JP H06102690 B2 JPH06102690 B2 JP H06102690B2 JP 2006978 A JP2006978 A JP 2006978A JP 697890 A JP697890 A JP 697890A JP H06102690 B2 JPH06102690 B2 JP H06102690B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は新規芳香脂肪族(araliphatic)スルホニウム
塩、それらのカチオン重合性化合物含有硬化性混合物中
への使用及びこれらの混合物中から熱硬化により得られ
る製品に関する。
〔従来の技術・発明が解決しようとする課題〕
カチオン重合性有機化合物の熱硬化における硬化剤又は
硬化促進剤としてスルホニウム塩を使用することは知ら
れている。ジャーナル オブ コーティングス テクノ
ロジー(Journal of Coatings Technology)第53巻,No.
675,1981年4月,第43〜51頁から知られている硬化剤、
例えばα−フェネチル−置換スルホニウム テトラフル
オロボレートは貯蔵中に除々に分解し、そのためこれら
のスルホニウム塩を用いて製造された硬化性混合物は相
対的に短い可使時間(ポットライフ)しか有しない。
ジャーナル オブ アプライド ポリマー サイエンス
(Journal of Applied Polymer Science)第32巻第5727
〜5732頁(1986年)に記載されそしてモノベンジルスル
ホニウム塩を含有するエポキシド配合物は、長い可使時
間によって際立っているけれども、それらを完全に硬化
させるためには、相対的に長時間の従って非経済的な硬
化時間を必要とする。
〔議題を解決するための手段〕
今になって、ある種の芳香脂肪族スルホニウム塩がカチ
オン重合性有機化合物と混合された時に室温において著
しい潜伏力(latency)を有し、そのため広範な加工限
界を許すこと、及び本発明の化合物を100℃以上まで加
熱することにより速い硬化が起きることが見い出され
た。
本発明は次式IないしIV 〔各式中、 Aは炭素原子数1ないし12のアルキル基、炭素原子数3
ないし8のシクロアルキル基、炭素原子数4ないし10の
シクロアルキルアルキル基、非置換の又は炭素原子数1
ないし8のアルキル基、炭素原子数1ないし4のアルコ
キシ基、ハロゲン原子、ニトロ基、フェニル基、フェノ
キシ基、アルコキシ基中に1ないし4個の炭素原子を有
するアルコキシカルボニル基又は炭素原子数1ないし12
のアシル基でモノ−又はポリ置換されたフェニル基を表
わし、 Ar、Ar1及びAr2は互に独立して各々非置換の又は炭素原
子数1ないし8のアルキル基、炭素原子数1ないし4の
アルコキシ基、ハロゲン原子、ニトロ基、フェニル基、
フェノキシ基、アルコキシ基中に1ないし4個の炭素原
子を有するアルコキシカルボニル基又は炭素原子数1な
いし12のアシル基でモノ−又はポリ置換されたフェニル
基を表わすか、或は非置換の又は炭素原子数1ないし8
のアルキル基、炭素原子数1ないし4のアルコキシ基、
ハロゲン原子、ニトロ基、フェニル基、フェノキシ基、
アルコキシ基中に1ないし4個の炭素原子を有するアル
コキシカルボニル基又は炭素原子数1ないし12のアシル
基でモノ−又はポリ置換されたナフチル基を表わし、 各アリーレン基は非置換の又は炭素原子数1ないし8の
アルキル基、炭素原子数1ないし4のアルコキシ基、ハ
ロゲン原子、ニトロ基、フェニル基、フェノキシ基、ア
ルコキシ基中に1ないし4個の炭素原子を有するアルコ
キシカルボニル基又は炭素原子数1ないし12のアシル基
でモノ−又はポリ置換されたフェニレン基を表わすか、
或は非置換の又は炭素原子数1ないし8のアルキル基、
炭素原子数1ないし4のアルコキシ基、ハロゲン原子、
ニトロ基、フェニル基、フェノキシ基、アルコキシ基中
に1ないし4個の炭素原子を有するアルコキシカルボニ
ル基又は炭素原子数1ないし12のアシル基でモノ−又は
ポリ置換されたナフチレン基を表わし、そして Q はSbF6 -,AsF6 -又はSbF5OH-を表わす〕で表わされ
るスルホニウム塩に関する。
好ましくは本発明は次式I及びII 〔各式中、Aは炭素原子数1ないし12のアルキル基、炭
素原子数3ないし8のシクロアルキル基、炭素原子数4
ないし10のシクロアルキルアルキル基、非置換の又は炭
素原子数1ないし8のアルキル基、炭素原子数1ないし
4のアルコキシ基、ハロゲン原子、ニトロ基、フェニル
基、フェノキシ基、アルコキシ基中に1ないし4個の炭
素原子を有するアルコキシカルボニル基又は炭素原子数
1ないし12のアシル基でモノ−又はポリ置換されたフェ
ニル基を表わし、 Ar、Ar1及びAr2は互に独立して各々非置換の又は炭素原
子数1ないし8のアルキル基、炭素原子数1ないし4の
アルコキシ基、ハロゲン原子、ニトロ基、フェニル基、
フェノキシ基、アルコキシ基中に1ないし4個の炭素原
子を有するアルコキシカルボニル基又は炭素原子数1な
いし12のアシル基でモノ−又はポリ置換されたフェニル
基を表わすか、或は非置換の又は炭素原子数1ないし8
のアルキル基、炭素原子数1ないし4のアルコキシ基、
ハロゲン原子、ニトロ基、フェニル基、フェノキシ基、
アルコキシ基中に1ないし4個の炭素原子を有するアル
コキシカルボニル基又は炭素原子数1ないし12のアシル
基でモノ−又はポリ置換されたナフチル基を表わし、そ
して Q はSbF6 -、AsF6 -又はSbF5OH-を表わす〕で表わされ
るスルホニウム塩に関する。
Aが炭素原子数1ないし12のアルキル基を又は、非置換
の又はハロゲン原子又は炭素原子数1ないし4のアルキ
ル基で置換されたフェニル基を表わし、Ar、Ar1及びAr2
が互に独立して各々非置換の又は炭素原子数1ないし8
のアルキル基、炭素原子数1ないし4のアルコキシ基、
Cl又はBrでモノ−又はポリ置換されたフェニル基を表わ
し、そしてQ がSbF6 -又はSbF5OH-を表わすのが好まし
く、例えばジベンジルエチルスルホニウム ヘキサフル
オロアンチモネートが好ましい。
特に好ましいスルホニウム塩は、Ar、Ar1及びAr2が互に
独立して各々非置換の又は炭素原子数1ないし8のアル
キル基、炭素原子数1ないし4のアルコキシ基、Cl又は
Brで置換されたフェニル基を表わし、そしてQ がSbF6
-又はSbF5OH-を表わす化合物であり、例えばトリベンジ
ルスルホニウム ヘキサフルオロアンチモネートが特に
好ましい。
式I中のAとしての炭素原子数1ないし12のアルキル基
は直鎖状か枝分れ状であり得る。例えばAはメチル基、
エチル基、イソプロピル基、n−ブチル基、第二ブチル
基、第三ブチル基、n−オクチル基又はn−ドデシル基
を表わすことができる。
適当なシクロアルキル基の例はシクロプロピル基、シク
ロペンチル基、シクロヘキシル基及びシクロオクチル基
である。
適当なシクロアルキルアルキル基の例はシクロヘキシル
メチル基及びシクロヘキシルエチル基である。
A,Ar,Ar1及びAr2としての置換フェニル又はナフチル基
は、同一又は異なるもので置換されたフェニル又はナフ
チル基であり得る。例えばp−トリル基、キシリル基、
エチルフェニル基、メトキシフェニル基、エトキシフェ
ニル基、p−クロロフェニル基、2,4−、3,4−又は2,6
−ジクロロフェニル基、ブロモフェニル基、アセチルフ
ェニル基、トリメチルフェニル基、メチルナフチル基、
メトキシナフチル基、エトキシナフチル基、クロロナフ
チル基、ブロモナフチル基及びビフェニル基が挙げられ
る。
アリーレン基としての置換フェニレン又はナフチレン基
は、例えばメチルフェニレン基、エチルフェニレン基、
メトキシフェニレン基、エトキシフェニレン基、クロロ
フェニレン基、ジクロロフェニレン基、ブロモフェニレ
ン基、アセチルフェニレン基、トリメチルフェニレン
基、メチルナフチレン基、メトキシナフチレン基、エト
キシナフチレン基、クロロナフチレン基又はブロモナフ
チレン基であり得る。好ましくはアリーレン基は非置換
のフェニレン又はナフチレン基である。
式I及びIIで表わされる本発明のスルホニウム塩は、ホ
ーベン−ヴェイル(Houben-Weyl)の「メトデン デル
オルガニッシェン ヒェミー(Methoden der Organis
chen Chemie/英国:Methods of Organish Chemistry)」
第IX巻、頁171ff(1955年)に記載されている方法の一
つにより、例えば次式V Ar-CH2-S-CH2-Ar1 (V) (式中、Ar及びAr1は式I又はIIのどちらかにおいて定
義された意味を表わす) で表わされるスルフィドに、 (a)次式VI (式中、Aは式Iにおいて定義された意味を表わし、Z-
はQ-、SbCl6 -、BF4 -又はPF6を表わす) で表わされるオキソニウムのモル量を反応させて式I又
は次式Ia (式中、Za-はSbCl6 -、BF4 -又はPF6 -を表わす) で表わされる化合物を生じさせ、続いて式Iaの化合物を
アルカリ金属塩又は次式VII Y+Q- (VII) 〔式中、Y+はアルカリ金属カチオン又はN(R)4 +(Rは水
素原子又は炭素原子数1ないし4のアルキル基を表わ
す)を表わし、そしてQ-はは式Iにおいて定義された意
味を表わす〕で表わされる第四アンモニウム塩とアニオ
ン交換により反応させて式Iの化合物を生じさせるか、
或は (b)強酸の存在下、次式VIII Ar2-CH2-OH (VIII) (式中、Ar2は式IIにおいて定義された意味を表わす) で表わされるアルコールの少なくとも1モル量と反応さ
せて次式IIa で表わされる酸のスルホニウム塩を生じさせ、続いて式
IIaのスルホニウム塩にアルカリ金属塩又は式VIIで表わ
される第四アンモニウム塩を反応させて式IIで表わされ
る化合物を生じさせることにより製造することができ
る。
同様にして式III及びIVで表わされる本発明の化合物
は、例えば次式IX Ar-CH2-S-CH2−アリーレン−CH2-S-CH2-Ar1 (IX) (式中、Ar及びAr1は式III又はIVのどちらかで定義され
た意味を表わす) で表わされる化合物1モルに、 (c)式VIで表わされるオキソニウム塩2モルを反応さ
せて式III又は次式IIIa (式中、Za-はSbCl6 -、BF4 -又はPF6を表わす) で表わされる化合物を生じさせ、続いて式IIIaで表わさ
れる化合物をアルカリ金属塩又は式VIIで表わされる第
四アンモニウム塩とアニオン交換により反応させて式II
Iで表わされる化合物を生じさせるか、或は (d) 強酸の存在下、式VIIIで表わされるアルコール
を反応させて次式IVa で表わされる該酸のジスルホニウム塩を生じさせ、続い
て式IVaで表わされるジスルホニウム塩をアルカリ金属
塩又は式VIIで表わされる第四アンモニウム塩と反応さ
せて式VIで表わされる化合物を生じさせることにより製
造することができる。
式V,VI,VII,VIII及びIXで表わされる化合物は公知化合
物であり、そのうちの幾つかは市販されている。
例えば式Vで表わされる化合物はホーベン−ヴェイル
(Houben-Weyl)第9巻、第93頁(1955年)、又は第E11
巻、第158頁(1985年)中に記載されており、またフル
カ(Fluka)及びアルドリッチ(Aldrich)社から市販さ
れている。
式VIで表わされるオキソニウム塩は、例えばホーベン−
ヴェイル第613巻、第328頁(1965年)又は米国特許第3,
585,227号から知られている。
アルカリ金属塩又は式VIIで表わされる第四アンモニウ
ム塩例えばNaSbF6、NaAsF6又はNH4AsF6は、例えばモー
トン チオコール社(Morton Thiokol Co.)から市販さ
れている。同様に式VIIIで表わされるアルコール例えば
ベンジルアルコール又は塩素化ベンジルアルコールも市
販されている。
式IXで表わされる化合物は、例えば次式X Hal-CH2−アリーレン−CH2-Hal (X) (Halはハロゲン原子を表わす) で表わされるX置換又は置換α,α′−ジハロゲンメチ
ルアリーレン1モルにアルカリ金属水酸化物溶液の存在
下で次式XI Ar-CH2SH又はAr1-CH2-CH (IX) で表わされる非置換又は置換メルカプタン2モルを反応
させて式IXで表わされる化合物を生じさせることにより
公知の方法で製造することができる。
Aが次式XII (式中、R′及びR″は互に独立して各々水素原子を表
わすか、又はエチレン基と一緒になって炭素原子数12ま
でのアルキル基又は炭素原子数8までのシクロアルキル
基を表わす) で表わされる基である式I又はIIの化合物はまた、式V
で表わされるスルフィドを強酸の存在下、次式XIII R′−CH=CH−R″ (XIII) で表わされるオレスィンの少なくとも1モル量と反応さ
せて次式XIV又はXV で表わされるスルホニウム塩を生じさせ、続いて式XIV
又はXVで表わされる化合物をアルカリ金属塩又は式VII
で表わされる第四アンモニウム塩と反応させて、Aが式
XIIで表わされる基である式I又はIIIの化合物を生じさ
せることにより製造することもできる。
使用される式XIIIのオレフィンは例えばエチレン、プロ
ピレン、1−ブテン、2−ブテン、イソブチレン、1−
ペンテン、2−ペンテン、シクロブテン、シクロペンテ
ン又はシクロヘキセンであり、そして使用される強酸は
例えばH2SO4、HPF6、HBF4、HClO4又はCH3SO3Hである。
初めに述べたように、式I、II、III及びIVで表わされ
る本発明の化合物は、カチオン重合性化合物の熱硬化用
の価値ある硬化剤及び硬化触媒である。
従って本発明はまた、(a)式I、II、III又はIVで表
わされるスルホニウム塩の少なくとも1種と、(b)カ
チオン重合性有機材料の少なくとも1種とを含有する硬
化性混合物に関する。
本発明の混合物は、式I又はIIで表わされるスルホニウ
ム塩の少なくとも1種を含有するのが好ましい。
本発明の硬化性混合物る適するカチオン重合性有機材料
は例えば以下に示すタイプのものであり、これらの材料
はそれら自身のみで又は少なくとも二成分の混合物とし
て使用されてよい。
I. カチオン性機序により重合可能なエチレン性不飽和
化合物。これらには以下のものが包含される。
1. モノオレフィン及びジオレフィン、例えばイソブチ
レン、ブタジエン、イソプレン、スチレン、α−メチレ
ン、ジビニルベンゼン、N−ビニルピリロドン、N−ビ
ニルカルバゾール及びアクロレイン。
2. ビニルエーテル、例えばメチルビニルエーテル、イ
ソブチルビニルエーテル、トリメチロールプロパン、ト
リビニルエーテル、エチレングリコールジビニルエーテ
ル;環状ビニルエーテル例えば3,4−ジヒドロ−2−ホ
ルミル−(2H)−ピラン(二量体化アクロレイン)及び
3,4−ジヒドロ−(2H)−ピラン−2−カルボン酸の2
−ヒドロキシメチル−3,4−ジヒドロ−(2H)−ピラン
エステル。
3. ビニルエステル、例えばビニルアセテート及びビニ
ルステアレート。
II. カチオン重合性複素環式化合物、例えばエチレン
オキシド、プロピレンオキシド、エピクロロヒドリン、
一価のアルコール又はフェノールのクリシジルエーテル
例えばN−ブチルグリシジルエーテル、n−オクチルグ
リシジルエーテル、フェニルグリシジルエーテル及びク
レジルグリシジルエーテル;グリシジル アクリレー
ト、グリシジルメタクリレート、スチレンオキシド及び
シクロヘキセンオキシド;オキセタン例えば3,3−ジメ
チルオキセタン及び3,3−ジ(クロロメチル)オキセタ
ン;テトラヒドロフラン;ジオキソラン、トリオキサン
及び1,3,6−トリオキサシクロオクタン;ラクトン例え
ばβ−プロピオラクトン、γ−バレロラクトン及びε−
カプロラクトン;チイラン例えばエチレンスルフィド及
びプロピレンスルフィド;エポキシ樹脂;側鎖中にグリ
シジル基を有する線状及び枝分れ状ポリマー例えばポリ
アクリレート及びポリメタクリレートグリシジルエステ
ルのホモポリマー及びコポリマー。
上記重合性化合物のうち特に重要なのはエポキシ樹脂で
あり、特にジエポキシド及びポリエポキシド及び、架橋
エポキシ樹脂を製造するのに使用されるタイプのエポキ
シ樹脂プレポリマーである。ジエポキシド及びポリエポ
キシドは脂肪族、環式脂肪族又は芳香族化合物であり得
る。これら化合物の例としては脂肪族及び環式脂肪族ジ
オール又はポリオールのグリシジルエーテル及びβ−メ
チルグリシジルエーテル、例えばエチレングリコール、
1,2−プロパンジオール、1,3−プロパンジオール、1,4
−ブタジオール、ジエチレングリコール、ポリエチレン
グリコール、ポリプロピレングリコール、グリセロー
ル、ドリメチロールプロパン又は1,4−ジメトキシシク
ロヘキサン又は2,2−ビス(4−ヒドロキシシクロヘキ
シル)プロパンのグリシジルエステル及びβ−メチルグ
リシジルエステル;ジフェノール及びポリフェノール例
えばレゾルシノール、4,4′−ジヒドロキシジフェニル
メタン、2,2−(4,4′−ジヒドロキシジフェニル)プロ
パンノボラック及び1,1,2,2−テトラキス(4−ヒドロ
キシフェニル)エタンのグリシジルエーテルが挙げられ
る。他の例としてはN−グリシジル化合物例えばエチレ
ン尿素、1,3−プロピレン尿素又は5,5−ジメチルヒダン
トイン又は4,4′−メチレンビス(5,5′−ジメチルヒダ
ントインのジグリシジル化合物、又はトリグリシジルイ
ソシアヌレートのような化合物が挙げられる。
他の工業的に重要なグリシジル化合物はカルボン酸特に
ジ−及びポリカルボン酸のグリシジルエステルである。
このような例として、コハク酸、アジピン酸、アゼライ
ン酸、セバシン酸、フタル酸、テトラフタル酸、テトラ
−及びヘキサヒドロフタル酸、イソフタル酸又はトリメ
リット酸の、或は二量体化脂肪酸のグリシジルエステル
が挙げられる。
グリシジル化合物と異なるポリエポキシドの例は、ビニ
ルシクロヘキセン及びジシクロペンタジエンのジエポキ
シド、3−(3′,4′−エポキシシクロヘキシル)−8,
9−エポキシ−2,4−ジオキサスピロ[5.5]ウンデカ
ン、3′,4′−エポキシシクロヘキシルメチル 3,4−
エポキシシクロヘキサンカルボキシレート、ブタジエン
ジエポキシド又はイソプレンジエポキシド、エポキシ化
リノール酸誘導体又はエポキシ化ポリブタジエンであ
る。
好ましいエポキシ樹脂は、予め延伸(prelengthened)
され得る、二価フェノール又は炭素原子数2ないし4の
二価脂肪族アルコールのジグリシジルエーテルである。
特に好ましいのは、予め延伸され得る、2,2−ビス(4
−ヒドロキシフェニル)プロパン及びビス(4−ヒドロ
キシフェニル)メタンである。
他の適当なカチオン重合性化合物はフェノール樹脂であ
る。
好ましいフェノール樹脂は、フェノールとアルデヒドか
ら製造されたレゾールである。適当なフェノールにはフ
ェノール自身、レゾルシノール、2,2−ビス(p−ヒド
ロキシフェニル)プロパン、p−クロロフェノール、各
々炭素原子数1ないし9のアルキル基1又は2個で置換
されたフェノール例えばo−,m−及びp−クレゾール、
キシレノール、p−第三ブチルフェノール及びp−ノニ
ルフェノール及びまたフェニル置換フェノール、特にp
−フェニルフェノールが包含される。フェノールと縮合
するアルデヒドはホルムアルデヒドが好ましいが、他の
アルデヒド例えば酸アルデヒド及びフルフラールもまた
適当である。所望によりこれらの硬化性フェノール/ア
ルデヒド樹脂が使用できる。
好ましいレゾールは、フェノール、p−クロロフェノー
ル、レゾルシノール又はo−,m−又はp−クレゾールと
ホルムアルデヒドの縮合生成物である。
本発明の硬化性混合物は、所望するどのような形態で
も、例えば均一液体混合物として、又は均一もしくは不
均一のガラス状で、得ることができる。均一なガラス状
製品は、それ自体公知の方法により、例えば固体重合性
有機材料を、ふさわしければ適当な溶媒を添加して液化
し、それらのガラス転移温度以上の温度に加熱し、式I
又はIIで表わされる硬化剤を添加し、そして得られた混
合物を冷却することにより得ることができる。
本発明の硬化性混合物においては、成分(a)の量は
(b)の量に対して一般的に0.05ないし5重量%であ
る。
所望により他の熱硬化剤(c)例えばポリカルボン酸、
ポリカルボン酸無水物又はポリフェノールを本発明の硬
化性混合物中に、特にはカルオン重合性化合物としてエ
ポキシ樹脂の存在している混合物中に、存在させること
ができる。しかしながらこれらの硬化剤には、スルホニ
ウム塩によるカチオン硬化を干渉又は抑制する官能基、
例えばアミノ基、ニトロ基又はホスフィノ基があっては
ならない。そのような硬化剤の相対的量は、(b)を完
全に硬化させるのに必要な他の硬化剤の化学量論的量よ
り少ない。
更に本発明の硬化性混合物は成分(b)とともに別の化
合物例えば環状エーテル又は環状ラクトンを反応性溶媒
としてまだなお含むことができる。これらの反応性溶媒
は例えばプロピレンカーボネート、ε−カプロラクト
ン、γ−ブチロラクトン又はテトラヒドロフルフリルア
ルコールである。これらの重合性化合物にもまたカチオ
ン硬化を干渉又は抑制する基があってはならない。共重
合性化合物が用いられる場合、それらの相対的な量は成
分(b)の量に対して一般的に1〜50重量%であり、ま
た成分(a)の量は成分(b)の量と共重合性化合物の
量に対して一般的に0.05ないし5%である。
本発明の硬化性混合物はまた重合性材料工業において慣
用されている他の公知添加剤を含有することができる。
これらの添加剤の例として顔料、染料、充填剤及び強化
剤、ガラス繊維及び他の繊維、難燃剤、滞電防止剤、流
れ改良剤、酸化防止剤及び光安定剤が挙げられる。
本発明の混合物は室温において著しく長いポットライフ
を有しており、それは複雑な施工において加工される時
に特に有利である。
まさに一般的に、本発明の硬化性混合物は硬化製品の製
造のために用いることができ、また特に特定の応用分野
に適合する配合物に、例えば塗料、ラッカー、成形コン
パウンド、浸漬被覆樹脂、注型樹脂、含浸樹脂、積層樹
脂、1−又は2成分接着剤又はマトリックス樹脂の形態
で用いることができる。
本発明の混合物は相対的に低い温度で速く硬化させるこ
とができる。一般的に20ないし200℃、好ましくは60な
いし180℃、特には80°ないし150℃の温度が硬化のため
に用いられる。本発明の混合物はその硬化性組成物がゲ
ルになるまで最初低温度で予備硬化させた後、高めた温
度で硬化させることができる。
本発明の混合物から熱硬化によって得られた製品は特に
は高いTG値と耐熱性で際立っている。従って本発明は更
に、本発明の混合物を熱硬化することによって得られた
製品にも関し、その製品は固体で不溶性及び非溶融性の
三次元に架橋された製品である。
硬化は通常、成形、含浸、被覆又は接合製品を生じさせ
るための成形と一緒に行なわれる。
〔実施例・発明の効果〕
実施例1 シベンジルスルフィド1.07g(5ミリモル)とメチレン
クロライド20ml中のトリエチルオキソニウム ヘキサフ
ルオロアンチモネート1.70g(5ミリモル)の混合物を
窒素ガス下、室温(RT)で 攪拌する。その無色溶液を水で抽出し、有機相を硫酸マ
グネシウムで乾燥する。ロータリーエバポレータで溶媒
を除去し、その結晶残渣を少量のトルエンで洗浄し、室
温にて真空乾燥する。
これによりジベンジルエチルスルホニウムヘキサフルオ
ロアンチモネート2.20g(理論量の92%)が融点119〜12
1℃の無色結晶の形で得られる。
元素分析 C16H19SSbF6として 計算値:(%)C=40.11 H=4.00 S=6.69 実測値:(%)C=39.91 H=4.03 S=6.881 H‐NMR(100MHz,d6−アセトン)ppm: 1.41(三重線,3H);3.50(四重線,2H);4.91(一重線,4
H);7.53(多重線,10H); 実施例2 a) ジベンジルスルフィド21.4g(0.1モル)及び酢酸
300ml中のベンジルアルコール10.8gを最初、攪拌機、温
度計及び滴下ロートを揃えた750ml反応フラスコ内に入
れる。攪拌しながら濃硫酸20mlを5分間に亘って滴下し
て加える。次いで反応混合物を油浴中で内部温度(insi
de temperature)70℃まで加熱し、2時間攪拌する。酢
酸の大部分を留去し、残渣を水200ml中に注ぐ。その懸
濁物を0〜5℃で1/2時間放置し、その結晶残渣を過
し、室温で減圧乾燥する。硫酸水素トリベンジルスルホ
ニウム36.5g(理論量の91%)が融点170℃(分解)の無
色結晶の形で残る。
b) 硫酸水素トリベンジルスルホニウム16.64g(0.04
1モル)を温めたメタノール750ml中に溶解する。その曇
った溶液に固体のヘキサフルオロアンチモン酸ナトリウ
ム16.04g(0.062モル)を加え、それを室温で1時間攪
拌する。活性短のスパチュラ(spatula)を加えた後、
混合物を過し、透明な液に水750mlを加える。沈殿
した結晶を過し、乾燥し、エーテル100mlで洗浄し、
そして再び乾燥する。これによりトリベンジルスルホニ
ウム ヘキサフルオロアンチモネート16.41g(理論量の
74%)が融点170℃(分解)の無色結晶の形態で得られ
る。
元素分析 C21H21SSbF6として 計算値:(%)C=46.61 H=3.91 S=5.92 実測値:(%)C=47.44 H=3.99 S=6.091 H‐NMR(100MHz,d6‐DMSO)ppm: 4.78(一重線,6H);7.32(一重線様ピーク,15H) 実施例3 a) ジベンジルスルフィド10.7g(0.050モル)及び酢
酸50ml中のベンジルアルコール5.4g(0.050モル)を最
初、攪拌機、温度計及び滴下ロートを備えた350ml反応
容器中に導入し、そして混合物を油浴中で50℃に加熱す
る。
次いで酢酸100ml中のp−トルエンスルホン酸−水和物3
5.4g(0.186モル)の溶液を、攪拌しながら滴下して加
える。酢酸の大部分をロータリーエバポレーター中で蒸
留して除去し、そして水100ml及びメチレンクロライド5
0mlを残渣に加える。その混合物を振盪し、メチレンク
ロライド層を分離し、硫酸マグネシウムで乾燥しそして
ロータリーエバポレータ中で、残った黄色油23.6g(理
論量の99%)を濃縮する。該油をトルエン130ml中に攪
拌し結晶化させる。濾過及び乾燥後、トリベンジルスル
ホニウム p−トルエンスルホネート11.1g(理論量の4
7%)が無色結晶の形で残る。
元素分析 C28H28S2O3として 計算値:(%)C=70.56 H=5.92 S=13.45 実測値:(%)C=69.79 H=6.01 S=13.601 H‐NMR(100MHz,d6‐DMSO)ppm: 2.34(一重線,3H);4.85(一重線,6H);7.30/7.70(多
重線,19H) b) トリベンジルスルホニウム p−トルエンスルホ
ネート9.53g(0.020モル)を、メタノール60mlと水40ml
の混合物中に、僅かに暖めることによって溶解する。室
温にて、固体のカリウム ヘキサフルオロアルセネート
6.84g(0.030モル)を加え、そして懸濁液を2時間攪拌
する。結晶固体を濾過し室温で減圧乾燥する。これによ
りトリベンジルスルホニウム ヘキサフルオロアルセネ
ート 9.48g(理論量の96%)が無色結晶の形で得られ
る。
元素分析 C21H21SAsF6として 計算値:(%)C=51.02 H=4.28 S=6.49 実測値:(%)C=50.94 H=4.34 S=6.481 H‐NMR(100MHz,d6‐DMSO)ppm: 4.69(一重線,6H);7.33(多重線,15H) 実施例4 a)水100ml中に解かした亜硫酸ナトリウム108.06g(0.
45モル)と硫酸水素テトラブチルアンモニウム(相間移
動触媒)6.0gの溶液を、攪拌機、温度計及び滴下ロート
を備えた反応容器に入れる。50℃で溶融する、この温度
に維持された4−クロロベンジルクロライド96.6g(0.6
0モル)を、激しく攪拌しながら50分に亘って滴下して
加えるがその間、内部温度は40〜50℃に保つ。別に3時
間室温で攪拌を続け、その混合物をジエチルエーテル20
0mlで抽出し、エーテル層を塩化ナトリウム水溶液(半
飽和)で3回洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過
しそしてロータリエバポレータ中でエーテルを除去す
る。その残渣をメタノール100mlに懸濁し、混合物を濾
過し、そして濾過残渣を乾燥する。これにより融点42〜
44℃の固体で無色のジ(4−クロロベンジル)スルフィ
ド79.7g(理論量の94%)が得られる。
元素分析 C14H12Cl2Sとして 計算値:(%)C=59.37 H=4.27 S=11.32 Cl=25.04 実測値:(%)C=59.13 H=4.35 S=11.44 Cl=25.141 H‐NMR(100MHz,CDCl3)ppm: 3.54(一重線,4H);7.2(多重線,8H) b) HBF4のエーテル溶液(HBF4含量=54重量%)28.6
gを、メチレンクロライド64ml中にジ(4−クロロベン
ジル)スルフィド22.7g(0.080モル)とクロロベンジル
アルコール13.7g(0.096モル)が溶けた溶液に、内部温
度が15℃と25℃の間にとどまるような速度で攪拌しなが
ら滴下して加える。別に室温で2時間攪拌し、その混合
物をメチレンクロライドで希釈し、そして有機相を半飽
和塩化ナトリウム溶液で3回洗浄する。それを硫酸マグ
ネシウムで乾燥し、過し、そしてロータリーエバポレ
ータ上で溶媒を留去する。固体残渣をトルエン80ml中に
懸濁し、その懸濁液を過する。残渣を乾燥した後に、
そのトリス(4−クロロベンジル)スルホニウム テト
ラフルオロボレートが融点154〜156℃の無色結晶の形で
残る。
元素分析 C21H18Cl3S.BF4として 計算値:(%)C=50.89 H=3.66 S=6.47 Cl=21.46 実測値:(%)C=50.98 H=3.80 S=6.56 Cl=21.551 H‐NMR(100MHz,D6−DMSO)ppm: 4.76(一重線,6H);7.4(一重線,12H) c)トリス(4−クロロベンジル)スルホニウム テト
ラフルオロボレート66.95g(0.135モル)を、窒素ガス
下にて500ml丸底フラスコ内のメチレンクロライド300ml
中に溶解し、次いで混合物を0ないし5℃に冷却する。
次いでヘキサフルオロアンチモン酸ナトリウム26.0g
(0.24モル)を加え、同温度で4時間攪拌し続け、次い
でその懸濁液を過する。
ロータリーエバポレータで液から溶媒を無くし、残渣
を水300mlに室温にて2 1/4時間攪拌し、その残渣を過
し水で2回洗浄する。粗生成物を高真空下で室温にて一
夜乾燥する。これにより粗組成物91.8g(理論量の115.3
%)が得られる。
該粗生成物を90℃でイソプロパノール285ml中に溶解
し、その溶液を0〜5℃に冷却する。沈殿した結晶を
過し、小量の冷却イソプロパノール(0〜5℃)で洗浄
する。その残渣を高真空ポンプで室温にて一夜乾燥す
る。こうして融点132〜134℃の乾燥トリス(4−クロロ
ベンジル)スルホニウム ヘキサフルオロアンチモネー
ト74.4g(理論量の93.5%)が得られる。
元素分析 C21H18Cl3SSbF6として 計算値:(%)C=39.13 H=2.81 S=4.97 Cl=16.5 F=17.68 Sb=18.99 実測値:(%)C=39.1 H=2.9 S=4.9 Cl=16.5 F=17.4 Sb=19.61 H‐NMR(100MHz,CDCl3)ppm: 7.1(四重線,12H);4.5(一重線:6H) 実施例5 亜硫酸ナトリウム−水和物269.0g(1.12モル)及び硫酸
水素テトラブチルアンモニウム(相間移動触媒)12.0g
を水300mlに溶かした溶液を、攪拌機及び温度計を備え
た反応容器内に入れる。4−メチルベンジルクロライド
212.6g(1.52モル)を、40℃以下で激しく攪拌しながら
30分間にわたり滴下して加える。反応混合物を室温で4
1/2時間、そして50〜60℃で1/2時間攪拌する。反応混合
物を0〜5℃に冷却し、この温度に1/2時間保つ。反応
混合物を過し、その残渣を酢酸エチル約2l中に溶解す
る。有機相を脱イオン水(pH〜6)で二度抽出し、MgSO
4で乾燥する。ロータリーエバポレータで酢酸エチルを
除去する。残渣を高真空下、室温で一夜乾燥する。これ
によりジ−(p−メチルベンジル)スルフィド174.8g
(理論量の95%)が、融点74〜76℃の僅かに黄白色の結
晶の形で得られる。
元素分析 C16H18Sとして 計算値:(%)C=79.29 H=7.49 S=13.23 実測値:(%)C=79.29 H=7.3 S=13.471 H‐NMR(100MHz,CDCl3)ppm: 2.33(一重線,6H);3.56(一重線,4H);7.15(一重線,8
H) b) ジ(p−メチルベンジル)スルフィド85.1g(0.3
51モル)及びメチレンクロライド250ml中のp−メチル
ベンジルアルコール51.5g(0.421モル)を最初、攪拌機
と温度計を備えた反応容器(750ml)内へN2雰囲気下で
入れる。約54重量%HBF4のジエチルエーテル溶液142.7g
を、内部温度20〜30℃で攪拌しながら40分間にわたり滴
下して加える。その反応混合物を室温で2時間攪拌す
る。反応混合物をメチレンクロライドで希釈し、脱イオ
ン水(pH5〜6)で4回抽出する。有機相をMgSO4で乾燥
し、ロータリーエバポレータでメチレンクロライドを除
去する。メチレンクロライドが完全に無くなった生成物
をトルエン250ml中に入れ室温で1時間、次いで0〜5
℃で1時間攪拌する。沈殿した結晶を吸引過し、少量
のトルエンで洗浄する。高真空中19時間室温で乾燥させ
る。こうしてトリス−(p−メチルベンジル)スルホニ
ウム テトラフルオロボレート118.6gが、融点168〜170
℃の白色結晶の形で得られる。1 H‐NMR(100MHz,d6−アセトン)ppm: 2.33(一重線,9H);4.83(一重線,6H);7.25(四重線,1
2H) c) 実施例4c)と同様にして、トリス(p−メチルベ
ンジル)スルホニウム テトラフルオロボレート100g
(230ミリモル)をヘキサフルオロアンチモン酸ナトリ
ウム119.0g(460ミリモル)と反応させる。イソプロパ
ノール中で再結晶化すると、トリス(p−メチルベンジ
ル)スルホニウム ヘキサフルオロアンチモネート117.
1g(理論量の87%)が融点88〜91℃の白色結晶の形で得
られる。
元素分析 計算値:(%)C=49.42 H=4.67 S=5.5 実測値:(%)C=49.8 H=4.6 S=6.41 H‐NMR(100MHz,d6−アセトン)ppm: 2.34(一重線,9H);4.85(一重線,6H);7.25(四重線,1
2H) 実施例6 a) ベンジルフェニルスルフィド75.0g(0.374モ
ル)、ベンジルアルコール60.73g(0.561モル)及びメ
チレンクライド350mlの溶液を、攪拌機及び温度計を備
えた反応容器内に入れる。54重量%HBF4ジエチルエーテ
ル溶液182.45(1.12モル)を、内側温度20〜30℃で攪拌
しながら35分間に亘って滴下して加える。次いで反応混
合物を室温で2時間攪拌する。反応混合物をメチレンク
ロライド300〜400mlで希釈し、水(pH〜6)で4回抽出
する。次いで有機相をMgSO4で乾燥し、ロータリーエバ
ポレータで溶媒を除去する。残った黄褐色油をトルエン
400ml中で攪拌し、そして生成物を0〜5℃で1時間結
晶化させる。その懸濁液を過し、そして残渣を少量の
冷却したトルエン(0〜5℃)で洗浄する。純生成物を
高真空中室温で一夜乾燥させる。こうしてジベンジルフ
ェニルスルホニウム テトラフルオロボレート123.8g
(理論量の87%)が融点110〜115℃の白色結晶の形で得
られる。1 H‐NMR(d6−アセトン,100MHz)ppm: 5.30(四重線,4H);7.22-8.02(多重線,15H) b) メチレンクロライド400ml中のジベンジルフェニ
ルスルホニウム テトラフルオロボレート123.0g(0.32
5モル)の混合物を、2l丸底フラスコ中、窒素ガス下、
室温にて透明な溶液が得られるまで溶解させる。次いで
ヘキサヒドロアンチモン酸ナトリウム117.8gを加え、そ
の混合物を室温で 攪拌する。その懸濁液をシリカゲルに通して過し、そ
して液から溶媒をロータリーエバレータで除く。僅か
に赤色がかった粘性質の残渣を再びメタノール250ml中
に溶解し、そして水250mlを加えた後、生成物を室温で
1〜2時間結晶化させる。その懸濁液を過し、残渣を
水で洗浄する。次いで生成物を高真空中、室温で一夜乾
燥する。これによりジベンジルフェニルスルホニウム
ヘキサフルオロアンチモネート163.9g(理論量の95%)
が融点105〜109℃の白色結晶の形で得られる。
元素分析 計算値:(%)C=45.6 H=3.63 S=6.08 Sb=23.09 F=21.62 実測値:(%)C=46.5 H=3.7 S=6.1 Sb=22.4 F=20.61 H‐NMR(d6エセトン;100MHz)ppm: 5.37(四重線,4H);7.25-8.04(多重線,15H) 実施例7 a) 実施例4a)に従い製造されたジ(4−クロロベン
ジル)スルフィド5.66g(20ミリモル)を、実施例6a)
に記載されているようにベンジルアルコール2.6g(24ミ
リモル)及びメチレンクロライド20ml中の54重量%HBF4
8.13gと反応させる。これによりジ(4−クロロベンジ
ル)フェニルスルホニウム テトラフルオロボレート7.
44g(理論量の80%)が融点123〜125℃の白色結晶の形
で得られる。1 H‐NMR(100MHz,CDCl3)ppm: 4.71(一重線,6H);7.27(二重線,12H) b) ジ−(4−クロロベンジル)フェニルスルホニウ
ム テトラフルオロボレート7.0g(15.2ミリモル)とメ
チレンクロライド25mlの混合物を100ml丸底フラスコ中
で、窒素ガス下、透明な溶液が生成するまで攪拌し、次
いでそれを0〜5℃に冷却する。この温度でヘキサフル
オロアンチモン酸ナトリウム5.9g(22.8ミリモル)を加
え、その混合物を約3時間攪拌する。反応混合物を過
し、ロータリーエバポレータで液から溶媒を除去す
る。次いで脱イオン水50mlを残渣に加え、そして0〜5
℃で1〜2時間、生成物を結晶化させる。過して得ら
れる結晶を水で洗浄し、高真空中、室温で一夜乾燥させ
る。これによりジ(4−クロロベンジル)フェニルスル
ホニウム ヘキサフルオロアンチモネート8.26gが融点7
5〜77℃の白色結晶の形で得られる。
元素分析 計算値:(%)C=41.34 H=3.14 S=5.26 Cl=11.62 実測値:(%)C=41.24 H=3.15 S=5.08 Cl=12.371 H‐NMR(100MHz)ppm: 5.0(多重線,6H);7.44(多重線,13H) 実施例8 a) 2,4−ジクロロベンジルクロライド51.4g(0.263
モル)、硫酸水素ナトリウム47.4g(0.197モル)及び水
60ml中の硫酸水素テトラブチルアンモニウム2.5gを実施
例5a)のように反応させる。これによりビス(2,4−ジ
クロロベンジル)スルフィド45.9g(理論量の99%)が
黄色透明溶体の形で得られる。
元素分析 計算値:(%)C=47.76 H=2.86 S=9.11 Cl=40.28 実測値:(%)C=47.4 H=2.9 S=8.3 Cl=41.641 H‐NMR(100MHz,CDCl3)ppm: 3.74(一重線,4H);7.12-7.41(多重線,6H) b) ビス(2,4−ジクロロベンジル)スルフィド7.04g
(20ミリモル)、2,4−ジクロロベンジルアルコール4.7
5g(26.8ミリモル)及びメチレンクロライド16mlに入れ
た54重量%HBF4(ジエチルエーテルに溶かしたもの)9.
26g(57ミリモル)を実施例5b)のように反応させる。
これによりトリス(2,4−ジクロロベンジル)スルホニ
ウム テトラフルオロボレート3.76g(理論量の31%)
が融点180〜182℃の白色結晶の形で得られる。1 H‐NMR(100MHz,d6−アセトン)ppm: 5.22(一重線,6H);7.2-7.85(多重線,9H) c) 実施例5b)により得られる生成物3.5g(5.8ミリ
モル)を実施例7c)のようにメチレンクロライド35ml中
のヘキサフルオロアンチモン酸ナトリウム2.99g(11.6
ミリモル)と反応させて粗生成物3.99g(理論量の91.9
%)を生じさせる。粗生成物をイソプロパノール10mlに
懸濁させ、その混合物を室温で1時間攪拌する。次いで
懸濁液を0〜5℃に冷却し、過し、そして残渣で高真
空中、室温で一夜乾燥する。これによりトリス(2,4−
ジクロロベンジル)スルホニウム テトラヒドロフルオ
ロアンチモネート3.45g(理論量の79.5%)が融点158〜
160℃の白色結晶の形で得られる。
元素分析 計算値:(%)C=33.7 H=2.02 S=4.29 Cl=28.44 F=15.24 Sb=16.28 実測値:(%)C=33.4 H=2.1 S=4.1 Cl=28.7 F=14.7 Sb=16.51 H‐NMR(100MHz,d6−アセトン)ppm: 5.3(一重線,6H);7.4-7.8(多重線,9H) 実施例9 a) 硫酸水素ナトリウム129.7g(0.54モル)、硫酸水
素テトラブチルアンモニウム8.74g及び水145mlの混合物
を攪拌機と温度計を備えた反応容器中で、溶液が得られ
るまで室温で攪拌する。3,4−ジクロロベンジルクロラ
イド141.67g(0.72モル)を、内側温度が50℃を越えな
いような速度で、激しく攪拌しながら10分間に亘って加
える。次いでその反応混合物を室温で3 1/2時間攪拌す
る。反応混合物を過し、そして残渣を高真空ポンプで
乾燥する。粗生成物を還流する酢酸エチル160ml中に溶
解し、次いで0〜5℃で1〜2時間結晶化させる。結晶
生成物を過し、高真空中、室温で一夜乾燥させる。こ
れによりビス(3,4−ジクロロベンジル)スルフィド98.
37g(理論量の77.6%)が融点98〜99℃の白色結晶の形
で得られる。1 H‐NMR(100MHz,CDCl3)ppm: 3.53(一重線,4H);7.03-7.42(多重線,6H) b) ビス(3,4−ジクロロベンジル)スルフィド14.08
g(40ミリモル)及びメチレンクロライド50ml中の3,4−
ジクロロベンジルアルコール10.47g(58.8ミリモル)を
最初、攪拌機と温度計を備えた反応容器内にN2雰囲気下
で導入する。その溶液にテトラフルオロ硼酸(54%ジエ
チルエーテル溶液)20.15g(123.9ミリモル)を内部温
度20〜30℃で攪拌しながら10分間に亘り滴下して加え、
そして反応混合物を室温で4時間攪拌する。別のテトラ
フルオロ硼酸(54%ジエチルエーテル溶液)1.13gを反
応混合物に加え、室温で3時間攪拌し続ける。次いで反
応混合物を過し、高真空中、室温で乾燥する。粗生成
物を再び室温にて水100mlに攪拌し、過し、残渣を高
真空中室温で一夜乾燥する。これによりトリス(3,4−
ジクロロベンジル)スルホニウム テトラフルオロボレ
ート18.3g(理論量の76.41%)が融点201〜203℃の白色
結晶の形で得られる。1 H‐NMR(100MHz,DMSO)ppm: 4.8(一重線,6H);7.32-7.64(多重線,9H) c) トリス(3,4−ジクロロベンジル)スルホニウム
テトラフルオロボレート7.5g(12.71ミリモル)とア
セトン220mlの混合物を、約30℃にて三ツ首フラスコ中
で、溶液が得られるまで攪拌し、そしてヘキサフルオロ
アンチモン酸ナトリウム4.93g(19.06ミリモル)を加え
る。反応混合物を室温で3時間攪拌し、次いでメチレン
クロライド220mlを加え、その混合物を室温で1時間攪
拌する。その懸濁液をケイソウ土に通して過し、ロー
タリエバポレータで液から溶媒を除去する。残渣を再
び水50ml中で室温にて攪拌し、混合物を過し、そして
固体生成物を高真空中室温で乾燥する。こうして白色結
晶(粗生成物1)9.46g(理論量の99.47%)が得られ
る。
粗生成物1(9.46g)を室温でアセトン75mlに溶解す
る。窒素ガス下でヘキサフルオロアンチモン酸ナトリウ
ム4.2g(16ミリモル)を加え、混合物を室温で3/4時間
攪拌する。メチレンクロライド100mlを加え、25分後に
反応混合物をケイソウ土に通して過し、ロータリーエ
バポレータで液から溶媒を除去する。残渣を室温で水
50mlに攪拌し、混合物を過し、そして残渣を高真空
中、室温で一夜乾燥する。こうして白色結晶(粗生成物
2)8.42gが得られる。
粗生成物2を50〜60℃でメタノール110mlに溶解し、水1
50mlを加える。その懸濁液を室温で3時間攪拌し、0〜
5℃に冷却し、過し、そして残渣を少量の水で洗浄す
る。純生成物を高真空中、室温で一夜乾燥する。これに
よりトリス(3,4−ジクロロベンジル)スルホニウム
ヘキサフルオロアンチモネート7.74g(理論量の81%)
が融点164〜166℃の白色結晶の形で得られる。1 H‐NMR(100MHz,d6−アセトン)ppm: 5.17(一重線,6H);7.44-7.67(多重線,9H) 実施例10 a) 硫化ナトリウム98.8g(0.411モル)、硫酸水素テ
トラブチルアンモニウム5.0g及び水110mlの混合物を、
溶液が得られるまで攪拌機、温度計及び加熱可能な滴下
漏斗を備えた反応容器中で攪拌する。溶融させた2,6−
ジクロロベンジルクロライド107.2gを、内部温度が55℃
を越えない速度で25分間に亘り激しく攪拌しながら加え
る。反応混合物を実施例9a)のように後処理するとビス
(2,6−ジクロロベンジル)スルフィド77.6g(理論量の
80%)が融点128〜130℃の白色結晶の形で得られる。
元素分析 計算値:(%)C=47.76 H=2.86 Cl=40.28 S=9.11 実測値:(%)C=47.7 H=2.95 Cl=40.1 S=8.961 H‐NMR(100MHz,CDCl3)ppm: 4.18(一重線,4H);7.02-7.35(多重線,6H) b) 攪拌機と温度計を備えた反応容器中で、ビス(2,
6−ジクロロベンジル)スルフィド14.1g(40ミリモル)
及び2,6−ジクロロベンジルアルコール9.5g(53.6ミリ
モル)をメチレンクロライド72ml中にN2雰囲気下で溶解
させる。テトラフルオロ硼酸(54%ジエチルエーテル溶
液)18.53g(114ミリモル)を内側温度20〜30℃で20分
間に亘り攪拌しながら滴下して加え、その反応混合物を
4時間攪拌する。その後、反応混合物に別のHBF42.26g
(13.9ミリモル)を室温で加え、1時間攪拌し続ける。
反応混合物を過し、ロータリエバポレータで溶媒を除
去する。残渣を室温で水100ml中に攪拌し、混合物を
過し、その残渣を高真空中、室温にて一夜乾燥する。こ
れによりトリス(2,6−ジクロロベンジル)スルホニウ
ム テトラフルオロボレート17.49g(理論量の74.25
%)が分解点185〜195℃の白色結晶の形で得られる。
c) トリス(2,6−ジクロロベンジル)スルホニウム
テトラフルオロボレート15.0g(25ミリモル)をメチ
レンクロライド250mlに入れた混合物を、溶液が得られ
るまで30℃にて三ッ首フラスコ中で攪拌し、次いで実施
例9c)のように室温でヘキサフルオロアンチモン酸ナト
リウムと反応させる。実施例9c)に従って反応混合物を
後処理するとトリス(2,6−ジクロロベンジル)スルホ
ニウム ヘキサフルオロアンチモネ12.6g(理論量の67.
4%)が融点216〜218℃の白色結晶の形で得られる。1 H‐NMR(100MHz,CDCl3)ppm: 5.61(一重線,6H);7.67(一重線,9H) 実施例11 攪拌機及び温度計を備えた反応容器中で、4−クロロチ
オフェノール15.64g(0.108モル)、4−クロロベンジ
ルクロライド16.10g(0.100モル)、トルエン100ml及び
硫酸水素テトラブチルアンモニウム0.3gを、溶液が得ら
れるまで室温で攪拌する。次いで30%水酸化ナトリウム
水溶液を20.0g(0.15モル)を、攪拌しながら分別して
加え、そして反応混合物を室温で3時間攪拌する。それ
を少量の水で希釈し、有機相を中性水で3回抽出し、そ
の有機相をMgSO4で乾燥する。ロータリエバポレータで
溶媒を除去し、残渣を30mlのメタノール/水(9:1)中
に攪拌し、混合物を過し、そして純生成物を高真空
中、室温で4時間乾燥する。これにより4−クロロフェ
ニル4−クロロベンジルスルフィド24.1g(理論量の89
%)が融点67〜69℃の無色結晶の形で得られる。
元素分析 計算値:(%)C=58.0 H=3.74 S=11.91 Cl=26.34 実測値:(%)C=57.83 H=3.8 S=12.13 Cl=26.211 H‐NMR(100MHz,CDCl3)ppm: 4.02(一重線,2H);7.20(一重線,8H) b) 4−クロロフェニル4−クロロベンジルスルフィ
ド5.2g(19.4ミリモル)、4−クロロベンジルアルコー
ル4.14g(29.0ミリモル)及びメチレンクロライド20ml
中のテトラフルオロ硼化水素酸(54%ジエチルエーテル
溶液)14.15g(87ミリモル)を実施例6a)のように反応
させると、4−クロロフェニルビス(4−クロロベンジ
ル)スルホニウムテトラフルオロボレート7.23g(理論
量の77.4%)が融点147〜148℃の白−ベージュ色結晶の
形で得られる。1 H‐NMR(100MHz,d6−アセトン)ppm: 5.4(四重線,4H);7.34-8.12(多重線,12H) c)三ッ首フラスコ中で、4−クロロフェニレンビス
(4−クロロベンジル)スルホニウムテトラフルオロボ
レート6.88g(14.3ミリモル)を窒素ガス下室温でメチ
レンクロライド50mlに溶解させる。ヘキサフルオロアン
チモン酸ナトリウム5.54g(21.4ミリモル)を加え、反
応混合物を室温で 攪拌する。その懸濁液を過し、ロータリエバポレータ
で液から溶媒を除去する。残渣をメタノール50ml中で
攪拌し、そして水100mlを加える。その懸濁液を室温で1
/2時間、そあて0〜5℃で1/2時間攪拌してから過
し、その残渣を高真空中室温で一夜乾燥する。これによ
り4−クロロフェニルビス(4−クロロベンジル)スル
ホニウム ヘキサフルオロアンチモネート8.0g(理論量
の88.7%)が融点130〜132℃の白色結晶の形で得られ
る。1 H‐NMR(100MHz,d6−アセトン)ppm: 5.45(四重線,4H);7.34-8.13(多重線,12H) 実施例12 a) 攪拌機と温度計を備えた反応容器内で、硫化ナト
リウム水和物108.23(0.45モル)及び硫酸水素テトラブ
チルアンモニウム6.0gを水120ml中に室温で溶解する。
1−クロロメチルナフタレン105.96g(0.6モル)をトル
エン200mlに溶解し、該溶液を最初に入れた混合物に、
内部温度が40〜50℃となるような速度で1/2時間に亘り
滴下して加える。滴下添加後、反応混合物の攪拌を 続け、次いで混合物を過する。残渣をメチレンクロラ
イド約500mlに溶解し、その溶液を水で3回洗浄する。
次いで有機層をMgSO4で乾燥し、そしてロータリーエバ
ポレータで溶媒を除去する。生じた残渣に次いでイソプ
ロパノール250mlを加える。該混合物を室温で、次いで
0〜5℃で、各 づつ攪拌してから過し、そして残渣を高真空中、室温
で一夜乾燥させる。乾燥した粗生成物69.9gを、還流す
るイソプロパノール/アセトン(1:1)785ml中に溶解さ
せ、次いで0〜5℃で3時間結晶化させる。懸濁液を
過し、そして残渣を少量のイソプロパノールで洗浄す
る。次いでそれを高真空中、室温で一夜乾燥する。これ
によりビス(1−ナフチルメチル)スルフィド53.2g
(理論量の76%)が融点104〜106℃の白色結晶の形で得
られる。
元素分析 計算値:(%)C=84.03 H=5.77 S=10.2 実測値:(%)C=83.85 H=5.8 S=10.251 H‐NMR(100MHz,CDCl3)ppm: 4.13(一重線,4H);7.25-8.0(多重線,14H) b) ビス(1−ナフチルメチル)スルフィド5.0g(1
5.9ミリモル)とメチレンクロライド30ml中のトリエチ
ルオキソニウム ヘキサフルオロアンチモネート5.93g
(17.5ミリモル)を実施例1a)に従って反応させると、
ビス(1−ナフチルメチル)エチルスルホニウム ヘキ
サフルオロアンチモネート9.07g(理論量の98%)が融
点101〜105℃の白色結晶の形で得られる。
元素分析 計算値:(%)C=49.76 H=4.0 S=5.53 Sb=21.02 F=19.68 実測値:(%)C=52.2 H=4.2 S=5.1 Sb=21.3 F=18.11 H‐NMR(100MHz,d6−アセトン)ppm: 1.34(三重線,3H);3.77(四重線,2H);5.50(四重線,4
H);7.49-8.15(多重線,14H) 実施例13 a) ビス(1−ナフチルメチル)スルフィド13.25g
(42.14モル)及びメチレンクロライド50ml中の1−ヒ
ドロキシメチルナフタレン8.0g(50.6ミリモル)を最
初、攪拌機及び温度計を備えた反応容器内へN2雰囲気
下、室温にて導入する。内部温度が30℃を越えない速度
で、25分間に亘りHBF4(54%、ジエチルエーテル中)1
7.2g(105.4ミリモル)を滴下して加える。次いで混合
物を室温で、そして30〜35℃で各2時間づつ攪拌する。
反応混合物に、メチレンクロライド5ml中に溶解した1
−ヒドロキシメチルナフタレン2gを10分間に亘り滴下し
て加え、そして 30〜35℃で反応を終了させる。反応混合物をメチレンク
ロライドで希釈し、そして水(pH〜7)で4回洗浄す
る。次いで有機相をMgSO4で乾燥し、ロータリエバポレ
ータで溶媒を除去する。過が容易な結晶が単離できる
ようになるまで、残渣を0〜5℃にて少しづつトルエン
と攪拌する。過した残渣を高真空中、室温にて約20時
間乾燥する。これにより、トリス(1−ナフチルメチ
ル)スルホニウム テトラフルオロボレート21.37g(理
論量の93.5%)が融点115〜120℃(分解)の白灰色結晶
の形で得られる。
元素分析 計算値:(%)C=73.01 H=5.02 S=5.91 実測値:(%)C=75.9 H=5.4 S=5.25 b) 初めに、トリス(1−ナフチルメチル)スルホニ
ウム テトラフルオロボレート15.0g(27.7ミリモル)
をメチレンクロライド100mlに加えた混合物を、攪拌機
と温度計を備えた反応容器内へN2雰囲気下室温で導入
し、そしてヘキサフルオロアンチモン酸ナトリウム10.7
3g(41.5ミリモル)を加える。懸濁物を4時間攪拌し、
次いで過し、液を蒸発乾燥させる。残渣を0〜5℃
にて、メタノール/水(1:1)50ml中で約1時間攪拌
し、混合物を過し、残渣をメタノール50ml中で再び0
〜5℃にて2時間攪拌する。過後、残渣を高真空中、
室温で一夜乾燥する。これによりトリス(1−ナフチル
メチル)スルホニウム ヘキサフルオロアンチモネート
10.3g(理論量の53.8%)が分解点120〜125℃の白灰色
結晶の形で得られる。
実施例14 a) 攪拌機と温度計を備えた反応容器内で、硫化ナト
リウム水和物20.4g(84.8ミリモル)及び硫酸水素テト
ラブチルアンモニウム1.0gを室温にて水25ml中に溶解す
る。2−ブロモメチルナフタレン25.0g(113ミリモル)
をトルエン35mlに溶解し、そして反応混合物の内部温度
が40〜50℃となるような速度で20分間に亘り滴下して加
える。滴下添加後、反応混合物を室温で 攪拌する。反応混合物をトルエンで希釈し、そして有機
相を水で3回洗浄する。有機相をMgSO4で乾燥し、そし
てロータリエバポレータで溶媒を除去する。還流するア
セトン/イソプロパノール(1:1)315mlに粗生成物を溶
解させ、熱いうちに過し、そして溶液を室温に冷却す
る。次いで生成物を0〜5℃で 結晶化させる。その混合物を過し、その残渣を高真空
中、室温で一夜乾燥する。これによりビス(2−ナフチ
ルメチル)スルフィド13.25g(理論量の74.5%)が融点
119〜121℃の白色結晶の形で得られる。
元素分析 計算値:(%)C=84.03 H=5.77 S=10.2 実測値:(%)C=84.0 H=5.83 S=10.471 H‐NMR(100MHz,d6−アセトン)ppm: 3.86(一重線,4H);7.44-7.92(多重線,14H) b) ビス(2−ナフチルメチル)スルフィド5.0g(1
5.9ミリモル)及びメチレンクロライド40ml中のトリエ
チルオキソニウム ヘキサフルオロアンチモネート5.93
g(17.49ミリモル)を窒素ガス下、室温で4時間攪拌す
る。その無色溶液をメチレンクロライドで希釈し、そし
て水(pH〜7)で抽出する。次いで有機相をMgSO4で乾
燥し、そしてロータリエバポレータでメチレンクロライ
ドを除去する。粗生成物をトルエン40ml中で室温にて1
時間攪拌し、過した残渣を高真空中、室温で一夜乾燥
する。これによりビス(2−ナフチルメチル)エチルス
ルホニウム ヘキサフルオロアンチモネート8.68gが融
点152〜153℃の白色結晶(理論量の94.25%)の形で得
られる。
元素分析 計算値:(%)C=49.77 H=4.0 S=5.53 実測値:(%)C=49.85 H=4.1 S=6.341 H‐NMR(100MHz,d6−アセトン)ppm: 1.50(三重線,3H);3.65(四重線,2H);5,17(一重線,4
H);7.55−8.14(多重線,14H) 実施例15 a) 攪拌機と温度計を備えた反応容器内で、ジベンジ
ルスルフィド10.72g(50ミリモル)を室温にてメチレン
クロライド25mlに溶解し、その溶液を0〜5℃に冷却す
る。N2雰囲気下、HBF4(54%、ジエチルエーテル中)1
2.19gを5分間に亘り滴下して加え、そしてプロピレン
ガスの導入を開始する。プロピレンガスの導入は反応混
合物中にベンジルスルフィドが実質的にもはや検知され
なくなるまで続ける(検知方法:薄層:シリカゲル
F60;移動相:メチレンクロライド/メタノール(95:
5))。反応混合物をメチレンクロライドで希釈し、そ
して水(pH〜7)で3回洗浄する。有機相をMg2SO4で乾
燥し、ロータリーエバポレータで溶媒を除去し、そして
残渣をトルエン50ml中、0〜5℃で約2時間攪拌する。
後にその懸濁液を過し、そして残渣を高真空中、室温
で一夜乾燥する。これによりジベンジルイソプロピルス
ルホニウムテトラフルオロボレート9g(理論量の52.3
%)が融点67〜69℃の白色結晶の形で得られる。
元素分析 計算値:(%)C=59.32 H=6.15 S=9.31 実測値:(%)C=59.5 H=6.2 S=9.3 b) 初めにジベンジルイソプロピルスルホニウム テ
トラフルオロボレート3.44g(10ミリモル)とメチレン
クロライド15mlの混合物を窒素ガス下、室温にて三ッ首
フラスコ内に導入し、そして0〜5℃に冷却する。ヘキ
サフルオロアンチモン酸ナトリウム3.88g(15ミリモ
ル)を加えた後、反応混合物を0〜5℃で2〜3時間攪
拌する。その懸濁液を過し、そして液からロータリ
エバポレータでメチレンクロライドを除去する。残渣を
水20ml中で再び1時間攪拌し、混合物を過し、そして
残渣を高真空中、室温で一夜乾燥する。こうしてジベン
ジルイソプロピルスルホニウム ヘキサフルオロアンチ
モネート4.33g(理論量の88%)が融点103〜106℃の白
色結晶の形で得られる 元素分析 計算値:(%)C=41.4 H=4.29 S=6.5 実測値:(%)C=41.8 H=4.4 S=6.74 実施例16 a) 攪拌機と温度計を備えた反応容器内で、α,α−
ジクロロ−p−キシレン8.75g(50ミリモル)及びベン
ジルメルカプタン18.6g(150ミリモル)をトルエン60ml
に、透明な溶液が得られるまで攪拌する。硫酸水素テト
ラブチルアンモニウム200mgを50%水酸化ナトリウム水
溶液14gに部分的に溶解し、その混合物を反応混合物
に、内部温度が45℃を越えないような速度で10分間に亘
り滴下して加える。その反応混合物にトルエン10ml及び
水5mlを加え、次いでそれを室温で 攪拌する。反応混合物をトルエンで希釈し、その有機相
を水(pH〜7)で数回抽出する。それをMgSO4で乾燥
し、ロータリエバポレータで溶媒を除去し、そして残渣
を2日間放置する。粗生成物を還流するイソブロパノー
ル100ml中に溶解し、そして混合物を室温まで冷却させ
る。次いで生成物を0〜5℃で3時間結晶化させる。そ
の懸濁物を過し、その残渣を高真空中、室温で一夜乾
燥する。これにより融点64〜66℃のp−キシリレンジ
(ベンジルスルフィド)15.32g(理論量の87.4%)が得
られる。
元素分析 計算値:(%)C=75.38 H=6.33 S=18.29 実測値:(%)C=74.9 H=6.55 S=18.351 H‐NMR(100MHz in CDCl3)ppm: 3.59(多重線,8H);7.25(多重線,14H) b) p−キシリレンジ(ベンジルスルフィド)1.75g
(5ミリモル)とメチレンクロライド20mlの混合物を三
ッ首フラスコ内で、溶液が得られるまで窒素ガス下室温
で攪拌する。その混合物にトリエチルオキソニウム ヘ
キサフルオロアンチモネート2.73g(8.1ミリモル)を加
え、次いでそれを4時間攪拌する。別のトリエチルオキ
ソニウム ヘキサフルオロアンチモネート0.5g(1.43ミ
リモル)を加え、反応混合物を一夜攪拌する。反応混合
物を0〜5℃に冷却し過する。その残渣を水25ml中で
1時間攪拌し、混合物を過し、そして粗生成物を高真
空中、室温で一夜乾燥する。粗生成物をメタノール90ml
中に懸濁させ、還流溶媒中で3〜5分間加熱する。懸濁
物を室温に冷却し、生成物を0〜5℃で2時間結晶化さ
せ、懸濁物を過しそして残渣を高真空中、室温で一夜
乾燥する。これによりp−キシリレンジ(ベンジルエチ
ルスルホニウム)ジ(ヘキサフルオロアンチモネート)
2.53g(理論量の59.9%)が融点157〜158℃の白色結晶
の形で得られる。1 H‐NMR(100MHz,d6−アセトン)ppm: 1.45(三重線,2H);3.55(四重線,1H);4,95(一重,4
H);4.98(一重線,4H);7.5−7.69(多重線,14H) 実施例17 a) 実施16a)のp−キシリレンジ(ベンジルスルフ
ィド)3.51g(10ミリモル)、ベンジルアルコール2.7g
(25ミリモル)及びHBF4(54%、ジエチルエーテル中)
4.88g(30ミリモル)を含むメチレンクロライド15ml及
び水50mlを実施例9b)と同様に反応させることにより、
p−キシリレンジ(ジベンジルスルホニウム)ジ(テト
ラフルオロボレート)4.37g(理論量の61.7%)が融点1
59〜161℃の白色結晶の形で得られる。1 H‐NMR(100MHz,d6−アセトン)ppm: 4.91(一重線,12H);7.4(多重線,24H) b) p−キシリレンジ(ジベンジルスルホニウム)ジ
(テトラフルオロボレート)4.0g(5.65ミリモル)の混
合物を、3ツ首フラスコ内でアセトン550ml中に僅かに
温めて溶解させる。室温でヘキサフルオロアンチモン酸
ナトリウム4.38g(16.94ミリモル)を加え、その混合物
を4時間攪拌する。メチレンクロライド600mlを加えた
後、反応混合物を0〜5℃で 攪拌し、過する。液から溶媒をロータリーエバポレ
ータで除去し、残渣を水50ml中で室温にて3時間攪拌す
る。懸濁物を再び過し、残渣を高真空中、室温で12時
間攪拌する。これによりp−キシリレンジ(ジベンジル
スルホニウム)ジ(ヘキサフルオロアンチモネート)5.
2g(理論量の91%)が融点130〜133℃の無色結晶の形で
得られる。1 H‐NMR(100MHz,d6−アセトン)ppm: 4.95(一重線,12H);7.40(多重線,24H) 使用実施例 実施例A エポキシ分5.25当量/kgのビスフェノールAジグリシジ
ルエーテル70g、エポキシ分7.1当量/kgの3′,4′−エ
ポキシシクロヘキシルメチル3,4−エポキシシクロヘキ
サンカルボキシレート30g及び実施例1のジベンジルエ
チルスルホニウム ヘキサフルオロアンチモネート2gを
三本ロールミルで均質化して微細な懸濁物にする。この
混合物のゲル化時間を熱い金属プレート(ゲル時間プレ
ート)上にて120℃で測定する。混合物の反応性及びガ
ラス転移温度(TG)を示差走査熱量計(DSC)、スイス
国グライフェンゼー(Greifensee)のメトラー社(Mett
ler AG)製のDSC TA3000装置で次のように測定した。
第1作動(50°ないし300℃;加熱速度10°/分):エ
ンタルピーピークの最大温度(ピーク温度)及び反応エ
ンタルピー(ΔH)の測定。
第2作動(50°ないし250℃;加熱速度10°/分):エ
ルタルピージャンプ(平均値)に基づくTGの測定。
測定結果を第1表に示す。
実施例B スルホニウム塩として実施例2のトリベンジルスルホニ
ウム ヘキサフルオロアンチモネート2gを用い実施例A
のようにして混合物を製造した。ゲル化時間、ピーク温
度、ΔH及びTGをこの混合物についても測定した。測定
結果を第1表に示す。
実施例C 実施例1のジベンジルエチルスルホニウム ヘキサフル
オロアンチモネート1gをメチルヘキサヒドロフタル酸無
水物20g中に溶解して透明溶液を得る。この溶液を実施
例Aと同様にしてビスフェノールAジクリシジルエーテ
ル70g及びエポキシ分7.1当量/kgの3′,4′−エポキシ
シクロヘキシルメチル3,4−エポキシシクロヘキサンカ
ルボキシレート30gと混合し、均一な液体を得る。ゲル
化時間、ピーク温度、ΔH及びTGをこの配合剤について
も測定する。測定結果を第1表に示す。
実施例D スルホニウム塩として実施例2のトリベンジルスルホニ
ウム ヘキサフルオロアンチモネート1gを用い、実施例
Cのようにして混合物を製造する。この混合物について
もゲル化時間、ピーク温度、ΔH及びTGを測定する。測
定結果を第1表に示す。
実施例E スルホニウム塩として実施例3のトリベンジルスルホニ
ウム ヘキサフルオロアルセネートを用い、実施例Cの
ようにして混合物を製造する。ゲル化時間、ピーク温
度、ΔH及びTGをこの混合物についても測定する。測定
結果を第1表に示す。
実施例F 実施例AのビスフェノールAジグリシジルエーテル100g
及び実施例2のトリベンジルスルホニウム ヘキサフル
オロアンチモネート1gを約50℃に加熱することによって
均一な溶液を製造する。ゲル化時間、ピーク温度、ΔH
及びTGをこの混合物についても測定する。測定した結果
を第1表に示す。
実施例G 実施例Fのように、実施例Aの3′,4′−エポキシシク
ロヘキシルメチル3,4−エポキシシクロヘキサンカルボ
キシレート100g及び実施例2のトリベンジルスルホニウ
ム ヘキサフルオロアンチモネート1gを50℃に加熱する
ことにより均一な溶液を製造する。この混合物のゲル化
時間、ピーク温度、ΔH及びTGに関する測定結果を第1
表に示す。
実施例H−1ないしH−14 実施例Cに従い、実施例4ないし17のスルホニウム塩を
各場合、メチルヘキサヒドロフタル酸無水物20g中に溶
解し、必要であれば100℃以下に加熱し、そしてビスフ
ェノールAジグリシジルエーテル70g及び3′,4′−エ
ポキシシクロヘキシルメチル3,4−エポキシシクロヘキ
サンカルボキシレート30gと混合することにより均一な
溶液を得る。これら混合物の測定結果を第2表に示す。
実施例I−1及びI−2 実施例Cに従い、スルホニウム塩1gを各場合、メチルヘ
キサヒドロフタル酸無水物20gに溶解し、必要により100
℃以下に加熱し、そしてビスフェノールAジグリシジル
エーテル50g及びエポキシ分6.1当量/kgのビスフェノー
ルFジグリシジルエーテル50gと混合し均一な液体を得
る。測定結果を第3表に示す。
実施例K−1ないしK−4 各場合スルホニウム塩1gを反応溶媒10gに溶解し、そし
てビスフェノールAジグリシジルエーテル50g及びビス
フェノールFジグリシジルエーテル50gと混合して均一
な液体を得る。測定結果を第4表に示す。

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】次式I、II、III又はIV 〔各式中、 Aは炭素原子数1ないし12のアルキル基、炭素原子数3
    ないし8のシクロアルキル基、炭素原子数4ないし10の
    シクロアルキルアルキル基、非置換の又は炭素原子数1
    ないし8のアルキル基、炭素原子数1ないし4のアルコ
    キシ基、ハロゲン原子、ニトロ基、フェニル基、フェノ
    キシ基、アルコキシ基中に1ないし4個の炭素原子を有
    するアルコキシカルボニル基又は炭素原子数1ないし12
    のアシル基でモノ−又はポリ置換されたフェニル基を表
    わし、 Ar、Ar1及びAr2は互に独立して各々非置換の又は炭素原
    子数1ないし8のアルキル基、炭素原子数1ないし4の
    アルコキシ基、ハロゲン原子、ニトロ基、フェニル基、
    フェノキシ基、アルコキシ基中に1ないし4個の炭素原
    子を有するアルコキシカルボニル基又は炭素原子数1な
    いし12のアシル基でモノ−又はポリ置換されたフェニル
    基を表わすか、或は非置換の又は炭素原子数1ないし8
    のアルキル基、炭素原子数1ないし4のアルコキシ基、
    ハロゲン原子、ニトロ基、フェニル基、フェノキシ基、
    アルコキシ基中に1ないし4個の炭素原子を有するアル
    コキシカルボニル基又は炭素原子数1ないし12のアシル
    基でモノ−又はポリ置換されたナフチル基を表わし、 各アリーレン基は非置換の又は炭素原子数1ないし8の
    アルキル基、炭素原子数1ないし4のアルコキシ基、ハ
    ロゲン原子、ニトロ基、フェニル基、フェノキシ基、ア
    ルコキシ基中に1ないし4個の炭素原子を有するアルコ
    キシカルボニル基又は炭素原子数1ないし12のアシル基
    でモノ−又はポリ置換されたフェニレン基を表わすか、
    或は非置換の又は炭素原子数1ないし8のアルキル基、
    炭素原子数1ないし4のアルコキシ基、ハロゲン原子、
    ニトロ基、フェニル基、フェノキシ基、アルコキシ基中
    に1ないし4個の炭素原子を有するアルコキシカルボニ
    ル基又は炭素原子数1ないし12のアシル基でモノ−又は
    ポリ置換されたナフチレン基を表わし、そして Q はSbF6 -,AsF6 -又はSbF5OH-を表わす〕で表わされ
    るスルホニウム塩。
  2. 【請求項2】Aが炭素原子数1ないし12のアルキル基、
    炭素原子数3ないし8のシクロアルキル基、炭素原子数
    4ないし10のシクロアルキルアルキル基、非置換の又は
    炭素原子数1ないし8のアルキル基、炭素原子数1ない
    し4のアルコキシ基、ハロゲン原子、ニトロ基、フェニ
    ル基、フェノキシ基、アルコキシ基中に1ないし4個の
    炭素原子を有するアルコキシカルボニル基又は炭素原子
    数1ないし12のアシル基でモノ−又はポリ置換されたフ
    ェニル基を表わし、Ar、Ar1及びAr2が互に独立して各々
    非置換の又は炭素原子数1ないし8のアルキル基、炭素
    原子数1ないし4のアルコキシ基、ハロゲン原子、ニト
    ロ基、フェニル基、フェノキシ基、アルコキシ基中に1
    ないし4個の炭素原子を有するアルコキシカルボニル基
    又は炭素原子数1ないし12のアシル基でモノ−又はポリ
    置換されたフェニル基を表わすか、或は非置換の又は炭
    素原子数1ないし8のアルキル基、炭素原子数1ないし
    4のアルコキシ基、ハロゲン原子、ニトロ基、フェニル
    基、フェノキシ基、アルコキシ基中に1ないし4個の炭
    素原子を有するアルコキシカルボニル基又は炭素原子数
    1ないし12のアシル基でモノ−又はポリ置換されたナフ
    チル基を表わし、そしてQ がSbF6 -、AsF6 -又はSbF5OH
    -を表わす請求項1記載の式I又はIIで表わされるスル
    ホニウム塩。
  3. 【請求項3】Aが炭素原子数1ないし12のアルキル基を
    又は、非置換の又はハロゲン原子又は炭素原子数1ない
    し4のアルキル基で置換されたフェニル基を表わし、A
    r,Ar1及びAr2が互に独立して各々非置換の又は炭素原子
    数1ないし8のアルキル基、炭素原子数1ないし4のア
    ルコキシ基、Cl又はBrでモノ−又はポリ置換されたフェ
    ニル基を表わし、そしてQ がSbF6 -又はSbF5OH-を表わ
    す請求項1記載の式I又はIIで表わされるスルホニウム
    塩。
  4. 【請求項4】Ar,Ar1及びAr2が互に独立して各々非置換
    の又は炭素原子数1ないし8のアルキル基、炭素原子数
    1ないし4のアルコキシ基、Cl又はBrで置換されたフェ
    ニル基を表わし、そしてQ がSbF6 -又はSbF5OH-を表わ
    す請求項1記載の式IIで表わされるスルホニウム塩。
  5. 【請求項5】トリベンジルスルホニウム ヘキサフルオ
    ロアンチモネート、トリス(p−メチルベンジル)スル
    ホニウム ヘキサフルオロアンチモネート、トリス(p
    −クロロベンジル)スルホニウム ヘキサフルオロアン
    チモネート及びジベンジルフェニルスルホニウム ヘキ
    サフルオロアンチモネート。
  6. 【請求項6】(a)請求項1記載の式I、II、III又はI
    Vで表わされるスルホニウム塩の少なくとも1種と、 (b)カチオン重合性有機材料の少なくとも1種を含有
    する硬化性混合物。
  7. 【請求項7】式I又はIIで表わされるスルホニウム塩を
    含有する請求項6記載の硬化性混合物。
  8. 【請求項8】Aが炭素原子数1ないし12のアルキル基を
    表わし、Ar,Ar1及びAr2が互に独立して各々非置換の又
    は炭素原子数1ないし8のアルキル基、炭素原子数1な
    いし4のアルコキシ基、Cl又はBrでモノ−又はポリ置換
    されたフェニル基を表わし、そしてQ がSbF6 -又はSbF
    5OH-を表わす式I又はIIで表わされるスルホニウム塩を
    含有する請求項6記載の硬化性混合物。
  9. 【請求項9】スルホニウム塩としてトリベンジルスルホ
    ニウム ヘキサフルオロアンチモネートを含有する請求
    項6記載の硬化性混合物。
  10. 【請求項10】カチオン重合性有機材料としてエポキシ
    樹脂を含有する請求項6記載の硬化性混合物。
  11. 【請求項11】更に(c)熱硬化剤を含有する請求項6
    記載の硬化性混合物。
  12. 【請求項12】熱硬化剤としてポリカルボン酸無水物を
    含有する請求項11記載の硬化性混合物。
  13. 【請求項13】請求項6記載の混合物を熱硬化して得ら
    れた重合有機材料。
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